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全体で1,718件見つかりました。
※この作品は過去に投稿していた物を大幅に加筆し修正した物です
追加閑話完結しました
貴族や平民などの立場に関わらず、保有する魔力の量が多いほど偉いと言う世界。
しかし、長い時間が流れその認識は徐々に薄れて行った。
今はただ、魔力を多く保有しているのは貴族に多く、そのため魔力を多く保有していると言うよりも貴族であるからこそ偉いと言う認識が広がっているのだ。
そんな世界に平民でありながら、保有する魔力が異常な程多く生まれ持っていたレイアは、国の意向で無理やり王子と婚約させられていた。
本音を言えば拒否したかったレイアではあるが、いくら魔力を多く保有しているとはいえ平民の出である以上、貴族主義の国の意向に逆らうことは出来ないため、国王と話し合った上で渋々その婚約を受け入れていた。
そんな中、国王も出席している会食でいきなり王子から直接、婚約破棄を突き付けられる。
理由は、レイアが平民出身だから。
周りが騒めきに包まれている中、王子はレイアを見下しながら一人の令嬢を自身の隣に招く。そして何故か濁った瞳を大きく開いて宣言した。
「お前との婚約を破棄し、俺はお前の義妹であるアイリと婚約する!」
しかし、レイアはそれを聞いて内心では歓喜していた。
「おい国王! 聞いていましたね! 契約通り私は自由にさせてもらいますね!!」
レイアは王子と婚約する際に、賭けとして国王と契約していたのだ。
契約内容は、正式に婚姻する前に王子が私情で婚約破棄を宣言した場合、レイアが自由にしても良いという物。
国王との賭けに勝ったレイアは、今まで自由にできなかった時間を取り戻すかのように、自由気ままに行動を開始するのであった。
※この世界での王族は、広い意味で貴族扱いです。
読んでくださった方も、見に来てくださった方もありがとうございます
2023.02.14 9時〜2023.02.15 9時 HOTランキング1位にランクインしました。本当にありがとうございます!
文字数 131,314
最終更新日 2023.05.26
登録日 2023.01.31
アリシアとロバートが結婚したのは一年前。
貴族にありがちな親と親との政略結婚だった。
二人は婚約した後、何事も無く結婚して、ロバートは婿養子としてこの家に来た。
しかし結婚してから一ヶ月経った頃、「出かけてくる」と言って週に一度、朝から晩まで出かけるようになった。
アリシアはすぐに、ロバートは幼馴染のサラに会いに行っているのだと分かった。
彼が昔から幼馴染を好意を寄せていたのは分かっていたからだ。
しかし、アリシアは私以外の女性と一切関わるな、と言うつもりもなかったし、幼馴染とも関係を切れ、なんて狭量なことを言うつもりも無かった。
だから、毎週一度会うぐらいなら、それくらいは情けとして良いだろう、と思っていた。
ずっと愛していたのだからしょうがない、とも思っていた。
一日中家を空けることは無かったし、結婚している以上ある程度の節度は守っていると思っていた。
しかし、ロバートはアリシアの信頼を裏切っていた。
そしてアリシアは家からロバートを追放しようと決意する。
文字数 16,867
最終更新日 2021.07.29
登録日 2021.07.12
聖女として5歳で異世界から召喚されたノアは、聖女でありながら男だった。
『聖女は国王に嫁がねばならない』。
そんな『しきたり』から始まった婚約破棄騒動。ノアは悪い噂を流され冤罪にかけられ、不毛の地オデッサへ追放となる。死刑宣告のような追放だったが、ノアの【聖女】としての力は本物だった。
王弟アレクシスは何もかも捨ててノアを追いかけ、もう遠慮は要らないとばかりに養い子であったノアに愛を囁く。戸惑いながらも『憧れのお兄さん』であったアレクシスに少しずつ絆されていくノア。【聖女】や英雄王弟を失って少しずつ崩壊が始まるヴァンダル王国。
だがこの不完全な世界は終わりを告げようとしていた。
スパダリ系ストーカー元王弟×フェロモン系天然元聖女(♂)。
異世界大量転生シリーズ裏世界編、開幕です。
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* ATTENTION *
