「乾燥」の検索結果

全体で53件見つかりました。
52 123
恋愛 連載中 長編
前世は化粧品メーカーの開発職。 今世は、落ちぶれた貧乏男爵家の地味令嬢――。 ​そんなリーゼのもとに、ある日、国屈指の権力者であるアレクシス公爵が訪れる。 眩い金髪に美しい顔立ちの彼だったが……連日の激務のせいで、目の下にはどす黒いクマ、お肌は乾燥でボロボロの過労死寸前状態だった! ​「美形が台無しです! お肌が悲鳴を上げていますわ!」 ​美容オタクの血が騒いだリーゼは、周囲の静止も聞かず、自作の魔導クレンジングとぷるぷる化粧水、ハーブのホットアイマスクで彼を無理やり【極上フルコースケア】してしまい――!? ​「……お前、俺にどんな禁忌の魔法をかけた?」 ​翌朝、奇跡のビフォーアフターで心も体もすっきりした冷徹公爵様は、リーゼの手をガシッと掴み、「俺の専属アドバイザー兼、偽りの婚約者になれ」と迫ってきて……!? ​お肌のテロは許さない美容オタク令嬢が、現代知識と魔導調合で異世界にビューティー革命を起こす! 仕事中毒な冷徹公爵様が、健気な彼女にじわじわ骨抜きにされていく、お仕事サクセス&溺愛ファンタジー、ここに開幕!
24h.ポイント 327pt
小説 4,339 位 / 225,739件 恋愛 2,279 位 / 65,767件
文字数 85,347 最終更新日 2026.07.02 登録日 2026.06.18
ファンタジー 連載中 短編
「料理人は国の役に立たない」  その一言で、俺は十年間勤めた王宮を追い出された。  名前はルーク・アッシュフォード、三十二歳。外れ職業の料理人。  騎士でも魔法使いでもない、ただ飯を作るだけの男。  怒鳴りもせず、泣きもせず、仕込みの引き継ぎだけ済ませて城を出た。  荷物は包丁二本と砥石だけ。行き先は、辺境。 ---  追放の日の夕方、路傍で行き倒れの少女と出会った。  腹が減っているのか——なんとなく声をかけて、あり合わせの食材で飯を作った。  乾燥豆と塩漬け肉と野草。大した料理じゃない。  「……おいしい」  その一言で、俺は気づいた。  十年間、一度も言われなかった言葉を、今日初めてもらったことに。 ---  流れ着いた辺境の村は、貧しくて、土地が痩せていて、よそ者に冷たかった。  それでも俺は飯を作り続けた。  するとおかしなことが起きた。  魔物が村に近づかなくなった。  枯れかけた畑が、一夜で青くなった。  病に伏せっていた老人が、翌朝けろりと起き上がった。  スキル鑑定士いわく——「料理付与、神級。前代未聞です」。  そんなものがあったのか。俺にはよく分からないが、旨けりゃいいんじゃないか。 ---  一方、俺を追い出した王国では、じわじわと食事が崩壊し始めていた。  宮廷料理は栄養こそあるが「何か」が足りない。  騎士の体調が落ち、王族が床に伏せり、国中に干ばつが迫る。  やがて王都から早馬が来る。  「料理人ルークを王都へ連行せよ」という勅命状を携えて。  連行、ですか。  今夜の仕込みが終わっていないんですが。 ---  静かな料理人と、懐いてくる孤児の少女。  罪悪感を抱えた元同僚の騎士。  頑固だけど公正な辺境の村長。  そして、自分の判断ミスに気づき始める元上司。  誰も怒鳴らない。誰も泣き崩れない。  ただ、飯が旨い。それだけで、世界が少しずつ変わっていく。  食材の声を聞き、火加減を整え、腹が減った人間に食わせる。  それだけを十年間やってきた男の、静かな逆転の話です。 ---  強さも復讐も関係ない。  ただ、誰かのために飯を作る——それだけが、最強だった。
24h.ポイント 278pt
小説 5,155 位 / 225,739件 ファンタジー 870 位 / 52,433件
文字数 40,147 最終更新日 2026.07.01 登録日 2026.06.29
恋愛 完結 短編 R15
「君との結婚生活は、無味乾燥で耐えがたいものだった」  結婚して三年間、一度も屋敷に寄り付かなかった夫・ベルクランから突きつけられたのは、あまりに身勝手な離縁状だった。  しかし、超ポジティブ思考の令嬢・ゼナディアは悲しむどころか、「これで自由になれる!」と大喜び。 慰謝料代わりに譲り受けたのは……
