「おにぎり」の検索結果
全体で130件見つかりました。
おにぎりの脳内で繰り広げられる妄想をこちらで皆さんに共有させて頂いております。(事務所、ご本人様とは一切関係はございません。)
文字数 7,068
最終更新日 2024.11.28
登録日 2024.11.21
刀より強い? 腹が減っては戦はできぬ!
戦国乱世、食に命をかける若武者の兵糧奮闘記、開幕!
血と硝煙の戦国乱世。一大大名家が歴史を変える大いくさを前に、軍全体がかつてない危機に喘いでいた。それは、敵の奇襲でも、寡兵でもない――輸送路の遮断による、避けようのない「飢餓」だった!
武功に血道を上げる武士たちの中で、ひっそりと、だが確かに異彩を放つ若者が一人。伊吹千兵衛。刀の腕は今ひとつだが、「食」の道を探求し、戦場の兵糧に並々ならぬ情熱をかける兵糧奉行補佐だ。絶望的な食糧不足、日に日に失われる兵士たちの士気。この危機に、千兵衛は立ち上がる。
彼の武器は、限られた、乏しい食材から、想像もつかない「いくさ飯」を生み出す驚きの創意工夫!
いつもの硬いだけの干飯は、野草と胡麻を加え、香ばしく焼き上げた「魂を焦がす焼きおにぎり」に。
そして、戦場の重苦しい空気を忘れさせる、兵士たちの「ささやかな甘味」まで――。
『乏しき中にこそ、美味は宿る。これぞ、いくさ飯。』
千兵衛が心を込めて作る一品一品は、単なる食事ではない。
それは、飢えと疲労に倒れかけた兵士たちの失われた力となり、荒んだ心を癒やす温もりとなり、そして明日を信じる希望となるのだ。
彼の地道な、しかし確かな仕事が、戦場の片隅で、確実に戦の行方に影響を与えていく。
読めばきっとお腹が空く、創意工夫あふれる戦国グルメの数々。次にどんな驚きの「いくさ飯」が生まれるのか?
それが兵士たちを、そしてこの大戦をどう動かすのか?
これは、「あの時代の名脇役」が、食という最も人間臭く、最も根源的な力で、乾坤一擲の大戦に挑む物語。
歴史の裏側で紡がれる、もう一つの、心熱くなる戦場ドラマ。
腹ペコを連れて、戦国の陣中へ――いざ、参らん!
文字数 151,393
最終更新日 2025.06.24
登録日 2025.05.08
家に帰ると、自分の部屋が火事で無くなった。身寄りもなく、一人暮らしをしていた木花 佐久夜(このはな さくや) は、大家に突然の退去を言い渡される。
同情した消防士におにぎり二個渡され、当てもなく彷徨っていると、招き猫の面を被った小さな神さまが現れた。
小さな神さまは、廃神社の神様で、名もなく人々に忘れられた存在だった。
衣食住の住だけは保証してくれると言われ、取り敢えず落ちこぼれの神さまの神使となった佐久夜。
受けた御恩?に報いる為、神さまと一緒に、神社復興を目指します。
小説家になろうにも掲載しております
文字数 112,652
最終更新日 2022.03.23
登録日 2021.12.29
美しく恐ろしい神様に『ここに千年閉じ込める』と宣言されてから、900年。
神域から現世を眺めていた元陰陽師のおっさんは、ふと気がついた。
「残り100年か。そう長くは感じないかもなあ」
千年目に自分は消えるのだとおっさんは知っており、受け入れていた。
残り100年――そんな時、おっさんを憎んでいるはずの神様が突然、妙なことを言い出す。
「願え、仁円(じんえん)。1年に1つ、全部で100まで、叶えてやる」
しかもおっさんはいつの間にか他の神から、神様の嫁として認識されていたようで……?
