「胸」の検索結果
全体で5,067件見つかりました。
江戸の裏長屋の入り口にぽつんと佇む小さな煮売屋『春亭(はるてい)』。十七歳の看板娘・おはるは、半年前に亡くなった父の跡を継ぎ、たった一人で店を切り盛りしている。
しかし、肉体労働で汗を流す江戸の職人たちが好む「ガツンと濃い甘辛味」をどうしても再現できず、喧嘩っ早いが情に厚い常連客の大工・辰次からは「味が薄え!」と文句を言われる毎日。父の味を守るべきか、己が信じる出汁を活かした新しい味に挑むべきか、おはるは思い悩んでいた。
そんなある日の昼下がり。店の隅で酒を飲んでいた初老の客・源兵衛が、ぼそりと一言「大根の面取りが甘い。冷める時に味を含ませろ」と呟く。そのたった一つの助言に従っただけで、おはるの大根の煮付けは驚くほど深く、澄み渡った極上の味へと変化した。
凄まじい舌と料理の知識を持つ源兵衛は、一体何者なのか?
正体を明かさない彼からの、そっけなくも的確な「料理指南」を受けながら、おはるは料理人としての才能を少しずつ開花させていく。食欲の落ちた長屋の女将さんや、喧嘩した丁稚たち……ワケありの客たちの悩みをおはるの作る「人情めし」が温かく解きほぐし、店は次第に活気を取り戻していく。
だが、そんなおはるの前に、やがて『春亭』と彼女自身の料理人としての矜持を揺るがす、思いがけない試練が立ちはだかる――。
一杯の汁、一皿の惣菜に込められた真心が胸を打つ。読めば必ずお腹がすき、明日への元気が湧いてくる絶品のお仕事時代。
文字数 37,822
最終更新日 2026.06.14
登録日 2026.05.31
九月九日、重陽の節句。
山あいの村で薬師として暮らす菊乃は、十五年前に都へ旅立ったまま帰らない兄・清隆を、今も待ち続けていた。
兄に渡した一輪の白菊。
「枯れても捨てないで。私だと思って」
その約束だけを胸に、菊乃は毎年九月九日になると、白菊を携えて「菊童子の泉」へ向かう。
そして今年も山道を歩いていた彼女は、石碑のそばで倒れている一人の老人を見つける。
老人の懐から現れたのは、長い年月を越えて大切に守られてきた、枯れた一輪の白菊だった。
「それ……」
十五年前の約束。
忘れられた名前。
失われた記憶。
そして、時を越えて再び巡り合う兄と妹。
菊の花言葉「高貴」「高潔」「高尚」と、重陽の節句に伝わる不老長寿の言い伝えをモチーフに描く、家族の絆と記憶、そして“誰かの心に生き続けること”をめぐる物語。
花はいつか枯れる。
けれど、誰かに託された想いまで、枯れてしまうとは限らない。
今年も白い菊の花びらに、天よりこぼれた露が宿る。
文字数 4,635
最終更新日 2026.09.09
登録日 2026.09.09
「まさか、こんなことが起こるなんて……」
十六歳のアトロポスを襲った悲劇は、王宮のクーデターだった。
最愛の王女アルティシアを護るため、アトロポスは単身、剣を振るう!