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*オリジンとか、第●世代とか、シリーズ中の独自設定が出ます。わからない設定は随時更新する【00 人物紹介とネタバレ含む裏設定】を見てください。
*タグを良くご確認下さい。苦手な方はご遠慮ください。
*フェロモン垂れ流す受けですが、エロは少ないです。入る時はタイトルに*マークが付きます。
文字数 96,464
最終更新日 2020.09.09
登録日 2020.06.19
若き侯爵ジョサイアは結婚式直前、愛し合っていたはずの婚約者に駆け落ちされてしまった。
急遽の結婚相手にと縁談がきた伯爵令嬢レニエラは、以前夜会中に婚約破棄されてしまった曰く付きの令嬢として知られていた。
間に合わせで自分と結婚することになった彼に同情したレニエラは「私を愛して欲しいなどと、大それたことは望んでおりません」とキッパリと宣言。
元々結婚せずに一人生きていくため実業家になろうとしていたので、これは一年間だけの契約結婚にしようとジョサイアに持ち掛ける。
愛していないはずの契約妻なのに、異様な熱量でレニエラを大事にしてくれる夫ジョサイア。それは、彼の元婚約者が何かおかしかったのではないかと、次第にレニエラは疑い出すのだが……。
また傷付くのが怖くて先回りして強がりを言ってしまう意地っ張り妻が、元婚約者に妙な常識を植え付けられ愛し方が完全におかしい夫に溺愛される物語。
文字数 100,236
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.15
代々魔術師の名家であるローエルシュタイン侯爵家は二人の聖女を輩出した。
一人は幼き頃より神童と呼ばれた天才で、史上最年少で聖女の称号を得たエキドナ。
もう一人はエキドナの姉で、妹に遅れをとること五年目にしてようやく聖女になれた努力家、ルシリア。
ルシリアは魔力の量も生まれつき、妹のエキドナの十分の一以下でローエルシュタインの落ちこぼれだと蔑まれていた。
しかし彼女は努力を惜しまず、魔力不足を補う方法をいくつも生み出し、教会から聖女だと認められるに至ったのである。
エキドナは目立ちたがりで、国に一人しかいなかった聖女に姉がなることを良しとしなかった。
そこで、自らの家宝の杖を壊し、その罪を姉になすりつけ、彼女を実家から追放させた。
「無駄な努力」だと勝ち誇った顔のエキドナに嘲り笑われたルシリアは失意のまま隣国へと足を運ぶ。
エキドナは知らなかった。魔物が増えた昨今、彼女の働きだけでは不足だと教会にみなされて、姉が聖女になったことを。
ルシリアは隣国で偶然再会した王太子、アークハルトにその力を認められ、宮廷ギルド入りを勧められ、宮仕えとしての第二の人生を送ることとなる。
※旧タイトル『妹が神童だと呼ばれていた聖女、「無駄な努力」だと言われ追放される〜「努力は才能を凌駕する」と隣国の宮廷ギルドで証明したので、もう戻りません』
文字数 76,210
最終更新日 2021.07.31
登録日 2021.07.10
金があれば何でもできる、予想外な出来事にも対応できる。そう思っていた二十八歳の青年、鏡谷知里〈かがみやちさと〉。
車に轢かれたと微かな記憶はあるが、次に目を覚ました時には見覚えのない場所に居た。
冒険者のような服を着た男と魔法使い風の女。岩壁の広場の奥には、大型トラックの倍は大きいドラゴンが、俺達三人を見下ろしていた。
なんで、なんで俺がこんなことに巻き込まれないといけないんだよ。俺はただ、静かに家で通帳を眺めながら生活していたかっただけなのに。命を懸けた戦闘なんて絶対にやりたくなかったのに、世界を救いたいとかもないのに。
右の中指に嵌められている指輪、アビリティからの説明で俺は唖然。だが、やらなければ俺に平穏は訪れないと諦めた。
アビリティの言う"元主"の魔力と大量の魔法を思う存分利用し、金を一番に考え目的を達成していこう。
そう思っていたのもつかの間、チート能力をゲットし、無双してきた俺の前に現れたのはチート級以上に強いこの世界を束ねる者達。
「この世界を束ねている組織があるみたいだが、腐ってんな。そいつらをどうにかしねぇと俺の平穏は訪れないみたいだし。金を稼ぎつつ、俺は出来る限り楽をし、この世界をまとめる奴をぶっ飛ばす」
