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第8回ほっこり・じんわり大賞 参加作品
Web小説投稿サイトに匿名で連載を開始した超有名作家の霧乃城レイ子が右も左も分からない状態に戸惑いながらも、たった一人の読者との戦いに挑む物語。
文字数 23,137
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.06.08
もし、あなたの“運命の始まり”を、相手が全く覚えていなかったとしたら──?
誰にでも優しくクラスの中心にいる夏川陽翔(なつかわ はると)と、明るく成績優秀で皆から好かれる白石紬(しらいし つむぎ)。誰もが羨む人気者同士の二人は、いつも笑顔で言葉を交わす、仲の良い友達。しかしその胸の内には、お互いへの密かな想いが隠されていた。
紬にとって陽翔は、高校入学式の雨の日、不安で立ち尽くす自分を助けてくれた、王子様のような特別な存在。その日から、彼女の初恋は始まった。けれど、当の陽翔は、その運命の出来事を「全く覚えていない」と屈託なく笑う。その一言が、二人の間に見えない壁を作り、甘く切ない“両片思い”の日々が始まる。
そんな二人の心をかき乱すように、強力な恋のライバルが現れる。サッカー部のエースで、自信に満ちたストレートな愛情表現で紬に迫る藤堂玲矢(とうどう れいや)。そして、陽翔の表面的な人気ではなく、彼の内面に秘められた優しさを見抜き、ミステリアスに近づく令嬢・西園寺莉緒(さいおんじ りお)。四人の視線が交錯する時、衝動的な「恋」は、嫉妬や誤解、すれ違いを巻き起こし、彼らを激しく揺さぶっていく。
本作の魅力は、その緻密で詩的な情景描写にある。季節の移ろい、教室に差し込む西日の光、廊下に響く足音、風が運ぶ花の香り──。五感を刺激する美しい風景が、登場人物たちの心の揺らめきと繊細にシンクロし、物語世界へと深く没入させてくれる。
これは単なる恋愛物語ではない。文化祭、夏祭り、そして運命の修学旅行。数々の出来事を通して、自分の気持ちからも相手の気持ちからも逃げていた主人公たちが、傷つき、悩みながらも、本当の自分と向き合っていく。そして、ただ「欲しい」と願う自己中心的な『恋』が、相手の幸せを心から願い、その存在そのものを愛おしむ、かけがえのない『愛』へと昇華していくまでの、魂の成長の記録だ。
青春時代の、あの息が詰まるような切なさをもう一度味わいたいあなたへ。人を本気で好きになることの喜びと痛みを、思い出したいあなたへ。涙なしには読めないけれど、読み終えた後には、温かい光が心に灯る。そんな感動の結末を、ぜひその目で見届けてほしい。
文字数 45,433
最終更新日 2025.06.29
登録日 2025.06.15
学園都市、大学附属高校、目覚め学園に入学する高校生、一ノ瀬キズキには夢がある。
彼はホログラム絵本の作家になりたいが、勉強はダメダメ。妄想ノートを書き続け、3D映像を作成しては溜め込む日々を送っていた。
目覚め学園の入学時に配られるなんでも願いが叶う(願いの水)を知った事で希望を持って学園に入るが、そこにはある落とし穴があった。
2日にいっぺん更新、期間中は可能なら更新します。
文字数 14,703
最終更新日 2025.07.11
登録日 2025.06.26
女子小学生の倉越正美は勉強も運動もでき、いわゆる“優等生”で“いい子”。特に音楽が好き。あるとき音楽の歌のテストを翌日に控え、自宅で練習を重ねていたが、風邪をひきかけなのか喉の調子が悪い。ふと、「喉は一週間あれば治るはず。明日、先生が交通事故にでも遭ってテストが延期されないかな」なんてことを願ったが、すぐに打ち消した。翌朝、登校してしばらくすると、先生が出勤途中、事故に遭ったことがクラスに伝えられる。「昨日、私があんなことを願ったせい?」まさかと思いならがらも、自分のせいだという考えが頭から離れなくなった正美は、心理的ショックからか、声を出せなくなった――。
