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18件
1
『毒見姫』と蔑まれた令嬢は、辺境伯の食卓で本当の価値を知る
「ソフィーリア、お前との婚約を破棄する。『毒見姫』を妃になどできるものか」
口にしたものの毒も薬も、作り手の心すら味で分かる異能の伯爵令嬢ソフィーリア。その力ゆえに王太子の婚約者でありながら「毒見姫」と蔑まれ、ついに婚約破棄のうえ、北の辺境伯家の毒見役として下げ渡された。
新たな主は、毒殺で父兄を失い、以来すべてが砂の味になったという「悪食公」ライナルト・ヴィンター。
だが、彼女が差し出した一皿のスープに、寡黙な辺境伯は呟く。
「……味が、する」
凍える辺境で、彼女の舌は毒を暴き、病を防ぎ、冷えた食卓と人の心を温めていく。一方その頃、彼女を捨てた王宮は「甘い毒」に静かに蝕まれ始めていて——?
これは「毒見姫」と呼ばれた少女が、自分の舌が呪いではなく祝福だと知るまでの物語。
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文字数 92,998
最終更新日 2026.09.24
登録日 2026.09.01
2
もう殿下の悪夢は引き受けません ~「眠らせるだけの女」と婚約破棄された宮廷夢守り、眠れない辺境公に傷ごと大切にされています~
宮廷夢守りリディアは、十年間、婚約者である王太子アルベルトの悪夢を毎夜ひそかに引き受けてきた。
けれど王太子が感謝したのは、夢の象徴を読む聖女セラフィナ。誕生日夜会で「眠らせるだけの女に王妃は務まらない」と婚約を破棄されたリディアは、静かに夢鍵を返した。
「承知しました。では今夜から、殿下の悪夢は殿下ご自身でお願いいたします」
誰かの夜を守るため、自分は眠らず傷つく。それが務めだと思っていた。王宮を去った夜、リディアは初めて自分自身の夢を見る。
新しい依頼人は、十年間まともに眠れない北辺公ユリアンだった。だが彼が求めたのは、悪夢の肩代わりではない。
「代わりに耐えないでくれ。私の隣で、一緒にほどいてほしい」
十二分の安眠から始まる治療、城下の夢相談所、王国中から集められていた悪夢、使い切られた夢守りたちの記録。リディアが仕事を返したことで、王宮を支えていた見えない仕組みが崩れ始める。
これは、捨てられた夢守りが傷ごと大切にされ、誰も一人で夜を持たなくてよい朝を作る物語。
感想数 0
文字数 223,959
最終更新日 2026.09.24
登録日 2026.08.16
3
星を抱くひと
ギルド【アルカ】に所属する青年、セレンのもとへ、一人の使役妖精が配属された。
白金色の髪と灰色の瞳を持つ妖精、ナナセ。
しかし、セレンは使役妖精を必要としていなかった。
「俺、使役妖精なんていらないんだけど」
そう告げられても、ナナセは傷ついた様子を見せない。
「必要ないことは、聞いています」
「じゃあ、なんで来たの?」
「命令なので」
ただ命じられたから、ここにいる。
そんなナナセに、セレンは一つの変わった命令をする。
「何もしなくていい」
それまで誰かに仕えることだけを求められてきたナナセにとって、それは今まで知らなかった「自由」だった。
けれど、何もしなくていい日々は、思っていたほど簡単なものではなかった。
命令されないこと。
必要とされないこと。
誰かのそばにいること。
少しずつ変わっていく日常の中で、ナナセはこれまで知らなかった感情を覚えていく。
一方、セレンもまた、淡々としていたはずの妖精が自分のそばで見せる小さな変化に気づき始める。
ただの主人と使役妖精。
そうだったはずの二人の関係は、いつしか少しずつ形を変えていく。
感想数 0
文字数 214,968
最終更新日 2026.09.23
登録日 2026.09.02
4
庭いじりが好きすぎて婚約破棄された行き遅れ令嬢、隣領の伯爵さまの枯れた庭を生き返らせます ~笑わない雇い主が毎朝、花を見に来るのですが~
「庭いじりが好きすぎる令嬢はちょっと」。
それが、わたしの婚約破棄の理由でした。二十三歳、社交界では立派な行き遅れです。
落ち込んでいたら、隣の領地の若い伯爵さまが訪ねてきました。
「うちの庭を生き返らせてほしい。令嬢でも構わない」
というわけで、お屋敷に部屋までもらって、庭師になりました。たぶん天職です。
伯爵さまは働きすぎで、いつも疲れていて、めったに笑いません。
わたしは土を入れ替え、球根を植えて、季節の花を順番に咲かせていきます。
すると伯爵さまが、毎朝庭に出てくるようになりました。
「今日は何が咲く?」なんて聞いてきて、口元が少しだけゆるんで。
……それ、反則だと思います。
感想数 0
文字数 31,963
最終更新日 2026.09.13
登録日 2026.09.07
5
番登録課のしがない人間の窓口係です。無表情な狐の監察官さまが毎日突き返してくる「不備だらけの書類」、これ全部わたしに会う口実ですよね?
