「これ」の検索結果
全体で29,249件見つかりました。
タバサは学園で婚約者のリカルドと食堂で昼食をとっていた
「あ〜、リカルドここにいたの?もう、待っててっていったのにぃ〜」
目の前にいる私の事はガン無視である
「マリサ・・・これからはタバサと昼食は一緒にとるから、君は遠慮してくれないか?」
リカルドにそう言われたマリサは
「酷いわ!リカルド!私達あんなに愛し合っていたのに、私を捨てるの?」
ん?愛し合っていた?今聞き捨てならない言葉が・・・
「マリサ!誤解を招くような言い方はやめてくれ!僕たちは幼馴染ってだけだろう?」
「そんな!リカルド酷い!」
マリサはテーブルに突っ伏してワアワア泣き出した、およそ貴族令嬢とは思えない姿を晒している
この騒ぎ自体 とんだ恥晒しだわ
タバサは席を立ち 冷めた目でリカルドを見ると、「この事は父に相談します、お先に失礼しますわ」
「まってくれタバサ!誤解なんだ」
リカルドを置いて、タバサは席を立った
文字数 3,355
最終更新日 2023.10.04
登録日 2023.10.04
婚約者の一番は、いつだって幼馴染のメルンシアだ。
後回しにされるのも、二番手に甘んじるのも
『これは政略結婚だもの』
『メルンシアは体が弱いから仕方ないのよ』
……と、フローラは自分を納得させてきた。
だけど──彼女は思い出した。
(ここは小説の世界。私は儀式に捧げられる生贄……!)
婚約者の【大切】は、メルンシアだけ。
自分の行く末が生贄だと知り、フローラは目が覚めた。
(やってらんないわよ……!!)
愛のために振り回されるのも。
【私】を良いように消費されるのも。
フローラは決めた。
【良い子】の私はもうおしまい。
穏便に儀式の生贄役を降り(婚約解消し)て、穏やかで平凡な幸せを手に入れよう。
彼女は手始めに、自分のスキルで一儲けすることにした。
(いいでしょう、愛を取るというのならどうぞご勝手に)
フローラは、自分の意思で人生を掴み取る決心をした。
☆久しぶりの連載です。そんなに長くならない…と思います。感想いただけたら嬉しいです!!
文字数 68,201
最終更新日 2026.05.29
登録日 2026.05.17
「魔力ゼロ」――それだけの理由で、リーゼは生家を追放された。
かつて日本で家庭科教師だった記憶を持つ彼女が流れ着いたのは、疫病と飢えで滅びかけた死に村ロウデン。魔法も、聖なる力も、彼女にはない。あるのは、手洗い、煮沸、そして「ちゃんと食べる」という、ただの家庭科の知識だけ。
ところが――井戸を清め、鍋で煮炊きし、傷を洗っただけで、村はみるみる生き返っていく。倒れていた病人が起き上がり、痩せた子らの頬に赤みがさす。
村人は言う。「聖女様の奇跡だ」と。教会は言う。「これぞ神の御業」と。二つ名は、勝手にどんどん大きくなっていく。
「いえ、すごいのは衛生であって、私じゃなくて……」
否定すればするほど、なぜか信仰は篤くなっていく。魔力ゼロの“聖女”リーゼの、慎ましくもやかましい村おこしが、今日も始まる。
文字数 59,514
最終更新日 2026.07.21
登録日 2026.07.09
「これが人生に三回訪れるモテ期とかいうものなのか……?そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!そして俺はモブっ!!」アクションゲームの世界に転生した主人公ラファエル。ゲームのキャラでもない彼は清く正しいモブ人生を謳歌していた。なのにうっかりゲームキャラのイケメン様方とお近づきになってしまい……。実は有能な無自覚系お色気包容主人公が年下イケメンに懐かれ、最強隊長には迫られ、しかも王子や戦闘部隊の面々にスカウトされます。受け、攻め、人材としても色んな意味で突然のモテ期を迎えたラファエル。生態系トップのイケメン様たちに狙われたモブの運命は……?!固定CPは主人公×年下侯爵子息。くっついてからは甘めの溺愛。
