ミステリー 推理小説一覧

件
“記録されない真実が、この世界には存在する。”
近未来の都市、
全てがネットワークに接続され、事件も記録され、データとして管理される時代。
その中で、“観察者”として名を馳せる少女がいた。
彼女の名はシャルロット・ホームズ。
義体化された身体と高度なAIによって、事件の記録を読み解く探偵だ。
相棒は、シャルロット専用のAIユニットW.A.T.S.O.N.。
外見は椅子型の端末であり、常にシャルロットと繋がっている。
事件現場に足を踏み入れることなく、ただ“観察”することで真実を解き明かす――
その手法は、誰もが認める名探偵であり、同時に冷徹な“記録者”。
しかし、シャルロットには一つの“謎”がある。
彼女の意識は、どこから来たのか、誰が“観察者”として彼女を作り上げたのか。
その答えは、事件の中に隠されている。
記録を超えて、見逃された真実を追う──
次々と襲いかかる事件の中で、シャルロットはどこまで“人間”に近づくのか。
文字数 160,375
最終更新日 2025.05.04
登録日 2025.04.20
どうも、鈴木です。
よく事件なんかに巻き込まれるんですけど,そこで出会った変な人たちのことをお話しします。
マジでミステリーの現場、頭おかしいです。
文字数 27,006
最終更新日 2025.05.04
登録日 2025.04.26
祖父が遺した勾玉に触れた瞬間、僕の世界は一変した。現れたのは、病魔を吸う力を持つ、透き通るほど儚い和服の青年。彼は「禍津玉の守り人」。使うたびに存在が薄れていく彼を、僕は見過ごせなかった。
彼を救う鍵は、祖父が隠した百年の秘密にあるらしい。戦時中の医療簿、不可解な記述。そこに浮かび上がるのは、人間を「器」とするおぞましい研究と、「禍ツ」と呼ばれる怪異の存在。過去の因縁は、現代の臓器ブローカーや、僕たちに迫る金貸しの影へと繋がっていた。
祖父の遺品、屋根裏に残された三日月の血痕──全ての謎が明らかになる時、祖父の封印された「優しさ」と、彼が背負った「裏切り」の真実が露わになる。守り神の最後のメッセージが示すものとは?
過去の悲劇と現代の陰謀が絡み合う、和風の情景に宿る切なさと絆の物語。屋根裏部屋から始まる、新感覚ミステリーファンタジー。
文字数 16,028
最終更新日 2025.05.04
登録日 2025.05.04
あらすじ
探偵の熱海 長四郎(あたみ ちょうしろう)とトラブルメーカーの女子高生・羅猛 燐(らもう りん)のコンビが
殺人事件を解決していく物語である。
第参拾漆話
都内に新設された高層ビルの完成記念パーティーに招待された羅猛燐。
友人の海部リリ、私立探偵の熱海長四郎を引き連れてきた。
だが、そこに催眠ガスを流し込まれビルに監禁されてしまう!!
なんとか、催眠ガスを切り抜けた長四郎達を含む7人の人間を引き連れ、
ビルからの脱出を試みる。
しかし、それを阻むように5段階の試練が6人を待っていった。
果たして、長四郎達は試練を乗り越えてビルから脱出できるか!?
ターゲット、ロックオン!!!
全話、一話完結ものとなっております。
お気に入り登録、宜しくお願い致します。
感想もお待ちしております。
文字数 1,180,015
最終更新日 2025.05.03
登録日 2022.03.01
「あなたを救いたいのです。人生をやり直したい……そう思いませんか?」
会社を辞め、途方に暮れる元サラリーマン、金谷律也。人生をやり直したいと思っていた彼の目の前にNPO団体「ホワイトリップル研究所」と名乗る白装束を纏った二人組が現れる
リツのこれまでの行動を把握しているかのごとく、巧みな話術で謎の薬“人生をやり直せる薬”を売りつけようとした。
リツは自分の不幸を呪っていた。
苛烈なノルマに四六時中の監視。勤めていた会社は碌なもんじゃない。
人生のどん底に突き落とされ、這い上がる気力すら残っていない。
もう今の人生からおさらばして、新しい人生を歩みたい。
そんなリツに、選択肢は残されていなかった。
――買います。一つください
白装束が去った直後、ホームズのような衣装をまとい、探偵となった幼なじみ神原椿と、なぜか小学生の姿になった妹の神原紅葉が部屋に乱入。
―― この薬、絶対飲んじゃ駄目よ。飲んだら最後、あなたは……消されるかもしれない
なぜ薬を飲んではいけないのか。そして、なぜ消されるのか。
白装束の奴らは何者で、その目的とは。
消えた人はどこに行くのか。
陰謀渦巻くサスペンス・ミステリーが始まる……!