だが、アルティシアは捕らえられ、アトロポスには屈辱の試練が待っていた。
自分のすべてを捧げて愛したアルティシアを殺され、アトロポスは復讐を誓った。
『アトロポス、知っているかしら? 運命の女神って三人いるそうよ』
『三人ですか?』
『そう。運命の糸を紡ぐ女神、その糸に運命を割り当てる女神、そして死の瞬間にその糸を断ち切る女神……』
『糸を紡ぎ、割り当て、断ち切る……』
『私は運命の糸を紡いでみたい。この国の民が幸せになれるような糸を紡いでいきたい。それが王家に生まれた者の務めだと思うの』
『姫様……。姫様ならきっとできます。民の幸せの糸を紡ぐことが……』
アルティシアの言葉を胸に、アトロポスは百人の騎士が待つ南外門前広場に単身で襲撃をかけた。
民衆に晒されたアルティシアの御首を取り戻すために……
後に冒険者ギルド最強の女剣士と呼ばれる少女の冒険が今始まった。
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しています。
文字数 566,943
最終更新日 2021.11.20
登録日 2021.07.18
何も知らず、何も考えず、ただ言われるがままに女王を目指して生きてきた。
────その結果が、破滅だった。
後継者争いに敗れ、謀反者として処刑された悲劇の王女、クリスティア・グリンバルデ。
彼女は時を遡り、後悔と覚悟を胸に新しい人生を歩き始める────。
ーーーーーーーーーーーー
タイトルは仮なので、後で変えるかもしれません。
文字数 11,561
最終更新日 2021.12.25
登録日 2021.12.25
文字数 3,543
最終更新日 2024.11.11
登録日 2024.11.11
私が小学生のころ、3年生くらいのことです。
ひとりで声もなく庭で、ぶらぶらとしていた
時、スズメのヒナが1羽、屋根の巣から落ち
て、か弱い鳴き声を出しているのを、見つけ
ました。胸にアッという思いで、拾って手の
中にそっと入れました。家の中で、布切れを
母からもらって、綿やちり紙で寝床を作った。
お茶わんを一つ、牛乳に食パンをちぎって入
れて、ヒナの口の中に入れると飲み込んでく
れました。無口な少年が初めて大切な命を、
かばったこと。学校に私がいっている時は、
母がヒナを時々見ていてくれて牛乳、パンの
かけら、水、ふんのふき取りをしていました
。私は帰宅すると、茶わんを箸でチンチンと
たたいて、牛乳とパンあげました。やがて羽
がはえ終って、茶わんをたたくと、ぴょんぴ
ょんと跳んできて、牛乳パンをつついて食べ
ました。スズメは人に慣れたりはしないと、
思っていましたが、恐れては居ない様子でし
た。スズメを手で持つと、牛乳の匂いがしま
した。
小さな安らぎを私は持てましたが、和室の部
屋の引き戸が開いたとき、大きくなったスズ
メは、さあっと外へ飛び出して行きました。
お別れがどしんと、少年の胸に響きましたが
、泣くよりも重いものに、無言で耐えました。
その後にポピュラーソングに「タイニースパ
ロウ」という歌、「ちっちゃなスズメ」です
が、などを聴くと郷愁の想いが、感じられま
す。
文字数 568
最終更新日 2026.08.20
登録日 2026.08.20
東洋の衣食住文化と最新技術が融合した 麗辰(れいしん)王国。 千年間戦争のないこの国では、 四年に一度「奉神祭(ほうしんさい)」が行われる。 だが、その神聖な祭には古くから不穏な噂があった。 「巫女長は祭の後、神の生贄となる」――と。 主人公ナミのたった一人の家族、 姉のリアはその巫女長に選ばれた。 祭の間、心配で気が気じゃないナミを、 リアは隣の幼馴染の家族に預けた。 「ナミー、心配しないで! うちでゲームでもして待ってよう!」 優しく安心させてくれる姉のユキナ。 彼女の弟のソクは、 ナミの腕の血管を指ですぅーとたどり、 手首をぎゅっとつかまえてきた。 「きゃああ!何?」 ナミの全身が甘く痺れる。 「ナミの血の鼓動が、花火みたい」 「何言ってんの?」 「……ずっと顔色悪いかっただろ。 心拍数けっこう高いな。水飲みなさい」 ソクは、距離感がバグったナミと同じ年の幼馴染だった。 そんな二人と楽しく過ごして待っていたのに、 ナミの元へ帰ってきたのは――リアの亡骸だった。 国家は“事故”と発表し、 ナミに高額な報奨金を与え、 強引に海外の神学校へと送り込む。 自分もリアのように生贄に選ばれるのでは? ――そんな疑念を胸に抱きながらも、 ナミは逆にその機会を利用し、 神殿に入ることを決意する。
