「いつ」の検索結果

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ライト文芸 完結 長編
遠い、遠い、過去の世から。 巡り巡る時の中で何度も出逢い。 惹かれ合い。 そして、別れゆく。 源義経と弁慶。 佐瀬太一と原虎太郎。 数奇な運命で共に戦い、深い絆を築き上げた。 二人を分かつのはいつの世も命の終わり。 いつか。 戦いではない居場所で生をまっとうできるならば。 その時は、年老いた姿を目に焼き付けて笑い合いたい。 願いは輪廻の輪の中で紡がれ続けていく。
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文字数 19,636 最終更新日 2025.07.14 登録日 2025.07.04
ライト文芸 完結 長編
 中原麻美(なかはらあさみ)は私立中学に通う中学二年生、趣味は万年筆でグリーティングカードや日記を書くこと。学校帰りにしばしば寄っている百貨店内の文具店がお気に入り。  ある日、いつもの文具店へ立ち寄ってから帰宅しようとした際、百貨店の入り口付近で父親の姿を見かける。父の下へかけよって声をかけようとしたが、その傍らには知らない男性が立っていた。その男性は背が高くて足も長く、まるでモデルか俳優のようだった。  一目で恋に落ちる麻美だが、その男性と父親の取ったさりげない行動からただならぬ仲ではないかと疑いを持ち、その真相を突き止めるため大胆な行動に出るのだった。
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文字数 40,064 最終更新日 2022.08.22 登録日 2022.08.22
ライト文芸 連載中 短編
夜の帳が下りた、東京の片隅。喧騒からは少し離れた、古いレンガ造りの建物の横に、23歳の木山タカオは立っていた。彼の隣には、小さなアンプと、開けられたギターケース。その中には、数枚の小銭と、手書きの「木山タカオ - 届く歌を求めて」というサイン。 タカオは、いつものように、どこか物憂げな表情でアコースティックギターの弦を爪弾く。彼の歌声は、夢と現実に折り合いをつけられない自分自身の、中途半端な焦りをそのまま映し出していた。 冷たい夜風が、彼のデニムジャケットの襟を揺らす。タカオは、いつか古典の授業で聞いた、その儚い歌を思い浮かべた。 “花の色は うつりにけりな いたづらに……” その一首が、彼自身の、色褪せていく日々と重なった。タカオは、自然と、その歌に自分だけの、少し寂しげなメロディーを乗せ始める。 “Hana no iro wa, utsurinikerina, itazurani……” 彼の指が、弦の上を滑る。歌声は、彼自身の心から、夜の空気へと溶け出していく。 その時だ。 演奏の途中、ひとりの女性が立ち止まる。 タカオは、彼女を見た瞬間、時間が止まったかのような錯覚に陥った。 黒髪。白い肌。しかし、何よりも彼を硬直させたのは、彼女が纏っているものだった。 現代の服ではない。それは、何重にも重ねられた、豪華絢爛な絹の衣――十二単(じゅうにひとえ)。紅、紫、金、緑……。夜の街灯の下で、その鮮やかな色彩は、まるでそこだけが平安時代の宮廷であるかのように、異様な存在感を放っていた。 彼女の瞳には、千年の時を超えて語り継がれてきたような、深い哀しみが宿っている。 タカオは、驚きと混乱でギターを弾く手が止まりそうになったが、歌を止めることはできなかった。 彼女は、じっとタカオを見つめている。彼女の瞳は、タカオの歌声の奥にある、彼自身の魂を見つめているようだった。 そして、彼女は静かに、しかし、その場の空気を一瞬にして変えるような声で、呟いた。 「……わが歌……」 その瞬間、タカオの指が完全に止まった。 千年の時を越えて、小野小町が現代に現れた。彼女自身の詠んだ歌が、“音”として、目の前の若者の声で蘇ったのだ。十二単の豪華な色彩が、夜の東京の街角で、静かに、そして圧倒的な違和感を持って、二人の運命の出会いを告げていた。
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文字数 42,177 最終更新日 2026.05.07 登録日 2026.03.19
ライト文芸 連載中 長編
 夏休みに行われた天文地学部の流星群観測合宿から突然姿を消した走(かける)。 幼なじみの突然の失踪を心配する奈津希(ナツ)だが、顧問の先生も、また走の父もその行方を教えてはくれない。 ようやく知った真実、それは奈津希には信じられないほど重いものだった。 「僕のことは忘れて」と悲観的なメッセージを残す病床の走。 奈津希は決心する。見舞いさえも拒否し、絶望に苛まれる彼を励ますために、彼の夢でもある、宇宙に届くロケット作りの夢を私が叶えようと。  文系素人の女子高生ナツがたった一人で突然始めたロケット作り。的外れな試行錯誤から始まった無謀なチャレンジは、いつしか多くの仲間を巻き込み、やがて本格的なプロジェクトへと変貌していく。  果たしてナツは走との約束通りクリスマスイブの空に無事ロケットを打ち上げることが出来るのか?
