ホラー 怪異 小説一覧
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1
実りの贄
剥けば剥くほど、その実りは深まった。
応募した記憶の無い懸賞が当たった。
届いたのは、大量の和栗。
それは終わらない実りの始まりだった。
和栗を5kg買ってみたら、ホラー小説が出来ました。
2
都市伝説レポート
零細出版社「怪奇文庫」が発行するオカルト専門誌『現代怪異録』のコーナー「都市伝説レポート」。弊社の野々宮記者が全国各地の都市伝説をご紹介します。本コーナーに掲載される内容は、すべて事実に基づいた取材によるものです。しかしながら、その解釈や真偽の判断は、最終的に読者の皆様にゆだねられています。真実は時に、私たちの想像を超えるところにあるのかもしれません。
3
90秒で何も起きない、怖い話
一話わずか90秒ほど
これは、何も起きない
だからこそ怖い、日常の話
コンビニ、電車、学校、病院、アパート、職場――。
どこにでもある、何気ない日常。
そこでは今日も、誰かが笑い、誰かが話し、誰かが帰っていく。
この短編集に登場するのは、そんな「何も起きない」一瞬だけ。
ただ、よく見てほしい。
なぜそこにいるのか。
その会話は、誰に向けられたものなのか。
その部屋には、本当に誰もいないのか。
そして――あなたが当たり前だと思っていることは、本当に当たり前なのか。
何気ない日常の風景。
けれど、意味に気づいてからもう一度読み返すと――
少しだけ違って見えてくる。
これは、何も起きない。
だからこそ怖い、日常の話。
※挿絵はAI生成のものを合成・加工しています
4
【時給1万円・恐怖を感じにくい方優遇】怪しいバイトに応募したら、怪異たちの愛が重すぎて辞めさせてもらえません
白洲律(しらす りつ)、19歳。大学生。生まれつき「怖い」という感情が分からない。
実家の特殊清掃業を手伝ううち、死の現場にもすっかり慣れた律。時給の高さだけで応募したのは、怪異と契約して事件を処理する機関『宵帳(よいとばり)』の深夜バイトだった。
怪異は人の恐怖を食べ、恐怖で人を縛る。けれど律には、その恐怖がない。
終電後のホームで人を連れ去る女に「何駅まで行きます?」と聞き、鏡に棲む怪異の前で寝癖を直す。前代未聞のバイト君に、怪異たちは興味を持ち、執着し、やがて取り合いを始める。
「あなたの帰る場所は、私の駅だけでいいのに」
怖がらない男と愛の重い怪異たちが送る、少しだけ怖くて、だいぶ重い怪異事件簿。
5
異邦人と祟られた一族
古くから奇妙な祟りに見舞われる名家・白神家。その一族を救うことができるのは、異国の風貌を持つ不思議な少年・ギルバートだけだった。
6
【R18】ちょっとえっちな夜の学校七不思議
クラス内のちょっとした意地の張り合いをきっかけに、夜の学校七不思議の調査をすることになったタクトとセリナ。
あまり乗り気じゃなかったタクトくんだが、クール系でおすましタイプなはずのセリナちゃんが夜の学校でみせる意外な一面にドッキドキ。
――しかし、二人は知らなかったのだ……。
――この学校の七不思議は、エッチだということを……。
(ノクターンでも連載しています)
7
鬼村という作家
あの先生、あんまり深入りしない方が良いよ――……。
得体のしれない社会不適合女のホラー作家鬼村とその担当の不憫な一口が、日常の中に潜む何かと不意に同じ空間に存在してしまう瞬間のお話
第6回ホラー・ミステリー小説大賞で奨励賞を頂きました。投票してくださった皆様有難う御座いました!(二十二話時)
8
開かせるもの
昨日まで、確かにそこにいた。なのに、誰もその名を知らないという。
新築マンションへ引っ越してきた篠原祐一《しのはらゆういち》は、妻の楓《かえで》、娘の結菜《ゆいな》とともに新しい生活を始める。
しかし、そのマンションには、奇妙なルールがあった。
「三回ノックされたドアを開けてはいけない」
「エレベーターでは挨拶すること」
「落し物はすぐに拾わない」
住民たちは当たり前のように従い、その理由を語ろうとはしない。
そして、繰り返される「よくあること」と「忘れる」という言葉。
気味の悪いエレベータと、憶測が広がるマンション住人の会話。
やがて、妻は住民たちと仲良くなるにつれ、少しずつ変わっていく。
遂に妻は三回ノックされたドアを開けようとして――
※
この話は、別サイトでも公開しています。
※
本作は、Nolaノベル内でSAKURA Horror編集部様に、注目作品として選出されました!