わたしの仕事は、番登録の書類を受け取って、判を押すことです。
獣人のご夫婦が来て、紙を出して、わたしが押す。それだけ。人間のわたしには縁のない話ですけど、この判は速くて、まっすぐで、かすれません。そこだけは誇りです。
その書類を、三日続けて突き返されました。
二階から下りてくる白い狐の監察官さま。役所じゅうで、この人に書類を突き返されなかった人はいません。
一日目は、点が薄い。二日目は、「三」の横棒が短い。三日目は、捺印欄から0.5ミリ出ている。
四日目は、朱肉が濃い。
……あの、これ、どういうことですか。
窓口の列がざわつきはじめて、同僚の目が変わって、課長が逃げ腰になって、わたしの判が知らないところで使われていて。
気づけば、わたしのまわりで何かが動いています。
あの人の名前を、わたしはまだ知りません。
感想数 1
文字数 104,699
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.07.20
6
羅来国へようこそ! ~乙女ゲーム好きOL、異世界で恋を知る~
乙女ゲームが大好きなOL・武田さやか。
「乙女ゲームみたいな恋愛がしてみたい!」
そう願った翌日、さやかは神社で異世界へ転移してしまう。
ところが、たどり着いた羅来国は、さやかが想像していた中世ヨーロッパ風の異世界ではなかった。
そこは、江戸のような町並みに、和服姿の人々、獣人、そして魔物まで存在する不思議な世界。
しかも、さやかを護衛することになったのは、黒髪に琥珀色の瞳を持つイケメン剣士・半之助。
「もしかして、この人……攻略対象!?」
乙女ゲームでしか恋愛を知らなかったさやかは、異世界で出会う人々との交流を通して、少しずつ自分だけの恋を知っていく。
これは、乙女ゲームのような恋に憧れていた一人のOLが、異世界で本当の恋を見つける物語。
感想数 0
文字数 55,618
最終更新日 2026.09.23
登録日 2026.09.03
7
「帳簿ばかり見ている女は公爵夫人にふさわしくない」と婚約破棄されたので、十二年分の粉飾を暴いて公爵家を潰しました
「帳簿ばかり見ている女は、公爵夫人にふさわしくない」
婚約破棄の舞台で、そう言われました。広間じゅうが笑いました。
でも、わたしは十年間その家の帳簿をつけてきたのです。だから知っています。フェルゼン公爵家の帳簿は、十二年前から一度も合っていません。
前の暮らしで、わたしは会計士でした。顔も名前も思い出せませんが、数字の読み方だけは体に残っています。
魔法は使えません。剣も振れません。できるのは、歩幅を数えること、三度足すこと、端数を見ること、日付の差を取ること。ただそれだけです。
けれど紙は書き直せても、焼けた家は書き直せない。買ったことになっている馬は、どこにもいない。十二年前に辞めた十一人は、どこかで暮らしている。
一行ずつ数えていくと、公爵家の足もとから音が鳴りはじめました。
わたしを笑わなかった人がひとりだけいます。王室監査院の監査卿。人の顔を見ずに、数字のほうを見る人です。
数える女の、静かな監査ざまぁ。
感想数 0
文字数 115,533
最終更新日 2026.08.11
登録日 2026.07.20
8
戦地の将軍さまへ、毛布と塩をお送りします ~荷札に一筆添えて三年、いきなり求婚状が届きました~
わたしの仕事は、国境で戦う兵隊さんたちへ領地の品を送ること。荷札のついでに、一筆添えるのが癖でした。
『毛布は二枚重ねてお使いください。一枚より、ずっと暖かいので』
『塩の樽は上の段へ。下に置くと湿気ります』
返事は毎回、たった一行。『助かった。』
