恋愛 女主人公小説一覧
※完結まで更新します。
「メル・メロール! きみとの婚約を破棄させてもらう!」
わたしには、誰にも言えない秘密があります。
それは、わたしが持つスキルについてです。
「だが、何も不安に感じることはない! これはあくまでも、形だけの婚約破棄だ! きみへの愛が途切れることは未来永劫あり得ないということを、今ここで誓おう!」
わたしが持つスキル、それは……。
「だから、メル。我が兄を亡き者にし、王位継承権を手中に収めたあかつきには、もう一度きみに結婚を申し込ませてほしい! これはきっと長い道のりになる……だが、たとえそうだとしても、待っていてくれるかい?」
――『溺愛』
わたしと目を合わせた人は、例外なくわたしを溺愛したくてたまらなくなる。
このスキルこそが、わたしが持つ誰にも言えない秘密なのです。
故に、わたしは目を合わせたまま、笑顔で言葉を返します。
わたしを溺愛してくださる殿方の期待を決して裏切らないために……。
「……ええ。喜んで」
文字数 51,676
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.05.24
今まで投稿していた異世界恋愛短編をまとめました。
◆英雄となった幼なじみに婚約破棄された見習い聖女は、白い花を胸に抱いて追放される
◆悪役令嬢は真実の愛なんて信じない
◆後宮の雑草令嬢は愛を令嬢力(物理)で掴み取る
◆何もしなかった悪役令嬢と、真実の愛で結ばれた二人の断罪劇
◆白い絹とレースの手袋は幸福をもたらさない
◆お前を愛することはないと夫に言われたので、とても感謝しています
◆「あなたの謝罪にそんな価値があるとでも?」~婚約破棄された令嬢はやり直さない
文字数 31,345
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.06.01
ノルネンツ王国の第一王女にして魔を払う退魔師の役割を持つ人間の一人であったアリス。しかし彼女はこの国一番の退魔師と名高い妹・エジェリーによって魔物を逃がしたという罪を着せられ、断罪されていた。
ずっと父親に認めてもらおうと思って努力し続けて来た。しかし断罪されることによって、彼の目には自分など映っていない。この世に生を受けた時から常人以上の力を持ち、この国を救う者として崇め立てられてきた妹しか必要とされていないのだ。アリスはそれを改めて自覚してしまったのだった。
こうして何もかもがどうでも良くなった彼女はこの国から大人しく追放されることにした。
******
・3人称から1人称に書き直しています。
文字数 39,296
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.04.27
──意地っ張りで不器用な私の想いに気づいて。
私には動物たちの声が聞こえる。
今日も救いを求めてやってきた動物たちの怪我や病気におまじないを掛けて治してあげる。
「痛いの痛いの飛んでゆけ」
おまじない1つで皆元気になるんだ。
ドキドキしながら入学した魔法魔術学校で、私は彼と出会った。
動物たちは素直に心を伝えてくれるのに、あなたは何を考えてるかまるで分からない。
──ねぇ、私の心に気づいているの?
◇◆◇
拙作、太陽のデイジーの数年後の話。
前作と今作の登場人物たちはあまり関係ありません。
前作を読まなくても楽しめるように描いておりますが、太陽のデイジーをお読みくださったほうが世界観がわかりやすいかと思います。
無断転載転用禁止。
Do not repost.
文字数 30,097
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.05.16
公爵令嬢のカミラ・リンディ・ベネット。
彼女は階段から降ってきた誰かとぶつかってしまう。
その『誰か』とはマーセルという少女だ。
マーセルはカミラの婚約者である第一王子のマティスと、とても仲の良い男爵家の令嬢。
いつに間にか二人は入れ替わっていた!
空いている教室で互いのことを確認し合うことに。
「貴女、マーセルね?」
「はい。……では、あなたはカミラさま? これはどういうことですか? 私が憎いから……マティスさまを奪ったから、こんな嫌がらせを⁉︎」
婚約者の恋人と入れ替わった公爵令嬢、カミラの決断とは……?
