サイコホラー 小説一覧
41
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文字数 24,991
最終更新日 2023.03.02
登録日 2023.03.02
42
ドライカッパー
「雨だ、雨よ降れ」
ぎらつく太陽が鏡のような刃先を滑る。それが振り下ろされた次の瞬間には肝臓の奥深くに沈み込んでいた。
静かに、ゆっくりと膝をつき、息絶えていく被害者。ギャーっと悲鳴があがり、逃げ惑う人々の足元が揺らめいている。男は背嚢から斧を取り出し、避難民を手当たり次第に伐採していく。
「雨だ。雨をよこせ。さもなくば、血であがなえ!」
男が腕を揮うたびに分割された人体が転がり、茹ったアスファルトが体液をがぶ飲みしていく。
「雨だ。ううっ」
男の主張は乾いた発砲音にかき消された。上半身のあった場所から斧と新鮮な蛋白質と若干のカルシウムが離脱した。
もう一回、二回、ダメ押しの連射が社会の敵を粉々に打ち砕いたあと、ようやく生きた人間の声が喧騒を支配した。
震えている規制線を踏み越えて、担架やブルーシートやAEDが運び込まれる。最後にようやくサイレンが吹鳴した。死者5名、意識不明の重体7名。15分間の惨劇だった。
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文字数 20,628
最終更新日 2022.05.20
登録日 2022.05.10
43
オトナリサン
大学進学を機に、東京から出て、四国の田舎へ一人暮らしを始めた。アパートのお隣さんは綺麗な女性、ラッキーだ。
でもこのアパート、少し嫌なことが一つだけ。深夜12時10分、決まってこの時間に変な鈴の音がするのだ。それも気持ちいい音じゃない。とても心地悪い音だ。
一体何の音なんだろう。
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文字数 1,336
最終更新日 2021.08.13
登録日 2021.08.13
44
強盗犯が眠る街
2021年8月4日午後8時ごろ。鍋尾市の老夫婦の家で強盗事件が起きた。
犯人はまだ捕まっていない。今年に入ってもう、5件目だ。
OLの私、市川さくらは5件目の強盗犯らしき人物を見かける―――
そこから、再び強盗の件数が増えていく。犯人を見てしまったさくらの運命は―――いかに?
※※
あることに感化されて書きました。
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文字数 2,243
最終更新日 2021.10.16
登録日 2021.10.15
45
九相図
【第11回歴史・時代小説大賞参加作品】
「九相図」とは仏教絵図の一種で、野に放置された人体が腐乱し虫や鳥獣に喰まれ白骨化してゆく様を時系列で描き諸行無常を表したものとされる。
その昔、若い僧侶が修行する寺では肉欲を断たせるためにこれを描かせたという。
【登場人物】
刹良(せつら・14) 得度したばかりの少年僧。気が強く頭の回転が速い
一捨(いっさ・15)刹良の親友。穏やかな性格で刹良と周囲との調整役でもある
阿珍(あちん・17)年齢は上だが寺に入って来たのが遅く、刹良や一捨の弟分的存在
無量(むりょう・20)青年僧。少年僧はもちろん、同輩や先輩僧のほとんどが逆らえない存在
老師(?) 少年僧の教育を担当。寺の皆から尊敬され慕われる高僧
※リライトの結果、五万字台の中編になりました※
(画像・竹原春泉「帷子辻」)
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文字数 58,472
最終更新日 2025.03.23
登録日 2025.02.27
46
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文字数 104,586
最終更新日 2023.03.01
登録日 2023.02.28
47
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文字数 2,735
最終更新日 2021.09.25
登録日 2021.09.25
48
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文字数 56,872
最終更新日 2026.04.23
登録日 2025.03.12
49
伏線ならぬ伏線
オチを考えずに書き始めた小説や漫画の執筆中に、いいオチを思い付いた時に感じる快感と高揚……もし、それが、あるモノと本質的な違いが無いとしたら……?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。
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文字数 2,949
最終更新日 2021.08.04
登録日 2021.08.04
50
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文字数 5,336
最終更新日 2026.02.06
登録日 2026.02.06
51
—— 誰かがおかしい ——
どこにでもある日常の隙間に潜む、奇妙な違和感と恐怖。
最後にゾッとする、一話完結のオムニバス・ホラー短編集。
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文字数 6,570
最終更新日 2026.06.08
登録日 2026.05.27
52
ありがちなアメリカン・ジョーク?