9
クソリプさん 【完結】
「第8回ホラー・ミステリー小説大賞」奨励賞作品。
ネットの怪異、クソリプさんの恐怖が迫る!!
――ラストがハッピーエンドかどうかは、読者のあなたが決める。
【あらすじ】
高校生の三崎涼は、ある深夜にSNSで「クソリプさん」というアカウントにフォローされた。その直後に、クソリプさんをSNSで罵倒したクラスメイトが全員の見ている前で全身から血を流して怪死する。その前後で世間では不自然な集団自殺や変死が相次いでおり、有志の集まりを作った涼たちは元凶と見られるクソリプさんの調査を始める。
調査を進めるにつれて、仲間が次々と不可解な死を遂げていく。
回避不可能なネットの怪異を前に、涼たちは生きるために前へと進む。
(完結確約)
10
『スプラッシュ・サマー・キス♡』〜アイドル達の夏と恋と″ホラー″〜
美少女小学生の五人組アイドルユニット《SPLASH☆SUGAR》。
この夏、彼女たちはとある海辺の町でのライブをきっかけに、ひとりひとりが不思議で恐ろしい「夏のホラー」に出会う。
それは、図書館に囁く亡霊の声。
夜の島をさまよう、死者の気配。
鏡の向こうで恋を求める幽霊。
何度も繰り返す、終わらない一日。
そして、SNSの奥に沈んだ、溺れる願い。
夏の水が呼び起こすのは、命の記憶と、少女の“初恋”――。
怖くて、苦しくて、でもそれ以上に甘くて切ない。
心と体が初めて触れ合う、忘れられない夏が、ここにある。
年齢なんて関係ない。
恋は、魂と魂のぶつかり合いだから。
五人の少女が出会う、それぞれの『スプラッシュ・サマー・キス♡』。
すべての夜が明けた時、彼女たちはもう――子どもじゃない。
11
【完結】うごかない【ショートショート】
これは私が十歳のときに体験した話。
12
長野県……の■■■■村について
この作品はモキュメンタリーです。
■■■の物語です。
滝沢凪の物語です。
黒宮みさきの物語です。
とある友人の物語です。
私の物語です。
貴方の物語でもあります。
貴方は誰が『悪人』だと思いますか?
13
闇に喰われる
闇バイトに手を染めた男が警察へ自首してきた。
就職に失敗し職を転々としていたこの男は簡単な気持ちでそれに応募したのだという。
猫探しから始まり、自宅訪問。あくまで実行犯にならない程度で金を稼いできていた。
ある日、高級別荘地の最奥にある別荘を監視するという仕事を、二人の男と共に引き受ける。
しかしその別荘には人の気配もなく、違和感だらけ。
この依頼こそが終わりへの始まりだった――
14
死地・骸行進
「骸行進シリーズ」7作目。
今作は、骸行進ファミリー内でも「才」のあるメンバーで彩る。
「私の収集談」
「視える友人 絢女」
「占い師の友人 ざっちん」
「大親友 遠藤」
この四つの章で編成する。
今回も、皆さんにはヒヤリとしていただければ幸いです。
15
—— 誰かがおかしい ——
どこにでもある日常の隙間に潜む、奇妙な違和感と恐怖。
最後にゾッとする、一話完結のオムニバス・ホラー短編集。
一話完結の短編を不定期で追加していきます。
16
私立桜妃女学院ラビリンス【R18】
人里離れた森の奥にひっそりと建てられた私立桜妃女学院。外界から隔離された学び舎で、生徒達は不満を抱きつつも勉学に勤しんでいた。
しかしある夜、突如、学院は異形の者が出現する迷宮に変貌してしまう。
目の前でクラスメイト達が化け物に殺されていき、少女達は生存を賭けて戦うことを余儀なくされる。
自分達が理事会によって集められた、神への貢ぎ物だということを知らずに……。
※【エブリスタ】でも公開しています。
【エブリスタ小説大賞2024 TOブックス大賞】最終選考に残りました!