そしてなぜ二人が入れ替わったのか?
公爵家の令嬢として生きていたカミラと、男爵家の令嬢と生きていたマーセルの物語。
※いじめ描写有り
文字数 14,240
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.05.31
姉と共に自宅に突如出現したサークルに飲み込まれ転移。
そこは、異世界だった。
聖女召喚の儀式で呼び出された二人。
密かに行われた魔力鑑定の結果、姉は『聖女』と認定。
自分は『厄介な邪魔者』とされてしまった。
姉妹は別々の場所に隔離され、生活を余儀なくされて…
文字数 207,075
最終更新日 2024.06.02
登録日 2023.11.23
ミリステア魔王国の巨大城で働く魔法薬師のメイシィ
彼女には1つ困った悩みがあった
それは、自国の第三王子、クリードに一目惚れされてしまったこと
彼のあだ名は『黒薔薇王子』
周りにいる側近たちは口をそろえて言う 「彼が病めば――――世界が崩壊する」
今日も《彼》から世界を守れ!
病み王子 × お仕事一筋女子の魔王城恋愛コメディ
なろう、エブリスタ、カクヨムにも掲載中
文字数 28,162
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.05.25
霧の海を流れて、見知らぬ港町に辿り着いた一人の女。赤い長髪、青白い顔、砂だらけの白いワンピース、毒々しい紅を引いた唇という異様な出で立ち。唯一持っているのは装飾を施された貝殻と中に入っている美しい紅。海岸の波打ち際で微睡み、意識を波に浚われて、その間に奪われた品物の行方を追い町に足を踏み入れる。物腰柔らかな装飾技師のギャリアーや喫茶店の面々、警備隊と出会いを経て、その女や港町のとある町民の過去が紐解かれてゆく。
罪と罰と赦しの物語。
文字数 474,733
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.03.03
虐げられて育ったメリッサは、妹のラファエラが拒否した縁談を受けることになった。
相手は悪名高い「悪魔辺境伯」のフリードヘルム。フリードヘルムは屈強で美しい男だったが、無表情で冷たい男でもあった。メリッサは必死に彼と仲良くなろうと話しかけるが、彼に「つまらない女」と言われてしまう。
とうとう怒りを爆発させたメリッサは、フリードヘルムを殴り飛ばした。そして、婚約破棄を決意し、好き勝手に生きることにした。
フリードヘルムは、自由気ままに振る舞うメリッサが気になって仕方がない。次第に彼はメリッサに執着し、甘い言葉を吐くようになる。メリッサはそんな彼に惚れないよう、必死で耐えるのだった。
文字数 17,541
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.06.01
英雄の血を引くリメリアは、若くして家を継いだ伯爵の元に嫁いだ。
若さもあってか血気盛んな伯爵は、失言や失敗も多かったが、それでもリメリアは彼を支えるために働きかけていた。
英雄の血を引く彼女の存在には、単なる伯爵夫人以上の力があり、リメリアからの謝罪によって、ことが解決することが多かったのだ。
しかし伯爵は、ある日リメリアに離婚を言い渡した。
彼にとって、自分以上に評価されているリメリアは邪魔者だったのだ。
だが、リメリアという強力な存在を失った伯爵は、落ちぶれていくことになった。彼女の影響力を、彼はまったく理解していなかったのだ。
文字数 17,813
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.28
レイス家の長女、フィオナは婚約者のラルフから婚約破棄されてしまう。
しかも、3年以上待った末の婚約破棄だった。
それは実家の資産を継げず、路頭に迷うことも意味した。
ラルフの不誠実な態度に憤りを覚えるものの、仕方なくフィオナは得意の黒魔術で生活費を稼ぐ日々を送るが、ある日、ラルフに恨みを持つという青年が現れる。
フィオナは彼に呪いのアイテムを渡して、復讐をサポートすることになるが……。
黄昏迫る暗黒街で、黒魔術師フィオナの冷酷な結婚が始まる。
7話完結予定の短編です。
小説家になろう、カクヨム様にも掲載しています。
文字数 3,472
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.06.01
生まれ変わりを信じるでしょうか。
私は現実主義で、夢に憧れるけどそこまで弾けた頭ではなかった。
信じたりしていなかった。いなかったのだ。
でも、私は生まれ変わった。
私が嬉々としてやっていた乙女ゲーム「私立東照学園の秘めたる恋~狂った愛の欠片を求めて」の世界に!!
