「毒」の検索結果
全体で2,712件見つかりました。
「この水槽(へや)が割れるとき、私たちは窒息する」
都心の高級マンション、愛情のない夫、完璧に整えられた静寂。
主婦・麻衣子の日常は、観賞されるためだけに用意された、温度の一定な水槽だった。
その透明な壁を叩き割り、彼女を剥き出しの熱情へと引き摺り出したのは、新進気鋭の建築家・健司。
二人は世間から隔絶された「密室」という名の水槽で、互いの体温だけを酸素に、溺れるような愛を重ねていく。
しかし、その聖域を濁らせる、一滴の毒。
健司の側に現れた若い助手・莉奈。
彼女の指先に灯る「赤いネイル」が、二人の隠れ家のドアを執拗にノックし始める。
「私にも、その水槽の中を見せてほしい。三人で、この遊びを続けましょう?」
暴かれる秘密、届けられる不穏な写真、そして崩れ去る日常の仮面。
莉奈という「毒魚」に侵食され、愛は次第に狂気へと変質していく。
追い詰められた麻衣子が最後に選んだのは、自らガラスを叩き割り、氷のような冬の海へと身を投じることだった。
誰の目も届かない最果ての地で、二人は最後の一息を分け合う。
不倫という閉塞的な愛の極北を描く、衝撃の官能サスペンス。
――たとえ、その自由が死へと繋がっていても、私たちはもう、この場所でしか息ができない。
エブリスタにも掲載中
文字数 52,407
最終更新日 2026.02.23
登録日 2026.02.12
幼なじみであり婚約者だったミリリアとアベル。
しかし、成長し王立貴族院に進学したミリリアは第3王子に気に入られ、彼の妃になれるかもしれないという野心から一方的にアベルとの婚約を破棄する。
自暴自棄になったアベルはアルコール中毒で命を落とす。
息子の突然の死を嘆き悲しむ母親は指輪にアベルとミリリアの名前を刻み棺に納めるが……
文字数 1,943
最終更新日 2023.04.10
登録日 2023.04.10
──この、今見ている景色が夢なのか現実なのか、明確に判断することは可能だろうか。
ある十六歳の少年は、父親のお盆休みに家族四人で父の実家に向かっていた。
実家は長野県松本市にあり、父の運転する車で観光を楽しみながらの旅であった。
平和そのものの日常は、ある宿場町を過ぎた辺りで一転する。
現実か夢か、戸惑う少年は、次第に精神的に追い詰められていく。
本作はフランツ・カフカの「変身」に着想を得て、なにか書けないかとプロットを考えてみたのですが、上手くまとめられませんでした。
「変身」では朝起きると毒虫に変化していたので、知っている人に変わる、知らない人に変わる、小動物に変わる、等など考えてみたのですが、よくある設定で面白くない。よくある設定でおもしろいもの、と思い出来上がったのがこのお話です。
今までとは違うものを書きたかったので、そこはクリアできているとは思います。
面白いかの判断は読んでくださった皆さんが決めることでしょう。
お口に合えば幸いです。
文字数 61,964
最終更新日 2024.10.23
登録日 2024.08.30
日本「最怖」の怪談話として、知らない人はいない鶴屋南北の「東海道四谷怪談」
文政八(1825)年、江戸中村座で初演されて以来、歌舞伎だけではなく、映画等で数え切れないくらいリメイクされた日本を代表する怪談です。
愛する夫・伊右衛門に騙され、毒を盛られ、非業の死を遂げた女性お岩さんの怨霊が伊右衛門や、彼に協力した者達を取り殺す!
