「永」の検索結果
全体で3,933件見つかりました。
「君が世界を救う代償なら、僕がその世界ごと、君を閉じ込める檻になろう」
かつて大陸を救うために自らを「永遠の眠り」に捧げた魔導師・セレスティア。
彼女が去った世界で、ただ一人、師の帰りを待ち続けた少年・レン。
十年という歳月は、無垢だった弟子を、冷酷なまでに美しい「王」へと変貌させていた。
禁忌の魔法を解き、再び彼女を呼び覚ましたレン。
十年の孤独と飢えを隠しきれないその瞳に宿るのは、狂おしいほどの情熱と、誰にも渡さないという独占欲。
レンの溺愛は、セレスティアを一切の苦しみから遮断する。しかしそれは同時に、彼女を彼以外のすべてから切り離す、逃れられない「幸福な呪縛」でもあった。
かつての師弟の立場は逆転し、セレスティアはレンの愛に満ちた聖域で、少しずつその支配に抗う気力を奪われていく。
これは、世界を滅ぼすほどの愛に囚われた二人による、美しくも残酷な純愛の物語。
文字数 3,659
最終更新日 2026.06.22
登録日 2026.06.22
「やあ、可愛い泥棒猫さん。それ、俺の大事なものだからさ、返してくれない?」
辺境の砂漠の集落で生きる、サファイアの瞳の少女フィオが、禁忌の森で見つけたのは、満開の花の中に眠る骸と、静かに時を刻み続ける真鍮の『星紡ぎの天球儀(アストロラーベ)』だった。
そんな彼女の前に現れたのは、息を呑むほどに美しい魔導士アルヴィスの、『温度のない幻影(ホログラム)』だった。
フィオは彼の「骸(骨)」を背負い、世界各地にまだ残る豊かな緑を未来へと永劫に繋ぎ留めるため、彼を執拗に追う未来の非情な『調律者』の追跡を逃れる、緊迫した逃避行へと足を踏み出す。
触れ合えるのに、決定的な「温もり」だけが伝わらない──。 そんな切ない距離感の中で、フィオは不敵で嘘つきなアルに、どうしようもなく惹かれていく。 だが、アルが今も胸の奥で深く愛し続けているのは、かつて未来の世界で亡くした「フィオラ」という女性だった。
幻影の彼への切ない片想いを抱えながら、旅路で出会った星詠み師見習いの青年シルヴァに、どこにも言えない恋の悩みを零してしまうフィオ。
旅の終着点には哀しい別れが待っていると知りながらも。けなげに世界を救うため、そして彼の願いを叶えるため、フィオは美しく、過酷な世界を巡る旅を続ける──。
【第19回ファンタジー小説大賞のための書下ろし作品です】
文字数 72,929
最終更新日 2026.10.03
登録日 2026.08.29
はるか昔のこと、世界を救った勇者の話。
その名はすでに忘れ去られ、その物語の続きは永久に紡がれることはない。
魔王と共に相打ちになり惜しくもこの世を去ってしまった勇者は一体何を思っていたのか……。
そう世界中で思われていた勇者だが、実は死んでいなかった。
魔王と共に300年後の世界に再び転移させられた勇者は、死を覚悟していたのに死にきれなかった事を悔やむ。
だが死の間際に魔王と交わした約束、戦争がない世界になったら共に旅をしようと言う約束を叶えるために勇者はこの世界で今日を生きることを決める。
なぜ未来の世界に飛ばされたのか、なぜこの時代に来る必要があったのか、本当にこの状況は偶然なのか。
運命によって弄ばれた二人はその物語を終わらされても未だその定めから逃れることはできないのだった。
文字数 55,787
最終更新日 2023.08.27
登録日 2023.08.16
孤児のサリャーナは前世の記憶を持つ、今は滅びた国のエルイーシャという姫だった。
