「和」の検索結果
全体で12,269件見つかりました。
人工知能によって管理される楽園・エデンで暮らす双子のナギとナミは、保護者である白狼のシロと共に、穏やかで平和な日々を送っていた。
しかし、好奇心旺盛なナギにとって、何も変わらない毎日は少し退屈で……。
ある日、ナギはナミを巻き込み、エデンの外へ出ようと試みた。
計画は失敗に終わったが、その出来事をきっかけに、シロはついに二人へ旅立ちを許した。
二人は緑に覆われた終末の世界を歩きながら、さまざまな出会いと別れを重ね、そして少しずつ「人」を知っていく。
これはそんな、楽園を旅立った子どもたちが、人と希望を探して歩む、静かで優しい物語である。
※表紙絵はイメージをAI出力したものです
文字数 39,096
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.30
自分は物語の主人公のような輝きはない。平凡なモブとしてこのまま平和に生きていくと思っていた。
結婚式を数ヶ月後に控えたある日、親友のナタリーから衝撃的なことを伝えられたリリアン。
ナタリーのお腹には、リリアンの婚約者であるヴァレリアンの子が宿っているという。
信頼を寄せていた二人に長いあいだ裏切られていたことを知り、リリアンは自分の中にどす黒い感情が芽生えていった。
復讐に赤く燃えるリリアンは、舞台に上がることを決意する。
モブではなく、主人公として――……
これは親友と婚約者に裏切られたリリアンが、復讐のため己の真の強さを手に入れる物語。
文字数 5,954
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.30
魔王を倒した英雄は、魔王亡き世には不要の存在だ。
大きすぎる力は、権力者たちにとっては目の上のたん瘤でしかなかった。
英雄は、いわれのない罪で処刑される。
それでも、世界は平和になった………はずだった。
共通の敵をなくした世界は、それぞれの理由で戦争を始める。
そして、時がたち、新たなる魔王が生まれると、
世界は再び手を取り合い、英雄を望む。
歴史は繰り返されるのか。否。
その魔王は、けして討伐されることはないだろう。
彼が生きている限り。
元英雄は、知った。
この世界に英雄はいらない。
魔王をいかしたまま、戦力は削る。
それが、世界を平和に保つ最適解だと。
これは、元英雄が、影から魔王と人々を守る物語である。
※息抜きに書いてるので不定期更新(しかも時々)
※文庫本一冊分くらいで終わります。
文字数 86,189
最終更新日 2026.07.02
登録日 2026.06.27
金髪、ネイル、軽い口調。
一ノ瀬レイナは、訪問リハに来るには少し派手すぎる作業療法士だった。
けれど彼女は、利用者の歩き方だけを見ない。
玄関の段差、椅子の位置、家族の声色、湯呑みを握る指先、言葉になる前の沈黙。
生活の中に隠れた違和感を、笑顔のまま拾い上げる。
転倒後の廃用と筋力低下で訪問リハを受けることになった高瀬義明。
その妻・澄江は、誰が見ても献身的で完璧な介護者だった。
薬も水も杖も、夫の手が届く場所に整えられている。
家は転ばないように整えられていた。
同時に、夫が動かなくても済むようにも整えられていた。
レイナは気づく。
この家で本当に止まっているのは、義明の足ではない。
廊下の奥にある、開けてはいけない部屋。
玄関に残された古い「絵画教室」の木札。
澄江の爪に残る青い絵の具。
そして額縁の裏に隠されていた、一通の入選通知。
かつて義明は、澄江が絵を描く人生を奪った。
才能がなかったからではない。
才能があったから、怖かったのだ。
レイナは作業療法の名目で、夫婦の過去をほどいていく。
手指の運動として筆を持たせ、歩行練習として玄関へ向かわせ、生活行為の再開として封じられた記憶に触れる。
そのやり方は優しい支援なのか、それとも追い込みなのか。
レイナにも忘れられない過去がある。
退院間近だった文房具屋の店主・岸本春夫。
歩けるようになり、家に帰れるようになった。
けれど彼が本当に望んでいた「もう一度だけ店に立つこと」を、レイナは見落とした。
今度こそ、見落とさない。
そう思うほど、レイナの介入は危うくなっていく。
これは、サイコパス気質のギャル作業療法士が、老夫婦の生活に隠された支配と後悔を暴いていく心理サスペンス。