■神頼みをしろと強要してくる青年の姿の神様×戸惑うおっさん。
昔はギスギス、今はのんびりした関係。
やることはやってる二人が、もだもだじれじれしつつ関係を変えていく話。
■受け:仁円(じんえん)
外見は黒髪黒目のおっさん。
平安時代の陰陽師で、神様からは憎まれていると思っている。周囲からは神様の嫁だと認識されている。
おっとり気味だが頑固な性格。趣味は現世を覗き、時代の移り変わりを見ること。
好きな食べ物はおにぎりと味噌汁。
■攻め:神様
外見は銀髪赤目の青年。
平安時代の祟り神で、仁円に名を奪われたため弱体化した。
名を取り戻すため仁円を神域に閉じ込めたはずだが、900年目になぜか突然、神頼みを強要するようになる。
好きな食べ物はおにぎりと味噌汁。
■タグは結構ネタバレです
文字数 176,137
最終更新日 2026.04.25
登録日 2026.04.10
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
文字数 447,672
最終更新日 2025.07.14
登録日 2024.01.17
ブラック企業帰りに終電を逃したOL・佐伯ゆきが迷い込んだのは、
勇者も魔王も竜王子も、みんな普通におにぎりを買いに来る「星屑コンビニ」。
ポイント2倍デーで戦争が止まり、
新作ホットスナックで魔王の闇落ちが延期される──
ここでは、世界情勢さえ「コンビニ」次第。
接客スキルだけやたら高い元コンビニ店員のゆきは、
コンビニオタクなイケメン勇者(中身は新作ホットスナック至上主義)と組んで、
“世界を救わないチート”をレジ越しにばらまいていくことに。
ポップで明るく、時々ほろっと。
「がんばりすぎた人」のための、深夜コンビニ・癒しコメディ。
1話完結の連載形式です。
【完結済:全12話+@】
文字数 82,361
最終更新日 2026.01.08
登録日 2025.12.27
”アルディオスの森”。其処は決して立ち入ってはならぬ禁断の森。
禁を破り、その地に足を踏み入る者あらばアルディオスに名を連ねる者達が嬉々として命を刈り取っていく。
その森には、国家、種族、個人の思惑が絡み合い純粋な欲望の前では人の歩みは止める事は出来ない。
そんな森の中で、日々繰り返される”凄惨な死”に心を痛めた一人の幼女が立ち上がった。
心優しき幼女の名はマルゴレッタ=アルディオス。
世界中の国家、勢力から付け狙われる最強最悪のアルディオス家が生んだ最後の良心。
いかな理由があったとしても一片の慈悲も無く容易く侵入者を殺してしまう、色んな意味で頭のネジが緩んだ愛すべき家族達から彼等を守るべく奮闘する献身幼女の物語ーー
文字数 66,984
最終更新日 2022.04.04
登録日 2022.03.20
若くして亡くなった日本人の主人公は、とある島の王女李・翠蘭《リ・スイラン》として転生した。第二の人生ではちゃんと結婚し、おばあちゃんになるまで生きる事を目標にしたが、父である国王陛下が縁談話が来ては娘に相応しくないと断り続け、気が付けば19歳まで独身となってしまった。
婚期を逃がしてしまう事を恐れた主人公は、他国から来ていた縁談話を成立させ嫁ぐ事に成功した。島のしきたりにより、初対面は結婚式となっているはずが、何故か以前おにぎりをあげた使節団の護衛が新郎として待ち受けていた!?
そして、嫁ぐ先の料理はあまりにも口に合わず、新郎の恋人まで現れる始末。
主人公は、嫁ぎ先で平和で充実した結婚生活を手に入れる事を決意する。
※他のサイトにも投稿しています。
文字数 161,159
最終更新日 2025.09.29
登録日 2025.09.09
「そ、それは……! おにぎりでは……!?」
祓い屋によって職と貯金を失った新堂蘭太は、面接帰りに公園で昼食を取っているとイケメンに声をかけられた。蘭太のおにぎりを泣きながら貪り食ったイケメンは祓い屋を名乗り、怪奇現象の原因をさらっと取り除いてくれる。そして、なんと蘭太を雇いたいというのだ。それも、「私のご飯を三食作ってくれること」を条件に。
呪われているせいでまともな食事が食べられなかった攻めと、
攻めに唯一まともな食事を作ってあげられる受けが、
攻めを呪った男を捜しながら愛を育むお話。
※攻め以外の男による受けへのレイプあります。ご注意ください。
文字数 33,609
最終更新日 2023.07.08
登録日 2023.06.21