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文字数 91,014 最終更新日 2026.04.20 登録日 2024.03.24
ライト文芸 完結 短編
無気力系OLと元気いっぱいな悪魔のお話です。 【あらすじ】 8月の、ある日。 社会人一年生・アカリは、いつも見かけている秋葉原のタワー型本屋が黒く禍々しい塔に置き換わっていることに気づいた。 あまりに非現実的な光景に呆然としてしまうアカリ。 そんな彼女の前に、その塔からやってきたという青年・ミナトが現れる。 自分は悪魔の一種である“本魔”。 彼はそのように自己紹介し、「願いを一つだけ叶えてやる」と怪しい話を持ちかけてくるのだが……。 ※イメージイラストは秋野ひろこ先生より頂きました。 秋野ひろこ先生のPixivページ https://www.pixiv.net/users/1403943
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文字数 49,494 最終更新日 2020.09.23 登録日 2020.09.17
ライト文芸 完結 短編
数か月に渡る雨期と呼ばれる時期を前に、必要なものを調達に行く準備を始める蓮。普段は通らないけもの道を選ぶのには彼なりの理由があった。それはその時にしか見られない景色を見るため…だったのだが、今年は何かが違っている。 雨期が近くなった頃、いつもとは違う予感に促されて出発を早めた蓮の前に、最近よく店に来る悪ガキからの『お守り』が届く。それは昔、一度だけ見たことのある貴重な青い羽根。その羽根は、かつて自由気ままな放浪者であるひ―じいちゃんが自慢げに話してくれた『導きの青い羽根』だった。蓮は受け取ったお守りを荷物に忍ばせ旅に出た。 予想通り早めの雨期を告げるかのように降り出した雨を避けるため、雨宿りに選んだ大木の下で不思議な光を見つけた。まるで光の中へと誘うように青い羽根が連を導く。 大木の亀裂に吸い込まれ意識を失った蓮がたどり着いた先で、更に不思議な出来事が待ち受けていた。 自分とそっくりな頬に傷のある男と妖しい二人の男たちとの出逢いによって、蓮は衝撃的な騒動に巻き込まれることになる。 遠い昔に封印されたはずの邪悪な妖力を持つ漆黒の九尾が復活を遂げ、襲い掛かってくる。彼らは力を合わせ、再び穏やかな場所を取り戻すため死闘を繰り広げる。 尊敬する放浪者であるひーじいちゃんと、天狐、空狐と共に、漆黒の九尾を封印することができるだろうか…ボロボロになりながらも諦めずに戦い続け、やっとの思いで追い詰めた。 すべてを終え、迎えた安息の時間の中で蓮は、眠っている間にみんなと過ごした時間を忘れ、元の世界へと戻されてしまった。 ふと我に返り、不意に空を仰いで月を眺めていると不思議な光景と遭遇し、蓮は忘れていた時間を思い出した。そして森の中で見つけたわずかなこもれびの中で、大切な存在たちとの再会を果たす。 お互いに存在するべき場所が違っていても、失うことのない絆を手に入れた彼らは互いを認識しつつ、あと少しの境界を越えられない。そんなもどかしさを感じながらも、いつの日にか必ず再会することを強く願い、与えられた自らの時間を生き抜いていこうと誓い合った。 青い羽根によって導かれ、重なり合った彼らの時間はほんのわずかだったのかもしれないけれど、きっと何よりも尊く、何よりもあたたかいものだったはずだ。 もしかしたら彼らが共に過ごした大切な時間は、いつまでもどこかで語り継がれていくのかもしれない…
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文字数 25,195 最終更新日 2025.04.25 登録日 2025.04.25
ライト文芸 連載中 長編
──不可思議な空虚。  沙の極。 たしかな呪文── あたし、──杉田 弥依(すぎた みい)。 高校の入学式当日、玄関ですっころんで骨が折った。 夢のような痛みの中で、 たどった声の 見えないのに確かな糸の輪郭に触れる。 せつなゆたう時間の隙間。 時の舟で流離う想い。 見ていたのは── あおいつきのみちかけ
