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第8回ほっこり・じんわり大賞 参加作品
文字数 4,169
最終更新日 2025.06.04
登録日 2025.06.04
結婚式場『KOTONOHA wedding』のウエディングプランナーとして働く河北栞は、仕事の忙しさに限界を感じて退職する決意を固めていた。そんなある日、栞の父、豊から、母の爽が幼少期から『KOTONOHA wedding』で結婚式を挙げたかったという夢を知る。誰にも知られず、母の胸のうちにだけ存在していた夢。豊の依頼により二人の結婚記念日『十二月五日』に式を挙げさせたい栞。しかし、結婚式場は、繁忙期により予約がいっぱい。爽の夢を叶えようと奮闘する中で、栞は職場での意外な一面を見ることになる。果たして結婚式は上手く挙げられるのか?
文字数 10,060
最終更新日 2025.05.30
登録日 2025.05.30
大切な人へ嘘をつく時はどんな時でしょう。
嘘は人によっては、愛を確かめるためのものだったりからかったりするかもしれないですね。
文字数 3,602
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.09
死霊術のグランドマスターで大企業の取締役。
なのに夫には「まあまあ」としか評価されない私の料理。
「認めてよ、私はもう弱い女じゃない!」
小さなカーバンクルの体になった元病弱少女・ムウナは、
完璧主義者の騎士団長夫・チココに料理で勝負を挑む!
魔法でも、ビジネスでも勝てないなら、
夫が最も情熱を注ぐ「料理」で必ず「むぐぐ...」と言わせてやる!
異世界×グルメ×夫婦コメディ、開幕!
文字数 75,101
最終更新日 2025.07.12
登録日 2025.06.13
「恋はするけれど、なぜかいつも長続きしない」
「燃え上がるような恋の先にあるのは、いつも虚しさだけ」
そんな風に感じたことはありませんか。本作の主人公・柏木翔太もまた、そんな現代的な悩みを抱える、ごく普通の青年です。彼は、次から次へと恋に落ちては、その熱が冷めると相手を傷つけ、別れを繰り返す。そのサイクルに虚しさを感じながらも、抜け出す術を知らずにいました。彼の信じる恋愛の「常識」とは、嫉妬や束縛こそが愛情の証であり、恋のときめきこそが至上のものでした。
そんな彼の前に現れたのが、赤星紅音。太陽のような笑顔が魅力的な、しかし、翔太の常識が一切通用しない、不思議なヒロインです。連絡がなくても怒らず、他の女性と話していても嫉妬を見せない。そんな彼女の計り知れない態度に、翔太は戸惑い、苛立ち、そして、どうしようもなく惹かれていきます。
「なぜ怒らないの?」「俺のこと、本当に好きなの?」――彼の問いに対し、紅音は、静かに、しかし核心を突く言葉を語り始めます。それは、「恋」と「愛」の本質的な違い、そして、本当の幸せはどこにあるのかを示す、心の処方箋のような哲学でした。「感情は天気と同じ」「過去はデータ、未来はオバケ」「大切なのは、いつだって“今”この瞬間」。専門用語を一切使わず、日常の言葉で紡がれる彼女の考え方は、翔太の世界観を根底から揺さぶっていきます。
この物語は、単なる甘い恋愛小説ではありません。一人の青年が、自分とは全く違う価値観を持つパートナーと出会い、反発し、葛藤し、そして自らの過去の過ちとも向き合いながら、人間的に成長していく姿を描いた、深みのある人間ドラマです。五感を揺さぶるような美しい情景描写が、二人の心の軌跡を鮮やかに彩り、物語への没入感を高めます。特に、翔太が過去の恋人に対して、自らが学んだ真実を語るクライマックスシーンは、涙なくしては読めないでしょう。
恋に悩み、愛に迷う、すべての人へ。そして、目まぐるしい日常の中で、確かな幸福を見つけたいと願うすべての人へ。この物語は、あなたの心に、温かい光と、明日を少しだけ愛おしく思えるような、小さな勇気を届けてくれるはずです。これは、あなたのための物語かもしれません。
文字数 62,948
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.18
激務で燃え尽きたOL・青山瑞季は「地下の墓場」と呼ばれる資料室へ左遷された。目標はただ一つ――定時ダッシュ。ところがそこには、昭和に会社へ骨を埋め、そのまま幽霊になって残業を続ける元モーレツ社員・佐野さんが棲みついていた!