素晴らしいゲームだ。これは素晴らしい。
素敵な恋愛ゲーム、ただしBL。腐女子や貴腐人が湧き沼にハマってズブズブに落ちたゲームだ。
全年齢対象のゲームとR指定の2種で、変わった設定。そしてほぼほぼ陥る激しい鬱展開。
だが、それがいい。変態的ゲーム? それがどうした。
そんな素晴らしいゲームに生まれ変わった。
主人公の妹として。
ゲームは素晴らしい、兄素敵。
だが、だめだ。妹はだめだ。なぜ、なぜ妹!!
それだけは駄目なのに!!
生まれ変わったBLゲーム(R指定)な世界で、バットエンディングを回避する為に眺めて眺めて、ちょっと助けて眺める主人公紫と、兄碧。そして仲間達。
バットエンディングを回避して幸せに暮らせるのか!!
早いペースで進む短いお話しです。
乙女ゲームの話は初めてで、矛盾などあるかもしれませんがご了承ください。
なかなか酷い設定ですので、嫌な方はバックでお願いいたします。
文字数 13,276
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.31
男爵令嬢ミナは実家が貧乏で騎士団の事務員と騎士団寮の炊事洗濯を掛け持ちして働いていた。ミナは騎士団長オレンに片想いしている。バレないようにしつつ長年真面目に働きオレンの信頼も得、休憩のお茶まで一緒にするようになった。
ある日、謎の香料を口にしてミナは魔法が宿る眼、魔眼に目覚める。魔眼のスキルは、筋肉のステータスが見え、良い筋肉が目の前にあると相手の服が破けてしまうものだった。ミナは無類の筋肉好きで、筋肉が近くで見られる騎士団は彼女にとっては天職だ。魔眼のせいでクビにされるわけにはいかない。なのにオレンの服をびりびりに破いてしまい魔眼のスキルを話さなければいけない状況になった。
全てを話すと、オレンはミナと協力して魔眼を治そうと提案する。対処法で筋肉を見たり触ったりすることから始まった。ミナが長い間封印していた絵描きの趣味も魔眼対策で復活し、よりオレンとの時間が増えていく。片想いがバレないようにするも何故か魔眼がバレてからオレンが好意的で距離も近くなり甘やかされてばかりでミナは戸惑う。別の日には我慢しすぎて自分の服を魔眼で破り真っ裸になった所をオレンに見られ彼は責任を取るとまで言いだして?!
※結構ふざけたラブコメです。
恋愛が苦手な女性シリーズ、前作と同じ世界線で描かれた2作品目です(続きものではなく単品で読めます)。今回は無自覚系恋愛苦手女性。
ヒロインによる一人称視点。全56話、一話あたり概ね1000~2000字程度で公開。
前々作「訳あり女装夫は契約結婚した副業男装妻の推し」前作「身体強化魔法で拳交える外交令嬢の拗らせ恋愛~隣国の悪役令嬢を妻にと連れてきた王子に本来の婚約者がいないとでも?~」と同じ時代・世界です。
※小説家になろう、ノベルアップ+にも投稿しています。※R15は保険です。
文字数 85,427
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.04.21
前世の記憶を持つフェリシアはルームメイトのジェシカと細々と暮らしていた。流行り病でジェシカを亡くしたフェリシアは、彼女を探しに来た人物に彼女と間違えられたのをいい事にジェシカになりすましてついて行くが、なんと彼女は公爵家の孫だった。
正体を明かして迷惑料としてお金をせびろうと考えていたフェリシアだったが、それを言い出す事も出来ないままズルズルと公爵家で暮らしていく事になり…。
文字数 125,650
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.03.15
日本でアイドルとして活動しているレナ(本名・本田麗奈)。
ある日、歌番組で曲を披露していると、ステージ上からコスプレ姿(?)の美形な男性が見えて……!?
