「別」の検索結果
全体で18,146件見つかりました。
伯爵家の長女サラディアには同じ年のフイリップを彼氏に持ちいつかは結婚を考えていた。
だが、あるお茶の席でフイリップは妹のメリアンナと付き合いをしているとサラディアに告白をして別れる事になった。
サラディアは妹が受けるはずだった縁談を引き受ける事になった。
誤字脱字がありますが、よろしくお願いします。
更新不定期です。
文字数 113,093
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.06.14
二十年前、西辺境伯の娘フランシアは、王太子の正妃となるはずだった。
しかし王太子ガルボは別の令嬢を正妃に望み、フランシアを側妃として王宮へ残す。夫は正妃のもとへ通い、王宮の仕事だけがフランシアへ任されていった。
やがてフランシアは、両親への手紙と衣服を残して姿を消す。
「娘を返せ!」
王宮へ駆けつけた両親は捜索を求めたが、フランシアの身体は見つからないまま、二十年が過ぎた。
そして国王となったガルボの即位祝いの日。
東辺境伯が、十八歳の娘アーシャを伴って王宮へ現れる。
その顔は、二十年前のフランシアにあまりにもよく似ていた。
なぜ似ているのか。
フランシアは本当に死んだのか。
二十年前、王家は彼女を「大切にしていた」と言う。
ならば、何をしてやったのか。
王家が忘れた二十年を、西と東の家々は忘れていなかった。
※初日以外は12時・22時の二回更新となります。
文字数 96,261
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.10.06
「花嫁が替わるだけですもの。式の支度は続けてちょうだい」
婚約披露の席で、私の椅子に座っていたのは別の令嬢でした。
その首には、亡き母の真珠まで。
三年間、侯爵家の宴も婚礼も整えてきたネリシェ。
婚約者に捨てられ、それでも無償で働けと言われた彼女は、引継ぎを終え、今度こそ屋敷を出る。
母の形見と、自分の未来を連れて。
雨の日に出会ったのは、三度も縁談を断ったという冷徹な公爵。
けれど彼が尋ねたのは、家柄でも、持参金でもなかった。
「何を食べたい?」
誰かの望みばかり叶えてきた彼女には、それがいちばん難しい質問だった。
一方、残された侯爵家では、豪華な婚礼の支度が次々と行き詰まる。
安く済んだ買物も、当然だった信用も、奪ったつもりの婚資も――本当に、あなたたちのものだったのでしょうか。
もう、戻る席はいりません。
私が座りたいのは、私の望みを待ってくれる人の隣です。
婚約破棄から始まる、恋と独立、そして何度でも訪れる因果応報の物語。
文字数 33,972
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.10.14
国際的なピアニストにして若き侯爵夫人のルルアーラ。 愛する夫と船上パーティーを楽しんでいた矢先、船が事故で沈没を始める。混乱の中、一緒に逃げようと夫を探すルルアーラだったが、隣にいたはずの夫の姿がどこにもない。第二王子に救出され岸へ降り立ったルルアーラが目にしたのは、なんと見知らぬ令嬢を優しく抱き寄せる夫の姿だった。
「ただの幼馴染だよ。すぐに君も助けに行くつもりだったんだ」
言い訳を口にしながら、次第にその幼馴染にのめり込んでいく夫を、ついにルルアーラは捨てる決意をする。
──あの日、沈む船の上で、あなたは私より先に幼馴染の手をとった
一途に愛してきたあなたとは、もうお別れいたしますわ。
文字数 80,507
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.09.29
婚礼衣装の仮縫いに、別の女が立っていた。
侯爵令嬢ツィーラが、自分の結婚式のために選んだ絹。
その衣装をまとった令嬢の隣で、婚約者は平然と言い放つ。
「式は予定どおり来月だ。手配は引き継いでくれ」
花嫁の座は奪う。
けれど、面倒な支度は今までどおりやってほしい――。
継母まで新しい花嫁の味方をする中、ツィーラは指輪を返した。
「代わりの花嫁がいるのでしょう。支度も、その方とご相談ください」
引継ぎを済ませ、屋敷を去った彼女に仕事を申し出たのは、冷徹と噂されるオルヴェ公爵セヴランだった。
働きに正当な対価を払い、疲れた日には休ませ、涙の理由を急かさず待ってくれる人。
不器用な優しさに触れるたび、「役に立たなければ捨てられる」と思っていた心が、少しずつほどけていく。
一方、残された屋敷では、婚礼の請求書が積み上がり、継母が隠していた財産の不正も明らかになり始める。
今さら「君がいないと困る」と言われても。
私にはもう、帰りたい場所があるのです。
奪われた尊厳と財産を取り戻し、働かない日まで愛される。
侯爵令嬢の逆転と、冷徹公爵の不器用な溺愛を描く異世界恋愛。