「姉を奪った真相を、この手で暴く」 四年後、巫女として帰還したナミを迎えたのは、 王政を支える二人の男。
急成長し、外交官長まで上り詰めた、 人懐っこい幼馴染・ソク。 そして、麗辰一の美貌を誇る大神官であり、 姉の上司であったジア。 再び動き出す祭と陰謀。 神殿の奥でナミが見つけたのは――? 甘く優しい言葉でナミに触れてくるソクと、 理想と威厳を備え、彼女を導くジア。 二人の差し伸べる手は、救いなのか、 それとも深淵への誘いなのか――。 姉の死を探るサイバー巫女×溺愛ロマンスサスペンス、ここに開幕。
登録日 2026.08.29
オードリックは魔獣から国を守る辺境伯爵。魔獣の討伐で付いた傷は体中にあり、顔面にも斜めの爪痕が付いていた。そんな彼のことを王都の貴族令嬢達は皆恐れるのだった。
そんな彼が年に一度、王宮で行われる舞踏会でデビュタントを迎えたばかりのコーネリアに心を奪われてしまった。誰にも渡したくないと、誰にも見せたくないと攫うように辺境の地へと連れ帰る。だが、彼女はオードリックからの愛を信じられずに自ら......。愛する人を失い自暴自棄になったオードリックもまた......。
そして気が付けば、死の戻ることになっていた。今度こそは愛する女性を守りぬきたいと心に誓うのだが。
コーネリアは思った以上にアレで......。
最初はシリアスに。死に戻ってからはハッピーエンドに向かうべく書きたいと思っています。
変わり者の作者が描く精一杯のハッピーエンド。いやいや、そこはもっと!とのお声はどうぞ、胸の内に収めていただけたらありがたいです。
初めて書き貯めをせずにアップします。更新は気長にお待ちください。
よろしくお願いします。
文字数 58,114
最終更新日 2025.08.01
登録日 2025.07.11
ーー22世紀半ばーー
魂の源とされる精神世界「インナースペース」……その次元から無尽蔵のエネルギーを得ることを可能にした代償に、さまざまな災害や心身への未知の脅威が発生していた。
「インナーノーツ」は、時空を超越する船<アマテラス>を駆り、脅威の解消に「インナースペース」へ挑む。
<第一章 「誘い」>
粗筋
余剰次元活動艇<アマテラス>の最終試験となった有人起動試験は、原因不明のトラブルに見舞われ、中断を余儀なくされたが、同じ頃、「インナーノーツ」が所属する研究機関で保護していた少女「亜夢」にもまた異変が起こっていた……5年もの間、眠り続けていた彼女の深層無意識の中で何かが目覚めようとしている。
「インナースペース」のエネルギーを解放する特異な能力を秘めた亜夢の目覚めは、即ち、「インナースペース」のみならず、物質世界である「現象界(この世)」にも甚大な被害をもたらす可能性がある。
ーー亜夢が目覚める前に、この脅威を解消するーー
「インナーノーツ」は、この使命を胸に<アマテラス>を駆り、未知なる世界「インナースペース」へと旅立つ!
そこで彼らを待ち受けていたものとは……
※この物語はフィクションです。実際の国や団体などとは関係ありません。
※SFジャンルですが殆ど空想科学です。
※セルフレイティングに関して、若干抵触する可能性がある表現が含まれます。
※「小説家になろう」、「ノベルアップ+」でも連載中
※スピリチュアル系の内容を含みますが、特定の宗教団体等とは一切関係無く、布教、勧誘等を目的とした作品ではありません。