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
文字数 780,150
最終更新日 2024.06.15
登録日 2023.04.23
50年前、世界中に突如現れた天にまで登る巨大な塔。その日を境にゲートとダンジョンが大量に発生した。
モンスターと戦うため人類の1割が覚醒者となり、ハンターとして人類を救うための戦いが始まった。
小さい頃ハンターに助けられた花王実(かおうみのる)は、その日からハンターになることを夢見ていた。
夢が叶いハンターになれたが、一般人と大して変わらない一番下のE級。
それでも憧れの人に少しでも近づければと思い、毎日鍛錬を続けモンスターと戦う日々を過ごした。
ある日、協会からの応募でD級ダンジョンを調査することになった。
そこで仲間に裏切られ生け贄にされてしまう。
死ぬ直前にダンジョンに隠されたシークレットミッションをクリアし新たな能力を手に入れた。
実にだけ与えられるミッション。
それにクリアすれば新たな力を手に入れられる。
ウィンドウの指示に従い力を手に入れた実は一体どこまでレベルアップできるのか……?
最弱ハンターの成り上がりが今始まる!!カクヨム・小説家になろう、開催中。
文字数 15,698
最終更新日 2024.06.15
登録日 2024.06.11
小説『無限のスキルゲッター!』第5巻が発売されました! 書籍版はこれで完結となります。
書籍版ではいろいろと変更した部分がありますので、気になる方は『書籍未収録①~⑥』をご確認いただければ幸いです。
そしてこのweb版ですが、更新が滞ってしまって大変申し訳ありません。
まだまだラストまで長いので、せめて今後どうなっていくのかという流れだけ、ダイジェストで書きました。
興味のある方は、目次下部にある『8章以降のストーリーダイジェスト』をご覧くださいませ。
書籍では、中西達哉先生に素晴らしいイラストをたくさん描いていただきました。
特に、5巻最後の挿絵は本当に素晴らしいので、是非多くの方に見ていただきたいイラストです。
自分では大満足の完結巻となりましたので、どうかよろしくお願いいたしますm(_ _)m
ほか、コミカライズ版『無限のスキルゲッター!』も発売中ですので、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
【あらすじ】
最強世代と言われる同級生たちが、『勇者』の称号や経験値10倍などの超強力なスキルを授かる中、ハズレスキルどころか最悪の人生終了スキルを授かった主人公ユーリ。
しかし、そのスキルで女神を助けたことにより、人生は大逆転。
神様を上手く騙して、黙っていても毎月大量の経験値が貰えるようになった上、さらにランダムで超レアスキルのオマケ付き。
驚異の早さで成長するユーリは、あっという間に最強クラスに成り上がります。
ちょっと変な幼馴染みや、超絶美少女王女様、押しの強い女勇者たちにも好意を寄せられ、順風満帆な人生楽勝モードに。
ところがそんな矢先、いきなり罠に嵌められてしまい、ユーリは国外へ逃亡。
そのまま全世界のお尋ね者になっちゃったけど、圧倒的最強になったユーリは、もはや大人しくなんかしてられない。
こうなったら世界を救うため、あえて悪者になってやる?
伝説の魔竜も古代文明の守護神も不死生命体も敵じゃない。
あまりにも強すぎて魔王と呼ばれちゃった主人公が、その力で世界を救います。
文字数 1,341,615
最終更新日 2023.02.22
登録日 2020.03.03
大量の魔獣によって国が襲われていた。
最後の手段として行った召喚の儀式。
儀式に巻き込まれ、別世界に迷い込んだ拓。
剣と魔法の世界で、魔法が使える様になった拓は冒険者となり、
鍛えられた体、体、身体の逞しい漢達の中で欲望まみれて生きていく。
マッチョ、ガチムチな男の絡みが多く出て来る予定です。
苦手な方はご注意ください。
文字数 762,151
最終更新日 2024.06.09
登録日 2022.02.20
文字数 33,580
最終更新日 2022.07.16
登録日 2020.07.24
───あなたのお役に立てない私は身を引こうとした……のに、あれ? 逃げられない!?
