旅 小説一覧
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主人公、ライラは目覚めると、記憶も、名前も、過去もすべてを失っていた。荒涼とした大地に立ち尽くす彼女は、自分が誰で、何故ここにいるのか一切わからないまま、ただ一人で歩み始める。唯一の手がかりは、彼女の持つ一冊の古びた日記帳。だが、その日記帳もほとんどのページが破られ、読める部分は僅かしか残っていない。
日記の数少ない記述を頼りに、ライラは静かな村「エルムウッド」にたどり着く。この村はまるで時間が止まったかのように穏やかで、住人たちは皆、心優しく、彼女を温かく迎え入れる。ライラは村人たちと一緒に日々の生活を送りながら、自分の過去を取り戻すための手掛かりを探していくことになる。
村での生活は、彼女にとって新鮮で驚きに満ちていた。朝は鶏の世話をし、昼は畑で野菜を育て、夕方には村の人々と共に夕食を囲む。そんな日々の中で、ライラは次第に自分の心が癒されていくのを感じる。しかし、その穏やかな日常の中にも、彼女の失われた記憶に関する手掛かりが少しずつ現れてくる。
ある日、村の古老から語られた伝説が、ライラの記憶の一部と奇妙に一致することに気づく。かつて、世界には大きな戦争があり、その中で多くの記憶と記録が意図的に抹消されたという。ライラの失われた記憶も、その戦争に関わっているのではないかと推測する。古老の話を聞くたびに、彼女の中に何かが目覚め始める。
エルムウッド村でのスローライフは、ライラにとっての癒しとともに、自分を取り戻すための旅路でもある。村人たちの温かさに触れ、日々の小さな喜びを見つける中で、彼女は少しずつ自分の居場所を見つけていく。彼女の過去が何であれ、今を生きることの大切さを学びながら、ライラは自分の未来を描き始める。
物語は、ライラがエルムウッド村での生活を通じて成長し、自分の本当の姿を見つける過程を描く。喪失された記憶、抹消された記録、そして全てを消された放浪者としての彼女が、新しい生活の中でどのように自分を再発見していくのか。ライラの冒険と共に、読者はほっこりとした温かい気持ちになりながら、彼女の物語に引き込まれていく。
文字数 69,516
最終更新日 2025.09.25
登録日 2024.06.11
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異世界に転生した女の子、田中 優里(たなか ゆり)が色んな人に出会い少しずつ成長していく物語。
お父さんを探していた優里は、異世界に転生してお父さんを探している色んな人々に頼られる。
決して楽しい事ばかりではないし、どちらが正しいのか分からない時もある。だがそれを乗り越えて進んでいく強い女の子の結末は・・・
文字数 60,775
最終更新日 2025.09.24
登録日 2025.04.17
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肌寒い北の町で退屈な日々を送っていた「わたし」。そんなある日、目の前に現れたのは、不思議なマッチ売りの少女だった。僕にしか見えない彼女が持ちかけてきたのは、「時間」をめぐる奇妙な取引。約束の場所『星降ノ花ノ丘』を目指す、ふたりの旅が静かに始まる。
文字数 5,278
最終更新日 2025.09.22
登録日 2025.08.30
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あらすじ
