「所作」の検索結果
全体で34件見つかりました。
いつもと変わらない日常が一変するのをただの会社員である芽依はその身をもって知った。
世界が違った、価値観が違った、常識が違った、何もかもが違った。
意味がわからなかったが悲観はしなかった。
花嫁だと言われ、その甘い香りが人外者を狂わすと言われても、芽依の周りは優しさに包まれている。
そばに居るのは巨大な蟻で、いつも優しく格好良く守ってくれる。
奴隷となった大好きな二人は本心から芽依を愛して側にいてくれる。
麗しい領主やその周りの人外者達も、話を聞いてくれる。
周りは酷く残酷な世界だけれども、芽依はたまにセクハラをして齧りつきながら穏やかに心を育み生きていく。
それはこの美しく清廉で、残酷でいておぞましい御伽噺の世界の中でも慈しみ育む人外者達や異世界の人間が芽依を育て守ってくれる。
お互いの常識や考えを擦り合わせ歩み寄り、等価交換を基盤とした世界の中で、優しさを育てて自分の居場所作りに励む。
全ては幸せな気持ちで大好きなお酒を飲む為であり、素敵な酒のつまみを開発する日々を送るためだ。
文字数 853,381
最終更新日 2024.05.22
登録日 2023.11.17
「あなたが尻軽だとは知らなかったな」
「あ、そう。誰を信じるかは自由よ。じゃあ、終わりって事でいいのね」
「は……終わりだなんて、」
「こんな所にいらしたのね!お二人とも……皆探していましたよ……
"今日の主役が二人も抜けては"」
婚約パーティーの夜だった。
愛おしい恋人に「尻軽」だと身に覚えのない事で罵られたのは。
長年の恋人の言葉よりもあざとい秘書官の言葉を信頼する近頃の彼にどれほど傷ついただろう。
「はー、もういいわ」
皇帝という立場の恋人は、仕事仲間である優秀な秘書官を信頼していた。
彼女の言葉を信じて私に婚約パーティーの日に「尻軽」だと言った彼。
「公女様は、退屈な方ですね」そういって耳元で嘲笑った秘書官。
だから私は悪女になった。
「しつこいわね、見て分かんないの?貴方とは終わったの」
洗練された公女の所作に、恵まれた女性の魅力に、高貴な家門の名に、男女問わず皆が魅了される。
「貴女は、俺の婚約者だろう!」
「これを見ても?貴方の言ったとおり"尻軽"に振る舞ったのだけど、思いの他皆にモテているの。感謝するわ」
「ダリア!いい加減に……」
嫉妬に燃える皇帝はダリアの新しい恋を次々と邪魔して……?
文字数 52,624
最終更新日 2022.09.07
登録日 2022.08.09
侯爵令嬢のアンネマリーは流行り病で生死を彷徨った際に、前世の記憶を思い出す。前世では地球の日本という国で、婚活に勤しむアラサー女子の杏奈であった自分を。
病から回復し、今まで家や家族の為に我慢し、貴族令嬢らしく過ごしてきたことがバカらしくなる。
また、自分を蔑ろにする婚約者の存在を疑問に感じる。
「あんな奴と結婚なんて無理だわー。」
無事に婚約を解消し、自分らしく生きていこうとしたところであったが、不慮の事故で亡くなってしまう。
そして、死んだはずのアンネマリーは、また違う人物にまた生まれ変わる。アンネマリーの記憶は殆ど無く、杏奈の記憶が強く残った状態で。
生まれ変わったのは、アンネマリーが亡くなってすぐ、アンネマリーの従姉妹のマリーベルとしてだった。
マリーベルはアンネマリーの記憶がほぼ無いので気付かないが、見た目だけでなく言動や所作がアンネマリーにとても似ていることで、かつての家族や親族、友人が興味を持つようになる。
「従姉妹だし、多少は似ていたっておかしくないじゃない。」
三度目の人生はどうなる⁈
まずはアンネマリー編から。
誤字脱字、お許しください。
素人のご都合主義の小説です。申し訳ありません。
文字数 431,975
最終更新日 2021.11.10
登録日 2021.06.04
■1920年代、ロンドン。高級ホテルのフロントマネージャーとして勤務するレジナルドは、まだ暗い早朝にホテルに駆け込んできた身なりの良い紳士に驚いた。パブリックスクール時代の同寮生、悪童として名高かったジェイムズだったのだ。ホテルの喫茶室を叩き起こして一杯の珈琲を所望する相変わらずの傍若無人さに呆れながらも、監督生として寮生の面倒を見ていた昔を思い出し、レジナルドは手ずから珈琲を淹れてサーブする。その腕前と美しい所作に惚れ込んだジェイムズは、レジナルドにとんでもないことを言い放った。
