「日本人」の検索結果
全体で1,335件見つかりました。
舞台は大正時代。旧制高等学校高等科3年生の穂村烈生(ほむら・れつお 20歳)と神之屋月衛(かみのや・つきえ 21歳)の結成するミステリー研究会にはさまざまな怪奇事件が持ち込まれる。ある夏の日に持ち込まれたのは「髪が伸びる日本人形」。相談者は元の人形の持ち主である妹の身に何かあったのではないかと訴える。一見、ありきたりな謎のようだったが、翌日、相談者の妹から助けを求める電報が届き…!?
神社の息子で始祖の巫女を降ろして魔を斬る月衛と剣術の達人である烈生が、禁断の愛に悩みながら怪奇事件に挑みます。
登場人物
神之屋月衛(かみのや・つきえ 21歳):ある離島の神社の長男。始祖の巫女・ミノの依代として魔を斬る能力を持つ。白蛇の精を思わせる優婉な美貌に似合わぬ毒舌家で、富士ヶ嶺高等学校ミステリー研究会の頭脳。書生として身を寄せる穂村子爵家の嫡男である烈生との禁断の愛に悩む。
穂村烈生(ほむら・れつお 20歳):斜陽華族である穂村子爵家の嫡男。文武両道の爽やかな熱血漢で人望がある。紅毛に鳶色の瞳の美丈夫で、富士ヶ嶺高等学校ミステリー研究会の部長。書生の月衛を、身分を越えて熱愛する。
猿飛銀螺(さるとび・ぎんら 23歳):富士ヶ嶺高等学校高等科に留年を繰り返して居座る、伝説の3年生。逞しい長身に白皙の美貌を誇る発展家。ミステリー研究会に部員でもないのに昼寝しに押しかけてくる。育ちの良い烈生や潔癖な月衛の気付かない視点から、推理のヒントをくれることもなくはない。
文字数 70,546
最終更新日 2022.12.21
登録日 2022.12.17
(各話には、それぞれの物語に対応した”挿絵”が添えられています。)
上海で再会した日本人作家・安倍真言(あべ まこと)は、
編集者の林莉莉(リン・リリィ)から、
中国各地に伝わる“百の怪”を聞かされる。
蝶が声を奪い、蛇が夢を癒やし、
骨が命を語り、香が記憶を消す。
そして、人が“鬼”となる。
現実と幻想の境に立つ彼は、
いつしか物語の中へと踏み込み、
自らもまた“語りの鬼”へと変わっていく――。
時を越え、国を越え、
人の心に宿る闇と美を描く連作怪異譚。
『華夏百鬼抄(かかひゃっきしょう)』
語り継がれる限り、鬼は死なない。
文字数 18,950
最終更新日 2025.11.21
登録日 2025.11.04
異世界にて100年に1度出現し、どんな願いでも叶えてくれる器、『聖杯』。
聖杯が現れるたび、異世界人たちは激しい争いを繰り広げていた。
そして今回現れた聖杯は……なんと日本人のフリーター、宮地正輝が拾ってしまう。そんな彼の元に、一人の少女がやってきた。
少女の名はリディア。聖杯をみだりに使用されないように結成された組織、聖杯協会の手先であった。
しかしすでに聖杯は正輝の元に。正輝は聖杯に彼女が欲しいと願おうとする。
「私が、あなたの彼女になります! そうすれば聖杯は不要でしょう!?」
これは高卒フリーター宮地正輝が、たまたま聖杯を拾ったことにより、異世界の大きな争いに巻き込まれながら、リディア可愛い〜ってなる話!
