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【第一部:完結】
僕は勇者になんか、なりたくなかったんだ……。
◆
剣も魔法も使えない。性格はヘタレで勇気もない。そんな少年が『勇者の末裔』という理由だけで、否応なしに魔王討伐の旅に出ることになってしまった。しかも旅立ちからトラブルや命の危機の連続で、早くも心身は限界状態に!?
だが、自身の弱さを知る彼だからこそ、大いなる力と可能性も秘めている。
――これは心優しき勇者の軌跡!
◆
第一部:全50話(完結)
文字数 102,217
最終更新日 2025.05.11
登録日 2025.04.04
午後十一時四十五分。台風接近により、これが今夜最後のフライトだった。
羽田発札幌行き、JAL873便。出版社営業マンの桜井真一は、急ぎ東京に戻るため最終便に飛び乗った。だが、機内に乗客はわずか十人。異様に少ない乗客数に、漠然とした不安を感じる。
離陸直後、機内放送が緊急アナウンスを流した。
「この便に、爆弾が仕掛けられているという通報がありました。午前一時に爆発するとのことです」
あと五十五分。台風で羽田空港は閉鎖済み、引き返すことはできない。パニックに陥る乗客たち。そして追い打ちをかけるように、さらなる事実が告げられる——「犯人は、この機内にいる」
必死の捜索の末、後方トイレで発見された時限爆弾。だが、飛行中の機内からは投げ捨てることができない。残り時間は刻々と減っていく。
突然の停電。そして一人の乗客が姿を消した。照明が戻ると、黒いフードの人物がコックピット前に立っていた。手には拳銃。
「私の名前は安藤由美。七年前、この航空会社の客室乗務員でした」
彼女が語ったのは、七年前に起きた墜落事故の真実。整備不良が原因で百二十三名が死亡したが、会社は事故を隠蔽し、責任を現場のパイロットに押し付けた。
そして、この便に乗る十人の中に、当時の隠蔽工作に関わった人間たちがいるという。元整備部長、元広報部長、元社長夫妻——安藤は彼らを予約システムのハッキングによって、意図的にこの便に集めていた。
「全ての真実を告白すれば、爆弾を止める」
機内には隠しカメラが設置され、すべてが録画されている。告白するか、全員で死ぬか。究極の選択を迫られる乗客たち。
だが、機長が仲裁に入る。「こんな方法は間違っている。一緒に真実を明らかにしよう」安藤が銃を下ろしたその瞬間、元整備部長が襲いかかった。
銃声。
男は胸を撃たれて倒れた。
爆弾のタイマーは残り五分を切っていた。解除コードを入力するスマートフォンが見つからない。三分、二分、一分——残り三秒で、ようやく爆弾は停止した。
着陸後、安藤は逮捕される。だが、桜井は気づいていた。何かが、まだ終わっていない。
不自然な点があった。機長の反応、そして元整備部長の死の状況。銃口の角度が、物理的におかしい。
真実を追及した桜井が突き止めたのは、衝撃の事実だった。
元整備部長を撃ったのは安藤ではなく、機長本人。彼は安藤の復讐計画を利用し、七年前の隠蔽工作で親友を失った自分の復讐を遂げていた。復讐は、さらなる復讐を呼んでいた。
一万メートル上空の密室で繰り広げられる、恐怖と緊張の二時間。爆弾、銃、そして人間の憎悪が交錯する中、真実は次第に明らかになっていく。
生き残るのは誰か。そして、本当の犯人は——。
これは、最後の乗客たちが体験した、極限のサスペンス。
文字数 6,903
最終更新日 2026.01.04
登録日 2026.01.04
失脚、拘束、拷問、釈放、蟄居。
落ちぶれた元フィレンツェ共和国官僚ニコロ・マキャベリ四十四歳は、再就職のために一冊の書物を書き始める。
添付資料――『君主論』。
ニコロ・マキャベリ、四十四歳。
前フィレンツェ共和国勤務。元第二書記局書記官。外交・軍事・政務一般。
特技は交渉、観察、文書作成、他人の本音を嫌になるほど正確に読むこと。
退職理由は政変。
【応募先】
ロレンツォ・ディ・ピエロ・デ・メディチ殿
【提出書類】
一、献辞
一、政務提言書
一、君主統治実務に関する所見
一、添付資料『君主論』
以上
再就職、未だ叶わず
文字数 5,487
最終更新日 2026.04.22
登録日 2026.04.21
「もう、やってられませんわ! 家出してやる」
セレスは、ブチギレた。
しっかり者の貧乏伯爵令嬢のセレスは、“醜い変人引きこもり”と噂の第三王子、ルイエス殿下との縁談が決まる。しかし、王家の生贄になるのはごめんと、家出を決意する。
飛び出した夜の街で、危ないところを助けてくれたのは、妖艶な美女だった。
彼女は、セレスの今までの苦労話を聞いてくれたり、とても素敵なお姉さんだったが、なぜかセレスに迫り……。
「……好きになっちゃいそう……」
え!? お姉さん……!?
