「天皇」の検索結果
全体で103件見つかりました。
源氏の嫡流・源為義と美貌の白拍子の間に生まれた八郎為朝は、史記や三国志に描かれた項羽、呂布や関羽をも凌ぐ無敵の武将! その生い立ちと生涯は?
鳥羽院の寵姫となった母に捨てられ、父に疎まれながらも、誠実無比の傅役・重季、若き日の法然上人や崇徳院、更には信頼できる仲間らとの出会いを通じて逞しく成長。
京の都での大暴れの末に源家を勘当されるが、そんな逆境はふふんと笑い飛ばし、放逐された地・九州を平らげ、威勢を轟かす。
やがて保元の乱が勃発。古今無類の武勇を示すも、不運な敗戦を経て尚のこと心機一転。
英雄神さながらに自らを奮い立て、この世を乱す元凶である母・玉藻、実はあまたの国々を滅ぼした伝説の大妖・九尾の狐との最後の対決に挑む。
平安最末期、激動の時代を舞台に、清盛、義朝をはじめ、天皇、上皇、著名な公卿や武士、高僧など歴史上の重要人物も多数登場。
海賊衆や陰陽師も入り乱れ、絢爛豪華な冒険に満ちた半生記です。
もちろん鬼若(誰でしょう?)、時葉(これも誰?)、白縫姫など、豪傑、美女も続々現れますよ。
お楽しみに 😄
しばらくは毎日投稿する予定です。
文字数 47,097
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.28
中大兄皇子と中臣鎌足による古代律令制度への政治改革、大化の改新。乙巳の変前夜から近江大津宮遷都までを辿る古代飛鳥の物語。
――馬が足りない。兵が足りない。なにもかも、戦のためのものが全て足りない。
飛鳥の宮廷で中臣鎌子が受け取った葛城王の木簡にはただそれだけが書かれていた。唐と新羅の連合軍によって滅亡が目前に迫る百済。その百済からの援軍要請を満たすための数千騎が揃わない。百済が完全に滅亡すれば唐は一気に倭国に攻めてくるだろう。だがその唐の軍勢を迎え撃つだけの戦力を倭国は未だ備えていなかった。
主要な登場人物:
葛城王(かつらぎおう)……中大兄皇子。のちの天智天皇、中臣鎌子(なかとみ かまこ)……中臣鎌足。藤原氏の始祖。王族の祭祀を司る中臣連を出自とする
文字数 43,541
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.27
稀な長い銀髪を持つ緑翠(りょくすい)は、花街のとある廓の楼主として有名だ。男女問わず希望する妖に教養を教え、芸者として育て、良き身請け先を探して嫁がせてやる。それが、天皇にも認められた緑翠の表稼業である。
表というからには裏もある。妖の世界に迷い込んだニンゲンを保護し、芸者の世話係として働かせることが、緑翠の裏稼業だ。ニンゲンは、この世界で簡単には生きていけない。基本的に、ニンゲンは格下、奴隷と見なされ、妖力に当てられ気絶してしまえば、その身体に鬱憤を吐き出され、処理される。
緑翠は、久々ニンゲンを見つけ普段通り保護したのだが、その瞳が生き別れた姉と重なった。本来であれば芸者の世話係をさせる以外に選択肢はない。自らの興味で世界を渡ってきた少女にそれをさせたくなかった緑翠は、ニンゲンの少女に翠月(すいげつ)と名を与え、自らが暮らす宮に囲った。緑翠の廓で、例外として芸者をやっているニンゲンの少年、天月(てんづき)と引き会わせ、翠月も芸者見習いとして稽古につかせる。
翠月は、天月や先輩芸者、御客と親しくなるうちに、なぜ妖の緑翠は、人間である翠月に近づくのだろうかと、疑問に思うようになる。妖の世界で人間が生き残る方法を知るほど、仕事として緑翠が守っているのだと実感する。
廓の楼主である緑翠は、他の芸者の成長や稼ぎについても考えなければならないが、翠月を贔屓していることを自覚するようになる。周囲は、翠月がニンゲンで、守るべき対象だから近くに置いていると納得していた。時が経って、それだけではないことに感づく者も出てきた。
緑翠にも、ようやく重い腰を上げる時期が来たようだ。姉の命がもう長くないから会いに来いと、実家から便りが届いた。これで、姉を追い込み、緑翠が背負った一族との因縁を切り、翠月を迎え入れる準備を進められる。
*
時代は特に想定しておらず、ざっくりごちゃ混ぜ、詰め込み和風なご都合設定になっています。
語感で選んでいる単語も多いため、本来とは異なった意味で使用している場合があります。
また、未成年・無理矢理・男同士・複数などのRシーンが含まれます。ご注意ください。
物語の中心に近いところにBL要素がありますが、主人公の趣向とは異なります。
主にルビや語尾、話し口調に関して、改稿の入る可能性が高いです。
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
文字数 301,446
最終更新日 2024.06.01
登録日 2023.03.01