文字数 74,473
最終更新日 2024.08.24
登録日 2024.08.12
海外へホームステイにやって来た日本人の青年。夜雲 穣。
ルームメイトの思いつきで、心霊スポットへ向かうことになった。
穣は幽霊や妖怪が苦手だったが、言葉の壁があったりでルームメイトと離れて行動することが出来ずについて行くことに───。
そこへ現れた幽霊。いや、妖怪。日本で会うことのなかった妖怪に驚き、逃げる穣達の前に一人の少女が現れた。
サツキという名の少女は、妖怪を前に動じることなく穣達を逃がすのであった───。
妖怪、幽霊、悪魔、英雄にUMA。それら【怪異】に立ち向かう一人の少女とその弟。
穣は次第に彼女達の秘密を知っていくこととなる───。
※この作品は、「意味が分かったとしても意味のない話」の外伝作品となります。本編では、日本(神風支部)が邪神復活を阻止するために活動していた裏で、別の場所で起きていたもう一つの「意味のない話」になります。
そのため、「意味ない」本編を知らなくても読める作品になっています。
文字数 72,688
最終更新日 2026.03.31
登録日 2026.02.28
日本人の少年ーー春輝は事故で失ったはずの姉さんが剣と魔法のファンタジーな異世界にいると地球の神様に教えられて、姉さんを追ってラウトという少年に異世界転生を果たす。
しかし、飛ばされた先は世界最難関のダンジョンで
しかも、いきなり下層で絶体絶命!?
そんな危機を乗り越えて、とんでもなく強くなったラウトの前に現れたのは・・・
それから、出会った仲間たちと旅をするうちに、目的を忘れて異世界を満喫してしまう。
そんなラウトの冒険物語。
最後にどんでん返しがある予定!?
どんな展開になるか予測しても面白いかも?
基本的にストレスフリーの主人公最強ものです。
話が進むにつれ、主人公の自重が消えていきます。
一章は人物設定や場面設定が多く含まれているのですが、8話に《8.ざっくり場面設定》という、2〜7話までのまとめみたいなものを用意しています。『本編さえ楽しめれば、それでいい』という方は、それを読んで、2〜7話は飛ばしてください。
『ストーリーも楽しみたい』という方は、2〜7話を読んで、8話を飛ばしてください。
ちなみに、作者のオススメは後者です!!
作品へのご意見は感想でお聞かせいただけると嬉しいです。
感想には責任を持って全てに返信させていただきますので、何かあればご遠慮なくお申し付けください。
※不定期更新
文字数 236,161
最終更新日 2020.09.30
登録日 2019.11.23
リング・ボウ侯爵令息は仮婚約したばかりのチェリー嬢を怒らせてしまうが余裕で謝りもしない。
何故なら彼女は前世でも夫婦だった運命の相手!
だから多少怒らせても大丈夫…と思っていたら仮婚約破棄!?
何故だ!?
チェリー嬢は前世を忘れているのだな?
思い出させなければと焦るリング…
前世日本人が異世界に生まれ変わっている設定です。
異世界はドレス、馬車、騎士の世界観です。
*本作品の無断転載・AI学習への利用を禁止します。
文字数 4,535
最終更新日 2025.06.19
登録日 2025.06.19
この世界には、光が強すぎるがゆえに生じる「仄暗い」深淵が存在する。
ある者は、狂った執着から逃れるために異界の迷宮へ迷い込み、ある者は、己の写し身である人形に人間としての証を突きつけられる。
血の赤、陶器の白、そして闇に溶ける銀の光。
しかし、僅かな光でも、ジュエルは輝く。
ゴシック・ホラーの世界観で贈る、オムニバス・ストーリー。
構成
第一章 人形の迷宮
「美しさは罪だ」——教授はそう嘲り、異国の血を引く美貌の青年・玲を監禁した。机上に並ぶ冷たい器具。人間ではなく、美しい標本として切り刻む準備が整っていた。絶望の極致、玲は極彩色の光に呑み込まれ、見知らぬ迷宮へ転移する。
そこで出会ったのは自動人形アルカナ——魂魄を削って玲を呼び寄せた守護者。日本人形が追いかけ、兵士人形が刃を振るい、鏡は呪いを映す。迷宮を抜ける試練の果て、玲は自らと瓜二つの人形と対峙する。証明は成った——彼は人間だ。だがそれは救いではなく、冷酷な現実への回帰を意味していた。
第二章 亡霊の騎士