なんか、距離感おかしくありません……!?
※4話完結
文字数 12,712
最終更新日 2026.08.22
登録日 2026.08.19
フットサル場で遊んでいた男子達が、ナンパ目的で女子達に声をかけ「負けた方が言うことを聞く」というルールで、フットサルの試合をする事に。
フットサルの試合が始まった瞬間から、ボーイッシュな女子たちは容赦なく男子の股間を狙ってくる。
ディフェンスもオフェンスも関係なく、執拗に触られ、刺激され、男子たちは徐々に崩されていく。
後半開始早々、男子達も女子チームにセクハラプレーで対抗するも、女子達の二人がかりの反撃に遭い完全に主導権を握られてしまい、女子チームが男子チームを圧倒する結果に。
負けた男子チームが勝った女子チームの言う事を聞くことに。
しかし、男子チームのメンバー達が逃げてしまい、佐伯 優斗だけ取り残されてしまう事に。
試合後、「練習」という名目で女子達に付き合わされ、セクハラプレーで股間やお尻を弄ばれ、真性包茎を晒され、泣かされて、最後はあっさりと捨てられる——。
女性優位・CFNM満載のボーイッシュ女子たちによる容赦ないセクハラフットサル小説です。
収録内容
全59ページ 全ページに挿絵付き
第1話〜第7話(完結)
セクハラプレー、包茎晒し、女性優位プレイ中心
M男様必見の作品です。
AI生成作品となります。
登録日 2026.09.26
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。
が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。
それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。
漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。
生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。
タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。
*カクヨム先行公開
文字数 100,292
最終更新日 2021.02.22
登録日 2020.12.29
聖女の能力を有していた伯爵令嬢のアメリア・レイカールト。
公爵と婚約をしており、彼の領地を中心に守護の魔法で活躍していたが、ある日、必要なくなったとして婚約破棄されてしまう。公爵の私設騎士団が強力になったので、聖女は必要ないとのことだ。
公爵はその後、お気に入りの令嬢と再婚約をすることになる。
聖女の能力は必要ない……自信を喪失してしまったアメリアだったが、王子殿下により救われることになる。
最初は聖女の能力が目当てなのだろうと、信用はしていなかったのだが……王子殿下は聖女の能力に一切触れることはなく、アメリアを大切にしてくれた。どうやら、聖女の能力を行使し、人々を守っていた彼女の純粋な想いに惚れたようなのだ。
次第に、アメリアは王子殿下の為に聖女の能力を行使したいと思うようになっていった……。
ところで……ん? 婚約破棄をした公爵様ですか? なんでも私設騎士団では守り切れないことが多々あるようですが……自業自得ですよね? あ、でも領民に罪はありませんので、しっかりと能力は行使いたしますよ! 公爵様は自分で守ってくださいね!
