同居 小説一覧
201
少し不思議な日向くんと、一つ屋根の下で
土砂降りの雨の中、傘もささずに川面を眺めている少年がいた。
「まさか、身投げ!?」
声が出せない戸川紬は慌ててペンを手に取り、彼――日向悠紀を励ました。
それから一週間後、学校帰りの紬を待っていたのは悠紀と彼の兄にして国民的アイドルの真紘。
彼らは遠縁の家で虐げられている紬を心配し、うちに来ないかと誘う。
迷った末、彼らの家に行くことにした紬。
日向家で待っていたのは、優しい使用人たちと、少し不思議な日常でした。
202
泣き虫サキュバスを召喚したら、なぜか同居することになりました
普通の女子高生・東依夜は、軽い気持ちで行ったおまじないでサキュバスを召喚してしまう。
しかし現れたのは――誘惑どころかまともに話すことすらできない、泣き虫で気弱な“ポンコツサキュバス”メイベルだった。
役に立てない自分に怯え、「いらなければ捨ててください」とすぐに泣き出す彼女を放っておけず、依夜は仕方なく面倒を見ることに。
そんな中、真面目すぎる親友や、完璧すぎる兄、そしてメイベルの姉を名乗る謎の美少女まで現れて――
「役に立たないと価値がない?」
劣等感を抱えた普通の少女と、出来損ないのサキュバス。
不器用な二人が、少しずつ“特別な関係”になっていく、百合×ドタバタラブコメディ。
203
アオハルの恋
アルファポリス「第1回きずな児童書大賞」奨励賞受賞作品。
幼なじみの蒼と10年ぶりに再会した羽留。
蒼は県内トップ高の1番で入学するくらい秀才で、顔もいいイケメン。
いつも友達に囲まれている王子様みたいな人。
母親同士が仲が良く、蒼の家庭の事情で居候することになった。
でも、幼少期の羽留との記憶が蒼にはなかった。
羽留が大好きな人気小説家「空野奏多」の正体はなんと蒼だった。
恋愛小説家にも関わらず、恋愛がわからないらしい。
そこで、羽留に疑似恋人になってほしいと言って来る。
同居しながら、同じ高校に通いふたりの距離は確実に縮まった。
そこで、遊園地とアクアリウムで疑似デートをすることにする。
空野奏多の正体を言わないと羽留は約束する。
同居のことは秘密にすると蒼は約束する。
二人だけの秘密ができた。
夢の中のぼんやりとした記憶――。
たしかに彼の声は鮮明に刻まれている。
でも、何という会話をしたのか、朧気で、不確かでほとんど覚えていない。
「合言葉は○○○○だよ。これは魔法の言葉だよ」
素直じゃない猫かぶりな俺様王子様な彼と一途に想い続けた羽留の恋。
蒼の記憶が羽留のことだけ無くなっていたのはなぜ?
記憶を取り戻す合言葉は?
猫かぶりな本音を言わない彼と好きだと言える素直な二人の恋。
超恋愛に鈍感な俺様王子様男子と普通女子の恋の行方は?
204
同居人はイケメン様。
この春から勤め出した高校の同僚である先生と、ひょんなことから始まった奇妙な同居生活。
口が悪くて自分勝手でデリカシーもない相澤先生のことは嫌いなはずなのに、顔が超イケメンなせいで何度もドキッとさせられてしまう……
顔が良いからってなにしても許されると思ってない?
こんな奴、一刻も早く家から追い出したいと思っているのに……その距離はどんどん縮まっていって────
205
俺たちは幽霊屋敷に住んでいる
社会人2年目、仕事中に大きなショックを受けて逃げるように会社を辞めた俺は亡き祖母の残した一軒家で1人田舎暮らしを始めた。
しかしこの家は何かがおかしい。夜中に戸を叩く音、誰も居ない筈の家で階段を駆け上がる足音、少女の笑い声、、
ほんの少し霊感があり極度の怖がりである俺は、突如転がり込んで来た正体の知れない男を頼りにせざるを得なくなった。
この家で起きる怪奇現象は怖い!
謎は多いが異様に優しいこの男との同居の日々はホラーストーリー?それともまさかのラブストーリー?
