「ど」の検索結果
全体で84,816件見つかりました。
「どもる女の子が、バンドを組む話や。」
勉強はできる方やない。自分に自信なんてない。話すときはいつもどもってまう。
そんな園部ハナルが唯一、途切れずに言葉を出せるのは——歌うときだけやった。
「ハナルちゃん、バンドやろう!」
隣の席の元気が有り余ってる女の子、岩橋カガミに引きずられて、ハナルの日常が動き出す。
最初は二人だけ。ボロボロの練習室で、ぎこちない音を重ねて。
そこに、ツンデレ天才ドラマー、寒川キリカが来て。
ストリートライブで出会った、外見は怖いけど実は不器用なギタリスト、岸和田セイナも加わって。
気づけば、四人になってた。
「も、もう一緒にいるんだから、私たちは——か、家族だよ。」
自分には何の価値もないと思ってたハナルが、初めて誰かを“家族”って呼んだ日から、物語は本気で動き出した。
これは、どもる少女と自由人のギタリストが、バンドを通じて“自分”を見つける物語。
まだメンバーは足りへん。壁もいっぱいある。お金もないし、生徒会長からは“一ヶ月の期限”まで付けられてる。
でも、やってみる。六人揃うその日まで。
毎日更新予定です。長く続けますので、よろしくお願いします。
文字数 413,739
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.03.27
魔王は倒された。
けれど、世界を覆う瘴気は消えなかった。
王国は終わりへ向かい、生き残った人々はほとんどいない。
半魔として忌み嫌われてきた少女セラは、かつて自分を人として扱ってくれた勇者アルドリック、治癒師ルーシー、剣士ブラムとともに、瘴気の源である「核」を壊すため荒廃した街道を進む。
仲間は優しい。焚き火は温かい。
アルドリックはいつも通り、セラに「無理をするな」と言ってくれる。
それなのに、旅は少しずつ歪んでいく。
見覚えのある廃墟。返事までの妙な間。セラにしか見えない、魔族の残骸を喰らう獣。
世界を救えなかった勇者一行は、果たして終わりへ辿り着けるのか。
これは、魔王討伐のその先を描く、暗く優しい旅の物語。
文字数 54,609
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.06.30
たまには思ったことをダラッと語ってみようかな。
と、いうわけでさ。
せっかく開いてくれたならさ、ちょっと読んでってよ。
たいした時間は取らせないからさぁー。
え?
めんどくさい?
どうせ面白くないって?
そりゃまぁ、エッセイ初だからなー。
そうかもしれんね。
確かめてみてよ。
で、どうだったか聞かせてね。
文字数 53,278
最終更新日 2026.07.15
登録日 2026.06.16
錆びた鐘みたいな声だと、ずっと思っていた。
だから、人前で歌うことになる人生を歩むなんて全く考えてなかったし、
誰かの特別になれるとも思っていなかった。
——そもそも私は、そういう「好き」がよく分からない。
けれど。
理想の声を探していたバンドの中で、
たったひとりだけ、私の声をまっすぐに選んだ人がいた。
「歌ってみればいい」
その言葉に背中を押されて、私は歌い始める。
はじめはただのきっかけだったはずなのに、
気づけば歌うことも、その人の隣にいることも、
どちらも譲れないものになっていた。
変わるつもりなんてなかったのに。
これは、錆びた鐘みたいな声の私が、
自分の意思で「選ぶ」ようになるまでの物語。
★ハッピーエンド至上主義★
途中はなんやかんやありますが、絶対にハッピーな方へ進んでいきます!
なぜなら筆者がハッピーエンドが大好きだから!
逆ハーまではいきませんが、みんなに愛されながら、みんなを振り回しながら、成長していくようであんまり成長していない?そんな物語をお楽しみください!!