三年続けて、戦争が終わりました。そうしたら、黒い馬に乗った大きな将軍さまが、まっすぐうちの門に来て、こう言ったのです。
「三年間、あなたの手紙で生きていた。結婚してほしい」
待ってください。わたし、あなたのお顔を今日初めて見ました。
……手紙では、あんなにお話しできたのに。お会いすると、お互いひと言も出てこないのです。
感想数 2
文字数 31,056
最終更新日 2026.09.13
登録日 2026.09.07
9
「星を眺めて金になるか」と笑った夫と離縁しました ~嵐を当てるわたしの星読みに、いちばん大きな帆船の船主さまが求婚してきます~
「星を眺めて金になるか」が、夫の口癖でした。
商会主の夫にとって、金にならないものは全部ごみ。祖母から継いだわたしの星読みも、ごみのほうでした。三年目に離縁状をいただきましたので、ありがたく受け取って、祖母の家がある港町へ。
星を読むと、嵐の日がわかります。船を出してはいけない日が、わかるんです。
港の古い船乗りに頼まれて、出航の日を選んであげました。その船だけ、嵐を避けて帰ってきました。次の月も。その次も。
気づけば家の前に船主さんの列ができて、いちばん大きな帆船の若い船主さまは、入港のたび、まっすぐうちへ来ます。
ちなみに元夫の商会は、船を三隻続けて座礁させたそうです。わたし、もう読んで差し上げませんけれど。
感想数 0
文字数 31,075
最終更新日 2026.09.13
登録日 2026.09.07
10
悪役令嬢は先回りして謝りに行きますわ ~断罪される前に全部謝っておいたら、味方だらけで断罪の日が空振りましたの~
わたくし、前世の記憶で気づきましたの。この体、物語で断罪される悪役令嬢ですわ。
卒業の夜、王子さまに罪状を読み上げられて国外追放。……冗談ではありませんわ。
でも、考えましたの。罪状にされる前に、謝ってしまえばよろしいのでは?
というわけで、謝罪の行脚を始めましたわ。壊した髪飾りは直して返す。取り上げた本は二冊にして返す。言い過ぎた言葉は――これが一番大変でしたの。人前で、ちゃんと言い直しますのよ。相手が違えば、謝り方も違いますでしょう?
そうしたら、おかしいんですの。謝った相手が、次々お友達になっていきますのよ。一番緊張したのは、いちばん睨みの怖い公爵子息さまでしたけれど……あの方、謝ったその日から、なぜか毎回わたくしの行脚についてきますの。
そして断罪の日。王子さまが罪状を読み上げるたび、会場のみなさまが「その件はもう解決済みですわ」。
断罪、まさかの空振り。おまけに筆頭のはずの公爵子息さまが、跪いて一言。
「あなたの謝りっぷりに、惚れました」
……それ、どういう罪状ですの?
感想数 0
文字数 92,835
最終更新日 2026.09.08
登録日 2026.08.19
11
悪役令嬢の専属メイドですが、お嬢様の破滅のご予定は全部わたしがお断りしております ~その夜会は「お風邪」で欠席です~
気がついたら、前世で読んだ小説の中にいました。三年後に破滅する悪役令嬢の、専属メイドとして。
主人公? いいえ。令嬢? いいえ。メイドです。お給金はいいし、お屋敷のごはんはおいしいし、この職場、失いたくありません。つまり、お嬢様に破滅されては困るのです。
というわけで、筋書きにある危険ごとは全部、メイドの仕事で潰します。
性悪な殿方からの招待状は、暖炉にぽい。危ない夜会は「お嬢様はお風邪です」でお断り。浪費癖はお小遣い制で直して、意地の悪い取り巻きは玄関で門前払い。
おかげでお嬢様はすくすく素直に育って、いまでは王子殿下に溺愛される社交界の人気者。破滅の気配はどこにもありません。