そして、誰かの生活をほどきながら、自分自身の結び目にはまだ触れられない女の物語。
文字数 39,470
最終更新日 2026.06.27
登録日 2026.06.27
「ウチが犯人とかマジ無理!」
数学の補習を受けることになってしまい、部活動に遅れることを伝えようとした朝霧雪葉は、部長の林原真奈美に「布を取ってきてほしい」と頼まれてしまう。補習があるのにと、仕方なく旧家庭科準備室へ向かうと、クラスメイトの吉崎加古が殺されていた。
遺体を発見してしまった朝霧雪葉は、第一発見者として疑いの目を向けられてしまう。自分ではないと主張する最中、数学教諭の氷室時兼がやってきて――
共感性欠如で感情の起伏が少ないタイプのサイコパス×令和には珍しい平成寄りな陽気ギャルのライトな短編ミステリー。
文字数 14,529
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.30
2×××年の某所。突然、化け物が人々を襲い始めた。
会社員の大和 悠真(やまと ゆうま)の目の前で妹、芽衣が捕らえられ連れ去られた。
助けられず絶望の中、さえない会社員の大和 悠真が【勇者】に選ばれてしまった。
それは過酷な化け物(魔のモノ)との戦いだった。
戦いを進めているうちに人の醜さを知り、絶望していく。
最後に決断した答えは、ハッピーエンドかアンハッピーエンドなのか。
◆現代ダークファンタジー
◆勇者✕ダークファンタジー
文字数 33,331
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.06.26
「俺様を心から愛しやがれ! 無理とか言ってる場合じゃねぇぞこのダボがぁ‼」
幼馴染の身代わりとなって生贄になった少年が、呪いによって美少女の姿になった邪龍(男)に偶然助けられ、なんやかんやあって共に国を救うことになるドタバタ和風ファンタジーです。
邪龍と蔑まれてきた龍が、自分を心から信じてくれる少年と出会い、真の神龍へと成長していきます。
タイトルの「神成り」は「かみなり」と読みます。雷とかけました。
当初は「美女と野獣」のような愛で呪いを解くストーリーを目指していましたが、「美女に変えられた野獣が、野獣に戻るために奮闘する話って面白いんじゃないか?」と思い書き始めたら、こんな話になりました。
文字数 35,098
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.28
伝説の魔王ヴェイルが突然引退し、弟のアベルは魔王を継ぐことになった。
ところが就任早々、妻には離婚され、部下はほとんど退職。
さらに先代魔王が趣味で運営していた「いかがわしい魔道具ネットショップ」が原因で、人間界から「魔界が宣戦布告した!」と大騒ぎになってしまう。
しかし、勇者レオルが菓子折りを持って討伐にやって来たことで誤解はあっさり解決。
……その結果、平和になりすぎて勇者は失業。
住む場所まで失ったレオルは、魔王城へ住み込みで就職することに。
送迎係、子どもの遊び相手、地域イベントの運営。
平和すぎる魔王城で、シングルファーザー魔王と元勇者は、二人の娘を育てながら今日も大忙し。
しかも二人とも恋人募集中。
子どもたちは勝手に再婚計画を立て始め、婚活小説を参考に恋愛を応援する。
これは、戦わない魔王と失業した勇者が、子育てと婚活、そして地域密着のイベント運営に奮闘する、ほのぼの日常ファンタジーです。
文字数 10,771
最終更新日 2026.07.02
登録日 2026.06.30
世界を救った瞬間、俺の人生は終わった――。
魔王を討伐し、ついに掴み取った平和。
しかしその直後、勇者アベルを待っていたのは、信頼していた仲間たちと王太子による残酷な裏切りだった。
「強すぎる君は、これからの世界に不要なんだよ」
胸を貫かれ、聖剣の加護も奪われたアベルは、生きて戻った者はいないとされる魔界の最深部『奈落』へと蹴り落とされる。
すべてを失い、死を覚悟したアベル。
だが、世界への激しい怒りと絶望が、彼の体に眠る【最凶の闇魔力】を呼び覚ます。
文字数 14,097
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.27
