「者達 意味」の検索結果
全体で55件見つかりました。
いつもと変わらない日常が一変するのをただの会社員である芽依はその身をもって知った。
世界が違った、価値観が違った、常識が違った、何もかもが違った。
意味がわからなかったが悲観はしなかった。
花嫁だと言われ、その甘い香りが人外者を狂わすと言われても、芽依の周りは優しさに包まれている。
そばに居るのは巨大な蟻で、いつも優しく格好良く守ってくれる。
奴隷となった大好きな二人は本心から芽依を愛して側にいてくれる。
麗しい領主やその周りの人外者達も、話を聞いてくれる。
周りは酷く残酷な世界だけれども、芽依はたまにセクハラをして齧りつきながら穏やかに心を育み生きていく。
それはこの美しく清廉で、残酷でいておぞましい御伽噺の世界の中でも慈しみ育む人外者達や異世界の人間が芽依を育て守ってくれる。
お互いの常識や考えを擦り合わせ歩み寄り、等価交換を基盤とした世界の中で、優しさを育てて自分の居場所作りに励む。
全ては幸せな気持ちで大好きなお酒を飲む為であり、素敵な酒のつまみを開発する日々を送るためだ。
文字数 876,548
最終更新日 2024.06.10
登録日 2023.11.17
――恋は先に落ちた方が負けなんです!
見た目詐欺ウェルシェと純情王子エーリックの婚約に危機迫る!
グロラッハ侯爵家の長女ウェルシェは見た目だけならパーフェクトだが恋愛に関しては残念な腹黒令嬢。彼女は実家に多大な利益をもたらす第二王子エーリックとの婚約が決まってホクホク。
純情王子エーリックもウェルシェの外見に騙され一目ぼれしており、ある意味2人の利害が一致した婚約であった。
ところが、学園に入学したウェルシェに横恋慕する男子生徒が続出!
しかも、自称ヒロインのアイリスにそそのかされた乙女ゲームの攻略対象である女たらしケヴィン・セギュルが逢瀬の邪魔をしてきた。そこに第一王子オーウェンまでも加わり2人の婚約に危機が迫る!
だが、そんな妨害なんのその。超腹黒令嬢ウェルシェは王妃や周囲の者達を巻き込んで己の欲望に邁進するのだった。
だって、ウェルシェはグロラッハ家に恩恵をもたらしてくれる――「あなたのお嫁さんになりたいです!」
――これは、乙女ゲームに転生したヒロインと転生悪役令嬢……ではなく、その争いの煽りを食らった最凶腹黒可愛いウェルシェとぽやぽや純情王子エーリックのドタバタラブコメディ。
※表紙イラストはあニキ様に描いていただいたものです。(盗用・転載・盗作禁止)
文字数 188,368
最終更新日 2024.02.26
登録日 2024.01.18
――悪役令嬢だったようですが私は今、自由に楽しく生きています! ――
乙女ゲームに酷似した世界に転生? けど私、このゲームの本筋よりも寄り道のミニゲームにはまっていたんですけど? 基本的に攻略者達の顔もうろ覚えなんですけど?! けど転生してしまったら仕方無いですよね。攻略者を助けるなんて面倒い事するような性格でも無いし好きに生きてもいいですよね? 運が良いのか悪いのか好きな事出来そうな環境に産まれたようですしヒロイン役でも無いようですので。という事で私、顔もうろ覚えのキャラの救済よりも好きな事をして生きて行きます! ……極めろ【錬金術師】! 目指せ【錬金術マスター】!
★★
乙女ゲームの本筋の恋愛じゃない所にはまっていた女性の前世が蘇った公爵令嬢が自分がゲームの中での悪役令嬢だという事も知らず大好きな【錬金術】を極めるため邁進します。流石に途中で気づきますし、相手役も出てきますが、しばらく出てこないと思います。好きに生きた結果攻略者達の悲惨なフラグを折ったりするかも? 基本的に主人公は「攻略者の救済<自分が自由に生きる事」ですので薄情に見える事もあるかもしれません。そんな主人公が生きる世界をとくと御覧あれ!
