「龍」の検索結果
全体で3,248件見つかりました。
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった……。
この物語は、「竹取物語の月の世界へ帰った後の話」(男版)をコンセプトに展開していきます。
注:この作品は、小説家になろう、カクヨム、テイルズでも公開していますが、構成が違う場合もあります。
文字数 582,553
最終更新日 2024.09.22
登録日 2024.08.28
ある春のこと。
紅龍国の後宮内で、桑儷杏の焼死体が発見された。
先日後宮入りした「美人(妃)」の一人である黄翠花は、他の「美人」たちとともに呼び出された。ほかならぬ、皇帝に。
紅龍国の皇帝・冷麗孝は二十二歳の若き皇帝であるが、女性に興味がないことでも有名だ。ゆえに皇后はおろか、三妃も不在。現在は翠花たち「美人」が後宮内の女性の頂点である。
もっとも、皇帝がまったく通わないので、「美人」とはいえ名ばかりだ。皇帝が通い気に入られれば三妃の位をいただくこともあるだろうが、そんな日は来ないと翠花は思っていた。というか、来てもらったら困るのだ。翠花は別に、皇帝の妃になりたいわけではないのだから。
皇帝に呼び出された翠花は、彼の口から、美人の一人である欧梓瑜の暮らす宮が全焼し、中から桑儷杏が発見されたと報告を受けた。
そう言えば昨夜遅く、後宮の一角で火事があったと騒がれていたのを思い出した翠花は、そこでふと疑問に思う。どうして、欧梓瑜の宮から発見された遺体が桑儷杏のものなのだろうか、と。
疑問に思う翠花に、皇帝は言う。
桑儷杏は何者かによって殺され、その犯人は皇帝によって集められた翠花の中にいる可能性が高いのだと。
殺人の罪を犯せば死罪となる。それは、後宮内であっても同様だ。
翠花は自らに掛けられた嫌疑を晴らすべく、犯人捜しをはじめることにするのだが――
文字数 72,693
最終更新日 2026.07.13
登録日 2026.06.17
七年間、岩牢に幽閉されていた小春の前に一人の青年が現れる。
「迎えに来た。南へ行く約束、まだだろ」
身に覚えのない言葉に首をかしげる小春とは対照的に
青年・成龍は当然のように牢を破り、強引に連れ出してしまう。
「誰に頼まれた」
「……約束した」
どこまでも噛み合わない二人の会話。山を越え、南を目指す旅のなかで
止まっていた時間と、忘れていた記憶が少しずつ蘇る。
これは、理不尽な罪で人生を止められ昔の約束を
忘れてしまったおっさんと、その約束を決して忘れなかった青年の
少しおかしくて、切ない、再生のブロマンス・ファンタジー。
同性バディ×クソデカ感情 応募作品。
若い男×おっさんのブロマンス。
小春(コハル)/40歳 目前
元・王の側近で、王の肖像画を踏んだ罪で
七年間幽閉された、不運続きのおっさん。
幽閉生活で感情はすっかり擦り減ったが、
皮肉とツッコミだけは健在。
成龍(セイリュウ)/27歳
山で修行を積んだ仙師で、御剣術を操る実力者。
白と水色の装束が似合う、寡黙な高身長イケメン。
小春を救出し、小春との約束を大切にしている。
自分の執着にはまったく気づいていない。
✴︎7月末に完結予定です。
文字数 14,369
最終更新日 2026.07.27
登録日 2026.06.26
【本編完結、番外編をちょこちょこ投稿したりしています】
俺‥異世界転生、しちゃってる‥?
雌雄同体、子どもは子果という実を食べて授かる、持っている力によって髪や目の色が決まる‥?
もう、この世界の常識がなかなか頭に入らない!しかし十六になったら成人なわけで。
独立するために請負人という仕事をするべく試験会場に行けば、突然
「‥俺の伴侶になってくれ‥!!」
と迫ってくる美丈夫が!?ひとめぼれ?この平々凡々な俺に?
