児童書・童話 短編小説一覧
ロティアは少し変わった魔法が使える。それは「紙に書かれた絵や文字のインクを取り出せる」という魔法だ。珍しいけれど役に立たない魔法しか使えないロティアは、「自分は由緒ある魔法一族のできそこないだ」と思っている。
悲しみに暮れる中、ロティアは、真っ白いハト・フフランと出会い、魔法の力を貸してほしいと頼まれる。
フフランの頼み、それは、街中に溢れる忘れ去られた掲示物からインクを集めて、ある場所に絵を描く事だった。
不思議な頼みだが、自分を必要とされたことにロティアは喜びを感じ、少しずつ前向きになっていく。
◆
自分を愛せない少女と、明るくひたむきなハトの出会いが、世界を平和へ導く。
◆
タイトルを
「魔法使いロティアと黒インクのハト」
から
「夜空色のインクで描くのは」
に変更しました。
文字数 14,591
最終更新日 2023.03.18
登録日 2023.03.18
ある町の小さなスーパーマーケット。野菜の中に、お客さんに見られたり触られたりするのがいやでいやであたまらないはずかしがりやのとうもろこし、ことさんが置かれています。ことさんは、お客さんがおいしそうか確かめるために皮をむいて調べようとするたびに、お客さんの手から転げ落ちたり転げまわったりして気持ち悪がられます。
ある日、同じトウモロコシのなかまから注意されますが、ことさんはやはりどうしても見られたり触られたりするのがいやなの、ということを聞きません。
スーパーマーケットはことさんが動き回るため、おばけとうもろこしがいる、と噂になってしまいます。野菜売り場の売り上げも落ち込み、困り果てる店長さんたち。
なんとか売り上げ回復のために、野菜たちの意見を聞くことにします。
文字数 8,248
最終更新日 2018.02.02
登録日 2018.02.02
文字数 3,219
最終更新日 2020.06.23
登録日 2017.11.02
巨人の国から戻ったカインは、故郷の村に帰っていました。
次の冒険へ出かけようにも、船が届くのは1ヶ月後…。
カインとチョップは、のんびりとした生活を送っていました。
そこへ、慌てた様子のウィンフィが遣って来ます。
大至急、魔道士ビザィオに会う必要があると…。
文字数 22,291
最終更新日 2019.09.22
登録日 2019.09.22
人口300人ほどの小さな町である珍事が起こった。ピタリと雨がやんでからというもの、多くの住人が口をそろえて「カエル人間を見た」と言うのである。商人そっくりの姿から、人々はカエル商人と呼ぶようになる。
町で暮らす2人の兄妹はそんなカエル商人に興味津々で、新聞記者でカエル商人を追っかける父が留守の間、兄は「僕らも見つけよう!」とカエル商人探しを計画する。2人は町に繰り出し、町で不思議な落とし物があったという話を聞く。家に帰ると鍵をかけたはずのドアが開いていて、ポスト口をのぞいてみると……ギョロッと大きな目が二つのぞいていた。カエル商人と出会った兄妹は、彼を元の世界に戻してあげるために奮闘する――。
文字数 7,846
最終更新日 2022.01.24
登録日 2022.01.24
南の島ののんびり屋のカメさんが、ノコギリザメ君にこうらを傷つけられて悲しんでいるところ、いろいろな海のなかまがやってきて相談に乗ってあげます。
カニさんはカメは脱皮をするはずだから、それを待つといい。ワニさんはキズをもようだと思え、イソギンチャクは同情はしてあげられて薬もぬってあげられるけど自分にはどうすることもできない。と謝る。その次にやってきたヤドカリにはこうらがいやなら捨ててしまえばいい、と言われびっくりします。ただ、よくよく話を聞いているとヤドカリもおなかがすいて困っている様子。カメさんはふむと考えて、自分のこうらをあげるよ、と言います。ヤドカリはびっくりしますが実はカメのこうらの上に乗っけてあげて時々こうらをたべていいよ、ということで二人で生きていくおはなしです。
文字数 2,656
最終更新日 2017.12.31
登録日 2017.12.31
文字数 2,125
最終更新日 2020.05.05
登録日 2020.05.05
あれは数年前のローラ姫との密会の場。
玉座に座る王の重税に苦しむ民と戦争を何とかしようと姫が考えていた時だ。
バルコニーに現れた4人の有名な魔女は、それぞれ姫に贈り物をした。
一番目は祝福を。
二番目は名声を。
三番目は美を。
四番目は永遠の眠りを。
国が滅びる。そんな時でも俺は何も言えなかった。
文字数 3,502
最終更新日 2019.01.13
登録日 2019.01.13
文字数 646
最終更新日 2020.04.14
登録日 2020.04.14
じゃがいもくんとさつまいもちゃんとさといもくんがあつまって、おしゃべりしています。
「ぼくたち、同じおいもだけど、どこがちがうのかなぁ」
じゃがいもくんが言いました。
文字数 560
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.07
年中温かい村に住む、幼い『コウ』はある日、【雪】の存在を知った。そして、また別のある日、【雪】を探す旅に出る。
その旅路で『コウ』は様々な物や人に出会い、夢を膨らませていくのだった。
主人公には性別はありません。お好きな性別で読んでください。
読み聞かせ用に句読点が多めです。ちょっと加筆しました
文字数 4,713
最終更新日 2022.06.17
登録日 2022.06.17
小さい子向けのお話です。
節をつけて歌うように読んでみてください。
いつか絵本にできたらいいなぁと思っています。
文字数 145
最終更新日 2021.11.05
登録日 2021.11.05
あめがあがって 今日はいい天気
さっちゃんは ばあばとおさんぽ
ひろばにいくと 白いちょうちょが
ひらひら ひらひら
文字数 271
最終更新日 2023.06.03
登録日 2023.06.03
その悪魔はどうしても天使になりたかったのです。
悪魔が天使になる為には何をどうしたら良いのでしょうか?
文字数 2,582
最終更新日 2019.01.17
登録日 2019.01.17
1ばんはとてもうれしいことです。
目指すことはいいことだと思います。
ただ・・・
1ばんを目指すあまり、見えなくなってしまうもの、感じなくなってしまうことはありませんか?
文字数 7,448
最終更新日 2023.11.20
登録日 2023.06.12
タヌキの里で年の瀬に行われる餅つき。
その餅つきでウスにひびが入っているのが見つかりました。
これでは、餅つきが出来ないと大騒ぎになってしまいました。
そんな時、化けるのが大好きなたぬ吉が”オレがウスに化ける”と言い出しました。
しかし、安請け合いした たぬ吉は大変な目にあってしまいました。
文字数 2,708
最終更新日 2022.12.12
登録日 2022.12.12
おじいちゃんは映画が好きだった。レンタルショップで借りてきたDVDを観ることもあれば、映画館まで行って一人で映画を観ることもしょっちゅうだった。
僕が好きなアニメの映画を観に連れて行ってくれたこともあったけど、おじいちゃんが好きな映画を一緒に観たことは一度もない。大人になったら一緒に観ようって言っていたけど、小学校を卒業するころにおじいちゃんは死んでしまった。
死んでしまったおじいちゃんの持っている映画のDVDを観たり、映画館に足を運んでも虚しい気持ちになるばかり。映画に行くのはこれで最後のしようと決めて劇場に行くと、死んでしまったおじいちゃんにそっくりのおじいさんに会う。
文字数 4,304
最終更新日 2018.07.18
登録日 2018.07.18
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