月影の山に住む神の声を聞く力を持つ聞き手。その一族の末裔であるエオーは、聞き手になる前夜、人の敵である“魔の者”ブランクと出会う。ブランクは聞き手である母親が死ぬ直前、自分をこの山から逃がす為に助けを求め、呼んだ相手だった。神の山と呼ばれていた山は族長に支配されており、聞き手の声を聞く者はいないと知るエオー。そんな中、山は魔鳥に襲われ、村人が次々と殺されていってしまう。エオーはブランクと共に生まれ育った山を降りる決意をする。
滅びゆく故郷で怪我を負ったエオーは、人と“魔の者”が共に暮す悲願の里へと辿り着く。そこで知ったのは聞き手の本当の役目と世界の真実だった。人と“魔の者”の契約が失敗に終わった成れの果てである堕ち人に狙われながらも、満月の日にその役目を果たすべく、エオーは“魔の者”が生まれるという月の山へと向かう。そしてそこで“魔の者”達と戦い続ける大国の存在を知るのだった。
世界に救う価値はあるのか。エオーは満月の夜、月の山へと向かう。
登場人物
人間
エオー 月影の山の次期聞き手
シゲル エオーの従兄弟
シュルマ エオーの妹
オス エオーとシュルマの父で、月影の山の族長
モリー 追跡者専用の宿経営者
ベルカナ 北門隊長、モリーの幼馴染
テイワズ 紅い砂の国の北門副隊長
ウィルド 紅い砂の国の王女
エゼル エオーの母親で聞き手
魔の者
ブランク 魔の者の王の弟
フレイ カノの息子
スリサズ 悲願の里の長
バン 悲願の里に住む者
ハガラズ 王の四肢
ウンジョー 王の四肢
ナウシズ 王の四肢
ラド 王の四肢
ユル 祈り手
カノ 魔の者の王
文字数 114,532
最終更新日 2025.09.17
登録日 2025.08.29
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突如人が『魔人化』し、凶暴化する世界で。魔人のリュレン、ルレファ、セフィネルは魔人を討伐する力を持つ『使者』から逃げながら謎を追う。魔神とは何か。使者とは何か。そして、なぜ自分たちは凶暴化しないのか。世界の謎を紐解く、三人の物語。
文字数 17,140
最終更新日 2025.09.15
登録日 2025.09.03
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俺、渚 海(なぎさ かい)の人生は、愛魚の大型淡水フグ【ファハカ】が水槽をぶち破り、そのガラス片で頸動脈を掻っ切られたことで幕を閉じた。――まさかの『フグ』に殺されたのだ。
気づけば神様の前にいた俺は、ほぼ同時に死んだ愛魚の魂と共に異世界転生するチャンスを得る。
「ペットの姿は好きにカスタマイズしていいぞ」という神様の言葉を受け、俺を殺した罰として、フグの魂を【人間】の【女】、それも超絶美少女に作り変えてやった!
こうして、元ペットで現パートナーの『毒使いの格闘魔術師』ファカが爆誕。
一方の俺は、戦闘能力ゼロのサポート魔法特化という最弱ステータス。
だが、それでいい。俺の役目は、最強の仲間たちを支援し、勝利へ導くことだ!
心優しきオーガの女戦士「ムー」、主人公(おれ)のために理性を失い暴走するアマゾネス「サリヴァ」、暗殺者(アサシン)として生きてきたホビットの少女「ベニー」、そして三百年の絶望を生き抜いたエルフの姫「シルフィ」――。
死ぬたびに誰かの記憶を上書きして増えていく、ワケありで最高に魅力的な仲間たち。
彼女たちと共に冒険を繰り広げる中で、俺はこの世界の歪んだ理(ことわり)と、それを裏で操る『神』の存在に気づいていく。
これは、フグに殺された最弱の男が、愛と知恵と支援魔法を武器に、最強のハーレムパーティを率いて理不尽な運命に牙を剥く、異世界冒険譚!