と見せ掛けて、何か話がヤバい方向に……果たして真実は?
※作中の残酷描写は「何かマズい事が起きたという匂わせ程度」「本当に起きたか判らない」ものですが、苦手な方は御注意下さい。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。
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文字数 517
最終更新日 2024.10.04
登録日 2024.10.04
53
いれかわり
ある小学生たちが危険なオカルトの儀式をしてしまった話。
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文字数 1,910
最終更新日 2023.10.11
登録日 2023.10.11
54
悪夢!! 区内の御老人がネトウヨになりま……あれっ??
東京都某区で行なわれた「スマホを持っていない老人に区の予算でスマホを貸与する」と云う実験。
しかし、その実験は、思いも依らぬ事態を……あれっ?? これは、何かが起きたと言えるのか?? それとも何も起きてないと言うべきなのか??
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。
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文字数 821
最終更新日 2021.02.08
登録日 2021.02.08
55
ある日、殺人鬼に誘拐されちゃいました。
ある日、主人公の鈴宮白(すずみやはく)が学校から帰っているとき、血塗れの死体を見つける。
白が怖くなって逃げ出そうとした時、後ろから殺人鬼が現れて、、、?
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文字数 1,969
最終更新日 2021.11.21
登録日 2021.11.20
56
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文字数 2,251
最終更新日 2021.09.24
登録日 2021.09.24
57
【完結】願いが叶う本と僕らのパラレルワールド
「ねえ、知ってる?」
「あのウワサこと?」
「そうそう」
「学校内のどこかにある」
「不思議な本」
「その本を見つけ出したものは――」
「相葉悠一」は見下していた友人が夏休み中童貞を捨て、友人に先を越された事でイライラしていた。
遅刻常習犯の悠一は、さらに担任に「遅刻の罰」として図書室の本の整理を言い渡され、ブチ切れ寸前だった。
そんな時、同じクラスの図書委員の「渡辺明日奈」に、学内の何処かにあるとウワサされている「願いが叶う本」のことを聞く。
その本に願って、童貞を捨てればいいと明日奈に煽られ、はじめはムカついていた悠一だったがーー
「願いが叶う本」を巡る高校生たちの、純粋で恐ろしい『欲望』が渦巻く、不思議な物語ーー
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文字数 100,677
最終更新日 2024.05.30
登録日 2024.04.08
58
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文字数 13,932
最終更新日 2026.01.07
登録日 2025.10.16
59
不思議で歪な怖い話
短編ホラーの世界にようこそ。
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文字数 7,762
最終更新日 2022.10.02
登録日 2022.09.17
60
私が彼を殺しました
某サイトの一人称と三人称を混在させる企画で書いた物です。
私があなたを殺したのか?
それともあなたが私を殺したのか?
感想数 2
文字数 1,139
最終更新日 2022.12.10
登録日 2022.12.10
61
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文字数 3,516
最終更新日 2023.01.06
登録日 2023.01.06
62
お前の娘の本当の父親、ガチでお前だったよ。酷えだろ、お前のカミさん托卵してやがったんだ。
え?
タイトルが何かおかしいって……?
いや、気にしないで下さい。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。
※R15指定は残酷描写の為です。性描写は期待しないで下さい。
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文字数 2,046
最終更新日 2024.11.24
登録日 2024.11.24
63
バラエティニュース
どうして人を殺しちゃいけないの?