新選組隊士・斎藤一の生涯を、自分なりにもぐもぐ咀嚼して書きたかったお話。
※史実を基にしたフィクションです。実在の人物、団体、事件とは関わりありません。
※敢えて時代考証を無視しているところが多数あります。
※歴史小説、ではなく、オリジナルキャラを交えた歴史キャラ文芸小説です。
筆者の商業デビュー前に自サイトで連載していた同人作です。
色々思うところはありますが、今読み返しても普通に自分が好きだな、と思ったのでちまちま移行・連載していきます。
現在は1週間ごとくらいで更新していけたらと思っています(毎週土曜18:50更新)
めちゃくちゃ長い大河小説です。
※カクヨム・小説家になろうでも連載しています。
▼参考文献(敬称略/順不同)
『新選組展2022 図録』京都府京都文化博物館・福島県立博物館
『新撰組顛末記』著・永倉新八(新人物往来社)
『新人物往来社編 新選組史料集コンパクト版』(新人物往来社)
『定本 新撰組史録』著・平尾道雄(新人物往来社)
『新選組流山顛末記』著・松下英治(新人物往来社)
『新選組戦場日記 永倉新八「浪士文久報国記事」を読む』著・木村幸比古(PHP研究所)
『新選組日記 永倉新八日記・島田魁日記を読む』著・木村幸比古(PHP研究所)
『新選組全史 天誅VS.志士狩りの幕末』著・木村幸比古(講談社)
『会津戦争全史』著・星亮一(講談社)
『会津落城 戊辰戦争最大の悲劇』著・星亮一(中央公論新社)
『新選組全隊士徹底ガイド』著・前田政記(河出書房新社)
『新選組 敗者の歴史はどう歪められたのか』著・大野敏明(実業之日本社)
『孝明天皇と「一会桑」』著・家近良樹(文藝春秋)
『新訂 会津歴史年表』会津史学会
『幕末維新新選組』新選社
『週刊 真説歴史の道 2010年12/7号 土方歳三 蝦夷共和国への道』小学館
『週刊 真説歴史の道 2010年12/14号 松平容保 会津戦争と下北移封』小学館
『新選組組長 斎藤一』著・菊地明(PHP研究所)
『新選組副長助勤 斎藤一』著・赤間倭子(学習研究社)
『燃えよ剣』著・司馬遼太郎(新潮社)
『壬生義士伝』著・浅田次郎(文藝春秋)
文字数 290,673
最終更新日 2024.06.01
登録日 2023.02.23
5/31~6/11毎朝5時更新(全12話)
【あらすじ】
鎌倉幕府末期。上野(こうずけ)新田荘の御家人・新田義貞は、後醍醐天皇や「悪党」楠木正成の起こした幕府への叛乱(元弘の乱)に対する多大な戦費の要求に反発し、幕府からの使者を斬る。
幕府は新田討伐を決意し、執権北条家の一門の桜田貞国に三万の軍を与えて出兵し、一方で義貞もこれに反抗して挙兵した。
義貞は挙兵時こそ百五十騎であったが、鎌倉へ向けて進軍するうちに、馳せ参じる将兵らを加え、七千もの兵を擁するようになった。
そして――ついに武蔵小手指原にて、入間川をはさんで、新田義貞と桜田貞国は対峙し、激突する。
【登場人物】
新田義貞:上野(こうずけ)の御家人
脇屋義助:義貞の弟にして腹心
桜田貞国:幕府執権北条家の一門
足利高氏:源氏名門・足利家当主、のちの尊氏
足利千寿王:高氏の嫡子、のちの義詮
高師直:足利家執事
紀五左衛門:足利家嫡子、千寿王(のちの足利義詮)の補佐役
楠木正成:河内の「悪党」(秩序に従わぬ者の意)
河越高重:武蔵野の名族・河越氏の当主にして、武蔵七党を率いる
大多和義勝:相模の名族・三浦氏の一門
【参考資料】
「埼玉の歴史ものがたり」(埼玉県社会科教育研究会/編)
文字数 2,130
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.31
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10
現在45歳の著者(男性)
散発的に、カルト宗教ネタのドキュメンタリーや告白本等のネタとなり、皆さんの家にも時々信者が来る新興宗教団体「エホバの証人」
知らない人も当然多く、知っていても「ああ、あの輸血拒否の宗教。」くらいの認識でしょう。
そんなエホバの証人(基本文中ではJWと表記)について、幼稚園時代から高校3年途中までの成長過程の大半をいわゆる「2世信者」が、今なお熱心に信奉している母やその仲間の言動も参考にしつつ、なるべくリアルな実像を記したいと思います。
因みに私自身は現在は宗教に関しては平均的日本人の感覚と言うか、この国独特の曖昧なごった煮状態、強いて申せば天皇陛下を尊敬申し上げる。くらいと思って頂ければ。
文字数 19,412
最終更新日 2022.10.23
登録日 2022.02.12
本能寺の変は、宣教師からイエス・キリストの奇跡を知った織田信長が、戦国乱世終結の為に自らの命を天に捧げた『自作自演』の計画であった!