仕事に恋?に、必死に毎日を生き抜こうとするジュセルと、ジュセルへの重い愛情を隠しもしない美丈夫ケイレンの、異世界トワでの毎日です。
*ムーンライトノベルズさんでも公開しています。
トワの世界の物語では三作目になります。
①森蘭丸の弟、異世界に渡る
②龍人に救われた女子高生が、前提条件の違う異世界で暮らしていくには
③本作
となります。
文字数 728,628
最終更新日 2026.07.13
登録日 2025.05.30
「俺様を心から愛しやがれ! 無理とか言ってる場合じゃねぇぞこのダボがぁ‼」
幼馴染の身代わりとなって生贄になった少年が、呪いによって美少女の姿になった邪龍(男)に偶然助けられ、なんやかんやあって共に国を救うことになるドタバタ和風ファンタジーです。
邪龍と蔑まれてきた龍が、自分を心から信じてくれる少年と出会い、真の神龍へと成長していきます。
タイトルの「神成り」は「かみなり」と読みます。雷とかけました。
◆◇以下あらすじ◆◇
幼馴染の身代わりとして土地神への生贄となった少年・春真。
しかし、神に喰われる寸前、謎の美少女に命を救われる。
その正体は、呪いによって少女の姿へ変えられた邪龍・轟雷龍――ライだった。
ひょんなことから春真はライを使役してしまい、二人は離れることのできない関係となる。
天上の神々への復讐を誓うライを止めるため、春真はある提案をする。
現在、国では別の邪龍・闇黒龍が復活しつつあり、土地神たちは次々と邪気に侵され、国は滅亡の危機に瀕していた。
「お前が闇黒龍を倒せば、神々はお前に感謝して呪いを解くだろう」
「……確かに、あいつらに恩を売るってのも悪くねぇな」
利害の一致した二人は、闇黒龍の封印を目指す旅へと踏み出す。
旅の途中で出会う人々や妖魔との戦いを経て、ライの呪いを解く鍵が「真実の愛」にあることが判明するがーー
心優しく正義感あふれる少年・春真と、傲慢で喧嘩っ早い邪龍・ライが織りなす、和風バディファンタジー。
誠の愛を知るとき、邪龍は真の神龍へと成る。
文字数 119,486
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.28
とある高官の息子に大怪我を負わせた事で罪人として宮城に連行された燈翠。
本来ならば処刑、もしくは流刑に処されるところ何故か生かされ、代わりに呪い皇子と云われる怜慎の呪いを解く為、彼の元へと連れて行かれる。
噂では人嫌いで冷酷な皇子と云われていた怜慎だが、彼は昔の燈翠を知っているらしく彼だけに対する態度が他と全く違っていた。
だが、とある出来事がきっかけで十五歳以前の記憶を失っている燈翠は自分が何故そこまで気に入られているのかわからなかった。
困惑しながらも呪いを解くために調べ物や鍛錬をしていたある日、二殿下が亡くなり、怜慎に容疑がかけられてしまい……
文字数 188,655
最終更新日 2026.07.27
登録日 2026.03.05
いにしえの龍神が守る山、その集落に「月読」と呼ばれる一族がいる。彼らは結界術を行使し、見えざるものと共に暮らしていた。
集落には退魔師をなりわいとする者たちも暮らす。「月読」を継いだアキラには九郎という幼なじみがいた。成長するにつれて複雑になっていく環境。アキラは運命に翻弄され、周囲の男たちもまたアキラに翻弄される。彼らは自身の運命をどのように乗り越えて行くのか!?
神と妖と人、御山へ住むもの達が織りなす物語。
体格の良い主人公が受けです。妖怪バトルあり、修行あり、エロあります。怪我の描写もあるので血が苦手な方はご注意ください。爽やかではないギャグ要素も出てきます。
エローな描写のページは※マーク表示しています。
2022年に書いた小説の改稿版です。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
作品の表現上、モラルに反した描写もありますが決して推奨しておりません。
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文字数 101,393
最終更新日 2026.07.27
登録日 2026.06.06
文字数 505,931
最終更新日 2026.07.27
登録日 2026.07.08
縁を結んだ人間の願いを叶え幸福に導くとされる福の神。
ある日、大学生の龍川純太は深夜、サークルの飲み会あとのほろ酔いでの帰宅途中、ふいに現れた見知らぬ女から打出の小槌のような物を「これ、あげるっ、もらって!」といきなり胸に押し付けられた。
明るさの乏しい外灯の光の下のその女は、見れば化粧っけもなく髪を乱した年配で表情は焦燥感に満ちている。
「ちょっと、これ何なん・・・・」
酔いの回るぼんやりとした頭で立ち尽くす純太を置き去りに駆け出しながら女は「それ、福の神っ、七回振ると出るからっ、じゃっ」と叫ぶように言い放ち、あっという間に走り去った。
(福の神?)