①登場人物の紹介
隼は、祖母が守ってきた動物保護施設の修繕費を得るため、恋愛リアリティショーに参加した青年。余計な会話を避けがちだが、嘘を重ねるくらいなら本音を言う。沙樹は、恋愛番組の甘い言葉を信用していない女性。過去に傷つけられた経験を抱えながら、制作会社の不審な契約を調べるため城館へ来た。嘉城は目立つことで自分を保ち、渉は歌声と耳の良さで城館の違和感を拾う。央丞は快適な日常を愛し、達夫は離れて暮らす娘への後悔を抱える。百萌佳は契約書と記録を読み、ひらがなのさきは過去に告発できなかった罪悪感を胸に戻ってきた。
②あらすじ
三月末、内海の孤島に建つ改装中の城館ホテルで、七日間の恋愛リアリティショー『運命の人募集中です』が始まる。参加者八人は、星降る温室、黄昏の屋上、古い野球場跡で甘い演出に乗せられていく。けれど二日目の夜、司会者の久瀬羽角が番組を命がけの選択へ変える。告白、投票、嫉妬、ペア成立。恋愛番組らしい行動ほど、一人だけを助ける筋書きへ近づいてしまう。隼と沙樹は互いを恋人と呼ばないまま、仲間の言葉、音、記録、動物の通り道をつなぎ、久瀬が作った結末を壊そうとする。運命を信じられない二人が選ぶのは、恋の勝ち負けではなく、八人全員で四月一日の朝を迎えることだった。
文字数 21,965
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.25
宮女の明鈴は、同じ玲華宮に仕える春蘭を殺してしまった。
春蘭は、皇帝に召されたはずの宮女だった。
けれど彼女は、誰にも言えない秘密を抱えていた。
明鈴は目撃した女官の翠玉を脅し、罪をかぶせることに成功する。
明鈴の証言と、翠玉自身の自白。
すべては、このまま終わるはずだった。
けれど、玲華宮の主である下級妃・玲華は、翠玉の自白に違和感を覚える。
なぜ、翠玉は罪を認めたのか。
春蘭が抱えていた秘密とはなにか。
寵愛を望まない下級妃が、宮女の死に隠された真相を追う、中華後宮倒叙ミステリー。
文字数 3,015
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.30
世界各地で発生する“粘菌災害”。
腐食し、増殖し、群れとなった粘菌は、やがて意思を持つかのように移動を始める。
その進行先は、日本の一地方都市――翠ヶ峯市。
だが、その土地だけは違った。
発生した粘菌が、なぜか必ず枯れるのだ。
羽翠神社の息子であり、剣道部主将でもある高校生・真城透は、ある夜から奇妙な夢を見るようになる。
翠に輝く勾玉。
神鎖を纏った巨大な獣神。
そして、その背後に広がる、孔雀の羽のような神々しい光――。
『――来い』
夢の中で、自分を呼ぶ声。
やがて透は知る。
自らが、古代より封じられてきた異界の神《翠狼尊》と繋がる存在であることを。
神社庁直属の調査官・天城玲奈。
そして、修験道の系譜を持つ青年調査官・鷺沼颯真。
二人の来訪をきっかけに、封じられていた神話は静かに動き始める。
透へ強く惹かれていく颯真。
一方で、翠狼尊もまた、透を“自らへ繋がる唯一”として求め始めていた。
人として生きるのか。
神へ近づくのか。
侵食されていく世界の中で、
少年は“神”と“人間”の狭間へ引き裂かれていく。
和風伝奇× 邪神ホラー × 学園ダークファンタジー
『翠狼尊奇譚 ― 虚蛇、還る』
文字数 94,130
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.05.05
苦難の果てに、勇者は魔王を討伐した。
暗黒の時代は終わりを迎えて、世界に平和が訪れた。
それから三年後。
勇者は辺境の地で墓守となった。
道半ばで死んだ仲間達を弔う彼は、孤独な日々を送る。
ある日、傭兵との争いから勇者は気付く。
人々は犠牲となった英雄の存在を忘れ去り、その功績を軽視していた。
現状に憤りを覚えた勇者は、ついに決意する。
「人々の記憶に、魔王殺しの存在を刻み込まなければ」
勇者は想い出の墓地を発った。
魔王の血に呪われた彼は、不死身の肉体で旅を始める。
すべてを失いながら、尚も希望を見い出すために。
――救世の勇者は、三年前の使命を再開させるのであった。
文字数 112,784