伯爵令嬢のルキアは、幼い頃からこの国の王太子であるシグルドの婚約者。
家柄も容姿も自分よりも優れている数多の令嬢を跳ね除けてルキアが婚約者に選ばれた理由はたった一つ。
多大な魔力量と貴重な属性を持っていたから。
(私がこの力でシグルド様をお支えするの!)
そう思ってずっと生きて来たルキア。
しかしある日、原因不明の高熱を発症した後、目覚めるとルキアの魔力はすっからかんになっていた。
突然、役立たずとなってしまったルキアは、身を引く事を決めてシグルドに婚約解消を申し出る事にした。
けれど、シグルドは──……
そして、何故か力を失ったルキアと入れ替わるかのように、
同じ属性の力を持っている事が最近判明したという令嬢が王宮にやって来る。
彼女は自分の事を「ヒロイン」と呼び、まるで自分が次期王太子妃になるかのように振る舞い始めるが……
文字数 95,501
最終更新日 2022.07.19
登録日 2022.07.04
誰もが二十歳までにスキルを発現する世界で、エリクが手に入れたのは「素材変質」というスキルだった。
スキル一覧にも載っていないレアスキルに喜んだのも束の間、それはどんな素材も劣化させてしまう外れスキルだと気づく。
そのスキルによって働いていた錬金工房をクビになり、生活費を稼ぐために仕方なく冒険者になったエリクは、街の外で採取前の素材に触れたことでスキルの真価に気づいた。
「素材変質スキル」とは、採取前の素材に触れると、その素材をより良いものに変化させるというものだったのだ。
スキルの真の力に気づいたエリクは、その力によって激レア素材も手に入れられるようになり、冒険者として、さらに錬金術師としても頭角を表していく。
また、エリクのスキルを気に入った存在が仲間になり――。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています。
文字数 197,551
最終更新日 2024.06.12
登録日 2023.05.06
「死にたい…今何連勤だっけ…?」
主人公の佐藤裕二はブラック企業勤めのサラリーマン。
手取り15万で残業月平均200時間以上。
馬車馬のように働かされる毎日を送っていた。
「危ない!!轢かれるぞ!!」
そんなある日、裕二はトラックに轢かれそうになっている幼子の身代わりとなって死んでしまう。
気づけば白い世界にいた裕二はそこで、神の使いを名乗る少女と出会うことになる。
「佐藤裕二さん。死んだあなたには二つの選択肢があります。天国へ行くか、それとも転生するかです」
見目麗しいその少女は、裕二が望むならば、魔法の存在する異世界に記憶を保ったまま転生させてくれるという。
「転生させてください。やり残したことがいっぱいあるんです」
「わかりました。では第二の人生をお楽しみください」
かくして裕二は剣と魔法のファンタジー世界に赤ん坊として転生したわけなのだが…
「し、信じられない…!五つの魔法属性全てに適性があるだと…!?普通はどれかひとつだけなのに…!?」
「ん…?」
「しかも、魔力測定水晶を破壊するほどの体内魔力量だと…!?この子にはかつて世界を救った勇者以上の素養があるぞ…!」
「えっ…?」
歳を取るについれて、その世界の常識ではあり得ないような魔法の才能が次々に明らかになっていき…?
