「高価」の検索結果
全体で74件見つかりました。
【完結済み】
妹はいつも「お姉様ばかりずるいわ!」と言って私の物を奪っていく。
誕生日プレゼントも、生誕祭のプレゼントも、お祖父様が外国に行ったときのお土産も、学園で首席合格しときに貰った万年筆も……全て妹に奪われた。
両親は妹ばかり可愛がり「お姉さんなんだから我慢しなさい!」「お前には妹への思いやりがないのか!」と言って私を叱る。
「もうすぐお姉様の十六歳の誕生日ね。成人のお祝いだから、みんな今までよりも高価な物をプレゼントして下さるはずよね? 私、新しい髪飾りとブローチとイヤリングとネックレスが欲しかったの!」
誕生日の一カ月前からこれでは、当日が思いやられます。
「ビアンカはお姉さんなんだから当然妹ののミアにプレゼントを譲るよな?」
「お姉さんなんだから、可愛い妹のミアのお願いを聞いてあげるわよね?」
両親は妹が私の物を奪っていくことを黙認している、いえ黙認どころか肯定していました。
私は妹に絶対に奪われないプレゼントを思いついた、贈った人も贈られた人も幸せになれる物。その上、妹と両親に一泡吹かせられる物、こんな素敵な贈り物他にはないわ!
そうして迎えた誕生日当日、妹は私が頂いたプレゼントを見て地団駄を踏んで悔しがるのでした。
全8話、約14500文字、完結済み。
※妹と両親はヒロインの敵です、祖父と幼馴染はヒロインの味方です。
※妹ざまぁ・両親ざまぁ要素有り、ハッピーエンド。
「Copyright(C)2021-九十九沢まほろ」
他サイトにも投稿してます。
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
2021/07/17、18時、HOTランキング1位、総合ランキング1位、恋愛ランキング1位に入りました。応援して下さった皆様ありがとうございます!
文字数 15,687
最終更新日 2021.07.18
登録日 2021.07.16
〜巨人のアレは挿れるのも大変なんです! そして挿れてからも大変でした〜
仕事で叱られて、やけ酒を飲んでいたら酔っ払ってチンピラに絡まれ、気付いたら異世界転移をしていたうだつの上がらない新卒サラリーマンの岸侑人。
異世界で冒険者に拾われ、保護されたけれど使命ナシ加護ナシ魔力ナシの不遇な状況で、おまけに周りは大男ばかり。
描くのが上手いと褒められた魔法陣も魔力がない為に使えず、発動させる為には高価な魔力インクを必要として――からのある方法で生産職チート!?
おっきい人とちっさい人のイチャイチャケンカップルで、途中からガッツリR-18になってます(具体的には⑯から)。
更に㊲辺りはR-20と言っても過言ではないです……。
投稿日からほぼ毎日更新です!
文字数 428,844
最終更新日 2022.04.03
登録日 2021.10.04
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
文字数 3,061,146
最終更新日 2024.05.30
登録日 2021.12.30
伝説の「静者の書庫」の司書、どこかのんびり感のあるリアーナ・ローズブレイドは世界で1人朗唱魔法、それに加えて風の最上級魔法が使える天才魔法士である。最近、世間では亡霊騒ぎが多発している。リベール王国内の国民、そして騎士団は亡霊騒ぎの話題や任務で持ちきりだった。
そしてリアーナは、4歳の時に突如行方不明になってしまった両親を探していた。ある日亡霊騒ぎの鎮静と、「月影の騎士団」の素性を暴けと言う任務をアリオス、そして星導騎士団共に命じられたがその亡霊と月影の騎士団はリアーナ、それからリアーナの行方不明の両親に深い因果があることが判明する。
同時に弱冠17歳で星導騎士団に所属しているが、リアーナを献身的に世話を焼く&特殊な喋り方をするアリオスと波瀾万丈な日常が幕開けした。
リアーナは大切な人と再会する事はできるのか。
「あの!そんな高価な食べ物は頂けないよ……!」
「なによ。そんなに高い物でも何でもないと言ってるでしょう?早く食べなさい」
「だからいらな、!」
「あんたいらないっていったわね!?」
静者の書庫の謎、そして騎士団探しを通して様々な時間に巻き込まれる!