エルイーシャはザクロンニア国の末の姫にして竜の番だ。そしてエルイーシャの番である最後の竜のうちの一体カーリスはエルイーシャを護れずに失ってしまう。
エルイーシャが陥れられていた事を知ったカーリスは激怒し、自らを禁呪に落としエルイーシャを見殺しにした王国そのものを滅ぼしてしまった…いつか、またエルイーシャに巡り合えることのみを願って…
時は過ぎ竜と番は再び巡り合う。やっと目の前に現れた番に出会えたと思ったのに、自らの命を永らえさせる為の生贄として、少女サリャーナは竜の前に放りこまれたのであった…
文字数 78,684
最終更新日 2025.06.12
登録日 2025.03.07
男は、芸術は長く人生は短いという言葉に疑問を抱きながら、川沿いの古びた事務所で煙草をくゆらせていた。健康や効率が重んじられる時代の中で、自分が少しずつ世界から押し出されていく感覚を覚えつつも、サリンジャーの遺稿をめぐる事件以来、彼はエリオットの詩にある「現在」というものの永遠性について考え続けていた。作品だけが作者より長く残るのではなく、いま生き、思索し、選び取るこの瞬間そのものが永遠の断片であり、人生が芸術に劣るとは限らないのではないか、と。
そんな折、事務所に「サリンジャーの遺稿をだせ」という脅迫状が届く。調査に動いた男は裏通りで四人の男に襲われ、気絶させられた末、古びた倉庫に監禁される。そこで彼は、かつてサリンジャーの私生活を暴いた少年たちの一人と対面する。男たちは、サリンジャーは本当に死んだのか、遺稿はどこにあるのかを執拗に追っていた。作家の言葉は作者の手を離れ、独り歩きし、人を狂わせる――彼らはそう信じていたのである。
だがその最中、最初に遺稿探索を依頼してきた白髪の依頼主が、外から倉庫へ火を投げ込む。彼は原稿に近づきすぎた者たちを、火によって一掃しようとしたのだった。炎は倉庫を包み、書物も秘密も欲望も焼き尽くしていく。男はその火の中で、破壊であると同時に浄化でもある火の力を感じ取り、現在の一瞬こそが永遠であると悟る。混乱の中で縄を解かせ、高窓を打ち破った男は、燃え上がる倉庫から夜の冷気へと身を投じ、炎の中から脱出する。
文字数 7,361
最終更新日 2026.03.25
登録日 2026.03.25
義理の両親が亡くなり、財産を受け継いだ永村 住考(えいむら すみたか)
平凡な会社員だった彼は、財産を譲り受けた際にアパート経営を継ぐため会社を辞めた。
明日から自由な時間をどう過ごすか考え、犬を飼おうと考えていた矢先に、命を終えた猫と子ネコを発見する。
その日の夜、飛び起きるほどの大地震が起こるも町は平和そのものであった。
しかし、彼の家の裏庭がとんでもないことになる――
文字数 173,303
最終更新日 2021.09.11
登録日 2021.04.01
建築家の宮永新一は、海が見える小高い丘の上に「小さな家」の建築を依頼される。
その依頼主の女はその家にひとりで暮らすのだという。
人間にとって「家」とは、しあわせとは何かを考える物語。
文字数 1,814
最終更新日 2024.02.20
登録日 2024.02.20
【第11回歴史・時代小説大賞奨励賞】
永正十四年(1517年)、安芸(あき)(広島県)は、動乱の最中にあった。
安芸は、周防(すおう)(山口県)の大名・大内義興の支配下にあった。が、その大内義興が天下人となるため、将軍・足利義稙(あしかが・よしたね)を奉じて上洛している間に、安芸武田家・武田元繁が反乱を起こす。