★★
この話の中での【錬金術】は学問というよりも何かを「創作」する事の出来る手段の意味合いが大きいです。ですので本来の錬金術の学術的な論理は出てきません。この世界での独自の力が【錬金術】となります。
文字数 1,830,411
最終更新日 2024.06.05
登録日 2018.08.20
カロリーナは『皇太子妃』になると定められた少女であった。
そのため、日夜、辛く悲しい過酷な教育を施され、ついには『完璧な姫君』と謳われるまでになった。
ところが、ある日、婚約者であるヨーゼフ殿下に婚約破棄を宣言されてします。
ヨーゼフ殿下の傍らには綿菓子のような愛らしい少女と、背後に控える側近達。
彼らはカロリーナがヨーゼフ殿下が寵愛する少女を故意に虐めたとまで宣う。這いつくばって謝罪しろとまで言い放つ始末だ。
会場にいる帝国人は困惑を隠せずにおり、側近達の婚約者は慌てたように各家に報告に向かう。
どうやら、彼らは勘違いをしているよう。
カロリーナは、勘違いが過ぎるヨーゼフ殿下達に言う。
「ヨーゼフ殿下、貴男は皇帝にはなれません」
意味が分からず騒ぎ立てるヨーゼフ殿下達に、カロリーナは、複雑な皇位継承権の説明をすることになる。
帝国の子供でも知っている事実を、何故、成人間近の者達の説明をしなければならないのかと、辟易するカロリーナであった。
彼らは、御国許で説明を受けていないのかしら?
「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。
文字数 10,453
最終更新日 2022.03.16
登録日 2022.03.10
浄化の力を持つ一族『華月院』
そこに無能と呼ばれ、半ば屋敷に軟禁されて生きてきた少女
華月院樟嬰《カゲツインショウエイ》
世話役の数人にしか見向きもされず、常に処分を考えられる立場。
しかし、いつしか少女は自分を知るため、世界を知るために屋敷を脱け出すようになるーーー
知ったのは自身に流れる特別な血と、人には持ち得ないはずの強力で膨大な力。
多くの知識を吸収し、身の守り方や戦い方を覚え外での立場を得る頃には
信頼できる者達が集まり、樟嬰は生きる事に意味を見出して行く。
そしてそれは、国をも揺るがす世界の真実へと至るものだったーーー
*異色のアジアン風ファンタジー開幕!!
◆他サイトで別名で公開していたものを移動、改稿の上投稿いたしました◎
【毎月10、20、30日の0時頃投稿予定】
現在休載中です。
お待ちください。
ファンタジーからキャラ文芸に変更しました。
文字数 229,405
最終更新日 2020.11.10
登録日 2018.10.01
妹がやっていたゲームで『略奪愛~君が望むなら~』というものがある。
R指定があったかどうかは不明だけど、なんでもドSな婚約者に虐げられているヒロインの女の子を攻略対象者達があの手この手で助け出し、最終的に一番好感度が高い相手とくっつくというなんだかよくわからない乙女ゲームだ。
ヒロインは婚約者にあんなことされたこんなことされたと攻略対象者達に訴えて、色々助けてもらいながら愛を深めていくゲームらしい。
なんてことはない。悪役令嬢ポジションの代わりにドSな婚約者がいると言う、そんなゲームのようだった。
でも妹は何故かそんなゲームにドハマりして、聞きたくもない内容をぺちゃくちゃとよくしゃべっていた。
だからこんなことになったんだろうか?
「…………マジか」
気づけば俺はそのゲームのドSキャラであるレオ=ダンタリオンへと転生していた。
(なんでよりにもよってドSキャラなんだよ?!)
確かに俺は妹のせいで基本的に女が嫌いだ。
でも別にドSなわけじゃない。
単に女を見る目が冷たいだけであって、どうこうしてやる的な思考は持ち合わせていないのだ。
本当にもうどうしたらいいんだろう?