24h.ポイント 191pt
小説 7,600 位 / 225,739件 恋愛 3,445 位 / 65,767件
文字数 83,180 最終更新日 2026.05.09 登録日 2026.05.09
恋愛 完結 長編 R18
この国では誰でも1つ2つ、なにかしらのスキルを持って生まれてくる。 生活に便利な『洗浄』『乾燥』『調理』なんてのはもっともポピュラーで、男の子には『怪力』『強化』『飛行』なんてのが人気があるわね。だからって望んで手に入るものではないんだけどね。 それでもこの私、リナリー・クロッカに与えられたスキルはどう考えてもおかしいと思うのよ。 唯一まともと言えるのがスピードスキルの『音速』だけ。 あとは、国が指定する特殊スキルが3つも! 『傾国の美貌』に『籠絡』でしょ、さらには『淫魔』だなんて。 男の人を誑かすためにあるようなスキルばっかり・・・ だから私、卒業後はお色気ハニートラップ要員として国の諜報部へ取り込まれることが決まっているの。 ・・・でもね、せめて初めてくらいは自分の好きな人に捧げたいってそう思ったのよ。 だから今日の目的はこうよ。 「ずっと好きだったカイルを襲って私の純潔を押し付けてやる!」 さあ、気合入れていくわよ! ♦♥♦―――――♦♥♦ 12話辺りで完結予定です。 途中、R18要素が出てきますのでご注意ください。 よろしくお願いします(´∇`)
24h.ポイント 106pt
小説 10,787 位 / 225,739件 恋愛 4,915 位 / 65,767件
文字数 34,669 最終更新日 2020.10.06 登録日 2020.09.24
恋愛 完結 短編 R18
娘の美奈は(JS5)本当に可愛い。そしてファザコンだと思う。 毎朝毎晩のトイレに一緒に入り、 お風呂の後には乾燥肌の娘の体に保湿クリームを塗ってあげる。特にお尻とお股には念入りに。ここ最近はバックからお尻の肉を鷲掴みにしてお尻の穴もオマンコの穴もオシッコ穴も丸見えにして閉じたり開いたり。 そうしてたらお股からクチュクチュ水音がするようになってきた。 お風呂上がりのいい匂いと共にさっきしたばかりのオシッコの匂い、そこに別の濃厚な匂いが漂うようになってきている。 でも俺は娘にイタズラしまくってるくせに最後の一線だけは超えない事を自分に誓っていた。 でも大丈夫かなぁ。頑張れ、俺の理性。
24h.ポイント 85pt
小説 12,154 位 / 225,739件 恋愛 5,541 位 / 65,767件
文字数 11,023 最終更新日 2023.03.05 登録日 2023.03.05
恋愛 完結 長編 R15
彼氏から突然言われた言葉。 「別れよう。」 その言葉はちゃんと受け取ったけど、飲み込むことができない私は友達を呼び出してやけ酒を飲んだ。 飲み過ぎた帰り、イケメン消防士さんに助けられて・・・新しい恋が始まっていく。 「男ならキスの先をは期待させないとな。」 「俺とこの先・・・してみない?」 「もっと・・・甘い声を聞かせて・・?」 私の身は持つの!? ※お話は全て想像の世界になります。現実世界と何ら関係はありません。 ※コメントや乾燥を受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
24h.ポイント 85pt
小説 12,154 位 / 225,739件 恋愛 5,541 位 / 65,767件
文字数 109,752 最終更新日 2020.10.28 登録日 2020.10.08
恋愛 完結 長編
「芋女に王妃の座は似合わぬ」 王都の舞踏会でそう言い放たれ、婚約破棄された公爵令嬢シュガー・ビート。 北の領地は“芋とビール”が特産の寒冷地――王都の貴族にとっては、笑いものの土地だった。 けれど現実はもっと残酷。 砂糖は南国からの輸入品で超高額、蜂蜜も庶民には手が届かない。生乳は腐り、ふわふわの菓子も作れない。 王都で「スイーツの出せるカフェ」など成立しない――それが常識だった。 絶望して北へ戻った彼女が手にした武器は、転生者としての知識。 ジャガイモのでん粉と、ビール造りの麦芽から“黄金の蜜(水飴)”を生み出し、硬いパンしかない世界に甘味の光を灯していく。 