ミステリー 小説一覧
41
髪のない女は、嘘をつかない
母の葬式を終えたその日、三十二歳の榊原美冬は、一軒の古びた床屋へ入った。
「できるだけ、短くしてください」
母が愛した、背中まで伸びた長い黒髪。
それは美冬自身が選んだ髪型ではなかった。
鋏が入り、長い髪が束になって床へ落ちる。
ショートヘアになり、さらにバリカンが走る。三ミリ、〇・五ミリ。そして最後には剃刀が頭皮を滑り、母が愛した髪は完全に消えていく。
髪を失えば、自分を縛っていた母から自由になれる――。
美冬は、そう思っていた。
しかし母の遺品から見つかった手紙をきっかけに、死んだはずの父、存在すら知らなかった妹、そして自分を産んだ「本当の母」をめぐる秘密が、ひとつずつ姿を現し始める。
母はなぜ、美冬の髪を長く伸ばさせていたのか。
なぜ父から届いた手紙を隠したのか。
そして、母が死の間際まで守り続けた「あなたのため」という言葉は、本当に愛だったのか。
髪を切るたび、美冬のシルエットは変わっていく。
ロングヘアからショートへ。
ショートから坊主へ。
そしてスキンヘッドへ。
だが、髪と一緒に過去まで切り落とすことはできない。
床に積もっていく黒髪とは反対に、美冬の前には、家族が積み重ねてきた嘘が次々と浮かび上がってくる。
愛情と支配。
母性と執着。
真実と記憶。
「あなたのため」という言葉ほど、残酷な嘘はないのかもしれない。
母を憎みながら、それでも母を愛してしまう娘の心理と、長い髪を失うことで少しずつ「自分の姿」を取り戻していく女性を描いた、断髪心理イヤミス。
そして物語の最後、美冬は知る。
――死んだと聞かされていた父は、生きている。
すべての真実を知ったと思ったその瞬間から、最後の嘘が始まる。
『髪のない女は、嘘をつかない』
床に落ちた髪だけが、何も偽らなかった。
42
NHリベンジャーズ
その日、オレは…何者かに襲われ、死の淵を彷徨っていた。
だが…
43
くすぐりがある小学校
とある小学校では月に1度くすぐりの授業が行われる。そこで起きた様々なくすぐり体験談です。
※あくまでも妄想です。登場する人物、団体はフィクションです。実在の人物や団体とは一切関係ありません。
※くすぐり体験談で連載しておりましたが単独で連載することとなりました。
44
願い 第1部 【R18】
【R18】官能小説第1部
↓
【R18】望み第2部に続きます
45
『引金』。
『世界の理不尽を、一瞬で終わらせる引き金が、私のポケットには入っていた。』
この世界は、どうしようもなく傾いている。
力なき者は泥をすすり、力ある者はそれを踏みにじる。
14歳の見込水琴にとって、学校という名の狭い地獄が世界のすべてだった。
あの日、ヘドロの浮く路地裏で『それ』を拾うまでは。
謎の声『トロイ』に導かれ、彼女が赤いボタンを押した瞬間、灰色の空から神の鉄槌が降り注ぐ。
崩れ落ちるビル。消滅する学校。
昨日まで彼女を嘲笑っていた日常が、一瞬で無機質な瓦礫へと変わっていく。
強すぎる力は、人を孤独な怪物へと創り変える。
これは、世界に審判を下した少女が駆け抜ける、破壊と創造の七日間。
46
『明日、世界から僕だけが消える』
毎日午前0時に配信される、明日死ぬ人間を予告する「明日新聞」。
17歳の雨宮トウマは、ある夜、死亡者一覧に自分の名前を発見する。
死亡原因は――「存在消失」。
さらに、死んだはずの少女から届いた謎のメッセージ。
「明日新聞は未来を予言しているんじゃない。未来を作っているの」
決められた未来に抗う少年と少女の、SFミステリーが始まる。
47
日本五大探偵 近藤正治の奇妙な事件簿
近藤探偵事務所の所長であり、虚幻解放『翠天雷放』と呼ばれる異能力を持つ探偵の近藤正治が、異能力皆無の一般の学校教師 石和久清。全く異なる『異能力探偵』×『学校教師』という二人がタッグを組み、奇妙な事件に立ち向かい解決していく物語です。
あらすじ
近藤探偵事務所の正治の元に送られた一通の手紙。宛先不明も名前も書かれていない不明の封筒から漂う柑橘系にの香り。そしてその手紙に書かれていたのは……。そしてもう一人の主人公 石和久清は東京から三重県の員弁郡へ足を運んだ新任先生が、正治の奇妙事件に巻き込まれていく。二人は不可解で奇妙な事件に遭遇し、どう立ち向かうのか…。
清目線で繰り広げられる歴史×科学×SF×アクション×ホラーミステリー小説―。
免責事項
本作はフィクションであり、実在の地名・歴史上の遺構をモデルにしていますが、実在の団体や企業とは一切関係ありません
48
短編ミステリ貼雑集
「水上のハーレム」:恋愛マッチングバラエティ『ライクアタック』の収録中に、殺人が起きた。殺されたのは“王子様”役の大学生で、人工池の中央に浮かべられた島状のコテージで絞め殺されていた。容疑者は“王子様”と結ばれることを狙う四人の女性参加者達。彼女らはそれぞれ、現場をぐるりと囲む形で並ぶ、独立した個室におり、各個室とコテージとの間を行き来するには泳ぐ必要があった。つまり犯行をなすには、身体や髪を濡らさずにはいられないと考えられるのだが、犯行を否定するだけの状況が明らかになり、捜査は迷走しかける。果たして“王子様”殺しはいかにして成し遂げられた?