何社受けてもくるのはお祈りメール。
新卒で入社した会社を6ヶ月で辞めた男、一之瀬 陽太(いちのせ ようた)23歳。
陽太は現在、転職活動をしていた。
だが、くるのはお祈りメールばかり。
全てが嫌になり、人生を諦めかけていた頃、陽太は光に包まれる。
目を開けると、見知らぬ小屋に陽太は居た。
小屋から出て少し歩くと、とある少女に話しかけられる。
そして彼女は、
「お願いします…!助けて下さい…!」
と言ってきた。
彼女について行き村に行くと、村は壊滅状態。
畑は枯れ、家はボロボロ、活気もない。
持っているのはコンビニ弁当と野菜ジュースとおにぎりのみ。
これは、全てを諦めかけたニートが、異世界で頑張る物語。
文字数 34,229
最終更新日 2022.05.29
登録日 2022.05.21
伝説の乙女ゲーム「白薔薇の花嫁」は、幼いころに魔法の花園で貴族の子どもと出会い、結婚の約束を交わした主人公ロザーリア・デュマが運命の相手を探すために同じ年頃の貴族が集まる名門魔法学園マジック・キャッスルに入学をするところから物語は始まる。
この「白薔薇の花嫁」が伝説の乙女ゲームと言われる所以は攻略対象の一人、ルカ・レオミュール第一王子の婚約者。いわゆる悪役令嬢のフィアンナ・ヴィシャス公爵令嬢のシナリオに関係する。
自分の婚約者を取り戻そうと、フィアンナは叔母とうり二つの美貌で叔母を愛していた宰相を誘惑し、利用しようと企んだフィアンナ。
宰相の協力を得て数々の嫌がらせをロザーリアに行い、王子に振り向いてもらおうとするフィアンナだったが、運命の恋人同士だと理解しあった二人に勝てるわけもなく、卒業式のダンスパーティーにて悪行が明るみにされる。
罪を問われたフィアンナは王子の手によって、一生幽閉、島流し、処刑に拷問よくて修道院入りなどなど数えだしたらきりがないバッドエンドの嵐。
こうしてロザーリアは運命の相手を見つけハッピーエンドを迎え大団円。
しかし、ファンが驚かせられたのはこのゲームの二週目機能。
新たな選択肢が画面に追加され、それを進めていくと一週目では見られないフィアンナと宰相との、悲恋ストーリーが展開される。
初めは互いを利用しあっていた二人。だが次第に宰相は、今は亡き思い人を思っていた気持ちがフィアンナ自身に向けられていくのを理解していく。
その気持ちを隠すようにしてフィアンナのルカ王子への思いを叶わなかった自分への思いと重ね合わせ数々の妨害工作を行う宰相だったが、来るべきダンスパーティーの日にフィアンナと共に断罪を受けてしまう。
泣きながら湖へと向かうフィアンナの後を追いかけると、宰相は愛の言葉をフィアンナに伝え、フィアンナと共に心中を行う場面はファンの中でも涙必須の名シーン。
そんな悪役令嬢フィアンナ・ヴィシャスにどうして私が生まれ変わった?!
生まれかわった悪役令嬢は宰相殿とのハッピーエンドを迎えることはできるのか?
*所々に回想シーンがあり、薄暗い雰囲気や悲恋のシナリオが出てきます。ご注意下さい
文字数 37,077
最終更新日 2017.10.14
登録日 2017.10.10
冤罪で捕まった俺は、その後良い人生送ることができないまま、1回目の冬に凍死した……
はずだったが、俺の魂を救ってくれたのは異世界の神様。
「ちと、本気を出そうかの」
そう言残し、俺にとんでもない力を与えたようだ。
しかし目覚めると、俺は"草"になっていた。
文字数 17,400
最終更新日 2025.11.07
登録日 2025.10.29
ある分だけ18時に毎日更新
6話の⑥まで (6/19更新まで)
毒に飛び降り、首吊りに——何故悪役令嬢に転生しない!?
前世は悪役令嬢転生ものにどハマりして、転生したら悪役令嬢か主人公になれると信じて疑わなかった謎の現役女子高生、木村順子。イニシャルはJ・K。
悪役令嬢に転生するべくして前世に生まれた木村順子はようやく悪役令嬢に転生した!
我が名はハインリヒウルトラベンツァーマジッシャン――さあ、私にひれ伏しなさい! 跪拝しなさい! 私はあの神に選ばれた悪役令嬢ですことよ! ――悪役令嬢に転生した木村順子、攻略キャラを無自覚に魅了し――気高く美しくあれよおおあれよそれよとちやほやされて――世界征服まであと一歩!
悪役令嬢素晴らしい! なんて素晴らしい転生なんだ! ひゃっほう!
『――あらすじくらいちゃんと言えないのかッ!!』
――はっ、この声は!
