「三」の検索結果
全体で19,564件見つかりました。
西暦3000年、宇宙の惑星間コロニー第三区画A群の高校に通っていた三雲湊は惑星婚活エデンマッチに選ばれる。だが、それは建前であった。
送られた惑星で生き残るために婚活をする。はずなのだが、仲間たちは目的が違うようで。仲間を死なせたくない三雲湊の集団婚活物語。
前作が一区切りするまでは不定期更新。
その後は2日に一度更新。可能なら間も更新。
文字数 2,409
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.28
世間が羨望の眼差しを向ける、J-TVの至宝・児嶋美咲。
日本の治安のトップに立つ、警視庁捜査一課のホープ・児嶋太陽。
社会の頂点に立つ才色兼備の姉弟には、誰にも侵せない、決して許されない絶対の秘密があった。
十七年前の飛行機事故。すべてを失った十三歳の美咲と十一歳の太陽は、ハイエナのような親戚を振り切り、二人だけの『城』で身を寄せ合って生きてきた。
寂しさと孤独を埋めるためにお風呂で重ね合わせた幼い肌は、成長と共に、狂おしいほどの背徳の愛へと目覚めていく。
「私、太陽の『お姉ちゃん』だもん。太陽の全部、ここで受け止めてあげる」
空手で極限まで引き締められた美咲の極上肉体。その聖なる蜜穴に、ゴムも着けずに注ぎ込まれる太陽の熱い白濁。大人の男と女として、毎晩のようにお風呂やベッドで快楽の深淵へと溺れていく二人。
やがて、小松河署管内で起きた凄惨な一家惨殺事件を皮切りに、二人は警察の権力とメディアの世論誘導を裏で融合させ、巨悪を容赦なく叩き潰すダークヒーローの頭脳戦へと身を投じていく。
互いへの執着心が紡ぎ出す、最高濃度にして限界突破の現代官能サスペンス、ここに開幕。
※作中に登場する「小松河署」等の組織・地名、人名はすべて架空のものです。
文字数 90,630
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.06.04
面食いな大公家三男スフェンは、自分の遊び相手兼護衛騎士見習いを決めるお茶会を抜け出し、自分好みの騎士見習いの少年タンザリウスと、その後二人の大切な場所となるガゼボで出会い、一瞬で恋に落ちる。
いっぽうタンザリウスも、天然なスフェンの一直線すぎる「推し」の強さに、強く心を奪われていく。
二人はロージー様との出会いや、タンザリウスの紫の瞳に秘められた力の発現をきっかけに、ときどきすれ違いや不安も抱えながらも、それでも強く惹かれ合い、一緒に過ごす時間を重ねていく。
騎士団に入った二人は、仲間と共にライネルトと大切な人たちを守るため、大きな敵へ立ち向かっていく。
たくさんの時間を共に過ごし、心を重ねて、やがて二人は紡ぐ番となる。
幼い二人のまっすぐな恋と成長、家族や仲間との温かい関係を描いた、じんわり味わえるファンタジーBLです。
※表紙イラスト・挿絵イラストはAIを使用して作成しています。
※本作はカクヨム様にも同内容を掲載しています。
※戦闘シーンがあるため、レーティングをR15に変更しました。
文字数 99,894
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.05.08
派遣家庭教師として働く三枝は、行く先々で少年の精通をさせてやったり、性的に開発することを趣味としていた。三枝は、勉強を教えながらも次々に派遣先で少年を毒牙にかける。勉強よりも、エッチなことを求めるようになってしまった少年たちの行方は……。
R-18作品です。少し無理矢理(あまり嫌がりません)。
乳首開発描写多めです。
射精管理やアナル開発の描写もありますが、既に開発されちゃってる子も多く出ます。
※少年ごとにお話を書いていきます。初作品です。よろしくお願いします。
文字数 46,956
最終更新日 2019.09.28
登録日 2019.08.24