49
偽りの遺影 〜死んだ親友に夫を寝取られた私。忌まわしい「身代わり」の掟が暴く、血塗られた真実〜
一年前、親友の沙織は崖から転落して死んだ。
悲しみに暮れる私を支えてくれたのは、鳳家の跡取り息子である優しい夫・孝介。
しかし、沙織の一周忌。雨の墓地で私が見たのは、包帯で顔を覆い、死んだはずの親友と同じ服を着た「誰か」と密会する夫の姿だった。
「整形が終わるまでは、出すわけにはいかない」
夫の口から漏れた、冷酷な言葉。
不審に思った私が調べた検案書には、沙織にあるはずの手術痕が記されていなかった。
あの日、鳳家の墓に埋められたのは、一体誰なのか?
そして、私の代わりに「鳳家の嫁」の座に座ろうとしている女の正体は――。
この村に古くから伝わる「身代わり講」の悪習。
鳳家が守り続けてきたのは、いらなくなった人間を「消し」、必要な人間を「作り出す」という血塗られた歴史。
夫が書斎に隠し持っていた、私名義の『死亡診断書』を見つけた時、私は決意した。
「殺される前に、死んであげる。……そして、あなたたちを地獄へ引きずり下ろすわ」
嘘を嘘で塗り替え、顔を捨て、戸籍を奪い合う――。
愛と狂気が交錯する、命懸けの入れ替わり・復讐ミステリー!
50
こちょこちょの城とくすぐりサキュバス
くすぐりの城に肝試しに入ったリナ。その城には、くすぐりサキュバスのルナが住んでいた。
毎日くすぐりトラップに引っかかりながら、リナは城の秘密を解いていく。
くすぐり小説、f/fです。
51
日月神示を読み解く
神からの預言書、日月神示を読み解く
52
【R18】『官能の残響』〜死の運命を極上の××で上書きせよ〜
氷の女上司・氷川透子を死の運命から救うため、タイムリープを繰り返す部下の俺。
だが、このループには致命的な副作用があった。
それは「快感と感度だけがリセットされず蓄積する」こと。
繰り返すたび、彼女の体は開発され指先一つで絶頂するほど敏感になっていく。
理性と淫らな本能の乖離に喘ぐ透子。
やがて判明する、世界を操る「観測者」の存在。
彼女の脳を支配する敵に対し俺は決断する。
「お前の支配なんて俺の愛(ピストン)で上書きしてやる」
七回分の蓄積された感度が炸裂する時、運命は書き換わる。
極限の羞恥と快楽の果てに掴む、とろけるほど甘いハッピーエンド!
53
【完結】配信の果て
大人気配信グループ、パンファミのリーダー・スノーの中の人と出会った御堂紗由(みどうさゆ)は、結婚に至るも我慢できないことがあり別れてしまう。配信者とは二度と恋仲にならないことを胸に秘めるも離婚後、困窮した生活から抜け出すため、一時的に配信業界で働くことを決める。
一方、夕暮れの個人配信で宇多野泰人(うたのやすと)は、数年前に大ヒットした「やさいゲーム」の開発者であることをリスナーたちに告白する。昨今、配信界隈で起きた脅迫・器物損壊事件は「やさいゲーム」の実況配信を行った配信者をターゲットとした嫌からせで起きた事件であったため、泰人は配信上で注意喚起を行った。
さらに泰人の相棒・二川幸見(にがわゆきみ)は、配信界隈の嫌からせ事件の裏には、パンファミが所属する事務所ナインズの暗躍を確信する。以前ナインズによる執拗なコラボ勧誘を何度も拒んだことで、事務所側が事件を裏で糸を引いて仕組んでいた可能性が濃厚となった。
真相を暴くため、宇多野と二川は探偵まで雇い、事件の鍵を握るパンファミのリーダーの元妻・紗由に接触を試みようとする。
配信界隈・業界をベースに描くミステリー長編。
★は、リアルな配信アーカイブのエピソードです。一部、英語配信有り。
※本作は、紗由と二川の2視点構成。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。またAI生成による文章作成・構成相談も含め一切行っておりません。本作品は筆者がゼロから執筆しておりますオリジナル作品です。
54
偶然の賜物(serendipity
人は生きているだけで物語がある
日常から圧倒的非日常へ!