文字数 11,194
最終更新日 2025.09.13
登録日 2025.09.07
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ユグドラシル・オンライン終了のお知らせ。
石島奏多はユグドラシル・オンラインをβ時代からやっている最古参プレイヤーである。
奏多は最後の最後までユグドラシル・オンラインにログインしていた。
そして今日の深夜12時丁度サービス終了した。
強制ログアウトを目にした奏多はパソコンの電源を切って眠りについた。
そして、目を覚ますとそこは知らない世界ーーー否、よく知っている世界だった。
誰よりも長い時間プレイしたゲーム。
ユグドラシル・オンラインの世界だった。
その世界を彼は散歩する。
よくあるMMORPGトリップものです。
文字数 253,646
最終更新日 2025.09.12
登録日 2017.01.15
132
文字数 4,383
最終更新日 2025.09.12
登録日 2025.09.10
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修学旅行のバスで浮かれていた高校生たちがトンネルを抜けると、そこに広がったのは広大な空であった──。
彼らを待っていたのは魔法と幻想のファンタジー異世界。しかし彼らに与えられたギフトであるスキルは軒並みハズレを超えてゴミ。
『一センチのみの瞬間移動』
『水の中で三分間だけ息を止められる』
『触れた場所に髪を生やせる』
──これでどうやって生きていけと言うのか。
魔法も力も知識もない。頼れるのは常人以下のスキルと数少ない現代知識のみ。
そんなハードモードな異世界の様々な情勢に振り回されながらも少年少女たちは時として勇敢に戦い、時としてアホで馬鹿なことをしながら奔走する。
目指すは「クラスメイト全員の合流」と「元世界への帰還」。はたして彼らは全員合流し、元の世界へと帰れるのか。
長くも奇妙な命懸けの修学旅行が今始まる──。
文字数 149,171
最終更新日 2025.09.10
登録日 2025.03.01
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遥彼方の宇宙に浮かぶ名もなき星。そこで暮らす民達は種族ごとに瞳の色が違い、狩をする民、漁をする民、農耕を営む民が幸せに暮らしていた。しかし、その星に異変が起こりそれぞれの種族が戦いに引き込まれていく。その乱れた世界に秩序を取り戻すために現れた伝説の民。黄金の瞳を持つ男と女が平定を試みる。
文字数 13,705
最終更新日 2025.09.10
登録日 2025.08.04
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――砂漠の静寂を破り、禁忌の獣が吠える。
その影は、王国を飲み込む予兆だった。
砂漠に囲まれた王国・タムール。
王子ライアスを悩ませていたのは、自国周辺に突如現れた異形の存在だった。人々を無差別に襲うそれは、魔境国からしか現れぬはずの“魔境獣”に酷似していた。
真相を探るため、呪禁師キールと剣士長ネビィスは砂漠へと赴く。しかし待ち受けていたのは、想像を絶する魔境獣。絶体絶命の危機に追い詰められたその瞬間、仮面を戴く謎の剣士エリオルと、キールの旧知の魔術師ハワードが姿を現す。
彼らの力を借り、なんとか獣を退けた一行だったが、事態はさらに深刻だった。
王子ライアスのもとへ、さらなる魔境獣が迫っていたのだ。
時を渡る術で駆けつけたエリオルとハワード。死闘の末に勝利を収めるも、そこには誰も知らぬ大いなる陰謀の気配が漂っていた。
なぜ魔境獣が砂漠に出現したのか?
それは偶然か、必然か――。
タムールの未来を賭け、真相を追う冒険がいま幕を開ける。
文字数 111,301
最終更新日 2025.09.08
登録日 2025.09.07
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ガリ勉受験生の大野イサムは、大学受験当日、異世界の聖女ラーティによって勇者召喚されてしまう。
魔王討伐を頼まれ困り果てるイサムだったが、なんと聖女ごとまた別の異世界へ勇者召喚されてしまった!
剣聖とラスボス、どっちを倒す方が生き残れる? って俺はレベル1なんだが!?
召喚勇者イサムと腹黒聖女ラーティの凸凹コンビは果たして元の世界へ戻れるのか!?