文字数 216,603
最終更新日 2025.05.14
登録日 2023.10.10
跡継ぎとして育てられた私には、将来を約束された婚約者がいた。
――けれど彼は、私ではなく「妹」を選んだ。
妹は父の愛人の子。
身分も立場も分かったうえでの選択だと思っていたのに、
彼はどうやら、何も理解していなかったらしい。
婚約を破棄し、妹と結ばれた彼は、
当然のように貴族の立場を失い、平民として生きることになる。
一方で、妹は覚悟を決めて現実に向き合っていく。
だが彼だけが、最後まで「元に戻れる」と信じ続けていた。
これは、誰かが罰した物語ではない。
ただ、選んだ道の先にあった現実の話。
覚悟のなかった婚約者が、
自分の選択と向き合うまでを描いた、静かなざまぁ物語。
文字数 5,960
最終更新日 2026.03.07
登録日 2026.03.06
ガルディニア帝国の皇帝ヴァルカレイドの妃であるセレスティアラは、実の姉リリスタの「天然で無自覚な悪意」によって、常に悪役に仕立て上げられてきた。周囲も皇帝もリリスタの愛らしさを信じ込み、セレスティアラを「冷酷な妹」と冷遇する。
だがある日、リリスタは「セレスちゃんが国宝の髪飾りを壊しちゃったの」と、決定的な濡れ衣を着せてきた。すべてに愛想が尽きたセレスティアラは、皇帝の執務室へ乗り込み、姉のこれまでの悪事を理路整然と言いつけ、同時に「離縁」を申し出る。
真実を知り、己の愚かさに気づいた皇帝は激怒。リリスタと彼女を盲信する実家へ容赦ない断罪を開始するが、時すでに遅し。セレスティアラの心は完全に冷め切っていた。必死に引き留めようと狂おしいほどの執着を見せる皇帝と、毅然と離縁を迫る妃の、立場逆転の宮廷劇が幕を開ける。
文字数 62,304
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.06.29
「詰んだ…」遠い眼をして呟いた4歳の夏、カイザーはここが乙女ゲーム『亡国のレガリアと王国の秘宝』の世界だと思い出す。ゲームの俺様攻略対象者と我儘悪役令嬢の兄として転生した『無能』なモブが、ブラコン&シスコンへと華麗なるジョブチェンジを遂げモブの壁を愛と努力でぶち破る!これは優雅な白鳥ならぬ黒鳥の皮を被った彼が、無自覚に周りを誑しこんだりしながら奮闘しつつ総愛され(慕われ)する物語。生まれ持った美貌と頭脳・身体能力に努力を重ね、財力・身分と全てを活かし悪役令嬢ルート阻止に励むカイザーだがある日謎の能力が覚醒して…?!更にはそのミステリアス超絶美形っぷりから隠しキャラ扱いされたり、様々な勘違いにも拍車がかかり…。鉄壁の微笑みの裏で心の中の独り言と突っ込みが炸裂する彼の日常。(一話は短め設定です)
文字数 678,380
最終更新日 2026.07.21
登録日 2023.10.03
『隠しチート? そんなもん気にせんと、異世界で気楽に商売はじめたるで』
なんや、これ、このメモ読めばええんか? ええと、はじめましてやな、ウチはこのウルトラスーパーズーパーシリアスな小説の主人公や。名前はまだないで。第3章あたりまでお預けや。おそらくな。原因は作者のうっかりミスや。