なんでも屋を営む青年が、依頼人とのコミカルな会話の中で、疑問・散りばめられた伏線により、ある日を境に平凡な日常から乖離(かいり)してゆく物語。
ジャンルはミステリーとなっていますが、作者はコミカルサスペンスだと考えています。今後、この青年の日常がどうなっていくのかお楽しみ下さい。
YouTubeあるこの物語(第1部)のPVショート動画はこちらから: https://youtube.com/shorts/-yLsjKrGuzc?si=9fmdB6J-n7BXxTRH
この作品はカクヨム・エブリスタでも掲載中です。(重複投稿)
55
『琥珀色の記憶をほどいて ―時洲美波と真実の足跡―』
東京の下町に佇むアンティークショップ『時洲堂』。
若き店主・時洲美波は、持ち前の温かい眼差しと古物商としての観察眼で、今日も『迷子になったモノ』に宿る人々の想いを紐解いていく。
賑やかな三枝夫婦と共に冬の北海道・洞爺湖を巡る心温まる小旅行から始まり、エリート刑事・桐生が持ち込んだ巨大な汚職事件と偽装殺人のアリバイ崩し、近所の少年・健太と熱狂した球場で『忽然と姿を消したホームランボール』の行方探し、そして角膜と心臓を移植された青年を苦しめる『細胞記憶』の悲しき過去の解明など、此度も多彩なモノの記憶と人間ドラマが交差する。
しかし、穏やかな下町の日常は、ある男の失踪によって唐突に終わりを告げる。
猛吹雪の夜に時洲堂を訪れた、底知れない闇を纏う元刑事のフリーライター・牧村秋義。
彼が突如として消息を絶ち、後輩刑事の綾瀬に託されたのは、愛用の『銀のジッポライター』だった。
牧村が命懸けで遺した沈黙の道標を辿る美波は、やがて水濡れの手帳に刻まれた異常なまでの筆圧から、彼がたった一人で追い続けていた恐ろしい『過去の亡霊』の正体を知ることになる。
それは、美波自身が10年間信じ続けてきた『両親の死』の原因を根本から覆す、あまりにも残酷で巨大な闇への入り口だった――。
下町の人情溢れる謎解きから、息を呑むハードボイルドなサスペンスへ。
モノの声を聴く心優しき古物商が、ついに己の人生を揺るがす最大の核心へと足を踏み出す、激動と覚悟の第4弾!
56
文明侵入経路、突入。「2人目抜擢」
機械文明が、滅ぶとしたら…?機械を、追って、追いかける主人公…。
吉田健太の、死亡から、主人公、中川悪魔(なかがわあくま)は、下僕と、共に、謎の、ノートパソコンを、入手し、吉田健太の、死亡の謎を、追うことになった…。
謎の、ノートパソコンは、死を撒き散らすので、悪魔は、下僕と共に、調査に出た…。
読み切りの、(文明侵入経路、突入。)の、続編になります。
読みたい方は、是非、読み切りの方も、合わせてお読みください。
57
【改稿完全版】この銃口の先に、君がいる
戦闘特化組織・カラリスに所属する主人公・時雨は、想い人の百合愛や 兄分の冬歌と共に、英人になるため訓練や任務にいそしんでいた。 そんな日々の中では、カラリスの上層部殺人事件が起きていた。時雨たちは日々を過ごしながら事の成り行きを見守っていたが、ある時から 組織の人が減っていくなど、不穏さが際立つようになっていく。そして 上層部殺人事件の犯人と思われる人は、ついに本部を襲撃した。時雨が 犯人を追っていくと、そこにいたのは、最愛の人・百合愛だった――。 これは、”三人”の英人の生き様を記録した物語。
このお話は同人誌で発行した作品のweb公開です。
58
推理可能
孤島で人が殺された。
殺しは正しい行いなのか。
天使からの使命なのか。
判断するすべは無く、各々の天秤に委ねられる。
全て、現実の話。
頭の中だけなら、フィクションの話。
天国に行くのか、地獄に行くのか。
犯人の独白はどこへ行くのか。
どこへも行かない。ただ、響くだけ。
59
【気味の悪い話】調査依頼経過報告書
関係のない事柄だと思っていたのに、全部つながっていた。
モキュメンタリー風のお話です。
続きます。
60
鏡の向こうは妖の星 ―忘却の花嫁 ―
唯一の肉親である母を亡くし、一人きりとなった少女・朝比奈光希。