文字数 7,900
最終更新日 2021.05.22
登録日 2021.05.16
中学男子100m日本記録保持者の早馬結城は、オーバーワークによる怪我と精神的なトラウマによって陸上競技から1年以上離れていた。
しかし高校進学を機に出会った新たな同級生達の影響で、再び陸上の世界に戻るキッカケに出会う。
そんな結城が入部した北城高校陸上部は、地元の中学から多くの優秀な選手が入って来る為、県内でも強豪として名が通っている部活だ。
だが結城達が入学する前年に部内で暴力沙汰が起きており、ある意味での再スタートを切ったばかりだった。
大きな苦難を乗り越えた3年、その苦難に押しつぶされた2年。そしてこれから新たなチームを築いていく1年。
それぞれの世代が葛藤し、主人公と共に成長していく物語。
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・第5回ライト文芸大賞 奨励賞「風になれ!(非公開)」の修正版です。サムネイルはフリー画像を使用しています
・三人称視点です
・登場人物の名前表記は、北城高校(通称:キタ高)の陸上部員が”名前”、それ以外の人物は”苗字”で表記しています。(一部例外あり)
・感想、評価、誤字脱字報告お待ちしております。分からない陸上競技の専門用語がありましたら、いつでも気軽にお聞きください
・暴力描写は第76走あたりに出てきます
・第83走と、第106走以降は「風になれ!」では書いていない新ストーリーです。なお第108走以降は不定期更新になります
文字数 322,156
最終更新日 2023.06.29
登録日 2023.04.24
今から100年と少し前、世界は第三次世界大戦の真っ只中だった。世界中、どこに行っても戦争。戦争。戦争。そんな時代が長い間続いた。しかし、ある日,一つの国が自動戦闘型ロボットの大量生産に成功する。そのロボットは、恐怖心を持たず、ただ,人間を殺せという命に従う。この兵器によってその国は、戦争に勝利する。そして,終戦から数十年後、世界政府との条約で、そのロボットを全て破棄する様に命じられる。しかし,その国は、その命令に、応じなかった、、、、
そして100年後の現代では、その戦闘ロボットが、人間の制御を凌駕し、世界中で暴れている。ただ人間を殺せという命令だけに従ったまま、、、、
そこで世界政府は,戦闘ロボット全てを壊滅させ安全な世界を取り戻すため、対戦闘兵器協会を各国に設立する。
そして,世界中で戦闘ロボットが各国の協会直属の戦闘員によって壊されるなか、日本対戦闘兵器協会にたった一人、戦闘ロボットを壊すのではなく、直す人物がいた、、、
文字数 7,488
最終更新日 2024.03.18
登録日 2024.03.17
フェリックス・エディン・ラヴィゲールは、ネイトステフ王国の第三王子だ。
端正だが、どこか猛禽類の鋭さを思わせる面立ち。
鋭い長剣を振るう、引き締まった体。
第二性がアルファだからというだけではない、自らを鍛え抜いた武人だった。
彼は『竜将』と呼ばれる称号と共に、内戦に苦しむ隣国へと派遣されていた。
軍閥のクーデターにより内戦の起きた、テミスアーリン王国。
そこでは、国王の第二夫人が亡命の準備を急いでいた。
王は戦闘で命を落とし、彼の正妻である王妃は早々と我が子を連れて逃げている。
仮王として指揮をとる第二夫人の長男は、近隣諸国へ支援を求めて欲しいと、彼女に亡命を勧めた。
仮王の弟である、アルネ・エドゥアルド・クラルは、兄の力になれない歯がゆさを感じていた。
瑞々しい、均整の取れた体。
絹のような栗色の髪に、白い肌。
美しい面立ちだが、茶目っ気も覗くつぶらな瞳。
第二性はオメガだが、彼は利発で優しい少年だった。
そんなアルネは兄から聞いた、隣国の支援部隊を指揮する『竜将』の名を呟く。
「フェリックス・エディン・ラヴィゲール殿下……」
不思議と、勇気が湧いてくる。
「長い、お名前。まるで、呪文みたい」
その名が、恋の呪文となる日が近いことを、アルネはまだ知らなかった。
文字数 125,922
最終更新日 2025.03.14
登録日 2024.12.27
ブラック企業で過労死した元サラリーマンの俺が目を覚ますと、そこは異世界——しかも、白金の髪と青い瞳を持つ絶世の美姫の身体だった。状況を理解する間もなく、荘厳な大聖堂で婚約式が始まり、隣国との政略結婚が成立してしまう。
相手は誠実で端正な王子アウレリウス。だが、俺の中身はゲーム好きのおじさん。緊張のあまり口走った「ここでセーブできます!」「Aボタンで話しかけてね」といったチュートリアル口調が、なぜか周囲に「神託」として誤解されてしまう。
婚約式で光を放った古代の案内石(ガイダンス・ストーン)。参列者全員が跪き、「導きの姫」の誕生を確信する。王国の侍女たちは俺の何気ない生活指南——「休憩はこまめに!」「手順を整えて進めよう」——を神の言葉として崇め、庶民は市場で叫んだ「一列に並べ!」を効率化の奇跡と讃える。
