「芸人」の検索結果
全体で150件見つかりました。
今日は大晦日だった。
東京では珍しく雪が降っていた。細かな白い粒が、港区の高層マンションの外に並ぶ街灯の下で、夜の底に薄い灰をかぶせたように舞っている。
遠くの寺から除夜の鐘が聞こえ始めたころ、陽翔はまだ窓辺に張りついていた。神社の参道の先に見える灯りを指さし、初詣の屋台を見に行きたいと何度もせがんでいた。
部屋の中は暖房がよく効いていて、年越しそばのつゆの匂いがまだ残っている。テレビでは年越し番組が流れ、芸人たちの笑い声が明るすぎるほど響いていた。
私は陽翔に赤いダウンジャケットを着せ、手編みの赤いニット帽をかぶせた。特撮ヒーロー柄のその帽子は、縁が少しだけ歪んでいる。それでも陽翔は、世界でいちばんかっこいい帽子だと言ってくれていた。
「ママ、甘酒飲みたい」
「子どもでも飲めるやつだけね。勝手に走っちゃだめ。パパの手、ちゃんとつないで」
蓮司は玄関で黒いダウンを羽織り、陽翔のマフラーを整えていた。顔を上げて私を見ると、目尻に少しだけ笑みを残した。
「大丈夫。温かいのを一杯買って、すぐ戻る」
「ママも待っててね!」
陽翔は小さな手を伸ばして、私とハイタッチをした。
私は笑って、父子がエレベーターへ向かうのを見送った。扉が閉まる直前、陽翔は隙間から手を振っていた。
鐘の音が、ひとつ、またひとつと夜に沈んでいく。
私は窓辺に寄り、下を見下ろした。神社へ向かう人の流れはそれほど多くない。雪のせいで、街全体が奇妙なほど静まり返っていた。
十分ほど経ったころだった。
コンビニ脇の路地から蓮司が出てくるのが見えた。
ひとりだった。
陽翔の手を引いていない。
蓮司は雪の中に立ち、うつむいて煙草に火をつけた。
心臓が、凍ったように縮んだ。
私はスリッパも履き替えず、コートだけつかんで部屋を飛び出した。エレベーターは氷づけにされたみたいに遅い。階数表示がひとつ下がるたび、手のひらから熱が抜けていった。
文字数 14,122
最終更新日 2026.07.10
登録日 2026.07.10
「だらららららららら……ッ、結果発表ォォォーーーッ!!」
真っ白な部屋に響き渡る、某大御所芸人を彷彿とさせる甲高い叫び。
50歳、第二の人生の幕開けは、あまりに無慈悲な『宣告』だった。
「判定、0ポイント!
種族……丸虫(マルムシ)!」
周囲が勇者や賢者に転生して勝ち誇る中、下町中華『杏(あん)』を
32年切り盛りしてきた真理杏(マリアン)が授かったのは、
体長50センチのツヤツヤした丸虫の体。
大勢の前で晒し者にされ、50年間誠実一筋に生きてきた「純潔乙女」は
赤面するが……それでも、生粋のおばちゃんはヘコまない!
「恥ずかしいけど、膝も痛くないし腰も軽い!
異世界、最高じゃないっすか!おほほほほ!」
実はこの世界、住民の全員が地球からの転生者。
誰もが前世のプライドとポイントに縛られ、終わりのない
「格付け社会」に疲れ切っていた。
そんな彼らの前に現れたのは、時速30キロで爆走し、お腹を空かせた者
に無償で『まかない』を振る舞う、お節介な一匹の虫だった。
「手が無きゃ魔法でお玉を回す。
鍋が無きゃ、わーしの背中で炒めるよ!」
これは、一匹の虫が「食べさせること」で世界を繋ぎ、やがて失われた
人間性の「始祖(オカン)」となっていく、美味しくてちょっと泣ける
異世界の物語。
★各話のラストに「読者への挑戦状(謎解き/クイズ)」付き!