文字数 61,080
最終更新日 2025.09.07
登録日 2025.08.17
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(全80話)※前作よりは全然ゆるく「無血」を目指しているので、安心してください。
※『天国の扉』の続編・子ども世代の物語です。前作をお読みいただいた方が【答え合わせ】を楽しんでいただけると思います。→https://www.alphapolis.co.jp/novel/431092500/907200603
十五歳で心の声を聞く力に目覚めた少年ウサマは、姿を消した両親を探すため、聖地を旅立つ。
彼を待っていたのは、禁じられた思想と、王家の血に絡まる秘密だった。
一方、王子でありながら「王になりたくない」と願う青年、
自分の出生の意味を知らずに魔女に育てられた少女――
赤と白、炎と氷、ふたつに分かれた国で、
運命の火種が、静かに灯されていく。
継がれるのは、王の血か、それとも意志か。
これは、焔を継ぐ者たちの物語。
選ばれるのではなく、選びとるために旅立つ、若き者たちの成長譚。
※本作には、架空の世界観に基づく信仰・出自・血統・思想・性別・階級等に関する差別・偏見・抑圧、ならびに魔女狩りや宗教的対立、戦争の記憶や政治的策略に関連する描写が含まれています。
また、一部には登場人物の葛藤や過去の暴力、心の声を通じた内面描写など、精神的に重たい場面も含まれます。
これらの表現は、物語上の背景や登場人物の価値観・選択を描くためのものであり、現実世界における差別や不当な扱いを肯定・容認・推奨する意図は一切ありません。
物語の主題と創作意図をご理解いただけますと幸いです。
文字数 231,858
最終更新日 2025.09.06
登録日 2025.06.10
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人生に疲れ自ら命を絶ったした少女は、フェンリルの幼女として生まれ変わる、そこで出会った魔女であるリリアナという女と主従契約を結び、人間としての生活を謳歌することになる。この世界では、フェンリルそのものが神聖視されており、こっそりと暮らすため少女は人に化け魔法学園へと入学した。しかし、そこで起きる数々の事件を少女は自らの力で解決することになり、、幼女の転生学園ファンタジーが今始まる。
文字数 2,173
最終更新日 2025.09.05
登録日 2025.09.04
140
文字数 16,354
最終更新日 2025.09.03
登録日 2025.08.25
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王命により、宝珠を手に入れる旅をさせられる事になった6人の青年の物語。親に嵌められ、各々が手にしていた武器は特殊な物だった。敵に命を狙われ、不思議な体験をしながら目的を果たして行くことで、本当の『武器』を手に入れていた。
文字数 29,563
最終更新日 2025.09.01
登録日 2024.08.31
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創作の短編小説です。気分転換にどうぞ。
飛ばされた世界での一人プラスαの旅がなかなか楽しい、と主人公が感じる、あるワンシーンの話。
気楽にお読みいただける短編です。特に事件が起きるわけでもありません。
他のサイトさんにも掲載しています。
文字数 2,627
最終更新日 2025.09.01
登録日 2025.09.01
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十年ぶりに触れたゲームは、現実よりもリアルな異世界への招待状だった――。
結婚生活十周年を迎えた主婦・時透沙苗は、懐かしさから新作RPGを始める。
選んだ職業は“僧侶”。癒しと祈りで仲間を助けるはずが……なぜか「筋力」に全ステータスを振ってしまう。
気づけば、彼女は異世界《アルヴェリア大陸》の大草原に立っていた。
祈りの力はゼロ。回復魔法も使えない。
だが――彼女が握ったバトルアックスは、大地を割り魔獣を一撃で粉砕する。
「僧侶なのに……なんで斧なの!? いや、強いけど!!」
世界に現れた異端の“筋肉僧侶”。
常識を破壊する冒険譚が、今ここに幕を開ける!
文字数 28,006
最終更新日 2025.08.30
登録日 2025.08.29
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この世界には人やモンスターが生きている「現界」以外に「天界」と「冥界」が存在している世界。
その冥界で帝である「イツトリ」は労働中に現界に召喚された。
召喚したのは牢獄の中で鎖に繋がれながらも懸命に生きようとしている目をした少女だった。
そんな過去に生きた者と今を生きている少女が現界で過ごすそんなお話
文字数 1,157
最終更新日 2025.08.30
登録日 2025.08.30
146
文字数 55,215
最終更新日 2025.08.30
登録日 2021.08.30
147
女傭兵ステラは、弟子たちと共に世界を旅する流れ者。
彼女の剣が道を切り拓き、弟子の魔法がそれを支える、この旅。
新入りの傭兵志望の少年、リースが仲間になり、三人の旅は荒々しくも平穏に続いていくはずだった。
だが、王都の魔術師から届いた指令が、一行の日常を切り裂く。
「国の守護者候補たる"赫き竜"が暴れている。原因を探れ」
依頼は「偵察」。
しかし、竜の瞳に宿る狂気の奥で、ステラは巨大な陰謀の匂いを嗅ぎ取る。
――これはただの竜災ではない。
ステラと竜の咆哮が共鳴する時、偽りの平穏は終わりを告げる……。
***
完結まで毎日更新をします!