文字数 2,863
最終更新日 2025.07.04
登録日 2025.06.30
この作品はオール讀物新人賞に応募して、ラス前で無念に散ったものです。
そのときのペンネームは相庭朱夏といいます。
今回は、それに加筆修正を加えました。
昭和四十九年。北海道。夕張鉄道廃線の年。
幼かった月枝は、不治の病に冒された幼女明奈と出会う。
二人は強く結びつき、明奈の、本当のお父さんに逢いたい、という望みを叶えるため、二人だけの冒険の旅に出る。
幼い二人は純粋にお互いを想い合っていた。
その幼かった頃の記憶を封印して育った月枝は、三十年後、ふとしたきっかけで、自ら封印していた過去を思い出す。
二人の幼女。その二人がたどった運命とは……。
文字数 44,272
最終更新日 2025.07.08
登録日 2025.06.29
野球部を辞めて以来、何に対してもやる気が出ないまま時間だけを浪費していた高校生・弓川七瀬(ゆみかわ ななせ)。
だがそんなある日、定期的通っていたバッティングセンターで不思議な年上の女性と出会う。
明るく能天気に見えるが、どこか裏がありそうな彼女の名は角谷光瑠(かどや ひかる)。だが実は彼女の正体は、知る人ぞ知る人気小説家だったのだ。
マイペースで自由な光瑠に振り回されつつも、七瀬は彼女とのやりとりの中で忘れていた「何か」を少しずつ取り戻していく。そして変わっていく七瀬に影響されるようにして、周りの友人たちも人生を好転させるようなキッカケを掴もうと歩みを進める。
これは年齢も、価値観も、生き方もまるで違う人間同士が織りなす、不器用ながらも前に進んでいく人たちの人生を描いた物語。
────
・11万文字前後で完結予定です。
・七月中に執筆と更新(不定期)を同時並行していきます。七月中旬に完結予定。
・ほっこり・じんわり大賞エントリー作品
・誤字脱字報告、いつでもお待ちしてます
文字数 56,476
最終更新日 2025.07.11
登録日 2025.06.29
主人公さくらは高校生。中学の時にウェルナー症候群(早老症)を発症し、見た目は中年のため、高校進学時、いじめのターゲットになる。それをかばうクラス委員の敦。敦には小児まひの弟がいるため、弱者に対する思いやりが強い。健康診断できちんとした検査をアドバイスされ、検査入院によって病名がはっきりする。その後、定期的な検査の中で気になる数値が見つかり、入院する。問題の病気はガンだった。ウェルナー症候群の場合、発症しやすく、さくらに病魔が牙を向けたのだ。医師や両親は病名を伏せるがそれもできなくなり、ついに告知する。優しい性格のさくらもさすがにそのことに対して怒りを露わにし、精神的に落ち込む。敦はそういうさくらを毎日見舞いで励まし、互いに恋心が芽生える。その心情はさくらの夢で形になる。さくらの心情を日記で表すという新形式の表現方法の作品で、立体的な視点からその変化を把握できる内容。令和版「愛と死を見つめて」を意識した作品。
文字数 140,429
最終更新日 2025.06.08
登録日 2025.04.23
もしも、一言だけ。たった、一言だけだとしても…あなたに伝えられる機会を得られたのなら…私はどんな言葉を選ぶかな。
「大好きだよ…。」これ以上に、この想いを表現できる言葉を知らなくて…。
“ありがとう”や“大切”に想っていますだとか“ずっと一緒に居たい”と願い事も尽きないけれど…。
私の知っている言葉の中で、一番大好きな響き。
あなたの“名前”を呼んで…ありったけの想いを込めて伝えたい。
ー創介のことが大好きー
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仔猫×飼い主♡恋愛ファンタジー