妻の死後、故郷を離れて旅していたアルフレドは、廃砦で焚き火を焚いてしまう。そこは禁足の地――妖精の騎士と呼ばれる亡霊が彷徨う場所だった。
命乞いしたアルフレドは、亡霊に課せられた試練を受ける。それは花嫁衣装と金のリボン、銀の冠を市場から持ち帰ることだった。
やがて約束を果たしたアルフレドの前に、見知った顔が現れる。妻の面影を被った亡霊は、アルフレドの心に何をもたらすのか――古い砦に秘められた、二つの魂の夜。
第三章 妖精郷の崩壊
ケルトの妖精郷に、傷だらけの青年が迷い込んだ。若い妖精・明け方のルリは彼を「夏至祭のゲスト」として迎え、看病するうちにその心臓の鼓動に魅せられていく。沼のバンシー、水馬、鬼火——怪異たちが跋扈する夜を、ふたりは夫婦のように寄り添って過ごした。だが夏至祭の朝、石のナイフが振るわれたとき、妖精郷は思いもよらぬ形で終わりを迎える。
文字数 10,993
最終更新日 2026.03.16
登録日 2026.03.06
[有り]主人公おっさん(ギリ三十代)・異世界召喚・剣と魔法・モンスター・エルフ・ヒロイン(三人?)・お肌の触れ合い・洞窟探索・ギルド・神様・ギフト・タメ口・謎・伏線・魔界・奴隷制度・古代文明
[無し]若返り・ステータスオープン・レベル・鑑定能力・翻訳・魔法学校・的当て・追放・ざまぁ・主人公最強・イキリ・スタンピード(すべて第一部時点で)
第一部完結済み。 約二十万字。
第二部以降の伏線と構想はあるので、反響を見て続きを書くか決めます。
植草紫苑三十八歳が街で“正義の味方”をしていると、突然頭に少女の声が響き、雷に撃たれたような衝撃を受けて昏倒する。気付いたところは異世界の森の中で、魔法使いの扮装をした謎の少女に“日本人やろ?”と問い詰められる。謎の少女は何者か。紫苑はこの世界でなにをさせられるのか。
文字数 189,577
最終更新日 2024.09.17
登録日 2024.07.14
異世界に移動前の現代日本人勇者×異世界の魔王。
異世界にチート召喚される前の勇者を始末してしまおうと、現代日本へ来た魔王。しかし、日本の普通がわからずに困っていた。そこで手助けしてくれた人間の好意に甘え、一緒に住む事になるが、その人間はお目当ての召喚前の勇者だった。互いに惹かれていく二人だが、魔王はチート勇者召喚をどう阻止するのか。
※勇者の元婚約者が出ます(名前も出ない女性です)
※ムーンライトノベルズにも掲載
文字数 13,528
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.26
※今まで我儘放題でごめんなさい!これからは平民として慎ましやかに生きていきます!の続編第4弾となります。過去作の登場人物も出てきますが今までの話の内容が分からなくても単体で読めます。
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ガンドヴァ王国の第五王子として生を受けたヴォルテル・セド・ガンドヴァは、ガンドヴァの王族らしい悪逆無道、残酷無比な王子だった。
10歳の時に乗馬訓練で無理をし落馬。頭を打ち付けた衝撃で前世、日本人だった頃の記憶を取り戻す。
当時のヴォルテルは暴食の限りを尽くしそれはそれは見事な巨体だったが、必死にダイエットを行い痩せることに成功する。性格も以前とは異なり使用人に対しても優しくなったことで、使用人たちとの関係も修復される。
ガンドヴァは王位継承権争いで兄弟仲は最悪。特に第一王子は野心の塊で、ヴォルテルもいつ殺されるかわからない状況だった。
生き残るために専属護衛のディルクと共に毎日鍛錬に励んでいたが、とうとう第一王子が行動に移す。宮を焼かれ襲撃されたヴォルテルはディルクと共に命からがら逃げだして、敵国であるリッヒハイム王国へ亡命することになるのだが…。
⚫︎R-18です。エロがある話には※印付いてます。
⚫︎1日2回8:00と17:00に更新します。
⚫︎最終話まで執筆済み。
文字数 122,875
最終更新日 2024.02.22
登録日 2022.06.24
12歳の少年・吉里 優は、母親が日本人の世界的なピアニスト、父親がイギリス人の整体外科だったが、母親は病気で、父親は一週間前に不慮の事故で亡くした。