首を傾げながらアパートの自室に持ち込んだそれは良く見ると金糸銀糸の美しい刺繍が施され幾つかの金色の鈴飾りが付いており、まだ酔いの覚めやらぬ純太の脳裏にさっきの女の言葉が蘇った。
「七回振ると出るからっ」
純太は──振った。
その時、その瞬間から、純太の人生は運命の急流にのみ込まれたかのような思いもよらない方向へと激変をしてゆくことになる。
文字数 12,662
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.07.05
今よりも科学が発達した世界、そんな世界にVRMMOが登場した。
Every Holiday Online 休みを謳歌できるこのゲームを、俺たち家族全員が始めることになった。
最初のチュートリアルの時、俺は一つの願いを言った――そしたらステータスは最弱、スキルの大半はエラー状態!?
ゲーム開始地点は誰もいない無人の星、あるのは求めて手に入れた生産特化のスキル――:DIY:。
はたして、俺はこのゲームで大車輪ができるのか!? (大切)
1話約1000文字です
01章――バトル無し・下準備回
02章――冒険の始まり・死に続ける
03章――『超越者』・騎士の国へ
04章――森の守護獣・イベント参加
05章――ダンジョン・未知との遭遇
06章──仙人の街・帝国の進撃
07章──強さを求めて・錬金の王
08章──魔族の侵略・魔王との邂逅
09章──匠天の証明・眠る機械龍
10章──東の果てへ・物ノ怪の巫女
11章──アンヤク・封じられし人形
12章──獣人の都・蔓延る闘争
13章──当千の試練・機械仕掛けの不死者
14章──天の集い・北の果て
15章──刀の王様・眠れる妖精
16章──腕輪祭り・悪鬼騒動
17章──幽源の世界・侵略者の侵蝕
18章──タコヤキ作り・幽魔と霊王
19章──剋服の試練・ギルド問題
20章──五州騒動・迷宮イベント
21章──VS戦乙女・就職活動
22章──休日開放・家族冒険
23章──千■万■・■■の主(予定)
タイトル通りになるのは二章以降となります、予めご了承を。
文字数 3,756,499
最終更新日 2026.07.28
登録日 2017.08.31
その日の空は蒼かった
レンタル有り婚約者が大好きだった。 彼しか見えなかった。 ……だから、あの人の間に割り込んで来る人は、誰であろうと排除した。 でも、彼は私の事を好きではなかった。 私がした事は…… 私に帰って来た。 それも一度に、容赦も寛容も無く。 あの人の為だけに生きた私は、あの人に顧みられることも無く…… 濁った瞳が晴れ上がった空を映し出していた…… 私は私を追い詰め、落ちる所まで落ちた。 深い穴のような最低の場所から見上げる空は……蒼く、高く、澄み渡っていた。
なんて、馬鹿らしい。
自身の矮小さを思う存分見せつけられ…… あの人への執着が霧散した。
視界が黒く閉ざされ、耳に届く罵声が遠くになり、全てが終わりを告げた時…… 轟音と浮遊感が私を捕まえた。 これで、おしまい。 なにもかもが、無駄に終わったと、そう思った時…… 突然、視界が戻った。
懐かしくも、哀しみに満ちた場所への帰還。 そう、始まりの場所に……
もう一度、やり直せと言う事なの? 苦しみは永遠に続くの? 小さな手が虚空を掴む。 時間が巻き戻されたような感覚が襲う。 でも、あの蒼い空を見上げるまでの記憶は残っている。 そう、残っているのよ。 混乱した私は決心したの。
二度と恋なんてしないって
文字数 2,753,674
最終更新日 2023.05.27
登録日 2018.08.26