文字数 822,144
最終更新日 2023.08.01
登録日 2020.09.14
ドアが静かに開き、彼女が笑顔で現れた。初めて呼んだ出張彼女は、まるで本物の恋人のように活発で甘えん坊だった。
彼女は私の目を見つめながら、ゆっくりと自分のブラジャーを外した。鏡越しに交わる視線の中で、恥じらいながらも純粋なその表情は、恋人そのものだった。浴室の蒸気に包まれて、温かい空気が私たちの肌を優しく包む。彼女の肌は柔らかく、艶やかに光っていた。
私たちはソファに移動した。私は背もたれに寄りかかり、彼女は私の上にまたがり女牛仔の体勢をとった。彼女の「猫」は私の熱さをしっかりと受け止め、腰を情熱的に動かしている。胸は私の胸に密着し、乳首同士が触れ合うたびに甘く撫でられるような感触と吐息が漏れる。彼女は両手で私の肩をしっかり掴み、体は快感に震え始めていた。
「もっと感じてほしい…ずっと見ててね♡」彼女は恥ずかしそうに囁き、私の手を引いて後ろから抱きしめる体勢に変えた。彼女は胸を私の胸に押し付け、腰をリズムに合わせて揺らしている。甘い息遣いが耳元で響き、全身が歓喜に満ちていた。
「ねぇ、こんなに気持ちいい…もっと好きになっちゃいそう♡」彼女は照れくさそうに囁き、私も欲望に負けて強く抱き返した。
次に彼女は優しく両手で私の腕を絡め、「最後はこの体勢で…」と呟いた。それは老漢推車の姿勢だった。鏡に映る私たちは、まるで本物の恋人のように激しく、そして甘く重なっていた。
終了したあと、二人で浴室へ向かった。お湯が溢れるバスタブに浸かりながら、全身に泡がたっぷりついていた。なぜかその泡が滑りやすくて、触れ合うたびにお互いの体がスルスルと滑り合う。
「ねぇ、また遊ぼうか…♡」彼女が甘えるように囁く。
二人は泡だらけの身体を抱きしめ合い、そのまま浴室の透明な扉に彼女がそっと手をついた。私は後ろから彼女を強く抱きしめ、熱く速いリズムで腰を動かし始めた。浴室には次々と響くパチパチという音と彼女の喘ぎ声が満ちていく。
泡にまみれた体が滑らかに擦れ合い、彼女の息遣いが激しくなっていく。突如として情熱が再び燃え上がり、私は彼女の中へと深く突き刺した。
「最後にもう一度…中で感じたい♡」彼女は震える声で囁き、透明なガラス越しに映る二人は、まるで溶け合うように重なっていた。白い精液が彼女の太ももを伝い、浴槽の湯にぽたぽたと落ちていく。
文字数 1,758
最終更新日 2025.05.22
登録日 2025.05.22
かつて、人々が《魔法》を忘れ、《剣》に頼って生きていた時代があった。
そんな平和なある日、空から火を噴き出しながら、暗闇と共にドラゴンが現れた。どんなに強い剣も、勇士たちも、ドラゴンの前では無力だった。
剣は折れ、勇士と呼ばれる者たちは逃げ去った。
こうして【剣の時代】は終わり、【闇の時代】が始まった。
絶望の中、ある少年が《赤い石》を手に入れ、ドラゴンと戦い、勝利したという虚しい武勇伝が語り継がれた。
その石は《バニールの破片》と呼ばれた。
《バニールの破片》を手に入れ、ドラゴンと戦った英雄たちの活躍によって【闇の時代】は終わりを迎え、【魔法の時代】が幕を開けた。
人々は《バニールの破片》を用いて再び《魔法》を使うようになった。
やがて《バニール》は《神》として崇められ、世界には再び平和が訪れた。
そして現在、名高い【シードホートの魔法学校】を卒業したローレンは、古代の魔法使いたちが今や人間の歴史から姿を消したエルフに託した《忘れられた魔法》を探しに旅立つ。しかし、彼の冒険は、このブリミル大陸に再び、大きな暗闇をもたらそうとしていた。
かつて、ローレンのス師匠はこう語った。 「想像力を具現化する強い信念こそが、魔法の根源だ」と。
その言葉を胸に、ローレンは新たな世界へと一歩踏み出す。
登録日 2025.08.05
プログラム次第で誰もが物質の生成、分解、改変を行える装置ティアによって引き起こされた未曾有の災害、落涙の日から九年。誰もがその惨状を胸に刻みながら、それでも人々は文明を保つため、未だにティアに依存するように生活していた。