その日、眠りに就くと夢の中でその男性と再会して……!?
「レディは私の〝推し〟だ!」
「嬉しい!ありがとうございます☆(※営業スマイル)」
――これは、夢の世界へ入り込み、クーデレ鉄仮面美形伯爵に推され貢がれ愛されてしまう、とあるアイドルの巻き込まれストーリー。
※アイドルとファンなので、最初は伯爵との恋愛要素薄めです。他の男が出しゃばります。
※かっこいいヒーローはいません。マジでいません。
※ギャグかと思えば唐突に重い話が出たりします。高低差にご注意ください。
※誤字脱字の報告・作品の感想など、ドシドシお待ちしております。
文字数 38,108
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.06.01
大変! 目が覚めたら隣に見知らぬ男性が! え? でも良く見たら何やらこの国の第三王子に似ている気がするのだが。そう言えば、昨日同僚のメリッサと酒盛り……ではなくて少々のお酒を嗜みながらお話をしていたことを思い出した。でも、途中から記憶がない。実は私はこの世界に転生してきた子爵令嬢である。そして、前世でも同じ間違いを起こしていたのだ。その時にも最初で最後の彼氏と付き合った切っ掛けは朝チュンだったのだ。しかも泥酔しての。学習しない私はそれをまた繰り返してしまったようだ。どうしましょう……この世界では処女信仰が厚いというのに!
文字数 31,710
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.24
辺境伯の四女メルゼは、不出来と噂の第四王子のもとへと嫁がされる道中、船から海に落ちた。
南国っぽい島に泳ぎ着いたところ不思議な白い動物たちから大層もてなされる。
この島は大昔の錬金術師が自らの保養の為に作り上げたリゾートアイランドらしい。
快適な島暮らしを送っていたメルゼは、ある日砂浜で新たな遭難者を発見する。
彼の正体は帝国の――。
※あくまでもラブコメ
※R要素は控えめ
※ファンタジー要素強め
■作品転載、盗作、明らかな設定の類似・盗用、オマージュ、全て禁止致します。
文字数 10,620
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.30
-国を救うは二人の愛-
そこで悪役令息であるルイス・セフィーリオ公爵令息の義姉に生まれ変わった!?
ルイスは最高の推しなんですけれど!?
冷たい家族。
愛を知らず、感情を殺し、孤独の中で生きてきたルイスは、最後に魔力暴走を起こし
唯一愛したヒロインと攻略対象に捕らえられて……そして最後は殺されてしまう。
なんて最期にさせるわけもなく!
推しの幸せが私の幸せ!
今日もルイスが可愛いです!
ゲームとは全く違う人生を歩む事になったルイス。
ヒロインと出会うけれど……?
あれ……?何か……
どうしてこうなった!?
文字数 48,850
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.02
「聖女適正判定の結果、サナ・イチジョウの魔力はゼロ。よってクデール法国からの即刻国外追放を命じる!」
(は。はあああああああああああああああああああ!?)