文字数 250,310
最終更新日 2026.10.20
登録日 2026.07.23
孤独な半エルフの少女、ミュルドレーン。
人を信じることも、神に祈ることも忘れていた少女は、ある日、白銀の騎士ロスマリネと出会う。
誰よりも強く、誰よりも優しいその騎士の背中を追い、少女はやがて「オーロラ」という名の騎士へと成長していく。
しかし、どれほど強い剣を持とうとも、すべての人を救えるわけではない。
かけがえのない人の行方を求め、オーロラは広大な世界へ旅立つ。
己の流儀を貫くバーンズ、誇り高き戦乙女アリシア、深遠な知識と野心を秘めた大魔法使いギーザー。
そして、自由奔放な女頭領、無骨なドワーフの戦士、悪戯好きな旅芸人の少年、皮肉屋の天才学者……。
旅先で出会う人々は、それぞれの過去と信念を背負い、自分の人生を生きている。
ある者は共に剣を取り、ある者は道を示し、またある者は、オーロラの信じる正義に疑問を投げかける。
誰もが正しく、誰もが間違える。
時には争い、時には助け合い、くだらないことで笑い合いながら、旅は続いていく。
そしてオーロラもまた、出会いと別れを重ねながら、自分自身の正義を問い続ける。
師から受け継いだ誓いを胸に、それでも自分の答えを探して。
剣と魔法が息づく世界を舞台に、誇りと葛藤、愛情と絆、そして人間の愛おしさを描く、本格大河ファンタジー。
文字数 16,017
最終更新日 2026.10.20
登録日 2026.10.16
「必要ない」
墓守のリリアはある日突然その職を失う。
そう命令を下したのはかつての友で初恋相手。
社会的な立場、淡い恋心、たった一言ですべてが崩れ去ってしまった。
自分の存在意義を見失ったリリアに声をかけてきたのは旅芸人のカイだった。
「来る?」
そうカイに声をかけられたリリアは、旅の一座と共に世界を巡る選択をする。
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2025/10/31
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞をいただきました
お話に目を通していただき、投票をしてくださった皆さま
本当に本当にありがとうございました
文字数 164,617
最終更新日 2025.12.19
登録日 2025.08.30
文字数 3,816
最終更新日 2025.11.21
登録日 2025.11.21
私はお笑いが結構好きだ。
90年代からダウンタウンや爆笑問題の番組は放送していればたいてい観るという感じであり、M1グランプリは毎年欠かさず見てるし、サンドウィッチマンなんて同世代ということもあって大ファンだ。
だが、私は知っている。
昔、こうした超メジャー級に勝るとも劣らぬお笑い芸人がいて、その男の芸を身近で堪能できた幸福を。
その芸人は存在や言動自体が芸であり、演じる芸はとてもTVでは表現できない面白さだった。
二十年以上経った今に至ってなお、現実世界でもTVの中でもその男を超える芸人は私の記憶では存在しない。
その芸の面白さを堪能するにはとてもじゃないが番組の放送時間やライブではカバーできないほどの長い仕込みを必要とし、それを経て我々に披露した芸は笑撃の極み。
何十年経っても思い出しても笑えるという不変の名作である。
その芸人の名は山北浩二。
私が山北と出会ったのは2001年6月初旬のヤマト運輸南東京ベース店、そこで倉庫内作業の夜勤アルバイトとして働いてた時のことだ。
文字数 11,766
最終更新日 2026.09.30
登録日 2026.09.27
晴らせぬ恨みを晴らし、許せぬ人でなしを消す。仕掛けて仕損じなし、口外法度の始末屋稼業。昼行灯の同心・中村左内を中心とする始末屋のメンバーたちの生き様を描いた作品です。差別用語が数多く登場します。
また江戸時代が舞台ですが、史実とは異なる部分があります。歴史が好きすぎて、テレビの時代劇にもいちいち重箱の隅をつつくような突っ込みを入れる意識高い系の人は読まない方がいいです。
さらに昨今のスペシャルドラマの必殺シリーズとは根本的に違い、暗く不快で残酷な話が多くなります。苦手な方は注意してください。
【始末屋】
◎隼人
訳あって、沙羅と共に江戸に逃げて来た若者。小柄だが、鎖鎌と手裏剣を使いこなす凄腕の殺し屋。ただし世間知らず。普段は顔を白く塗り、大道芸人をしている。
◎沙羅
隼人と共に、江戸に逃げて来た南蛮人の女。実は、隠れ切支丹である。