そんな中、ウーシアという名の、しかし、記憶にないはずの少女の夢から目覚めた穹路は見知らぬ場所で、ティアの発明者の孫、望月螺希とその妹、真弥に出会う。彼女達に空から落ちてきたと言われた穹路は混乱しつつも、二人との会話からそこが自分の知る西暦二〇二〇年の世界から約二三〇年後の未来であることを知る。かつての時代で不治の病に侵されていた穹路は、治療を未来の技術に託した両親の手配で人体冷凍保存を受けていたのだった。
※小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様、ノベルバ様にも掲載しております。
文字数 137,227
最終更新日 2021.02.16
登録日 2021.02.07
高校受験を終えた中学三年生の女子、北原(きたはら)麗央那(れおな)は中華風の異世界に転移してしまう。
ガリ勉して得た知識を上手く活用し、転移先の小さな村やその後に行く後宮で一目置かれながら立ち回るのだが、それだけでは解決できない難問も立ちはだかるのだった。
それでも麗央那は、持ち前の勤勉さを発揮し異世界の数々のことを学び、自慢のデカい声を張り上げ叫びながら、懸命に生きてゆく。
知恵と勇気と、魂の物語、ここに開幕。
冒険あり、バトルあり、涙あり、ロマンスあり、後宮の陰謀あり。
ごった煮中華風ファンタジー。
第二部はこちら↓
https://www.alphapolis.co.jp/novel/195285185/758818960
【登場人物】
北原麗央那(きたはら・れおな) 15歳女子。ガリ勉。
紺翔霏(こん・しょうひ) 武術が達者な女の子。
応軽螢(おう・けいけい) 楽天家の少年。
応雷来(おう・らいらい) 軽螢の祖父でツボ押しの名人。
正石数(しょう・せきすう) 可愛いショタ。
司午玄霧(しご・げんむ) 偉そうな軍人。
司午翠蝶(しご・すいちょう) お転婆な貴妃。
環玉楊(かん・ぎょくよう) 国一番の美女と誉れ高い貴妃。琵琶と陶芸の名手。豪商の娘。
麻耶(まや) 博識な宦官。
巌力(がんりき) 筋肉な宦官。
銀月(ぎんげつ) 麻耶や巌力たちの上司の宦官。
除葛姜(じょかつ・きょう) 若白髪の軍師。
百憩(ひゃっけい) 素性不明の僧侶。
覇聖鳳(はせお) 騎馬部族の頭領。
邸瑠魅(てるみ) 覇聖鳳の妻。
☆女性主人公が奮闘する作品ですが、特に男性向け女性向けということではありません。
若い読者のみなさんを元気付けたいと思って作り込んでいます。
感想、ご意見などあればお気軽にお寄せ下さい。
文字数 207,431
最終更新日 2023.11.02
登録日 2023.09.20
生まれつき間の悪い体質の少女・廻莉(まわり)は、自身の誕生日に母親と彼氏のキスを目撃してしまう。
胸中で泣く廻莉はその後も次々と間の悪い出来事に遭遇する。ストーカーに悩まされたり、親友の彼氏から好きだと告白されたり、さらにはホテルから出てくる教師とクラスメイトに鉢合わせたりと人に言えない悩みばかりを抱えてしまう……。
それでも荒むことなく大切な人を信じて日々を送るが、母親が倒れたことを機に疑ってもいなかった嘘を知ってしまって――。
鈍感な男性に読ませたい!
誰にも言えない悩みを抱えて必死に生きる少女の甘く切ない恋物語。
🌻ご挨拶
本作を見つけていただきありがとうございます!
プロローグだけでもご感想頂ければと思っております!
どうぞごゆっくりお楽しみください!
【特記事項】
※この物語はフィクションです。登場する人物、名称等は実在のものとは関係ありません。
登録日 2020.10.12
鎌倉の梅雨。
墨染めの尼衣をまとった北条政子は、雨の中で移ろう紫陽花の色に己と、同じ時代を生きた女たちの運命を重ね合わせていた。
男たちの都合で色を変えさせられてきた彼女たちは、本当に弱き存在だったのか?