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文字数 43,950 最終更新日 2025.11.08 登録日 2025.10.05
ライト文芸 完結 短編
いつも「普通」に馴染めずに生きてきた未知の日常は 気を張ってばかりの毎日 人の気持ちに敏感で傷つきやすい そんなある日 職場で出会ったのは 少し人と歩調がずれている男性 2人は最初こそ お互いの距離感に戸惑いながらも 小さな言葉やまなざしを重ねて少しずつ心を通わせていく   無理に合わせず 無理に踏み込まず  不器用な会話 思いがけない優しさ そして ぎこちなく でも どこか心地よい  会話が得意なわけでもない2人が 伝えることの難しさと大切さに気づきながら 少しずつ重ねる時間の中で見つけていく “心地よい距離感” そっと手を差し伸べるような優しさが 彼女の世界を そして彼の心を ゆっくり変えていく――
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文字数 14,310 最終更新日 2026.01.20 登録日 2025.08.04
ライト文芸 完結 短編 R15
結婚して、10年。 俺達に、子供が出来ないのはこうなる運命だったんじゃないかと今になって思うんだ。 最初は、興味本位だった。 なのに、いつの間にか、君は心の中にいた。 お互いがお互いを愛しているからの決断だった。 これから先、どんな事があっても君を愛してる。 でも、もう二度と元には戻れない。 誰にも理解されない関係 それでも、俺達だけが理解していればいい。 もう、君を失いたくない。 その気持ちにハッキリと気づいたんだ。 三万文字以内の短編小説になります。 まだまだ、書き足りないなぁーと思いながらも終わらせました。 最後まで読んいただきありがとうございます。 これから先も、愛してる ↓ 愛してる。真白&梨寿(りじゅ) ↓ 愛してる。由紀斗&千尋 ↓ 鼓動の速さでわかる事 の順番になります。 小説家になろう、カクヨムにも載せてます。
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文字数 29,998 最終更新日 2022.03.28 登録日 2022.03.28
現代文学 完結 短編
千葉大学のお笑いサークルで「天才」と称された栗原智と、その才能に圧倒されていた同期の遠藤慎二。2010年の学生お笑い選手権で圧倒的な優勝を果たした栗原だったが、彼の極端に高く孤高なプライドは、使い捨てにされるテレビ業界の「大衆向けの笑い」を激しく拒絶した。 それから15年後の2025年。 プライドを捨てて「ひな壇芸人」として大ブレイクを果たした遠藤に対し、栗原は世間から完全に孤立していた。松戸の古いアパートに引きこもり、妻の献身を食いつぶしながら「究極のネタ」の執筆に没頭する栗原。しかし、己の才能が凡庸であると突きつけられる恐怖と、世間に評価されない現実(=臆病な自尊心と尊大な羞恥心)に押し潰された彼は、ついに発狂する。自らの知性を捨てて思考を放棄することでのみ、プライドの呪縛から逃れようとした彼は、自ら大衆に媚びへつらう「お笑いネコ」という獣へと堕ちていった。 さらに1年後の2026年、 深夜の新宿・歌舞伎町。遠藤は、路地裏のゴミ捨て場で変わり果てた親友と再会する。成金社長に飼われ、猫耳をつけて首輪に千円札をねじ込まれながら、かつて最も軽蔑していた「大声の一発ギャグ」を喜んで叫ぶ栗原の姿があった。 栗原は完全に人間としての理性を失う直前、遠藤に自らの未練である「ショートコント」を代筆させ、自分が獣に堕ちた残酷な理由と、妻を破滅させた現実を告白する。 夜明けと共に完全に「ネコ」となり果て、小銭を舐め取り、日銭を得る親友を背に、遠藤はその遺作を己の出世の道具として利用することを冷酷に決意し、テレビの世界へと戻っていく。
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文字数 26,596 最終更新日 2026.03.14 登録日 2026.03.01
青春 完結 短編