そうこうしているうちに月日は経ち、学園で婚約者に悪評を流されて……。
これは思ってもみなかった幼馴染に捕まえられてしまった、そんな俺の話。
※主人公は別にドSではないです。タグの方をご確認ください。
※全12話です。サラッとお楽しみください。よろしくお願いします。
文字数 38,324
最終更新日 2020.09.14
登録日 2020.09.05
※少量でも過激な場面があるお話のタイトルに
『キャラ名』
を付け足すことにしました。
〜あらすじ〜変更しました。
いじめられっ子である主人公の『村戸 叶』は、痣の痛みを感じながらすっかりと暗くなった夜道を下校していた。
無口で口下手な自分……………、誰も…家族でさえも自分を嫌う世の中で生きている意味を考えている内に、彼は今までいた世界とは異なった世界へと迷い込んでしまっていた。
その世界は、数万人に一人という確率でしか『男』が産まれない奇妙な場所だった。
そのため、『男』である自分の存在は『重要保護対象』として保護という名の『拉致監禁』、そして権力者達に奴隷のような扱いをされる可能性があると分かった。
自分という男の存在をしったこの世界の女性たちに脅され、女たちを喜ばせる事を強要させられてしまう。
元々、虐めによって人への嫌悪感を抱いていたカナエの嫌悪感はどんどん増していき、自分を苦しめる人物に復讐することを決める。
自分を苦しめる人をいいなりにし、逆に僕を喜ばせる道具として利用してやろう……と、
文字数 22,635
最終更新日 2024.01.04
登録日 2023.12.04
「ノルン様、貴女のように男を誘惑する女の事を何と言うのかご存じでしょうか?・・・阿婆擦れです!」
「所詮は野蛮な地を治める辺境伯のご息女ですもの」
「猿であって当然ですわね」
「「「「「「獣風情が聖女とは片腹痛い!!!」」」」」」
ロイヤルミント王国の王宮では王国の建国祭が催されていたのだが、参加した聖女にしてアメジストセージ辺境伯の長女であるノルンは婚約者である王太子のヴィルヘルムと彼が夢中になっている公爵令嬢のルミナ、王太子の側近AとBことシャルルとカール、二人の婚約者達に罵られてしまう。
(猿?それってルミナ様、エトラ様、ベローナ様、そしてヴィルヘルム様、シャルル様、カール様の事ですよね?)
ロイヤルミント王国が他国に侵攻されないのは、平穏無事で天災が起こらないのは、アメジストセージ家と私が契約している精霊王様が護っているからなのですけど?
国防の要とでも言うべきアメジストセージ家を猿だの、獣だのと罵る彼等の真実の姿を皆様方に披露するといたしましょう!
これは森羅万象を司る精霊王と契約しているノルンが、自分と家族を馬鹿にした王太子達に盛大(?)な仕返しをする話。
・ルミナ達はノルンを猿と言っていますが、実際は彼女達の方が婚約者以外の男とやりまくっているし、自分の息子のお初を奪った上で楽しもうと計画している猿です!(ヤリ〇ンとも言う)
・王太子達はエロ同人誌に出てくるヒロインを肉便器扱いする男のように、女であれば見境なくやりまくっているし、自分の娘が年頃になったら母娘丼をしようと計画しているクズなゲス野郎です!(ヤリ〇ンとも言う)
・設定がゆるゆるでふわふわ、ツッコミどころ満載の話であるのはいつもの事です。
・精霊王というのは、ファンタジーものを読んでいたら出てくるサラマンダーやウンディーネといった精霊達の親玉というか、上司といった存在になります。
【乙女ゲームに転生した男の人生】で話の流れはこうだと決まっていても、それの表現が上手くできずスランプに陥ってしまったので気分転換の意味もあって書いています。
直接的に表現はしていませんが、匂わせるシーンがありますので念の為にR-18にしています。
文字数 9,825
最終更新日 2021.11.23
登録日 2021.11.14
”アルディオスの森”。其処は決して立ち入ってはならぬ禁断の森。
禁を破り、その地に足を踏み入る者あらばアルディオスに名を連ねる者達が嬉々として命を刈り取っていく。
その森には、国家、種族、個人の思惑が絡み合い純粋な欲望の前では人の歩みは止める事は出来ない。