異世界に転生したフランカは公爵夫人として暮らしてきたが、前世から叶えたい夢があった。パティシエールになる。その夢を叶えようと夫である王国財務総括大臣ドミニクに相談するも答えはノー。夫婦らしい交流も、信頼もない中、三年の月日が近づき──フランカは賭に出る。白い結婚三年目で離縁できる条件を満たしていると迫り、夢を叶えられないのなら離縁すると宣言。そこから公爵家一同でフランカに考え直すように動き、ドミニクと話し合いの機会を得るのだがこの夫、山のように隠し事はあった。
無言で睨む夫だが、心の中は──。
【詰んだああああああああああ! もうチェックメイトじゃないか!? 情状酌量の余地はないと!? ああ、どうにかして侍女の準備を阻まなければ! いやそれでは根本的な解決にならない! だいたいなぜ後妻? そんな者はいないのに……。ど、どどどどどうしよう。いなくなるって聞いただけで悲しい。死にたい……うう】
4万文字ぐらいの中編になります。
※小説なろう、エブリスタに記載してます
文字数 44,065
最終更新日 2024.08.08
登録日 2024.08.02
両性具有の僧侶に転生した俺ユウヤは、魔王に捕まり、淫紋を刻まれてしまった。
その魔王は、なんと転生前に、俺の事を監禁調教したレイプ魔だった。こいつも一緒に転生してしまったなんて!
しかし、恋人だったマサトが勇者に転生して助けに現れた。(残念ながら、こいつもスケベ)
それからというもの、エロ勇者と2人きりのパーティで、毎日勇者から性的悪戯を受けながら冒険している。
ある時は、淫術のかけられた防具を着させられたり、ある時は催淫作用のあるスライムを身体中に貼り付けられたり。
元恋人のエロエロ勇者と、押しに弱い両性具有の僧侶、元強姦魔の魔王が織りなす三角関係調教ラブ❤︎
世界を救うよりもユウヤとセックスしたい勇者、世界を滅ぼすよりもユウヤを調教したい魔王。
魔王に捕まったり、勇者に助けられたりして、エロストーリー進行します。
勇者パートはアホエロ、ラブイチャ風味。魔王パートは、調教、背徳官能風味でお送りします。
文字数 182,907
最終更新日 2020.07.17
登録日 2020.04.03
OL小柴寛子は40代の大台にのり、見事お局様の称号を手に入れた。
ある日、残業を行っていた時に新人の一人がお疲れ様です、どうぞ。とお茶を持って来たのだ。
まぁめずらしい。と思いながら好意を無下にしないため、勢いよく飲んだ。そして、死んだ。
お茶に入れられていた雑巾の絞り汁が超化学反応を起こして激毒になっていたのだ。
気が付けば幼き少女ロゼッタとして新たな生を受けていた。
寛子の記憶を持ったロゼッタは、自分が新人たちの話に合わせようとやり込んだゲームの悪役令嬢であると気付く。
このままでは第一皇子に婚約破棄を突き付けられてのデッドエンドしかないと気付いた彼女は、バッドエンドを回避すべく動き出す。
念には念を、彼女の性格により起こす行動の結果が明後日の方向に向かうことなど気付きもせずに。
予定として一章は努力で能力上昇。二章は自分で自由にできるお金を手に入れるために商業開始。三章は王国軍総司令官に就任。四章では学園編を五章では神話級戦争を予定しております。
※小説家になろうで既に完結済み作品を加筆修正して投稿しております。
※こちらでのコメント等に関する返答は行っていません。ごめんね。
文字数 726,585
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.05.01
ある日俺は、自分がやり込んだゲームのラスボス、
ゼノス・グリムロックに転生したことに気づく。
魔界の軍勢を率い、世界を絶望に叩き込む最強の悪役――
のはずが、なぜか俺の魔力は「ゼロ」。
魔法の才能がすべてのこの世界で、魔力ゼロの貴族など価値はない。
それは死刑宣告に等しかった。
――だが、それで終わる俺ではない。