聖女召喚の儀式によって呼び出された三人の内の一人、一条紗菜(いちじょうさな)は、聖女選定において魔力なしと判断されて国外追放されてしまう。国境近くの森林で魔獣に襲われそうになったのを助けたのは、隣国のエルフの末裔である騎士団長ヴェノムだった。
それから聖獣国の教会で改めて聖女適正判定を行った結果、魔力はゼロのままだが、神力を持つ大聖女だったと結果がでた。
「ざまあああああ!」と叫ぶのは憚られるのでサナは拳をグッと握って、早くもクデール法国への復讐が一つ出来たと勝利を噛みしめる。
サナは大聖女であることを公開しない代わりに、王城で暮らすことを承諾。それがいつの間にか騎士団長ヴェノムと同棲する流れになり、この国の住人としての魔術的繋がりを強化するため義理の妹に。
サナはヴェノムに惹かれるも、義理の妹扱いされていることや、元の世界戻りたい気持ちがあり自分の気持ちにブレーキをかける。
そしてヴェノムもサナに惹かれながらも、過去や彼女の味方をすると告げた手前、自分の気持ちを抑え込もうとしてしまうのだが……。
両片思いの甘々な駆け引きから、自分の気持ちに気付き互いに距離を縮めていく。
「ヴェノム……愛しているので、添い寝をしてください」
「愛しているよ、サナ。でも添い寝は本当に好きな人に言って上げてくれ。年老いた俺ではなく、な」
「ヴェノムは……エルフ的な年齢層で言うとまだまだ若い、私と変わらないのです。……たぶん、きっと、そうなのですよ」
「サナ……寝ぼけているな。ほら、子守歌を歌って眠るまで傍にいるから」
「むぐっ」
これは腹黒過保護元騎士団長と、元の世界に戻りたい仕事人間な大聖女が結ばれるまでの物語である。
文字数 90,130
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.03
マイホーム購入を夢見て日夜節約に励んでいた主人公 東 真希。
ある日友人が旦那である伸吾の疑惑写真を見せてきた。
真希は幼馴染の結城 誠をこき使って疑惑の解明と復讐を行う。
文字数 18,335
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.21
『この国で一番の歌姫を第二王子の妃として迎える』
国王の宣言により、孤児だった平民のリナリアはチェルミット男爵に引き取られ、地獄のような淑女教育と歌のレッスンを受けた。
しかし、必死の努力も空しく、毒を飲まされて妃選考会に落ちてしまう。
期待外れだったと罵られ、家を追い出されたリナリアは、ウサギに似た魔物アルルと旅を始める。
選考会で親しくなった公爵令嬢エルザを訪ねると、エルザはアルルの耳飾りを見てびっくり仰天。
「それは王家の宝石よ!!」
…え、アルルが王子だなんて聞いてないんですけど?
※他サイトにも投稿しています。
文字数 30,916
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.27
「あの、お心遣いには感謝しますけど、お兄さんのことは半分も信じてませんからね」
「しっかりしてるねえ。ひとまずは俺、初対面の馴れ馴れしくて怪しいお兄さんってことで」
(※本文より抜粋)
ある日、アキノの前に現れたナンパ男は、死んだ恋人・ハルトにうりふたつだった。
無口な彼とは対照的におしゃべりなその男は、自分をハルト本人だと言い張る。
アキノは半信半疑ながらもその男の誘いに乗り、『冥界デート』に付き合うことに。
聞くと、彼は生前の目的を果たすために戻ってきたらしい。
その口から語られたのは、亡き恋人しか知らないはずの『一緒のお墓に入りたい』というアキノの願いだった。
戻ってきたハルトは、どのようにしてアキノの願いを叶えるつもりなのか?
衝撃のラストは必見です!
2024/5/6~ 1話あたりの分量を変えて帰ってきました!
あなたはこの結末をどう読みますか?