※10月より毎週土曜夜6時30分公開予定
文字数 78,947
最終更新日 2025.05.03
登録日 2024.09.06
門倉(かどくら)千春(ちはる)は、この春大学を卒業したばかりの社会人一年生。新卒で入社した会社はインテリアを専門に扱う商社で、研修を終えて配属されたのは人事課だった。
そこには社長の私生児、日野(ひの)多々良(たたら)が所属していた。
社長の息子という気楽な立場のせいか、仕事をさぼりがちな多々良のお守りにうんざりする千春。
そんなある日、人事課長の朝木静から特命が与えられる。
その任務とは、『先輩女性社員にセクハラを受けたという男性社員に関する事実調査』で……!?
しっかり女子×お気楽男子の織りなす、人事系ミステリー!
文字数 56,251
最終更新日 2025.05.03
登録日 2024.07.17
主人公、水無月 奏(みなづき かなで)はひょんな事件から警察の特殊捜査官に任命される。
そして、同じ特殊捜査班である、透(とおる)、紅蓮(ぐれん)、槙(しん)、そして、室長の冴子(さえこ)と共に、事件の「真実」を暴き出す。
その事件がなぜ起こったのか?
本当の「悪」は誰なのか?
そして、その事件と別で最終章に繋がるある真実……。
こちらは全部で第七章で構成されています。第七章が最終章となりますので、どうぞ、最後までお読みいただけると嬉しいです!
よろしくお願いいたしますm(__)m
文字数 417,591
最終更新日 2025.05.03
登録日 2024.01.27
※楽して稼ぎたいけど、納得できないことには、周りに流されない精神を発揮したため、デスゲームの出演者にされてしまった青年が主人公。
楽して稼ぎたかった。
スマホのアプリでデスゲームを見て、コメントするだけ。
まさか、本当に人が。
動画は本物だから、関わりたくない、と仕事を解約しにいった。
目覚めたら、デスゲームの舞台として見覚えがあるビルの中に俺はいた。
持ち込めたのは、デスゲーム用のアプリだけが入ったスマホ一台。
俺は、生きて、『正義が勝たない』デスゲームから脱出を目指す。
※R15(ニ話目から、R15。)
※現実世界。
※ファンタジー要素皆無。
※成人男女でデスゲームを構成するための純然たる暴力と残虐表現あり(予定)。
※主人公視点、一人称での、人の生き死にの描写、多数あり(予定)。
※デスゲームからの脱出がテーマ。
※具体的性描写はなし(予定)。
文字数 724,468
最終更新日 2025.05.02
登録日 2024.02.29
【少年の心を持つ、ミステリー好きユーザーにお届けします】
――中学2年になっても、名探偵は終わらない。
テレビの探偵ドラマに憧れて、今日も「事件の匂いがするッ!」と校内を駆けまわる、
自称・名探偵、青木真人(あおき・まこと)。
そんな彼を冷静なツッコミで現実に引き戻すのは、
幼なじみで学級委員長の、園田早紀(そのだ・さき)。
どこかズレた名推理と、的確すぎる正論。
そして、天然でちょっと頼りない(けど超かわいい)新任教師・増渕由美子先生の謎サポート(?)も加わって、
今日も“名探偵劇場”が開幕する!
「え、まだ探偵やってるの?」
「当然だろ!名探偵に引退なんてない!」
クラスメートも巻き込んで繰り広げられる、
どこかズレてて、でもどこか温かい、“青春×推理”のドタバタ劇場、再び。
「“事件”って、たぶん、誰かの気持ちのことなんだ」
――そんな真人のひとことが、ちょっとだけ心に残るかもしれない。
文字数 122,560
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.04.10
主人公の王城ロイドは、叔父の探偵業務を手伝っている以外は、ごく普通の高校生である。
ある日、ひょんなことから叔父を頼りにやって来た水無月璃子の「友人の仙導レナを探してほしい」という「人探し」の依頼を条件付きで手伝う事になる。
最初のうちは手探り状態で調査が始まり、遅々とした進捗ながらも、少しずつ仙導レナの人となりや失踪前の行動が明らかになってきたところで、得体の知れない連中から謎の襲撃を受けてしまう。
仙導レナが何かよからぬ事に巻き込まれているのを察したロイドたちは、真相解明のため負けじと調査を継続するが、事態は思わぬ方向に転がる事になる。
文字数 68,783
最終更新日 2025.04.29
登録日 2025.04.29
愛している。
私は貴方だけを愛している。
嬉しい時も、悲しい時も、共に支え合い、共に生きていく。
貴方となら、永遠に、どこまでも、どんな事があっても、一緒に歩いていけると思っていたのに。
貴方が、もう私を愛していないなんて耐えられない。
貴方が、私から離れるなんて信じられない。
貴方が私を裏切るのなら、
貴方が私以外の人を愛するのなら、
貴方の事を、
殺めてもいいでしょうか?