17
あーあ。それ、壊しちゃったんだ? 可哀想に。もう助からないよ、君ら。
流行から少し遅れ、祠を壊しました。
******
僕らの学校では「悪いことが格好いい」と流行っていた。
カーストトップの奴らが自慢する行為に苦々しい思いをしていた普通モブの僕らのグループは、呪われると言われている学校裏の祠を壊そうと決め……。
18
未亡
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19
百鬼夜行怪談咄
愉快爽快、奇奇怪怪!
ネット掲示板を中心に巻き起こる怪奇現象を、霊能力者が追いかける、呪いと怨念、兄妹愛と笑い!長編会奇譚開幕!
20
怪異語り 〜世にも奇妙で怖い話〜
五分で読める、1話完結のホラー短編・怪談集!
信じようと信じまいと、誰かがどこかで体験した怪異。
21
あたら夜🌛物語 第二夜 『寄生蝉』 ある日突然、女の子たちが求めてきたら、貴方はどうしますか……?💀戦慄のホラーです💀【挿絵あり】
あたら夜とは、目覚めるのが惜しいほどに素敵な夜のこと……
今宵もあなたに、素敵な夜の物語をお届けいたします。
ふふっ、そんな話をしているうちにほら…… また新しいページが開いたようです。彼らは、どのような夜のお話しを私達に語ってくれるのでしょうか?
ふむふむ……
どうやらまた、オカルトの申し子である、あの姉妹が関わっているようですね。
第二夜 『寄生蝉』
【全六話の中編小説です。挿絵有ります♡】
💀あらすじ💀
「よかったら、これから私とホテルに行きません?」
ある日の朝、高校一年生の竹田海斗は駅で清楚系の美人OLに、そう声を掛けられた。慌ててその場をやり過ごした海斗だったが、その後も人生経験が豊富そうなお姉さまやランドセルの少女まで、次々と女子達が海斗を求めて集まり始めた。
そんな絶体絶命のピンチを救ってくれたのは、海斗が密かに恋心を抱いている鳶色の瞳の少女だった。
ある日、一人の男子高校生を襲った奇妙な現象と、真夏を彩る七日間の恋物語。
22
鵺鳴く夜に神の降り立つ
その村は他所者の俺に優しかった。それは不思議なくらいに……
そこは地図から消えた村なんだが、よく聞く怪談話みたいな怖い事は全く無かった。だけどその村には奇妙な風習があるらしい。
人生に嫌気がさして、誰にも迷惑をかけない場所で死ぬ事にした。そこで、怪談話というか都市伝説でよく語られるような『地図から消えた村』を選んでそこで練炭で逝こうと思ったんだ。まさか、本当にそんな村があるなんて思ってなかったんだけど……。
噂なんてあてにはならないな。そこに住む人たちは、本当に優しくて親切で親しみやすい。ただ、奇妙な風習はあるみたいだった。
地図から消えた村。貴重な体験だと思うから、俺が体験した全てを記しておこうと思う。
※何でも許せる方向け
※他サイトにも公開中
※表紙はぱくたそ様よりお借りしております。
23
【完結】庭に迷い込んだ猫を探していたら、絶縁した白ロリ美少女に捕まった【再投稿】
半分の月が照らすのは、秋の虫が鳴き交わす草深い庭。
明かりの消えた居間で、猫の鳴き声に惹かれてカーテンの隙間から覗いてみれば、
半年前に関係を絶った白ロリ美少女――雪子が、自分を見上げていた。
「どうして、私と別の高校に行ったの?」
忘れようのない、ぞくぞくするような甘くかすれた声。
雪子の真綿のような呪縛に耐えかねて這々の体で逃げ出したなどと、
どの面下げていえるだろうか。
行き掛かり上、庭に迷い込んだ子猫を一緒に探すことになったのだが――
今しも捕らえられようとしているのは、
猫か、自分――司(つかさ)か。
※一度、女性向けで投稿しましたが大爆死。どうやら男性向けの作品(百合ホラー)のようなのでジャンルを選択し直し再投稿する運びになりました。
※本文に変更はありません。以前お読み頂いた方、誠にありがとうございました。(-人-)
旧題【絶縁したはずの白ロリ美少女の元同級生に襲われたんだけど、いま草深い庭で迷い猫を探している最中なんですが⁉】(非公開)