安芸武田家は安芸守護代の家柄であり、武田元繁は出雲(いずも)(島根県)の戦国大名・尼子経久と手を結び、安芸を手中に収めようとする。
怒り心頭の大内義興は、京から、安芸の国人(地域領主)の盟主である毛利興元に対し、武田征伐を命じた。
興元は善戦し、武田方である有田城を攻略するが、しかしその時――興元は急死してしまう。
武田元繁はこの機を逃がさず、五千の大軍を集め、毛利家に対して攻勢に出る。
毛利興元の子・幸松丸はわずか二歳であり、主君である大内義興は京から引き返すことができずにおり、毛利家は、絶体絶命の危機にさらされてしまう。
そして――勢いに乗る武田元繁は、配下の猛将・熊谷元直に、毛利家の領地である多治比への侵略を命じた。
その多治比を守るのは、故・毛利興元の弟であり、まだ初陣もしていない、弱冠二十歳の若者であった。
名を――多治比元就といった。
のちの毛利元就である。
元就は少ない兵数で戦いに挑むが、兄の友人・長井新九郎(のちの斎藤道三)の力を借り、また、密かに想いを寄せる姫武者・吉川雪の助けを得て、熊谷元直を退ける。
やがて毛利本家、吉川家の援軍が加わり、千を数える兵を率いることになった元就は、まず武田家本隊から分離した熊谷元直を討つ。
激昂した武田元繁と、中井手川を挟んで対峙する元就。
五千対千の戦い、しかも武田軍は五つの部隊に分けて、波状攻撃を仕掛けてくる。
ところが元就は、その五つの部隊を一つづつ相手をし、ついには武田元繁自らの攻撃を誘い、討ち取ることに成功する。
――このことにより、この戦いはこう呼ばれる、「西の桶狭間」と。
文字数 163,589
最終更新日 2025.06.30
登録日 2025.05.03
死んだはずの男が蘇り、土方歳三の魂を取り戻す。 永倉新八、斎藤一ら生き残りたちが集う、史実を覆す復讐劇。
時は明治十一年、冬。文明開化の音が響く東京・銀座。 そこに、歴史の闇に葬られたはずの男がいた。
新選組最後の局長、相馬主計(そうま・かずえ)。 彼は明治八年に切腹して果てたとされていたが、実は名を捨て、過去を捨て、車屋「新島省吾」として東京の片隅で生きていた。
だが、ある新聞記事が彼の静寂を破る。 『賊将・土方歳三の首級、発見さる』 それは、かつての敵による卑劣な捏造と、歴史の改竄だった。
「副長の名誉は、俺が守る」
眠れる狼が目を覚ます。 北の地より駆けつける最強の剣客・永倉新八。 警視庁に潜む孤高の狼・藤田五郎(斎藤一)。 京都で墓を守る巨漢・島田魁。
散り散りになった生き残りたちが再び集う時、明治の闇に「誠」の旗が翻る。 圧倒的なリアリティとハードボイルドな筆致で描く、新選組「その後」の物語。
※カクヨムにて先行公開中。完結まで毎日更新します。
文字数 118,367
最終更新日 2026.01.10
登録日 2025.12.03
平凡な日常…と言うより最悪過ぎる日常を送る高校2年生の時永 俊。
ボッチで地味。この時点でクラスから浮いてることは想像つくよね。うん…。
こんな日常が続くぐらいなら壊れてほしいな…そんなことを毎日考えていた主人公(としてどうなのだろうか…ダメだよな…。)。
ドォォオンンン
そんな日常を一瞬で切り裂くような音が教室中に鳴り響いた。
背中には違和感が…
『皆さんにはこれからバトルロワイヤルをして頂きます。最後のチームには望むもの何でも差し上げましょう。』
更に謎の言葉まで聞こえてくる…
一体、俊の日常はどうなってしまうのだろうか!?