明智光秀が、計画協力者=ユダとなりて、信長による『エヴァンゲリオン(福音書)計画』を発動す!
……そして遂に信長は、『聖書』最大のミステリー、預言書『ヨハネの黙示録』の暗号《666》の謎に迫ります。
※本作は論説と参考文献、そしてそのイメージ・世界観を小説で描く、ハイブリッド作品です。
※小説部分は、歴史があまり興味ない方でも読んで頂けるよう、若干ギャグティストの部分もありますので、ご了承ください。
文字数 303,976
最終更新日 2019.06.02
登録日 2019.04.30
父や夫、兄弟を相次いで失った太后は途方にくれた。
直系の男子が相次いて死亡し、残っているのは幼い皇子か血筋が遠いものしかいない。
強欲な叔父から持ち掛けられたのは、女である私が即位するというものだった。
まだ幼い息子を想い決心する。子孫の為、夫の為、家の為私の役目を果たさなければならない。
今までは子供を産む事が役割だった。だけど、これからは亡き夫に変わり、残された私が守る必要がある。
これは、大王となる私の守る為の物語。
額田部姫(ヌカタベヒメ)
主人公。母が蘇我一族。皇女。
穴穂部皇子(アナホベノミコ)
主人公の従弟。
他田皇子(オサダノオオジ)
皇太子。主人公より16歳年上。後の大王。
広姫(ヒロヒメ)
他田皇子の正妻。他田皇子との間に3人の子供がいる。
彦人皇子(ヒコヒトノミコ)
他田大王と広姫の嫡子。
大兄皇子(オオエノミコ)
主人公の同母兄。
厩戸皇子(ウマヤドノミコ)
大兄皇子の嫡子。主人公の甥。
※飛鳥時代、推古天皇が主人公の小説です。
※歴史的に年齢が分かっていない人物については、推定年齢を記載しています。※異母兄弟についての明記をさけ、母方の親類表記にしています。
※名前については、できるだけ本名を記載するようにしています。(馴染みが無い呼び方かもしれません。)
※史実や事実と異なる表現があります。
※主人公が大王になった後の話を、第2部として追加する可能性があります。その時は完結→連載へ設定変更いたします。
文字数 29,191
最終更新日 2022.07.31
登録日 2022.05.12
今度の「なつ&陽菜勉強会」は「邪馬台国2代目女王」の巫女の「台与」をひまわりちゃんが降霊しての古代日本史テーマの勉強会です。
今回は、クライアントの「新尾広」氏の原案に沿って小説化しています。
舞台で使用する前提なので「会話」主体の形式を取っていますので読みにくかったらごめんなさい。
(。-人-。) ゴメンネ
さらに書き上げる前の、フライング掲載なので、今作は「目次」ができませんでした。
チャプターはありますが、どう暴走するかわかりません。
いつものニコニコ商店街のメンバーと、邪馬台国2代目女王の13歳の巫女「台与《とよ》」ちゃんと一緒に「神武天皇起源説」、「崇神天皇起源説」、「継体天皇起源説」(※「応神天皇起源説」はまだ調べがついてない状況です(笑)。)に「邪馬台国」や「日ユ同祖論(※未定)」なんかを謎解きしながら書いていく予定です。
「歴オタ」の一人として、「紀元前660年、神武天皇即位」を推したいのですが、「理系脳」で考えるとやや厳しいことも出てきます。
「特定の説」に縛られること無く、楽しく皆さんが日本の古代史に触れていただければと思います。
「それは違う!」
と思われることも多々あると思いますが、諸説を取り入れつつ、各々の根拠をできるだけ「おまけ」や「解説」を入れてわかりやすくして行きますので、ゆるーくお付き合いいただければ幸いです。
では、毎日連載になるかわからないままのスタートになりますので、その点はご了承ください!