高校生・保(たもつ)は、突然この世を去った幼馴染の「君」がなぜ最期に嘘をついたのか、その真実を探り始める。 残された手がかりは、数学の赤点、いつもと違う道、そして記憶が崩壊する中で綴られたメッセージ。 君の知られざる孤独と、二人の輝かしい過去を辿るうち、保は自分の無関心と、破られた「いっしょだよ」という永遠の約束に向き合う。切なく、胸を打つ青春喪失の物語。
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文字数 15,831 最終更新日 2025.11.15 登録日 2025.11.15
青春 完結 短編
 高校一年生の冬頃に、別の高校の人からカツアゲにあっていた永井拓也。それを助けに入った水元琴音は、カツアゲしていた学生に叩かれた反動でコンクリートに両目を打ち付け失明してしまう。その罪悪感から拓也は、琴音の病院に毎日通い嘘の話をして、彼女をいつも楽しませた。この物語は、嘘をついても守りたいものが有ることを教えてくれる作品です。
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文字数 21,678 最終更新日 2025.04.29 登録日 2025.04.01
青春 完結 長編
活発な少年・鳴海雪之丞(なるみ ゆきのじょう)は、小学校五年生のときに親友の大吾をかばった事故により左手を失った。 罪の意識に耐えかねた大吾は転校して雪之丞の前から姿を消してしまったが、いつか再会したときに隻腕の自分を見て呵責に苦しんでほしくないと思った雪之丞は気丈に振る舞い、自分をからかう奴らなどいない状況を作ろうと決意する。その手段として、周囲を威嚇するために喧嘩ばかりを繰り返す日々を過ごしていた。  高校生になった雪之丞は、バスケ部の先輩に惹かれてバスケ部に入部する。左手のないハンデを乗り越えようとひたすらに努力を重ねていく雪之丞は急速に力をつけ、バスケにのめり込むようになる。 ある日、バスケ部の練習試合で雪之丞は強豪チームでエースとなっていた大吾と再会する。雪之丞は再会を喜んだものの、大吾は贖罪の気持ちから散漫としたプレーをした挙句にバスケを辞めると言い出した。 今までの生き方を否定されたようで傷ついた雪之丞は、やる気がなくなってしまいバスケから離れようとするが、そんな彼を支えてくれたのはーー? 隻腕のバスケプレーヤーとして、いずれ雪之丞はその名を世界に轟かせる。 伝説への第一歩を踏み出す瞬間を、ぜひご覧ください。
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文字数 108,800 最終更新日 2023.10.17 登録日 2023.04.29
青春 完結 長編
屋上で死のうとしていた僕を止めたのは、人気クラスメイトの花咲月歌。 彼女は”散灯病”という、存在が少しずつ薄れていき、やがて誰の記憶からも消えてしまう病気に侵されていた。 いつも普通に見えていたはずの彼女は、いつしか月灯りの下でしか、その姿を保てなくなっていった。 それでも僕は、彼女と過ごす日々の中で、「生きる意味」を少しずつ知っていく。 ーーこれは、消えていく君と、それでも前を向こうとした僕の、ひと夏の記録。
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文字数 81,874 最終更新日 2026.04.15 登録日 2026.04.06
ライト文芸 完結 短編
世の中には、「父親になること」が当たり前のように語られる。 家族を守り、子どもを愛し、立派に振る舞う存在――それが理想とされている。 だがもし、自分がその“理想の父親”になれなかったとしたら? 本作は、「父になれない」と苦しみ続けた一人の男、山下徹の物語である。 結婚を機に妻の実家での同居生活を始め、二人の娘を育てながら働く徹。 周囲から見れば、どこにでもいる普通の父親。 だがその内側では、誰にも言えない葛藤と孤独が静かに積み重なっていた。 子育てが苦しい。 家族を愛しているのに、心がついていかない。 理想の父親像に追いつけない自分に、嫌悪と罪悪感を抱き続ける日々。 