そんな彼がいきなり中世ファンタジー世界に連れ去られ、チートになるお話。
さあ、悪魔に心をとられずに、この裏側世界の真実を暴けるのか。
☆異世界召喚とは違い、現実世界の裏にあたる世界にトリップ
☆ゲーム的なアレも一切なし。アイテムボックスとか、ステータスとか、都合のいいもんあると思うなよ
☆社会風刺的な要素も、楽しんでください
☆そのうち、恋愛ものにもしたい、BLっぽい表現はあるかも。本来、ハーレムもんがいいんだけどなぁ(そこまで続けられるのか汗)
☆読みにくいけど、しっかり文を書きたい。硬派、単に面白いよりも、真理を混ぜたい(参考にしてるのは、ナポレオン・ヒルさん)
☆初投稿だから、大目に見てください!!(;´・_・`)ゞァセァセ
文字数 70,420
最終更新日 2017.11.03
登録日 2017.09.12
世界で最も有名な絵師「葛飾北斎」
そのダイナミックな構図と躍動感溢れる描写は、海外でも高く評価されています。
現在の「漫画」にも通じる彼のセンスや技法などは、200年以上経った現在でも全く色褪せることはありません、いや、むしろやっと時代が彼に追いついたというべきでしょうか・・・・。
生涯何度もペンネームを変えた北斎、最終ネームは「画狂老人卍」(お墓の名前もそうなってる)なので、学校の歴史の教科書なども「画狂老人卍」にしたらいいと思います・・・。
その北斎さんも、春画(エロ絵)を描いていたのは有名なお話。
漫画家さんや声優さんなども、エロと一般でペンネーム・芸名を使い分ける方もいますが、北斎さんが春画を描く際のペンネームは・・・
「鉄棒ぬらぬら」
・・・・もうね、このセンス・・・最高過ぎます!これも教科書に載せるべきでしょう(笑)
で、その北斎さん・・・いや、「鉄棒ぬらぬら」さんが描いた超有名な絵がいわゆる、
「蛸と海女」
今や世界に誇る日本のポップカルチャー「HENTAI」
その中でも、海外の人の間では日本人と言えば「ブッカケと触手が好きな人達」というイメージが定着しているとかなんとか・・・(泣)
そんな触手モノを200年以上先取りした北斎先生の「蛸と海女」
全裸の海女さんに絡みつく二匹の蛸・・・・構図からして最高ですが、背景にビッシリと書きこまれたセリフ。
実は、これも北斎さんが書いた文章だとか・・・・。
もうノリノリです、生活の為にやむを得ずエロ絵の仕事を・・・とか、そういうノリでは絶対ありません。
エロさ爆発、ヤル気マンマンです!もう楽しくて楽しくて仕方ないって感じ!
そんな、「蛸と海女」のストーリーをアホSS(ショートストーリー)にしてみました。
例によって、脳味噌が腐って流れ出してゆくようなアホエロをご堪能下さい。
だいたい3話か4話くらいで完結・・・予定です(鼻ほじ~)
文字数 7,007
最終更新日 2020.09.18
登録日 2020.09.13
燃えるような紅血、激しい血潮、生血の温かさ、鮮血の匂い、鉄の味――五感のすべてが赤く染まる場所に、少年は立っていた。
レオガルド。かつて、魔族により絶望で覆い尽くされた異世界。そして、勇者によって金色の夜明けがもたらされた世界。
土雲切と十九人のクラスメイトは、突如としてレオガルドへ迷い込む。
日本人はその際、神から「特別な力」を授かる。だが土雲切は、“何も授からなかった”。
この日を境に、彼は運命の底へと突き落とされ、世界から拒絶されていく。
贖罪、苦悩、絶望――それでも彼は、歩みを止めなかった。
これは、レオガルドに語り継がれる“聖戦”の、もうひとつの真実。
太陽を喰らう時、世界は再び昏い闇に覆われる。
彼は、世界の敵か、それとも――。
文字数 219,892
最終更新日 2026.04.16
登録日 2024.09.24
70年前の幼い記憶から始まる感動的なエッセイ。炊きたてのご飯の上で踊る鰹節を見て「これ生きているの?」と母に尋ねた朝食風景から、現代の深刻な「コメ騒動」まで、日本人と米の関係を描く。
戦後復興期の農村での米作り体験、高度経済成長期の減反政策、農家の高齢化と後継者不足、食料自給率38%という危機的状況を検証。回転寿司の「しゃり小」ボタンに感じた違和感を通じて、米への敬意の喪失を鋭く指摘する。