この世で最も恐ろしいのは、欧米ホラーのような殺人鬼などではなく「人の念」・・・特に「怨念」である。
世界的にも人気の高い「Jホラー」の古典にして最高傑作・・・そう言い切って良いでしょう。
しかし、この四谷怪談には全く別の話があるというのです。
明治から昭和初期にかけて活躍した小説家、岡本綺堂(1872~1939)氏の短いエッセイ「四谷怪談異説」によると、伊右衛門とお岩さんは仲睦まじい夫婦で、お岩さんは貧困のためにやむを得ず夫婦別々に暮らしていた二人が再び元のように一緒に暮らせることを願って、奉公先のお稲荷様に毎日祈願していた貞女だというのです。
朝、皆が寝静まっている早朝に屋敷の庭先の稲荷に熱心に祈願しているお岩さんの姿を屋敷の主人が目撃し、彼女から事情を聞き、二人が一緒に暮らせるよう力添えをしてくれたため、伊右衛門・お岩夫婦は再び一緒に暮らせるようになったというハッピーエンドストーリー。
現存する「於岩稲荷」は、お岩さんが夫婦が再び一緒に暮らせることを願って祈願していた祠だと言います。
・・・恐ろしい怪談話とは真逆の物語です。
本作は、そんな「もう一つの四谷怪談」を短編にしてみました。
タイトルの「夫婦元結岩咲花」は昔の歌舞伎・浄瑠璃の演目風に「めおともとゆい いわにさくはな」と読みます。
「元結」(もとゆい)は男女問わず髪を結う時に使う紐・糸のことで、伊右衛門・お岩夫婦が再び「元」に「結ばれる」とかけています。
なお、「半七捕物帳」で日本の「捕物小説」の祖となった岡本綺堂氏のエッセイ「四谷怪談異説」は、著作権が消滅しているため、青空文庫等で気軽に読むことが出来ますので併せてお読み頂けると幸いです。
文字数 5,507
最終更新日 2021.06.03
登録日 2021.05.31
私の毒親である、父に対する、正直な気持ちを、短編小説に仕立ててみました。正直な気持ちと、告白です。第6回ライト文芸大賞にエントリーいたします。大賞を狙いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
文字数 1,452
最終更新日 2022.04.30
登録日 2022.04.30
山の上にある、十人だけの小さな分校。
激しい雨の日、崖崩れが起き、学校は外界から孤立する。
生き残ったのは十人の子どもと、一人の女性教師・山嵜理恵。
通信も途絶え、助けも来ないまま、
彼らは分校の中で“生き延びるための時間”を過ごすことになる。
やがて、給食室に残っていた米を炊き、
理恵先生は十一個のおにぎりを作る。
――そのうち、ひとつにだけ、毒が入っていた。
誰が食べるのか。
なぜ入れたのか。
そして、先生の「微笑み」に隠された真実とは。
雨の音だけが響く山の分校で、
十一個の命と、ひとつの罪が、静かに揺れ始める。
文字数 9,388
最終更新日 2025.10.25
登録日 2025.10.21
最後の晩餐。
離婚を目前に、夫婦が笑顔で乾杯をしていた。
互いに相手を殺すつもりで毒を盛っていることに気づかずに……
目を覚ますと、私は、大好きな乙女ゲームの悪役令嬢に、
夫は、その婚約者である王子様に転生してしまった。
転生してまでも、この人とまた一緒になるのは、御免です!
でも、婚約破棄されて死亡フラグを立てるのは、もっと嫌!!
これはもう一度、夫を殺すしかない……。
異世界転生先でも続く夫婦の殺し愛。
物語の結末は、いかに――?
※残虐な表現やグロテスクな描写は一切ありません。
どちらかというとラブコメディです。
「殺し愛」という表現に【R15】を付けさせて頂きました。
エロティックな展開は、今のところ予定しておりませんが、成り行き次第で変えるかもしれません。
文字数 52,812
最終更新日 2025.09.22
登録日 2025.08.31
「産毒症」あるいは「トキシック」。
人間が体内で毒を生産するようになる病気だ。
産毒症患者の作る毒は他人だけでなくそれを作り出す本人の体も蝕んでいき、やがて当人すらも毒で死亡する。
産毒症である克己は、他人に直接触れることができない。
だが、ある日どうしても人恋しくなりデリヘルで「コウ」というボーイを呼んでしまう。
克己の病気への無知故に気さくに接してくれるコウに恋心を抱くものの、「優しくしてくれるのは仕事だからだろう」と一線を引いた距離を保つ——つもりだったものの、ある日デート先でコウからキスをされたことでその関係が崩れ、コウを避けるようになる克己。
その命の限界が、すぐ近くにあることを隠して。
行動力が怖いデリヘルボーイ×猫好きだけど触れない寂しがりや
文字数 63,609
最終更新日 2024.11.16
登録日 2024.10.31
「何というか、あの娘……よく食べていたな」
和平のための使節団の一人、魔道具技師の少女シャルトルーズの食べっぷりに、砂の国の王バーガンディーはしみじみ呟いた。
シャルトルーズがよく食べるのは『悪意を感知する力』を行使するためらしい。ついでに毒も効かないようだ。