「あり得ない!この子は神の使いか何かだ…!」
「すごすぎる!前代未聞だ…!」
「間違いなく歴史に名を残す偉大な魔法使いになるだろう…!」
「いやいやいや!?」
気づけば裕二はまだ十歳にもならないうちから周囲にもてはやされ、尊敬されるとんでもない魔法使いへとなっていたのだった。
「俺を転生させるときに何かしたな!?こんなの流石にチートすぎるだろ!?」
文字数 345,554
最終更新日 2023.04.09
登録日 2022.11.16
泣き虫カロリーナは食べる事と婚約者の第二王子ライオネルが大好きな由緒正しき伯爵家の令嬢。
十六歳になり、フィルジリア上級学園に期待に胸を膨らませて入学するも、そこでライオネルの女性の好みは細っそりとしたスレンダー美人で、婚約者であるカロリーナに不満を抱いているという話を耳にしてしまう。
カロリーナは名前の呪いか高カロリーな食べ物が大好き。
体型も“ややぽちゃ”というライオネルの好みとは正反対だ。
おまけにライオネルの側には常に彼の理想を具現化したような女子生徒が側にいて……。
ライオネルとキャッキャウフウフの学園生活を送れると思っていたカロリーナは心機一転、痩せるまでは婚約者の前に姿を現さないと決める。
天賦の才か祖父仕込みか隠れんぼが得意なカロリーナの珍妙な学園生活が始まる。
作者は元サヤハピエン溺愛主義でございます。
いつも無理やりこじつけからの〜捻じ曲げて元サヤに持って参りますので、アンチ元サヤの方はそっ閉じをお勧めいたします。
いつもながらの完全ご都合主義、ノーリアリティノークオリティのお話です。
誤字脱字も大変多いです(断言)何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
コレらの注意事項をよくお読みになられて、用法用量を守って正しくお読みくださいませ。
小説家になろうさんでも投稿しています。
文字数 58,569
最終更新日 2023.06.23
登録日 2023.06.09
家柄こそ全て!
名家生まれの主人公は、絶望しながら死んだ。
そんな彼が生まれ変わったのがとある成り上がりラノベ小説の世界。しかも悪役貴族。
名家生まれの彼の心を占めていたのは『家柄こそ全て!』という考え。
新しい人生では絶望せず、ついでにウザい成り上がり共(元々身分が低い奴)を蹴落とそうと決心する。
別作品の執筆の箸休めに書いた作品ですので一話一話の文章量は少ないです。
軽い感じで呼んでください!
※不快な表現が多いです。
なろうとカクヨムに先行投稿しています。
文字数 268,480
最終更新日 2024.06.14
登録日 2024.01.30
※本作は、シリーズ作品の三作目となります。
前作、前々作は、小説家になろう様、カクヨム様にてご覧いただけます。
ヘルデンと呼ばれる大陸に、千年に渡り君臨してきたタウゼント帝国。
この旧き国家は、変革を強いられようとしていた。
産業革命と、国民意識の醸成によって生起した西の隣国・アルエット王国での民衆蜂起は王政を打倒し共和制国家を樹立させた。
平民による新国家を中心とする共和主義の熱狂は膨張し、封建制社会から脱却できずにいる帝国を危機にさらしつつある。
大量生産の開始と、国民国家の形成により達成された、以前は不可能だった規模での大量動員。
共和国建国の英雄であるムナール将軍に率いられた強大な国民軍は胎動し、その支配地を拡大しつつあった。
その一方で、帝国貴族たちは権力闘争に明け暮れていた。
千年以上もの間続いてきた帝国は、今後も無条件に続くという傲慢。
ほとんどの貴族たちは時代が変わりつつあるのに気づかず、あるいは黙殺していた。
この状況を憂いたのは、帝国に五つ存在する被選帝侯の一つ、ノルトハーフェン公爵家を継承した少年・エドゥアルド。
彼は自国だけでもと改革を行い、富国強兵、議会の設立などの政策を実施し、公国を帝国でも随一の精強な国家に育て上げた。
そして帝国貴族たちが己の利益を最大化することに奔走し内乱を引き起こしたのを機に、自身が新たな国家指導者となるべく立ち上がり、盟友、オストヴィーゼ公爵・ユリウスと共に勝利をつかんだ。
だが、エドゥアルドの進む道は茨の道。
勝利を得たとはいえ、三百を超える諸侯の意識を変え、旧態依然とした帝国の在り方を刷新するのは、簡単なことではなかったのだ。
そんな彼を影となり支える存在があった。
メイドのルーシェ。スラム街で育ち、人知れず消え去ろうとしていた命を救われたことをきっかけに、彼に仕えることとなった少女。
これは、若き皇帝となった少年と、メイドとなった少女の物語。
〇作者他作品紹介
・殺陣を極めたおっさん、異世界に行く。村娘を救う。自由に生きて幸せをつかむ
異世界に転生した元時代劇の役者、立花 源九郎。本物の[サムライ]となったアラフォーのおっさんが、自分の生き方を見つけていく物語。
・星屑拾いのステラ
終末世界。[星屑]を拾い集めながら暮らす少女、ステラが、[楽園]を探し求める物語。カクヨムコン参加作品(カクヨムのみの公開です)
他掲載サイト:小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+
文字数 221,419
最終更新日 2024.06.15
登録日 2023.12.08
異世界転生したら王子でした。
如月一眞は通り魔に襲われ、あれやこれやで異世界転生する。だが婚約者は姪っ子で、前世のネトゲ仲間の親友。しかも乙女ゲームの世界だと!?
