「永」の検索結果
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神様、一体どうゆうつもりなんだい?まさか僕らはごみくずだなんて。永久に仲良くするって約束したはずなのに。神様、もうやめてくれ。
文字数 396
最終更新日 2024.06.07
登録日 2024.06.07
25歳無職の主人公が2つ年下のヒロインとくっつくお話。お人好しが過ぎるとこうなるらしい。
注)小説家になろう からの転載です
文字数 8,506
最終更新日 2022.03.24
登録日 2022.03.24
防犯カメラの設置作業の息抜き中、何とも珍しい光景に出会った。
便所に設置された黒いスピーカーから雅楽が奏でられている。
振り向けば、道路を跨いで鳥居、その向こうの地獄の石段を老若男女が登る。
直線。立石寺の約五分の一程の段数でも気を抜けない。
脚と肺の苦痛が参拝者を襲っても、赤錆に塗れた手摺り付きの欠けた石段に一度踏み入れば、周囲の目と背後の開放感に圧倒される。
万が一に怯えながら頂上の平地に到達しても安心や達成感など湧き上がらない。
「二度と登らない」と白茶色の土に吐き出した直情は、顔を上げた瞬間乾燥する。
まだある。その先が隋神門。その先の道を歩んで漸く漆塗りの本殿へと辿り着くが、その時には既に真面な顔にはなっていない。帰る時の事を思えば尚更。
迂回する道は葛折の山道と東参道、駐車場に繋がる比較的楽な坂道があるが、後者らは表参道からは遠く、其方から訪れた者には忌避感を誘う。
死ぬ予定は無い。
今回は迂回して葛折の山道から本殿へ向かう。
緑灰茶の三色の世界に飛び込むと、鳩が岩に石を積んでいた。
豆を与えると翼を広げて、灰と茶の地面に散らばった豆に飛び込む。拍子に積んだ石を崩した。無数の軽い音に驚き、少し項垂れると散った石を再び積み始めた。
再度豆を放る。無限ループ。飽きた。
項垂れる鳩を横目にその場を去った。
七曲と言っても一桁と油断すれば損をする。そんな坂を越えて神社へと続く二つの鳥居と賑わいを目に安心を得る。
茶屋がある。
窓の張り紙に甘酒が下町の酒屋産の米麹で造られていると記述されている。
揚げ餅と甘酒を頼むと、馬が高い声で鳴いた。
薄紙に包まれた揚げ餅と紙コップに注がれた甘酒を乗せた黒い盆を受け取り、木製の長椅子に腰を落とす。
缶の甘酒は舌触りが水っぽく、糖分の主張が強くジュースに近いが本場の甘酒は如何に。
米の香りが鼻腔を通る。水っぽさは無く甘味は薄い。この様な味を世では上品と呼ぶのだろう。胃がぐわぁっと温まる感触が心地良い。
抱擁感のある熱と喉越しに美味いと何度も呟く。
次は揚げ餅。自宅の醤油とは明らかに違うこの抱擁感のある甘い香りは宛ら香水で永遠に嗅いでいたい。
しかし咀嚼する程、舌と胃が不快感を得た。食感と海苔の味は悪くないが、油濃さが辛い。
ともあれ神社で食べる事で味の評価も擁護される。情報を調味料にするのも案外楽しい。
突然鋭い雨粒に撃たれた。歯磨き粉臭にペトリコールと鉄が混じる。寒い。
早急に帰宅すれば早々に固定電話から「森の熊さん」が流れた。
寒い。ストーブの電源を入れる。
画面に発信者の名は無い。番号も無い。受話器を取らずにいると留守番電話に変わり、待機中の音楽が流れた。
寒い。
窓が割れた。今更ストーブが低い音を出した。全く、どうかしている。
寒い。焦るのは私の方だ。暑い。
文字数 14,377
最終更新日 2025.04.25
登録日 2025.04.25
氷の壁に閉じ込められた世界の底、〈底〉。
三年前、アトの村はひと晩で"消えた"。畑も、水車も、母の顔さえも。たった一人、消し忘れられたように生き残った少年は、「わざわいの子」と呼ばれ、誰にも名を呼ばれずに生きてきた。遺されたのは、壊れた星羅針盤ひとつ。それを託した渡り人カムイは「先に行って、待ってる」と言い残し、壁の向こうへ消えた。
ある夜、少年は気づいてしまう。頭上の星々は"遠い火"ではない――壁の外に実在する大地であり、星図は隠された世界地図なのだと。そして星空の中に、どの名も届かない空白がひとつ。あれは、消された俺の村だ。