そんな森の中で、日々繰り返される”凄惨な死”に心を痛めた一人の幼女が立ち上がった。
心優しき幼女の名はマルゴレッタ=アルディオス。
世界中の国家、勢力から付け狙われる最強最悪のアルディオス家が生んだ最後の良心。
いかな理由があったとしても一片の慈悲も無く容易く侵入者を殺してしまう、色んな意味で頭のネジが緩んだ愛すべき家族達から彼等を守るべく奮闘する献身幼女の物語ーー
文字数 66,984
最終更新日 2022.04.04
登録日 2022.03.20
※オリジナル設定を含んでいます
※誤字脱字あると思います
※エブリスタの掲載作品を部分修正した作品です
※【弍】はエブリスタにて限定公開(既に完結済)です
𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲
代々青葉家に産まれる金色の瞳を持つ者達は特別だ。
彼等は18を迎えると同時に「龍神」と呼ばれる人成らざる者の元へ「供物」として捧げられる。生きる意味を持たずして生まれた叶は死ぬ覚悟で主の元へと行くが、「供物を無惨に喰らうバケモノ」と呼ばれている主は、叶を喰らうどころかお世話係として屋敷に置き始める。死ぬ覚悟をし、絶望の淵に立っていた叶が龍神と出逢い、愛を知る、切なくて優しい物語。
𝐒𝐩𝐞𝐜𝐢𝐚𝐥 𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤𝐬
朔羽ゆき様@sakuhayuki_
(素敵なイラストを有難う御座います)
(イラストの著作権は全て朔羽ゆき様に御座います)
(無断転載は断固禁止です)
文字数 56,014
最終更新日 2021.12.22
登録日 2021.10.03
侯爵令嬢アディエル・ノクタールは二年前のとある出来事から巷では『断罪令嬢』と呼ばれている。
第一王子からアディエルへの断罪劇を、第一王子への断罪劇へと転換し、完膚なきまでに第一王子を断罪したからである。
その後、彼女の鮮やかな断罪っぷりに感銘を受けた者達に請われ、次々と不埒な者達を断罪していく姿に、『断罪令嬢』という二つ名ーー世間では好意的な意味でーーが広まった。
そして、今日も彼女は相談相手のために、にこやかな笑顔を浮かべて断罪していくーー。
※本編は完結済。
以降は番外編を登場人物一人を焦点に公開しております。
別公開の【後日談】も良ければお読みください。
文字数 115,584
最終更新日 2022.09.30
登録日 2022.05.15
魔王との決戦で賢者ハワードは勇者カインを庇い、右腕を失った。
自分のせいだ、と責任を感じる勇者に負担をかけまいと、彼は勇者パーティを引退して旅に出たのだが。
「愛していますハワードさぁん!」
賢者大好き勇者パーティが追いかけてきて、貴方が必要なんですと、復帰するよう告白してきたではないか。
これじゃあ意味がないだろと、ハワードは逃亡を決意する。
勇者達から逃げながら、賢者は巨乳なシスターを仲間にしたり、もふもふ聖獣を従えたりと、逃亡という名のスローライフを充実させていくのであった。
レベル999ステータスMAXの43歳おっさん賢者が、チート能力を駆使してクリア後の世界を満喫する。そんな物語です。
文字数 447,189
最終更新日 2020.11.22
登録日 2020.08.25
※毎週金土日のどこかしらでゆる~く更新中!(週1更新なので1話あたりの文字数は後半になる程多めです)
――ミツケタ――
その声がどんな声だったか、もう覚えていない。黒い闇に呑まれ息が出来なくなって苦しい……。
――そして私は死んだ――
約3年前チョコランタ王国に空から赤ちゃんの姿で降りてきたメティー。
――みつけた――
それを助けたのが猫のような耳としっぽの獣人の幼い男の子。
目覚めて感じる違和感。私は今のこの私じゃなかった気がするのに思い出せない。
――私は誰なの?――
穏やかな暮らしが始まるのかと思ったら、夢でうなされる日々。
そして、とあるきっかけでメティーは神の力【チート】に目覚める。
――光の神、メシアの力――
癒しの力と、願いの力で民を助けるのが神の……私の役目なの?