文字数 28,072
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.29
過去に名家を誇った辺境貴族の生まれで貴族の三女として生まれたミラ。
しかし、才能に嫉妬した兄や姉に虐げられて、ついに家を追い出されてしまった。
彼女は森で草を食べて生き抜き、その時に食べた草がただの草ではなく、ポーションの原料だった。そうとは知らず高級な薬草を食べまくった結果、体にも異変が……。
知らないうちに高価な材料を集めていたことから、冒険者兼薬師見習いを始めるミラ。
新しい街で新しい生活を始めることになるのだが――。
新生活の中で、兄姉たちの嘘が次々と暴かれることに。
そして、聖女にまつわる、実家の兄姉が隠したとんでもない事実を知ることになる。
文字数 101,285
最終更新日 2023.05.16
登録日 2023.04.09
リトス王国宮廷魔導師の家系に生まれたエルミーヌ・サフィール。しかしエルミーヌの生まれ持った魔力は人間離れしており、まともに魔法が使えず制御もままならない有様。魔力の暴発を恐れて友人もできない日々を、エルミーヌは家に引き籠もってレース編みに没頭していたが、ある日突然やってきた竜生人《ドラゴニュート》の男性イオニスに堂々と宣言されてしまう。
「今からお前は私が貰い受ける」
イオニスはドラゴニア九子連合国の王の一人で、結局国同士の話し合いによってエルミーヌは強制的に嫁ぐことに。
ところが、竜生人《ドラゴニュート》と人間の習性の違いからすれ違い、エルミーヌはイオニスを拒絶して思いっきり魔力をぶつけてしまい、怪我を治すためには高価な薬が必要と知ってエルミーヌは稼ぐ方法を考える。
そこでとある人物の助言もあって、エルミーヌは稼ぐために魔導匠を目指すことに——!
文字数 47,806
最終更新日 2023.09.27
登録日 2023.09.27
私は貧乏男爵家の四女アロイーズ。容姿にも自信がなかった私は、貴族令嬢として生きるよりは仕事を持って生きようとした。看護婦養成所に行き、看護婦となり介護の勉強もし、大きな病院に勤めたのだ。
「貴族のくせにそんな仕事に就いて・・・・・・嘆かわしい」
「看護師なんて貴族令嬢のやることじゃないわよね」
社交界ではそんな評価で、両親も私を冷めた目で見ていた。だから、私は舞踏会や夜会に出ることはなかった。その夜会に出る為に着るドレスだって高価すぎて、私には分不相応なものだったから。
それでも私はこの仕事にプライドを持って、それなりに充実した暮らしをしていた。けれどお父様はそんな私に最近、お見合い話をいくつも持ってくる。
「お前は見栄えは良くないが、取り柄ができて良かったなぁ。実はマロン公爵家から結婚の申し込みがきている」
「公爵家からですか? なにかのお間違いでしょう?」
「いいや。マロン公爵の父上で後妻を希望なのだ」
「その方のお歳はいくつですか?」
「えっと。まぁ年齢は70歳ぐらいだが、まだ若々しい方だし・・・・・・」
私にくる結婚の釣書は、息子に爵位を譲った老貴族ばかりになった。無償で介護をするための嫁が欲しいだけなのは想像できる。なので私は一生、独身でいいと思っていた。
ところが、ドビュッシー伯爵家の麗しい次男クレマンス様から結婚を申し込まれて・・・・・・
看護婦養成所や介護師養成所などあります。看護婦はこの異世界では貴族令嬢がする仕事ではないと思われています。医学的にはある程度発達した異世界ですが、魔女や聖獣も存在します。青空独自のゆるふわ設定異世界。
文字数 15,318
最終更新日 2022.08.19
登録日 2022.08.12
「ベルティーユ、こうして会うのは3年ぶりかしらっ。ねえ、聞いてくださいまし! わたくし一昨日、隣国の次期侯爵様と婚約しましたのっ!」
久しぶりにお屋敷にやって来た、幼馴染の子爵令嬢レリア。彼女は婚約者を自慢をするためにわざわざ来て、私も婚約をしていると知ったら更に酷いことになってしまう。
自分の婚約者の方がお金持ちだから偉いだとか、自分のエンゲージリングの方が高価だとか。外で口にしてしまえば大問題になる発言を平気で行い、私は幼馴染だから我慢をして聞いていた。
――でも――。そうしていたら、あることに気が付いた。
