「迎える」の検索結果
全体で1,995件見つかりました。
猫人族の少女――タズハは希望のない日々を送っていた。
内乱で故郷を追われ、同胞と共に人間族の国に逃げてきてもう二年。
人間族の王は未だ自分たちの扱いを保留しており、タズハら猫人族は難民として城壁の外で暮らしていた。
配給はある。でも、量が全然足りない。
ならば狩りに出かけようにもそれは禁じられており、かといって仕事も与えてもらえず、タズハは毎日飢えに苦しんでいた。
そんなある日、新たに王となったゼイナスが即位披露の場で宣言した。
「優秀な女性を妃に迎えるため、これまでのしきたりは捨て、相手を民衆の中から広く選び出すことにした。そのための選抜試験をこれより実施する」、と。
これをタズハはチャンスだと思った。
試験を通じて猫人族の身体能力の高さをアピールすれば、見る目を変えてもらえるかも。もしかしたら仕事を与えてくれるかもしれない。
「よし!」
こうしてタズハは王妃選抜試験に挑むことにした。
――すべてはこの手で明るい未来を掴むために。
※主人公に恋愛要素はありません。
文字数 86,239
最終更新日 2025.09.28
登録日 2025.09.17
「ねぇセリス、そろそろお前も身を固めてもいいんじゃなくて? 結婚なさいよ、それがいいわ」
ある日突然そんな王女の思い付きにより、稀代の天才魔術師と言われるルーファスと結婚することになった近衛騎士のセリス。
なんだかんだで結婚することになったものの、旦那様と迎えることになった初夜が無事に果たされることはなく--?
性的知識が殆どなく、キスするのにも躊躇うウブな旦那様と、見目麗しくどこから見てもイケメンな奥様が、どうにかこうにか初夜を迎えるまでのあれこれ。
ほのぼのラブコメ。
文字数 63,812
最終更新日 2022.06.30
登録日 2022.06.12
24世紀。ヒトの大部分が滅び、陸地のおよそ三分の二程が砂漠に覆われたチキュウ。長年にわたる技術開発により、人類はチキュウだけでなく、宇宙へと住処を広げていった。
しかし、技術進歩に比例するようにして、国と国の競争、宇宙領域拡大による戦争も過激になっていった。
戦争に使われたのは、22世紀後半に開発が始まったとされ、競争の火種の一つとなっている巨大戦闘機、通称デコードであった。
ただし、一つ難点として、デコードの適合率が最も高いのは20歳未満の子供だということだ。
少年少女たちが戦場に駆り出され、手を血に染めてゆく。
平和への代償に何かを支払うとしたら、貴方は何を支払うか。
何かが動き始め、世界がまた混乱期を迎える。
仲間を失うかもしれない恐怖。
死ぬかもしれないという恐怖。
彼は、多くの人と触れ合い、真実を知り、最後に何を信じ、願うのか。
彼らは何の為に生まれて、何の為に死にゆくのか。同世代の者と戦場で剣を交え、一体何を思うのか。真のエデンプロジェクトとは何なのか。デコードとは何なのか。彼らは、何の為に産み落とされたのか。
「帰ろう……」
「俺達は、人間のなり損ないだ」
「俺達はなんだ、真実はどこにある?」
「永久なる平和のために、最後の犠牲となってもらおう」
「事は既になった」
「これが、私の正義」
「これが、俺の正義だ」
楽園<エデン>の鍵が今、開かれる。
————————————————————————
学生で時間があったり気が向いた時に書きますので不定期更新です。
誤字脱字等見難い箇所もあるかもしれませんがご了承ください。
挿絵、表紙も描いてるので、その分でも遅れます。
文字数 33,597
最終更新日 2021.08.05
登録日 2021.02.05
俺はこの日勇者を殺した。
リュートは、妹と幼馴染を死に追いやった勇者に復讐する為、自らを極限まで鍛え上げる。
やがてリュートは成長限界を迎えるが、異世界から来た勇者との力の差は歴然としていた。
このままでは、どうやっても勝てない……
途方に暮れていたリュートだったが、ある日勇者秋葉剛が見ず知らずの女性を襲っているところに遭遇する。
