「明」の検索結果
全体で21,459件見つかりました。
【閲覧注意】
※本作は、宗教・差別的な表現を多数含むダークファンタジーです。
※作中に暴力、洗脳、および受け・攻め双方への凌辱描写を含みます。
かつて吹き荒れた苛烈な異端狩りと、北部王権による強硬な支配。隣国との一世紀に亘る争いの傷も癒えぬまま、諸侯たちの新たな野心が渦巻く十五世紀中葉のオクシタニア。
領内の教会を夜中に掘り返していた〝女〟を捕えた、との報せを受けた下級貴族の息子アルナウト・デ・ヴァルクロスが牢へ向かうと、そこにいたのは妖しい美貌の男。ジョアン。
権力から追われる身となった二人が、行き着く先は正統か異端か。
参考文献/サイト
Gnostic Society内
www.gnosis.org/library/cathtx.htm
旧約聖書 明治元訳旧約聖書(1880年)
https://ja.wikisource.org/wiki/明治元訳旧約聖書
新約聖書 大正改訳新約聖書(1917年)
https://ja.wikisource.org/wiki/大正改訳新約聖書
Medieval French Roads
http://www.medievalfrenchroads.org/
ルネ・ネッリ
異端カタリ派の哲学 (叢書・ウニベルシタス 547)
文字数 8,852
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.07.22
【2025/01/24 完結、ファンタジーBL】
リアンはウラガヌス伯爵家の養い子。魔力がないという理由で貴族教育を受けさせてもらえないまま18の成人を迎えた。伯爵家の兄妹に良いように使われてきたリアンにとって唯一安らげる場所は月に数度訪れる孤児院だけ。その孤児院でたまに会う友人『サイ』と一緒に子どもたちと遊んでいる間は嫌なことを全て忘れられた。
ある日、リアンに魔力付与能力があることが判明する。能力を見抜いた魔法省職員ドロテアがウラガヌス伯爵家にリアンの今後について話に行くが、何故か軟禁されてしまう。ウラガヌス伯爵はリアンの能力を利用して高位貴族に娘を嫁がせようと画策していた。
そして見合いの日、リアンは初めて孤児院以外の場所で友人『サイ』に出会う。彼はレイディエーレ侯爵家の跡取り息子サイラスだったのだ。明らかな身分の違いや彼を騙す片棒を担いだ負い目からサイラスを拒絶してしまうリアン。
「君とは対等な友人だと思っていた」
素直になれない魔力付与能力者リアンと、無自覚なままリアンをそばに置こうとするサイラス。両片想い状態の二人が様々な障害を乗り越えて幸せを掴むまでの物語です。
【独占欲強め侯爵家跡取り×ワケあり魔力付与能力者】
* * *
2024/11/15 一瞬ホトラン入ってました。感謝!
文字数 234,223
最終更新日 2025.01.24
登録日 2024.10.30
【※タグにもございますように、主人公が虐げられるつらい展開が長く続きます。内容は想像の百倍近くは重いとお思いください。苦手な方はブラウザバックを推奨いたします※】
結婚して七年……侯爵夫人のイリファスカは、研究者として活躍する壮年の夫セルヴェンから『見向きもされない妻』として、社交場や領地内で有名であった。
若き頃から彼の代わりに執務を実直にこなしていたイリファスカだが、巷では『セルヴェンは同じ研究に参加している若い部下に惚れ込み、その女性を正妻に迎えようと画策している』という噂が広まっているらしい。
”どれだけ努力しても報われないのなら、いっそ夫人の席を明け渡してしまおうか……”
そう塞ぎ込むイリファスカの心をさらに蝕むかのように、悪い展開は続いてゆく――。
文字数 179,499
最終更新日 2023.01.19
登録日 2022.05.27
仕事も恋愛も思う通りに出来る・・・山本亮は、自分の人生をそんな風に思う傲慢な男だ。
なんでも欲しいままにすることができる自信家の亮は、ある日、恋人の健志から束の間の別れを告げられる。
仕事でニューヨークに10ヶ月行くと言う健志から、自分が放って置かれることに我慢が出来ない亮は「お遊び以上、本気未満」の別の相手との恋人ごっこの許可を得る。
うきうきしながら選んだ相手は健志と真逆の冴えない伊東桂。