俺には、この世界の「攻略本」ともいえるゲーム知識と、
あらゆる魔法を無効化する謎の能力「魔封印」があった。
俺は生き残るため、そしていずれ世界を手中に収めるため、
悪役貴族の立場を最大限に利用する。
傲慢な公爵を脅迫で黙らせ、「光の聖女」である生徒会長を秘密の首輪で調教し、自分の駒へと堕とす。
さらには、三年後の大戦を見据え、ゲームの主人公である王子と俺の婚約者との「禁断の恋」を裏で演出し、王家を揺さぶるスキャンダルの種を蒔いていく。
これは、魔力ゼロという最悪の状況から、知略と謀略、そして非情な選択を武器に、
勇者やヒロインたちから全てを奪い、静かに世界を支配するに至る、
一人の男の物語である。
***
本作はカクヨムで連載中の作品です。こちらでも順次投稿していきます。
文字数 704,574
最終更新日 2026.07.01
登録日 2025.08.09
この世界は、神が創った。
最初一つだったこの世界は、生と死が混ざり合い、混沌に満ちていた。
そこで、神は世界を三つに分けた。
一つ…生きる者が住む世界、現世
一つ…清らかな魂が住む世界、極楽浄土
一つ…穢れた魂が住む世界、地獄
三つの世界は交わる事はなく、生と死は、完全に分かたれた。
しかし、とある神達は、強力な力を持つゆえ、三つの世界に体が分けられた。ある肉体は地獄で、ある肉体は極楽浄土で、ある肉体は現世で、それぞれの道を歩んでいた。これは、そんな、現世に存在する、ある少女の話。
ーーーーーーーーーー
とある少女は、生まれながらに、死ぬ理由を持っていた。「神の生贄」として、その身、その魂を、神に捧げるために生きていたのだ。そんな少女は、とある死神と出会う。死神は、生まれながらに仕事を与えられ、それをこなして生きてきた。そして、少女が持つ、「死ぬ理由」に興味を持った。自分の死ぬ理由が、分からなかったからだ。一方少女も、死神に興味を持つ。死を身近に持つ彼女に、興味を持ったから。
2人は死へと歩みながら、生きる理由、死ぬ理由を2人で探す。
沢山の出会いと別れを繰り返し、2人が出した結論は…。
これは、2人の少女が、お互いを思い、自分の運命に結論を出す…、生きる意味を探す物語。
文字数 5,697
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.06.30
小学三年生の夏、ぼくの前に「なんでも解決してあげる」と言う子供が現れた。テストの点数も、いじめっ子も、夜が怖い気持ちも、全部解決してくれた。
七年が経ち、高校二年生のぼくには友達が一人もいない。家族もいない。先生も、クラスメートも、「突然消えた」「急に引っ越した」「事故に遭った」。
ぼくの隣にはずっとあの子だけがいる。「ぼくがいれば大丈夫だよ」と言いながら、笑っている。
——ある日、押し入れの奥から見つけた小学三年生の日記。そこには毎日、同じ一文だけが書かれていた。
「今日もあの子に頼んでしまった」
文字数 47,573
最終更新日 2026.07.02
登録日 2026.06.25
広島市の安佐南区、古い街道のはずれに、ふわっと広島名物のソースの香りがただよう小さな場所がありました。
そこにぽつんと建つのは、小さなお好み焼き屋さん【皐月】です。
お店の鉄板の上では、今日も《じゅううう》と心地よい音と共に広島名物お好み焼きが焼かれているのですが、そこのお店のマスターは、実は普通の人ではなく、異世界の妖怪を束ね、日本では水神と崇められる竜神さまが経営しているお店なのですが。
その竜神さまに四人の竜の女神さまのお妃さまがいるのですが、四人のお妃さま達は、妖怪さん達の国【桃源郷】で竜神さまの代わりに、各部署で働いているのですが。
その四人の竜の女神さまにはお子さまが一人ずつの四人居るのですが、長男のロランさま、次女のレビィアさま、三女のリムさま、四女の璃々さまと居ますが、四人はお母さまは違いますが大変に仲もよく、日本の広島県広島市の高校と中学校、小学校へと、普通に人として通っています。