※誤字、脱字、固有名詞の誤り多いです。適時修正致します。
※この話はフィクションです。現実や事実とは異なります。
※第8回ホラーミステリー奨励賞頂きました。ありがとうございます。
※4月28日Ⅱ章投稿開始。不定期更新。ご了承ください。
文字数 60,750
最終更新日 2025.04.28
登録日 2025.02.27
写真部員として被写体を探していた稲富聡介は、偶然にも図書館で片瀬涼乃という少女と知り合うことになる。モデルの話を了承する条件として彼女は、聡介にデートを要求した。
週が明け、聡介が登校すれば、教室にはなにやら悩む様子の工藤涼太郎の姿があって、訊けば従妹が、自身の出生の真実を知って悩んでいるのだという。放課後には、涼太郎が浮気をしているかも、と大橋園子からの相談が……。
親友の浮気調査に心身を擦り減らす傍らで放課後に写真撮影を重ねる聡介は、自身を「先輩」と呼んで慕う、涼乃の見せる笑顔に救われ惹かれてゆく。
やがて迎えたデートの当日、聡介はとある嘘に気付くことになる。ひとつの嘘を皮切りに、親友、工藤涼太郎の隠していた秘密が明らかになっていく……。
泉田高校放課後事件録の前日譚です(※このお話単体でも充分に楽しめます)
文字数 135,816
最終更新日 2025.04.28
登録日 2025.03.09
文字数 63,750
最終更新日 2025.04.27
登録日 2025.04.06
「苺色の部屋」
あら、また帰ってきたの?
さては、しあわせが何なのか忘れたのか、あるいは、あくびをしてしまったのね。
いいでしょう。
そこのソファーに腰掛けて。
あっ!!
その丸まった布の上には座らないで。
デリケートだから。
いい?
今から聞かせるお話は、汚れた心では聞いてはいけません。
しあわせな子どもになったつもりで聞いてね。
じゃあ、始めるわよ。
・
桃色のお部屋から、アルト以外の子どもたちが、出て行き、しあわせになった日。
しあわせになれなかった子どもたちがいます。
「25人の子どもたち」です。
今も、まだあくびをしていて、のんきです。
「ここから出て行っても、しあわせになれないのかなー」
大丈夫、心配はいりません。
しあわせとは、近くにあるのに、不幸がくっついていないと、気付かないものです。
あの48人がそうだったように。
不幸で、しあわせな子どもたちにならないと気づかないのです。
さぁもう一度、一緒に追いかけましょう。
しあわせな子どもたちを‥。
まずは、この子から。
文字数 4,740
最終更新日 2025.04.25
登録日 2025.04.25
大文字伝子の従妹、南部総子は、ひょんな事から、探偵とEITO大阪支部のEITOエンジェルの「2足の草鞋」を履くことになった。
文字数 435,283
最終更新日 2025.04.25
登録日 2024.02.03
中級編には選択肢がありません。
入門編とはまた一味違うショートミステリーをお楽しみください😊宝探しメインです!