やがて「不思議姫」の異名は王都アウレリアを越え、隣国リセンヌ同盟や敵対するカースヴァルト帝国にまで広がる。外交舞踏会では、俺の「矢印キーで回転!」発言が新しい舞踏様式として受け入れられ、軍事会議では「今は布陣を整える時」という何気ない一言が戦術の基点と解釈される。
誤解は誤解を呼び、俺の「段取り指南」は宮廷政治の切り札、外交交渉のカード、さらには戦場での戦術指南へと昇華していく。王子アウレリウスは、奇妙だが不思議と心が安らぐ花嫁に惹かれ、やがて真の信頼と愛情を抱くようになる。
しかし、事態は単なる勘違いでは終わらない。案内石の異常反応が頻発し、古代の伝承が浮上する——「花嫁は封印継承者であり、世界の法則を繋ぐ鍵」。この世界には「ゲーム的な法則」が隠されており、俺の存在そのものがその鍵を握っているらしい。
カースヴァルト帝国は新兵器を投入し、宮廷には裏切り者が潜む。暗殺未遂、舞踏会での襲撃、全面戦争——次々と訪れる危機の中で、俺は「導き姫」として、そして王子の真の婚約者として成長していく。
だが、内心では葛藤が渦巻く。俺の中身はおじさんなのに、こんな美しい姫として愛されていいのか? 王子の優しさに心が揺れるたび、罪悪感が襲う。それでも、彼を守りたい、この国を守りたいという想いが、次第に「花嫁として生きる覚悟」へと変わっていく。
最終決戦では、世界が「クリア状態」となり、俺の存在が消えかける。そのとき、王子が手を伸ばす——「君こそ私の花嫁だ。何があっても離さない」。
俺は最後の選択肢を前に、迷いを断つ。「花嫁として、この世界で生きる」。
誤解から始まったラブコメは、やがて国家の命運と世界の真実に触れる壮大な物語へ——。
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ジャンル: ファンタジー/ラブコメ/メタ風味
キーワード: 転生、政略結婚、誤解、神託、宮廷、戦術、おじさん、ギャップ萌え
文字数 204,979
最終更新日 2025.10.11
登録日 2025.09.29
高校1年生の小島千春はある土曜日、登校中に不思議な少年、児島白兎〈こじま はくと〉と出会った。
人助けをしたいという白兎に、半信半疑のまま手を貸した千春だったが、その能力と人柄に次第に想いを寄せ始める。
けれどある時を境に連絡は途絶え、やっとの思いでみつけた児島白兎は、千春のことをまるで覚えていないばかりか、性格もかなり違っていた。
検証すればするほど大きくなっていく「二人の白兎」の食い違い。
どちらも嘘をついていないとしたら、この奇妙な現象はどこに繋がっていくのか。
いつもは素直に会話もできない母親(物理学講師)も巻き込み、千春は「あの日の白兎」を取り戻すべく、奔走する。
文字数 65,758
最終更新日 2026.04.14
登録日 2026.03.25
執事の名門ローゼス家の青年、アルレオン・ローゼス(通称アル)。
帝国アカデミーを首席で卒業した超エリートの彼は、ある日突然、帝国第三皇女ベラルーナ・スターシア(通称ベルナ)の専属執事として仕えることになる。
皇女殿下の執事に選ばれ大歓喜のアルだが、実はベルナの正体は、死者の魂に触れ、死霊を操る『死霊術師』(ネクロマンサー)だった。
普段は幽霊屋敷に引きこもっているベルナだが、裏ではおぞましい死霊魔法で帝国に潜む邪悪な者たちを闇に葬り、無念の死を遂げた死霊たちを昇天させる死霊皇女(ネクロプリンセス)として暗躍していた。
「今日からアルは、死霊執事になって、私と一緒に帝国の闇を祓うのよ」
ベルナが放った一言で、アルの日常は一変する。
不気味な幽霊屋敷への住み込み、骸骨や幽霊の使用人、響き渡る死者の声、そして邪悪な者たちとの壮絶な死霊バトル――
次々と起こる非日常の連続にメンタル崩壊寸前のアルだが、ベルナから「有能な執事」と高い評価と強い信頼があることを励みに、今日も死霊執事として帝国の闇祓いに暗躍する。
最恐の死霊皇女と超意識高い系エリート執事が贈る、ダーク&コメディファンタジー、開幕!
文字数 31,237
最終更新日 2026.09.03
登録日 2026.09.03
第二次世界大戦後、九州の住民達は突然九州に帰属意識を持ち出し、連合国統治後突如独立国「九州連邦共和国」となった。それはありもしない奇妙な物語の幕開けである。
※この作品はフィクションです。実在の人物や団体とは関係有りません。
文字数 4,019
最終更新日 2016.12.31
登録日 2016.12.31
西暦2037年、とある憲法訴訟が話題になっていた。同性カップルが事実上法的なパートナーになれる法律は憲法違反という訴えであった。その訴訟の担当弁護士は・・・相思相愛の男性であった。裁判と二人の想いの行方はいかに?
文字数 1,377
最終更新日 2019.11.01
登録日 2019.10.31