そんなの攻略法さえ知ってりゃ問題ない!どうせならMMO気分で楽しもうか!
書いてる人間がお腐れなので微妙に臭います。
『公爵令嬢は奪われる』シリーズにリンクしていますが、読んでなくても何とかなります。
本編終了しました。
文字数 115,796
最終更新日 2019.11.27
登録日 2019.08.12
とある街の山の中に建っている、小中高一貫である全寮制男子校、華織学園(かしきのがくえん)─通称:“王道学園”。
全学園生徒の憧れの的である生徒会役員は、全員容姿や頭脳が飛び抜けて良く、運動力や芸術力等の他の能力にも優れていた。また、とても個性豊かであったが、役員仲は比較的良好だった。
さて、そんな生徒会役員のうちの1人である、会計の水無月真琴。
彼は己の本質を隠しながらも、他のメンバーと各々仕事をこなし、極々平穏に、楽しく日々を過ごしていた。
あの日、例の不思議な転入生が来るまでは…
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作者は執筆初心者なので、おかしくなったりするかもしれませんが、温かく見守って(?)くれると嬉しいです。
学生のため、ストック残量状況によっては土曜更新が出来ないことがあるかもしれません。ご了承下さい。
所々シリアス&コメディ(?)風味有り
*表紙は table__さんの はりねず版男子メーカー(2) で作成しました
*多少内容を修正しました。2023/07/05
*タグを追加しました。2022/12/30
*お気に入り数が100になっていました!!これからも更新していくので、読んで頂けると嬉しいです!2023/03/07
*お気に入り数200突破!!有難う御座います!2023/08/25
*エブリスタでも投稿し始めました。アルファポリス先行です。2023/03/20
文字数 124,584
最終更新日 2024.05.18
登録日 2022.09.11
この世界の人間達は皆魔力を所有している。その魔力の保有量は人それぞれ差があり、魔力が多いものほど人生に於て優位な立場に立てる。
また、他の者の魔力を奪い自分のモノにする事も可能だ。いわゆる弱肉強食の世界。
ここ、『アシオン』の現王も他の魔力を奪うことで、力を増大させこの王の座に着いた。
人の道として他のモノを奪うなど道徳的にも御法度と言えるのだが、この王の即位後、王自らの行為を正当化するため『他の者から魔力を奪うことを可とする』と言う新たな法を立法した。
そのため今の王になってから、いったいどれほどの人の命が魔力の奪い合いで消えてしまったのか。
そんな悪王に半ば強制的に仕えさせられている「カイル」は、勅令により赴いた地で樹木の魔物に襲われている「シン」と言う少年を助ける。
シンは、この国では見たこともない風貌と紫の瞳を持った異国の少年だった。
そのシンは魔力量が桁違いに多く、その力を欲する王に目を付けられてしまう。そしてシンは、魔力を魔石として取り出されそうになる。
魔石とは、奪い取った魔力を石のように具現化したものだ。その魔石を服用すれば、魔力を奪ったときと同じようにその魔力を使うことができる。
だが、その魔石を作るためにはかなりの魔力を濃縮して作るため、通常なら数人分の魔力で魔石は1個から2個ほどしか作ることが出来ない。
魔力をすべて魔石に変えられた者の末路は、消滅しかない。
文字数 9,487
最終更新日 2024.06.15
登録日 2024.05.25