しかし甘味が広がるほど、麦芽を巡る争いが起き、王都は税と命令で利権を奪いに来る。 「甘いもの」は、舌だけでなく、金と権力まで動かしてしまうのだ。 ならば――奪えない甘味へ。 寒さと乾燥に恵まれた北で、彼女は“白い根菜(てんさい)”に賭ける。 泥の汁から、灰と冷気で白い結晶を育て、ついに“北糖”を生み出す。 王妃にはならない。 王都の命令書にも屈しない。 北の冬と暮らしを守るため、甘味を「規格」にして支配する―― 芋女と蔑まれた令嬢が、畑と手順で王都を黙らせる。 白い冬を、甘い国に変える、爽快“甘味革命”ざまぁ恋愛譚。
24h.ポイント 49pt
小説 16,863 位 / 225,739件 恋愛 7,574 位 / 65,767件
文字数 60,828 最終更新日 2026.05.06 登録日 2026.05.06
ファンタジー 連載中 長編 R15
幼馴染のオルフェからもらった花冠が明日にはシナシナになってしまうと悲しんでいたら、ドライフラワーにすればいいと言われ、ふと『乾燥』してドライフラワーになればいいのにと思ったリサーネに、祝福が舞い降りた。その日からリサーネの生活は一変する。ドラウベル侯爵家の息子のアーノルドと強引に婚約させられ、親から引き離されてしまった。だがオルフェは、騎士になり必ず助けに行くと誓うのだった。
24h.ポイント 21pt
小説 26,546 位 / 225,739件 ファンタジー 4,084 位 / 52,433件
文字数 62,615 最終更新日 2025.09.13 登録日 2025.08.29
BL 連載中 長編 R18
※BLです ※アイドル×アイドルです。 ※総愛され主人公(受)です。 固定カプがお好きな方はムーンライトノベルズに固定ルートを掲載しておりますのでそちらをどうぞ! ※大人な表現入ってます。(注意書きなく急にはじまります) ※妄想話が入ると様々なプレイが飛び出すことがあるので、ご注意下さい。 ※誤字、表現不足は本当に力不足でごめんなさい。 ※不定期更新です 【あらすじ】 幼い頃からキラキラしたものが好きだった市川七瀬(いちかわななせ)は、母親に連れていってもらったアイドルのコンサートでその世界に憧れてアイドルになることを夢見た。 そして、アイドルのたまごのチャイドルになったが、口下手で愛想笑いができない七瀬は同期や先輩に「お前はアイドルに向いていない」と言われる。 そんな中、同じチャイドルでも特別な存在だと言われていた相川すばるに出会う。 そこにいるだけで世界がキラキラとしているようなすばるの存在に憧れ、いつか一緒にアイドルになりたいと目標を持った。 それが叶い、同じアイドルグループとしてデビューできた。 七瀬、すばる、そして同期で仲良くしていた河北渚(かわきたなぎさ)と佐々木葵(ささきあおい)の4人グループだ。 そして、デビューしてから5周年のツアー最終日に初めてサプライズとして発表されたのは七瀬とすばるが二人で活動するユニットだった。 驚きいっぱいのコンサートの後で知らされたのはグループのファンたちに腐女子が多いことと自分たちをカップルとして妄想されていること!? そんな仲良しアイドルグループのわちゃわちゃイチャイチャストーリーです。 ✴✴✴ ボイスドラマ制作いたしました! 【キャスト】 市川七瀬:乃木悠星様 相田すばる:颯様 佐々木葵:乾燥様 河北渚:立知鼎様 登場人物のみんながSSRのアイドルとしてお仕事しているラジオ風ボイスドラマや季節のイベントボイスやファンサオフ動画など無料で公開しています! ぜひお聴きください! 『アイドルはナマモノですか!?』まとめ一覧 https://ci-en.dlsite.com/creator/14620/article/779428 また、有料版となりますがR18ボイスドラマもございます。大変えっちです。ぜひお聴きください。 【R18BLボイスドラマ】 「ラジオ収録のそのあとで①」(SSRラジオ#1) https://harukanasora.booth.pm/items/4423000 SSRの楽曲を作りました! ボイスドラマのキャスト様たちがアイドルSSRとして歌ってくださってます。 【オリジナル曲】 『sweet candy』/SacredSugar https://harukanasora.booth.pm/items/4555564