全身を焦がすような怒りにかられたリュートは絶望的な力の差がある相手である勇者秋葉に戦いを挑む。
小説家になろう カクヨムにも掲載中
文字数 64,879
最終更新日 2021.03.25
登録日 2021.02.16
獲物を一度も狩ったことがなかった落ちこぼれ狩人のレオン。
彼は優秀な狩人の妹と育て親の神父と共に温かい町で、落ちこぼれながらも幸せな生活を送っていた。
しかしある日、その生活は突如として終わりを迎える。故郷を魔獣に襲われ、妹も奪われたレオンは魔女に助けられ、魔獣を使役する力が自分にあると知る。
落ちこぼれだった狩人は故郷の敵を討つため、そして妹を助け出すため、この国の魔獣を狩りつくすことを誓う。
これは、残酷な運命に抗う復讐劇。
文字数 115,414
最終更新日 2022.03.10
登録日 2021.09.07
(スーパー銭湯時代の登場人物)
<一卵性の三つ子の美人姉妹>
長女 水谷美月(みずたにみずき)25歳 スーパー銭湯 専務取締役 バツイチ
次女 橋本雪世(はしもとゆきよ)25歳 会社の経理であり常務取締役 後に離婚
三女 水谷京花(みずたにきょうか)25歳 会社の介護施設部門の責任者
横沢龍生(よこさわりゅうせい)36歳 レストラン事業の元社長。代表取締役社長として入社。
母親 水谷菜々子(みずたにななこ)48歳 スーパー銭湯・介護施設 前社長
雪世の夫の橋本隆司28歳 本社の営業部長
中田総番頭35歳
その他会社スタッフ その時々で紹介
(放課後等デイサービス時代の登場人物)
横沢龍生・・・主人公。支援者として子どもたちと向き合う。
美智子・・・施設管理者。後に中野と結婚。龍生との過去の関係も持つ。
中野・・・正社員。業務の要。後に退職し教職を目指す。
飯島・・・パートスタッフ。龍生に親切に接し、支援の基本を教える。
雄太(児発管)・・・若手ながら支援の信念と責任感を持つ児童発達支援管理責任者。
広川太一・・・中学3年の男子。龍生と深い交流を持ち、施設入所前に別れを迎える。
大崎日葵・・・女子中学生。アンジェルマン症候群。龍生に強く反応する行動を見せる。
京花・雪世・美月・・・龍生と内縁関係にある三姉妹。家族としての絆を再構築していく。
美沙・・・美月の娘。龍生との子どもとして三姉妹で育てられている。
麻衣子・・・龍生の五反田の自宅でのちに妻となる。静かな支えとなる存在。
(あらすじ)
かつてレストラン事業を手がけ、裏では金融業にも関わっていた横沢龍生。レストラン事業を部下の雄二に譲り表舞台を離れた彼は、ある日、雄二からスーパー銭湯と介護施設を営む女性・水谷菜々子のもとへと導かれる。
菜々子の三つ子の美人姉妹――美月、雪世、京花――は、それぞれの立場で会社を支えながらも、心に複雑な影を抱えていた。
龍生は彼女たちと関係を深めながら、川崎の新店舗の再建に挑む。
最初の舞台は、スーパー銭湯そしてその後は障害を持つ子どもたちと向き合う「放課後等デイサービス」へと移る。支援者としての経験もないまま現場に立つ龍生は、子どもたちとの出会い、スタッフとの摩擦、そして別れの涙を通して、「支える」ということの本質に触れていく。
血縁ではないが、確かに家族のような絆。
過去を抱えながらも、静かに再生していく人々。
そして、ゆっくりと流れる時間の中で、龍生の心は少しずつ変わっていく。
これは、優しい奇跡の物語です。
文字数 225,053
最終更新日 2026.02.27
登録日 2025.10.07
どこにでもある家族の物語。
人が亡くなった時って、その人が生きた軌跡みたいなものが思い出と共に感じられる気がするんです。
その中でその人が遺してくれた物が、いつまでも自分の中に生きて、それがまた誰かに受け継がれて。
生きるって繋ぐってことなのかな。
そんな気持ちを込めました。
むらもんたの即興7日小説です。
Twitterにて7日間即興で140字以内で紡いだ物語をどうぞご覧くださいませ。