「悪魔め! また現れたな! 塩おにぎり!」
『ありがとう。――じゃなくて! しっかり紹介してくれ!』
「私は悪役令嬢ウルトラテクニカルレンジャーアクヤ・クレージョーだ! さあひれ伏せ跪拝せよ崇め奉り給え!」
『引っ込め。俺が紹介する』パチン
「指パチン狡い!」消滅
前世は悪役令嬢か主人公に転生したかった女子高生。前世の記憶を思い出し、転生するだの莫迦なことを抜かして窓から飛び下りたり庭の木で首吊りすることが日常茶飯事の問題児。
やがて俺の可愛い弟となり俺だけの世界で俺だけと一生暮らし俺のお嫁さんになって俺を甘やかしたり俺が甘やかしたり、こらこら、甘えん坊さんだな、もう大人だろ、ヤダヤダお兄ちゃんもっと甘やかしてぇ、仕方がないな可愛い弟め、――なんて、言っちゃったり抱いちゃったり撫でくりまわしだりしちゃったりして、俺だけの可愛い弟と永遠にフォーリンLOVe――「出来てないじゃないかこの悪魔め!」
『――んなッ!? い、いたのか、いや、違うって、今のは冗談だって』
「膝が笑っているぞ」
『神は常に微笑むものでーす』
「うぬぅっ、何が微笑むだ悪魔め! いいから早く俺が悪役令嬢になる話だと説明しろ! 混乱しているではないか!」
『いや無理だから、諦めて。』
「くそっ! こうなったら、やはり自分の力で転生するしかない! よし、もう1回飛び降りてみよう」
『やめろっつってんだろ!』
続きは本編で。
『オイやめろ、此処から続けるなよ』
文字数 108,866
最終更新日 2022.06.19
登録日 2022.05.11
少し不愛想で自分の感情を表に出すのが苦手な高校三年生の相沢裕貴はいわゆる陽キャで何でもできるうえに顔もよく、女子からモテモテの一ノ瀬達也に恋心を抱いていた。
ある日、相沢の秘密が一ノ瀬にばれてしまい、そこから二人の関係は歪んでいく。
文字数 9,649
最終更新日 2023.07.29
登録日 2023.06.30
ノコギリ刑事のバトルのなか
秘密親父の
おにぎり対することで、
京都で、パフェに
毒素ー。
そしては、片山との溝に、
一同は、乗り切れるかー。
この世バスターズの叛逆ー。
文字数 2,131
最終更新日 2023.04.12
登録日 2023.04.12
施設育ちの辻村夏樹、十八歳。物心ついた頃から施設で育ち、誰かと繋がることを諦めてきた青年だ。退所後に一人暮らしを始めた直後、孤独と疎外感に耐えかねて死を決意する。観光雑誌で見た月の美しい川辺を最後の場所に選び、ロープをリュックに詰めてその場所へ向かった夜、夏樹は一人の少女と出逢う。
月城夏希、十八歳。余命一ヶ月を宣告された少女で、月の絵を描くためにその場所に毎夜通っていた。同じ読み方で字の違う名前を持つ二人は、お互いが死に近い位置にいたからこそ引き寄せられたのだと夏希は言う。夏樹の死への衝動を真正面から受け止めながら、自らの余命を淡々と告げる夏希の存在が、夏樹の中の何かを動かしていく。
夏希は毎夜その場所で月の絵を描き、夏樹はその隣に通い続けた。月の下でおにぎりを食べ、雨の夜には電話で話し、笑い合ううちに二人は恋に落ちた。夏希は夏樹への想いを胸に抱えながら月の絵を描き上げ、続いて夏樹の肖像画を描き始めた直後に倒れる。駆けつけた夏樹に、死に際の夏希は「生まれ変わって会いに来る」と約束し、二枚の絵と長い手紙を残して息を引き取った。手紙には夏希の想いと、生まれ変わりへの確信と、夏樹に生きていてほしいという願いが綴られていた。
夏希の死後、夏樹は清掃会社に就職し一人で生き続けた。部屋には夏希の絵を飾り、毎年命日に近い満月の夜にあの場所を訪れた。三十年間、一度も欠かさなかった。後輩の面倒を見て、偶然再会した施設の職員・静江さんに二十年越しのお礼を伝えながら、夏希の言葉を信じて生きてきた。しかし四十八歳になった夏樹はついに限界を迎える。信じ続けることと、信じ続けられることは違った。ある夜、食卓で箸が止まった。夏希と月の下でおにぎりを食べたあの夜だけが、三十年間の中で違った。もう十分だという気持ちになった夏樹は、再びロープをリュックに詰めてあの場所へ向かう。
川辺を右往左往しながら歩く夏樹の耳に、忘れるはずのない声が届く。「多分、ここだと思うよ」。コンクリートの上に、あの日のままの姿の夏希が座っていた。三十年ぶりの再会だった。夏希は月の王国での三十年間を経て約束を果たしに戻ってきていた。夏樹の三十年間の報告を聞き、今夜ここに来た理由を打ち明けさせ、笑い合って泣き合って、最後に手を繋いで月を見上げた。来ないとわかっていても三十年間あの場所に来続けたこと自体が、夏樹がまだ諦めていなかった証拠だった。今日も月が綺麗だ。でも今は、月より綺麗なものが隣にいる。
文字数 76,753
最終更新日 2026.04.28
登録日 2026.04.28
文字数 477
最終更新日 2025.11.19
登録日 2025.11.19