彼女を引き取ったのは、特別法人「零協会」の会長・葉月礼央だった。
恩人のもとで事務員として働き始め、ようやく安定した日常を手に入れたはずだったが――
ある日、光希は会長室に呼び出される。
告げられたのは、最前線の部署【特殊犯罪対策部門】への異動。
危険な現場に出ることはないと約束されたものの、
「血」と「異形」を巡る協会の真実が、次第に彼女の前へ立ち現れていく。
一方その頃、異星「黒妖星」では、
孤高の純血ヴァンパイア・宮凪和葉が運命を変える血の味を口にしていた――。
人とヴァンパイア、二つの星を繋ぐ“鏡穴”が開く時、封じられた記憶が目を覚ます。
その血は、破滅か、それとも希望か。
61
【完結】限界離婚
もう限界だ。
「離婚してください」
丸田広一は妻にそう告げた。妻は激怒し、言い争いになる。広一は頭に鈍器で殴られたような衝撃を受け床に倒れ伏せた。振り返るとそこには妻がいた。広一はそのまま意識を失った。
丸田広一の息子の嫁、鈴奈はもう耐える事ができなかった。体調を崩し病院へ行く。医師に告げられた言葉にショックを受け、夫に連絡しようとするが、SNSが既読にならず、電話も繋がらない。もう諦め離婚届だけを置いて実家に帰った。
丸田広一の妻、京香は手足の違和感を感じていた。自分が家族から嫌われている事は知っている。高齢な姑、離婚を仄めかす夫、可愛くない嫁、誰かが私を害そうとしている気がする。渡されていた離婚届に署名をして役所に提出した。もう私は自由の身だ。あの人の所へ向かった。
広一の母、文は途方にくれた。大事な物が無くなっていく。今日は通帳が無くなった。いくら探しても見つからない。まさかとは思うが最近様子が可笑しいあの女が盗んだのかもしれない。衰えた体を動かして、家の中を探し回った。
出張からかえってきた広一の息子、良は家につき愕然とした。信じていた安心できる場所がガラガラと崩れ落ちる。後始末に追われ、いなくなった妻の元へ向かう。妻に頭を下げて別れたくないと懇願した。
平和だった丸田家に襲い掛かる不幸。どんどん倒れる家族。
信じていた家族の形が崩れていく。
倒されたのは誰のせい?
倒れた達磨は再び起き上がる。
丸田家の危機と、それを克服するまでの物語。
丸田 広一…65歳。定年退職したばかり。
丸田 京香…66歳。半年前に退職した。
丸田 良…38歳。営業職。出張が多い。
丸田 鈴奈…33歳。
丸田 勇太…3歳。
丸田 文…82歳。専業主婦。
麗奈…広一が定期的に会っている女。
※7月13日初回完結
※7月14日深夜 忘れたはずの思い~エピローグまでを加筆修正して投稿しました。話数も増やしています。
※7月15日【裏】登場人物紹介追記しました。
2026年1月ジャンルを大衆文学→ミステリーに変更しています。
62
「狩勝峠」
昭和26年5月17日1時25分、釧路発函館行き上り急行「まりも号」が、根室本線、狩勝峠、新内第1号橋梁で脱線した、先頭機関車に直結した貨物車から米軍極秘軍資金を入れた木箱が忽然と消えていた…
63
籠の鳥はそれでも鳴き続ける
あまり流行っているとは言えない、熱心でもない探偵・相原克のもとを、珍しく依頼人が訪れた。きっちりした身なりのその男は長辺と名乗り、芸能事務所でタレントのマネージャーをやっているという。依頼内容は、お抱えタレントの一人でアイドル・杠葉達也の警護。「芸能の仕事から身を退かねば命の保証はしない」との脅迫文が繰り返し送り付けられ、念のための措置らしい。引き受けた相原は比較的楽な仕事だと思っていたが、そんな彼を嘲笑うかのように杠葉の身辺に危機が迫る。
64
【R-18版】魔性の貴婦人
『このミステリーはすごい!』2019 の一次予選突破作品の後半部のみの描き下ろし。投稿作ではカットしたR-18要素を存分に解禁したエロチックミステリー。
猟奇殺人事件を追う神野に、元妻の真由が、来栖美羽の小説の手口とそっくりだとヒントをくれる。美羽の事情聴取に行った神野は、彼女の犯行と確信するが、とんでもなく頭の切れる油断のならない女と警戒する。調べるうちに、美羽は、過去何件もの事件に関与している事も分って来るが、上層部から圧力がかかる。
