「劣化」の検索結果

全体で41件見つかりました。
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アデル・オルラド、30歳。 彼は、22歳の頃に、前世の記憶を取り戻した。 約1000年前、アデルは『魔術学』の権威ある教授だったのだ。 現代において『魔術』は完全に廃れていた。 『魔術』とは、魔術式や魔術サークルなどを駆使して発動する魔法の一種だ。 血筋が大きく影響する『属性魔法』とは違い、その構造式や紋様を正確に理解していれば、所持魔力がなくとも使うことができる。 そのため1000年前においては、日常生活から戦闘、ものづくりまで広く使われていたのだが…… どういうわけか現代では、学問として指導されることもなくなり、『劣化魔法』『雑用魔法』扱い。 『属性魔法』のみが隆盛を迎えていた。 そんななか、記憶を取り戻したアデルは1000年前の『喪失魔術』を活かして、一度は王立第一魔法学校の教授にまで上り詰める。 しかし、『魔術学』の隆盛を恐れた他の教授の陰謀により、地位を追われ、王都をも追放されてしまったのだ。 「今後、魔術を使えば、お前の知人にも危害が及ぶ」 と脅されて、魔術の使用も禁じられたアデル。 所持魔力は0。 属性魔法をいっさい使えない彼に、なかなか働き口は見つからず、田舎の学校でブラック労働に従事していたが…… 低級ダンジョンに突如として現れた高ランクの魔物・ヒュドラを倒すため、久方ぶりに魔術を使ったところ、人生の歯車が再び動き出した。 かつて研究室生として指導をしていた生徒、リーナ・リナルディが、彼のもとを訪れたのだ。 「ずっと探しておりました、先生」 追放から五年。 成長した彼女は、王立魔法学校の理事にまでなっていた。 そして、彼女は言う。 「先生を連れ戻しに来ました。あなたには再度、王立第一魔法学校の講師になっていただきたいのです」 、と。 こうしてアデルは今度こそ『魔術学』を再興するために、再び魔法学校へと舞い戻る。 次々と成果を上げて成りあがるアデル。 前回彼を追放した『属性魔法』の教授陣は、再びアデルを貶めんと画策するが…… むしろ『魔術学』の有用性と、アデルの実力を世に知らしめることとなるのであった。
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小説 706 位 / 184,863件 ファンタジー 160 位 / 42,482件
文字数 96,866 最終更新日 2024.05.17 登録日 2024.04.20
私はずっと姉の事が嫌いだ。何でも完璧で、私が敵うことは1つもない。私の持っている制服もバックも姉のおさがりで、周りは姉に期待し、私は姉の妹としてしか見られない。私は姉の劣化版。 ある日、姉が事故に遭った。生きるか死ぬかという時に、私は考えてしまった。 「姉が死ねば、私は苦しまなくて済む」と。
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小説 2,898 位 / 184,863件 青春 38 位 / 6,530件
文字数 16,950 最終更新日 2024.05.15 登録日 2024.05.06
BL 完結 長編 R18
【完結】 一条響は、国内有数の大企業である一条グループ社長の長男として、またアルファとして、輝かしい人生を送ってきた。十四歳の冬、オメガに転換するまでは。
変化した環境や身体に苦しみながらも、自身で会社を起こし、「オメガになった自分だからこそできることがある」と日々奮闘していた。ある日、響は地下鉄で発生した集団ヒート事件に巻き込まれてしまい、灰藤壱弥という男に助けられる。壱弥は、フィアラル(野生)と呼ばれる劣化種アルファだった。響のことを「俺の神様」と呼ぶ男を、ボディーガードとして雇うことになる。響に懐く壱弥と過ごす時間は、響に不思議な安らぎを与えてくれる。そんな中、地下鉄ヒート事件がドラッグによるものであることが判明し、響の周りにも不穏な出来事が起こり始めるーー。 大型ワンコ劣化アルファ×美人社長後天性オメガ。 フィアラル・アルファというオリジナル設定のアルファが存在するオメガバース創作BLです。
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小説 4,742 位 / 184,863件 BL 1,041 位 / 23,905件
文字数 84,942 最終更新日 2024.05.09 登録日 2024.04.12
ファンタジー 連載中 長編 R15
誰もが二十歳までにスキルを発現する世界で、エリクが手に入れたのは「素材変質」というスキルだった。 スキル一覧にも載っていないレアスキルに喜んだのも束の間、それはどんな素材も劣化させてしまう外れスキルだと気づく。 そのスキルによって働いていた錬金工房をクビになり、生活費を稼ぐために仕方なく冒険者になったエリクは、街の外で採取前の素材に触れたことでスキルの真価に気づいた。 「素材変質スキル」とは、採取前の素材に触れると、その素材をより良いものに変化させるというものだったのだ。 スキルの真の力に気づいたエリクは、その力によって激レア素材も手に入れられるようになり、冒険者として、さらに錬金術師としても頭角を表していく。 また、エリクのスキルを気に入った存在が仲間になり――。 ※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています。