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文字数 5,139
最終更新日 2025.03.08
登録日 2025.01.24
64
深夜2時
ある男が見る累々と散らかる位牌の夢、絶対エレベーターに乗りたがらない友人、通学路で拾った泣き袋……。
日常と非日常の狭間に潜む怪異を描いた短編集。
オカルトからヒトコワまで原則一話完結でさくっと読めます。
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文字数 3,987
最終更新日 2022.10.30
登録日 2022.10.30
65
ブラックライダー
黒木市に伝わる都市伝説。
「悪事を働く人間の元には、ブラックライダーが現れて『制裁』を受けさせる」
面白半分に噂される裏で、ブラックライダーは確かに暗躍していた――
※オムニバス形式作品です。
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文字数 7,309
最終更新日 2025.03.12
登録日 2024.02.04
66
終わらない懺悔
精神科医である私の元に、毎週月曜日の十二時に来院する彼は、毎回同じ罪の告白をし続ける。
そんな終わらない懺悔を繰り返す彼の精神は、やがてとある真実に辿り着く……。
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文字数 4,402
最終更新日 2021.11.14
登録日 2021.11.14
67
サクッと読める意味が分かると怖い話
手軽に読めるホラーストーリーを書いていきます。
思いつくがままに書くので基本的に1話完結です。
小説自体あまり書かないので、稚拙な内容は暖かい目で見てもらえると幸いです。
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文字数 530
最終更新日 2024.04.09
登録日 2024.04.09
68
透影の紅 ~悪魔が愛した少女と疑惑のアルカナ~
【8秒で分かるあらすじ】
鋏を持った女に影を奪われ、八日後に死ぬ運命となった少年少女たちが、解呪のキーとなる本を探す物語。✂ (º∀º) 📓
【あらすじ】
日本有数の占い師集団、カレイドスコープの代表が殺された。
容疑者は代表の妻である日々子という女。
彼女は一冊の黒い本を持ち、次なる標的を狙う。
市立河口高校に通う高校一年生、白鳥悠真(しらとりゆうま)。
彼には、とある悩みがあった。
――女心が分からない。
それが原因なのか、彼女である星奈(せいな)が最近、冷たいのだ。
苦労して付き合ったばかり。別れたくない悠真は幼馴染である紅莉(あかり)に週末、相談に乗ってもらうことにした。
しかしその日の帰り道。
悠真は恐ろしい見た目をした女に「本を寄越せ」と迫られ、ショックで気絶してしまう。
その後意識を取り戻すが、彼の隣りには何故か紅莉の姿があった。
鏡の中の彼から影が消えており、焦る悠真。
何か事情を知っている様子の紅莉は「このままだと八日後に死ぬ」と悠真に告げる。
助かるためには、タイムリミットまでに【悪魔の愛読書】と呼ばれる六冊の本を全て集めるか、元凶の女を見つけ出すしかない。
仕方なく紅莉と共に本を探すことにした悠真だったが――?
【透影】とかげ、すきかげ。物の隙間や薄い物を通して見える姿や形。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
表紙イラスト/イトノコ(@misokooekaki)様より
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文字数 118,176
最終更新日 2022.03.31
登録日 2022.02.26
69
感想数 1
文字数 2,297
最終更新日 2023.02.27
登録日 2023.02.27
70
オーバードーズ
それは、白昼夢のような、薬物体験だった。
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文字数 3,193
最終更新日 2023.12.27
登録日 2023.12.27
71
夕暮れの鉄塔の上で
独りぼっちの「僕」が、鉄塔の上で一人の少女と出会って、変わっていくお話。
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文字数 2,084
最終更新日 2024.12.12
登録日 2024.12.12
72
【石のやっさん旧作】復讐じゃないよ? 君たちの言う通りにしているだけだからね? これで文句ないよね?