文字数 801
最終更新日 2022.07.08
登録日 2022.07.08
10歳を迎える年に受ける『成人の儀』
そこで得られたギフトを生かして生きていくのが僕ら庶民の当たり前なんだけど、僕のもらったギフトに物語によく出てくる『異世界転生者』が住んでいて………
文字数 10,490
最終更新日 2026.05.05
登録日 2026.04.24
――特定の相手に一定時間心を読まれる特別な砂糖菓子を手配いたしました。考えていることが全て筒抜けにはなりますが、ご覚悟のある方のみぜひお越しください。
これは、セルバンティス・バルゾーラ王子の婚約者を決める関門だ。
心を覗きたい王子と覗かれることを知って臨むユリア・マスカレド子爵令嬢。それを見守る執事と夢魔。
迎えるのは紛れもなくハッピーエンド。
しかし……登場人物は全員、変態なのかもしれない。
※柴野いずみ様主催のなろうでの「匿名狂愛短編企画」参加作品です。狂愛に見合った内容になるよう書いていますが、ハッピーエンドです。
※他サイト様にも掲載中
文字数 8,634
最終更新日 2024.09.09
登録日 2024.09.09
大陸は、人間と魔族の1000年戦争のただ中にあった。
もはや誰も戦火の始まりを知らず、誰もが「争いは常識」だと信じるほど、終息はその兆しすら見えない。
その1000年の間に、いくつもの王国が滅び、いくつもの魔都が灰となり、無数の英雄が生まれては、死んでいった。
しかし、この『人魔戦争』に巻き込まれたのは、人間や魔族だけではなかった。
森に生きるエルフたちもまた、永劫に続く争いの波に呑まれ続けていた。
彼らは長命であるがゆえに、1000年の移ろいの中において、同じ悲しみをまるごと抱え続ける種族だった。
そして、世界は1000年の時を経て、一つの転換点を迎えることとなる。
1000年の時を生き延びたエルフの中から、1000名の戦士が立ち上がった。
彼らは蓄えてきた膨大な戦闘技術と、類まれな魔法技術を兼ね備える、精鋭中の精鋭。
彼らの目的はただ一つ──人間と魔族、その双方を討ち滅ぼすこと。
森が消えていく音を聞き続けた絶望を力へ変えた彼らを、やがて世界は知ることになる。
これは、戦争を終わらせる物語ではない。世界を一度、完全に終わらせる物語だということを。
文字数 207,614
最終更新日 2026.06.09
登録日 2026.03.31
高校生たちの青春を描きます。
――苦くて辛いこともあるけれど、それでも”青春という今”を紡いでいこうとする高校生たちの物語、ここに始まる。
どういった結末を迎えるのか私自身も想像できません。
紆余曲折することもあるかとは思いますが、少しずつ物語を進めていければと考えております。どうか最後までお付き合いください。
あなたの日々を照らす物語の一つになることを願って。
登録日 2017.04.22
ーー35年前。東京都練馬区のとある住宅街に、未来から猫型ロボットがやって来たらしい・・・・・・
この噂は「当時の近隣住民の話」として語り継がれてきた。
噂の内容には、若干の地域差があるものの、おおむね共通しているのは「猫型ロボットは、あらゆる物の大きさを自在に変えるライトを持っていた」や、「離れた場所へ一瞬で移動するドアがある」、「空を自在に飛ぶ風車が付いたヘルメットで移動する」など、常識では考えられないような道具をいくつも持っていたことだ。
それらの道具を使えば、この地球上に残されていた食料危機や病気、感染症、紛争の解消に至るまで、あらゆる問題を解決する可能性を秘めていたともいわれている。
だが、どれほど優れた道具であっても、重要なのは使い手だ。
高度な人工知能を有する猫型ロボットは、どんな未来を計算したのだろうか。
使い手に選ばれたのは、小学5年生の少年だったと言われている。そして世界がいま、滅亡に向かっているのだと・・・・・・。
これがもし、35年前の世界だったならば、こんな絵空事を信じる人はいなかっただろう。