だいたいやな、この手の話はタイトル読んだらわかるようになっとるで。まさか、タイトル読まんとあらすじから読んどる迂闊もんはおらんやろ。あらすじ読んでないんは別に構わへんで。本文読んだらわかることやしな。ウチのえろえろなボディのこととかな。お色気満載やで。作者はR15つけるかまよとるわ。R18まではさすがにいかんし、作者にそんな能力ないで。
ほんでな。まあウチはいつも通りの展開で異世界転移するらしいわ。いまから高校の入学式やいうのに、乗ってた路線バスの乗客一同と一緒に仲良くな。なんと可愛い子ちゃんもおるで。ウチのことやないで、勘違いさせてしもたらなんやすまんな。せやけど美少女は彼氏持ちや。残念やったな、君らにチャンスはたこ焼きのパラパラ青のり1つ分もないで。
それからな、なんやキラキラ眩しい女神が出てきよってな、ウチはいきなり目をやられてまうで。最近の野球選手みたいにグラサン必須やな。それか目の下んあたりに味ノリ貼っとくかやな。試合中に腹減ったら食べたらええで。
尺の問題もあるしこれ以上うちのおちょぼ口が勝手に余計なこと言わんうちに話進めんで。女神はんからはチートスキル貰えるんや。みんな「聖剣」やらなんやら強そうなもん貰っとったわ。ようあんな物騒なもん選びよるな。ウチはそういうのは求めてへん。そしたらなんや女神のやつ、隠しとったんや。とんでもないやつをな。まったくほんまポンコツやであいつ。最後に「あっ」とかいいよって、ホンマやったら街に飛んですぐ冒険者ギルドで定番イベントこなすはずやったのにな。緑の大三元、ちごたわ、大草原にウチはひとりぼっちや。しかも気づいたら腹にはなんや角付きのウサギがぶっ刺さっとる。いきなり作者の次の作品にご期待ください状態や。
あかん文字数オーバーや。これ以上のあらすじはカクヨム版で見てや。
※AI補助利用の範囲
資料集め、真面目なあらすじ(カクヨム版に掲載)・キャッチコピー作成、誤字脱字訂正(Grok、Claude、Nola)
※校正不足気味です
文字数 85,668
最終更新日 2026.07.21
登録日 2026.07.15
この小説は近未来に於ける日本の中央銀行である日本銀行の物語である。
西暦20XX年。
突如、秋山首相が全国民向けにメッセージを発した。
「日本銀行は破綻しました。新たな日本の中央銀行を設立します。今後の事については、後日、新しく設立した令和中央銀行総裁よりご説明があります。
なお、現在迄累積していた国の借金は凡て精算します。
その原資は全国民の皆さんに新たに発行する令和中央銀行券を購入して頂きそれを原資に全額返済するものです。
これらのスキームは凡て新たに設立する令和中央銀行が実施します。
このテレビニュースやネットニュース等を視聴した国民は驚きと不安に満ちたのであった。
この小説はフィクションです。
この小説に登場する人物、団体等実在していても一切関係がありません。
それでは、この小説を最後迄お楽しみ下さい。
皆様の何かのお役に立つことが出来れば幸いです。
蔵屋日唱
文字数 135,069
最終更新日 2026.07.21
登録日 2026.07.10
婚約者ルークに突然の婚約破棄を告げられたロゼリア。
隣には妹のリリアが寄り添い、二人はすでに新しい未来に酔っていた。
けれどロゼリアは怒りも悲しみも見せず、婚約者も、屋敷も、そしてアルドレイン家に伝わる“家宝の首飾り”までも妹に譲って、ひとり隣国へ旅立つ。
温泉街ヴェルタで始まった新生活は、驚くほど穏やかだった。
美味しいスープ、星読みにスケッチ、親切な人々。
ようやく手に入れた「自分の人生」を、ロゼリアは静かに楽しみ始める。
一方その頃——
家宝の首飾りを手に入れた妹と元婚約者は、少しずつ“何か”がおかしくなり始めていて……?