外を知った者を狩る「観測院」の査問官に追われ、少年は誰も帰らない氷壁の外へ駆ける。武器は、消されたものを一瞬だけ"在らせる"力。代償は、使うたびに自分自身が永久に凍えていくこと。
消えた師の足跡を追い、夜ごとひとつずつ消えていく星の謎を数えながら――創られた者が、いつか"消す側の筆"を奪うまでの物語。
※毎朝更新(第一部完結まで)
※本作はカクヨムにも掲載しています。
文字数 65,048
最終更新日 2026.07.28
登録日 2026.07.11
――どこの馬の骨とも分からなかった君は王子様だった。
「私が愛してるのは――――」
この想いはどこにも届かない。
文字数 29,710
最終更新日 2024.06.25
登録日 2024.04.19
現実と空想が混ざったお話です。
主人公は、自分自身に失望し、ふさぎ込んだ少女。少女の理想と現実はほど遠く。それでも、少女は幸福を求める。永遠に続くように思われる苦しい時間の中で突如現れた光。
そして、出会った天邪鬼な少年。彼にもまた闇があり、それを隠して生きていた。時々見せる彼の優しさと強さに包まれ、変わっていく少女。そんな、少女に少年も心を許す…
そして、いつしか少年と少女はお互いに惹かれ合う。
二人は喜びも悲しみも分かち合い、立ち込める悪運を振り払う。そして、その度に強くなるお互いへの愛しさで心は満たされ、笑顔が増える。いつしか、周りは優しさと暖かさに溢れた。花は綻び、鳥は舞う。耀く黄色、真っ青な青、乙女の桃色、ナチュラルな緑…。ふたりだからこそ感じられるカラフルな感情の色。
最後に待ち受けるのは少女と少年が描いた希望の溢れた明るい未来か、、、
このお話を読んでいくにつれ読者様の考えや思いも変化すると思います。きっと、きっと新しい何かを見つけることが出来るでしょう。
このお話を読んで、読者様がたくさんのものを得られればいいと思います。
どうぞお話をお楽しみください。
ちなみにタイトルのゼラニウムは、花の名前です。是非、花言葉を調べてみてください。
文字数 5,255
最終更新日 2017.03.26
登録日 2017.03.26
イケメンに興味の無いロゼリア・マネットは国一の自由侯爵令嬢。
彼女は、結婚よりも自由を優先するため、無理に交わされた婚約を挙式開始と同時に破棄してしまう。
自由な令嬢は、父親に呆れられ──もうやりたい放題。
しかし、そんな彼女の前に現れた特別な存在は……。
文字数 7,478
最終更新日 2018.09.17
登録日 2018.09.14
――最高の布を織るためには、機織り女は、男を知ってはならない。
師匠でもある亡き祖母から、強く言われて育った里珠。
その言葉通り、十八になるまで、男も知らず、ただひたすらに機織りに熱中していたのだけど。
ある日、里珠の家の庭に落ちてきた男。如飛。
刑吏に追われていた彼に口づけられ、激しいめまいのような、嵐のような情動に襲われる。
けれど、それは一瞬のことで。もう永遠に彼には会わないと思ってたのに。
――面を上げよ。
いきなり連れてこられた皇宮で。里珠を待っていたのは、如飛。
彼は、この国の新しい皇帝で。自分を支えてくれる〝陰陽の乙女〟を捜していた。
代々皇帝の一族は、庶民にはない魔力を持って国を治めていて。その膨大な魔力を維持するためには、身の内にある陰陽を整えなくてはいけなくて。乙女は、皇族と交わることで、陰陽の均衡を保つ存在。
ゆえに、乙女なしに、皇帝には即位できず、如飛は、自らの乙女を必要としていた。
「別に、お前をどうこうしようとは思っていない。ただこの後宮で暮らしてくれればよい」
そう、如飛は言ってくれて、里珠のために、新しい機と糸を用意してくれるけど。
(本当に、それだけでいいの?)
戸惑う里珠に、重ねて如飛が言う。
「愛してもないのに交わるのは、互いに不幸になるだけだ。俺は、国のためだけに誰かを不幸にしたくない」
里珠を想うからこそ出た言葉。過去にいた、悲しい乙女を知っているからこそ、如飛は里珠を不幸にしたくなかった。
それらすべてを知った里珠は、如飛の危機に駆けつけて――?