◎鉄
現物の鉄の二つ名を持つ、大男の骨接ぎ屋。始末屋の一員ではあるが、同時に龍牙会の客分格でもある。殺しに快感を覚える、危険な一面を持っている。
◎市
普段は竹細工師をしている若者。二枚目役者のような整った顔立ちをしているが、その内面は冷酷そのもので、安い仕事は引き受けない。始末屋に対する仲間意識も薄く、他の者たちには何ら特別な感情を抱いていない。
◎小吉
始末屋の一員の若者。もっとも、偵察や情報収集などの補助的な役割しか出来ない。
◎源四郎
左内の下で動く目明かしであると同時に、始末屋の一員でもある。ただし、彼が始末屋であることは、他の面子は誰も知らない。
◎中村左内
南町の昼行灯との異名を持つ同心。普段は小悪党の上前を掠め取り、大悪党には見てみぬふり……しかし、その実態は始末屋の元締であり剣の達人でもある。始末屋の仲間からは「八丁堀」と呼ばれている。
【龍牙会】
◎お勢
江戸の裏社会で、もっとも力を持つ組織「龍牙会」の元締。四十代の女性だが、裏の世界では彼女に逆らえる者など、ほとんどいない。
◎死門
お勢の用心棒。凄腕の殺し屋でもあり、裏の世界では恐れられている。奇妙な剣術を使う南蛮人。
◎呪道
拝み屋の呪道の二つ名を持つ軽薄な祈祷師。だが、その実態は龍牙会の幹部であり、元締お勢の片腕でもある。始末屋の鉄とは仲がいい。まだ二十代半ばの若者だが、なぜかお勢に惚れている。
【その他】
◎秀次
市の叔父であり、育ての親でもある。裏社会の大物だが、不気味な性癖の持ち主。
◎渡辺正太郎
若き同心。左内の同僚であり、いつも愚痴をこぼしている。
文字数 250,438
最終更新日 2025.06.21
登録日 2024.05.31
ルソーは生まれて9日で母親を亡くす。時計職人の父とは読書をして過ごすが、貴族と喧嘩をしてジュネーヴの街から逃走した。孤児同然となったルソーは叔父に引き取られ、従兄弟と共に少年時代を過ごす。
その後、いろんな職を転々としてニートのような生活を続ける。
どの仕事も長くは続かず、窃盗や変態行為に身を染めた。
しかし、読書だけは続けた。
やがて、ママンと出会い、最初は母親のような愛情を受けるが、その関係はどんどん深くなっていく。
フランスでは普通のことなのか、奇妙な三角関係を経験し、やがて、ママンとの別れも。
音楽を仕事にしたかったが、それほど才能はなかった。
ルソーはその後、女中と結婚し5人の子供を授かるが、貧乏すぎて養えない。
ルソーは抑圧された経験を通して、社会に疑問を持っていた。ルソーは理不尽な社会の事を文章にする。
「人間不平等起源論」
「社会契約論」
「新エロイーズ」恋愛小説
「エミール」教育論
「告白」自伝
「孤独な散歩者の夢想」
昔は娯楽も少なく、文書を書く人はお笑い芸人のようにチヤホヤされたものだ。
それらの文章はやがて啓蒙思想として人々に大きな影響を与えていくこととなる。
ルソーを弾圧する人も現れたが、熱烈に歓迎する人もいる中で過ごす。
そんな彼の思想が今では当たり前となった人権、平等、博愛を世にもたらすフランス革命を引き起こす原動力となった。
文字数 45,839
最終更新日 2021.09.16
登録日 2021.05.31
旅芸人の一座の踊り子・ラーケサは王の前で舞いを披露し、その晩、王の寝所へと召しあげられる。しかし、彼女には座長の恋人がおり、王に肌を許すことは恋人への裏切りになるのだが、一介の踊り子が王に逆らえるはずもなく……。
行為において暴力を与えられるような表現はありませんが、寝取られ(NTR)表現が平気な方だけお読みください。ハピエンです。詳細な描写はありませんが、ヒロインが凌辱を受けた、という情報が出てきます。ご注意ください。ハピエンです(2回目)
ほとんどのエピソードにR18シーンが含まれます。
この小説はムーンライトノベルズにも掲載しています。
次回は4/2(日)15:00に「踊り子の決意」「奪われた踊り子は傲慢王に囚われ」の2本を更新予定です。
明日の更新で本編完結となります。
番外編を今後書く可能性はありますが、一旦更新はここで終わりです。
一週間、おつきあい頂きありがとうございました…!
文字数 49,821
最終更新日 2023.04.02
登録日 2023.03.25
「私の妃になって欲しい」ひざまづいて求婚する美しき銀髪の王。彼は、私が飼ってた犬でした!
旅芸人の娘アイナは拾った銀色の犬を可愛がって暮らしていた。五年後、犬は突然、銀髪碧眼の美青年に変身!