ついでに最近、休憩に行くと、なぜかわたしの分のお茶が置いてあります。犯人はお嬢様つきの護衛騎士さまだそうです。……なぜでしょう。
そして、変な噂も流れています。「あの家のメイドは只者ではない」って。他家からの引き抜きのお手紙は――暖炉にぽい、で。
……でも王家の紋章入りのお手紙は、さすがに燃やせません。どうしましょう、これ。
感想数 0
文字数 92,161
最終更新日 2026.09.08
登録日 2026.08.19
12
夏色の君に
あの夏、俺は嫉妬で全部を壊した。
真夏のオフィスで、俺たちは“クリスマス”を売っていた。
仕事相手として出会った彼女は、夏そのものみたいに眩しくて——気づけば、距離は少しずつ近づいていった。
けれど、クライアントの男の存在が、その関係を静かに揺らしていく。
言葉にできなかった想いと、拭いきれない嫉妬。
すれ違いの先で、俺は彼女を傷つけた。
それでも——もう一度、手を伸ばしたいと思った。
花火の夜、止まっていた時間が、少しだけ動き出す。
感想数 0
文字数 18,767
最終更新日 2026.09.15
登録日 2026.09.15
13
モブ令嬢の私、代筆と噂で悪役令嬢を破滅ルートから逃がします ~この学園の恋の八割は私の手紙で動いてるって、本人たちは知らないけど~
この学園の恋の八割は、私の手紙で動いています。
書いているのは私です。渡すのはお客さんです。届いた恋が実っても、私の名前はどこにも出ません。手間賃は銀貨一枚。西棟三階の空き教室で、放課後だけ開いています。
顔を覚えてもらえない、という取り柄がありました。だから代筆屋ができます。
私が守りたい人がひとりだけいます。セシリア様。あの方には、破滅の夜が来ることになっています。私はまだ一度も口をきいたことがありません。すれ違うだけです。
止めるつもりはありません。ただ、来ないことにするだけです。
そのために、手紙を書きます。書かないこともします。順番を変えます。噂を一本だけ流します。
けれど、私の書いた紙が知らない人の手に渡り、私の合図を知っている誰かが現れ、私の名前を騙る売り物が出回りはじめて――
代筆屋は、自分の字から逃げられません。
感想数 0
文字数 73,228
最終更新日 2026.08.02
登録日 2026.07.20
14
転生悪役令嬢は、クラスメートの黒騎士とプリンを食べたい。──浮気者王子が元婚約者だと気づかずプロポーズしてくるので、ギャフンと言わせます。
キャッチコピー
断罪の瞬間に思い出したのは、消えた「期間限定プリン」の味。
味方は物理で語る聖女(元・学級委員長)と、限界オタクの漆黒騎士(元・クラスメイト)!?
あらすじ
聖アステール学園の卒業パーティー。公爵令嬢レティシアは、第一王子エドワードから身に覚えのない罪で「婚約破棄」と「国外追放」を言い渡されます。
しかし、その衝撃で蘇ったのは、現代日本で試験勉強に励んでいた女子高生・結衣としての記憶でした。
「……私のプリン、会計まだ済ませてないんだけど」
混乱のなか国外追放されるレティシアを救い出したのは、なんと前世の同級生たちでした。清楚な「聖女」の中身は口の悪い学級委員長・陽子。冷徹な「王の番犬」の中身はラノベ好きの隠れオタク・田中君。
前世の絆(?)で結ばれた三人は、自分たちの未来を奪ったクズ王子への復讐を開始します。
作戦は「地味メイクで別人になりすまし、王子をもう一度惚れさせてから盛大に振る」こと。
一方、影では前世から執着を続けるヤンデレ義妹の魔の手が迫り……。
お菓子作りと物理攻撃と公金横領の証拠固めが交錯する、痛快逆断罪ラブコメディ!