文字数 12,288
最終更新日 2025.04.25
登録日 2022.01.08
「映像は記憶を記録する。しかし、それが“未来の記憶”だったとしたら?」
——30年前のロンドンに残された映像が告げる、運命のメッセージ。
過去か、未来か。記録か、予言か。
“Code:Mn-137”に秘められた真実——。
『Code-Mn137』は、映像編集者・古澤憲吾が過去の記録映像をきっかけに、不可解な出来事へと巻き込まれていくサスペンスミステリーです。
物語は、古澤がJHKの歴史ドキュメンタリー制作を担当することになり、アーカイブ映像を整理していた最中に一本の奇妙な映像を発見するところから始まります。映像に映っていたのは、まるで“未来の自分”のような初老の男。その男は何かを語りかけているように見えましたが、映像には音声がありません。過去の記憶にも存在しないその映像に、古澤は強い違和感と疑問を抱きます。
やがて彼は、知人である認知科学者・植木肇の協力を得て、AI技術を用いた音声復元に取りかかります。
その解析の結果、映像にはまるで未来を予言するようなメッセージが浮かび上がりました。
「君は見るべくしてこの映像を見ている。もうすぐ転機が訪れる。私の言葉を信じろ……」
そして最後に現れたのは、謎のキーワード──「Code:Mn-137」。
この映像の意味を探るうちに、古澤の身のまわりでは次々と奇妙な出来事が起こり始めます。宮城県黒川郡での大震災、台湾のホテル火災で知人が「別人」として現れる出来事、さらにはベトナムで再会したスポンサー企業の幹部が、以前会った人物とどこか違って見える……まるで中身が入れ替わったかのように。
果たして、あの映像は偶然の産物だったのか、それとも未来を変えるための明確な意図があったのか──。
古澤は、映像編集者として歩んできた人生を背負いながら、「過去」と「未来」の狭間で真実を追い求めていきます。
本作の魅力は、映像メディアという題材を巧みに取り入れたストーリーテリングにあります。AIによる音声復元やアーカイブ映像といった現代的な要素を背景に、「記録された過去」と「予測される未来」とを行き来する構成が特徴的です。
単なるサスペンスやミステリーにとどまらず、「すべてを知ることは、本当に人間にとって幸福なのか?」という哲学的な問いも作品の根底に流れています。
そして物語の終盤、古澤は「Code-Mn137」の意味を解き明かし、自らの人生に関わる重大な決断を下すことになります。
「今、見ているものをそのまま撮れ」──その言葉の真意が明かされたとき、読者のみなさんもまた、ご自身の“現実”を見つめ直すことになるかもしれません。
『Code-Mn137』は、時間と記憶、映像と真実の境界を問いながら、物語の終わりまで読者を引き込んでいく一作です。
文字数 49,312
最終更新日 2025.04.25
登録日 2025.04.24
貴方は日々何を願っていますか?権力、地位、名誉、富、人が存在してるだけ数多の願いがある。願いを言い換えるなら願望。その願望を叶えるために創られたプロジェクト『ネガタエ』が立ち上った。政府すら関与ができない最強プロジェクト。そして大体的にテレビでそのネガタエプロジェクトが報道された、内容はこうだ。「願えば闘え。命を賭けてでも叶えたいモノはないか?生き残ればなんでも叶えてやろう。金、夢、正義、政治。イジメや誹謗中傷の自殺者は何人だ?仕事の過労死は何千人だ?いつか燃え尽きる命ならば願え!そして闘え!さぁ、命を賭けたデスゲームを始めようではないか!」そうしてプロジェクトに集まった老若男女が今、命かけたデスゲーム参加する。
文字数 60,372
最終更新日 2025.04.24
登録日 2024.08.07
レイカは悪を許さない。
そのためには、手段を選ぶことはない。
時にはパパ活ギャルを装い、ターゲットに近づくのだ。
そして男達は、美し過ぎるレイカにひれ伏し泣いて許しを乞うことになる。
魔境東京で起こる摩訶不思議な事件。
男と女の間に絡み合う糸をスルリとほどくレイカを、他の刑事はパパ活刑事と揶揄する。
「好きなように呼んで構わないわ。
私はただ被害者を助けたいの。悪がのさばるのを許せないだけ。」
美し過ぎる刑事レイカ。
今日もどこかに彼女の助けを待っている人がいる。
文字数 971
最終更新日 2025.04.24
登録日 2025.04.24
Dear Stanley.
兄のスタンリーに。
ーーーーー
推理小説は元々、読むのも苦手です。
読書もかつては、異例の事態に入っていた人。
唯一、勉強のきっかけになったのは「ブラウン神父」。
小説のジャンルは推理です。
主人公は名前を数登珊牙(すとうさんが)という、葬儀屋さんをしている青年です。
変わり者のハーフ。
木馬に揺られるように、気軽に、かるーく読んでいただければ。
絵でもイラストでも小説でも、アナログで描く・書くのが定説の頭でやっています。
ということで、小説内の挿絵は、作者が描いています。
この場合、たぶん。絶対。クオリティをどうのと述べてはいけない。
六弥太への連絡は、「Contact」内フォームでだけ、お受けしております。
小説投稿プラットフォーム様から以外のご連絡は、フォーム以外ではお受けしません。
ご了承ください。
ーーーーー
〖途上、ヤシと先〗
アメリカはフロリダを舞台に。
黒田縫李(くろだぬい)という新キャラが数登(すとう)のペースに飲まれつつ。
とある街のカジノで、死んだ女性を取り巻く謎に迫ります。
連載中、不定期で更新中。
ーーーーー
〖「問」を土から見て〗
なくし物から始まる話。
賀籠六絢月咲(かごろくあがさ)というキャラがなくし物をして、そこから伏線複数で話が展開します。
それ故か不便な流れが多数かも。朗々とせず。
犯人は誰かな?