これは全部を手放した令嬢が、隣国で幸せを掴むまでのお話。🌹
文字数 8,560
最終更新日 2026.05.23
登録日 2026.05.19
「もう、ピアノは弾かない」――かつて神童と呼ばれながら、完璧を求めるあまり舞台から消えた高校生・神楽陽菜。明るく笑う彼女が、放課後の音楽室で誰にも知られず奏でていた音を、偶然耳にしたのは、数学界を去った元天才少年・橘悠真だった。
世界のすべては数式で説明できる。そう信じて挫折し、何にも期待しなくなった悠真は、陽菜の演奏にだけ、答えの出ない美しさを感じる。眠ることも忘れて彼が書き上げたのは、数学から生まれた一曲の楽譜。陽菜がその鍵盤に指を置いた瞬間、論理と感情がぶつかり合い、誰も聴いたことのない音楽が生まれた。
二人の才能を見抜いたのは、無精ひげでやる気のない教師・佐伯潤。だが彼もまた、かつて音楽業界で天才プロデューサーと呼ばれ、すべてを失った男だった。壊れた天才三人が始めた小さな部活動は、初めて出場したコンクールで観客を沈黙させ、陽菜の元ライバル、悠真の数学仲間、佐伯の過去まで呼び戻していく。
再び注目を浴びる陽菜。作曲家として評価され始める悠真。二人を世に送り出そうとする佐伯。けれど、喝采が大きくなるほど、陽菜の指にはかつての震えが戻り、悠真の心には評価への渇きと恋の嫉妬が生まれてしまう。勝ちたいのか。認められたいのか。それとも、ただ隣で音を重ねたいのか。
やがて彼らの前に現れるのは、完璧な演奏で世界を支配する天才ピアニスト、エリック・シュタイン。「君たちの音楽は、いつか冷める恋にすぎない」。その言葉を前に、二人は世界一になるためではなく、自分たちが音楽を始めた本当の理由を証明するため、最後の舞台へ向かう。
これは、才能に人生を壊された少年少女が、音楽を通してもう一度「好き」を取り戻す物語。完璧でなくても、傷ついたままでも、人は誰かとなら新しい答えを生み出せる。数学少年が書いた不完全な曲と、ピアノを捨てた少女の演奏が重なるとき、世界でたった一つの奇跡が始まる。
文字数 71,973
最終更新日 2026.07.21
登録日 2026.07.11
伯爵令嬢リネットは、長年支えてきた婚約者エドガーを、病弱な妹ミレイユに譲るよう家族から一方的に命じられる。領地運営の書類作成や商会との交渉までこなし、婚約者を陰で支えてきたにもかかわらず、その働きはすべて当然のように奪われてきたのだ。
失意の中で婚約解消を受け入れたリネットの前に現れたのは、“冷徹公爵”と噂される王弟アシュレイ・クロフォード。
彼はリネットの才覚を見抜き、「では君は私がもらう」と告げて、公爵領へ迎え入れる。
ようやく自分の能力を正当に認められる場所を得たリネットは、北方公爵領で筆頭補佐官として活躍し始める。一方、彼女を失った元婚約者と家族は、次第に行き詰まっていき――。
これは、搾取され続けた令嬢が、自分の価値を認めてくれる人と出会い、後悔する者たちを置き去りにして幸せを掴む物語。
文字数 13,984
最終更新日 2026.04.24
登録日 2026.04.24
辺境伯令嬢、シェリー・クリステンは婚約者だった第二王子アルスに冤罪をかけられ、断罪された。
彼の傍らには聖女候補の少女、マーガレットの姿がある。ご丁寧に取り巻きを引き連れて、わざわざ学園の卒業パーティの場で。
そのまま有無を言わさず、凶悪犯用の牢獄、北の塔に押し込められたシェリーだが、ふと気付いた。
(そう言えば、わたくし前世は大魔法使いでしたわ)
何の気なしに指を振るえば、前世で修得した魔法は全て使えるようだ。
しかもなぜか、今生では初めて使うはずの空間魔法、【アイテムボックス】内には前世がっつり溜め込んでいたお宝の数々はもちろんのこと、気に入りの家具や魔道具、着心地の良い服に食糧まで大量に収納されていた。
(これだけ物資があれば、北の塔でも快適に過ごせそうね?)