文字数 52,838
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.10.10
文字数 175,479
最終更新日 2026.10.13
登録日 2026.10.13
夫の工房で八年間、王宮礼装や防護幕に結界を縫い込みながら、その功績も名前も奪われてきたエリアーヌ。
愛人を王宮刺繍室の新主任に据えた夫クロードから、「刺繍しかできない妻はいらない」と離縁を告げられた彼女は、職人印まで渡せという要求を拒絶。制作記録と自分の印を守り、侯爵家を出る。
そんなエリアーヌを一人の職人として迎えたのは、湖上都市アステルを治めるルシアン大公だった。
彼は強大な魔力が冷気となって漏れ出す呪いを負い、触れた相手を傷つけてしまうため、誰とも触れ合えずに生きてきた。
ところが、エリアーヌの銀糸と結界刺繍は彼の冷気を鎮め、彼女だけはその手に触れても傷つかない。
切断された防護幕。大公宮へ持ち込まれた王都製の銀糸。侯爵家に奪われた設計図。
事件の真相を追ううちに、ルシアンはエリアーヌの技術だけでなく、彼女自身を大切にするようになる。
これは、名前を奪われた結界刺繍師が、自分の仕事と誇りを取り戻し、誰にも触れられない大公の特別な人になる物語。
一方、彼女を捨てた元夫は、工房を支えていたのが誰だったのかを思い知らされていく――。
文字数 11,881
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.10.14
三ヶ月後は、愛する人との結婚式。
王家の至宝《ピジョン・ブラッド》に触れたアルフレッドに流れ込んできたのは、幾つもの人生の記憶だった。
出会わなかった。
別の誰かを愛した。
愛し合いながら、結ばれなかった。
運命の人なんて、いないのかもしれない。
それでも――
何万通りもの人生の中で、
私は何度も、貴女に恋をした。
文字数 77,994
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.10.06
王都の冒険者ギルド《金鹿の角》で管理官として働くイルゼは、王国の最低報酬額改定を受け、翌月から三名の職員が基準を下回ることに気づいた。
必要な増額は、一人につき銀貨三枚。
すぐに報酬表を修正すれば済む話だと思っていたイルゼだったが、上司から返ってきたのは思いもよらない言葉だった。
「銀貨三枚のことでしょう」
「そんなにすぐお金が欲しいのか」
「他にも直さなければならないところはいくらでもある」
けれど、その「他にもある問題」を一つずつ直してきたのもイルゼだった。
契約の不備、共済の加入漏れ、期限の切れた協定、誤った報酬計算。
過去の間違いを直すだけならまだいい。
これから起きる違反まで、なぜわざわざ増やそうとするのだろう。
最低報酬の是正そのものは、どうにか認めさせることができた。
それでもイルゼは、《金鹿の角》を辞めることにした。
その後、彼女は小さな管理事務所を開き、ギルドや商会の契約や帳簿を整える仕事を始める。
一方その頃、王都では別の大手ギルドを巡る問題をきっかけに、王立会計院が認可ギルドへの監査を強めていた。
そしてある日、《金鹿の角》にも監査官が訪れる。
「うちは、そこまで酷くない」
そう考えていた経営陣だったが、数年分の帳簿を調べ始めた監査官は、ある不自然な数字に目を留め――。
文字数 10,451
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.10.13
伯爵令嬢ミリスには、幼馴染で親友のギアラがいる。
ミリスは二年前から侯爵令息のジノザと婚約して、学園でミリスは親友と婚約者に頼られ続けていた。
ある日ミリスは、親友と思っていたギアラにジノザから告白されたと言われてしまう。
その後ジノザは告白したことを認めて、ミリスとの婚約を破棄するつもりらしい。
親友に婚約者を奪われたミリスは、これから二人に頼られても拒むことを決意する。
その後ジノザは、ミリスと別れたことを後悔するようになっていた
文字数 24,346
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.09.26
『貴様と夜を共にする気はない』――予言者として己と祖国の破滅を防ぐ使命を神に課された子爵令息・シャノン。氷の美貌の騎士伯爵・ロイドと政略結婚したものの、突きつけられたのは白い結婚の宣告だった。
夫の浮気相手を襲って処刑される未来を覆すため、目指すはレッツ円満離婚。加えて国の破滅を防ぐため、シャノンは夫と浮気相手の王子の恋も応援することに。冷遇されながらも気楽な別居生活を満喫するシャノンだったが、冷たかった旦那様の様子がなぜかだんだんおかしくなっていき――?
