夜薔薇《ナイト・ローズ》~闇夜に咲く薔薇のように
「まさか、こんなことが起こるなんて……」
十六歳のアトロポスを襲った悲劇は、王宮のクーデターだった。
最愛の王女アルティシアを護るため、アトロポスは単身、剣を振るう!
だが、アルティシアは捕らえられ、アトロポスには屈辱の試練が待っていた。
自分のすべてを捧げて愛したアルティシアを殺され、アトロポスは復讐を誓った。
『アトロポス、知っているかしら? 運命の女神って三人いるそうよ』
『三人ですか?』
『そう。運命の糸を紡ぐ女神、その糸に運命を割り当てる女神、そして死の瞬間にその糸を断ち切る女神……』
『糸を紡ぎ、割り当て、断ち切る……』
『私は運命の糸を紡いでみたい。この国の民が幸せになれるような糸を紡いでいきたい。それが王家に生まれた者の務めだと思うの』
『姫様……。姫様ならきっとできます。民の幸せの糸を紡ぐことが……』
アルティシアの言葉を胸に、アトロポスは百人の騎士が待つ南外門前広場に単身で襲撃をかけた。
民衆に晒されたアルティシアの御首を取り戻すために……
後に冒険者ギルド最強の女剣士と呼ばれる少女の冒険が今始まった。
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しています。
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