こうして、前世が大魔法使いだったシェリーは劣悪な牢獄を快適に改装し、楽しい北の塔暮らしを始めた。
面倒な王子妃教育をサボれるなんて、とても幸せ。仕事が溜まって困る? 知りませんわ。元々わたくしのお仕事じゃなかったものですもの。
最強の騎士、辺境の守護神たる父が大激怒して、国が崩壊の危機? 知りませんわ。お父さまを怒らせたのはわたくしではありませんもの。
魔の森で魔物の氾濫が? 知りませんわ、わたくしただの罪人ですし。そういうのは聖女さまのお役目では?
最強の大魔法使いの生まれ変わり、シェリーは、もう我慢することをやめた。
これからは楽しく怠惰に生きていくわ。北の塔って、とっても快適!
悪役令嬢は牢獄暮らしを満喫する。
文字数 130,165
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.05.05
亡くなった母から届いた、一通のLINE。これは奇跡の物語ではない。残された家族が、もう一度「笑顔」を取り戻すまでの物語。
母が亡くなってから三年。
「もっと会いに行けばよかった。」
「最後に、ありがとうを伝えたかった。」
後悔を抱えたまま生きる会社員・大輔のスマートフォンに、ある雨の日、一通のLINEが届く。
送り主は、亡くなったはずの母。
『元気にしてる?』
ありえないメッセージをきっかけに、大輔は父と妹とともに、母が家族へ残した想いをたどり始める。
言えなかった「ありがとう」。
父が胸の奥にしまい続けた涙。
妹が一人で抱えていた寂しさ。
そして母が最後に願った、「家族が笑って生きていくこと」。
これは死者がよみがえる物語ではありません。
大切な人を失った家族が、悲しみを抱えながらも、少しずつ前を向き、「おかえり」と言い合える日常を取り戻していく物語です。
読み終えたあと、大切な人へ「ありがとう」と伝えたくなる、家族再生の感動長編。
文字数 104,862
最終更新日 2026.07.21
登録日 2026.07.13
夫のドミニクの浮気に悩んでいたセリーナは、ついにドミニクの父親同伴で浮気現場を押さえることに成功した。
これで離婚できると考えたセリーナに、ドミニクの父親は想定外のことを言い放った。
「二人とも若気の至りということもある。これからの人生を考えれば、互いを許し合うことも大切ではないか」
文字数 10,077
最終更新日 2026.07.12
登録日 2026.07.12
夫の葬儀に、私以外の「妻」が五人現れた。
人気弁護士・九条直人の正妻として、十七年間彼を支えてきた九条環。
夫の不倫には薄々気づいていた。それでも生活を失うのが怖くて、何も知らないふりを続けてきた。
ところが葬儀の最中、見知らぬ若い女が立ち上がる。
「その人の妻は、私です」
女の指には、環と同じ結婚指輪があった。
続いて名乗り出たのは、子どもを連れた看護師、裕福な女性経営者、夫を崇拝する元依頼人――そして、環が二十年以上信じてきた親友だった。
五人全員が夫から結婚を約束され、全員が自分こそ本当に愛された妻だと信じていた。
騒然とする葬儀の夜、六人のもとへ死んだ夫から同じメールが届く。
『僕を殺した女へ。四十九日までに、全員の嘘を暴け』
添付されていた映像には、ホテルの階段下で瀕死の夫を見下ろす六人の姿が、時間をずらして記録されていた。
六人全員が、夫が死にかけていることを知っていた。
そして誰一人、救急車を呼ばなかった。
夫は女性を救う弁護士として名声を得る一方、弱みを握った女性たちを利用し、借金と秘密で支配していた。
その悪事を知っていた義母。
証拠を消した親族。
夫から金を受け取っていた環の実母。
そして環自身もまた、家庭を守るため、助けを求めてきた一人の女性を追い返した過去を抱えていた。
被害者であることと、無実であることは同じではない。
誰が一番愛されていたのか。
誰が一番傷つけられたのか。
誰の罪なら許されるのか。
六人の女たちは手を組み、裏切り、互いの傷を抉りながら、死んだ夫とその家族が築いた偽善の帝国を崩し始める。