ぜひ読んでいただければ嬉しいです!
文字数 87,953
最終更新日 2025.08.29
登録日 2025.08.22
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いつか、どこかの、荒廃した世界。
人類は大きな湖の周りに身を寄せ、さまざまな風習の街を創って暮らしていました。
街と街を行き来する手段は、湖を時計回りに廻る列車・クレイダーのみです。
十二歳の少年・クロルは、クレイダーの運転手です。
とある街を出発する直前、群衆に追いかけられる一人の少女がクロルの列車へと駆け込んで来ます。
彼女は白い羽を持つ新人類……"有翼人"でした。
様々な街、様々な人。
それそれが思う、一番良い生き方。
出会いと別れを繰り返し、クロルは『天使』と呼ばれた名もなき少女にふさわしい街を探し、列車を走らせます。
しかし、案内役として少女を導くクロルにも、ある秘密があって……
この世界に、誰も傷つかない街なんてないのかもしれないけれど――
それでも自分らしく生きていたいと願った二人の、トレインジャーニーファンタジー。
文字数 118,291
最終更新日 2025.08.28
登録日 2025.07.31
149
文字数 6,180
最終更新日 2025.08.28
登録日 2025.08.28
150
魔力が絶対の価値を持つウェザリオ王国で「無能」と断じられた王子シャールと公爵令嬢セフィラ。しかし彼らには万物を操る未知の力があった。元王子と聡明な元令嬢は国を捨て、追手を退け、辺境の街で冒険者として再起する。
文字数 24,042
最終更新日 2025.08.25
登録日 2025.08.25
151
異世界転生を果たしてから約500年、紆余曲折あって仙人になったヨタカはある日、人の立ち入らない深い山中で死にかけているイケメンを発見する。
助けようと手当てをするがイケメンの厄介な体質により効果は薄く、ついには最終手段としてやむを得ず────セックスをした。
イケメンは無事一命を取りとめ、よかったよかったと元いた町にリリースしようとしたらなんだかんだ理由をつけて同行を迫られる。
「は? 責任をとる? ……いや、なんで?? どちらかといえば責任をとる立場なのはオレ……あ」
そうしてなんだかんだ共に旅をすることになってしまった。
厄介な体質を持つ銀髪金眼のイケメン剣士✕平凡顔三白眼の隻腕仙人(転生者)の異世界放浪記。
※メインカプ固定
※更新お休み中
文字数 90,091
最終更新日 2025.08.19
登録日 2025.07.19
152
スラム街の地下酒場。
いつものように仲間たちと安酒をあおっていた盗賊ジークは、そこで“あり得ない人物”を目撃する。
白いマントの奥に隠された顔――それは、一年前の式典で見た、翠樹王国の第三王女リュシアだった。
「……まさか、なんで王女様がこんな場末に?」
興味と好奇心に突き動かされたジークは、命知らずにも彼女に声をかけようとする。
しかし相手は王女、しかも護衛は強面の騎士。失敗すれば即座に叩き出されるだろう。
それでも彼には“とっておきの切り札”がある――世界の因果を飛び越え、過去の一点へと戻る「セーブポイント」の力だ。
幾度ものやり直しを繰り返し、ついにジークは王女と二人きりの時間を掴む。
しかし、それは同時に、彼の運命が大きく動き出す第一歩でもあった。
星の沈黙を破り、世界を揺るがす物語の幕が、今、静かに上がろうとしている――。
文字数 16,087
最終更新日 2025.08.19
登録日 2025.08.18
153
転生した主人公が呪いによって何度も転生を繰り返す
万能スキルで無双するも、バレたらアウト?