健志との約束通り、愛情抜き、心は自由の関係を桂と始めた亮。
だが桂を知り、桂との関係を深めていく中で亮は「ドライでライトな関係」に自分が振り回されはじめる。
自分で決めたルールが枷となり、縛られどんどん身動きが取れなくなって・・・。
いつしか亮はキスを禁じられた桂の唇を恋焦がれていくようになるが、桂と健志、二人の男の間で亮の思惑はどんどん狂っていく。
桂のキスにたどり着けるのか・・・亮は今までにない感情の嵐に飲み込まれていく・・・。
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※この物語は「〜Marigold〜 恋人ごっこはキスを禁じて」の攻めsideの物語です。
Marigoldの説明などは特に入れておりませんので、先に「〜Marigold〜 恋人ごっこはキスを禁じて」をお読み頂くことをお勧めします。
クズな男がただうだうだ身勝手な想いを呟いているだけの物語ですm(_ _)m
各章、
「〜Marigold〜 恋人ごっこはキスを禁じて」との対比する場面が多く分かりにくいですが、対比させながら読んでお楽しみ頂ければ嬉しいです。
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※ご都合主義のフワッとした設定です。
※R18は予告なく入ります。
※稚拙なので一章に対する話数が少ない上、各話、文字数バラバラです。
※完結まで、数話ずつ、不定期で更新します。
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3月21日(日) 11:20追記
〜Addicted to U〜 キスまでの距離
にたくさんのコメントありがとうございました!
返信をしていませんが、全て読ませて頂きました。心から感謝申し上げます。
やっぱりハッピーエンドは必要!!ですよね。ちゃんと書いてありました(*^^*)
読み直していないし遂行していませんが、最後少しでもキュンキュンして頂けますと嬉しいです。
【First Epilogue】3月21日(日) 20時、21時、22時に全6話一気にUP致します。
なんて事のないお話しですが、お楽しみ頂ければと思います。
よろしくお願いします。
嘉多山 瑞菜
文字数 178,208
最終更新日 2021.03.21
登録日 2021.02.01
私テリナ・サノッサは「新たな聖女の方が優秀だ」と侯爵令息ザドンから婚約破棄を言い渡されてしまう。
ザドンの新たな婚約者の聖女ラーミカは、ザドンが何人も浮気していた女性の1人だ。
浮気ばかりするザドンのことは嫌いだったから、私は婚約破棄を受け入れる。
その後、ラーミカの聖女としての力は徐々に弱まって――私の方が優秀と判明していた。
文字数 10,617
最終更新日 2021.12.21
登録日 2021.12.06
「単刀直入に言おう。フローラ、君との婚約は破棄させてもらう」
婚約者であるエドワード様の言葉を聞いて、心臓が早鐘を打ちました。
いつか言われるかもしれないと、覚悟していた言葉。
けれど、実際に投げつけられると、足元が崩れ落ちるような感覚に襲われます。
「……理由は、私が至らないからでしょうか」
「それもある。だが決定的なのは、君のその陰湿な性格だ!」
さらに私は、やってもいない罪を着せられそうになりました。
反論しようにも、喉が震えて声が出ません。
しかし、その時、一人の人物が現れました。
「この温室の管理責任者は私だ。私の庭で無粋な真似をするのは、どこのどいつだ」
「あ、あなたは……アルフレッド・フォン・リンネ公爵!?」
エドワード様の素っ頓狂な声に、私は息を呑みました。
「彼女のアリバイなら、そこにある花が証明している」
その言葉が、私の運命を変える一言となりました。
文字数 131,706
最終更新日 2025.12.19
登録日 2025.12.16
「御令息サマとえっちしちゃった?!?!?!(大混乱)」
鷹居水都(24)(自宅警備員歴5年童貞)は姉の婚約破棄のために、藤浪グループの屋敷に就職した!!
しかし、就職初日に御令息、藤浪綾明(34)に突然キスされ、驚きのあまり、綾明に対して『悪役令息!!』と無礼を働いてしまう!!