几帳面すぎる幽霊先輩に振り回されながらも、瑞季は古い議事録や写真に眠る“会社の忘れ物”を次々発掘。創立イベントで使う人情味あふれる写真探し、経理部ベテランの心残りになっていた帳簿ミスの真相解明、花形部署の後輩が抱える大型案件の行き詰まり――資料室に持ち込まれる社員たちの悩みを、幽霊の社畜知識と令和流タイパ術で鮮やかに解決していく。
仕事=数字と効率と思っていた瑞季は、佐野さんとの共同作業を通じて「時間と心を守る働き方」を学び、かたや佐野さんも“休むこと”と“人に頼ること”の価値を少しずつ理解していく。
これは、思いがけない場所で見つける、優しくて不思議な、お仕事再生の物語。
文字数 27,904
最終更新日 2025.07.09
登録日 2025.06.30
【SOUL meeting ―あの人と、もう一度だけ―】
都市伝説のように囁かれるWebミーティングツール「SOUL meeting」。
それは、「死んだ人」とたった一度だけ、30分間だけ話せる、という奇跡の機能を持つという。
「SOUL meeting」の参加条件はただ一つ、故人との間に何らかの「心残り」を抱えていること。
未だ伝えられない「ごめんね」や「ありがとう」、そして別れ際に言えなかった「さようなら」。
これは、それぞれの「心残り」を抱えた人々が、たった一度きりの再会を通じて、過去と向き合い、未来へと歩み出すまでの「希望」に満ちた、切なくも温かい日常ファンタジー短編集です。
しかし、再会の時間はまるでバッテリー切れのように唐突に終わりを告げる。
限られた時間の中で、彼らは何を伝え、何を受け取るのか。そして、その先にある「光」とは――。
文字数 33,535
最終更新日 2025.07.12
登録日 2025.06.30
文字数 2,375
最終更新日 2025.06.03
登録日 2025.06.03
本屋のアルバイト先で出会った、年下の後輩・黒川 蓮くん。
黒髪メガネの優等生タイプで、普段は落ち着いていて丁寧。
でもふとした瞬間、重たい荷物をさりげなく持ってくれたり、高い棚の本をヒョイと取ってくれたり、思わずドキッとするギャップが満載。
しかも、先輩のことを“可愛い”ってポロッと言っちゃう天然わんこ。
「それ、言い方反則じゃない!?」ってこっちは赤面してるのに、当の本人はまったく悪気なし。
それどころか「僕、先輩に言いたいこと、まだまだあるんです」なんて耳元で囁いてきて──!?
メガネが曇った時だけちょっとだけ距離がバグって近づきすぎたり、
休憩室ではさりげなく膝枕ポジションを陣取ったり……
じんわりと、でも確実に距離が縮まっていくふたりの本屋ラブストーリー。
静かな本屋で芽吹く、年下男子のまっすぐで甘い気持ち。
「今日も、ひとつだけ“すき”って言わせてください。」
読後にほっと心が温かくなるような、
甘酸っぱくてじんわり系の恋物語をお届けします📖🪷
文字数 9,839
最終更新日 2025.07.05
登録日 2025.06.25
人生最後の配達が、新たな人生の始まりだった—
リストラを宣告された宅配ドライバー・田中雄介、52歳。
28年間勤めた会社での最後の日、彼は山奥への困難な配達を引き受けた。
吹雪に阻まれ、一夜を過ごすことになった配達先で、
老人から告げられた衝撃的な告白。
「私が…あなたの息子さんを殺したんです」
30年前、7歳の息子・大輔を交通事故で失った雄介。
犯人は逃走し、事件は未解決のままだった。
その犯人が、目の前にいる老人だったのだ。
家族を引き裂いた悲劇の真相。
30年間抱き続けた憎しみ。
そして、許すことの意味とは—
中年男性の心の機微を繊細に描いた、
涙なくしては読めない感動の人間ドラマ。
失ったものは戻らない。
だが、人は何度でも歩き始めることができる。
「家族とは何か、許すとは何かを問いかける、心に深く響く物語」
「中年男性の等身大の悩みと成長を丁寧に描いた秀作」
「ラストシーンで思わず涙があふれる、真の人間ドラマ」
文字数 4,199
最終更新日 2025.05.28
登録日 2025.05.28
夜空に輝く花火の下で偶然出会った彼女は……僕の大切な人に似ていた。
この辛く悲しい出来事は私たち二人を紡ぐ。
この物語に入り込める人だけが涙を流す。
涙を流すことを忘れた私は、担当になった主治医。杉村将哉によって救われた。
すでに人としての心を失いかけていた私に、温かさと自分に向き合う勇気を与えてくれた最愛の彼。だけど、その彼の心も深く傷ついていた。
「その席、まだ空いているかな?」
懐かしい私がずっと待っていた声が聞こえる。
私達が待っていたあの人の声。
この物語は震災によって傷ついた心を表すだけの物語ではありません。
また描写の中には震災についての描写が時として出現いたします。
ご配慮いただきますことをお願いいたします。
基本コンセプトは「人は人によって失った己を見出す」
そして人は一人きりでは生きて行けない。繋ぎ合わさる幾重もの心が支え合い一歩を踏み出す事が出来るように成長する人物(キャスト)達を描写した物語です。