完結済み。
ーーーーー
〖「鳴」を取る一人〗
ベルが鳴って何かが起こる……。というミステリは結構ありますが。たぶん。
慈満寺という寺の鐘が鳴って、何かが起こる。謎の死。人の怪死。
ジャンルでいうとオカルト系? な流れです。
有り得ない設定が入っているかもしれませんが、ご愛嬌。
完結済みです。が、改稿。やり直しています。
ーーーーー
〖無を以て追跡と〗
リードするか遅れを取るか。
追いかけっこ形式の短編。
主人公もサブキャラも初登場、というか初めて書いた小説です。
完結済み。
文字数 506,960
最終更新日 2025.04.22
登録日 2022.01.01
異 能 の 共 鳴
久住晴翔(くずみはると)
直木賞を受賞した小説家だ。十八歳の時に日本を離れ十年間、世界中を放浪し帰国する。十年間の間に身体に落とし込んだ能力…不思議な異能の持ち主だった。政治が絡んだ事件を追及する久住は世間から、《異能作家》《異能探偵》と呼ばれていた。
沢渡涼子(さわたりりょうこ)
フリージャーナリスト。緻密な論理構成で悪しき政治家を追い詰めていく姿を、人は《美獣》《雷光天女》と呼ぶ。久住晴翔の理解者であり、真のジャーリストだ。
ダーク・テミス
昭和の時代から政界を牛耳る巨悪を葬る闇の裁き神。その素性はやがて明らかになるが。久住晴翔、沢渡涼子と共に、日本の闇を切り裂く異能の力の持ち主。
三人の異能の力が共鳴し、見えない闇を切り裂き…光を地の底に届けていく。
文字数 121,440
最終更新日 2025.04.18
登録日 2025.02.17
■導入部
「死んでて草、こえて花」
女子高生小説家、宮古島歩鳥は口ではそう言いながらも困惑していた。
まさか閑静な別荘地で悲惨な殺人が行われるなど、露にも疑ってなかったのだ。
同じ大学、同じ学年の女子大生五人組は、都内某所でルームシェアをしている。
彼女たちはそのうちのひとり、カイリが持つ別荘のある、割尾村へと訪れていた。
カイリの従姉妹である宮古島も誘われたのだが、一人だけ先に到着していた。
ある仕掛けを準備するためだ。
一方。
寂れた無人駅に降り立った彼女たちに、腰の曲がった老夫が呟いた。
「あ、今この村に来るってことは、若いのに結構情報リテラシー低いんスね」
怪訝そうな女子大生たちをよそに、老夫はニヤリとたらこ唇を歪ませる。
「一ヶ月くらい前に村で祀られてる祠が崩れてしまってぇ、洒落にならないくらい良くないことが起きてるんです。オカルトと片付けるには時系列の相関関係が明白なのでぇ、女の子が一人二人いなくなってもシラを切る体質が出来上がってるんスよ」
薄汚い黄色いパーカーを着た老夫は、一方的に早口で捲し立てると、「ア、スイマセン」と一言詫びて立ち去っていった。
思えばこのときから、犯人は牙を研いでいたのだろう。
そして事実、うら若き乙女の命は奪われた。
そしてその犯人は、おなじ別荘を訪れた残りの5人の中にいる。
魔女裁判、ここに開廷す!
文字数 40,427
最終更新日 2025.04.15
登録日 2025.03.23
「僕は、近いうちに死ぬかもしれない」
幼い頃からの悪友であり親友である久川洋壱(くがわよういち)から突如告げられた不穏な言葉に、私立探偵を営む進藤識(しんどうしき)は困惑し嫌な予感を覚えつつもつい流してしまう。
だが……しばらく経った頃、仕事終わりの識のもとへ連絡が入る。
それは洋壱の死の報せであった。
朝倉康平(あさくらこうへい)刑事から事情を訊かれた識はそこで洋壱の死が不可解である事、そして自分宛の手紙が発見された事を伝えられる。
悲しみの最中、朝倉から提案をされる。
──それは、捜査協力の要請。
ただの民間人である自分に何ができるのか?悩みながらも承諾した識は、朝倉とともに洋壱の死の真相を探る事になる。
──果たして、洋壱の死の真相とは一体……?