呪いを解くための冒険が始まるまでのお話し
登場人物紹介
※話しの進みで追加・削除します
・城島(きしま)ジュン
本作の主人公、ある日突然異世界へと転生してしまう
特殊なスキルで無双するが、呪いを掛けられ転生を繰り返す事に…
現代で出会った占星術師によって呪いの発動条件や解呪に繋がるヒントを得る事が出来た
突然現れた魔王軍の『ヴィズ』と名乗る男が『因子』と言っていた…
俺の呪いとの関係は何なのか…また謎が増えてしまった
ご都合的な展開でフランスへ旅立つ事に…
不安と希望を抱え呪いを解く旅に出る
・父親
元電気工事士だが今は街の電気屋をしている
・母親
フランス人と日本のハーフで親は教会を営んでいる
・南雲ヒイロ(ミケ)
聖霊術使いの戦士で、聖霊騎士団の長でもある
如月カノンのマネージャーをしている
聖霊力を昇華させ会場にいた人を助けたが、実力以上の力を使った反動で気を失ってしまう
旅立ちの日に何故か一緒の飛行機に乗っていた
タズキと聖霊騎士団としての繋がりがあった様で連絡を取り合っていた様だ
・領条院タズキ
占いの館にいた占星術師で主人公の(全てではないが)転生や呪いの内容まで知っている唯一の人物
聖霊騎士団に在籍していた過去があり、ヒイロとは顔見知りだった
・如月カノン
ライトキュアカンパニーと言う芸能事務所に所属している人気急上昇中のアイドル歌手
突然現れた『ヴィズ』とやらに『因子』を奪われる
彼女には特別な力があった様だ…
俺とミケの正体に気が付き協力をすると言っている
俺の呪いとも関係がありそうだが、今は情報が少なすぎて分からない
ミヒャエルとは幼少期に知り合っていた様で主人公のフランス行きに協力してくれた
・ハイド・E・ミヒャエル
フランス在住の作家
それなりに知名度はある
有名になったのは主に超常現象を否定する様な内容の書物だったが、『dissimulation(隠匿)』と言うファンタジー物を最後に隠居生活をしているらしい
妙に惹き込まれる内容に主人公が興味を持つ
因みに【デミス】はこの本の名前から引用している
・業火のヴィズ
(自称)魔王軍の筆頭
炎を使った魔法を操る
プライドを傷付けられる事には異常なまでに反応するタイプ
…多分何度も会うような気がする
・彫氷のリュミナス
魔王軍と思われる存在
冷静で怒りっぽい(笑)ヴィズを宥める事が出来る程の実力者
声を聞いた限りでは女性の様だが、声だけで姿は分からない
文字数 74,559
最終更新日 2025.08.18
登録日 2024.11.25
154
魔術を使えず落ちこぼれだった少女エステルは、古の大魔導師ステラと出会いその力を取り込み膨大な魔力を得る。しかし魔力だけでは目指す最強にはまだ遠い。そこでステラが提案したのは大聖印と呼ばれる魔術刻印の収集だった。
大聖印とは大陸各国を統べる王の証でもあり、それを集める事は大陸中を敵に回す事にも繋がる。
それでも少女は迷わずその道を突き進む。もしその障害となるなら愛する者さえも斬る事をためらわない。
魔術狂いで少し(大分?)頭のネジの外れた少女エステルが、手にした膨大な魔力と大魔導師ステラの指導によって最強への道を歩んでいく物語です。
文字数 121,509
最終更新日 2025.08.18
登録日 2025.07.28
155
光の加護を宿す少女、リュミエール・ルクレール。
王国の希望として育てられながら、彼女は「聖女姫」として王城に幽閉されていた。
だがある夜、謎の黒衣の少年に連れ去られたことで、彼女の運命は大きく動き出す。
闇に生きる少年ノクス。
彼の正体は、王国の裏に潜む陰謀を知る"影の存在"だった――。