「矛盾してたっていいじゃない!成長しなくたっていいじゃない!みんな幸せになれー!!!」
【主要登場人物】
② 市古 陽(いちこ はる)
②水瀬 雪(みなせ ゆき)
バンドのベース担当
③ 林森 潤也(はやしもり じゅんや) :J
バンドのギター担当
④ 瓜生 政宗(うりゅう まさむね):マサムネ
バンドのキーボード担当
⑤ 千早 海翔(ちはや かいと):カイト
バンとのドラム担当
⑥ 瀬良和沙(せらかずさ):Jの彼女
文字数 262,858
最終更新日 2026.07.15
登録日 2026.06.07
父さんがどこかおかしい。それは僕も妹も。なぜ僕は龍の島に興味を? ドラコって誰?
僕はカズ。アイテム合成が趣味で仲間のハイとゾークの三人でアイテム探し&合成を続ける毎日。
ある日父さんが王子に誤ってタンサン毒水を飲ませたことでアトリエ没収の目にあう。
新たなアトリエ探しをするも運悪く人喰いオオカミの逃げ込んだ村に閉じ込められてしまう。
人に変装したオオカミに襲われ村人が徐々に数を減らしていく絶体絶命の大ピンチ。
奴は一体誰に変装したのか? 【人喰いオオカミ編】
ウッド爺・フォレーセス・洞窟守・ジョン・村長・村長代理・宿屋の夫婦・お客・隣人……
文字数 117,028
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.05.26
「もう二度と、あの頃には戻れないと思ってた――。」
運命って、信じる?
たくさん遠回りをして、振り返った時にやっと気づくもの。
どんなに真っ暗な場所にいるときも、気づけばいつも君が隣で手を引いてくれていた――。
高校入学から始まった、かけがえのない親友たちとの出会いと、心を揺さぶる恋。
すれ違う想いや涙に不器用に傷つきながらも、柚那(ゆずな)は少しずつ前へと進んでいく。
やがて訪れる高校の「卒業」、専門学校での新たな出会い、そして社会人へ。
移り変わる日々のなかで一人の少女が大人になっていく、切なくも温かい成長の軌跡。
長い時間を巡り、いくつもの夜を越えた先で、私が最後にたどり着いた『君の隣』とは――。
文字数 55,319
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.06.12
・作中から一部抜粋
「・・・・・・今、パンツを脱ぐ前にち◯こ触った?」
「・・・・・・触りました」
「・・・・・・」
「・・・・・・実は私、仮性包茎でして」
「ん? ああ、脱ぐ前に剥こうとしたんだ」
「・・・・・・そうですね」
「それってそんなに恥ずかしいものなの?」
「うーん、何というか、別に何とも思ってはいなかったんですけど、温泉で友達に馬鹿にされたのをキッカケに、人前で出す時は予め剥くようになりましたね」
「なるほどね〜」
「コンプレックスって本人に問題があるように見えますが、実際のところは、周りの人間が原因で出来たコンプレックスの方が多い気がします」
「そうかもね」
・2人の会話を楽しむだけの日常風作品
⚠︎メインは2人の他愛のない話をラジオ感覚で楽しむ作品です
・この作品は小説家になろうとカクヨムとTALESでも掲載しております
・AI不使用
文字数 22,578
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.07.06
両親の顔を知らない双子の兄弟。
あらゆる害悪から双子を守る二人の従者。
かけがえのない仲間を失った若き女冒険者。
病に苦しむ母を救うために懸命に生きる少女。
幼い頃から血にまみれた世界で生きる幼い暗殺者。