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小説 5,465 位 / 184,863件 ファンタジー 1,042 位 / 42,482件
文字数 189,240 最終更新日 2024.05.15 登録日 2023.05.06
※2021.9.11に連続更新します。たぶんすごいことになりますがご容赦を……! ーーーーーー ーーー  冒険者は誰もが『職業』を授かる。  その職業によって評価を大きく左右される。  そんな中、『狩人』の職業につくカイは他の冒険者からバカにされていた。  弓使いである『狩人』は火力に乏しく、同じ遠距離型の『魔術師』の劣化でしかないからだ。   「弓しか使えないやつなんてもういらねえよ。俺たちのパーティから出ていけ!」  カイはそれまで必死に尽くしてきたかもかかわらず、所属していたパーティを追放されてしまう。  途方に暮れるカイだったがーー 「おめでとうございます。あなたは神器の担い手に選ばれました」 「……はい?」  ひょんなことから教会が持つ最強神器、『ラルグリスの弓』の担い手に認定される。  神器は心の綺麗な『狩人』にしか扱えない。  普段から無自覚に善行を繰り返していたカイは、その条件を満たしていたのだ。 「私、カイさんについていきます」 「本当にいいの? 冒険者は危険な仕事だよ?」 「もちろん覚悟の上です!(……それにカイさんと一緒にいられるのは嬉しいですし……)」  さらに記録係として聖女の肩書を持つ美少女、エルフィが同行することに。  カイはそれまでの不遇を取り戻すように幸せな日々を手に入れるのだった。  一方、カイを追放した元仲間たちはすぐに落ちぶれていく。  自分勝手に攻めまくる彼らの戦闘は、カイの神業のような援護射撃によって支えられていた。  その支えを失い、彼らは格下の魔物にすら勝てなくなっていた。  カイの必要性に気付いて再びパーティを組もうと誘ってくるが、カイはあっさりその誘いを断る。  無能な元仲間を尻目に、最強の弓に選ばれたカイは逆転人生を歩み始める。 ーーーーーー ーーー ※毎日二十一時ごろ更新予定です。調子がよければ増えるかも。 ※ペロッ……これはハッピーエンドの味だぜ…… ※勉強のためにタイトルを変えることがあります。ややこしくて申し訳ありません。
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小説 12,035 位 / 184,863件 ファンタジー 1,807 位 / 42,482件
文字数 120,091 最終更新日 2021.10.05 登録日 2021.09.09
恋愛 完結 短編 R15
 才色兼備の公爵令嬢は、幼き頃から王太子の婚約者。  才に溺れず、分け隔てなく、慈愛に満ちて臣民問わず慕われて。  奇抜に思える発想は公爵領のみならず、王国の経済を潤し民の生活を豊かにさせて。  ―――今では押しも押されもせぬ王妃殿下。そんな王妃殿下を伯母にもつ私は、王妃殿下の模倣品(劣化コピー)。偉大な王妃殿下に倣えと、王太子の婚約者として日々切磋琢磨させられています。  ほら、本日もこのように……  「シャルロット・マクドゥエル公爵令嬢!身分を笠にきた所業の数々、もはや王太子たる私、エドワード・サザンランドの婚約者としてふさわしいものではない。今この時をもってこの婚約を破棄とする!」  ……課題が与えられました。  ■■■  本編全8話完結済み。番外編公開中。  乙女ゲームも悪役令嬢要素もちょっとだけ。花をそえる程度です。  小説家になろうにも掲載しています。
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小説 14,153 位 / 184,863件 恋愛 6,435 位 / 56,183件
文字数 68,773 最終更新日 2022.12.13 登録日 2022.12.01
恋愛 完結 ショートショート
 あなたが「真実の愛を見つけた」と彼女の腰を抱き、わたくしに婚約破棄を突きつけてからもうどれくらいかしら?  認めますわね。あなたと彼女の愛は確かに真実でしたわ。  あーりーがーちー。婚約破棄だしある意味ざまぁだけど派手な場面が全部終わってるし。考えたところで自分じゃたぶんテンプレ劣化だから、思いついても他の話にする多分。  会えると思ってないはあれだけ醜聞を振りまいてよくここに来られたなの意です、念のため。それにも更に複数の取り方があるけど、そちらはお好みで。  お久しぶりです。ストック出してる間男性向けか女性向けかでやっぱり悩んでいたとゆー(爆)。これは短いのもあって保留してたけど、悩まずにすむので。  曖昧なのがどっちか延々悩むの時間の無駄だからどっちかに決めといてそっちに入れようってことにしたのはいいんだけど、今度はどっちに決めるかで悩んでねー。  たとえば少年マンガ誌と少女マンガ誌、男女比がより偏らない方はどっちかと聞かれると多分前者と思う。けど女性向けにしたら上位層厚そうだから入る確率が更に下がって間違ってても表に出ないという利点があるしとか。悩みすぎて尾籠な話題を出すと男性作者と思われやすいとかいう関係ない話まで思い出した。  どっちつかずが入るはずないのにそれでも選ばなきゃいけないんだよなぁ。  ただいま諸事情で出すべきか否か微妙なので棚上げしてたのとか自サイトの方に上げるべきかどうか悩んでたのとか大昔のとかを放出中です。見直しもあまり出来ないのでいつも以上に誤字脱字等も多いです。ご了承下さい。 URL of this novel:https://www.alphapolis.co.jp/novel/628331665/228604571