彼は、とある国の王だった。迎えにきた蒼龍に乗って国に帰った彼をアイナは忘れられない。
四年後、評判の舞姫となったアイナのもとに再び現れた王と蒼龍。プロポーズを受け入れたアイナは王宮でお妃教育を受けることに。このまま結婚まですんなりいくかと思いきや、ライバル王女がやってきたり、紅い龍や黒い龍が出てきたり。挙句の果てには霊亀にさらわれたりで、なかなか前に進まない。
二人は無事ゴールインできるのだろうか?
時々シリアス、でも最後の方は恋愛成分多めです。
小説家になろう様で完結済みの小説を投稿していきます。
文字数 119,797
最終更新日 2020.12.22
登録日 2020.11.11
喫茶店には様々な人が訪れる。
大都会の喧騒の中に店を構える喫茶カメリアで働いている俺はある客から気に入られていた。
その日貰ったのは人気お笑い芸人のライブチケット。やったと舞い上がる俺は店長にそれを伝えるが、良い反応は返ってこなかった。むしろ大反対だ。
「人殺してそれを無かったことにできる連中が良い人なわけねえだろうが」
非現実的な言葉だと思っていた。
確かにそうかもしれないけれど俺には関係のない話だと思っていたんだ。
それなのに。
「このまま組でオモチャにされるんとわしのモンになるんとどっちがええ?」
迫られた二択に、俺は迷うことを許されなかった。
姫初め俺が一番遅いんだ選手権優勝候補、白です。
愛が重たいヤクザ×流されやすい受けです。
短編を目指しています。
文字数 28,094
最終更新日 2024.04.20
登録日 2024.04.16
憧れの大阪の大学に通うため、東京から単身やって来た白井菖蒲は、推している芸人が下積み時代によく訪れていた喫茶・トミーで働く事に。
念願だったトミーで働け、とても充実感で満たされていた。働き始めてから三日目までは。
朝の10時、振り子時計と共に、革靴を鳴らし店内に入って来たのはガタイの良く、真っ黒な髪を真ん中でかき上げ、目つきが悪い黒いスーツに身を包んだヤクザだった。
普通の大学生と、ヤクザのお客さん。決して交わるはずの無い二人。
な筈なのだが何故か、二人の仲はスイーツを通して深まっていくのだった。
※一応BLですが、ブロマンス寄りです
※カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しております。
文字数 118,763
最終更新日 2026.01.18
登録日 2025.12.25
30歳、処女、お笑い芸人。
そんな私が、日本アカデミー賞俳優・瀬古亮一のヒロインに選ばれた。
ラブシーンができない。何度撮り直しても、体が硬直する。声が裏返る。あと一回失敗したら、降板——。
「試しに、ラブシーンの練習をしてみますか?」
彼の言葉に、私は頷いた。
練習のはずだった。本物になるなんて、思っていなかった。
登場人物
根元麻里(30歳)
ピン芸人。27歳の時にSNSでネタがバズりブレイク、芸歴10年目。現在は情報番組のMCやトーク番組で活躍中。見た目は地味で小柄。これまで彼氏ができたことがなく、30歳にして男性経験ゼロ。そのことを密かなコンプレックスとして抱えている。
瀬古亮一(25歳)
俳優・モデル。子役から芸能界入りし、芸歴15年目。24歳で日本アカデミー賞最優秀男優賞を受賞した実力派。爽やかな顔立ちと長身で、ドラマ・映画・CMに引っ張りだこのトップスター。3年前まで女優と交際していたが、お互いの多忙を理由に円満破局した。
ドラマ『君のアンコール』
2026年1月2日放送予定の2時間単発ドラマ。売れないバンドマン・拓海(瀬古亮一)と、10年間支え続けた妻・瑞穂(根元麻里)のサクセスストーリー。結婚式シーンや子役との家族シーン、そして濃厚なベッドシーンも含む。
瀬古亮一の事務所が企画した作品で、ファンが彼と疑似恋愛を楽しめる胸キュンラブストーリーとして制作。ヒロインにあえて華やかな女優ではなく麻里を起用したのは、「どこにでもいそうな普通の女性」として視聴者が感情移入しやすいから——というのが制作側の狙いだった。
撮影は2025年4月〜6月にかけて行われる。
文字数 101,509
最終更新日 2026.05.20
登録日 2026.03.23
R指定も健全もごちゃ混ぜな読み切り集。
・里帰り(R18)
祖父母の家で3つ年下の従兄弟と5年振りに再会する話。ショタおに。
・ライバルは背後霊!?