上司の命令を無視して、美羽に会いに行く神野を、今度は美羽のレズ相手の凛が、殺人犯に仕向ける。神野が美羽と関係したり、息子が誘拐されたり、元妻真由の秘密が分ったりと、事件に絡んで、いろいろとドタバタがあって、真犯人も二転三転する本格的ミステリー。
65
最近、夫の様子がちょっとおかしい
シーラは、探偵事務所でパートタイマーとして働くごくごく普通の兼業主婦。一人息子が寄宿学校に入り、時間に余裕ができたシーラは夫と二人きりの生活を楽しもうと考えていたが、最近夫の様子がおかしいのだ。話しかけても上の空。休みの日は「チェスをしに行く」と言い、いそいそと出かけていく。
シーラは夫が浮気をしているのではないかと疑いはじめる。
66
探偵は女子高生と共にやって来る。
あらすじ
探偵の熱海 長四郎(あたみ ちょうしろう)とトラブルメーカーの女子高生・羅猛 燐(らもう りん)のコンビが
殺人事件を解決していく物語である。
第肆拾壱話
ある港区女子が殺害された。
しかも、その港区女子は曰くのある人物であった。
羅猛燐は、ひょんなことからこの事件の捜査を依頼される。
そして、それに巻き込まれる長四郎。
港区女子は何故、殺されたのか?
この事件の裏に隠された真相とは如何に!?
ターゲット、ロックオン!!!
全話、一話完結ものとなっております。
お気に入り登録、宜しくお願い致します。
感想もお待ちしております。
67
殺人事件? 知ったことか、俺は定時で帰る。
犯人の動機? 知りません。俺の動機は『帰りたい』。
探偵事務所に勤務する葛城 湊(かつらぎ みなと)は、IQ180の天才だが、その頭脳の全てを「いかに仕事をサボり、定時で帰るか」に注ぎ込んでいる。
しかし、彼の行く先々には必ず「奇妙な殺人事件」が発生し、彼の「退社後の予定(聖域)」を阻む。
予約困難な焼肉、ソシャゲの限定ガチャ、限界寸前の便意、推しアニメの最終回……。
これらを邪魔された時、湊の脳はリミッターを解除し、0.1秒で犯人を特定(瞬殺)する。
だが、これらは単なる偶然ではなかった。
裏で糸を引いていたのは、世界をブラック企業化しようと目論む秘密結社『全日本残業推進協議会(全残協)』。
「定時退社のカリスマ」である湊を精神的に屈服させるため、彼らは次々と刺客を送り込んでくる。
社畜探偵・湊と、物理で解決する後輩・アリスは、平穏な定時退社を取り戻すことができるのか!?
登場人物(メインキャスト)
① 葛城 湊(かつらぎ みなと)
• 属性: 社畜探偵 / 隠れ有能 / クズ(動機が不純)
• 能力: 『瞬間消化(インスタント・ソルブ)』。残業を回避したい一心で、現場の違和感を瞬時に解析する。
• 性格: 犯人の動機(くだらない理由)に共感して「無罪」を言い渡そうとするなど、倫理観が崩壊している。
② 二階堂 アリス(にかいどう ありす)
• 属性: 新人助手 / 物理攻撃 / トラブルメーカー
• 能力: 『現場破壊』。湊の指示で、現場にある「巨大な物体(金庫、スピーカー、ウェディングケーキ等)」を投擲し、犯人を物理的に排除する。
• 役割: 事件は解決するが、彼女の破壊活動によってインフラが死に、湊を絶望のオチ(停電、監禁、公開処刑)へ叩き落とす。
③ 轟 剛(とどろき ごう)
• 属性: 刑事 / ノイズ / 昭和の遺物
• 特徴: 「犯人は地底人だ!」「妖怪だ!」など、物理法則を無視した推理を絶叫し、湊にタイムリミット(現場封鎖など)のプレッシャーを与える。
④ 全日本残業推進協議会(全残協)
• 属性: 悪の秘密結社 / ブラック企業の集合体
• 目的: 湊を残業漬けにして心を折り、全人類に「24時間労働」を定着させること。
• 刺客: コードネーム「サービス残業」「休日出勤」など、ふざけた名前だが殺意は高いエージェントたち。
⑤御茶ノ水 聖(おちゃのみず ひじり)
• 属性: エリート監査官 / ドS管理職 / 隠れヒロイン(債権という名の愛)