レリアの婚約者様一家が経営されているという、ルナレーズ商会。そちらって、確か――
文字数 32,022
最終更新日 2021.11.18
登録日 2021.10.17
※12月17日、本編が完結いたしました。明日18日より、番外編を投稿させていただきます。
真に愛すべき人と出逢い、興味がなくなった。そんな理由で私は一方的に、ロズオルヤ伯爵家のジル様から婚約を解消されました。
そうして私達の関係はなくなり、そのためウチが行っていたロズオルヤ家への金銭的な支援が止まることとなって――
「支援がなくなれば、現在のような裕福な暮らしが出来なくなってしまう――リリアンに愛想を尽かされると、考えたんだろう」
「確かにもう高価なものを贈れなくなってしまうが、問題はない。リリアンは俺からの愛さえあればいいと思ってくれている清らかな人なのだからな!」
――そうすればジル様はまるでウチが嫌がらせをしているかのように語り、私やお父様をたっぷり嗤って去られたのでした。
そう、なのですね。貴方様は、何もご存じないのですね。
ジル様が絶賛されているその方は、実は――
文字数 29,604
最終更新日 2021.12.21
登録日 2021.11.21
**滝吉、再び! - 詐欺師から小説家への道**
🎩📖 かつての詐欺師、滝吉が帰ってきた!今度は小説家として?!そう、あの滝吉が、ペンを手に取り、自らの半生を綴ることにしたのだ。しかし、彼の過去はそう簡単には彼を離さない。詐欺師の血は、やはりページを通しても滲み出るものなのか?
🍰☕️ 白鷹町の小さなカフェ「風の音」で始まる新しい人生。コーヒーの香りと手作りケーキの甘い誘惑に包まれながら、滝吉は更生を誓う。だが、彼の心の中では、新たな詐欺の計画がくすぶっていた。高価なアンティーク品の偽物を売りつけるという、なんとも言えない"芸術的"な詐欺を!
🚓🚨 しかし、滝吉の計画は長くは続かない。鋭い目を持つ女性が彼のカフェに現れ、彼の計画を見抜く。再び警察のお世話になることになった滝吉は、刑務所で「詐欺師としての俺の人生は、もう終わりだ…」と悟る。だが、滝吉の物語はそこで終わらない!
🖋️📚 刑務所内で執筆した小説がベストセラーに!滝吉は小説家としての成功を手に入れるが、その小説が実際にあった詐欺事件を題材にしていたため、再び逮捕。詐欺師としての彼の人生は終わりを迎えたが、小説家としての彼の作品は、これからも読まれ続けるだろう。
🤣😂 滝吉の懲りない性格と、失敗に終わる結末が、この物語をコミカルにしている。精神病院に入院しているにもかかわらず、またしても詐欺を企てる滝吉。小説という巧妙な手段を使って、投資家から金を騙し取ろうとするが、計画は失敗に終わる。滝吉の次なる一手に、ご期待ください!
文字数 5,995
最終更新日 2024.05.18
登録日 2024.04.30
魔法のオナホは、リンクさせた女性に快感だけを伝えます♡ 超高価な素材を使った魔法薬作りに失敗してしまったお弟子さん。強面で大柄な師匠に怒られ、罰としてオナホを使った実験に付き合わされることに───。というコメディ系の短編です。
※エロシーンでは「♡」、濁音喘ぎを使用しています。処女のまま快楽を教え込まれるというシチュエーションです。挿入はありませんがエロはおそらく濃いめです。
キャラクター名がないタイプの小説です。人物描写もあえて少なくしているので、好きな姿で想像してみてください。Ci-enにて先行公開したものを修正して投稿しています。(Ci-enでは縦書きで公開しています。)
ムーンライトノベルズ・pixivでも掲載しています。
文字数 8,625
最終更新日 2024.01.06
登録日 2024.01.06
進治は、「吸い魔狂の館」と地域で呼ばれている、豪邸の廃墟に、忍び込んで金目のものを取ってくるように、不良グループに言われて中に入っていく。高価そうな鏡が眼について、近寄ってみると、その鏡に自分の姿が映っていない。その鏡に手を触れると雷にうたれるような痺れが全身をはしった。
何も持たないで出てきた進治を、不良グループのボスが近寄ってきたとき、進治の眼が光りだした。進治の身体全体が光りだすと、不良グループのボスの身体が宙に浮き上がった。進治の身体が光っているのをやめると、不良グループのボスの身体が地面に叩きつけれた。やっとのことで起き上がると、その場から去っていった。他の者もボスに続いて去っていった。