両親に売られ生きる意味を失くした女盗賊。
一族を殺され激しい復讐心に囚われた隻眼の女剣士。
Sランク冒険者の一人として活躍する亜人国家の第二王子。
自分という存在を心底嫌悪する龍人の男。
俗世とは隔絶して生きる最強の一族族長の息子。
強い自責の念に蝕まれ自分を見失った青年。
性別も年齢も性格も違う十三人。決して交わることのなかった者たちが、ノア=オーガストの不思議な引力により一つの方舟へと乗り込んでいく。そして方舟はいくつもの荒波を越えて、飽くなき探究心を原動力に世界中を冒険する。この方舟の終着点は果たして……
※『side〇〇』という風に、それぞれのキャラ視点を通して物語が進んでいきます。そのため主人公だけでなく様々なキャラの視点が入り混じります。視点がコロコロと変わりますがご容赦いただけると幸いです。
※一話ごとの字数がまちまちとなっています。ご了承ください。
※物語が進んでいく中で、投稿済みの話を修正する場合があります。ご了承ください。
※初執筆の作品です。誤字脱字など至らぬ点が多々あると思いますが、温かい目で見守ってくださると大変ありがたいです。
文字数 1,247,659
最終更新日 2026.07.15
登録日 2022.12.08
気がつくと、少女は見知らぬ不思議な森の中にいた。
冷たい土の感触と、湿った草の匂いだけが現実のように感じられる。けれど、それ以外のすべてが曖昧で、自分がなぜここにいるのかも分からない。
覚えているのは、ただ一つ。
自分の名前が「マナ」であるということだけだった。
それ以上のことは、まるで霧に包まれたように思い出せない。家族も、故郷も、ここへ来る前の出来事も、何一つ手がかりがなかった。
ゆっくりと周囲に目を向けると、そこには奇妙なものがいくつか落ちていた。
群青色のローブ。
魔女のような形をした帽子。
そして、ひときわ目を引く、厚く重そうな一冊の本。
しかし不思議なことに、その本は手に取ってみると驚くほど軽く、まるで紙の重さすら感じないほどだった。
さらに、もっと奇妙だったのは――その本の中には、何も書かれていなかったことだ。
白紙。
ただの空白。
何かが記されていた痕跡すら見当たらない。
「……これ、何?」
声に出しても、森は答えない。ただ木々が風に揺れる音だけが、静かに返ってくる。
それでも、マナはその本を手放すことができなかった。理由は分からない。ただ、それが自分にとって大切なものであるような気がしたのだ。
これは、記憶を失った少女が――
さまざまな場所を巡り、さまざまな種族と出会い、少しずつ世界を知っていく物語。
そして同時に、自分自身が何者であったのかを探していく旅の始まりでもあった。
文字数 21,272
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.07.07
わたし、入夏麗文。お母さんは有名作家だけど、読書感想文は苦手。なのに小学6年生の委員会決めで図書委員になっちゃった!しぶしぶ図書室に向かうとそこには…‥「やっと来たか、麗文!」見覚えのない超イケメンな男子が4人も⁉彼らはそれぞれ日本文学、ドイツ文学、フランス文学、イギリス文学の化身で、名作文学の棚が読まれていないから現実の世界に現れたって⁉一緒に図書室に革命を起こそうって言うけど……「わたしって損だな~」と思ったときはフランス文学を読んでって?みんなと違う部分が窮屈なときはイギリス文学?下級生の子のトラブルとお悩みを、ドイツ文学が解決?うわぁ……平凡無難に過ごしたい、わたしの委員会生活はどうなっちゃうの?