スクールバトルロワイヤルが今始まる。
学園ものバトル。
クラスメイトとの殺し合いが始まる。
文字数 6,896
最終更新日 2018.06.25
登録日 2018.06.20
東京に住む大学生、上永奏(うえながかなで)はバイトが終わり家の帰り途中の公園で芦川四季(あしかわしき)と出会う。
何回か会って話を交わしていくうちに奏は四季に惹かれていく。
「僕はここからの景色が大好きだったんだ」
その言葉を最後に四季は来なくなった。
数ヶ月たったある日友達の萩原優花(はぎわらゆうか)と、ある場所に行った時四季を見つける。
そこで彼は何者なのかを全て知ることになる。
だが彼はまだ秘密を隠していてーー。
「僕には未来がない。」
金曜日の深夜0時から始まる不思議で少し甘くてせつない恋愛小説。
※初めての作品です。できるだけ頑張って皆様が楽しめるストーリーにする予定ですので暖かい目で見ていただけると幸いです。
※基本的に描写は奏視点の話になります。
※毎日更新しますがほんとに少しづつしか書けないので申し訳ございません。
文字数 1,177
最終更新日 2022.01.22
登録日 2022.01.22
『――貴方と生きたい』
19世紀末、大英帝国ロンドン。
主人公・エルは、この国を支配する階級制度の頂に君臨する上流階級の名家、エインズワース家の令嬢として生まれるが、教育という名の洗脳を受け窮屈な暮らしを送っていた。
両親から与えられる深い⬛︎⬛︎⬛︎と愛情は、彼女の心を少しずつ狂わせてゆき、やがて周囲の人間の想いにすら気づけなくなっていく。
支配的な父親と、それに盲目的な母親。徒に傷付けられていく大切な使用人達に、不可思議で狂気的な男との強制的な婚約。逃げ場を失ったエルは自死を望み始めるが、自身の18歳の誕生日パーティーで不思議な男と出会う。
眉目秀麗なその男にエルは深く魅了され、名も知らぬ感情を抱き、エルは男と共にエインズワース家を抜け出す事を決意する。
それは茨道からの逃亡か、将又男への恋心か。
様々な人間の感情や緻密な繋がりが織り成す、複部構成 長編小説[DachuRa]シリーズ第1弾――エル・エインズワース。
――これは英国に生きる紳士・淑女の、長い人生、及び罪と愛を描いた物語。
永遠に覚めぬ幻覚を。
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Garnet rosE編、Sapphire lilY編の二部作に別れたDachuRaシリーズ、Garnet rosE編1作目です。よろしくお願いいたします。
・この物語はヴィクトリア朝の英国を舞台にしておりますが、街や建物、人物などは全て架空です。
・多少の性描写がある為レーティング設定をしております。
文字数 327,373
最終更新日 2021.07.25
登録日 2021.01.06
「桜舞う愛の絆」は、偶然の出会いから始まった二人の恋愛物語です。彼女はアーティストで、彼はビジネスマン。時間や現実の制約にも負けず、二人は互いの夢を支え合いながら愛を育んでいきます。困難や離れた時間を乗り越え、彼女の成功と彼の成功が重なり合い、二人は幸せな結婚生活を築きます。老いていく中でも愛は変わらず、二人の物語は永遠の愛の象徴となります。
文字数 1,195
最終更新日 2023.05.20
登録日 2023.05.20
ウチは蒼、片田舎からやってきた冒険家。
仲間にも恵まれて楽しい冒険の日々が始まったと思いきやー
「蒼ちゃん……蒼ちゃん、私が……私が必要なんだよね……? うん、分かってるよ……私が守るね……私が完璧に蒼ちゃんを守り切るから……! 絶対に、誰にも渡さないから……っ」
「許さないでください……! 私を許してなんて、口が裂けても言えません……ッ! 私にどんな酷い罰を下さっても構わない、一生泥を舐めさせられても構いません……! だから……だから私を側に置いてください……っ! 捨てるのだけは……一生あなたの奴隷として側に置くことで、私を罰してください……っ!」
「ふふ、あおちゃん……ウチの命も心も、救ってくれたあの時から全部あおちゃんにあげたんだよ? だからね、ウチのすべてはあおちゃんで、あおちゃんのすべてはウチなの……。ねぇ、ウチだけを見て……?」
「蒼……どうしてそんなに怯えた顔をするの? 怖がらなくていいんだよ……あなたを傷つける言葉も、恐ろしい景色も、私がお世話して全部その目と耳を塞いで、永遠に私だけの腕の中で守り抜いてあげるから……」
「あお。祀はどこにも行かないよ。祀の心も、命も、全部あおにあげる……だから、祀の役目が終わったら……最後は、あおの一番綺麗なその手で、祀を殺してね……?」
「……蒼くん、私以外の奴に触られてたよね?蒼くんの笑った顔、優しい声……全部、私だけのものなのに。私以外の者に笑って、私以外の腕に抱かれて……そんなの、絶対に許さない……許せるわけないじゃない。私が全部上書きしてあげる」
あれ……っ? 何か『くえすと』が進むに連れて皆の様子が…… ?
彼女たちは『くえすと』で心を摩耗し、次第にそれは歪む狂った愛へと昇華する。
和装×ダンジョン×ヤンデレ
異色の冒険譚が今始まる。
文字数 63,606
最終更新日 2026.09.15
登録日 2026.08.29