目が覚めると、俺は世界最深のダンジョン――最も深き迷宮の最下層で眠るノーライフキングになっていた。
地上を目指して迷宮を攻略する俺を待っていたのは、国家滅亡級の階層ボスたち。
知恵と力を試すスフィンクス。
答えなき問いで冒険者を狩るマンティコア。
レベル100のレッサードラゴン。
そして、人類最強種エルダードラゴン。
普通なら一歩も進めない地獄の迷宮。
だが俺は戦うたびに、自分が規格外のアンデッドであることを知っていく。
疲れない。
毒が効かない。
傷は勝手に塞がる。
魔法も使える。
……そして、ようやく地上へ辿り着いた。
「やっと外だ!」
そう思った瞬間――
太陽の光で全身が燃えた。
「あれ? 俺、アンデッドじゃね?」
世界最強クラスの力を持ちながら、たった一つ叶えたい願いは「太陽の下で日向ぼっこ」。
外へ出られる日を夢見て、古代龍ダスクハウトを仲間にし、大魔公姫イシュタリアを研究員にし、勇者や聖女まで巻き込みながら、今日も最も深き迷宮のQOL改善が始まる!
これは、世界最強なのに世界征服には興味がなく、「日向ぼっこ」のためだけに生きるノーライフキングのダンジョンライフである。
⸻
この作品はAI生成作品になります。
文字数 17,768
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.07.14
父さんがどこかおかしい。それは僕も妹も。なぜ僕は龍の島に興味を? ドラコって誰?
僕はカズ。アイテム合成が趣味で仲間のハイとゾークの三人でアイテム探し&合成を続ける毎日。
ある日父さんが王子に誤ってタンサン毒水を飲ませたことでアトリエ没収の目にあう。
新たなアトリエ探しをするも運悪く人喰いオオカミの逃げ込んだ村に閉じ込められてしまう。
人に変装したオオカミに襲われ村人が徐々に数を減らしていく絶体絶命の大ピンチ。
奴は一体誰に変装したのか?
ウッド爺・フォレーセス・洞窟守・ジョン・村長・村長代理・宿屋の夫婦・お客・隣人……
容疑者はこの中にいる。【人喰いオオカミ編】
ダンジョンでドラコの兄探しを手伝うことに。そこには父さんの秘密が……【謎の少女ドラコ編】
父さんと共にテルファーの案内で魅惑の都市・ベネットへ。
ついにあのファンタジーの神(妄想神)が降臨し危険な世界へ誘われる。【魅惑のテルファー編】
【二部】龍神様復活編。旅立ち編。 ドラゴンアイランド編……
文字数 148,707
最終更新日 2026.07.27
登録日 2026.05.26
今は昔の江戸中期。さる情報屋、金を積まれて青い龍の秘密に挑んでみたり。
もし、そこのお方。一風変わった話をお探しなら、数奇な縁の話など如何でしょう。
…………ああ、そうそう貴方。ちょうど貴方様のことをお呼びしたので御座います。是非ともこの、摩訶不思議な話を覗いていって下さいまし。
さて時は江戸。小国・長見に暮らす美青年、仄火は女好き金好きのろくでなし。さらには”情報屋”なんて食えない商いをしているものだから、来る日も来る日も貧乏暮らしでありました。
ですがその腕は確かなものです。なんてったって仄火には底なしの記憶力を持つ同居人と、人ならざる相棒と、そして何より———「カジュギンカ」があるのですから。
しかし、縁とは分からぬもの。
ある日、とある侍から受けた一つの依頼。それが長見の運命を大きく、大きく揺るがす大事件へと、仄火を巻き込んでしまうのです。
———果てさて、嘘か真か。夢物語のはじまりはじまり。
——————————————
カクヨムさんにて連載中の長編小説です。月曜、水曜、金曜の夜8時更新予定です!