メス猫ちゃんと、大学生二年生の飼い主が織りなす愛情物語。
おとぎ話の中に出てくる“魔法”は、何気ない日常に、ちゃんと潜んでる。家族の愛と絆が紡ぐ、かけがえのない日々。繰り返す日常の大切さ。特別な力を持ち合わせていなくても“特別”は、こんなにもたくさん溢れてる。これは、現代に息づく小さな魔法の物語。
この物語が、信じる気持ちを持ち続けられる…思い出させてくれるキッカケになりますように。あなたが、あなたの“フェアリー・ゴッドマザー”に出会えますように。願いを込めて/**
〚登場人物〛
モモ
白い毛並みにピンクの肉球、青い瞳を持つメス猫。仔猫の頃に創介に助けられ、以来彼を“運命の王子様”と慕っている。家族の会話から人間の言葉を理解し、言葉で感情を伝えることに対して憧れを抱いている。
木野 創介(きの そうすけ)
大学ニ年生。カフェレストランを経営する両親の次男。温かい家族に恵まれていると感じながらも、その温かさが故の確執も感じ、心に葛藤を抱いている。モモと出会って以来、かけがえのない存在として深く愛している。
木野 朗彦(きの あきひこ)
創介の父。温厚で朗らかな性格。口数は多くないが、大樹のように家族を見守る存在。妻のつむぎと共に、夢であったカフェレストラン“Fairy's Kitchen”を創設し、家族で営んでいる。
木野 つむぎ(きの つむぎ)
創介の母。パティシエ。常に穏やかで“ほわほわ”し、どこか浮世離れした思考の持ち主。人を笑顔にしたり心を開かせてしまう独特な空気感がある。
木野 結(きの ゆい)
創介の姉。人の気持ちを汲み取り、思いやることのできる優しい女性。母同様どこか夢見がちな発想をしているが、その思想はなぜか地に足がついていると想わせてしまう独特な感性がある。慈悲と慈愛に満ちたカフェキッチンの看板娘。
木野 和人(きの かずと)
結の夫。カフェキッチンのシェフ。養護施設で育ち。人を信じることができず天涯孤独だと感じていたが、木野夫妻との出会いにより心に光が灯る。
木野 姫花(きの ひめか)
結と和人の娘。無邪気で魔法を信じる純粋な心の持ち主。4歳になったばかりでお喋りが大好き。
文字数 12,196
最終更新日 2025.07.10
登録日 2025.06.26
「コハルを3日以内に引き取り手が現れない場合、やむを得ず処分となります」
目的もなく生きる28歳の蓮(れん)に届いた、保健所からの一通のメール。なぜか心に引っかかった「コハル」という名前。保健所で出会ったのは、人間不信で目も合わせない15歳の老犬だった。
妹と愛犬を事故で同時に失い、心を閉ざして生きてきた蓮。もう長くないと分かっていても、なぜかコハルを引き取ってしまう。
「ただいま」「おかえり」——言葉にならない想いが、少しずつ二つの心を繋いでいく。
限られた時間の中で、生きることの意味を問い直す。涙なしには読めない、魂の再生の物語。
文字数 33,556
最終更新日 2025.07.02
登録日 2025.06.14
「その匂いだけは、ずっと嫌じゃなかった。」
――“におい”から始まる、静かであたたかい再会の物語。
図書館司書として働く28歳の綾香は、極度の嗅覚過敏を抱えながら日々を生きている。
満員電車の香水、職場の柔軟剤、すれ違う誰かの整髪料……「におい」が原因で、人との距離をうまく取れずにきた。
そんな彼女がある日、返却された古本に、ふと“懐かしい匂い”を感じる。
それは高校時代、美術室の午後に隣にいた、あの人の匂いだった。
名前も声も交わせなかった過去。
けれど「匂い」だけが記憶の中で確かに残っていた。
静かにすれ違う再会。
香りでしか距離を測れなかった彼女が、はじめて“人と寄り添う”ことを願いはじめる──。
「匂いは、思い出じゃない。
いまも、ここにいる証なんだ。」