「可及的速やかに私の従僕になりたまえ、監督生」――。
かつて『哀しみの聖母』と崇められた監督生を、開校以来の悪童と恐れられた英国紳士は、その腕に搦めとることができるのか。
■破天荒な英国貴族 x 仕事至上主義のホテルマン
■強気なハイスペック悪童に、仕事命のたおやか美人が押されまくられるも拒み続ける、古き佳き英国が舞台のコメディです。
文字数 83,138
最終更新日 2024.01.24
登録日 2020.08.16
両親と死別し、孤児院暮らしの平民だったシャーリーはクリフォード男爵家の養女として引き取られた。丁度その頃市井では男爵家など貴族に引き取られた少女が王子や公爵令息など、高貴な身分の男性と恋に落ちて幸せになる小説が流行っていた。シャーリーは自分もそうなるのではないかとつい夢見てしまう。しかし、夜会でコンプトン侯爵令嬢ベアトリスと出会う。シャーリーはベアトリスにマナーや所作など色々と注意されてしまう。シャーリーは彼女を小説に出て来る悪役令嬢みたいだと思った。しかし、それが違うということにシャーリーはすぐに気付く。ベアトリスはシャーリーが嘲笑の的にならないようマナーや所作を教えてくれていたのだ。
(あれ? ベアトリス様って実はもしかしていい人?)
シャーリーはそう思い、ベアトリスと交流を深めることにしてみた。
しかしそんな中、シャーリーはあるベアトリスの取り巻きであるチェスター伯爵令嬢カレンからネチネチと嫌味を言われるようになる。カレンは平民だったシャーリーを気に入らないらしい。更に、他の令嬢への嫌がらせの罪をベアトリスに着せて彼女を社交界から追放しようともしていた。彼女はベアトリスも気に入らないらしい。それに気付いたシャーリーは怒り狂う。
「私に色々よくしてくださったベアトリス様に冤罪をかけようとするなんて許せない!」
シャーリーは仲良くなったテヴァルー子爵令息ヴィンセント、ベアトリスの婚約者であるモールバラ公爵令息アイザック、ベアトリスの弟であるキースと共に、ベアトリスを救う計画を立て始めた。
『小さくて大きな恋物語シリーズ』第8弾です。
同シリーズ過去作と関連があります。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
ジャンルは恋愛メインではありませんが、アルファポリスでは当てはまるジャンルが恋愛しかありませんでした。
全8話、完結まで予約投稿済みなので連投スタイルになります。
文字数 24,539
最終更新日 2023.08.23
登録日 2023.08.22
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
文字数 393,411
最終更新日 2023.01.02
登録日 2022.05.04
明治から続く由緒ある高校『私立天龍丘高校』
伝統を重んじ、正しい所作と高い学力を要求される女子校は全男子学生の羨望の眼差してあった。
そんな中、僕、北村龍馬は高校受験に失敗し絶望の真っ只中にいた。滑り止めの私立高校すら受験しておらず、人生詰んだと嘆いていた。だが、受験不合格者を学校に集められた時、担任の先生から驚きの言葉をかけられる!
「私立天龍丘高校は共学になり、学力テストの足切りも撤廃する。だがしかし、入学1年目は寮生活を必須とする!!??」
いざ入学してみると、学校内に埋め尽くされるのはドライバー付きの超高級車の数々。
龍馬はすぐに悟った。ここは、庶民がきてはいけないほどのお金持ちの学生しか来れない超お嬢様学校だったと!!
クラス全員常識から少しずれたお嬢様!!??コミュ障である龍馬は楽しい高校生活を、寮生活を送ることができるのか?
笑いあり、涙あり、恋愛ありのはちゃめちゃ学園青春物語が今幕をあげる!!
文字数 46,790
最終更新日 2021.10.07
登録日 2021.08.29
いや、ちょっと待って下さい?何でそうなるの?だ、誰か?!
公爵令嬢のシルヴィアは唖然とした。
シルヴィアはさすが筆頭公爵家のご令嬢と言われる程所作も優雅で知識人。ところが裏の姿は野生児みたいな部分があり。普段は人から離れたところで過ごし、公式の避けられない場面には参加。それは母が娘を心配した結果で出来た環境だった。
幼馴染の王子?それがどうした?
王太子妃?何それ、美味しいの?