それでも徹は、働き、耐え、笑い、「良い父親」を演じ続ける。 誰にも弱音を吐けないまま、心は少しずつ壊れていく。 やがて訪れる限界。 怒り、不安、絶望、そして――死。 すべてを終わらせようとしたその夜、彼を引き止めたのは、ほんの些細な「家族の声」だった。 本作は、ただの感動物語ではない。 理想と現実の間で引き裂かれ、何度も壊れかけながら、それでも生きることを選び続けた男の、あまりにもリアルな記録である。 「父親とは何か」 「家族とは何か」 そして、「自分とは何者なのか」 その問いに、明確な答えは提示されない。 だが読み終えたとき、きっとあなたの中にも、静かな変化が訪れるだろう。 完璧でなくていい。 強くなくていい。 それでも人は、誰かにとってかけがえのない存在になれる。 この物語は、苦しみを抱えながら生きるすべての人へ贈る、 不器用で、それでも確かな「再生」の物語である。 ――あなたはきっと、この男を他人事だとは思えない。
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文字数 54,275 最終更新日 2024.05.01 登録日 2024.04.08
青春 完結 短編 R15
「間違いだったのか、それとも――まだ間に合うのか。」 夢を追いかけるということは、何かを手に入れることではない。 それは同時に、何かを失っていくことでもある――。 かつて、何も持たなかった五人は、ただ音楽が好きだという理由だけで集まり、「another5」というバンドを結成した。小さなライブハウス、わずかな観客、思うようにいかない日々。それでも彼らは信じていた。いつか、この五人で大きなステージに立つと。 しかし、十年という時間は、夢と現実の境界線を容赦なく浮き彫りにする。 圧倒的な才能を持つベーシスト・梨々香は、成功への扉を開き、人気ガールズバンド「チェリープラネット」へ。 ボーカルの直斗もまた、大手事務所スターミュージックに見出され、華やかな世界へと足を踏み入れる。 それは、彼らが望んだ“成功”のはずだった。 だが――。 スポットライトの中心に立ちながら、胸の奥に残り続ける違和感。 数万人の歓声の中でさえ埋まらない、たった四人分の空白。 「楽しくない」 その一言が、すべてを壊し、そして動かし始める。 選ばなかった道。 置いてきた仲間。 言えなかった想い。 それぞれが別々の場所で“正解”を掴みかけたとき、彼らはようやく気づく。 本当に欲しかったものは、成功そのものではなかったのだと。 ぶつかり、すれ違い、離れ離れになった五人が、もう一度同じ場所に立つために選んだ道は――あまりにも不器用で、あまりにも真っ直ぐだった。 「一度きりの人生だ。やりたいことのために生きろ」 その言葉を胸に、彼らはもう一度、音を鳴らす。 これは、夢を叶える物語ではない。 夢の“意味”を取り戻す物語だ。 もし、あの時違う選択をしていたら。 そんな“もう一つの人生”を胸に抱えながら、それでも前へ進むすべての人へ。 胸の奥にしまっていた何かが、きっと音を立てて動き出す。
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文字数 55,145 最終更新日 2025.02.13 登録日 2025.02.08
ライト文芸 完結 ショートショート
「その夜、俺は“ちゃんと生きる”のをやめた。」 全話書き換え完了! 眠れない夜は、誰にでもある。 けれど、その夜が――人生を変えてしまうことがあると、あなたは知っているだろうか。 三十歳を目前に控えた男、佐藤正樹。 ラーメン屋での過酷な労働、理不尽な叱責、積み重なる失敗。 気がつけば彼は、自分の人生を“やり過ごすだけのもの”にしていた。 何も望まず、何も選ばず、ただ今日を終わらせるために生きる日々。 そんなある夏の夜、彼は眠れずに部屋を飛び出す。 行き先のない散歩。 意味のない時間。 ――そのはずだった。 だが、真夜中の街で出会ったのは、“どこかおかしな人たち”だった。 常識を軽々と踏み越え、自分の欲に忠実に生きる男。 心に嘘をつくなと、乱暴に真実を叩きつけてくる女。 日常を“戦場”と呼び、狂気じみた熱で仕事に没頭する店員。 