登場人物紹介
• レティシア(前世:結衣)
派手な悪役令嬢から、素材を活かした「地味メイク」で儚げな美少女へ変身。好物はコンビニのプリン。
• ヴィンセント(前世:田中)
この国最強の騎士。中身は結衣を推しとして崇める限界オタク。殺気が強すぎて周囲を物理的に凍らせる。
• マリア(前世:陽子)
清楚な聖女。中身は鉄拳制裁も辞さない剛腕の元・学級委員長。得意技は「聖属性物理・平手打ち」。
• アイリス(前世:美紀)
レティシアの義妹。前世から田中君を追い回すヤンデレストーカー。闇魔法で家族の記憶を書き換える強敵。
本作の見どころ
• 「地味メイク」という名の最強変装術: 厚塗りの白粉を落としただけで、クズ王子が別人だと信じ込むほどの劇的ビフォーアフター。
• 前世の同級生トリオによるチームプレイ: 聖女の魔力(物理)と騎士の諜報能力(オタクの執念)を駆使した、容赦ない追い込み。
• スカッと爽快な逆断罪: 王子の公金横領を暴き、大勢の面前で正体を明かして叩き切るカタルシス。
他のサイトにもタイトル違いで公開しています。
AI本文利用
感想数 0
文字数 58,368
最終更新日 2026.03.28
登録日 2026.03.16
15
君は誰も信じず、愛してばかり 短編集
笑える恋も、怖い恋も、泣ける恋もある。
この短編集に入っているのは、そんな“ひと筋縄ではいかない恋”ばかりです。
好きだからうまくいくとは限らない。
信じているつもりで、ほんとは何も信じられていないこともある。
やさしさがズレて、善意が空回りして、笑えるのに少し痛い。
そんな恋愛の妙な手触りを、コメディから切ない話まで、さまざまな短編で描きました。
『君は誰も信じず、愛してばかり 短編集』
それぞれ別の物語なのに、読み終えるころには、
恋というものの厄介さと愛おしさが、ひとつの余韻になって残る短編集です。
感想数 0
文字数 68,197
最終更新日 2026.05.19
登録日 2026.03.18
16
『仕事中毒の冷徹公爵様、貧乏令嬢の極上スキンケアで骨抜きにされる〜前世の美容知識でエステを始めたら、なぜか仮初めの婚約者に指名されました〜』
前世は化粧品メーカーの開発職。
今世は、落ちぶれた貧乏男爵家の地味令嬢――。
そんなリーゼのもとに、ある日、国屈指の権力者であるアレクシス公爵が訪れる。
眩い金髪に美しい顔立ちの彼だったが……連日の激務のせいで、目の下にはどす黒いクマ、お肌は乾燥でボロボロの過労死寸前状態だった!
「美形が台無しです! お肌が悲鳴を上げていますわ!」
美容オタクの血が騒いだリーゼは、周囲の静止も聞かず、自作の魔導クレンジングとぷるぷる化粧水、ハーブのホットアイマスクで彼を無理やり【極上フルコースケア】してしまい――!?
「……お前、俺にどんな禁忌の魔法をかけた?」
翌朝、奇跡のビフォーアフターで心も体もすっきりした冷徹公爵様は、リーゼの手をガシッと掴み、「俺の専属アドバイザー兼、偽りの婚約者になれ」と迫ってきて……!?
お肌のテロは許さない美容オタク令嬢が、現代知識と魔導調合で異世界にビューティー革命を起こす!
仕事中毒な冷徹公爵様が、健気な彼女にじわじわ骨抜きにされていく、お仕事サクセス&溺愛ファンタジー、ここに開幕!
感想数 0
文字数 88,646
最終更新日 2026.07.09
登録日 2026.06.18
17
淡雪
触れぬまま手放したものは、冬になるたびに降り積もる。
都に生きる青年・清隆は、北山で雪のような女――雪乃と出会う。
言葉少なに重ねられる逢瀬と、歌に託された想い。
やがて現実として迫る縁談。
選ぶことから逃げたその朝、清隆はひとつの未来を手放した。
冬になるたびに思い出すのは、消えぬまま残り続ける“淡雪”の記憶。
人と妖、交わらぬものたちの、静かな別れの物語。
感想数 0
文字数 5,595
最終更新日 2026.09.12
登録日 2026.09.12
18
『灯庵 〜夫婦で営む小さな料理屋〜』
ひっそりと灯りをともす小さな料理屋「灯庵」。
店を切り盛りするのは、寡黙で丁寧な料理人・灯也と、
柔らかな笑顔で店を支える妻・灯里。
派手な宣伝も、特別な仕掛けもない。
ただ、二人で作る料理が、訪れた人の心をそっと温める。
これは、
料理が夫婦を結び、夫婦が料理を育てる物語。
出会いの夜、
灯也の料理が灯里の心を救った。
そして灯里の言葉が、灯也の人生を変えた。
二人が出会い、惹かれ合い、
やがて「灯庵」を開くまでの静かな奇跡を描く、
“夫婦の始まり”の物語。
感想数 0
文字数 145,890
最終更新日 2026.07.09
登録日 2026.06.04
18件