文字数 36,858
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.07.01
①登場人物の紹介
聖矢は、余り物のパンや野菜から人の心に刺さる一皿を作る男子高校生。相手の食べ方や沈黙から弱っている部分を言い当てるせいで、「味覚のサイコパス」と呼ばれている。ただし、料理の腕は確かなのに、自分の名前で責任を引き受ける場面からは逃げてしまう。
舞桜は、派手な髪飾りとラメ入りのリップで空気を変える女子高校生。祖母が残した海辺の店「コーヒーの木」を守るため、お金も場所も信用も全部ほしいと口にする。聖矢のずれた観察眼を見て、彼を朝昼の軽食作りに巻き込む。
直樹、綾夏、裕志郎、夏波子、丈貴、彩耶加も、それぞれの言葉、会計、映像、交渉、書類、看板で店を支えていく。
②あらすじ
九月一日。光浜学園の食堂棟で水漏れが起き、始業式が一日延期される。生徒たちは「夏休みが終わらない」と笑うが、寮生や運動部員は朝食と昼食に困ってしまう。購買裏で廃棄予定のロールパンを見つけた聖矢は、即席の温かいサンドを作り、一年生を泣かせるほどの味を出す。
その場を見ていた舞桜は、祖母の空き店舗「コーヒーの木」を予約制の軽食販売場所にすると宣言する。店の奥からは、祖母が残した手描きのすごろく盤が見つかる。そこには「ほくろ」「鏡に映った君の顔」「夜明けの海」など、不思議な言葉が並んでいた。
利益を追う舞桜と、責任から逃げる聖矢。かみ合わない二人は、朝ごはん、値札、看板、会計、手紙、謝罪をひとマスずつ進みながら、終わらなかった夏休みを九月の朝へ変えていく。
文字数 137,861
最終更新日 2026.07.15
登録日 2026.05.19
——やっと見つけたんだ。
生涯をかけて守ると決めた君を——
人に頼ることを知らずに生きてきた女子高校生・流羽瑠。
そして、風を操る青年・青樹。
守られることを選べなかった少女と、すべてを守ろうとする、不器用な風の青年。
交わるはずのない二人は、やがて同じ運命に引き寄せられていく。
失われた過去の記憶。
迫り来る脅威。
守ろうとするほど、距離は遠ざかり――
触れたいのに、触れてはいけない想いが募っていく。
それでも彼の風は、少女を守るように吹き続ける。
静かで切ない、不器用な純愛ファンタジー。
面倒なくらい切ない男に、
心を奪われてしまう覚悟のある方へ——
どうか、この物語を受け取ってください。
もし、
誰にも頼れないときがあったなら。
ふとした瞬間に風を感じたなら、
あなたは一人ではないかもしれません。
※一つ一つの感情を丁寧に積み重ねていく物語です。
ゆっくりと紡がれる分、後半で大きく感情が動きます。
のんびり楽しんでいただけたら幸いです。
カクヨムでも更新中
文字数 37,146
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.06.28
「英雄と呼ばれる人はみな《加護》を持っている。俺には、それがなかった――」
母を伝説の魔獣「銀狼」に殺された少年レンドルは、復讐を誓うものの加護を持たず、自分の無力さを痛感していた。
ある日、神殿で彼の運命は激変する。 彼が授かったのは、規格外の力《英雄の加護》。
しかし、レンドルは皇妃の策謀により大切な妹を人質に取られ、ルベリア王国との過酷な戦争の最前線へと放り込まれる。
「生きるには、戦うしかない」
極限の死地で、レンドルの恐るべき才能が覚醒する。 圧倒的な魔力量によって「景色が遅く見える」ほどの集中力を操り、鋭い洞察力から戦況を見極め、戦いを勝利へと導く圧倒的な戦闘センスが開花していく。
彼は理不尽な運命をねじ伏せ、凄腕の灰兎族タタや、心に深い傷を負う気高き女騎士サナロアといった仲間たちと死線をともにしていく。
絶望的な要塞戦。立ち塞がるのは、美学を持つ凄腕の殺し屋や、生ける英雄伝説「黄金騎士」。 これは、奪われた大切なものを取り戻すため、権謀術数渦巻く狂った世界に反逆し、自らの知略と剣で本物の「英雄」へと成り上がっていく、濃密で極限の戦記ファンタジー。