だが、いま我々人類のなかで、この噂話を疑う人間はほとんどいない。
「語り継がれてきた歴史」となりつつある。
この噂話の最後は、近隣住民のこんな目撃情報で終わる。
ーー妙な電話ボックスに少年がこんなことをつぶやいていました。
「もしも人間がセミと同じ生き方をしたら」って・・・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
人類の寿命はある日、生殖適齢期とされる18歳を迎えた日から7日間と決まった。
世界のルールが変わった瞬間は、テレビや新聞で大々的に報道された訳でもなく、当時流行していたSNSで拡散した訳でもない。
18歳を超えていた大人たちは一斉に、まるで一種の悟りを開いたかのように、自らの余命が7日間になったと知ったという。
多くの大人たちは、自らが死を迎える運命を嘆き、そして若くして命を落とす子どもたちのことを憂いた。
そして、せめて子どもたちが18歳に育つまでの生活基盤だけは残そうと、各国の大人が英知を結集し、自らの死の瞬間まで、必要な社会システムの構築にあてたという。
それは「人類による天地創造の7日間」と呼ばれ、今の子どもたちが大人になるまでの18年間を支えている……。
文字数 2,962
最終更新日 2021.09.01
登録日 2021.08.30
ログアウトできなければ、命は戻らない――。
超巨大VRゲーム「オムニア・フロンティア」。
剣と魔法が飛び交い、無限の冒険が広がるこの仮想世界で、ある日突然プレイヤーたちがログアウト不能に陥る事件が発生する。
ゲームと現実が交錯する中、彼らは何を選ぶのか?
命のタイムリミットが迫る現実世界。
攻略が進まなければ絶望が待つVR世界。
プレイヤーとサポートチーム――両者の戦いが交錯し、予測不能な物語が動き出す。
過酷な戦闘と謎解きが繰り広げられるVR世界で、彼らは希望の光を掴むことができるのか?
そして、命を救うために仲間とともに戦う現実世界で、彼らが迎える結末とは――?
リアルと仮想の狭間で繰り広げられる、命を懸けた脱出劇。今、彼らに残された最後のチャンスは──
「ラスト・ログアウト」だけだ。
文字数 2,088
最終更新日 2024.10.16
登録日 2024.10.16
年号が変わり時代が進み、日本という国は大きな変化を迎える事になったのである。
少子高齢化、未知のウイルス、第3次・第4次世界大戦、南海トラフ級の地震が連発するなど、国家崩壊を招くような事件が度々起こる。
しかし日本の国民たちは負けなかった。
一致団結して乗り切ろうとした。
だが日本を崩壊へ招いたのは、腐敗し切った政府と酒池肉林の限りを尽くす政治家だった。
国民が苦しんでいるのに対して、政治家たちは悠々と豪華な暮らしをしている。
それに耐えられなくなった国民たちは、暴力での革命を起こし政府は崩壊、つまりは日本滅亡である。
そして日本は北星王国・日中合衆国・豊栄共和国・京阪公国・雲耀連邦・琉摩連合国の6つに別れた。
そんな旧日本の札幌に生まれた葵は、父の背中を追って軍人の道へと進む。
再度日本を1つの国へ、天下統一を目指す物語がスタートするのである。
※この物語は完全なフィクションであり、作中に登場する団体・設定・名称は全て架空のものです。
又、特定の宗教・政治に誘導する意図はありません。
文字数 285,191
最終更新日 2025.04.10
登録日 2024.12.23
「君は……なんでここに居るの?」
ここは死に場所。そういう所。
そんな謎の場所に、君は居た。
「私? 私は駒野ノア。絵描きだよ?」
そういう君は僕を描く。平らの世界の小さな場所に、終わりを迎える僕の姿を。
文字数 3,900
最終更新日 2020.04.22
登録日 2020.04.22
18歳の誕生日を迎える前に唯一の家族を亡くした愛俚。
再び独りぼっちになり途方に暮れていた時、気づいたら見たこともない場所にいた。
そこは滅びた国『アリティネ』