※白ロリとはホワイトロリータ(ファッション)の略です。
※この話はフィクションです。参考にした類似、または特定の事件等はありません。
※R15指定に従い、残虐表現や性的な仄めかしがある話には*を付けてあります。宜しくご検討ください。
※毎年ホラー・ミステリー小説大賞にエントリーしています。
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原題『何かが、庭で。』40枚(16000字)2009/10 PNイマダ名義
※某小説投稿サイトのお題企画で書いた作品を改稿したものです。
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表紙絵のみ生成AI画像です。
本作品(本文)は生成AI不使用です。
本作品は小説家になろうにも掲載しています。
24
幽かな君に捧ぐ奇譚
ホラー嫌いの高校生「笹ノ間薫」の部屋に、見知らぬ女子高生の幽霊が現れた。彼女の名は「周郷逢恋」。不慮の事故で命を落としたはずの彼女は、生前の記憶をほとんど失った状態で、幽霊としてこの世を彷徨っていた。
恐怖に震える薫だったが、霊感のある友人「桝原聖夜」と共に彼女と向き合ううち、三人は次第に奇妙な日常を共有するようになる。
彼女の未練を解き、成仏への道を探るために事故の真相を追う中で、彼らは死と向き合うこと、そして誰かを想うことの重さを知っていく――。
25
愚かな道化は鬼哭と踊る
ある日突然、世界はその姿を変える。
今日も明日も明後日も、ずっと続くと信じていた日常はあっけなく裏返り、あっという間に崩れてなくなる。
オレこと黒澤龍之介の世界は、幼い頃から何度も何度も繰り返し壊れ続けていた。
もうこれ以上は壊れようがないだろうというどん底で、それでもまだ世界は裏返る余地を残していたのか。
今までにないほど豪快にひっくり返った世界は、オレの常識すらも粉々に打ち砕いてくれた。
--……怪異。
そう呼ばれる存在が、この世の中にはいるらしい。
食い詰めて飛び付いた高賃金の日雇いバイト先でその怪異とやらに襲われたオレは、はからずも怪異を視る力を開花させてしまった。
しかも、オレが唯一信頼を預けることのできる相手--六従兄弟姉妹であり親友であるところの八房虎蔵は、その怪異の退治人だという。
戸惑いながらも、虎蔵の上司にあたる佐久間のおっさんに提示された好条件に釣られて虎蔵と同じ職場で働く事になったはいいが--……。
これは、なんだかんだと周りに増えていく怪異に首を傾げながらも染まっていき、気が付けば退っ引きならない状況に追い込まれていたひとりの男の物語りである(たぶん←ぇ)。
~この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません~
。.:*・゜ ★ ゜・*:.。 。.:*・゜ ★ ゜・*:.。 。.:*・゜
第6回ホラー・ミステリー小説大賞 にエントリー中です。
宜しければしばしお付き合いくださいませ。
R15は保険デス。
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◆◆市立第四中学校 生徒会記録
● ● まっかなおめめと目を合わせてはいけません
学校の資料室で見つけた資料を生徒会記録として公開します。この町は何かがおかしい。
■■■■みくちゃんを探しています。
■■■■みくちゃんを探してください
お迎えにいきます
27
境界の音
大学二年の榊真樹は、臨床心理学科教授の紹介で映像関連企業のインターンに入る。
慣れないオフィスでの雑務に追われる日々、営業の高木歩だけは、真樹の不安を切り捨てない人だった。
距離の近い声、触れそうで触れない手、名前の呼び方ひとつで揺れる心。
惹かれてはいけない、と分かっているのに、真樹の身体はその優しさを覚えてしまう。
けれど、穏やかな時間に混じって、海の気配が増えていく。