文字数 23,664
最終更新日 2024.06.01
登録日 2022.10.09
いつもと変わらない日常が一変するのをただの会社員である芽依はその身をもって知った。
世界が違った、価値観が違った、常識が違った、何もかもが違った。
意味がわからなかったが悲観はしなかった。
花嫁だと言われ、その甘い香りが人外者を狂わすと言われても、芽依の周りは優しさに包まれている。
そばに居るのは巨大な蟻で、いつも優しく格好良く守ってくれる。
奴隷となった大好きな二人は本心から芽依を愛して側にいてくれる。
麗しい領主やその周りの人外者達も、話を聞いてくれる。
周りは酷く残酷な世界だけれども、芽依はたまにセクハラをして齧りつきながら穏やかに心を育み生きていく。
それはこの美しく清廉で、残酷でいておぞましい御伽噺の世界の中でも慈しみ育む人外者達や異世界の人間が芽依を育て守ってくれる。
お互いの常識や考えを擦り合わせ歩み寄り、等価交換を基盤とした世界の中で、優しさを育てて自分の居場所作りに励む。
全ては幸せな気持ちで大好きなお酒を飲む為であり、素敵な酒のつまみを開発する日々を送るためだ。
文字数 861,156
最終更新日 2024.06.01
登録日 2023.11.17
アナ・ベイア子爵令嬢はごくごく普通の貴族令嬢だ。
彼女は短期間で二度の婚約解消を経験した結果、世間から「傷物令嬢」と呼ばれる悲劇の女性であった。
「すまない」
そう言って彼らはアナを前に悲痛な顔をして別れを切り出す。
アナの方が辛いのに。
婚約解消を告げられて自己肯定感が落ちていた令嬢が、周りから大事にされて気がついたら愛されていたよくあるお話。
※こちらは2024/01/21に出した短編を長編化したものです
※小説家になろう・カクヨムにも掲載しています
文字数 47,528
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.05
アルデンブルク王国の王女エレナは、父王亡き後、公務に専念し国民のために尽力する中で、重責によりストレスを抱えていた。
そんな彼女に癒しを与え、そばに仕える公爵ユリアン。
ユリアンに支えられ、次第にエレナは彼に惹かれていく。
ユリアンへの愛に支えられながら、王女として国民の支持を受けていくエレナに、国家か愛かの選択が訪れる。
文字数 5,370
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.26
「ベアトリーチェ! 悪辣な所業を働いた貴様との婚約を破棄し、デアンジェリス子爵令嬢・ジュリアマリアと婚約するっ!」
巷で流行の小説のような婚約破棄。甥が婚約者に返り討ちにされるのを見ていた王弟・レナートは、ふとひとりの令嬢に目を止める。王太子の傍らで化けの皮がはがれた令嬢——その姉・フェデリカは、扇の陰でひどく愉しそうに嗤っていた。
「君は何を隠している?」
王弟殿下の興味から、ヒロインの姉は逃れられるのか。
腹黒二人が送る異世界ファンタジー。
文字数 15,445
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.26
伯爵令嬢のメアリーは高熱でうなされている時に前世の記憶を思い出し、好きだった小説のヒロインに転生していると気づく。
しかしその小説は恋愛が主軸ではなく、家族が殺されて闇堕ちし、復讐に燃える推しが主人公のダークファンタジー小説だった。
闇堕ちしない推しと真っ当な恋愛を楽しむため、推しの家族を必ず救うと決意する。
家族殺害の危機を回避するために奮闘する日々を送っていると、推しの兄であるカシスと関わるようになる。
カシスは両親殺害の濡れ衣を着せられ処刑させられる運命で、何より推しが心から慕う相手。
必ず生きてもらわねば……! と強く願うメアリーはカシスと仲良くなり、さらには協力者となる。
「(推しの闇落ちを防ぐために)カシス様には幸せに生き続けて欲しいのです」
メアリーはカシス相手に勘違い発言を連発する中、ついに推しの家族を守ることに成功する。
ようやく推しとの明るい恋愛を楽しめると思っていたが、何やらカシスの様子がおかしくなり──
「君は弟を手に入れるため、俺に近づいて利用しようとしていたんだね」
「俺に愛されて可哀想に」
これは推しと恋愛するため奮闘していた少女が、気づけば推しの兄の重い愛に囚われてしまったお話。