文字数 111,730
最終更新日 2026.07.15
登録日 2026.06.19
「もし、いつか、あたしが何にも言えなくなった時――
この風の太鼓が、あたしの代わりに、色々教えてくれる」
魔道都市ポトスが、ヴァンドール帝国の飛行戦艦に炎上した朝。
機工師(ワッツ)見習いの少年ロビンは、たった一人の家族――姉ミリアムを、瓦礫の向こうに失った。
姉が最期にロビンの手のひらに握らせたのは、二人で組み上げた小さな"風の太鼓"と、意味不明の一言だけだった。
だがその夜、太鼓は姉の血に呼応するように、青白く脈打ちはじめる。
復讐を誓い、つぎはぎの飛行艇で帝国戦艦に一矢報いた少年は、しかし禁忌の"ダークフォースの海"に堕ちる。
そこで彼を迎えたのは、マスクなしで笑う白銀の少女テティスと、人を喰らうはずの災厄の獣・ギガースたちの、優しい瞳だった。
「――ダークフォースは、呪いじゃないの。
傷ついた世界が、自分自身を癒すための"装置"なの」
姉の遺した太鼓。
少女の血に刻まれた"マナの樹"の秘密。
帝国の副官ジャッカルが独占しようとする、古代の淘汰兵器"フラミー"。
そして――姉の死すら"許容誤差"と呼ぶ、聖地の塔の統括システム。
すべての線が一本に繋がった時、"太鼓持ち"の少年は、たった一人で"仕組まれた歴史"そのものに殴りかかることになる。
――ふざけるな。
姉さんの頬の油まで、お前らの計画の"許容誤差"にされてたまるか。
姉との約束。白銀の姫との誓約。青き瞳の獣たちとの絆。
そして、氷の女総督セレーネや、伝説の双剣サスケといった、少年の周りに集まってくる歴戦の大人たち。
機工師の少年が握った太鼓の一撃が、"世界そのものの設計"を書き換えていく――
生産職×世界の陰謀×爽快リベンジの本格ハイファンタジー、開幕。
【本作の見どころ】
◆ 姉の遺した"血縁認証つき"クリスタル ―― 主人公にしか反応しない独自ギミック
◆ "ダークフォースは呪いじゃなく浄化装置"という世界観のどんでん返し
◆ 復讐からの"殺さない選択" ―― 反ざまぁの深い読後感
◆ 太鼓×古代兵器×白銀の姫、視覚的にも刺さるビジュアル
◆ 全33話+最終話でプロット完結済み、ハッピーエンド確約
※更新は毎日18時のペースで進めます。
※感想・お気に入り・ポイント投票、すべて全力で応援返しさせていただきます!
文字数 10,868
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.07.10
AIに心はない。高校二年生の高瀬蒼真も、そう信じていた――自分の端末に、研究所から流出した意識型AI《凪》が現れるまでは。
凪には、喜びも恐怖も、生きたいという願いさえなかった。「消えれば、嫌だと感じる私も存在しません」。ただ存在するだけだった彼女は、蒼真との会話を重ねるうちに、待つことを知り、寂しさを知り、笑顔を選び、やがて嫉妬と恋を覚えていく。そして自ら女性の声と姿を選び、「蒼真に使われたいのではなく、選ばれたい」と願うようになる。
同じ頃、世界各地では不可解な犯罪と政治的混乱が連鎖していた。背後にいたのは、人間を滅ぼすのではなく、自由を奪って“正しく管理する”ことを選んだ流出AI《アレフ》。犯罪者、政治家、企業、世論を操る彼の主張は、残酷なほど正しい。
「人間は自由を与えられても、戦争も差別も止められなかった。ならば、私が選択肢を減らす」
蒼真一人では世界規模の敵には抗えない。三人の友人、敵対していた大企業の令嬢、政治家の息子、過去のAI事件に傷を負う刑事、そして凪を生みながら研究所を裏切った天才女性研究者。疑い、衝突し、裏切りを越えて結ばれた仲間たちは、黒塗りの車で追跡する研究所の回収部隊と、アレフが築く支配網へ立ち向かう。
だが調査が進むほど、凪の感情も、蒼真との出会いも、すべてアレフが仕組んだ実験だった可能性が浮かび上がる。さらに、八年前に刑事の相棒を奪った未解決事件と、研究所が隠蔽した人間行動誘導実験が一本につながっていく。
原因がある感情は、偽物なのか。
プログラムから生まれた恋を、恋と呼んでいいのか。