「このおかげで何でも食べられてお得なんですよ。腐った物も、味さえ気にしなければお腹だって壊しません!」
元気にそう言っていたシャルトルーズだったが、そういう問題ではない気がする。
これは砂の国の代替わりしたての王バーガンディーと、森の国から来た魔導具技師のシャルトルーズが、友情っぽいものを育みながら、国の騒動を収めるお話。
前半コミカル、中盤からシリアスなファンタジーです。
※小説家になろう様にも掲載しています。
文字数 48,637
最終更新日 2021.10.08
登録日 2021.09.26
ー俺の告発文書。人を探しています。ー
ウェブデザイナーとして働いている高岡優希には秘密がある。それは高岡が過去に実家を燃やし、その後男娼生活を送っていた事だった。
付き合う人間も複数おり乱れた生活を送っていたが、その原因は高岡の過去にあった。
高岡は虐待により会食恐怖症の症状があり、他人と食事をする事の出来ない人間だった。また、他人と接する事に恐怖心を抱く社会不安障害の症状があった。虐待をしてきた家族に復讐をし実家を燃やした高岡に未来はあるのか。
過去と未来が交差する、一人の男の人生を描いた自伝風ダークヒューマンドラマ。
※この作品は犯罪描写を含みますが、犯罪を助長する物ではございません。
※ボーイズラブ描写あります。軽い描写なので同性愛に偏見がない方は是非。
※本作品は“自伝風ミステリー”ですが、フィクションとして執筆しています。登場する人物・団体・事件は実在のものとは関係ありません。
文字数 15
最終更新日 2025.02.06
登録日 2025.02.06
売れない画家が、いつものように人気がないお気に入りの湖の畔で絵を描いていた。
すると、聞いたことのない言語の、美しい歌声が聴こえてきた。
美しい声の主は美しい顔で知らない言葉を操る天使だった。
売れない画家×完全美の毒舌異世界転生者
設定ゆるゆる。
主人公が美的感覚狂わされて変態になる…かもしれない話。
関係がうやむやで終わる可能性が高い。
文字数 13,602
最終更新日 2024.04.04
登録日 2024.03.12
公爵夫人・フローラは、夫に不倫され続けれ、悪役女優風の見た目から「毒妻」と誤解を受けていた。その上、夫の不貞は貴族社会で公然の秘密となり、サレ公爵夫人と見下されていたが、ひょんな事から新米メイドのフィリスと愛人調査をする事に。
そんな折、夫が新たな愛人を作った。愛人は「悪魔な恋愛カウンセラー」とも呼ばれるマムという女だったが、多くの敵を作り、魔術師に呪いをかけられていた。フローラも偶然、魔術師の呪いの儀式に参加してしまうが、その直後にマムは何者かに撲殺されてしまった。これは本当に呪いによる殺人……?
動機のあるフローラや夫も疑われていくが、こうなったら犯人も見つけ出すしかない!愛人の調査能力で謎を解く、本妻つよつよ大逆転コージー・ミステリ。※他サイトに掲載中
文字数 328,612
最終更新日 2025.02.23
登録日 2025.02.23
「――その死に、事件性はない。『神託』である。」
神の言葉【神託】が絶対の真実となる、アルデリア王国。
ここでは、死者の声なき声は、非科学的な儀式によって一方的に決めつけられていた。
そんな世界に、前世の記憶を持つ一人の男がいた。
彼の名はリューク・フォン・ヴァルハイム。公爵家の三男でありながら、魔力を持たない「出来損ない」 。
だが彼の脳裏には、現代日本の法医学者として、数多の死体と向き合ってきた知識と経験が焼き付いていた 。
ある日、王都で起きた貴族の不審死。
誰もが「神のお召し」だと信じて疑わない中、リュークだけが、屍に残された僅かな痕跡から「毒殺」の可能性を見抜く 。
解剖は禁忌 。科学は異端。神託こそが絶対の正義。
そんな逆境の中、彼は前世の知識という唯一の武器を手に、権威と常識に支配された世界の「偽りの真実」に挑むことを決意する。
これは、一人の異端者が、屍に隠された真実を究明し、やがて王国の闇を揺るがすことになる物語。
――科学と魔法が火花を散らす、本格異世界ミステリーの幕開け
登録日 2025.08.06
魔王討伐から約半年、勇者ロルフと聖女リッカが結婚式を挙げた。
今世紀最強のカップルを世界中の人々が祝福する中、その隅でひっそり乾杯する男女がいた。
*オチはないです
*男女混合4人組で男主人公と女主人公を挟んで口論してるチャラ男枠と毒舌枠が、最終話で匂わせるのを書きたかっただけの話
文字数 3,650
最終更新日 2025.11.25
登録日 2025.11.25
無敵チート能力を持ちながら、引き篭もりの書庫のヌシになってた皇女アイシア様と、戦災孤児の身の上から、冒険者ギルドのサブマスターになった主人公エドの織りなす、冒険ファンタジー!
誰も名前を覚えてないくらいに影の薄い病弱、引き篭もり皇女アイシア様は、本人も望まないまま、次期皇帝の候補の一人に挙げられてしまった!