24h.ポイント 14pt
小説 31,472 位 / 225,739件 BL 7,802 位 / 31,033件
文字数 108,289 最終更新日 2023.03.02 登録日 2020.01.01
ファンタジー 連載中 長編
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ? コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。 (あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw) 台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。 読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。 (カクヨムにも投稿しております)
24h.ポイント 7pt
小説 38,296 位 / 225,739件 ファンタジー 5,921 位 / 52,433件
文字数 119,912 最終更新日 2024.01.21 登録日 2024.01.03
恋愛 完結 短編
コインランドリーの乾燥機をかけた時のふわっと感が大好きで通う女と……なぜかコインランドリーに行くと寝れることに気が付いた男の話 「今日乾燥機回しに行かれるんですよね?」 「いや、めっちゃ外晴れてましたけど……」 コインランドリーの魔女と慕われ不眠症の改善のためになぜか付きまとわれる羽目になった。 「寝させてください……」 「いや、襲われてる感出すのだけはやめようか、うん」
24h.ポイント 7pt
小説 38,296 位 / 225,739件 恋愛 16,585 位 / 65,767件
文字数 65,282 最終更新日 2019.08.09 登録日 2019.07.07
ファンタジー 連載中 長編
公爵家の長女レインは、魔力が一切なく、授かったスキルも洗濯物を乾かす程度の【乾燥】だった。無能として家を追放された彼女は、婚約破棄と共に「死の砂漠」と呼ばれる辺境へ送り込まれる。 しかしレインは、このスキルの本質が「対象の水分量を原子レベルで自在に操作する」ことだと気づく。彼女は砂漠の植物から一瞬で水分を抜き、栄養を極限まで凝縮した超高カロリーのドライフルーツを量産。さらに大気中の水分を操ることで、砂漠のど真ん中に巨大なオアシスを出現させる。 レインの領地は、圧倒的な保存食と希少な水資源の供給源として、瞬く間に世界一の経済都市へと変貌。彼女は「砂漠の聖女」として崇められるようになる。 一方、レインを捨てた帝国は、異常気象による大洪水と、その後の深刻な水質汚染に見舞われていた。浄化の術を持つレインを求め、かつての家族や元婚約者が泣きついてくるが、彼女は広大なオアシスの王座で冷ややかに告げる。 「私の乾燥は、もう貴方たちの涙すら枯らしてしまったわ」
24h.ポイント 7pt
小説 38,296 位 / 225,739件 ファンタジー 5,921 位 / 52,433件
文字数 33,501 最終更新日 2026.03.15 登録日 2026.03.01
恋愛 連載中 長編
希望のない人生を送るタカハシは気が付けば35歳になっていた。 心が枯れ果てたこの男は、嬉しいだとか愛しいだとか正の感情がほとんどない。 しかし、ある出会いをきっかけに彼の人生は変わってゆく。 音楽が彩る、小さな愛のお話。
24h.ポイント 0pt
小説 225,739 位 / 225,739件 恋愛 65,767 位 / 65,767件
文字数 32,932 最終更新日 2024.02.04 登録日 2022.02.16
ミステリー 完結 長編
東京で人が、突然、ミイラになる事件が起きる。刑事が事件を追うが、真相にたどりつけない。 一方、女性科学者が地球の砂漠化を防ぐために、遺伝子操作で乾燥に強い植物を作り出すのだが……。
24h.ポイント 0pt