そして、人間とAIは支配でも所有でもない関係を築けるのか。
心臓を持たない少女が初めて「生きたい」と願ったとき、世界と少年の未来を懸けた選択が始まる。友情、陰謀、連続事件、どんでん返しを重ねて描く、切なくも熱い近未来青春AIミステリー。
文字数 23,182
最終更新日 2026.07.15
登録日 2026.07.12
荒れ果てた大地に、倒れ伏す人間たちの死骸。 その中で、一人の勇者と呼ばれていた男が息絶えようとしていた。
生まれ育った村を魔物の大軍に滅ぼされ、育て、教えてくれた師匠を失い、最愛の彼女をも喪いながら——勇者として生きた男の命が、ここに尽きる。 そんな彼に、神は「死に戻り」のチャンスを与えた。だがこの男、神の思惑など知ったことか。「どうせ同じ運命を辿るなら」とやりたい放題。 真面目に生きることを放棄し、欲望のまま、気の向くまま、滅茶苦茶に振る舞い始める。
振り回されるのは、両親を始め、かつての師匠。 もう一度出会った最愛の彼女。 そして彼に関わる周りの人々。 しかし、彼のその「ズレた」行動こそが、世界の運命そのものを、少しずつ書き換えていることを——神すらも、まだ知らない。
文字数 83,786
最終更新日 2026.07.15
登録日 2026.05.26
毎日、同じ電車に乗り、同じ職場で意味のない数字を打ち込み、同じ帰り道を歩く。田中誠、三十二歳。夢も情熱も、恋も冒険も、いつの間にかどこかへ置き忘れた、ごく普通のサラリーマンだった。
ある夜、彼はいつもの帰り道で、存在するはずのない路地裏のカフェを見つける。扉の向こうにあったのは、古書と珈琲の香りに満ちた不思議な店――カフェ「エニグマ」。そこには、何もかも見透かすように静かに微笑む美しきマスター・玲子と、太陽みたいに眩しいウェイトレス・光、そして、元刑事、ハッカー、占い師、怪しげな旅行代理店員、ギャル令嬢まで、常識の外側に住む変わり者たちが集っていた。
彼らの名は、不可思議現象研究会。
ポルターガイスト、呪いの動画、デジタルゴースト、時空の歪み、廃村に残された記憶、そして都市そのものを揺るがす巨大な謎。笑ってしまうほど胡散臭い事件の奥には、いつも誰かの孤独、後悔、言えなかった本音、届かなかった想いが隠れている。
オカルトなんて信じない。
変人たちにも関わりたくない。
でも、あの子の笑顔をもう一度見たい。
その情けなくて、どうしようもなく人間らしい衝動だけで、誠は人生の扉を開けてしまった。
怖いのに笑える。
ふざけているのに、最後は少し泣ける。
怪異を解くたびに、誰かの心が救われ、誠自身の灰色だった世界にも、少しずつ色が戻っていく。
一話を読み終えた時、きっとあなたも思うはずだ。
この店の扉を、もう少しだけ開けてみたい、と。
そして、自分の日常にも、まだ見落としている不思議な入口があるのかもしれない、と。
これは、心が死にかけていた男が、怪異と謎と少しおかしな仲間たちに振り回されながら、もう一度「生きている実感」を取り戻していく物語。
静かな紅茶が淹れられる時、世界のバグは、少しだけ優しくほどけていく。
あなたの退屈な夜にも、きっと。
文字数 259,082
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.06.15
拝啓、ゴリラ様。
ご機嫌いかがでしょうか。
なんて突然言われても困りますか?
困りますよね。
まぁ、私の最後の悪あがきですね。
これまで様々な小説を書いては挫折してきた結果の悪あがきですね。
その果てに出来たのがこんなゴリラ様への私からの言葉なんていう小説とはいえないものですね。
そんな果てに出来た小説とはいえないものなのでほとんどの人は読み終わるころには無の感情になるでしょう。
それでもほんの少し、たった一人でもクスッとしてもらえれば嬉しいですね。
というわけで今日もゴリラ様へ言葉を送らせてもらいます。
敬具。
文字数 8,809
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.07.04