息抜き作品です。ゆるい設定のほんわか話になるといいなぁ・・・・・・。
R15は念の為です。
本編お休み中ですが、サイドストーリーの投稿はじめました。『王女ですけれど何か?』もよろしくおねがいします。
文字数 87,233
最終更新日 2021.10.14
登録日 2021.08.25
エスパルト国の王子として育てられた、第一王女のライラ姫。
16才になって王子としての振る舞いは完璧だった。あまりにも完璧過ぎて焦った両親(王と后)は姫としての振る舞いを叩き込んだ。
もともと器用なライラは、姫としての所作をうまく身に着けた。……猫被りだが(すぐに剥がれる)
そんな時、野蛮と噂されるレオパレル国から不穏な動きが間者(スパイ)から王に報告された。賢王と名高いライラの父・エスパルト王は争いを避け同盟を願い出た。だが、レオパレルは同盟を結ぶにあたり『友好の証として王の娘を差し出せ』と要求され、拒んだ美貌の妹の代わりにライラが嫁ぐ事にした。
そしてレオパレル国へ。
レオパレル王はライラと会った事があると言う。焦るライラ。
レオパレル王とライラは心を通わせる事が出来るのか?さまざまな障害を乗り越え、幸せになれるのか?
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■R18本編をR15版に編集して更新していきます。
■なろう(ムーン・R18)さんで連載&完結済(2018/8~2019/9)です。
■エブリスタさん(R18)で完結&編集済みです。
文字数 117,312
最終更新日 2021.12.31
登録日 2021.06.04
皇太子の婚約者であり、『氷の薔薇姫』と呼ばれる美しい令嬢がいた。薔薇に例えられる程に美しく凛とした佇まい、優雅な所作。だがその顔に笑みはなく、氷の様だと皆は言う。
そんな彼女は、あるお茶会で毒を盛られてしまう。素早い処置のおかげで一命をとりとめたものの、部分的に記憶を無くしてしまい…
文字数 8,489
最終更新日 2022.11.20
登録日 2022.11.20
―― 優しくされると怖くなる。また、裏切られるんじゃないかって。
俺は今、この世でアンタが一番怖い ――
大手アパレルメーカーの御曹司である玲旺(れお)は、人間不信気味だった。
わざと嫌われ者を演じ、誰に対しても高飛車で傲慢で生意気な態度をとってしまう。
当然父親の会社でも腫れ物扱いで、各部署をたらい回しにされていた。
そんな折、営業部のエース、久我に出会う。
所作がスマートでとにかく有能。
人気者の久我は「気安く寄るな」と突き放す玲旺にも怯むことなく、「弟みたいだ」と可愛がる。
果たして玲旺は、後継者として正しく成長できるのか。
付かず離れず距離を保とうとする久我には、どんな事情があるのか。
この恋の行く末や如何に。
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R18表現のあるシーンにはタイトルに★印が付いていますので、苦手な方は読み飛ばす際の目印にしてくださいませ。
【されど服飾師の夢を見る】
https://www.alphapolis.co.jp/novel/859173378/346735558/episode/6882011
氷雨の高校時代編です。BL要素極小。過激表現は一切ありません。
閲覧&お気に入り登録、励みになります。ありがとうございます!!
文字数 122,481
最終更新日 2022.10.30
登録日 2022.10.01
ウィリアム・レオンバルドには姉がいる。姉の名はグレース。所作の一つ一つが優雅で美しく、知力に長けており、5ヶ国語以上をマスターしているという。可愛いというより綺麗と言われる顔立ちをしておりそのシルバーの長い髪は月の光に照らされると淡い青色にも見えることから月の女神と呼ばれるレオンバルド公爵家の長女であり、ロアーゼ国第一王子の婚約者である。
そんな姉を持つウィリアムは物心ついたときから尊敬し憧れ、愛していた。
それは歳を重ねた今も変わらない。
これは、シスコン弟が姉を溺愛する物語である。
※弟×姉の恋愛ではありません
物語は基本的にウィリアム主観で進めていきます
初めて小説を書きます!生暖かい目で見てくれると嬉しいです!誤字脱字等ありましたらご指摘お願い致します。
文字数 19,202
最終更新日 2023.09.27
登録日 2020.09.28
【異世界転生はニンゲンだけの“お祭り”じゃない!】
【ストーリー】
旅先で遊びに来た2人の兄妹は、パパからとある昔話を聞かせてもらって……
「キミ達は、異世界に住んでいるモンスター達が昇天したら、彼らの魂はどこへ行くか……知ってるかい?」
異世界転生するのって、何も “ 人間 ” だけでは無いんです!