街の機織り女と力を操る皇帝の、真っ直ぐ一途な恋物語。
文字数 95,179
最終更新日 2024.12.26
登録日 2024.12.01
『アカリが死んだ。』
フリーの芸能ライターをしている田部学は、東京郊外から愛知に帰省し、学生時代からの親友・小川裕人が死んだことを、母から聞かされた。小川の母や、小川の同僚から知り得たのは、小川が昨年9月に亡くなったという事実だけであった。
その一方で、名古屋東風警察署で働く古島未奈は、先月亡くなった、同署生活安全課長・外波山陽一の死を、通夜の席での、外波山の妻の様子から不審視していたが、同課巡査部長・庄田悠一は、全く意に介しておらず、通報のあった、ゲーム筐体の破損現場であるゲームセンターを訪れた。
田部は、小川が東風区内で無理心中の末に亡くなったことや、東風区に隣接する喫茶店「米屋」で働く主婦・石原アサミからの情報で、外波山も不審死したかもしれないことを知り、署に赴くも、全く相手にされなかったが、田部の名前を聞いた古島は、中学時代の同級生であった田部の妹・志帆と連絡を取り、田部は古島と会うことに。
田部は、古島が東風署の刑事から聞き出した、小川の心中事件の現場状況を知ったが、田部の頭にあったのは、篠村サキという、殺人を犯した元歌手のことであった。
文字数 110,414
最終更新日 2025.03.19
登録日 2025.02.19
映画『国宝』は、歌舞伎俳優・喜久雄の栄光と葛藤、そして彼を支え続けた春江の愛の物語である。喜久雄は幼なじみの春江と深く結ばれていたが、歌舞伎の道を極めるため春江は彼のプロポーズを受けず、「私が一番のご贔屓になって特等席で見るから」と距離を置く決断を下す。その愛の形は、古典『曾根崎心中』でお初と徳兵衛が死によって永遠を誓った姿に呼応しつつも、現代的に「生きて支える」ものだった。物語には、喜久雄が舞台で『曾根崎心中』を演じる場面と、現実の春江との関係が巧みに重ねられ、芸と人生の交錯が描かれる。二人が若き日に刻んだ対の入れ墨は、離れても消えぬ絆の象徴であり、春江は表舞台ではなく劇場の客席から喜久雄の芸を支え続ける。『国宝』は、愛の形の多様性と芸を極めることの代償を問いかける感動作である。
文字数 5,595
最終更新日 2025.08.14
登録日 2025.08.14
中世、ヨーロッパのどこか。
命をかけて愛し合い、国を守った二人の女性がいた。
自分にはなにも無いという劣等感から、歴史上初の女性騎士になるという夢を持ったルカ。
ひたすらに努力を重ねて自らの手で掴み取った騎士という名誉。
ただ、その先に待つのは訓練に明け暮れる同じような毎日の連続だった。
だが、ある日その国を女一人で収める姫エルサの専任護衛へと任命される。
人生のすべてを持っていると思っていた姫エルサには、誰にも言えない秘密と孤独があった。
それらを満たせられるのは自分だと気がつくルカだったが、そのときにはもう姫エルサの姿はない。
ー 私は、私という人間に生まれて良かった。なぜなら貴女に出逢えたから ー
生まれた意味を知った後、国を守るため旅立った先で二人は永遠に語り継がれる神話となる。
文字数 178,412
最終更新日 2026.06.05
登録日 2026.03.17
伝染したナルシズム。
こう表すことで、自分を肯定し、庇い、また磨きがかかる。
永遠に繰り返して生きて行くのだ。
醜くて、不細工で、語る価値もない自分語りを。
「個性」と「悲劇」で美しいと錯覚させて。
自分に酔った女に、神は「終わり」という安堵は与えなかった。
酔いは覚めることなく、快楽さえ忘れさせ、孤独に追い込んでいくのだ。
夢と、恋愛と、別れと、仲間と。
道を逸れて進む心地良さに中毒になり、見失い、今を正当化する。
醜く、不細工で。
この世で一番愛おしい。
ーー私。
※素人によるエッセイです。
ノンフィクションというルールは守ってお送りします。
削除、編集、加筆が予告なく行われます。ご了承下さい。
文字数 7,306
最終更新日 2021.02.03
登録日 2021.01.30