小説 225,739 位 / 225,739件 ミステリー 5,325 位 / 5,325件
文字数 117,301 最終更新日 2021.11.01 登録日 2021.09.06
ChatGPTによる小説の超辛口レビュー ChatGPT がよくあるネット小説(架空の小説です)に超辛口でレビューをします。ですので、ストレス耐性のない作者様は閲覧注意です。 例 ChatGPT による小説の超辛口レビューというタイトルの超辛口レビューをして →アイデア ❌ アイデア自体に目新しさがなく、これまでにも数多く似たようなコンセプトが扱われています。AIによる批評というテーマは面白いかもしれませんが、その展開には新しさや意外性が感じられず、既視感が強いです。 ストーリー ❌ この作品、ストーリーに関しては全くの無味乾燥です。ChatGPTがただ淡々と小説を批評しているだけで、物語が進行するわけでもなく、何の感情も引き出されません。批評という行為自体が一方的で、ストーリーの展開に驚きや引き込まれる要素がなく、退屈極まりないです。 文章・表現 ❌ 文章に感情や工夫が欠けていて、ただ単調に言葉を並べているだけのように感じます。批評は冷徹で機械的であり、どこか無機質。読者を引き込むための表現力やユニークさがまるで無いので、文章自体が一切の魅力を持っていません。 テンポ・構成 ❌ 物語の進行も非常に遅く、何の展開もないまま同じような批評が繰り返されるだけで、全くテンポが感じられません。読んでいる間にどんどん退屈になり、終わりが来ることをただただ待つだけという状態です。 結論 ❌ アイデアだけは少し興味を引きますが、実際の内容には全く魅力がありません。AIによるレビューというテーマには可能性がありますが、それをどう料理するかが問題で、この作品ではその可能性を引き出せていません。冷徹で無感情なレビューの連続に過ぎず、まったく心に残るものはありません。 点数:20点/100点
24h.ポイント 0pt
小説 225,739 位 / 225,739件 エッセイ・ノンフィクション 8,802 位 / 8,802件
文字数 6,852 最終更新日 2025.12.25 登録日 2025.02.13
大衆娯楽 連載中 短編
防犯カメラの設置作業の息抜き中、何とも珍しい光景に出会った。 便所に設置された黒いスピーカーから雅楽が奏でられている。 振り向けば、道路を跨いで鳥居、その向こうの地獄の石段を老若男女が登る。 直線。立石寺の約五分の一程の段数でも気を抜けない。 脚と肺の苦痛が参拝者を襲っても、赤錆に塗れた手摺り付きの欠けた石段に一度踏み入れば、周囲の目と背後の開放感に圧倒される。 万が一に怯えながら頂上の平地に到達しても安心や達成感など湧き上がらない。 「二度と登らない」と白茶色の土に吐き出した直情は、顔を上げた瞬間乾燥する。 まだある。その先が隋神門。その先の道を歩んで漸く漆塗りの本殿へと辿り着くが、その時には既に真面な顔にはなっていない。帰る時の事を思えば尚更。 迂回する道は葛折の山道と東参道、駐車場に繋がる比較的楽な坂道があるが、後者らは表参道からは遠く、其方から訪れた者には忌避感を誘う。 死ぬ予定は無い。 今回は迂回して葛折の山道から本殿へ向かう。 緑灰茶の三色の世界に飛び込むと、鳩が岩に石を積んでいた。 豆を与えると翼を広げて、灰と茶の地面に散らばった豆に飛び込む。拍子に積んだ石を崩した。無数の軽い音に驚き、少し項垂れると散った石を再び積み始めた。 再度豆を放る。無限ループ。飽きた。 項垂れる鳩を横目にその場を去った。 七曲と言っても一桁と油断すれば損をする。そんな坂を越えて神社へと続く二つの鳥居と賑わいを目に安心を得る。 茶屋がある。 窓の張り紙に甘酒が下町の酒屋産の米麹で造られていると記述されている。 揚げ餅と甘酒を頼むと、馬が高い声で鳴いた。 薄紙に包まれた揚げ餅と紙コップに注がれた甘酒を乗せた黒い盆を受け取り、木製の長椅子に腰を落とす。 缶の甘酒は舌触りが水っぽく、糖分の主張が強くジュースに近いが本場の甘酒は如何に。 米の香りが鼻腔を通る。水っぽさは無く甘味は薄い。この様な味を世では上品と呼ぶのだろう。胃がぐわぁっと温まる感触が心地良い。 