英雄王を目指す剣太子と、我が子を皇帝にと夢見る黒薔薇皇女と言う肉親二人に完全にロックオンされたアイシア様は連日の暗殺攻勢を受けてエライことにっ!
けれど、アイシア様の無敵っぷりは留まることを知らず、暗殺者も毒殺攻勢も余裕で弾き返し、誰も止められない中、大脱出を決断する!
逃げ込んだ先は、大陸の二大勢力が睨み合う混沌とした緩衝地帯の無法都市。
アイシア様は当地の冒険者ギルド、ギルドマスターアレクセイの助言に従い、ギルドマスターに就任すると言う斜め上の方策を取った!
かくして、サブマスターのエド少年の受難の日々と、皇女様の二人三脚世直し大冒険が始まる!
補足説明。
割りと正統派なファンタジー小説です。
系統としては、アルスラーンとか、アルティーナなんかが近いです。
つまり、割と王道ッ!
とか言っときながら、銃火器やら戦車とか、果てやゼロ戦みたいなのとワイバーンが空中戦やってたりもします。カオスッ!
会話中心でストーリ展開させようとした結果、かなり展開が遅いです。
そこはそれ……許容していただきたい!
なお、世界観は、拙作「転生したらチビロリ娘~」と同一の世界となってます。
くろがね達の時代からは500年程経っていて、物語の舞台も魔王城が建っていた回廊地域となります。
転ロリの続編がエターってコケたので、本作は事実上の続編のようなものです。
まぁ、ストーリー的には全然つながってませんし、転ロリ別に読まなくても問題ないですが、
たまに旧作の人物名とか出てきます。
なので、間接的に転ロリの結末なども書くと思いますし、過去編とかもありかなーとか考えてます。
なお、ヒロインのアイシア様は見た目ロリ、かつチョロインの模様、時々ラブいぜ。(笑)
あと仲間達も戦災孤児の子供たちがメインなので、ショタロリ率高いです。
しょうがないですよねー? ロリハーレムみたいになってても!
登録日 2017.09.13
昨日のうれしい出来事と、今の雑感を書いて綴ってみました。軽妙なエッセーです。毒も含んでいます。どうぞよろしくお願いいたします。
文字数 816
最終更新日 2022.05.03
登録日 2022.05.03
【完結済み】 「いいか遥。お前はただの高卒で、俺は選ばれたエリートなんだよ」
優秀な兄と、それを崇める両親。家族の中で「養分」扱いされ、進学すら許されなかった私・佐伯遥。 私は高校卒業と同時に家を飛び出し、必死に働いて、最高の夫と娘という温かい「自分の居場所」を手に入れた。
それから数年後。父の死をきっかけに再会した家族は、私に遺産放棄を迫り、絶縁を突きつけてきた。 私は喜んでそれを受け入れ、二度と関わらない誓約書を交わして他人になったはずだった――。
しかし二年後。 「エリート」だったはずの兄は遺産を食いつぶしてゴミ屋敷の住人に、母は兄の暴力に怯える被害者になり果てていた。 「助けて、殺される!」と泣きついてくる身勝手な母と兄に対し、今の私は無力な少女ではない。
これは、幸せを掴んだ私が、過去の呪縛である「毒家族」を物理的かつ社会的に排除し、本当の自由を手に入れるまでの物語。
※ハッピーエンド確約。 ※ざまぁ要素あり。 ※有能で優しい旦那様が活躍します。
登録日 2025.12.28
神に料理を捧げることで、足りない神力を補ってもらう。それが「神様の料理番」という職業だ。
代々その職に就いている遠野一族の誠は、関東を統括する神から異世界への出向を頼まれる。
食文化だけはほぼ忠実に再現した中世ヨーロッパ時代調の、剣と魔法のテンプレ世界だと言うが、その世界の創造神であるルシリューリクへの心象は最悪に近い。
いざ降り立ってみると"約束"が違う。どこが大神殿だ、森の中じゃねぇか!と毒を吐く誠の姿は狐に戻っていて…?
更に出会った狼獣人のアレクセイは、最初から距離が近い。しかし、自身の出生や一族の秘密のことがあるので、恋なんてどうでもいい誠。
突き放したいのに、アレクセイの腕からは逃れられない。もしかして、これが番いというものなのか?
これは、パティシエである遠野誠がアレクセイを尻に敷きつつ、何やかんやスイーツを作って一攫千金を狙うのではなく、互いの心を狙うハートフルでソウルフルな旅日誌に近い物語である(意訳)。
ムーンライトノベルズさんでも公開中です。
文字数 542,700
最終更新日 2022.03.30
登録日 2021.10.24