文字数 45,871
最終更新日 2025.04.13
登録日 2024.01.25
桜子さんと書生探偵 明治令嬢謎奇譚
レンタル有り【書籍発売中】
★3月26日より番外編2のショートストーリーを掲載中★
こんな夜更けにいいとこのお嬢さんが何してるんですか?
―――時は明治。胡条財閥の令嬢、胡条桜子(こじょう さくらこ)は、ある晩、謎の青年と出会った。
その邂逅の翌日、桜子は父から三人の縁談候補者を紹介される。婚約者選びに悩む桜子の下に、謎の脅迫状が!?
その事件のために胡条家に呼ばれた人物こそが、あの晩に出会った帝国大学の書生、五島新伍だった。
事件を解き明かすために奔走するうちに、候補者の一人が命を落とし……桜子に届いた怪文の差出人は誰なのか、婚約候補者を殺した犯人は誰か、そして桜子の婚約は?
★番外編掲載中につき、ステータスを「連載中」にしています。お気に入り登録、エールありがとうございます★
※R15です。あまり直接的な表現はありませんが、一般的な推理小説の範囲の描写はあります。
※時代考証甘めにて、ご容赦ください。参考文献は、完結後に掲載します。
※続編のみ小説家になろうにも掲載しています。
★第6回ホラーミステリー大賞、大賞受賞ありがとうございました★
文字数 231,798
最終更新日 2025.04.10
登録日 2023.02.27
みんつく党の債務を返済して、代表権を手に入れる話。
参院選後、大津綾香は追いつめられ、片岡将志にすがらなければならなくなる?!
文字数 791
最終更新日 2025.04.10
登録日 2025.04.10
北海道で育った野上尚樹は不思議な特性?がある事に気づく。それは動物の意思や想いを読み取る能力…彼は富良野の草原で動物達と意識を共有して育った。成長した尚樹は千葉の叔母と暮らす事になった。
大学卒業を控えやりたい仕事が見つからない尚樹、彼の選んだ道は『迷子猫の捜索だ』だった。尚樹は半径300メートル程度まで探す猫の意識とコンタクトできる。その事を知っている妹が猫の探偵になる事を進めた。
猫の捜索依頼から人が絡む事件や謎、神がかり的なサスペンスが尚樹を待っている。事件の中で出会う事になる探偵社の副所長、本条尚子…卒業度同時に探偵社の副所長になった空手の達人、そして優秀な探偵。彼女は猫の捜索ではなくミステリアスな案件を好む
そして…探偵社の所長・黒猫のノアール
漆黒の毛並みとつぶらな瞳の生後三カ月の子猫は、不思議な能力を持つ《進化した猫》だった。
二人と一匹のミステリーな旅が始まる。
文字数 207,294
最終更新日 2025.04.08
登録日 2025.02.13
文字数 96,513
最終更新日 2025.04.08
登録日 2025.02.18
文字数 86,595
最終更新日 2025.04.05
登録日 2025.02.11
閉ざされた館、嵐の夜、そして一族に課された死の試練――
山奥の豪邸「クラヴェン館」に集まった一族は、資産家クラレンス・クラヴェンの遺言公開を前に、彼の突然の死に直面する。その死因は毒殺の可能性が高く、一族全員が容疑者となった。
クラレンスの遺言書には、一族の「罪」を暴き出すための複雑な試練が仕掛けられていた。その鍵となるのは、不気味な「時計仕掛けの装置」。遺産を手にするためには、この装置が示す謎を解き、家族の中に潜む犯人を明らかにしなければならない。
名探偵ジュリアン・モークが真相を追う中で暴かれるのは、一族それぞれが隠してきた過去と、クラヴェン家にまつわる恐ろしい秘密。時計が刻む時とともに、一族の絆は崩れ、隠された真実が姿を現す――。
最後に明らかになるのは、犯人か、それともさらなる闇か?
嵐の夜、時計仕掛けが動き出す。
文字数 32,977
最終更新日 2025.04.04
登録日 2024.12.10