波の音はないのに聞こえ、足音がひとつ多い気がして、見られている感覚だけが残る。安心を与える腕ほど、境界を曖昧にする――そんな違和感を抱えたまま、真樹は高木の出張に同行し、香川・琴平へ向かう。
28
スカーレットフェアリー~彼岸花の絵と、3つの時代の怪異~
女学院に残された“彼岸花の絵”が、100年に亘る怪異を呼び覚ました。
広島の秀麗女学院で描かれた、1枚の彼岸花の絵。
その背後には、“赤い妖精”と、3つの時代に現れる同じ名の女――“黄島早記“の影があった。
1920年代の秀麗女学院。
少女・久世初音は、美しい上級生への憧れと、彼岸花の絵に秘められた違和感に少しずつ惹き寄せられていく。
やがて起きる不可解な死。
消されていく名前。
絵の中に現れた、妖精のような影。
時は流れ、1980年代。
かつての事件は、秀麗女学院の継続校・星華女子学院の旧校舎に残る怪談として囁かれていた。
美術部、資料室、文化祭、講堂。
星華女子学院の生徒・森崎千晶の日常の隙間から、封じられたはずの赤が再び滲み出していく。
そして現代。
名古屋の大学院生・池内茜は、白骨体の発見と彼岸花の画像をきっかけに、100年近くに亘って繰り返されてきた事件を追い始める。
彼岸花の絵は、何を閉じ込めているのか。
なぜ死者は、“妖精”として現れるのか。
3つの時代に現れる黄島早記とは、何者なのか。
少女たちの憧れ。
旧校舎に残る怪談。
現代に送られてくる彼岸花の画像。
そして、事件の背後で静かに動く異質な者たちの影。
3つの時代を辿るうちに浮かび上がるのは、美しいものに死者を残すことの意味と、忘れられた者を記録することの歪んだ祈りだった。
これは、ただ怪異の正体を暴くための物語ではない。
耽美な女学院ホラー、学園怪談、現代調査ミステリー、そして異質な存在の気配が交差した先に残るのは、解決だけでは終わらない、ひとつの赤い残像だ。
*本作は、前作『ブルークレイビング』と同一世界観に連なる作品です。本作単体でもお楽しみいただけます。前作をお読みいただくと、人物や背景に隠された繋がりを、より深く味わっていただけます。
29
チャイムが二かいなりました
関東の山に近い町で、夕方のチャイムが冬の時刻の4時半に変わった。その日から、子どもたちにだけ、もとの5時にもう一度チャイムが聞こえるようになる。大人には何も聞こえない。見守り隊の記録と娘の日記をたどるうち、母親は、その音の鳴る場所に今は何もないことを知る。日の短くなっていく5時に、呼ばれているのは誰の子か。
※この作品はフィクションです。
30
あなたが死に染められても
死を希求し、欲情する女子高生手嶋理愛。
彼女は自分の欲求を異常性を理解するとともに嫌悪し、一般人のふりをして生きてきた。
恋人である如月里音の前でも「普通」であり続け、辛うじてではあるが、二人は確かに好きあい、愛し合うことができていた。
……山奥で、あの穢れた肉塊を見つけるまでは。
性倒錯系百合小説。
31
【完結】しずめ
六つの森に守られていた村が、森を失ったとき――怪異が始まった。
フォトグラファー・那須隼人は、中学時代を過ごしたN県の六森谷町を、タウン誌の撮影依頼で再訪する。
だがそこは、かつての面影を失った“別の町”だった。
森は削られ、住宅街へと変わり、同時に不可解な失踪事件が続いている。
「谷には六つのモリサマがある。
モリサマに入ってはならない。枝の一本も切ってはならない」
古くからの戒め。
シズメの森の神に捧げられる供物〝しずめめ〟の因習。
そして写真に写り込んだ――存在しないはずの森。
三年前、この町で隼人の恋人・藤原美月は姿を消した。
森の禁忌が解かれたとき、過去と現在が交錯し、隼人は“連れ去られた理由”と向き合うことになる。
因習と人の闇が絡み合う、民俗ホラーミステリー。
32
巴七町の十一の噂
オカルト系動画配信者をしている史基と雅親は、幼稚園時代からの付き合いがある幼馴染だ。