処刑されたくない元悪役令息と絶対に逃がしたくない執着旦那様の、すれ違い&拗れ散らかしファンタジーBLです。
文字数 24,713
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.09.28
*タイトル変更しました。
大幅改稿しました。
愛していた、彼のことを。
―――でも彼が愛したのは別の女性。
彼女を殺害しようとした罪で、私は捕らえられ、激しい拷問を受けた。紛れもない、愛する彼の手によって。
そのまま凄惨な拷問で命を落とした私は、彼と結婚する前に時が戻っていた。
しかし、前世と違うことが一つ。
どうやら今世は私がヒロインの悪役令嬢ルートのようだ。
文字数 179,697
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.07.23
迫田直純(14歳)は自分の母親が誘拐という重大な犯罪を犯し警察に捕まえられていくのを目の当たりにする。
そのことで日本での仕事が難しくなった父は中東で単身赴任という道を選んだ。
ひとりで日本に取り残されることになった僕は、その場に居合わせた磯山という弁護士さんの家にしばらくお世話になることになった。
そこでの生活は僕が今まで過ごしてきた毎日とは全く別物で、最初は戸惑いつつも次第にこれが幸せなのかと感じるようになった。
そんな時、磯山先生の甥っ子さんが一緒に暮らすようになって……。
母親に洗脳され抑圧的な生活をしてきた直純と、直純に好意を持つ高校生の昇との可愛らしい恋のお話です。
こちらは『歩けなくなったお荷物な僕がセレブなイケメン社長に甘々なお世話されています』の中の脇カップルだったのですが、最近ものすごくこの2人の出番が増えてきて主人公カップルの話が進まないので、直純が磯山先生宅にお世話になるところから話を独立させることにしました。
とりあえずあちらの話を移動させて少しずつ繋がりを綺麗にしようと思っています。
年齢の都合もありR18までは少しかかりますが、その場面には※つけます。
文字数 1,880,058
最終更新日 2026.10.16
登録日 2024.02.21
アレックス・フィッツ・バーランドは、母が雲雀とともに空を飛んだ日、この世に生を受けた。
父にとってアレックスは、伯爵家を継いではならない子であった。
偽りだらけの人生である。アレックスの存在が罪を生み出す。
生まれてしまったばかりに、関わる人々に厄災を招く。
自身の生に罪の意識を抱きながら、アレックスはこのまま生涯、領地で暮らすと思っていた。
だが十歳になると、王都の伯爵邸に呼び戻される。
それから四年が過ぎて、アレックスは婚約する。
婚約者のエドガー・グレアム・ロクシーは、名門ロクシー公爵家の嫡男である。
父が「不利な条件」を告げても、彼が婚約を望んだのは、アレックスの生家が所有する資産が目的なのだろう。
いずれにしても、厄災でしかない自分を、エドガーは婚約者として大切にするつもりのようだった。
❇こちらの作品は、カクヨム様でも公開致しております。
❇登場人物のお名前が他作品とダダ被りする場合がございます。皆様別人でございます。
文字数 17,317
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.10.11
妹の代わりに伯爵家へ嫁いだオデットは、八か月の結婚生活で、夫アドリアンとの時間を大切にするようになっていた。
本の結末を話し、帰宅した夫を迎え、同じ食卓を囲む。
最初は家のために結んだ婚姻だった。それでも、今はこの暮らしを手放したくない。
ところが、縁談を嫌がって王都の男と家を出た妹リリアが、別れて戻ってくる。
父は離縁の書面を差し出し、オデットへ命じた。
「リリアが帰ってきた。オデット、夫を妹に返しなさい」
「指輪も外してね。今度は私の番なんだから」