失礼な態度ばかり取る水都に対し、綾明は『躾』と称して、屋敷から水都を追い出した!!
水都は到着10分で初めての職場をクビに?!?!
追い出しておいて、水都が気になるツンデレ御令息?!
目が覚めると、いつの間にか御令息サマのベッドの上で?!?!
もしかして、御令息サマとえっちしちゃった?!?!全く記憶にありませんけど?!?!どういうこと?!?!
一難去ったらまた一難?!今度はヒートで御令息サマに介抱されてーー?!
御令息サマは無自覚エロの水都のせいで理性崩壊寸前?!
「主従だから」なんて言い訳はできない!!! 御曹司の一途すぎる溺愛と暴走が止まらない、過激すれすれ主従ラブ!!!
恋しちゃいけない相手に、恋をしてしまった。御曹司×使用人オメガ、禁断の主従関係は既に限界です!!!
★えっちな描写があるエピには#が付いています。
まぁ、色々書いたけど、御曹司が使用人を理性崩壊させながら溺愛する、使用人がツンデレの優しいオメガバースです!! コメディ×溺愛×エロな部分あります。中盤から主従サスペンス要素あり。無事本編完結しました!
イイネ、ブクマ、執筆の励みになるので、良かったらお願いします!!
御令息、御曹司、現代BL、コメディ、日常、年上攻め、年下受け、体格差、サスペンス、血筋、名家、泣ける
文字数 272,909
最終更新日 2025.06.24
登録日 2025.04.01
フェルディ男爵は「国家機密」を継承する特別な家だ。その後継であるジェシカは、伯爵邸のガゼボで令息セイルと向き合っていた。彼はジェシカを愛してると言うが、本当に欲しているのは「国家機密」であるのは明白。全てに疲れ果てていたジェシカは、一つの決断を彼に迫る。
文字数 8,399
最終更新日 2025.12.11
登録日 2025.12.10
この国での綺麗の基準は艶やかな黒髪に大きな黒い瞳の人をいう。
その中で1人だけ明るい茶色の髪の翡翠の色のような瞳の孤児がいた。それがタダだ。皆から嫌な顔をされながらも生きている。
そんな孤児として生きてきたタダは束の間の平和な生活も出来なくなり奴隷にされて、人気のない男娼になってしまう。
しかしある日、身請けの話がいつの間にか進み、引き取られてからのタダは誰からも美しいと愛されまくられて、戸惑いつつも少しずつ愛される事を受け入れる話です。
18Rには※を付けてあります。ムーン様にも投稿してます。
文字数 52,172
最終更新日 2022.01.31
登録日 2022.01.20
ぼっち高校生、冷泉刹華(れいぜい=せつか)は突然クラスごと異世界への召喚に巻き込まれる。スキル付与の儀式で物騒な名前のスキルを授かるも、試したところ大した能力ではないと判明。いじめをするようなクラスメイトに「ビビらせんな」と邪険にされ、そして聖女に「スキル使えないならいらないからどっか行け」と拷問されわずかな金やアイテムすら与えられずに放り出され、着の身着のままで異世界をさまよう羽目になる。しかし路頭に迷う彼はまだ気がついていなかった。自らのスキルのあまりのチートさゆえ、世界のすべてを『殺す』権利を手に入れてしまったことを。不思議なことに自然と集まってくる可愛い女の子たちを襲う、残酷な運命を『殺し』、理不尽に偉ぶった奴らや強大な敵、クラスメイト達を蚊を払うようにあしらう。おかしいな、俺は独りで静かに暮らしたいだけなんだがと思いながら――。
文字数 511,548
最終更新日 2020.06.09
登録日 2019.03.31
関東一帯の闇を牛耳る関東創世会の一次団体、明星会の若頭 天海 蒴也と無戸籍の少年の出逢いから始まる物語です。
作中に残酷な描写 、ネグレクト、知的障がいや神経症が表現されています。また、おかしな医療行為の描写もありますが、あくまで作品の構成上のものです。嫌悪感がある方はページを閉じてください。
反社会的勢力がメインキャラですが それを助長する物ではありません。全て全て全てフィクションです。