震災と言う恐怖。そして最愛なる人を失くした心のかけら……
互いに干渉し反発し、そして求め合いお互いにその一歩を前に歩む。
この物語は大きな二つの主軸なる物語。
この物語で……あなたのその一歩のお力になれれば幸いです。
◆◆◆
母親と二人暮らしだった私、蒔野巳美は、あの東日本大震災ですべてを失った。
たった一人の家族だったお母さん。そして本当に私の事を想い見ていてくれた彼氏。あの日起こった津波は私のすべてを洗い流してしまった。
罹災した私は親戚をたらい回しされた挙句、秋田県大仙市へ来た。そこでの私の生活は孤独と言う言葉以外何もなかった。その孤独感は私の心を食い病み次第に震災の恐怖感を呼び起こす。
あの日、花火の日。出会ったあの人は、そんな私の心に陽の梯子をかけてくれた。
杉村将哉、彼は重度の「 PTSD 」 心的外傷後ストレス障害となった私の主治医(補佐)として私の前に現れた。
だがその彼もまた心に大きな傷と悲しみを抱いたままだった。
秋田県大仙市大曲で開催される夏の花火大会。
そこで出会う二つの傷ついた心。
赤く青くそして金色に夜空を輝かせる花火。その色々は瞬(またた)く間に変化していく。
そう私達の心の様に……
人は一人きりでは生きていけない。
人は支えられて、そして人を支えて生きている。
あの震災はもう過去の事になったが、その想いと教訓を忘れないために。
そして一歩を歩むために。
この物語は始まる。
文字数 109,975
最終更新日 2025.07.12
登録日 2025.05.26
(7/8から第三話(最終話)開始)
あなたは、モノに気持ちがあると思ったことはありますか?そんなわけない。だって、モノは生きていないから。でも実は、モノにだって気持ちはあるんです。
小学五年の女子、如月香夜(きさらぎ・かや)は物(非生物)を短期間、人に変えることのできる力を持つ、通称ツタエルだ。城中(しろなか)レイという男子の仲間が同学年にいる。能力の高いレイに比べて、駆け出しで普通レベルの香夜は追いつきようがない。
モノがツタエルに人になることを頼む時には、多くは差し迫った理由がある。ツタエルになって日が浅い香夜は、ある少女のメガネを人にする。タイムリミットは三日間。メイと名乗るメガネは、自分の持ち主にその間何を伝えるつもりなのか。
これは日々言葉を持たないモノたちの、思いをツタエル物語。
第八回ほっこり・じんわり大賞参加作品。揺さぶり強めなので、泣きたい方へおすすめです。お気に入り登録、いいね、投票などよろしくお願いします。
文字数 41,294
最終更新日 2025.07.11
登録日 2025.06.15
高校最後の一年を楽しく過ごしていた紫音。しかし、卒業式を目前にしたある日、思いもよらない出来事が彼女を待ち受けていた。
大切に伸ばしていたロングヘアを切ることを強制され、さらには彼氏の手によってバリカンで坊主にされてしまう。
初めての恋、青春の終わり、そして失われた髪――紫音の卒業は、彼女にとって忘れられないものとなった。
「私の髪が、私の青春だったのに……」
変わりゆく自分と向き合いながら、新たな道を歩み始める紫音の物語。
文字数 10,948
最終更新日 2025.04.24
登録日 2025.04.24
昭和二十年六月。国民学校の屋上でスケッチ
をしていた大和は一人の女性と出会う。校庭
に佇んでいた女性は偶然見つけた子猫の身を
案じており、大和はその子猫を引き取ることに。
後日二人は再会を果たし、また会うことを
約束するのだが……。
時は太平洋戦争末期。岡山の市街地を舞台に
戦時下を生き抜いた人々の想いと葛藤を描く
ヒューマン・ラブストーリー。
※この物語は史実を基にしたフィクションです。
登場人物は実在しません。
※表紙絵はたろたろ様のフリー画像からお借り
しています。
<参考文献・webサイト>
・語りつぐ記憶 伝えていく平和への思い
おかやまの戦争・戦災体験集 岡山市
・『おかやまを語る 第一集』
・『おかやまを語る 第二集』
・『ふるさとの想い出写真集 明治大正
昭和岡山』
・『岡山・玉野の昭和』
・写真で見る岡山の戦災 岡山市
・郷土資料 『昭和初期旧市内番地図』
・新聞切抜集 『岡山わが町』
・山陽新聞 さんデジ
県庁坂・スウェーデン坂・権現坂
平坦な岡山にも坂はある
(コラム 岡山よざんごと)
・ホームページ
鹿島の軌跡 ~歴史の中から見えてくる
ものがある~ 第三十三回『洋館の鹿島』
が建てた岡山県庁舎
文字数 29,004
最終更新日 2025.06.30
登録日 2025.06.30
昔は個人病院であった待合室を、書店にリノベーションして、書店を営むと柊野潤矢(きゅうりさん)。
きゅうりさんは、高校教師を辞めて、書店のオーナーになった経歴があります。
【待合室書店】で働くようになった美咲麻鈴の視点を中心に、
【待合室書店】の日常を綴っていきます。
人は、生きれいれば悩む生き物です。
50代半ばのイケメンオジサマ・きゅうりさんの履歴書が描かれます。
きゅうりさんの優しさの中に、隠された悲しみは、果たして一体何なのでしょうか?