嫁ぐときは、家のため。
妹が戻れば、役目は終わり。
父と妹にとって、オデットが築いた八か月の夫婦生活さえ、妹へ渡すための穴埋めでしかなかった。
けれど、今度ばかりは譲れない。
「アドリアン様とは、別れません」
オデットが未署名の書面を押し返すと、帰宅した夫も彼女の手を取り、はっきり告げる。
「私の妻はオデットです。妻を取り替えるつもりはありません」
それでも父と妹は諦めない。
夫の隣の席も、二人で出かける約束も奪おうとし、ついには人前でリリアを「もともとの花嫁」として紹介し始める。
いつも妹へ譲ってきた姉は、もう脇へ下がらない。
観劇の約束を守り、オデットが本の感想を話すのを楽しみに待つアドリアン。
家同士の約束だから優しいのだと思っていた夫もまた、オデットと暮らし続けたいと願っていた。
妹の代わりに嫁いだ姉が、家族の身勝手な要求を退け、夫と互いを選び直す夫婦恋愛。
全5話・ハッピーエンド。
文字数 11,874
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.10.16
エルドラシア王国の王宮財務局で二十年間、貴族の不正監査と激務に追われ、過労で頭頂部が綺麗にハゲ上がった元・宮廷書記官のロイド(四十二歳)。
念願の早期退職を果たし、辺境の森で大型魔獣犬・モフ蔵と隠居生活を始めた矢先、骨董市で手に入れた『双魂の魔導鏡』が光を放つ。
目覚めたロイドが入っていたのは、社交界で「ヴァルハイトの小さな悪女」「悪役令嬢」と忌み嫌われ、実の父からも見放されて別邸へ幽閉寸前だった公爵家の幼女・リリアーナ(六歳)の肉体だった。
腰まで届く念願のフサフサ銀髪を手に入れて感涙したロイドは、幼女の姿のまま、酸いも甘いも噛み分けた「おっさん管理職の労いスキル」と、失われた毛根への想いから極めた「至高のブラッシング&マッサージ技術」を発揮し始める。
怯える侍女にカモミールティーを淹れて週休二日制を導入し、殺処分寸前だった伝説の魔狼フェンリルの幼獣・クロムの毛玉を猪毛ブラシで解きほぐして極上のもふもふ相棒に。さらに、一回り年下の父・セドリック公爵(三十歳)の胃痛と肩こりをツボ押しで癒やし、お絵かき帳を使って領地の横領事件を解決したことで、冷徹だった父は娘を溺愛する過保護パパへと変貌していく。
第一王子からの糾弾が待つ王宮茶会でも、ロイドは親戚のおじさんのような包容力と絶品菓子で場を和ませ、換毛期の蒸れで暴走した王家の聖獣グリフォンの冬毛をごっそり梳かし上げて鎮めるばかりか、重たい王冠に悩む国王の薄毛問題まで救ってしまう。
やがて、辺境の森で「ハゲおっさん」の体に入り、モフ蔵や薬師の老婆の温もりに触れて本来の素直さを取り戻した本物のリリアーナと伝書梟で秘密の文通を開始。
二人はそれぞれの体の長所を活かして共闘し、公爵家に魔導鏡の罠を仕掛けた腐敗貴族を監査の物証で完全に失脚させる。
春分の満月の夜、元の体に戻ったおっさんと幼女が、もふもふと笑顔に囲まれたホワイトな隠居生活を叶える異世界ハートフル再生譚。
文字数 102,466
最終更新日 2026.10.15
登録日 2026.10.15
相良真一(サガラシンイチ)は社畜ブラックの企業戦士だった。
悪夢のような連勤を乗り越え、漸く帰れるとバスに乗り込んだらまさかの異世界転移。
そこには土下座する幼女女神がいた。
『ごめんなさあああい!!!』
最初っからギャン泣きクライマックス。
社畜が呼び出した国からサクッと逃げ出し、自由を求めて旅立ちます。
真一からシンに名前を改め、別の国に移り住みスローライフ……と思ったら馬鹿王子の世話をする羽目になったり、狩りや採取に精を出したり、馬鹿王子に暴言を吐いたり、冒険者ランクを上げたり、女神の愚痴を聞いたり、馬鹿王子を躾けたり、社会貢献したり……
そんなまったり異世界生活がはじまる――かも?