文字数 222,440
最終更新日 2021.05.24
登録日 2020.11.04
「メリルリア。君の功績は素晴らしいものがある。だが、それだけではダメなんだ。なんというか、君からは俺に対する愛情を感じない」
婚約をして半年。メリルリアは婚約者であるベルダンデ公爵の邸宅に呼ばれる。
アレンデール・ベルダンデ――先代の公爵が亡くなりその爵位を引き継いだ若き公爵。
そんな彼はメリルリアが自分を愛していないとして婚約を破棄したいと口にする。
当然抗議するメリルリアだが、アレンデールはそれを聞き入れない。
「これは『真実の鏡』だ。この鏡は本当の気持ちを見ることができる」
それどころか『真実の鏡』というモノまで持ち出して、メリルリアに愛情がないことを証明しようとする。
「やはりそうか。お前は人を愛することを知らないのだ」
『真実の鏡』はメリルリアに人を愛する心がないと証明した。
アレンデールの意思は変わらず彼女は強引に婚約破棄されてしまった。
しかし数日後、メリルリアはひょんなことから本物の『真実の鏡』を手に入れる。そう、アレンデールの『真実の鏡』は偽物だったのだ。
そしてメリルリアは知ることとなるアレンデールが強引に婚約破棄した驚愕の理由を……。
文字数 10,149
最終更新日 2022.05.24
登録日 2022.05.22
東京の会社を一年で辞め、逃げるように故郷・茅ヶ崎へ戻ってきた森下夏帆、二十三歳。
自信を失い、何をしても失敗する気がしていた彼女は、ラチエン通り沿いの小さなサーフショップ「波音サーフ」で働き始める。
そこで出会ったのは、明るくて優しいサーフィン講師・桐谷蒼。
「落ちてもいいよ。海って、そういう場所だから」
失敗しても笑わず、小さな一歩を見つけてくれる蒼の言葉に、夏帆は少しずつ前を向き始める。
けれど、誰よりも海が似合う蒼にも、かつて諦めた夢と、誰にも見せない痛みがあった。
傷ついた二人は、潮風の吹く茅ヶ崎で、もう一度自分の人生を始められるのか。
そして、波を待つことはできても、恋にだけは臆病な蒼は、夏帆を引き止めることができるのか――。
ラチエン通り、サーフショップ、烏帽子岩の見える海。
ひと夏の湘南を舞台に描く、不器用な二人の再生と恋の物語。
文字数 17,982
最終更新日 2026.07.26
登録日 2026.07.22
「あれ? 私どうなったのかしら?」
メイドとして働いている伯爵家で倒れていた私。
正確に言えば、ここの家のお嬢様に足をかけられて、転んだのだ。
私はリビドー・ダンロ男爵の庶子アガサ。母が亡くなり引き取られたが、男爵夫人マーブル様は優しい人だった。
「女はいつの時代でも生き辛いわね。私も父の言うままにここに嫁ぎ、夫になった男には何も言えないのよ」
なんて疲れた顔をして、明け透けな話もしてくれていた。気心が知れる程好きになり、私は本当の母のように家事や身の回りのことを手伝い尽くした。
一人でも味方がいるのは、とても嬉しいことだった。逆に血の繋がった筈の、リビドー様の顔を見たのは数える程度だ。
リビドー様はマーブル様のことはほったらかしで、多くの愛人を囲っている。本邸であるここに、戻ることは殆どない。
領地経営はマーブル様が行い、本人は社交と言って遊んでいるだけ。親に決められた結婚を嫌がり、マーブル様には指一本も触れていないそうだ。当然子供もいない。
かと言って庶子の私が、後を継ぐことはないと思う。
きっと政略結婚と言う駒に使うつもりだろう。
そうでなければ、今まで歯牙にもかけず祖母と暮らしていた私を、15歳になってから引き離すことはない。
そのことをマーブル様も気づいているのだ。
何か月か過ぎた頃、マーブル様がこう告げてきた。
「貴女は外で働いて、お金を貯めなさい。いつでも此処から逃げられるように。大丈夫よ、リビドー様には学校に行ってるとでも言っておくから」