「これは復讐じゃないよ?」 よくいじめをしている人間が「主張」しているい事をそのままやり返すと、こうなる、そういう内容です。ゆえにこれは復讐じゃない、あくまで相手の言った事を正当に認め、そのままやった、それだけの事...これで文句言われても、僕も、ゆかりちゃんも困っちゃうよ、だって君たちの言うとおりの事しかしていないんだから。 私の復讐物を読みたい..リクエストに答え書き始めましたが..あれっ復讐じゃないかも知れない...
感想数 1
文字数 33,459
最終更新日 2022.08.04
登録日 2022.08.04
73
【完結済】敗者の街 ― Requiem to the past ―
※第二部を独立させることにしました! こちらで連載しております~
https://www.alphapolis.co.jp/novel/33242583/802394467
「たぶん、僕は殺される」
小説家ロデリックの元に届いたのは、未来の日付からのメールだった。
ロデリックは友人の危機に慌て、
幼馴染であり義兄弟であるローランド、ロバートとともに調査を始める。
奇怪なメール「ある罪人の記憶」、
目を離した隙に原稿に書き込まれる文書、
そして、調査報告とともに、失踪したはずの「キース」がロバートの面影になぜか重なっていく。
引きこもりの小説家は気づかない。
既に、自分たちも因縁に絡め取られているのだと。
……渦巻く狂気の中に、足を踏み入れていたのだと。
──これは、過去を救い、未来を探す物語。
《注意書き》
※他サイトにも同名義で重複投稿しています。
※過激な描写あり。特に心がしんどい時は読む際注意してください。
※現実世界のあらゆる物事とは一切関係がありません。ちなみに、迂闊に真似をしたら呪われる可能性があります。
※この作品には暴力的・差別的な表現も含まれますが、差別を助長・肯定するような意図は一切ございません。場合によっては復讐されるような行為だと念頭に置いて、言動にはどうか気をつけて……。
※特殊性癖も一般的でない性的嗜好も盛りだくさんです。キャラクターそれぞれの生き方、それぞれの愛の形を尊重しています。
感想数 3
文字数 247,441
最終更新日 2020.07.19
登録日 2019.01.03
74
誰が誰の為に書いたんだ、この処方箋?
薬局にやって来た患者が持っていた処方箋。
良く見ると何かがおかしく……?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。
感想数 0
文字数 1,809
最終更新日 2024.09.27
登録日 2024.09.27
75
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文字数 888
最終更新日 2023.11.20
登録日 2023.10.26
76
ぴょん(うさぎの僕と柴犬の抗争。胸糞展開)
ぴょん。母さんの毛皮を盗賊王、柴犬のシヴァリアンとその一味に奪われたうさぎの僕。僕は、過去に母さんと父さんを二足歩行の生き物に殺された過去を持つ。弱肉強食の世界で、僕は盗賊王柴犬のシヴァリエンに立ち向かう。
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文字数 2,187
最終更新日 2022.03.09
登録日 2022.03.09
77
夢
私、村山明夫は小さいながらもデザイン会社を立ち上げ、大手の広告代理店との取引も出来るなど、順調に軌道に乗っていた。私は幼少の頃から夢を持っておりその一つが経営者として会社を持つ事であった。そして、一応その夢を実現させたので、次の夢を追うことにした。
次の夢、それは良い伴侶を得ることである。良い具合に友人の杉本から合コンの誘いが有りそれに参加した。
そこで知り合った畠中佐知江に私は強く惹かれた。所謂一目惚れというやつだ。