愛俚は偶然出逢ったリチュードという男と行動を共にすることに。
彼らは自分たちを反逆者の集まり『トレイタァ』と名乗り国を変えるために戦っていた。
「私を仲間にして下さい!お願いします!!」
私の居場所はもうここしかないから――。
そして運命の出逢いが訪れる。
「今まで国や仲間のためなら命など賭けても構わないと思っていた。でも今は違う……お前と出逢ったから。
お前と共にこの国で生きたい」
ずっと独りだと思っていた。でも今は仲間がいて好きな人がいる。
私はこの国で生きる――。
文字数 11,002
最終更新日 2019.11.30
登録日 2019.11.19
「同士よ!よくぞ私の推し幼女を救ってくれた!褒美として私の世界に転生する事を許そう!」平凡なサラリーマンとして生きていた日本人、田中倫久は車道に飛び出したクマさんパンツの幼女を助けてトラックに轢かれ命を落とした。だが、それを見ていた幼女性愛者の神ヘンタイに善行を認められ、アルトフォン王国の第二王子クレイルとして異世界転生を果たす。そしてクレイルは第二王子として順風満帆な生活が始まる…かに思われたが…。クレイル(倫久)が転生した世界は服を着ると防御力と免疫が下がるというとんでもない世界であった。人は王侯貴族であっても平民であっても全員が全裸で生きると言っても過言ではない。出会った全ての女性の裸が簡単に見られるなんて、前世でむっつりスケベだったクレイルにとっては夢の様な世界…かに思われたのだが…。裸の女性を目にするとすぐに勃起してしまうクレイルには思いのほか生き辛い世界であった。勃起は男性から女性へ向けた最上級の求愛行動。愛の告白であり、王族にとっては求婚である。ゆえに勃起をコントロールする術を身に着けるまで民の前に姿を現さなかったクレイルは、15歳で行われたお披露目式で国王から『クレイルを勃起させた者は身分を問わずクレイルの側室に迎える』と宣言されてしまい…。これは裸=エロ、一夫一妻という日本人の価値観を持つクレイルが勃起に抗いながらも次々に王室ハーレムを築いてしまう子作り譚である。
文字数 22,534
最終更新日 2025.08.31
登録日 2025.08.28
「大金が手に入ったら山分けするわよ。私達、戦友ね。よろしく」
「面白そうだから付き合おう」
【あらすじ】
全人類の九割がコエを失って早数百年。
稀にコエを持って生まれる者は音子と呼ばれていた。
音子は時に怪異という扱いを受け、時には貴重な存在として保護されていた。
恋に恋する学院の女生徒集団に、毛色の変わった娘が一人。
色事に全く興味を示さない男勝りな三回生ヨルシャは、恋のまじないに付き合わされた帰り道、噂で聞いた亡霊に襲われた!
と思ったら勘違いでフーポーという竜族の生徒に遭遇。
全く見かけない顔だったが、世間話をしているうちに意気投合。
なんでも歌の技術は超一流ながら、家の事情で学校を卒業出来ないという。
家計が苦しいからか十七年も留年中のフーポーに同情……する訳でもなく、技量に惚れ込んだヨルシャは自分と師弟関係を結ぶよう迫った。
ヨルシャは数日後に開かれる歌花祭で出場権利を得ていたが、職業斡旋、生活安定、生涯補償の三拍子揃った大賞を射止めるには技量が足りないと悩んでおり、フーポーの歌の技術を手に入れて賞金を山分けしようと考えた。面白そうだからと言う理由で師弟関係を承諾したフーポーとの奇怪な歌の練習をする毎日が続く。
帝竜歴二五〇一年。
この年、世界でも稀なコエを持つ『音子(オトゴ)』達の歌花祭は、ヨルシャを含む数十人の美声を知らしめて、恙無く終わりを迎えるはずだった。
ところが賓客の一人で若き新サイデラーデ王ルイシアが掟を破り、優勝者ではなく三位のヨルシャを引き取るという発言をしたが為に、今年招かれていた三国を混乱に陥れる。
それは長年守られてきた竜族と人間の平和条約を犯すものだった……
+++
10代の乙女向け異世界ファンタジーです。
文字数 124,967
最終更新日 2015.01.23
登録日 2015.01.23