――見つけたぞ!――
神を求めて街に出されたお触れ……。
――捕まえて我がものに――
不敵に嗤うメティーを利用しようとする者達……。
――僕がメティーを守る――
利用しようとする者から守ろうと立ち上がる者達……。
魔法や武器で繰り広げられるバトル!
芽生える儚い恋……。
そしてなぜかモテモテ!?
失ったメティーの記憶とは何なのか……。
~異世界ファンタジー✕異世界恋愛~
異世界で始まる壮大なかくれんぼ!
果たしてメティーは逃げ切れるのか……。
――やっと見つけた――
※映画の宣伝の予告っぽくあらすじ書いてみたけど……どうなんだろこれ……意味不明だったらごめんなさい!(笑)
※恋愛ジャンルとファンタジージャンルどっちで登録するか悩んだ結果、序盤は恋愛要素よりファンタジー要素多めなので、ジャンル詐欺と思われないようにファンタジージャンルに変更します💦2021/03/08 23:13(でもちゃんと恋愛要素も出てきます!)
※表紙は花音様(@kanonon04)より頂いたファンアートです!快く表紙にして良いと言って下さいました(泣)
※この小説は、小説家になろうに載せてたものの改稿版です(現在上書き&修正しながら更新中)
※小説家になろう、カクヨム、ノベプラにも同じものを載せてます(別おまけ企画時は、おまけが違う事有り)
文字数 311,493
最終更新日 2023.12.03
登録日 2021.03.08
とんでもない魔法力を転生で授かりながら孤児の赤ん坊だった主人公が、侯爵家に拾われて義理の父と母に優しく愛されて育ち、成長していくと共に自分の生まれ持った力と異世界の背景、運命の波に翻弄されていくお話。
傾国は楊貴妃のような物でなく文字通り強大な魔法力などが自分の国の国王や権力者達にまで脅威と受け取られてしまう意味で使っています。
諸展開ゆっくり。主人公が彼氏とイチャラブ、甘かったり逆にザマア展開などもほとんどいたしません。コレらや早いサクサク感を求める方は申し訳ありませんがブラバしてください。
R15は保険です。
不定期更新になります。小説家になろうにても掲載しております。
文字数 39,475
最終更新日 2019.06.11
登録日 2019.06.09
初投稿ですよろしくお願いします
高校とは将来生きていく上でとても重要な所であるということは親や兄貴、先生たちからにも言われてきた。今の世の中、学歴が高いとか資格の多さで待遇が大きく変わってくる。
それでも私は両親らの反対を押し切り底辺高に進学することを決めた。
全日制の公立高校(名前は出さないけど)私が知りうる底辺高だ。
私は勉強は苦手では無いし、それどころか得意科目では90点台を叩き出したこともいくつかあった。 そんな私が何故底辺高を受験する気になったかというのは…特になかった。
もしかしたら底辺の人間を馬鹿にしてやりたいなどの邪な気持ちがあったかもしれないし、はたまたただ楽ができると思ったからかもしれない。
受験勉強はある程度勉強して受験に臨んだ。
結果は勿論合格だ。というかこんな高校で不合格ならばどの学校にも行けやしないだろうと思った。
前期選抜が終わり周りのクラスメイト等は嬉しく思う者、悔し思う者達のどちらかだったが、私はどちらでもない、なぜなら受かって当然なのだから。
卒業までの間はとにかく残り僅かとなった中学校生活を心から楽しんだ。ある時は仲の良い8人のグループで遊んだり、授業中に寝てみたり、当時流行っていたアニメのクールキャラの真似事をしてみたりととにかく楽しんだ。
とはいえ、授業は中期選抜の人達の勉強だけなので前期選抜で受かった人には本当に無意味で退屈な時間だったし、キャラの真似事も割と多くの人が真似していたのだ。
そんなこんなで卒業まで残り6日となった時のことである。
私はある女の子に告白をされたのだ。
もしかしたら私は他人から見たら割とイケメンなのではないかと思ってしまった。