五感が揺れる、心の再生ストーリー。
文字数 279,629
最終更新日 2025.07.05
登録日 2025.06.14
誰かを好きになる気持ち。その輝きを、運命だと信じたことはありませんか。
主人公の宮下結奈は、恋に恋するごく普通の高校二年生。彼女にとって「好き」とは、相手の優れたスペックに惹かれること。見た目が良くて、人気者で、キラキラと輝いて見える──そんな「王子様」を見つけては、理想の恋愛を夢想し、そして、現実の前にあっけなく砕け散る。その繰り返しだった。彼女の新たな恋のターゲットは、学園一のパーフェクトな王子様、一条蓮。今度こそ本物の恋だと信じる彼女の熱病が、また静かに始まろうとしていた。
その教室の片隅に、恋愛というものに全く興味を示さない少年がいた。篠田海斗。サッカー一筋で、不器用な彼が、生まれて初めて心を奪われる。相手は、クラスに君臨する、誰もが手を伸ばすことさえ諦める「氷の女王」天王寺栞。たった一度だけ垣間見た彼女の優しさを、世界の全てだと信じ込んだ彼の初恋は、しかし、あまりにも無謀で、惨めな一方通行の「恋」だった。
理想に恋をしては破れる少女と、たった一つの恋に身を焦がし、ボロボロになっていく少年。
それぞれのベクトルを向いていただけの二つの魂が、やがて、互いの恋が砕け散った、がらんどうの放課後の教室で、偶然にも交差する。
それは、慰めでも、励ましでもない。ただ、同じ痛みの形を知る者同士が、互いの存在を静かに認め合う、奇妙な共感の始まりだった。自己満足で刹那的な、熱病のような「恋」。そして、相手の幸せを心から願う、穏やかで切ない「愛」。その違いに、彼らはまだ気づいていない。
だが、二人が見つけた、傷ついた者同士の、あまりにも儚い平穏を、世界は放っておいてはくれない。忘れられない元カレと、忘れさせてくれない元カノ。逆回転を始めた周囲の歯車は、容赦なく、二人を新たな波乱へと巻き込んでいく。
これは、熱に浮かされた季節の終わりに見つける、たった一つの、本当の光の物語。どうしようもない「恋」の痛みの果てに、かけがえのない「愛」へとたどり着く、あまりにも切なく、そして、どこまでも優しい、私たちの等身大のラブストーリー。
文字数 42,016
最終更新日 2025.06.23
登録日 2025.06.15
美大生の佐保は大学の合評会で自分の作品を心ない言葉で否定され、自信と絵を描く意味を見失ってしまう。心配した両親が気分転換になればと、母方の祖父母のもとに送り出してくれた。
祖父母は先祖代々受け継いできた神社に勤めており、その神社の美しき祭神「菊理姫(くくりひめ)」と佐保は再会を果たす。
バイト先のスーパーのポップを描いたり、怪我をした八咫烏を保護したり、同人活動をする神様のために表紙を描いたりして、大したことないと思っていた自分の好きなことで他の人が喜んでくれている姿に、萎れてしまった気持ちがもう一度息を吹き返す。
そして菊理姫が幼い佐保にかけた言葉や、今の佐保に贈る言葉の数々に、佐保はもう一度自分にとって絵を描くこととはなんなのか、自分がしたいことはなんなのかを見つめ直す。
文字数 79,758
最終更新日 2025.06.28
登録日 2025.06.20
【台湾有事から始まった“日本の静かな敗戦”】
2029年。中国が台湾へ侵攻し、尖閣諸島に中国軍が上陸。日本は局地戦に突入するも、アメリカの裏切り。やがて首都・東京が空爆され、日本政府は無条件降伏を余儀なくされる。
そして発表された新体制――
「中華人民共和国 日本特別行政区」
天皇は“象徴”として存続するも、知識人は粛清され、政治的言論は国家反逆罪に変わった。
だが、大学生・あけみの日常は、アニメとバイトとSNSに追われていた。
戦後最大の転換期、日本人は“国家”を失っても“生活”を選んだ。
果たしてそれは、敗北か、最適化か――?