文字数 42,023
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.26
凍えきった世界に閉じ込められている少年に、 少女は静かに想いを寄せる。
彼は拒絶し壁を高く築くけれど、 彼女の想いは決して揺るがない。
氷のように冷たい彼の心を、 温もりで溶かしたいと願う。
諦めることなく、ただひたすらに手を差し伸べ続ける。
「加茂野 茉凜」は、ある理由で一人旅に出ていた。その道中で一人の不思議な少年とめぐり逢う。彼の名は「柚羽 弓鶴」。弓鶴の『ある目的』のために契約関係を結び、同じ屋根の下で生活することになる茉凜だが、彼は『氷柱の中に封じられた王子様』とあだ名される孤高の人であり、彼女を邪険に扱い、冷淡な態度で接するのだった。こんな相手とやっていけるのかと頭を抱える茉凜だったが、次第に弓鶴という人間の輪郭が見えてきて興味を抱いていく。
意見の相違から何度も衝突しあう二人だったが、手を携えて幾度も危機を乗り越えていくうちに、強い信頼関係で結ばれていく。次第に真凜は弓鶴に惹かれていくのだが、彼には彼女の気持ちを素直に受け止められない理由があった。
『深淵』と呼ばれる知られざる異能の暗殺集団と厄災の元凶とされる禁忌の色『黒』の謎。茉凜は弓鶴を巡る抗争に否応なく巻き込まれていく。やがて二人は「黒鶴」というコードネームで呼ばれるようになる。
好きだけど好きとは言えない。そんなじれったいお話です。
文字数 22,990
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.06.01
両親がいないが、何の変哲もない姉妹二人で頑張って生活していた。
初めは高齢になる祖父母と生活を共にしていたけれど、負担も減らしたいのもあり、高校入学前に急いで両親が残してくれたマンションに引っ越し頑張っていた。
そんな普通の毎日を過ごす中、自宅でお風呂の準備をしようと脱衣所に入ると、いきなり足が動かなくなった。
慌てて側にあるものにぶつかり大きな音を立て、悲鳴をあげると、妹が飛び込んできた。
脱衣所の床に、サークルのような物が輝き、ズズズっと飲み込まれそうになる。
妹が慌てて私の手を掴み、引き上げようとして…二人ともまま飲み込まれてしまった…
その先は、見知らぬ世界で、妹は…
文字数 168,834
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.01.01
「いくら高貴な大公っていっても、あんな変態ジジイの相手をするなんて、私、嫌だからね。だからシンシア、あんたが私の"身代わり"になるのよ」
主人公シンシアは、義妹ブレアナの身代わりとなり、好色と噂の年老いた大公に買われることになった。優しかった本当の母親はすでに亡くなっており、父はシンシアに対する関心と愛情を失っていて、助けてはくれない。そして継母グロリアは実の娘であるブレアナのみを溺愛し、シンシアを『卑しい血』『汚いもの』と蔑んでいた。
「シンシア。あなたは生まれつきの穢れた娘であり、汚いものよ。汚らしい好色の年寄りにはお似合いだわ。汚いものは汚いもの同士でくっついていなさい」
すべてを捨てて逃げ出そうかとも思ったシンシアだが、この世でたった二人、自分を愛してくれている祖父母の生活を守るため、シンシアは怒りと悔しさを飲み込んでブレアナの身代わりになることを受け入れた。
大公家でどんな苦難に遭遇してもくじけずに働き、着実に認められていくシンシア。そしてとうとう、卑劣な者たちが報いを受ける日がやって来たのだった……
文字数 41,805
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.03.25
レスター国に住むレナとレオナ。
双子の姉妹とはいえ性格は真逆、外交的なレオナに対し、内向的なレナ。
そんなある日、王子であるアルバートに会う機会を得たレオナはコレはチャンス!とばかりに言葉巧みに心に取り込み、これに成功する。
王子の妻になり、全てを手に入れご満悦だったが、王子が本当に得たかった相手は…。
文字数 139,248
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.03.17
生きていれば様々なことがありますが……負けたりはしません!