二人が運営する『アシフミチャンネル』は、史基が出演し、雅親がカメラを回すスタイルで動画を作成している。日本中の心霊スポットを巡り、その地のいわくなどを含めて現地調査を行なっていた
ある時、「自分の住んでいる町で怪奇現象が多発しているので、ぜひ動画の撮影をしながら調査をしてほしい」という視聴者からの情報提供があった。
史基と雅親はさっそく問題の町へ向かい、怪奇現象が起こるというアパートに滞在しながらシリーズ形式の動画撮影を行うことになる。
33
お面祀り
笹崖村(ささがけむら)には夏祭りに「お面を祀る」風習がある。少女の霊を鎮めるために、自分の顔の代わりにお面を捧げるのだ。記者の鈴宮ユウコ(すずみやゆうこ)は取材のために笹崖村を訪れた。村のことを何も知らないユウコは、恐怖体験をすることになる。
34
夢の扉がありました
皆さんの家には、扉がいくつ、ありましたか。
カーテン、閉めましたか。
鍵は、かけましたか。
好きな牛丼のトッピングは、なんですか。
バカな話をできる友達は、何人いますか。
家族仲は、よろしいですか。
トイレの扉は、閉まっていますか。
あの壁、本当に何もありませんか。
35
ホラーエッセイ365
十年前、私は郊外に中古の一軒家を買った。
不動産屋は「前の持ち主は転勤で引っ越した」と言っていた。築三十年、少し古びてはいるが、どこか温もりを感じる家だった。
最初の夜、私は寝室の天井を見上げながら、どこかから水の滴る音を聞いた。
――ぽた、ぽた、ぽた。
翌朝、天井裏を覗いても、漏水の跡などなかった。代わりに、古びた木の柱に、無数の小さな泡のような白い斑点が浮かんでいた。
指で触れると、ぷつり、と弾けた。
36
幽明 灯の異形霊媒譚
幽明 灯は、異形霊媒探偵。
彼女の特殊な銀色の瞳には、常人には視えないものが映る。
この世とは異なる世界の層。
彷徨う幽霊。
一瞬だけ垣間見える四次元。
呪詛と、それにまつわる不可思議な法則。
そして、ネットワークの彼方に広がるデジタル世界の歪み――
灯は、それら異なる領域を同時に捉え、世界の裏側に潜む異変を見抜くことができる。
さらに彼女は、呪詛を浄化する能力やデジタル世界と自身の異能を交差させ、情報やデータさえも現実へと具現化する特殊な力を持っていた。
異様なほど鋭い頭脳を持つ彼女は、目の前で起こる怪異をただ解決するだけではない。
人の行い、その因果、そして積み重ねられた業。
あらゆるものを見極め、その先にある「正しき道」を探り当てていく。
これは、現世と幽界、そしてデジタル世界を渡り歩く少女――幽明 灯の、異形霊媒探偵譚。
37
ボーイ・イン・ザ・ミラー
結婚を考えていた恋人に裏切られたショックと、職場でのパワハラが原因で半引きこもり状態となった、緋山(ひやま)ケイ。
ある日、妹のアイリに連れ出され、閉店セール中のショッピングモールに足を運んだケイは、高校時代の同級生で、在学中に亡くなった木宮光雅(きみやこうが)が壁鏡に映っているのを目撃する。
それ以来、ケイの周辺では奇妙で恐ろしい出来事が相次ぎ、光雅もまた度々鏡の中に姿を現すようになる。
光雅は何かを伝えたいのだろうか。一連の出来事と関係しているのだろうか。それとも……。
エブリスタ小説大賞2020 竹書房 最恐小説大賞 優秀作品(最終候補以外)
アルファポリス第4回ホラー・ミステリー小説大賞 奨励賞
HJ小説大賞2020後期 一次選考通過
※他投稿サイトでも公開しております。
※矛盾点や誤字脱字、その他変更すべきだと判断した部分は、予告・報告なく修正する事がございますのでご了承ください。
38
無人の村の天気予報
廃墟となった村に今も流れる天気予報。
そこには奇妙な予報が流れ、それは必ず当たるという噂。
「8月17日は“死者が歩く日”となるでしょう」
記者の榊原は噂を確かめるべく、その村へと向かう。
39
吹雪の中
吹雪の中で怪異にあった。
40
カーナビの案内
ある山中の崖下で発見された、大破したSUVのドライブレコーダーに残されていた音声と映像の記録。その中に不可解な現象が記憶されていた。