• 性格: 基本的に湊を「家畜」か「粗大ゴミ」として扱っているが、湊が借金を完済しそうになると「精神的付加価値」などの謎理論で無理やり借金を増やし、永遠にそばに置こうとする(ツンデレ)。
68
臨界温度 ― 三十年前の「ゼロ」を追え。
大学四年の春。佐伯淳は「なんとなく面白そう」で超伝導材料の研究室に入った。試料を混ぜ、焼き、測る。失敗も含めて実験が面白くなってきた頃、地下の資料室で三十年前の実験ノートを見つける。
余白には「室温超伝導」の五文字。抵抗値はほぼゼロ、三回再現した――そう記されていた。
本当なら、なぜ公表されなかったのか。間違いなら、何を見落としたのか。
「だったら、自分で確かめてみればいい」
普通の卒業研究のかたわら、淳は秘密の追試を始める。ノートの筆者は誰なのか。なぜ、その記録は地下で眠っていたのか。調べるほど、研究室の過去にも不自然な空白が見えてくる。
大学研究室の日常から始まる、科学×研究室ミステリー。
※毎日19時半更新
※小説家になろう・カクヨム・アルファポリスに同時掲載しています。
69
壁の花は醜聞を綴る
社交界で「壁の花」と噂される伯爵令嬢、レイナ・ザックバード。
三度目の社交界シーズンを迎えた彼女には、とある秘密があった。
それは、とあるゴシップ誌「社交界誌」の作者だということだ。
貴族たちの恋愛、秘密、醜聞。それらを綴る彼女の記事は不思議なほど正確で、瞬く間に社交界を賑わせていく。
そんな折、彼女が記事を書いた一人の令嬢が失踪する。自分の記事が引き起こしたかもしれない事実に、罪悪感を抱えていたレイナ。
そんな彼女の前に、眉目秀麗な青年が現れる。
青年はレイナが社交界誌の作者だと気づいており、秘密にする代わりにとある交換条件を突きつける。
ー-失踪した令嬢の行方を探って欲しい。
そうして始まった令嬢探し。調べていくうちに、事態はどんどん大きくなっていく。
そして、秘密を共有する青年と、長年レイナを見守ってきた幼馴染。
二人との関わりも事件と共に変化していくのだった。
70
神町恵の奇妙なお話
これは、どこにでもありそうで、どこかがおかしい。
日常の隙間に潜む小さな違和感。
何気ない一言。
偶然のように起こる出来事。
そして――その先に待ち受ける、予想もしなかった結末。
本作は、ミステリー、ホラー、コメディ、皮肉、奇妙な人間ドラマなど、さまざまなジャンルを詰め込んだ短編集。
怖い話。
笑える話。
考えさせられる話。
意味が分からないのに、なぜか頭から離れない話。
それらに共通しているのは、ただ一つ。
「何かがおかしい」
これは、あなたの日常のすぐ隣にあるかもしれない、奇妙な物語たち。
ページをめくった先で待っているのは、恐怖か、笑いか、それとも――。
神町恵の気まぐれで編み出した奇妙なストーリーが幕を開ける。
71
大喜利は謎解きなのでミステリー
大喜利です。
お題の謎を解く、ということで、
ジャンルをミステリーにしました。
考えると、ああ、と思うだけで、
別に笑えない大喜利の回答集です。
毎日二十時更新予定。
72
牙を突き立てられても、血の跡で物語は続く〜찢어진 자리에서 다시 쓰다〜
物語を書くことが好きな子供だった私は、辛い時期を過ごすたびに物語を作り出していた。
글쓰기를 좋아하던 아이였던 나는 힘든 시간을 보낼 때마다 이야기를 만들어냈다.
そして物語の中には、いつも私に話しかけてくれる周りの人たちがいた。
그리고 이야기 속에서는 언제나 나에게 말을 걸어주는 주변인들이 있었다.
歳月が流れ、四十路を目前に控えた私は、想像の中で出会った新しい女性に興味を覚える。
세월이 흐르고 40대를 목전에 둔 나는, 상상 속에서 마주친 새로운 여성에게 흥미를 느낀다.
歳月に鈍ったと思っていた傷が再び割れ、そこから芽生えた好奇心が、どこまで続くのか分からないまま、
세월에 무뎌졌다고 믿었던 상처가 다시 벌어지고, 거기서 돋아난 호기심이 어디까지 이어질지 모르는 채,
20年ぶりに、想像の中の彼女と対話を続けていく。
20년 만에 상상 속 그녀와 대화를 이어간다.