これは明日起きてもおかしくない物語。
文字数 10,128
最終更新日 2025.06.25
登録日 2025.06.23
地本問屋の一人娘が婿を取った。それがとても色男らしい。噂は噂を呼び、婿は狸が人に化けた化けものであるという噂まで流れている。それに一喜一憂する周辺住民と、主の為に店を守ろうと奮闘する化けもの達の化か試合。
文字数 15,513
最終更新日 2025.07.09
登録日 2025.06.28
38歳、独身、ひとり暮らし。
仕事はそれなり、生活はちょいギリ、誰かと深く関わることもないまま、ただ今日を終わらせていく。
「大丈夫」と言いながら、冷蔵庫の豆腐と見つめ合う夜もある。
そんなある日、ふと思い出した昔の節約レシピ。
玉子と冷ご飯だけのシンプルな一皿を、無意識に写真に撮って、誰にも見られていないはずのSNSアカウントに投稿した。
それが、誰かの「わかります」に変わっていく。
ちいさな通知が、無音の日々に音を灯していく。
――これは、孤独の中でこぼれ落ちた「おいしい」を拾いあげながら、生きていく物語。
文字数 142,620
最終更新日 2025.07.12
登録日 2025.06.04
田中誠、32歳、しがないサラリーマン。彼が生きる世界は、色褪せたモノクロ映画のように、退屈で、意味を見出せない日々の繰り返し。心臓は動いているのに、魂は眠っている。「生きている実感」なんて、どこにもなかった。
そんな彼が、ある夜、まるで空間のバグのように、路地裏にひっそりと佇むカフェ「エニグマ」に迷い込む。そこで出会ったのは、全てを見透かすような美しいマスター・霧島玲子と、その娘で、太陽のように明るいウェイトレスの光。
彼女の笑顔に、誠の灰色の世界は、一瞬にして極彩色の輝きを放った。
「彼女に、もう一度会いたい」
その一心で、オカルトに興味ゼロにも関わらず、店に貼られた「オカルト研究会」の怪しげなチラシを掴んでしまう!
だが、誠を待っていたのは、甘酸っぱい青春などではなく、常識が通用しない、最高に面倒で、最高に面白い非日常だった。
天才だが極度のコミュ障ハッカー、ナルシストで胡散臭い占い師、秒で生きる天真爛漫なギャル令嬢、そして、普段はキモいが、いざという時にキレ者すぎる元刑事……。
あまりにも個性的すぎる「世界のバグ」のような仲間たち。
彼らが挑むのは、ポルターガイスト、UFO、心霊現象といった、摩訶不思議な事件の数々。しかし、その解決方法は、お祓いでも魔法でもない。「全ての事象は、固有の周波数を持つ波である」「人の想念は、ネットワークを伝わる情報(ミーム)だ」「世界の真理は、複雑系で記述できる」。専門用語とトンデモ理論で、世界の謎を、ありえない方法で解き明かしていく!
電車で読めば必ず後悔するレベルの爆笑ドタバタコメディかと思えば、次の瞬間にはハンカチ必須の号泣必至なシリアス展開へ。主人公・誠のキレ味抜群のツッコミが、常識外れの仲間たちと、世界の深遠な真理に挑む!
果たして誠は、「生きている実感」を取り戻し、光との恋を成就させることができるのか?