彼らは皆、どこか壊れている。 けれど同時に、誰よりも“自分の人生を生きている”。 その異質な出会いは、正樹の心に小さな火を灯していく。 ずっと押し殺してきた本音。 ずっと見ないふりをしてきた違和感。 ずっと諦めていた“自分自身”。 ――お前は、本当にそれでいいのか? 問いかけるのは、他人ではない。 彼自身の心だった。 そして迎える、決定的な朝。 恐怖に縛られていた男が、初めて“自分の意思”で選択をする瞬間。 それは決して、正しくも美しくもない。 誰かに褒められるような行動でもない。 それでも彼は、確かに一歩を踏み出す。 誰のためでもない。 評価のためでもない。 ただ、“自分の人生”を取り戻すために。 これは、特別な才能を持たない男が、 ほんの一晩で“生き方”を変えていく物語。 そしてきっと、読み終えたとき、あなたも気づくはずだ。 人生は、いつだって変えられる。 それは大きな決断じゃなくてもいい。 たった一度、“自分の心に従う”だけでいいのだと。 ――さあ、真夜中へ出よう。 少しだけ変な人たちが、あなたを待っている。
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文字数 15,131 最終更新日 2025.05.04 登録日 2025.04.30
ライト文芸 完結 短編
生まれて来た時から一緒に育ってきた大切なわんちゃんが死んだ。そのわんちゃんが犬だけが住んでいると言われているお空の里から、少年に送るメッセージ。そして、いつの日にか転生しるわんちゃんへ力を貸して、生前の飼い主と出会う不思議な物語です。
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文字数 3,534 最終更新日 2025.07.03 登録日 2025.06.25
ライト文芸 完結 長編
――月が、綺麗ですね。 ―――いつかあの世で返事を聞かせてほしい。 臨終の床にある彼女の言葉に、私は何も返事をすることができなかった。 だって、私は、彼女の思いに答える資格もない器械(おもちゃ)だから。 魂なんてなくて、 死んだ後は、無になるのだから―― そして、彼女を失い、自棄になった私を救った大切な親友。 その命すらも、消えようとする時、 脳裏に浮かんだのはかつての彼の言葉。 ――願いを確実に叶えてもらう。神様への願いの伝え方が存在しているんだって。 ごめんなさい。私は、あなたたちから受けた愛を、仇で返します――。 *********************** 「約束しましょう、柾。私は、何があっても必ず、彼女の傍にいます」 親友と交わしたその約束は、 ロボットである私には、簡単に果たせるはずのものだったのに――。 人間の女の子とロボットのウサギ。 結ばれるはずのない、切ない恋。 そして、神主の彼との大切な友情。 みんなを奪っていこうとする残酷なこの世界に、神様なんていないのか。
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文字数 106,387 最終更新日 2024.03.27 登録日 2024.03.11
ライト文芸 完結 長編
ある少女はやる気もなくやりたいこともなく、特定の友達も作らず、ゲームセンター通いやイラストを描いたりして、ただ流れるままに人生を揺蕩うように過ごしていた。 もうひとりの少女は病気で自分の人生の道はもう長くないことを知り、絶望したが、ネット小説に出会い、希望を見つけた。 ある日、病気の少女は引っ越した先のたまたま通りかかった町のゲームセンターで、希望と似たものを見かけ、いつものようにゲームセンターに来ていた少女と出会う。 そして、流されるままの少女を許せない病気の少女は、彼女を地に足をつけて歩ませようとする。その生命を持って。 そんな真実のお話。
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文字数 35,541 最終更新日 2021.08.01 登録日 2021.08.01
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