文字数 53,383
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.21
シュタイザー侯爵家の長女『ストロベリー・ディ・シュタイザー』の人生は幼少期から波乱万丈であった。
銀髪&碧眼色の父、金髪&翠眼色の母、両親の色彩を受け継いだ、金髪&碧眼色の実兄。
そんな侯爵家に産まれた待望の長女は、ミルキーピンクの髪の毛にパープルゴールドの眼。
両親どちらにもない色彩だった為、母は不貞を疑われるのを恐れ、産まれたばかりの娘を敷地内の旧侯爵邸へ隔離し、下働きメイドの娘(ハニーブロンドヘア&ヘーゼルアイ)を実娘として育てる事にした。
一方、本当の実娘『ストロベリー』は、産まれたばかりなのに泣きもせず、暴れたりもせず、無表情で一点を見詰めたまま微動だにしなかった……。
そんな赤ん坊の胸中は(クッソババアだな。あれが実母とかやばくね?パパンは何処よ?家庭を顧みないダメ親父か?ヘイゴッド、転生先が悪魔の住処ってこれ如何に?私に恨みでもあるんですか!?)だった。
そして泣きもせず、暴れたりもせず、ずっと無表情だった『ストロベリー』の第一声は、「おぎゃー」でも「うにゃー」でもなく、「くっそはりゃへった……」だった。
その声は、空が茜色に染まってきた頃に薄暗い部屋の中で静かに木霊した……。
※この小説は剣と魔法の世界&乙女ゲームを模した世界なので、バトル有り恋愛有りのファンタジー小説になります。
※ギリギリR15を攻めます。
※残酷描写有りなので苦手な方は注意して下さい。
※主人公は気が強く喧嘩っ早いし口が悪いです。
※色々な加護持ちだけど、平凡なチートです。
※他転生者も登場します。
※毎日1話ずつ更新する予定です。ゆるゆると進みます。
皆様のお気に入り登録やエールをお待ちしております。
※なろう小説でも掲載しています☆
文字数 268,028
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.04.30
私こと小柳江麻は美容院で間違えて染まったピンクの髪のまま死んで異世界に行ってしまった。異世界ではオバサンは要らないようで放流される。だが何と神様のロンダリングにより美少女に変身してしまったのだ。
このお話は若返って美少女になったオバサンが沢山のイケメンに囲まれる逆ハーレム物語……、でもなくて、冒険したり、学校で悪役令嬢を相手にお約束のヒロインになったりな、お話です。多分ハッピーエンドになる筈。五万字位のお話になる予定です。
文字数 26,554
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.21
「牢獄と、私。囚われるならどちらがよいですか?」
「あなたは私の玻璃の花。もう、離さない」
「誰にも触れさせたくない。
私とあなただけの世界に、閉鎖(とざ)して隔離(かく)してしまおうか。」
出会ったばかりなのに好感度がカンストしてる!?
激重の執着と愛情をむけてくるこの男。
ちょっとどうかしてる…
私はハナキ。職業スリをしています。
狙ったカモに返り討ちにされ、お持ち帰りを余儀なくされたが運の尽き…で。
停まっていた運命が廻りだす。
幼少期の記憶がない私と
翠玉の瞳を持つ彼の執着と偏愛。
閉じられていた記憶が開く時、
私を取り巻く秘密と恋が開花する。
お読みくださりありがとうございます。
*処女作の自主制作乙女ゲームシナリオの元ネタになります。翠玉の章は完結済みなので、定期的に更新させてもらいます。
読んでいただけたら嬉しいです。
イラストは「ミキタカ」氏担当です♪
ありがとうございます。
*異世界ファンタジー舞台のラブストーリー
*設定はざっくりご都合なとこもございます。
*後半はところどころR15な表現もあるかもです。
執着と偏愛、ヤンデレ気味な攻略対象との恋愛話です。そこそこ重たい一途な愛のヒーローです。ご了承ください…
長さは文庫本一冊くらいの予定です。
よろしくお願いします。
文字数 81,772
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.19
どんな苦難も越えて、幸せを掴むのです。
すべては幸福な未来のために。
文字数 41,531
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.28