私は瞬いてマーブル様を見た。
頷くマーブル様は言う。
「貴女は逃げなさい。何の誓約もないのだから」
その話をした後、伯爵家への仕事の紹介状を渡してくれたのだ。
(小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
文字数 29,729
最終更新日 2025.05.13
登録日 2025.05.10
片思いしている先輩に恋い焦がれて、毎晩毎晩妄想アナニー三昧。
妄想の先輩はドSで、ドMな僕はどんどんエスカレートさせていったら……。
スケベな僕と先輩の話。
<説明&注意>
相変わらずのぼんやり設定と、淫乱で変態なチョロい受けの話です。
文中の「」は会話、『』は妄想の中の会話で分けています。
誤字脱字等気にせず読める人向け。
<キャラクター覚書>
●宍倉 敦(ししくらあつし):僕。ドMで先輩に無理やり犯される妄想にハマってる。
●我妻 耀司(あがつまようじ):
バイト先の先輩。僕が大好きな人。
文字数 34,794
最終更新日 2023.05.11
登録日 2023.01.15
私ヴィヴィアン・ケネットと公爵であるコーネリアス・ガードナーとが結婚したのは、私の気まぐれからだった。
自由奔放、甘やかされて育った自覚のある私と真面目で堅物公爵との異名を持つ旦那様。まさしく水と油。
そんな私達の結婚生活が甘いはずもなく、教師と生徒の様な関係。
しかしある日、殿下のお供で隣国に行ったはずの旦那様が行方不明に?!え?これから私、どうしたら良いの?
……ってかこの可愛い白いワンコが旦那様ってマジ?
※相変わらずのゆるふわ設定です
※私の頭の中の異世界のお話です。史実には則っておりません
※R15です。詳しい描写はありませんが、性的な表現や言葉を使用しております。ご了承ください。
文字数 67,194
最終更新日 2025.08.29
登録日 2025.05.25
ラノベ好きの青年・りくが目を覚ますと、そこは蒸気機関車が白煙を吐き、瓦斯灯が夜を照らす大正浪漫の異世界帝都だった。待望の転生に胸を躍らせる彼が授かったのは、小石を数センチ動かすだけの地味な能力《空間歪曲》。剣も術も使えず、金も身分もないりくは、日雇い仕事を斡旋する口入れ屋「えびす屋」で、太陽のように明るい駆け出し呪術師・陽菜と出会う。二人で請けた最初の仕事は、下水道に潜む化け鼠の退治。誰にも期待されない寄せ集めの二人だったが、陽菜を守ろうとした瞬間、りくの力は敵の攻撃を逸らし、味方の一撃を届かせる「戦場を支配する力」へと目覚め始める。
やがて仲間となるのは、無口な忍び、落ちこぼれ陰陽師、豪快な拳士、義賊、妖怪、そして人間に興味を抱く悪魔。誰もが強さと同じだけの傷や欠落を抱え、一人では届かない壁に立ち尽くしている。りくは自分が最強になるのではなく、仲間の長所を結び、攻撃の軌道、距離、位置、時間さえ歪めて、全員を最強へ変えていく。
その力に目を留めたのは、国に数人しかいない最強の剣士《天下一》静流。憧れの彼女に認められたいという小さな願いは、連続神隠し、義賊《紅蝙蝠》を巡る法と正義の衝突、帝都を蝕む秘密結社、五人の神子、天使と悪魔の戦争へ繋がっていく。現場に残される渦巻きの印。敵だけが知る、りくの能力の本当の名。仲間の何気ない言葉や過去が、後の戦いで意味を変え、別々に見えた事件が一つの巨大な企みに収束していく。そして全ての裏には、りくと同じ世界から来た“もう一人の転生者”の影があった。
これは、欠けているからこそ手を取り合える者たちが、孤独を力に変え、定められた物語そのものを覆す物語。小石一つしか動かせなかった青年は、仲間と共に笑い、迷い、傷つきながら、やがて神さえ予測できない奇跡を起こす。弱さは欠陥ではない。誰かと繋がるために空けられた、奇跡の余白なのだから。
文字数 19,310
最終更新日 2026.07.12
登録日 2026.07.11