出身も、背景も、年齢も——もしかしたら誰でもあり得た彼女が吐き出す言葉は、一本の牙となって、まるで私を見つめていた見知らぬ瞳のように、私の肉を食い破ってくる。
출신도, 배경도, 나이도 전부 어쩌면 누구나 될 수 있었던 그녀가 내뱉는 말은 하나의 송곳니가 되어, 마치 나를 지켜보던 낯선 눈처럼 내 살을 물어뜯는다.
癒えないまま流れ落ちていく対話の血の跡が、ひとつ、またひとつとつながり、深く刻まれていくほどに、想像の中の彼女は現実の中にその輪郭を現していく。
아물지 못한 채 흘러내리는 대화의 핏자국들이 하나둘 이어져 흔적을 남길수록, 상상 속 그녀는 현실에서 윤곽을 드러낸다.
最後には、果たして誰の物語になるのか、私も彼女も、互いに知る由もなかった。
마지막에는 과연 누구의 이야기가 될지, 나도 그녀도 서로 알지 못했다.
ただ、乾くことのないその跡だけが、いつか一つの文字《モノガタリ》になるだろうという予感があった。
다만 마르지 않는 그 흔적만이, 결국엔 하나의 글이 되리라는 것을 예감할 뿐이었다.
73
100 ―Hundred― 毎朝、別人。24時間でその人生を救い、『100』の数字をゼロにしろ。
朝、目を覚ますと――俺は知らない誰かになっていた。
名前も知らない。
仕事も知らない。
家族も、友人も、恋人も知らない。
当然、その身体の持ち主が何を抱えて生きているのかも分からない。
ただ一つ分かるのは、手の甲に浮かんだ「100」という数字。
どうやら俺は、一日ごとに別人の身体へ移り、その人物が抱えている「悩み」を24時間以内に解決しなければならないらしい。
成功すれば、翌朝数字がひとつ減る。
失敗すれば――数字は減らない。
そして、前日の身体の持ち主は死ぬ。
次々と他人の人生へ放り込まれながら、口が悪く、面倒くさがりで、自分のことしか考えていなかった「俺」は、嫌でも誰かの事情と向き合うことになる。
だが、やがて気づく。
この世界には、自分以外にも同じような人間がいる。
朝に起こる不可解な死。
意味不明な数字。
不審な掲示板。
そもそも、誰がこんなことを始めた?
数字が「0」になったら、俺は元に戻れるのか。
それとも――。
これは、他人の人生を一日だけ生きる男が、
100の人生と向き合いながら「0」を目指す物語。
74
空を見たあと起こること
パン屋で働く賛歌(さんか)は、青空を見ると予知してしまうという、特殊な能力を持っていた。
そんな彼女はある日、絶縁した母の死を予知してしまう。
親友が襲われる予知もしてしまい、賛歌の日常は緊張感を増していく……。
不穏な予知をめぐるサスペンスミステリー
※この作品はエブリスタにも投稿しています
75
おっぱい刑事(デカ)
曲者揃いの捜査一課に配属された新人刑事、乙白恵子。
彼女は、とてつもなく大きいバストサイズの持ち主だった。
上司であるベテラン刑事とコンビを組んだ、彼女の前途やいかに。
胸もデカけりゃ、夢もデカい。
度重なるセクハラやパワハラ、そしてモラハラにもめげずに頑張る、おっぱい刑事(デカ)。
難事件に挑む、キュートな彼女の大活躍を、是非ご照覧あれ!!