静御前の赤、巴御前の泥、そして政子自身が選んだ濃紫の色。
雨あがりの陽光が差し込むとき、尼将軍の胸に宿った「ある確信」とは……
◇◆◇◆
紫陽花短編祭
主催者:白里りこ 2026年6月15日 21:35 作成 https://share.google/SELb7kVnJrnQLs6MP
梅雨です。
紫陽花が出てくる短編を募集します。
①文字数は5,000字まで。
②紫陽花が出てくる小説作品であること。
─────
に参加させて頂きました。
文字数 4,394
最終更新日 2026.06.17
登録日 2026.06.17
小説家・綾瀬奈々美(あやせななみ)と烏丸透(からすまとおる)の二人は幼馴染の関係にある。
心の燃料不足によりスランプに陥り、「文章が書けない!」と嘆き悲しむ綾瀬は烏丸に助けを求め、自室に招いた。
「締め切り前だから手短に」
書けないせいで気の散っている綾瀬は初耳ワードを前にして好奇心が疼く。『フリーターだったはずの烏丸までもが何故締め切りに追われているの?』と気になる思いを抑えられず、早速ダメ元でネット検索をすると、彼は漫画家としてデビューを果たしていた事を知った。
どうやらその事実は彼にとって出来れば綾瀬には隠しておきたかった情報だったらしく、図らずも彼の弱みを握った形に。綾瀬はそれを武器にスランプから脱する為にあるお願い事を烏丸にする。
そのお願いは、胸の奥にひっそりと隠し続けている気持ちをも同時に満たす、彼女にとっては実に欲深い頼みなのであった——
○お互いに好きを拗らせ過ぎたオタク二人による、両片思いモノの恋愛小説です。男性側がストーカーっぽい行動をしたり執着心強めの内容。
○軽いノリのショートストーリー詰め込み型になる予定ですが、たまーに暗いお話がどんっと入りますので苦手な方ごめんなさい。
○微妙に【R18】寄りの作品なので苦手な方などはご注意下さい。
【関連作品】
完結済作品の短編集『近くて遠い二人の関係・新婚生活(烏丸透・談)』
文字数 215,403
最終更新日 2022.09.09
登録日 2021.09.12
実はすごく充実した人生だったんだ…最期の最期にそう思えるよ、きっと。
主人公ワクは、十七歳のある日、大好きな父親と別れ、生まれ育った家から、期待に胸をふくらませて旅立ちます。その目的地は、遥かかなたにかすかに頭を覗かせている「山」の、その向こうにあると言われている楽園です。
山を目指して旅をするという生涯を通して、様々な人との出会いや交流、別れを経験する主人公。彼は果たして、山の向こうの楽園に無事たどり着くことができるのでしょうか。
旅は出会いと別れの繰り返し。それは人生そのものです。
ノスタルジックな世界観、童話風のほのぼのとしたストーリー展開の中に、人の温かさ、寂しさ、切なさを散りばめ、生きる意味とは何かを考えてみました。
文字数 288,722
最終更新日 2023.06.03
登録日 2022.05.21
オフィスビルの非常階段。冷え切った踊り場で煙草をくゆらせる水原七瀬(みずはらななせ)は、部下たちのやり取りを静かに見守っていた。 そこでは村上和弥(むらかみかずや)が、長年想い続けてきた和泉に別れを告げられていた。和泉は「ありがとう」と優しく微笑みながらも、決意をもって彼を突き放す。和弥は矜持を守ろうと、営業スマイルを貼り付けて必死に言葉を紡ぐが、その姿は痛々しいほどに惨めだった。
和泉が去った後、七瀬は姿を現し、冷徹な言葉で和弥を追い詰める。 「お前はただの予備だった」「純愛なんて綺麗な言葉で誤魔化してるだけだ」――七瀬の毒舌は、和弥の心を抉り、憎悪を引き出す。和弥は「嫌いだ」と叫び、七瀬を突き放して階段を駆け下りていく。
「……本当、バカだよな。お前も、俺も」
七瀬は独り言を漏らすと、和弥が触れた手首を愛おしそうに、そして自嘲気味に強く握りしめた。
その指先に残る熱は、嫌悪という仮面の下で燃え盛る執着の証だった。 毒を吐き続けることでしか伝えられない――「好きだ」という言葉を、七瀬は永遠に飲み込んだまま、胸の奥で腐らせていた。
文字数 28,537
最終更新日 2026.01.06
登録日 2025.12.22