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.30
遠い昔。光の少女「パン」と闇の人工知能「ドーラ」が人間の底知れない業によって融合し、絶望の化身・パンドラが誕生した。
パンドラが放つ「黒霧」は人々を怪物に変えて自我を奪い、世界は争いのない「強制された平和という暗黒時代」へと沈んだ。
それから永き刻が過ぎた今。
怪物に家族と右腕を奪われた少女・オルガナは、無骨な銀の義手と、唯一パンドラを討ち滅ぼす黄金の光『蝶の羽剣(ステラシフォス)』を手に立ち上がる。
彼女の目的は、単なる「世界の救済」や「悪の討伐」ではない。
理不尽な運命に抗い、ただ真っ直ぐに「自らの意志」を貫き通すこと。
平和を強要する神に抗い、傷つく自由を取り戻すために血塗られた道を往く――「反逆の勇者」の物語。
文字数 81,137
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.26
幹本コンサルティングで契約社員として働く静谷聖菜(しずや せいな)は、普段から物静かで大人しい性格。
オーラがなく、いつも「いるかいないかわからない」と言われる。
幼馴染の和倉恭平(わくら きょうへい)だけが、唯一自分を見てくれたかけがえのない存在で、彼とは二年前から交際を始めた。
恭平は大手総合商社である株式会社五ツ橋商事に勤務しているエリート。
しかしある日、恭平は「他社への情報漏洩」の犯人として会社から糾弾されてしまう。
何かの間違いだと容疑を否定するも、アクセスログや送信したメールなど、偽の証拠をつきつけられて、自宅謹慎処分になり……
愛する恋人のため、どうしてこんなことになったのか、聖菜は調査を開始する。
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存在感の薄い契約社員の女性が、無実の罪で社会的に抹殺された恋人のため、恋人の会社へ潜入し、人生を賭けた復讐を開始する。
※第1回新エンタメ小説大賞 参加作品です
文字数 20,399
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.16
「金で買えないものはない。……そうだろう、閣下?」
1839年、清国・広東。
欧州の金融界で「若き異端」と呼ばれた投資家、ヨシュア・ゴールドシュミット。彼は、アヘンによって国を蝕もうとする東インド会社の非道を、清国の全権大臣・林則徐とともに目撃する。
「やられたら、やり返す。……百倍返しだ」
ヨシュアは豪商・伍秉鑑と手を組み、翌年のロンドン・シティに舞台を移す。武器は剣でも魔法でもない。現代の金融理論と、時代の「通信速度のラグ」そのものを利用した、圧倒的な情報戦略だ。
「反逆者として処刑されたはずのヨシュアが、なぜここに――」
帝国の重鎮たちが祝杯を上げるその会議室に、ヨシュアは舞い戻る。空売り、資産凍結、そして帝国の信頼そのものを崩す情報戦。
「平和は不要と笑ったか。ならば、この国ごと十倍利息で買い叩いてやる」
これは、ただ一人の男が「帳簿」と「信用」を武器に、大英帝国という巨大な権力構造そのものを塗り替えていく、経済逆転劇。
文字数 98,613
最終更新日 2026.05.26
登録日 2026.04.20
元流行作家の秋月は、もう十数年も本を書けていなかったが、秋月の信奉者の桐谷美香からの勧めで起死回生の策としてユーチューブ番組を立ち上げることにした。『歴史探偵! ナイトスクープ』という番組で、視聴者から解いてもらいたい謎を募り、視聴者受けするような謎を選んで、回答を準備して番組で回答、解説するのだ。流石、元流行作家だけのことはあって、ホームページで謎を募集後一週間でかなりの応募が集まり、応募件数の多かった本能寺の変の謎を解くことに決めた。本能寺の変で、信長が暗殺された理由、すなわち明智光秀が信長を自害に追い込んだ理由は、光秀やその重臣達が信長暗殺後、短期間に討ち取られてしまったため、明らかになっておらず、謎とされている。御多分に洩れず、歴史小説家として秋月も本能寺の変について書きたいと思い、資料をかなり読み込み、構想もまとまりかけていたのだが、あと数ピース嵌まればというところで頓挫して、うっちゃっておいたのだ。