古代日本のミステリーツアーに出発でーす!
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
文字数 55,503
最終更新日 2023.09.26
登録日 2023.09.08
文字数 31,277
最終更新日 2022.03.01
登録日 2022.02.05
応仁の乱から六十年。信長登場以前の戦国時代がここにある。
第一章 動乱前夜
茶聖・千利休誕生の前年、将軍義稙公が出奔。天皇践祚の儀に将軍が列席しないという前代未聞の事態に幕府は動揺する。しかし、細川高国は一顧だにせず、次の将軍義晴公を擁立した。
そんな中、堺の今市町にある千屋では、赤子の誕生を今か今かと待っていた。風雲急を告げるかのような雨が俄に降り始めたが、赤子は無事産み落とされる。のちに茶聖と呼ばれた千利休であった。
その千屋に赤子の千熊丸を連れた三好家の重鎮・三好之秀が訪れたのはその年のことである。三好之長が討死して以後、之長の四男・元長が家督したが、三好氏は主君細川澄元とともに阿波へ逼塞し、澄元亡き後は澄元の子・六郎|元《もとい》を奉じていた。斜陽の三好宗家を余所に之長の異母弟・|長《なが》|尚《なお》は高国に通じ在京して力を付けていく。危機感を覚えた之秀は千屋の当主・与右衛門と組んで十河氏への介入を強めた。
翌年に入ると、堺を潤していた日明貿易に陰が差した。大内氏と細川氏の対立が、貿易先の明で激化、寧波の乱を引き起こす。博多からの知らせで事件を知った津田宗柏は田中与右衛門に話して聞かせるのであった。
大永四年、細川尹賢への褒美として典厩邸御成を快諾した義晴の御前に高国が伺候する。御成の準備に余念がない同朋衆・千阿弥に義晴は高国饗応の茶を点てるよう命じた。
数日後、細川典厩邸御成では、細川一門が勢揃いし、評定衆らも名を連ね、虎益丸と宮寿丸の元服が話題に上る。宴は盛り上がったが、香西元盛が酔って尹賢を詰った。元々仲が悪い二人であるが、面目を失った尹賢は元盛を陥れることを画策しはじめる。
御成から半年弱が過ぎたある日、細川京兆邸にて高国、稙国、持国、虎益丸、聡達丸が夕餉を囲んでいた。話題に挙がるのは、先年総州家の家督を継いだ畠山義宣挙兵の噂である。稙国出兵を決めた高国だったが、事態は思わぬ方向へと進む。
稙国出兵と入れ違うように、武田元光が京の警固の任に就くため若狭を立った。これは、細川高国が細川元常のくわだてた河内・和泉の奪還作戦に対して稙国以下三〇〇〇の兵を畠山稙長の援軍として派遣したためである。武田元光は一路、朽木谷を目指した。
朽木谷に入った武田元光は、朽木稙綱と酒を酌み交わす。外様衆であり、将軍家直参の朽木氏は将軍家の盾であったが、六角氏の圧力によってその傘下に収まりつつあり、独立不羈を願う朽木氏としては苦々しさを隠せなかった。武田元光と朽木稙綱は細川高国政権に危うさを見ていたが故に歩調を合わせようとする。
文字数 91,593
最終更新日 2023.07.01
登録日 2022.03.17
地方の伝説を勉強しており、気になりましたので、その地域に向かい、地図や地域の古い名称、伝説を調べたものです。
小千(おち)とは、伊予国朝倉(いよのくにあさくら)の小千郡(おちのこおり)……現在の愛媛県今治市朝倉(えひめけんいまばりしあさくら)。
この地域を治める一族は、苗字も小千(おち)、その後越智と名乗るようになります。
この越智の姓は子孫が別れていくうちに、大三島の大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)の神職、大祝(おおほうり)家、伊予松山の河野家、村上水軍の村上家に分派していきます。
本格的にかければと思っています。
・・・・・・・・・・・・・
斉明天皇(さいめいてんのう)7年1月6日(西暦661年2月10日)……難波津(なにわづ)から船隊が出港した。
目的は、筑紫(ちくし)。
筑紫の朝倉橘広庭宮(あさくらのたちばなのひろにわのみや)への長旅である。
途中、伊予の大山祇神社に現在国宝の禽獣葡萄鏡(きんじゅうぶどうきょう)を奉納し、伊予の熟田津に降り、石湯行宮(いわゆのかりみや)に滞在して伊予の湯に入ったとの伝承があります。