だが復讐を進めるほど、環は夫と同じように、人の弱みを利用することを覚えていく。
「あなた、直人さんより怖いですよ」
そう告げられた環は、静かに微笑んだ。
「そうでしょうね。あの人を十七年も支えたのは、私だもの」
これは、誰の人生でも脇役だった女が、自分の罪まで復讐の道具に変え、すべてを道連れにするまでの物語。
文字数 426,233
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.19
荷物持ち――それは冒険者の中でも最も地味で、誰からも評価されない役割だった。
長年パーティで雑用ばかり押し付けられてきた中年冒険者・クレスタも、その一人。仲間の荷物を運び、野営の準備をし、戦闘では後ろに下がるだけ。「お荷物はお前だ」とまで言われ、ついにはパーティに騙されて、前人未到のマチョモ山に転送されてしまう。
しかし、誰も知らなかった。
そこで見つけた「荷物」こそ、この世界の常識を覆す最強のチート能力だったことを。
無限収納に、規格外の怪力、異常な耐久力。さらに拾った伝説級の宝や虹色の魔石、神話級の秘宝までも次々と手に入れ、気づけば国宝級の財産を持つ大富豪へ。
だが、クレスタ自身は金にも名誉にも興味がない。
彼が望んだのは、腹を空かせた子供たちが笑って暮らせる場所を作ること。
スラム街を丸ごと買い取り、巨大な宿舎を建設し、学校を作り、畑を耕し、子供たちに食事と仕事と学ぶ機会を与えていく。その優しさに惹かれ、凄腕の弓使い、投石の達人、美しき大魔法使い、元魔王軍の悪魔、そして伝説のフェニックスまでもが仲間となる。
一方その頃、魔界では四天王が復活し、ついには序列一位の魔王バアルが復活。世界中へ人類滅亡を宣言し、王国は勇者召喚という最後の切り札を切る。
世界が戦争へ向かう中でも、クレスタは今日も巨大な荷物を軽々と背負い、「子供たちの学校は順調かな?」と気にするだけ。
その何気ない一歩が、やがて魔王も勇者も王国も巻き込み、世界の運命を大きく変えていく――。
これは、「お荷物」と呼ばれた中年荷物持ちが、最強の力と底抜けの人柄で仲間を増やし、人も魔族も常識もひっくり返していく、痛快成り上がりファンタジーである。
文字数 27,597
最終更新日 2026.07.21
登録日 2026.07.04
人前でトイレに入るのが苦手な私。
朝家を出たら、基本は帰るまで我慢。
毎日がちょっとした限界チャレンジ。
「トイレぐらい普通に行けたらいいのに」と思いながらも、
同性相手でもトイレに入るのをみられるのが恥ずかしくて我慢しちゃう。
これは、ちょっと不器用な私のゆるい日常の話。
文字数 62,438
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.04.03
晩餐会の場で婚約破棄を言い渡した瞬間前世の記憶を取り戻した俺、フィリアス・ランバート。
第二王子という立場にありながら、公爵家との婚約を反故にした罪で王位継承権を剥奪され、王族の籍からも抜かれてしまった。
以前の俺なら怒り狂って暴れただろうが、前世である「畑中陽一」の記憶のおかげで、全てのことをきちんと受け止められるようになった。
そして王都にいることすら許されなくなった俺は、悪役令嬢の兄であるリュシアン・フォークナーが治める領地で監視されることとなった。
「あなたはなにもしなくていいのです」
リュシアンにはそう言われたが、前世日本人の血が働かざるもの食うべからずと訴えてくる……!
そんなこんなで仕事を見つけ出したフィリアスの今までとは違う様子に、周囲はもちろんリュシアンも驚く。
心を入れ替えたフィリアスにだんだんと冷たかったリュシアンの態度も変わってきて……?
これは秘密を抱えた次期公爵と、全て失ったら逆に吹っ切れた元王子のお話です。
嫌われからの溺愛を目指しています。
現在【第13回BL大賞】にエントリーさせていただいております!
お気に召しましたら、ブクマ♡感想、そして投票で応援してくださると嬉しいです!
文字数 207,745
最終更新日 2025.12.23
登録日 2025.10.31