抱擁感のある熱と喉越しに美味いと何度も呟く。 次は揚げ餅。自宅の醤油とは明らかに違うこの抱擁感のある甘い香りは宛ら香水で永遠に嗅いでいたい。 しかし咀嚼する程、舌と胃が不快感を得た。食感と海苔の味は悪くないが、油濃さが辛い。 ともあれ神社で食べる事で味の評価も擁護される。情報を調味料にするのも案外楽しい。 突然鋭い雨粒に撃たれた。歯磨き粉臭にペトリコールと鉄が混じる。寒い。 早急に帰宅すれば早々に固定電話から「森の熊さん」が流れた。 寒い。ストーブの電源を入れる。 画面に発信者の名は無い。番号も無い。受話器を取らずにいると留守番電話に変わり、待機中の音楽が流れた。 寒い。 窓が割れた。今更ストーブが低い音を出した。全く、どうかしている。 寒い。焦るのは私の方だ。暑い。
24h.ポイント 0pt
小説 225,739 位 / 225,739件 大衆娯楽 6,040 位 / 6,040件
文字数 14,377 最終更新日 2025.04.25 登録日 2025.04.25
ファンタジー 完結 長編
「味は、生きる邪魔だ」。雪と氷に閉ざされた極寒のポストアポカリプス。人類は効率的に生き延びるため、感情を殺し、無味乾燥な「配給ペースト」を啜っていた。だが、調理師のカイトだけは抗い続ける。「まずい飯を食うのは、人間をやめるのと同じだ」。 共同体を追放された彼は、吹雪の果てに氷壁で眠る少女・エルセリアを救い出す。彼女は熱を奪う力を持ち、世界を凍らせた元凶と恐れられる存在だった。しかし、カイトが振る舞う一杯のスープが、彼女の孤独と世界の冷気を溶かしていく。 これは、たった一つの小鍋で絶望を煮込む物語。規律が支配する氷の世界を、料理の「匂い」と「熱量」が塗り替えていく。たとえ世界が凍てついていても、胃袋までは屈しない。 「俺の料理なら、あんたを温められる」 一杯のスープから始まる、最も熱くて美味しい世界再生ファンタジー、開幕!
24h.ポイント 0pt
小説 225,739 位 / 225,739件 ファンタジー 52,433 位 / 52,433件
文字数 109,399 最終更新日 2026.05.29 登録日 2026.04.21
ファンタジー 連載中 長編
魔王討伐?ハーレム?そんなことよりギャグを言おうぜ! 異世界に転移した少年はギャグを楽しむ心を忘れなかった……。 ギャグを力に世界を駆ける!(かも)な物語!ここに始まる! ※異世界だから言語違うだろ!通じないだろ!というクレームは一切受け付けておりません。 感想はバシバシ下さいな。 感想が無いと作者の心が乾燥しますんで……。感想だけにね!
24h.ポイント 0pt
小説 225,739 位 / 225,739件 ファンタジー 52,433 位 / 52,433件
文字数 5,726 最終更新日 2016.09.26 登録日 2016.08.28
現代文学 完結 ショートショート
短歌
24h.ポイント 0pt
小説 225,739 位 / 225,739件 現代文学 9,468 位 / 9,468件
文字数 22 最終更新日 2021.02.03 登録日 2021.02.03
ライト文芸 連載中 長編
「もしもこの身体が、誰かに愛されるためのものではなかったとしたら。私は、何のためにこの雨の街へ辿り着いたのだろう」 二十五歳の春。私には、誰にも見せられない「秘密」がある。 それは幼い頃から私を縛り付け、普通という幸せから遠ざけてきた呪い。長袖の奥にその境界線を隠し、ワセリンを塗る儀式だけが、私が社会と繋がるための唯一のパスポートだった。 私は生まれ育った北海道の刺すような乾燥から逃げるように、路面電車の走る水の街・富山へとやってきた。 富山の雨は、時に激しく、時に優しく私を包み込む。 立山連峰に見守られたこの街で、私は初めて、自分の醜ささえも抱きしめてみたいと思った。 これは、人魚になれなかった私が、一人の「人間」として、大切な誰かの手を握るために歩き出す――再生と救いの物語。
24h.ポイント 0pt
小説 225,739 位 / 225,739件 ライト文芸 9,591 位 / 9,591件
文字数 9,147 最終更新日 2026.04.17 登録日 2026.04.01
52 123