伊予からはいつ旅だったかの日付はないものの、3月25日現在の博多の近くの磐瀬行宮(いわせのかりみや)に入り、5月9日に朝倉橘広庭宮に入ったとありますが、その後、7月24日に崩御。
当時、斉明天皇……姫天皇(ひめのすめらみこと)は68歳。
老齢の姫天皇は寒い冬、船から海を見つめていた。
自分の命が尽きるのが早いのか、何故、遠い筑紫までこの老婆を連れて行く息子がいるのだろう……と。
しかし、姫天皇が途中立ち寄った伊予にも、朝倉宮と呼ばれた場所があり伝承が残っていた……。
通説ではなく、地方に残る伝説にて、斉明天皇の晩年を書ききろうと思っています。
伝説に残るお話が一粒の夢になりますように……。
文字数 29,146
最終更新日 2020.01.03
登録日 2017.05.20
明治時代の日本帝国。子爵家に生を受けた十松成彦はΩだ。華族におけるΩの価値は政略結婚の道具。そして国にとってのΩは天皇陛下の持ちもので国の財産という位置づけであり、中央政府の許可なく望んだ相手と婚姻を結ぶことができない時代だった。特に運命の番は禁忌とされ、法に背けば即死罪という苛烈な運命が待つ。
末子の成彦はαである兄達のように家の役に立ちたいと願いながらも非情な現実を受け入れていた。そんな時に家業の商談相手として出逢った英国人のα——エリオット、偶然にも彼は成彦の運命の番だった。
運命の番である上に国際結婚などもってのほか。成彦はタブーしかない二人の関係を恐れたが、エリオットのα性とは別のところにある、真摯で気高い人柄に触れ、彼と英国に渡り番になりたいと願うようになる。
しかし悲願が叶う前に亡き母の秘密を知ってしまい、成彦は窮地に立たされる・・・。
◇なんちゃって日本の明治時代風
◇英国人スパダリα×大和撫子男子Ω
◇R18シーン予告なく入ります
読んでいただきありがとうございます!
支部にあげていた転載分は完結済みです。
◆番外編といいますか続きといいますか、渡英したあとの話を少しずつアップしたいと思います。(短編予定、不定期更新💦🙇)←こちらも完結といたしました。ありがとうございました。
◆BL大賞も応援いただけたら嬉しいです!
文字数 108,750
最終更新日 2023.11.21
登録日 2023.10.17
六世紀初頭、皇統断絶の危機に実在した、手白香皇女(たしらかのひめみこ)が主人公です。
旦那さんは歳のうーんと離れた入り婿のくせに態度でかいし、お妃沢山だし、自分より年取った義息子がいるし、、、。
頼りにしていた臣下には裏切られるし、異母姉妹は敵対するし、、、。
そんな中で手白香皇女は苦労するけど、愛息子や色々な人が頑張ってザマァをしてくれる予定です(本当は本人にガツンとさせたいけど、何せファンタジーでは無いので、脚色にも限度が、、、)。
古代史なので資料が少ないのですが、歴史小説なので、作中出てくる事件、人、場所などは、出来るだけ史実を押さえてあります。
手白香皇女を皇后とした継体天皇、そしてその嫡子欽明天皇(仏教伝来時の天皇で聖徳太子のお祖父さん)の子孫が現皇室となります。
R15は保険です。
歴史・時代小説大賞エントリーしてます。
宜しければ応援お願いします。
普段はヤンデレ魔導師の父さまと愉快なイケメン家族に囲まれた元気な女の子の話を書いてます。
読み流すのがお好きな方はそちらもぜひ。
文字数 48,548
最終更新日 2020.07.06
登録日 2020.05.30
かつて源頼朝や北条政子・義時らが多くの血を流して築き上げた武家政権・鎌倉幕府。承久の乱や元寇など幾多の困難を乗り越えてきた幕府も、悪名高き執権北条高時の治政下で頽廃を極めていた。京では後醍醐天皇による倒幕計画が持ち上がり、世に動乱の兆しが見え始める中にあって、北条一門の武将金澤貞将は危機感を募らせていく。ふとしたきっかけで交流を深めることとなった御家人新田義貞らは、貞将にならば鎌倉の未来を託すことができると彼に「決断」を迫るが――。鎌倉幕府の最後を華々しく彩った若き名将の清冽な生きざまを活写する歴史小説、ここに開幕!