ブックマーク30000件突破ありがとうございます!!
第13回ファンタジー小説大賞にて、特別賞を頂き書籍化しております。
♦お知らせ♦
余りモノ異世界人の自由生活、コミックス1~6巻が発売中!
漫画は村松麻由先生が担当してくださっています。
よかったらお手に取っていただければ幸いです。
書籍1~9巻発売中。
1~8巻は万冬しま先生が、9巻以降は木々ゆうき先生がイラストを担当してくださっております。
現在別原稿を作業中のため、更新が停止しております。
しばらくしたらまた再開しますので、少々お待ちを……
コミカライズの連載は毎月第二水曜に更新となります。
漫画は村松麻由先生が担当してくださいます。
※基本予約投稿が多いです。
たまに失敗してトチ狂ったことになっています。
原稿作業中は、不規則になったり更新が遅れる可能性があります。
現在原稿作業と、私生活のいろいろで感想にはお返事しておりません。
文字数 1,540,232
最終更新日 2026.10.07
登録日 2020.06.04
今日は、エルマの二十歳の誕生日だった。
貴族の令嬢にとって、二十歳という年齢は特別な意味を持つ。社交界への本格的なデビューを果たし、大人の女性として認められる節目の年。そして何より、二年前から正式に婚約しているアラン・ド・マルグリット侯爵嫡男と、将来の誓いを改めるための特別な夜になるはずだった。
一ヶ月前、アランはエルマの華奢な手を優しく握り、あの眩しいような笑顔で言ったのだ。
『エルマ、君の二十歳の誕生日は、王都で一番素晴らしい夜にしよう。仕事もすべて調整して、二人きりで特別な時間を過ごす。約束するよ』
その言葉を信じ、エルマはこの日のために三ヶ月も前から準備を重ねてきた。
アランの好きな深い紺色のシルクドレスを選び、夜会用の重い銀の髪飾りをつけ、肌の手入れを怠らず、彼の到着を待ち続けていた。
午後七時の約束時間から、すでに四時間が経過していた。
――私は一体、いつまで待てばいいのだろう。
――私は一体、いつまで耐えればいいのだろう。
そろそろ……我慢の限界なんですけど?
文字数 43,996
最終更新日 2026.10.14
登録日 2026.10.13
異世界召喚された母の血を引くユーリは、ある日従姉のアレクシア王女に魔塔の長である大魔法使いカイラスの子を孕むよう命じられる。問答無用で魔塔まで転送され、触手に襲われそうになったところをカイラスに助けられ、そのまま偽りの告白をしてカイラスの婚約者として魔塔で暮らすことになった。
最初はカイラスの魔法オタクぶりに困惑するユーリだったが、次第に彼に惹かれていく。だがカイラスは性行為などしなくても子を孕むことができると、夫婦の営みを拒絶する考えを見せた。いつの間にか本気でカイラスのことを好きになってしまっていたユーリは玉砕覚悟で自らカイラスを閨事に誘うが……。
文字数 15,870
最終更新日 2026.10.17
登録日 2026.10.16