悲しみから再生する物語です。
アクアマリンのカードは、どのような効果を持つのでしょうか?
初投稿の小説のため、お気に入り登録や感想をいただけると、今後の執筆活動の励みになります。
よろしければ、ご協力ください。よろしくお願いいたします。
※初めての投稿のため、文章表現が未熟な部分があると思います。申し訳ありません。
※誤字脱字にご注意ください。よろしくお願いします。
文字数 46,375
最終更新日 2025.05.22
登録日 2025.05.10
公爵令嬢リゼルは、孤独だった。
継母に疎まれ、義妹には嫉妬され、
無表情な婚約者ノアには、想いを伝えることもできない。
彼女の心を支えていたのは、亡き母の形見のオルゴールと、
誰にも秘密にしていたピアノの旋律。
「あなたの音は、まだ悲しみを弾いている」
そう告げたのは、ある日現れたピアノ教師アデル。
音楽と共に始まった少女の旅は、
愛と選択、そして別れを通して彼女を少しずつ変えていく。
すれ違い続けた二人の心が、ようやく重なったとき――
ピアノは、もう悲しみだけを奏でてはいなかった。
これは、音楽と魔法が紡ぐ
一人の少女の成長と、静かで真っ直ぐな愛の物語。
文字数 18,067
最終更新日 2025.06.02
登録日 2025.05.30
「子供の将来の運命は、その母の努力によって定まる」――皇帝にそう言わしめた女性とは、いかなる母だったのか。マリア・レティツィア・ラモリノと、ナブリオーネ・ディ・ブオナパルテの物語。
文字数 6,257
最終更新日 2025.07.02
登録日 2025.06.30
文字数 6,294
最終更新日 2025.07.11
登録日 2025.06.30
文字数 4,637
最終更新日 2025.06.03
登録日 2025.06.03
相坂美緒は、幼少期に母親に捨てられたことから、人を信じることができなく、「見捨てられ不安」がある。今まで何人もの男性と付き合ったが、別れてしまった。そんな美緒が、金田昭雄と同棲をして、5年も続くことができている。昭雄は、一生懸命働いているが、自分と人に使ってしまい、いつもお金がない、「かねないくん」であった。
だが、昭雄は美緒の「見捨てられ不安」を優しく包みこんでくれる愛があった。
そんな昭雄と美緒が喧嘩をする理由はいつも、昭雄の家族の問題であった。
今回、昭雄の母が、大腸がんの末期と診断され、余命2か月の宣告を受ける。
美緒は昭雄が離れていってしまうのが心配で、束縛は強くなっていくがー--。
文字数 25,725
最終更新日 2025.06.28
登録日 2025.06.21
もう一度、家族になりたかった。たとえ、それが偽物でも——。
終末が予告された世界。少年ヒカルは、壊れた家族の代わりに“レンタル家族”と暮らしている。
台本通りの笑顔、期限付きの優しさ。
そんな毎日を唯一支えてくれるのは、言葉を話すペット怪獣「おもち」だけだった。
「本物の家族って、なんだろう」
終末まで残されたわずかな日々。
ヒカルは、母の記憶、父の謎、妹の祈り、そして“おもちの秘密”と向き合いながら、
本当の意味で「家族を選ぶ」という決断にたどり着く。
偽りから始まる、再生と別れの物語——。
(この物語はフィクションです)
文字数 62,274
最終更新日 2025.07.11
登録日 2025.06.10