美人マスターが静かに淹れる一杯の紅茶が、あなたの世界の周波数も、きっと優しく調律してくれるはず。
『マスターは静かに紅茶を淹れる』、ここに、心温まる開店です。
文字数 115,779
最終更新日 2025.07.08
登録日 2025.06.19
広告代理店で「美しさ」を武器に成功していた彩夏(あやか)は、自分が評価される理由が外見だけであることに苦しみ、虚しさを感じていた。そんなある日、彩夏はこれまでの自分を捨て去る決意を固め、長かった髪をバリカンでスポーツ刈りにする。美しさを手放したことで、本当の自分を見つけようと模索し始める彩夏。新たに介護助手として働き始めた彼女は、患者との触れ合いを通じて「見た目」ではなく「心」で人と向き合うことの意味を知っていく——。髪を刈り取り、人生をリセットした彩夏が、新しい自分と未来を切り開いていく再生の物語。
文字数 10,865
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.04.30
プロのライトノベル作家『常陸之介寛浩』が書くシチュエーションボイスの台本、小説短編集です。
VTuberの皆様へ
ここに投稿したものは配信で使用する際は使用料は必要といたしません。
完全無料です。
作者への確認も必要といたしません。
御自由にお使いください。
作中登場人物名変更ご自由にどうぞ。
※使用に際しましては使用者・配信者の責任でお願いいたします。
製作者は間違いなく常陸之介寛浩です。
常陸之介寛浩の痛い妄想を文章といたしました。
使用した際『ライトノベル作家・常陸之介寛浩(ひたちのすけかんこう)作』と言っていただければ嬉しいですが、強制ではございません。
もし使用にあたり確認事項などある場合、Twitter経由でダイレクトメールください。
@hitachinokankou
使用確認なくても問題ございません。
自由に使っていただき、楽しい配信の役に立てていただければVTuber配信を楽しみにしている常陸之介寛浩本望です。
また1000文字から3000文字程度の短編集は得意ですのでリクエストも受け付けています。
文字数 481,956
最終更新日 2025.06.30
登録日 2025.05.07
万屋 朔《よろずや はじめ》
大学4年生
成績はそこそこ
真面目で、相談や困り事を頼まれたら断り切れなくて
結局いつも難題を押し付けられている
お人よし
両親健在
万不動産《よろずふどうさん》
歴史は古くて、祖父が開業し、父親が2代目
都会の下町にある。古い家やアパート、古いマンションが多い地区にある。
繁華街には1番近い駅に行って電車に乗るよりも自転車かバスで行く方が早い
30分程歩けば朔が通う大学もある
就活に出遅れて中々決まらなかった就職に内定をもらえ、そんな中で他人の卒論を手伝わされてしまって自分の卒論が提出期限ギリギリにやっとできて提出して家で寝ていた時に父親が、脳梗塞で緊急入院したとの連絡があった。
急いで病院に向かうとICUの前にいるだけで重苦しい緊張感がMAX
麻痺が残るかもしれないと言われるのかとグルグル思い悩む朔に美しい看護師が声を掛けてくれた。それをラッキーとはしゃいでいると同級生が看護師として立っていた。病院の看護婦長である母親を呼んでもらい、母親が出て来て
『あなたがここに居ても今は何もできないでしょう。だからこれ本当ウザいぐらい鳴るから』
って言って、渡された父親の携帯電話、母親は颯爽と仕事に行ってしまった
父親が倒れて入院したにもかかわらず父親の携帯電話は鳴り響く
振り返る母親の押しに負けて父親の携帯電話に出た時から朔の生活は変わって行く
『お待たせいたしました。人と人を縁ぐ万不動産です。お困りの事は賃貸ですか?売買ですか?何なりとご相談ください』
父親の口癖が朔の口から自然に流れ出す
電話口からは無理難題の話が飛び出てくる
朔は、電話に振り回されながら自分の事、仕事、恋に悩み始めるのであった
文字数 26,030
最終更新日 2025.07.11
登録日 2025.06.28
9歳の良太は、学校からの帰り道。防波堤の先端で、海を眺める少女と出会う。
この付近では、見かけない少女。
良太は、何をしているのか訊ねると「海が好きだから」と答える少女。
東京からの転校生で、名前は神谷咲。
それが、咲との初めての出会い。
小学校と中学、高校と同じ進路に進む2人。
中学まで、咲は普通の女の子だったのに
高校に入ると、突然、咲が髪を染める。
町に起きた事件の所為? 家庭での出来事?