社会人になった進治は、学生の時の友人である光太郎と同じ会社に入社した。そこにおいても、進治の眼と身体が光ることによって、光太郎を窮地から救うことがあった。二人共同じ国に海外赴任することになるが、そこにおいても進治の眼と身体が光ることによって光太郎を窮地から救うことがあった。
だが、そのような不思議な出来事が起こったことを進治もその場にいた者まったく覚えていなかったのである。
護送車が事故に遭い、逃走した鮫川権吉は、務所仲間の老人から聞いていた無人島に逃げた。無人島の洞窟で見つけた鏡には映った人の姿を人に見えなくする不思議な力があった。その力を利用して権吉は、巨万の富を得て、会社を経営するほどになった。名前を三田園健吾と名乗って経済界躍り出ることになった。
香風堂が健吾の経営する投資会社に買い取られ、健吾は香風堂の社長にしばらく就任することになった。香風堂の社員であった瑞瑠は、健吾の意向によって秘書室に異動することになった。健吾は鏡の力を使って、瑞瑠の夫、米蔵が精神的に異常をきたすように画策する。
健吾の思惑通り、瑞瑠は米蔵と離婚することになったが、仕事で香風堂に来ていた進治が、瑞瑠と携帯番号とメールアドレスを交換しているのを見た健吾は、進治を米蔵と同じ目に合わせようと画策した。鏡の力を進治に対して使おうとした時、進治の眼が光り、身体が光り、鏡の威力が消えてしまった。
鏡の威力が消えてしまってからというもの健吾の会社は悪化の道を辿るのみで、やがて財産のほとんどを失うまでになってしまった。
文字数 71,598
最終更新日 2024.05.11
登録日 2024.05.11
【バックナンバーは、どの作品からでも問題なく読めます】
老人向けシェアハウスで、資産家の老女・一瀬晶が殺害された。
彼女は生前、自身の遺産を当てにしているであろう同居人たちを恐れ、探偵・宇治十条に高価な壺を彼らから守るよう依頼していた。
彼女は、金に目が眩んだ同居人たちに殺されたのか?それとも――?
宇治十条が導き出す答えとは?
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筑波大学学園祭「雙峰祭」にて、筑波大学ミステリー研究会が出店する喫茶店で、毎年出題しているミステリクイズ、「5分間ミステリ」のバックナンバーです。解答編は、問題編公開の翌日に公開されます。
5分間と書いていますが、時間制限はありません。
Vol.7は、2015年に出題された問題。
出題当時、喫茶店での正答者は0人。
是非腕試しをしてみてください。
文字数 4,195
最終更新日 2019.10.25
登録日 2019.10.24
第11回ネット小説大賞一次選考通過作品。
「愛するアデラの代わりに生贄になってくれ」愛した婚約者の皇太子の口からは思いもしなかった言葉が飛び出してクローディアは絶望の淵に叩き落された。
元々18年前クローディアの義母コニーが祖国ダレル王国に侵攻してきた蛮族を倒すために魔導爆弾の生贄になるのを、クローディアの実の母シャラがその対価に病気のクローディアに高価な薬を与えて命に代えても大切に育てるとの申し出を、信用して自ら生贄となって蛮族を消滅させていたのだ。しかし、その伯爵夫妻には実の娘アデラも生まれてクローディアは肩身の狭い思いで生活していた。唯一の救いは婚約者となった皇太子がクローディアに優しくしてくれたことだった。そんな時に隣国の大国マーマ王国が大軍をもって攻めてきて・・・・
しかし地獄に落とされていたシャラがそのような事を許す訳はなく、「おのれ、コニー!ヘボ国王!もう許さん!」怒り狂ったシャラは・・・
怒涛の逆襲が始まります!史上最強の「ざまー」が展開。
そして、第二章 幸せに暮らしていたシャラとクローディアを新たな敵が襲います。「娘の幸せを邪魔するやつは許さん❢」
シャラの怒りが爆発して国が次々と制圧されます。
下記の話の1000年前のシャラザール帝国建国記
皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!