交際が深くなるにつれ、益々愛情が深まる私は彼女にプロポーズした。だが、彼女は結婚は出来ないという。訳を尋ねると彼女は学生時代に郷田絵里とその仲間に虐められ、犯された過去があり、更に今もつけまわされているという。そんな女だから結婚する資格などないし、私に迷惑が掛かるからと訴えるのであった。
彼女の辛い過去を聞くに及んで私は彼女を嫌になるどころか、逆に守ってあげたいと心底思った。私は今でも彼女をつけ回す坂下という男の動向を探る為探偵を雇った。探偵の調査によると上京した坂下はその地域を牛耳る組の構成員となっており、現在は組の雑用に忙しくとても佐知江につけ纏っている暇などないとのことであった。それでも彼女を私の家に匿い事実上の同棲生活を始めた。
同棲生活を始めた頃から私は怖い夢を見るようになった。ある日、私は坂下ともう一人佐知江を虐めていた成田淳子の二人を殺す夢を見るが、それは夢では終わらず現実に起きていた。彼らを憎むあまり、私は夢遊病者の如く自覚が無いまま、佐知江の復讐をしたのだろうか。
そして、次は郷田絵里を殺害すべく誘い出したとき探偵達が止める。事実は全て逆で、二件は佐知江の犯行であり、過去の事件も郷田絵里こそ虐めの被害者で、加害者が佐知江だと言う。真相は玉の輿を狙う彼女が私の同情を買うため嘘をつき、それを知った坂に強請られた故の殺人だった。そんなことは嘘だと叫んで目が覚めた。夢だったのかと安心する私の傍で、凶器を持った佐知江が私に襲い掛かって来た。これも夢なのか、それとも……。私は必死で防衛し反撃をした。漸く彼女から凶器を取り上げて、彼女を刺した。何度も何度も身体中を刺しまくった。やがて彼女は息絶えた。その時、私を心配した刑事の近藤がやって来て、今までの私の体験は全て現実ではなく、私の夢であると言う。では、私を佐知江が襲って来たのも夢だったのか? だが手遅れだ、佐知江は隣の部屋で血みどろで息絶えている。もう私には夢と現実の区別がつかなくなっていたようだ。
感想数 0
文字数 59,622
最終更新日 2023.05.29
登録日 2023.05.29
78
ディア・マザー
鏑木雪穂は、母親に対して異常なまでの愛情を抱く少女だった。
実の父が末期の癌で死ぬ時にも、父よりも、愛する夫をもうすぐ失ってしまうという事実と、慣れない病院での介護生活で精神的にも肉体的にも疲労している母の身を案じるほど、その愛情は深く、そして異常なものであった。
それから五年の間に、母には様々な災いが訪れる。
愛する夫の死、家を手放し戻った実家での両親――即ち雪穂の祖父母――からの虐待、罵倒、祖母の命令での強引な再婚、再婚相手の暴力、離婚の話に応じない再婚相手からの逃走、ようやく落ち着いた都内の安アパートでの極貧生活。
母の側にいて、それらをずっと見て来た雪穂は、少しずつ精神が歪んでいった、いつしか彼女は、母を苦しめるモノを全て排除したい、そう考える様になっていた。
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文字数 3,171
最終更新日 2024.11.22
登録日 2024.11.22
79
感想数 0
文字数 1,522
最終更新日 2022.09.28
登録日 2022.09.28
80
ツギハギドール
※グロ系統描写あります。苦手な方はご注意を
憧れてやまない同級生の死――
目の前で大事な友人を失った少女、斉藤初は、希望のない日々を過ごしていた。
彼女の心の拠り所はたった一つ……可愛らしい姿のプリンセスドールで。そのドールは、失われた同級生にそっくりだった。
そんなある日、友人の死に関わった人物が、無残な姿で命を落とす。一見事故かと思われた遺体のそばには、謎のドールが発見され、世間では亡くなった少女の呪いとして騒がれる始末。
命を落として尚も引き合いに出され、侮辱されるのか――我慢がならなかった斉藤初は、独自に事件を調査することを決意するが――
事故か自殺か他殺か。ドールの目撃情報とはいったい。本当に呪いが存在するのか。
ミステリーxサイコxサスペンスxホラーストーリー。
感想数 0
文字数 109,472
最終更新日 2024.02.27
登録日 2024.02.15