このお話は、母親さま譲りの美と豊穣の力を持つ、金髪ツインテールの碧眼の竜の女神さまが、中学校や地元安佐南区の街で起きた不思議な出来事や怪奇現象を友達や御兄弟……
最終的にはリム姫さまの偉大な御父上さまであらせられる竜神さまの力を借りて難題を解決するコミカルな現代ファンタジーとミステリー・ホラー・サスペンスが混ざった物語でございます。
文字数 2,032
最終更新日 2026.07.02
登録日 2026.07.01
小説に登場した具体的な名前(「白雲山頂駅」「瑞雲鉱山」など)の廃墟は架空の場所です。
ですが、全くのデタラメというわけではありません。これらはすべて、実在する複数の有名な廃墟や、実際の歴史(史実)をモチーフにして組み合わせたものです。
ひとつ話の「元ネタ」となった実在の要素をご紹介します。
第1話:奥秩父のロープウェイ駅とホテル
モチーフ:三峰ロープウェイ & ニッチツ鉱山集落(埼玉県秩父市)
実際の背景:
秩父の山奥には、かつて山頂の三峯神社へと繋がっていた「三峰ロープウェイ」の廃駅が実際に残されています(現在は解体が進んでいます)。また、同じ秩父の最奥部には「ニッチツ鉱山(秩父鉱山)」という現役の鉱山があり、その周辺には昭和の黄金期に建てられた木造の廃社宅や廃商店が今もそのまま残されており、廃墟マニアの間では聖地として知られています。
文字数 62,982
最終更新日 2026.07.02
登録日 2026.06.19
【その夏、少女は「言葉」を捨て、「熱」を知った――。】
短歌を愛する慎ましき少女・ワカハ。彼女にとっての「美しさ」の象徴は、都会から帰省する憧れの存在、シィカお姉ちゃんだった。お姉ちゃんの隣で墨を磨り、三十一文字(みそひともじ)に想いを託す静かな夏。しかし、その静寂は、お姉ちゃんが連れてきた一人の男、ダニエウによって鮮烈に塗り替えられる。
ブラジルから来た褐色の巨躯。彼が庭で舞う格闘技「カポエイラ」の躍動は、ワカハが短歌に求めていた「リズム」そのものだった。お姉ちゃんへの憧れは、いつしかダニエウという強烈な「生命」への好奇心へと変わり、ワカハは彼に弟子入りする。
だが、ある夜。ワカハは見てしまう。
障子越しに映る、お姉ちゃんを蹂躙するダニエウの巨大な影。清らかだと信じていたお姉ちゃんが漏らす、淫らな喘ぎ声。
そして訪れた、激しいゲリラ豪雨の午後。
シィカのいない風呂場で、ワカハとダニエウは二人きり、一つの湯船に身を沈める。そこで彼女が触れたのは、お姉ちゃんを狂わせ、自分を震わせる、圧倒的で猛々しい「雄」の象徴だった。
【それから数年後。】
高校生になったワカハは、今も毎日庭でジンガを刻んでいる。
お姉ちゃんとダニエウの破局を知り、独り、夜の闇の中で自分の体をなぞる彼女の指先は、あの日唇に触れた「沈黙の熱」を求めて疼きだす。
「お姉ちゃん、私、もっと強くなるね」
あの夏、和紙に刻んだ湿度のある一首。
少女から女へと脱皮していくワカハの、切なくも官能的な成長の記録。
文字数 2,088
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.06.30
葬祭プランナーとして四国の地方都市で働く青年ソラは、ひょんな事から由緒正しき寺の三男坊のウミと共に異世界へ迷い込んだ。
四国に似た世界、裏四国。そこは唯一神女神アデヤの教えによって統一され、他の信仰を封印された世界。
行く先々で怪異と出会うソラ達は、剣や槍、魔法ではなく弔いによって問題を解決していく。
目指すは異世界の封印された四国八十八霊場の解放。
しかし彼らの旅はいつも寄り道ばかり。ほぼ無駄話、笑いあり涙ありのダラダラ旅。
浮かばれない者がいる限り、放っておけない。頼まれて無くても首を突っ込む二人旅。
これは勇者でも救世主でもない、一人の葬祭プランナーと坊主見習いの二人が新たに加わる仲間と紡ぐ異世界怪異巡礼譚。