https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/129494952
小説家になろう カクヨムでも記載中です
文字数 102,988
最終更新日 2021.09.13
登録日 2021.05.24
事業に失敗した父親の借金の返済期限がやって来た。数十人の金貸し達が屋敷に入って来る。
屋敷に一人残された男爵令嬢の三女カノン・ネロエスト(17歳)は、ペットの大型犬パトラッシュと一緒に追い出された。
長い金髪を切られ、着ていた高価な服もボロ服に変えられた。
そんな行く当てのない彼女に金貸しの男が、たったの2500ギルド渡して、冒険者ギルドを紹介した。
不幸の始まりかと思ったが、教会でジョブ『道具師』を習得した事で、幸福な生活がすぐに始まってしまう。
そんな幸福な日常生活の物語。
文字数 203,378
最終更新日 2022.07.07
登録日 2022.06.09
ギルバルト伯爵家の姉妹である私ーーアイリスと義妹のディアンナ。
私は亡くなった母の意思を継ぎ、薬の研究に没頭していました。
そんな私を継母と義妹は根暗と蔑み、日々過酷な扱いをしてきました。
ある日、義妹は私が毒薬を研究していると嘘を言ってきました。義妹は婚約者を寝取る為、私が邪魔だったようです。
私は無実の罪を着せられ実家を追い出されてしまいます。
そんな時に私は隣国に薬師として招待されます。
「病に侵された王子の命を助けて欲しい」
そう言われた私は隣国に行き、王子の病を薬で治すのです。
すると王子から「あなたは命の恩人です。是非僕と結婚してください」と求婚されてしまいます。
一方その頃。妹と婚約者それから継母は流行病に侵されたそうです。
そしてあろうことか、私に戻ってきて欲しいと要求してきます。
しかし私を雇っている宮廷がその要求を断っていました。
その頃、私は王子に求婚されている上にホワイトな宮廷で薬師として重宝されていました。作った薬は貴重となり大変高価に取引されるようになったのです。薬を購入するため、義妹達は屋敷を売り払わなければなりませんでした。
生活のため、義妹は否応なく、宮廷でメイドとして働き始めるのです。
これは嘘つきの義妹に婚約者を略奪された私が、王子に求婚され、ホワイトな宮廷で幸せになるお話です。
文字数 92,586
最終更新日 2021.04.15
登録日 2021.02.22
立派な王城の端に隠れ建つ、朽ちかけた『魔女の塔』。
この古い円塔に研究室を構えるのは、ずぼら魔術師のアズレイアだ。
彼女は長らくひきこもり、平穏な研究生活をエンジョイしていた。
顔を合わせるのは稀に来る怪し客とお堅い門番のカルロスのみ。
人知れず研究を続ける彼女だが、研究費のためならばと裏で『淫紋描き』も引き受ける。
「魔術師だってお金がなければ食っていけないのよっ」
高価な極薄紙に特別なインクで描かれる『淫紋』は、繊細な作業と高等魔術を必要とする非常に希少価値の高い魔法紋。
その特殊なインクの精製には、普通のルートではまず手に入らない怪しい高級素材の数々が必要となる……。
そんなシロモノとはつゆ知らず、今日も怪しい素材を抱えたカルロスが勝手知ったる塔の扉を開いて入ってくる。
彼が開いた塔の扉横には、山積みにされた在庫素材。
それは乱雑に積み上げられて、いつ倒れてきてもおかしくない。
そう、ほんの一押し、誰かがちょっとぶつかれば──。
ずぼらでひきこもりな高位魔術師アズレイアと、訳あり堅物門番カルロス。
二人のちょっと大人で切羽詰まった恋愛事情。
ーーー
長編版の元になった短編。
さくっと読めるようにこちらも置いておきます。
文字数 12,410
最終更新日 2023.02.26
登録日 2023.02.26
両親を事故で亡くし、ある日突然、子爵家を切り盛りすることになった十六歳の子爵令嬢ナタリー。
ところが実家は借金まみれ、使用人への給与は二ヶ月未払いの挙げ句、婚約者にまで逃げられ、幼い弟を抱えて途方にくれる暇もない。
「ど……どうしよう……ッ!!」
「お嬢様、もう無理です! これ以上は破産します!!」
今の自分に使える武器は、『貴族であること』『若い未婚女性であること』、そして――亡き父が趣味で作った一見『高価に見える皿』。
「年齢問わずお金がある順に、独身男性リストを作ってちょうだい」
「お嬢様、何をされるおつもりですか?」
「一儲けするのよ!!」
頑張る貧乏令嬢と、次第にほだされ溺愛してしまう大富豪スパダリのお話。
文字数 15,370
最終更新日 2024.03.03
登録日 2024.03.03