実は、異世界の住人が人間に異世界転生するケースもあるんです。
最近ニュースで問題になっている、“ あの姿 ” になって……!
【新しい技をリクエストして頂ければ、新技として登場するかも?】
『胸キュン♡流格闘術』……
それは、女の子らしい可愛らしさ、所作を最大限に活かした、しかし技の威力を疎かにしていない「女の子の、女の子による、女の子の為の」格闘術。
その中には、懇意にして頂いている読者さんのリクエストから生まれた技もあります。
文字数 6,590
最終更新日 2019.05.12
登録日 2019.03.13
母を亡くして1年、いきなり父に再婚を告げられた。
しかしいきなりやってきた義理の母と上手くいかず、家に居場所が無くなってしまった。
家に居ずらく、夜まで神社で時間を潰していた私。あることから珍しい黒猫に出会い、その猫によって眠らされてしまう。
次に目覚めるとそこは____異世界でした。
次こそは自分の居場所作りたい。いる意味を見つけたい。
私はここで、生きていく。
初投稿です!誤字脱字はご指摘頂けるととても嬉しいです…!ゆったり投稿していきます〜🙌🏻✨️
文字数 31,089
最終更新日 2024.04.04
登録日 2024.03.22
3人の神に遣える方々が、私を訪ねてきたらしい。その優しそうな顔と、穏やかな所作。神殿に迎えにきたと言う。
一番偉いのは高齢の女性らしく、率先して語りかけてくる。町の仕事が終わった私は仕事の報告をして帰るところだった。もうすぐ夕暮れで暗くなるだろう。家路を急ぐ人も見える。
こんな田舎なので、多少かたまって止まっていても、文句は言われなかった。
日がある時間と、夜になる微妙な時間はマ。悪魔が囁くこともある誘惑の時間と呼ばれる。
私の答えは…。待ち人がいるって?
文字数 949
最終更新日 2021.11.05
登録日 2021.11.05
女王クラウディアは、国のため民のため、粉骨砕身、狛鼠のように働いた。信じていた伯父に誅殺されてなお、加護の余韻で3年も国に繋ぎ止められていた。
ようやく王の業から解放されるときが訪れ、輪廻の輪に飛び込もうとしていたところで、黄昏の主に捕まってしまう。
※こちらは転生所作だけを書き留めた2話完結の短編になります。
文字数 7,647
最終更新日 2023.10.14
登録日 2023.10.14
高校生、月波貴一は料理をしない姉の真貴と二人暮らしの料理男子。
ある夜、家出してマンションの隣人、佳代ばあちゃんを訪ねてきた孫娘、森宮朱理に出会う。初対面の態度は険悪だったが、やがて朱理は貴一に心を開き始める。そんな彼の前に現れた金髪の美少女フィオン・リーリウム。貴一がバイトする無農薬野菜やハーブを栽培、販売する団体コミュニオンの本国からやってきた。日本文化に憧れているが日本語の言葉遣いや所作は古風で、銭湯の長湯でのぼせ、ゲームセンターに興奮、更に貴一の料理が食べたいと言う。朱理は内心フィオンの存在が気にいらない様子。
彼らの周辺で次々と起こる不穏な事件。
コミュニオン日本支部の初代管理人、司磨子は、リリノンの出現が確認されたと言う。リリノンとは「現象」である。フィオンは本国より派遣された、リリノンを数える(昇華させる)者、リリノン・カウンター。出現地点であるリリノン・ポイントに赴き、精霊を歪めて鎧とし纏うリリノンの核と対峙する。リリノンとの戦い。そして貴一とフィオン、朱理の関係は…
ちょっぴりホラーあり、ほのぼのコメディあり、心癒される再生の物語。
登録日 2016.02.02
文字数 9,838
最終更新日 2023.11.03
登録日 2023.10.30
【私の愛した人は──殺人鬼でした】
あなたはとても聡明で、とても優雅で、
そして、
——恐ろしいほどに狂美な殺人鬼でした。
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彼の所作一つ一つは見る者の心を奪い、その口から紡がれる言葉には一瞬で人々を魅了させる力がある。
まるで悪魔と見紛う程の恐ろしくも妖艶な美しさは、一瞬にして私の心を奪っていった。
例えそれがどんなにインモラルな愛だとしても、この泣き叫びたくなる程の強い想いは、決して自分では制御することができない。
これは、恐ろしくも狂美な貴方のことを愛してしまった、私の物語──。
文字数 23,582
最終更新日 2022.04.17
登録日 2022.04.10