文字数 122,835
最終更新日 2023.05.25
登録日 2023.05.04
平和憲法のもと、象徴天皇として即位された今上天皇(明仁)の御代、平成の世は終わろうとしている。
歴史を紐解けば、日本という国は、天皇とともに歩んで来た、と言っていい。
しかし、その天皇も、順風だけで続いてきたわけではない。
幾度となく、天皇家は苦難の時代を経験してきた。
あるいは、今の時代こそ、まさにその時かもしれない。
順徳天皇の生涯を追っていくと、そのことを考えずにはいられなかった。
いや、そう思わないでも、なんと不遇な生涯であったことか。
筆者は、第八十四代天皇、順徳院に捧げる哀悼の物語として、これを書き上げた。
文字数 147,171
最終更新日 2018.01.14
登録日 2017.09.20
奴婢として、一生平凡に暮らしていくのだと思っていた………………上宮王家の奴婢として生まれた弟成だったが、時代がそれを許さなかった。上宮王家の滅亡、乙巳の変、白村江の戦………………推古天皇、山背大兄皇子、蘇我入鹿、中臣鎌足、中大兄皇子、大海人皇子、皇極天皇、孝徳天皇、有間皇子………………為政者たちの権力争いに巻き込まれていくのだが………………
正史の裏に隠れた奴婢たちの悲哀、そして権力者たちの愛憎劇、飛鳥を舞台にした大河小説がいまはじまる!!
文字数 421,835
最終更新日 2021.05.21
登録日 2021.05.03
時は幕末。日本を植民地にと企む欧米列強の戦艦が黒光りする大砲を陸地へ向け押し寄せていた。攘夷(異人排斥)では一致していたが、国内では体制を維持し外敵に備えるというそ佐幕派と天皇を中心とする体制を築く尊皇派が厳しい対立をしていた。
将軍家茂が上洛するためのせ先遣隊が募られ二百を超える浪士が参集したが後に新選組を結成する近藤勇や土方歳三もいた。上野国(福島)からやってきたのは中澤貞祇と男装の妹琴。史上初の女性剣士誕生である。
父の孫右衛門は法神流剣道の創始で、琴は竹刀を玩具にして育ってきた。
先遣隊は将軍の一行より一日早くし出発し、奥州街道から中山道へと移動した。道中、富士を見ながら土方は言った。
「富士は大きいが人は努力すれば富士より大きくなれる。」と。
琴はそんな土方に心を魅かれた。
京に着くと隊長の清川が皆を集めて偏列を始めいきなり切り出した。
「我々が目指すのは尊皇攘夷である。江戸に戻り徳川幕府を倒す。」
正体を表したのである。
芹沢鴨や近藤・土方などが席を蹴り退場した。
琴は土方と行動を共にしたかったが兄が動かないので自重した。入隊を誘った佐々木只三郎が言った。
「清川は江戸を火の海にするつもりだ。そうはさせん。我らが江戸を守る。京は近藤さん、土方さんに任せよう。」
夜、宿にやってきた土方が琴に言った。「必ず会える日が来る。」と。
江戸に戻った清川は資金を得るため夜中に商家に押し入り大枚をせしめたが只三郎・中澤兄妹に斬り倒され一派は壊滅した。
琴たち徳川派は江戸を守る新徴組を設立し、昼夜を問わず奮闘した。
天狗党事件など幕府から追われていた相楽総三は薩摩邸に匿われ、鹿児島から送られてくる西郷吉之助(隆盛)の指示に煽られ配下達に火付や暴行を指示していたがそれも露見し新徴組を預かる米沢藩は薩摩邸を急襲した。琴に斬られじ重傷を負った相楽は妻の命乞いで一命を取り留めた。
そうして、戊辰戦争の幕が切って落とされた。
戦いに敗れた新選組が引き上げてきて琴は土方と再開した。土方は夢を語った。
「北の大地で牛や馬を育て、琴を迎えに来る。」
江戸城は無血開城され、琴は故郷の利根村に戻ったが土方が参戦している箱館戦争は終わらない。
琴は再び旅立った。蝦夷には凶暴な獣達が牙を剥いている。
文字数 48,753
最終更新日 2024.04.04
登録日 2024.04.04