文字数 307,580
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.05.10
最終戦争から六十五年。汚染された灰色の空の下、人は空気清浄フィルターなしでは数時間も生きられない。四十五歳のベテラン配達人、ホウジョウ・エメスは、三十年間ただ荷を運ぶことだけを黙々とこなしてきた。
しかし、山中湖の施設へ荷物を届ける旅の中で、彼はかつての戦友や、絶望の淵で生きる子どもたちと出会う。やがて彼の手にある荷物の、そして荷物を運ぶことの意味が変わっていく。
孤独な男は、灰色のこの世界で何を見いだすのか。
文字数 47,115
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.06.26
時は北宋、愚帝のもとに奸臣がはびこる中、侵略の足音が遠くに聞こえる乱世。
義に篤く、忠を重んじながらも正道から外れて生きざるを得ない百八人の好漢たちが、天に替わって正しい道を行うため梁山泊に集う。
おおいに笑い、肉を食らい、酒を飲み、義の道を行く彼らに待つ結末とは――
滝沢馬琴が愛し、歌川国芳が描き、横山光輝や北方謙三が魅せられ、ジャイアントロボも、幻想水滸伝も、すべてはここから始まった!
108人の個性豊かな好漢、108の熱き人生、熱き想いが、滅びゆく北宋の世を彩る痛快エンターテイメント小説『水滸伝』を、施耐庵の編集に忠実に沿いながらもあらたな解釈をまじえ読みやすく。
※原作の表現を尊重し、一部差別的表現や人肉食・流血等残酷な描写をそのまま含んでおります。御注意ください。
※以前別名義でイベントでの販売等をしていた同タイトル作品の改訂・再投稿です。
文字数 360,755
最終更新日 2026.07.01
登録日 2025.09.22
偏差値ギリギリで入った普通高校。
成瀬陽斗は、入学式の朝から自分だけが場違いだと思っていた。
勉強は得意じゃない。
夢もない。
将来のことを聞かれても、うまく答えられない。
そんな彼のクラスに、中学時代「神童」と呼ばれた白石怜央がいた。
だが怜央は、最初の実力テストを白紙で出す。
さらに、過去を抱えた転校生・天宮澪がやってきたことで、平凡だったはずの教室は少しずつ壊れ始める。
順位、偏差値、校則、親の期待、学歴、進路、受験料、奨学金。
学校はなぜこんなにも人を比べるのか。なぜ勉強ができるだけで価値が決まるように見えるのか。
やる気のない無精髭の担任・久我透真は、かつて量子力学の天才と呼ばれながら挫折した男だった。
彼は生徒たちに冷たく言う。
「点数は現実だ。でも、お前の全部じゃない」
数学の因数分解は、バラバラになった気持ちをもう一度まとめること。
英語は、誰が誰に何を伝えたのかを探すこと。
国語は、人の沈黙の理由を読むこと。
物理は、進みたいのに進めない摩擦を見つけること。
歴史は、いまの社会がなぜこうなったのかを知ること。
授業はただの暗記ではなく、彼らの傷を照らし、進むための小さな道具になっていく。
文化祭、体育祭、修学旅行、夏期講習、放課後の勉強会、夜の教室、コンビニ前の寄り道、言えない恋、ほどけていく友情。
最初は馬鹿にしていた学校行事さえ、いつしか彼らにとって忘れられない時間になっていく。
笑って、失敗して、泣いて、また机に戻る。
その全部が、受験だった。無駄だと思っていた時間ほど、あとから彼らを支えてくれる。
これは、普通高校の落ちこぼれたちが、三年間の受験を通して、自分の人生を誰にも雑に決めさせない力を手に入れる物語。
合格だけがゴールじゃない。
不合格で終わる人生もない。
偏差値では測れないものを抱えたまま、それでも僕らは、今日も机に向かう。
文字数 173,236
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.06.15