女の子改め春市は私の仲の良い8人グループの一人で良く話をしたものだ。好きなアニメや漫画、給食の時間で牛乳を最後に飲む等春市とは良く気が合ったものだ。春市のことは異性とは認識していたが恋心的なものはあまり抱いてなかった。
だからこそ私は驚き戸惑ってしまった。
だが春市は勇気を出して告白してくれた、なら男ならばすることは一つ、そう私は春市を受け入れることにした。
終わりです続き書くかも
文字数 1,546
最終更新日 2019.05.14
登録日 2019.05.14
この世界に生きる意味を考え続ける青年、天才パズラー南雲ヨウスケ。
競技人口は少ないが、国中からパズルを愛する者達があつまるキングオブパズルという大会で、3年連続優勝している、天才パズルプレーヤーの南雲は、人生というパズルに飽き始めていた。
疑問を途中で捨てず、安直な答えに逃げず、ひたすらに真実を求め続けた。
正解への道かと思ったら行き止まり。
そんなことを繰り返す男の物語。
文字数 2,207
最終更新日 2022.07.18
登録日 2022.07.18
聖女として召喚された少女は、何の力も無い普通の人だった。召喚した国の者達は、聖女でなければ意味がないとばかりに、城の隅にある小さな小屋に少女を押し込め、1年・・・少女は聖女の名を語った詐欺師として、絞首刑になろうとしていた。勇者は助けてくれるけど・・・魔王は好きだと言ってくれるけど・・・私の求めていたモノも違うんですが!!
文字数 17,242
最終更新日 2021.03.13
登録日 2021.03.12
異世界からもたらされた呪いによって滅びた鈍異村の住民である小山内詩郎、北野愛、櫛引由美子の三人は死後幽霊となって自分達の村が滅びた理由を調べていた。
幽霊には寿命が無く、生者とは時間の感覚も違う。
真相が判明した頃には既に75年の歳月が流れていた。
鈍異村に呪いを持ち込んだ元凶である異世界の魔法使いエンフラーグは既に亡くなっていたが、詩郎達はエンフラーグが設立し、その子孫がギルドマスターを務めている冒険者ギルド【英雄の血脈】の存在を知る。
エンフラーグ本人じゃないなら復讐するには及ばないと思いつつも、長年怨み続けてきた気持ちに切りを付ける意味で彼らに接触してみた結果、彼らは全く悪びれる様子もなく逆に犠牲になった村人達を笑い物にする始末。
そっちがその気ならもう情けをかける必要はない。
異世界の連中に日本の怨霊の恐ろしさを思い知らせてやる。
詩郎達は怨霊の力で彼らを鈍異村に閉じ込め一人ずつ復讐を行っていく。
その中には密かに転生をしてギルドに潜り込んでいたエンフラーグ本人の姿もあった。
その過程で徐々に明らかになる異世界人の非道な行為の数々に、怨霊側につく者達も現れて復讐劇は更にエスカレートしていく。
これは和風ホラーを怨霊側の視点で描いてみた物語です。
小説家になろうにも投稿しています。
文字数 112,265
最終更新日 2021.05.29
登録日 2021.04.16
一人の冒険者が夕食を取ろうとしていた。
食事を楽しもうとする彼に一人の酔っ払いが絡む、無謀にも絡んで行った相手の事を正しく知らないままで。
絡まれた冒険者は領都では名の知られた二つ名を持つ男である。
彼の二つ名はチキン。
顔見知りでもない冒険者達からもチキンさんと親しみを込めて呼ばれていたりするナイスガイだ。
絡んだ男は強面のマスターに窘められたが、それでも暴言を吐きながらチキンさんに尚も絡もうとした……
そんな酔っ払いを排除したのはマスターの嫁と娘。
完全に出番を奪われ、見せ所も無かったチキンさん。
ちょっと情けない。
しかしチキンさんは本当に只者では無かった。
では何者なのか。
そこに、一撃、いや二撃で沈んだ冒険者の仲間が現れた。
漸く見せ場が来た。
チキンさんと言う二つ名。
その本当の意味を彼らは知ることになる。
彼の正体は――
続きは本編で。
登録日 2016.09.11