高校生→教師←幽霊のオカルトラブコメディ。
・○ッ○リ
先輩の家に居候している後輩芸人が荷物をまとめて出ていこうとする話。
・クリスマす
そこそこ忙しくなってきた中堅お笑いコンビの話。『○ッ○リ』の先輩が主人公。
・優勝したら
『○ッ○リ』の続編。ピン芸の大会に出場する話。
文字数 16,270
最終更新日 2026.04.14
登録日 2025.08.23
旅芸人のひとりとして踊り子をしながら各地を巡っていたアナベルは、十五年前に一度だけ会ったことのあるレアルテキ王国の国王、エルヴィスに偶然出会う。
「君の力を借りたい」
あまりにも真剣なその表情に、アナベルは詳しい話を聞くことにした。
そして、その内容を聞いて彼女はエルヴィスに協力することを約束する。
こうして踊り子のアナベルは、エルヴィスの寵姫として王宮へ入ることになった。
目的はたったひとつ。
――王妃イレインから、すべてを奪うこと。
文字数 140,121
最終更新日 2022.07.16
登録日 2022.05.01
★本編完結しました!
★150万字超の大長編!
何らかの理由により死んでしまったらしい【俺】は、不思議な世界で出会った女神に請われ、生前やり込んでいたゲームに酷似した世界へと転生することになった。
転生先はゲームで使っていたキャラに似た人物との事だったが、しかしそれは【俺】が思い浮かべていた人物ではなく……
結果として転生・転性してしまった彼…改め彼女は、人気旅芸人一座の歌姫、兼冒険者として新たな人生を歩み始めた。
しかし、その暮らしは平穏ばかりではなく……
彼女は自身が転生する原因となった事件をきっかけに、やがて世界中を巻き込む大きな事件に関わることになる。
これは彼女が多くの仲間たちと出会い、共に力を合わせて事件を解決し……やがて英雄に至るまでの物語。
王道展開の異世界TS転生ファンタジー長編!ここに開幕!!
※TS(性転換)転生ものです。精神的なBL要素を含みますので、苦手な方はご注意ください。
文字数 1,621,713
最終更新日 2024.10.03
登録日 2022.07.04
キャッチコピー:
愛することと壊すことを区別できない三人は、禁じられた重奏へ向かう。
あらすじ:
幽都最大の劇場・玄楼には、人の感情や記憶へ直接触れる「声紋」を持つ芸人たちがいる。
喪失を奏でる若手筆頭・朱鷺は、聴衆を美しい痛みへ沈める一方で、芸に自分自身を削られていた。彼を拾い、育て、完成させようとする楼主・澪架は、朱鷺と禁じられた「重奏」を成立させる唯一の相手でもある。
後援者の娘・白縫糸は、声紋に影響されない稀少な体質を持っていた。誰もが朱鷺の音に自分の喪失を見る中、糸だけは彼の音そのものを聴き、その痛みを見抜く。
朱鷺は糸の前でだけ、舞台の外の息を思い出していく。けれど朱鷺の音の奥には、澪架の声が深く結ばれている。救えないと知りながら離れない糸。手放せないと知りながら完成を望む澪架。どちらも選べないまま、朱鷺は百年に一度の玄夜祭へ向かう。
喪失と渇望が重なる夜、三人の愛は最高の芸となり、取り返しのつかない結末へ燃え上がる。
文字数 36,056
最終更新日 2026.05.29
登録日 2026.05.29
【男女オメガバース】マイペースα女子×こじらせ隠れΩ芸人!?
「第二の性」をオープンに生きるのが当たり前の現代。
―― しかし、特定の地域には、未だにそれを「隠さなければならない」という古い因習(タブー)が残っていた。
H地方S市生まれのα(アルファ)女性・白石コトノは、田舎を飛び出し、首都で自由な一人暮らしを満喫中。趣味はお笑い鑑賞。
そんな彼女がひょんなことから出会ったのは、因習深いK府生まれ、世間には『β(ベータ)』と偽って生きる【隠れΩ(オメガ)】の売れないお笑い芸人・二条らっこだった!
出会うはずのなかった2人が織りなす、秘密と笑いと、ちょっぴり切ない(?)オメガバース・恋愛コメディ!
文字数 14,157
最終更新日 2026.08.11
登録日 2026.06.10