城を逃げ出した姫は、剣を取り、魔法に目覚め、数多の出会いと試練を乗り越えてゆく。
「私はただの姫じゃない。私は、私の意思で生きる」
聖女と呼ばれた少女は、やがて世界を変える“光”となる。
少女の冒険譚が、今始まる――。
文字数 11,260
最終更新日 2025.08.16
登録日 2025.08.03
156
157
文字数 408,714
最終更新日 2025.08.14
登録日 2020.02.09
158
少年には“意味”を。少女には“居場所”を。
物心つく前に盗賊団に拾われた俺には、名前も故郷もない。
幻影術と双剣で盗みを重ね、強すぎる魔力にはずっと蓋をして生きてきた。
そんなある日、任務先の館で一人の少女を助けた。
貴族の血を引きながら、魔術が使えないという理由で売られた少女。
呪霊術を植えつけられた、実験の果ての生き残り。
あの夜から、すべてが変わった。
少女を連れてアジトを離れ、俺たちは旅に出た。
イグナード商会の手から逃れるためでもあるが、それ以上に――
この世界のどこかに、彼女が安心して暮らせる場所があると信じたからだ。
そして、俺自身もまた探している。
なぜこの力を持って生まれたのか。
誰でもない自分が、何者になれるのかを。
――これは、拾われた盗賊と売られた少女が、自分の“意味”と“居場所”を探して旅する物語。
文字数 94,384
最終更新日 2025.08.10
登録日 2025.08.10
159
「約束通り殺してやろう」
「君は僕を殺せないよ」
魔王となる者メラース、生贄であり精霊に愛されし者ルワト――幼い二人は友となり、お互いの命を縛りつける約束を交わした。
それから数百年後、何度めかの目覚めを迎えたルワトは、邪淫の霧から世界を救うべく旅立つ。
歪んだ愛で世界を分断させてしまった貴族の息子×東の大国の神子、闇の力を抱く少女×女王、欲望と好奇心の塊の商人――ルワトを取り巻く人々の愛憎は、彼の運命を巻きこんでいく。
主人公ルワトとメラース、二人の複雑な絆を軸として描く、異世界ファンタジー。
※BL、GL、ブロマンス描写を含みます。
※残酷描写、流血描写注意。
文字数 12,541
最終更新日 2025.08.10
登録日 2025.08.08
160
意外な結末がありクスッと笑える、少し不思議なショートショート。そのショートショートと巡り合う鉢嶺愛の物語。
それは、ARが発達した近未来の日常で、VRによる別世界の旅の中で繰り広げられる。ただのおしゃべりの中で生まれることもあるが。
「神様に世界平和を願っているのにもかかわらず、叶わないでしょ」
神社でお参りをするときに受験だとか明確な願いが思い浮かばなければ、とりあえず世界平和を願っていると言うのに。一向に叶いやしない。
「世界のどこかには世界中の不幸を願っている人もいるからじゃないですか」
後輩の花が悲しいことを言う。
「私個人の幸せを頼んでも叶わないことがあるよ」
「それは世界中のすべての人が不幸になってほしいと願っている人がいるんですよ」
「反する二つのお願いをされて、パラドックスでダメになってるってこと?」
「そうですね。世界には嫌な奴もいるのですよ。まぁそんなことにも対応できないなんて神様もたいしたことないですね」
「もし花が神様だったら世界の幸福と不幸そのニつの反する願いに対してどう答えるの」
どうすると言うのだろう。大丈夫だろうか、神様に大したことないとまで言ってしまっていたが。
「悪い奴と良い人の世界の二つに分けますね。天国と地獄みたいに」
「今の神様と同じじゃん」
文字数 80,399
最終更新日 2025.08.09
登録日 2025.07.12