美香が手伝ってくれると言ってくれたものの、番組は1カ月半後とホームページで告示してしまったため、1ケ月半で構想をまとめ上げ、撮影まで持っていかねばならない。締め切りが大いに気になるものの、美香と一緒に仕事のできる嬉しさもあり、二人で前祝に一杯飲みに行った。都内近郊の居酒屋で、時間も早かったため、すいており、周りを気にせず、二人で本能寺の変の話で大いに盛り上がった。近くの席で秋月の元愛読者で、最近会社からリストラされて暇を持て余している福山に話を盗み聞きされているのに気づかずに。秋月は上機嫌でしたたかに飲んでしまい、美香と駅で別れた後、千鳥足で家に帰る。泥酔していて、鍵を開けて家に入る際に頭から床に倒れ込んでしまった。そして秋月の後をつけてきた福山も共連れで家に入り込んだ。
翌朝、秋月が目を覚ますと、頭はハッキリしているが体が動かない。そして初対面の福山が自分を見守っているのに気づく。福山によると、体が動かないのは一時的な脳震盪に伴う脱力や、長時間の圧迫による神経の麻痺によるもので2~3日で動けるようになるのではないかという。ただし、慢性硬膜下血腫の可能性もあり、これだと後日意識を失ったり寝たきりになる可能性があるという。夕方には救急車を呼んで、ちゃんとした病院で精密検査を受けた方がよい、17時迄に本能寺の変の謎を解け、17時迄に謎を解いたら救急車を呼ぶが、17時迄に謎を解けなければ秋月を放置して去ると福山から申し渡されてしまった。不法侵入で罪に問われるぞと言っても、危ないから助けようと思って家に入ったので刑法37条の緊急避難や、刑法35条の正当な行為に該当し、罪に問われることはない、手荒なこともしていないと、軽くいなされてしまう。謎解きには福山も知恵を貸すというので、秋月は福山を相方に夕方までに本能寺の変の謎を解かねばならぬ羽目に陥ってしまった。
文字数 6,986
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.30
「お前の音楽は、譜面をなぞるだけの死体だ」
ボストンの凍てつく風の中、名門バークリー音楽大学で僕、ショーン・ハミルトンは絶望していた。伝説のジャズ・ピアニストを父に持ちながら、過去のトラウマで空も海も奪われた僕は、箱庭のような大学で「座標」に縫い止められていた。
そんな僕を「無能なエリート」と嘲笑い、バンドから追放した連中に、僕は何も言い返せなかった。
だが、運命が僕を「ゴミ溜めのピアノ」へと誘う。
そこで出会ったのは、理論を「戯言」と切り捨て、音を「美味しい味」で解釈する、バークリー最凶の落ちこぼれ少女・メグだった。
彼女の奏でる、和声理論を蹂躙し、脳漿をかき混ぜるような野生の演奏。
論理と規律を信奉する僕の知性が、彼女のカオスに食い荒らされていく。
「キミの音、壊れてるね。だから、キミが必要なんだよ」
二人の「欠陥品」が重なった瞬間、凍てつくボストンの夜は、世界を震撼させる熱狂の「ブルー・ノート」へと変貌する。
僕を捨てた連中が、僕の「編曲(スコア)」の真価に気づいた時にはもう遅い。
僕たちはもう、五線譜という名の檻を抜け出し、誰も到達できない音の極致へと駆け上がっている。
これは、すべてを失った男が、一人の少女と共に「音楽」を再定義し、世界を青い毒薬で染め上げる、逆転と救済のクロニクル。
文字数 216,728
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.05.01
あらすじ
勇者召喚――
そう思ったのも束の間、
周囲を見渡せば、世界はすでに終わっていた。
海は干上がり、雨は止み、風すら吹かない。
生き物の気配も、文明の残り香もない。
あるのは、静寂だけ。
諦めるには十分すぎる状況で、
オレは考えるのをやめて旅に出た。
旅の相棒は、
世界を歩く“自室”と、
どこか不思議な仲間たち。
腐った大地を整え、
壊れたものを積み直し、
ただ静かに、淡々と進む。
引きこもるほどに、
世界は安定していく。
終末の静寂の中で、
ほのぼのと旅を続けているうちに、
気づけば“未来”が動き始めていた。
これは、
『終末』に引きこもることで、
『ほのぼの』と世界を再起動していく物語。
文字数 80,024
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.06