「空気を見ずと安全保障はタダ」という防衛論を引用し、日本人が水、平和憲法、そして米まで「タダ同然」に扱ってきたツケが今回ってきたと警鐘を鳴らす。単なる農業問題を超えて、日本人のアイデンティティと文化継承の危機を訴える力作。「お米には七人の神様がいる」という先人の教えと現代社会の対比を通じて、私たちが取り戻すべき「食への敬意」を問いかける
文字数 5,881
最終更新日 2025.06.05
登録日 2025.06.05
ゾンビものです。NYに留学の下見で出かけた主人公が、付いた次の日に回りがゾンビだらけの街になってしまった。日本人の彼は街の中で金髪のアリスと出会う、武装したアリスに武器の使い方を教わりながらしばらく過ごすうちに好きになるが――。
ゾンビの出る大衆娯楽かも知れない。
文字数 58,482
最終更新日 2017.04.05
登録日 2017.03.31
テンプレ転生者マークトは辟易していた。
新しい人生に次々襲い来るテンプレ的イベントにである。
街道を歩けば必ず馬車襲撃の現場に出くわし、初めてのクエストではオークキングに遭遇し、貴族と知り合いになれば陰謀に巻き込まれ、ダンジョンに入れば魔物が溢れ出す。
まさに【名探偵のジレンマ】的【転生者のテンプレ】。
「僕の人生……年をとってもこのまま波乱まみれなのかな……もう疲れてきたよ……」
大過のなかった日本人時代を思い出し、郷愁を覚えていたマークトはある日……冒険者ギルドの掲示板で【日本語】で書かれた文章を目にする。
『日本人転生者はいませんか?うちで保護しますよ?~~異世界日本人村』
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いろいろ拗らせた人たちが出てきますのでご注意くださいw
登録日 2018.12.04
美食とは、文明の停滞に対する最も優雅な反逆である――。
料理の良し悪しを決めるのは腕ではない。知識だ。
なぜ肉に焦げ目をつけると旨くなるのか。なぜ魚の臭みは消えるのか。
その問いに分子の名前で答えられる者だけが、食材の本当の声を聞ける。
アースヴァルに流れ着いたアラフォー社畜のロクジが引いたスキルは、『不純物抽出』。
水の濁りを除く程度の雑用魔法――だが「不純物」の定義権は、術者の頭脳にある。
酸化ヘモグロビンの構造を思い描ける人間が振るえば、最弱のスキルはあらゆる食材の下処理を一瞬で完璧に仕上げる凶器へと化ける。
二年の肉体労働でようやく貯めた開業資金は、奴隷商から虐待されていた獣人の子どもの前を素通りできなかったことで消えた。
マルクスなら「下部構造の崩壊」と呼んだだろう。私はもっと端的に言う――破産、と。
無一文の料理人が竈を組む場所はダンジョンしかなかった。
食材は魔物の肉。千年間「食えない」と信じられてきたもの。
だがフグを最初に口にした日本人に比べれば、可愛いものだ。
やがて一本の串が狂戦士を黙らせ、煙は宮廷の窓辺にまで届くことになる。
私の厨房には看板娘が一人いるだけだ。しかも犬の耳が生えている。
だが歴史上、旨い飯で負けた革命はまだない――。
これは、ハズレスキルと博覧強記で異世界の千年の停滞を胃袋から覆し、救世主と呼ばれた男の記録である。
文字数 61,219
最終更新日 2026.04.05
登録日 2026.03.28
彼は幼い頃から他人には無いある能力があった。彼は両親と共に出掛けた海外旅行の最中、彼の能力を気味悪がっていた両親に捨てられる。行き場のない彼は犯罪組織に攫われ傭兵団に売られ、気付いた時には一流の傭兵になっていた。しかし紛争地域での作戦で彼の所属していた外人部隊は見捨てられ全滅してしまう。
そして彼は前世の記憶と能力を持ったまま新たな生を受けるがそこでも彼は両親に疎まれる。
そんな彼が拾った1人の少女。彼女もまた特異な存在だった。
本作品は『いや、自由に生きろって言われても。』のスピンオフ的位置付けになっております。興味を持たれた方は『いや、自由…』の方もお読み頂けると作者が喜びます。
2017.2.26 完結しました。ご愛読ありがとうございました。
本作品は小説家になろうでも投稿されています。
文字数 126,702
最終更新日 2017.02.26
登録日 2017.01.01