206
毒入りゴールデンレトリバーの冒険
家出少女と親なし少年の同居生活始まりの物語です。ほんわかと、けれどちょっとだけ異能がからむ緊張感のあるストーリー。少女には毒を出してしまう体質があり、閉じ込められていた山奥から自由を求めて逃げ出しました。少女が追手に捕まりそうになったところ、少年と出会って助けられます。一軒家に一人で生活してきた少年は無邪気で明るい少女を住まわせることにワクワクしますが、毒を出してしまうという特殊な人間だとわかった少年は………。そして少女を追う怪しい男たちが二人を追い詰めていくことに。日常系でありながら異能系。そして少女の無邪気であどけない様子を楽しんでいただけたら幸いです。
207
恋心ゼロのはずが、幼馴染が本気で溺愛してくる
白石紬はひとり暮らし。仕事と家を往復するだけの平穏な毎日。おひとり様として節約も頑張る日々。
ある日を境に、幼馴染の芹澤匠海がよく訪れるようになった。
「近くのジムに通ってるから」と言いながら、重い米やら味噌やら、手土産を抱えてやってくる。
なぜ今さら? 何が目的? 距離を取ったのは自分のくせに。
それでも、気遣いに触れるたびに、心は少しずつほぐれていく。
そんなある日、差出人不明の封筒がポストに届いた。
不安な日々のなか、匠海はそばにいてくれる。
でもその視線は、幼馴染のようでいて、ひとりの男性のまなざしで――
恋心なんてゼロのはずだったのに、気づけば守られていた。
※ムーンライトノベルズでも投稿しています。
208
死神に寵愛される余命90日の花嫁
「俺は、歌恋のためにならどんな犠牲もいとわない。全力で君を守ってみせるから」
この世界には人間の世界にごくわずかに生存している死神族という種族がいる。
その見た目はとても美しく、巨額の富を持ち、花嫁となる女性には永遠なる命を授けることができる。
死神は残りわずかな寿命を持つ人々に未練をなるべく残さないよう手伝うための存在だ。
死神の愛は深く重く一途だ。
家族とうまくいっていなかった17歳の女子高校生の光野歌恋(ひかりのかれん)の前に死神が現れた。
余命九十日だという宣告だった。
同時に運命の赤い糸で結ばれた死神の花嫁だと言われる。
特例で死神である四神至(しがいいたる)の花嫁になるならば、永遠に近い命がもらえる。
歌恋は死神の花嫁になることを決意して同居することを承諾する。
死にゆく人と向き合う死神の仕事を手伝うことになり、歌恋の母が助けた少年に会いに行くことになる。
少年を助けたせいで歌恋の実の母が死に、父が再婚して連れ子である妹にいじめられるようになった。
再会した少年は高校生になっており、家出した母が残した手紙の謎を解いてほしいと言われる。
『名前を似せても好きな人を諦めることはできませんでした。ごめんなさい、幸せになってください』という内容の手紙だ。
少年の名前は金子漣(かねこれん)。彼の余命はあと90日で至が担当することとなる対象者だった。
歌恋の幼なじみである青龍葵は四神家の分家である青龍家の長男だ。
歌恋は葵が初恋の人だった。
その葵も余命が90日となり、至と歌恋が担当することとなるが。
「どんな過去も受け入れる。どんな傷もあざも気にしないから」
虐げられて死んでもいいと思っていた歌恋が一緒に生きていきたいと変わっていく。
美しい死神に溺愛される歌恋が死と向き合いながら、成長していくシンデレラストーリー。
209
私を貴方の色に染めて
「ったく、自覚が足らねぇなぁ、お前は。俺らの関係、バレたらヤバいの分かってる?」
酷いことばかりされるのに、嫌いになれないのは、どうして?
210
うちの魔法使いは方程式が解けない
物理学を専攻する大学二年生の瀬川千晴は、「証明できないものは信じない」を信条に生きていた。二年前に義姉を突然失って以来、感情を数式の外に置き、何かを選ぶことも、誰かに近づくこともしないまま、日々をやり過ごしてきた。
ある朝、アパート近くで見慣れない装束の女の子を拾う。「ここはどこの世界ですか」と問う彼女の名前はルカ。魔法世界から術式の失敗で転送されてきた、十七歳の魔法使いだった。転送の際に損傷した羽衣——魔法世界との共鳴を持つ装束——を失ったルカは、元の世界へ帰る手段を持たない。
「とりあえず今夜だけ」と部屋に連れて帰ったはずが、いつのまにかふたりの暮らしが始まる。
電灯を「魔法みたいです」と言い、コンビニに感動し、口癖の「でも……」で千晴の問いに切り込んでくるルカ。その目を通して、千晴は自分がずっと証明を理由に遠ざけてきたものに、少しずつ気づかされていく。
やがて千晴は、世界中に残る羽衣伝説と量子力学の仮説が交差する夜に、一つの問いに辿り着く——証明できなかったのではなく、言葉をまだ持っていなかっただけではないか、と。
満月の夜、損傷した羽衣が月光に共鳴し、元の世界への裂け目が開く。帰れる。帰れるのに——ルカは初めて、迷わずに言った。
「でも——ここにいたい」