DQNと呼ばれる彼氏の所為? 彼女は変わった。
高校を卒業すると、良太は、大学進学。
咲は……19歳で、1児の母親になる。
高校を卒業して5年の月日が流れる。
東京の大手商社で営業として働き始めた良太。偶然、立ち寄ったスーパーで働く、咲と再会する。
彼女も、東京で、暮らしていた。
良太が知る彼女は、いなかった、ノーメイクの彼女は、顔はやつれ、疲れていた。
「ねぇ、食事でもどう?」久しぶりの再会は、彼女との距離を縮める。
酔った彼女が、良太にキスをする。「どうして?」と彼女に聞くと「好きだから」と答える。
そのままの流れで、2人はホテルに入り結ばれるが、彼女の身体には、無数の痣があった。
彼女の夫は、暴力を振るう、DV夫であった。「どうして?」と聞くと、彼女は「好きだったから」と答え、涙を見せる。
良太は、彼女と彼女の子供、海音(みおん)を救い出すと、決意をする。
何とか、DV夫と別れさせる事ができた良太は、3人で地元に戻り、幸せに暮らし始める。
でも、幸せは、長くは続かない。咲の身体に癌が見つかる。
それでも、笑顔を絶やさない彼女に聞くと、彼女は「生きていたいから」と答える。
最後の時、良太は、「どうして、僕についてきたのか」と訊ねると、「良太の事を好きだから」と答える。
咲と初めてあった防波堤に、海音と立つ良太。
彼女の遺骨を取り出し、海へと散骨する良太。
彼女の幻影が、良太に「何故、私を助けたの」と聞くと、良太は、ニコリと笑い「君が好きだから」と答える。
文字数 21,047
最終更新日 2025.07.10
登録日 2025.06.15
大学時代を共に過ごした4人の女性が、社会人になって再び同じ屋根の下で暮らし始めた。
性格も生活リズムも変わった今、ルームシェアは懐かしさと戸惑いの連続。
性格も価値観もバラバラな彼女たちは、すれ違いながらも、少しずつ「誰かと暮らす」ことの意味を見つけていく。
誰かと生きることの、ささやかで確かな物語。
4人分の「ただいま」が重なるとき、それはきっと、ひとつの未来になる。
文字数 16,754
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.06.30
話すのが苦手な彼女と、感情を隠すのがうまい彼。
静かなやりとりの中で、少しずつ、心が近づいていく。
転職してきた営業マン・相原優樹は、控えめで真面目、だけどどこか不器用。
同じチームのアシスタント・小坂秋穂は、仕事はできるがマイペースで、誰とも深く関わろうとしない。
「なんとなく気になる」から始まったふたりの関係は、
同じプロジェクトを通して重ねる時間の中で、確かな想いに変わっていく。
けれど彼女は既婚者で、簡単には踏み越えられない人だった。心が触れたら戻れなくなるかもしれない。
それでも言葉にならない想いを、ひとつずつ、交わしていく物語。
文字数 23,297
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.06.15
森の中で両親と暮らす天然少女ロミナと、極悪な魔術師に仕える召使いの少年ジュリアン。城塞都市バーレンで、ふたりは偶然に出会い惹かれ合う。しかし、ふたりには重大な秘密があった──
文字数 46,858
最終更新日 2025.07.12
登録日 2025.06.22
★★★10話で完結する短編小説です。すらすらと読んでいただけると思います(^^)★★★
忙しい日々に心を失いかけたウエディングドレスデザイナー、結城怜司。
深夜0時、誰もいないアトリエに現れたのは、白いワンピースを纏った不思議な少女──ミサ。
彼女は言った。
「私は、あなたのドレスに宿った願いから生まれたの」
夜の間だけ交わされる会話、微笑み、そして小さな奇跡。
触れれば壊れてしまいそうな儚い時間の中で、ふたりの想いは静かに育まれていく。
しかし、朝が来るたびに、彼女は消えてしまう。
永遠に続かないと知りながら、それでも怜司は祈った。
「もう一度、君に会いたい」と──。
過去と未来をつなぐ、奇跡のラブストーリー。
切ない夜を越えた先に待っていたのは、
二人だけの新しい“未来”。
──この春、あなたの胸にも、あたたかな奇跡が訪れる。
文字数 16,621
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.04.29