※なんちゃって時代小説なので正確な時代考証とは違う事も多いと思いますが、何卒温かい目で読んで頂けると幸いです。
文字数 66,379
最終更新日 2026.07.27
登録日 2026.06.19
『ヒロインの気高さが最高でした!』文学にいそしむ優等生、勝美詩夏乃がうっかりはまったWeb小説『ビューティー・ヴィクトリア』の作者にメッセージを送ると、すぐに返信が。
『実は、ヒロインにはモデルがいます。ぶっちゃけ好きな子です。今日高校で不良たちにからまれてるとき、彼女がやって来て、5教科の満点のテスト用紙を出して、不良達を怖気づかせちゃったんです』
詩夏乃は思わず息を呑む。これまさに、今日高校でやらかしたこと。
え、これってまさか、あたし!?
そうするとこの作者って、クラスの一匹狼、九龍大河なのか!?
『彼女、めっちゃ尊くないすか!?』
ハンドルネーム・シナモンメルツとして、詩夏乃は自分自身に対する恋の相談に乗ることに……!?
天才作家九龍と熱血系優等生詩夏乃の、ピュアラブ、時々かけひきラブコメ、始動です。
文字数 50,568
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.27
山奥の辺境の村、そこの唯一の治癒士であるクィード・ロランは17歳。半年前に亡くなった父親から治癒士を引き継いでいたが、のどかな村は今日も平和だった。――が、ある日山道で、クィードは倒れてる少女を発見する。
その長い金髪の美少女に治癒魔法をかけ、運ぼうとするクィード。しかし少女は驚くほど重たい! なんとか家まで少女を運ぶが、その少女は目覚めると、金のたてがみの白竜の姿に変身した。
しかし白竜は脇腹にまだ傷を残していて、すぐに元の少女の姿になって倒れる。その傷に治癒をほどこすと、どういう訳か少女は甘い喘ぎ声を上げ始めた。その気持ちよさからか態度を和らげた少女は、光龍王の娘――竜姫プリシアと名乗るのだった……
少年と竜と魔法の冒険ファンタジー、始まります!
文字数 140,504
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.13
辺境にある開墾村ルルドで、ただ静かに畑を耕し家族と共に貧しくも平穏に暮らしていた農民の少年カイル。
しかしその日常は、突如体に襲いかかる異変と、正体不明の凶悪な【黒き獣】によって、血飛沫と絶叫の中に消え去った。
目の前で肉親を惨殺され、すべてを失ったカイルだが、村人達から向けられるのは恐怖と怒りの眼差し。
巨大な獣を何とか倒したカイルすら、村人達からは化物に見え、声をかける事も手助けする事も無かった。
そんなカイルの前に、幼い頃に別れた幼馴染の少女ルーナが現れ「世界を見に行こう」とその手を引いた。
カイルは使い古したシャベルを背負い、家族の形見を持って当ての無い旅に出た。
かつて戦場を渡り歩いた獣人の傭兵レブル、酒を愛するエルフの魔法使いサーニャを仲間にする。
二度目の黒き獣の襲撃を辛くも退けて旅を続けるカイル達。
そこに各国で勇者と呼ばれる英雄が誕生し、魔王討伐の為に仲間を集めているという情報が入ったが、自分には関係のない事だと考えるカイル。
カイルは敵を倒す度に脅威的な速度でステータスが上昇する事に気付き、ステータスを開くとそこには【勇者】という文字が記載されていた。
そんなカイルの前に現れる魔人、そして幼馴染ルーナの喪失。
家族や幼馴染を奪っていく世界に、魔王に対する憎悪と怒りが頂点に達した時、カイルの体が黒き獣へと変貌し始める。
世界に誕生した勇者は総勢千人、対するのは世界を混沌と血泥に落とし込む一人の魔王。
魔王を神と崇める魔神教は神の代理人として、世界中に災厄をもたらす。
勇者として覚醒してしまった農民Aのカイルは、否が応にも血と混沌の渦中へと巻き込まれていく。
千人の勇者の理由とは、黒き獣の正体とは、魔王とは一体何なのか、血で血を洗う救いのない世界の行末は--。
文字数 116,992
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.06.27