76
殺害経路
決して千切れぬとの誓いを無造作に引き裂かれたひとりの男は、ついに妻だった女の首に手をかけた。その女が、誓いと共に忘れたその場所で。
捜査は行き詰まった。現場に至るための"経路"がみえない。いるはずなのに、いるはずがない……
アリバイを崩す本当の"経路"は、路線図の端に。
※小説家になろう・カクヨムにも投稿
77
<完結>異常な女に好かれる男
金曜日の夜、仕事の帰りに西山幸彦(28)は路地裏の飲食店へ入った。そこで若くて綺麗な女と相席になり、意気投合してそのまま女の部屋で飲み直すことになったのだが……
翌朝、女の部屋で目覚めた西山の隣には化粧の取れた女が眠っていた。
正直その顔は西山のタイプではなかった。ひっそりと部屋を抜け出そうとする西山に女が声をかける。しかし西山は挨拶もそこそこに部屋を出て行った。
3ヶ月後西山の会社に新入社員が入ってくる。その新入社員は西山がもう会うことはないと思っていた、3ヶ月前に寝たあの女、梅沢結菜だった。下心から始まった過ちが、逃げ場のない狂愛の修羅場へと変貌する……
78
縁仁【ENZIN】 捜査一課 対凶悪異常犯罪交渉係
【続編の連載を始めました。そちらのほうもよろしくお願いいたします】
近代において日本の犯罪事情は大きな変化を遂げた。理由なき殺人、身勝手な殺人、顔の見えぬ殺人――。常軌を逸脱した事件が日常の隣で息をひそめるような狂った世界へと、世の中は姿を変えようとしていた。
常人には理解できぬ思考回路で繰り返される猟奇事件。事態を重く見た政府は、秘密裏に警察組織へと不文律を組み込んだ。表沙汰になれば世の中が許さぬ不文律こそが、しかし世の中の凶悪事件に対抗する唯一の手段だったのだから。
その男の名は坂田仁(さかたじん)――。かつて99人を殺害した凶悪猟奇殺人犯。通称九十九人(つくも)殺しと呼ばれる彼は、数年前に死刑が執行されているはずの死刑囚である。
これは死刑囚であるはずの凶悪猟奇殺人鬼と、数奇なる運命によって対凶悪異常犯罪交渉係へと着任した刑事達が、猟奇事件に立ち向かう物語。
スナック【サンテラス】の事件奇譚に続く、安楽椅子探偵新シリーズ。
――今度は独房の中で推理する。
【事例1 九十九殺しと孤高の殺人蜂】《完結》
【事例2 美食家の悪食】《完結》
【事例3 正面突破の解放軍】《完結》
【事例4 人殺しの人殺し】《完結》
イラスト 本崎塔也
79
青空とボレロ ~名門女子校に手違いで入学した僕。中身は博多弁の理系男子ですが、数式と物理で事件を解決します~
「お嬢様、その方程式には致命的な『嘘』が含まれています」
私立青藍学園。世田谷の閑静な住宅街に建つ、中世の城のようなレンガ造りの名門女子校。
そんな花園に、一人の「女子生徒」が特待生として入学した。
名前は、伊藤翼。
中性的な美貌に、天然で聞き上手な性格。吹奏楽部でクラリネットを吹く彼女(?)は、瞬く間に学園の人気者となる。
だが、彼女には誰にも言えない秘密があった。
それは、彼女が「女子高生」ではなく、訳あって女子と間違われて入学してしまった唯一の男子であること。
そしてもう一つ。
ひとたび事件が起きれば、祖父の町工場仕込みの「数理的思考」を武器に、誰よりも冷徹に、かつ鮮やかに論理の糸を解き明かす名探偵だということだ。
消えた楽譜、深夜の校舎に響く足音、そして優雅なスカートの裏側に隠された悪意。
翼は「女子」としての平穏な(?)日常を守るため、論理(ロジック)という名のタクトを振るう。
恋と謎と、ちょっぴり危うい女装生活。
伊藤翼の数理的推理、開幕。
80
余命4時間〜あの日、きみはなぜ消えた?〜
★第1回新エンタメ小説大賞にて【時間制限×頭脳バトル賞】を賜りました。ありがとうございます‼︎
「犯人はこの中にいる。4時間以内に“真犯人”を特定しろ」
夏休みのある日、学校に呼び出された仲良しグループの五人。
普段は六人でつるんでいたが学校に来てみると一人——倉岡千尋の姿がない。
不思議に思いつつ千尋が来るのを待つ五人だったが、教室に設置されていたタブレットの画面が光り、試験事件が行われるとの説明が映し出される。
「この中に千尋を誘拐した犯人がいる。四時間以内に真犯人を特定しろ」
画面に書かれた文に、絶句する五人。
誰が千尋を攫ったのか?
さらにタブレットには過酷なルールが映し出される。
「参加するかどうかは自由。
四時間以内にすべて参加しクリアすれば、全員と千尋が解放される。
ただし、問題に参加すれば一問参加するごとに、一時間分の寿命が削られる。
答えなければ寿命は削られない。
みんなの余命は四時間。
四時間以内にゲームを全員の同意によりゲームを棄権すれば、今すぐ解放されるが千尋は死ぬ」
混乱する五人は、自分たちの命と千尋の命を天秤にかけ、千尋を攫った真犯人を探し始めるが……。
疑心暗鬼に陥る仲間たち。
このまま友情は崩壊してしまうのか? 千尋は助かるのか? 全員の命は?
問題に答えるほどに寿命が削られる——逆転ルールで行われる時間制限付きの幼なじみ救出劇ミステリー。