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小説 15,432 位 / 184,863件 恋愛 7,002 位 / 56,183件
文字数 519 最終更新日 2022.03.04 登録日 2022.03.04
ファンタジー 完結 ショートショート
 前世が社畜の俺のスキルは判定によるとスローライフらしい。  続きは一応考えてたんだけど、某家庭菜園小説の劣化版になってね。だったら自分で書く必要ないやんって事でお蔵ってたシロモノ。それ言うと全部書く必要ないけどそれはそれ。  ……結構多いな、家庭菜園小説。  しもやけが地味に辛い。 URL of this novel:https://www.alphapolis.co.jp/novel/628331665/236726570
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小説 19,890 位 / 184,863件 ファンタジー 2,875 位 / 42,482件
文字数 1,688 最終更新日 2023.02.24 登録日 2023.02.24
BL 完結 短編 R15
僕は、ガブリエル・ローミオ二世・グランフォルド、グランフォルド公爵の嫡男7歳です。オメガの母(元王子)とアルファで公爵の父との政略結婚で生まれました。周りは「運命の番」ではないからと、美貌の父上に姦しくオメガの令嬢令息がうるさいです。僕は両親が大好きなので守って見せます!なんちゃって中世風の異世界です。設定はゆるふわ、本文中にオメガバースの説明はありません。明るい母と美貌だけど感情表現が劣化した父を持つ息子の健気な奮闘記?です。他のサイトにも掲載しています。
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小説 23,247 位 / 184,863件 BL 5,602 位 / 23,905件
文字数 6,437 最終更新日 2023.12.08 登録日 2023.12.08
 魔術学園に在籍する少年、ユーリ・レイザークは、魔術師の名家出身ながら魔術の才能がないという落ちこぼれだ。  頼みの綱だった16歳の誕生日に発現する固有術式(スキル)も『劣化コピー』というゴミスキルで、ユーリは退学一歩手前まで追い込まれてしまう。  味方となってくれる友人も、同じく退学の危機に瀕している少女一人だけ。  とある事情で魔術をまともに使えなくなった、頭の中にある術式を形にさえ出来れば世界最強にだってなれる天才少女ただ一人だけ。  そんな彼女の術式を、ユーリはその身に刻み込む。  劣化コピー×天才の術式=最強な異世界学園ファンタジーです。
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小説 23,247 位 / 184,863件 ファンタジー 3,332 位 / 42,482件
文字数 77,599 最終更新日 2022.05.21 登録日 2022.04.27
ファンタジー 連載中 長編 R15
 ありとあらゆる魔法を知り、使いこなすと言われた者がいた。  千の時を魔法の探求に費やし、ついにはその深遠へと至り……だがその果てにあったのは、渇望であった。  全てを知り尽くして尚、まるで満足することは出来なかったのだ。  ゆえに、賢者とまで謳われた者は、最後の手段を取ることにした。  現存していないのであれば、存在している時に至ればいいと、未来へと転生することにしたのだ。  しかし千年後で賢者を迎えたのは、未知ではあるが劣化してしまった魔法の数々。  そして、魔法を使えぬという、自身に押された無能の烙印であり―― 「ふむ……? 普通に魔法使えるのじゃが?」  だがそんなことは知ったことかとばかりに、最強の力を宿した少女は、劣化してはいるも確かに未知な魔法を学ぶため、好き勝手に行動するのであった。  ※第一章完結しました。第二章の公開は未定。
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小説 23,247 位 / 184,863件 ファンタジー 3,332 位 / 42,482件
文字数 222,236 最終更新日 2019.03.08 登録日 2019.02.07
BL 完結 長編
元人気子役&アイドルだった伊織は成長すると「劣化した」と叩かれて人気が急落し、世間から忘れられかけていた。ある日、「事故物件に住む」というネットTVの企画の仕事が舞い込んでくる。仕事を選べない伊織は事故物件に住むことになるが、配信中に本当に怪奇現象が起こったことにより、一気にバズり、再び注目を浴びることに。 自称視える隣人イケメン大学生狗飼に「これ以上住まない方がいい」と忠告を受けるが、伊織は芸能界生き残りをかけて、この企画を続行する。やがて怪異はエスカレートしていき…… すでに完結済みの話のため一気に投稿させていただきますmm
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小説 27,869 位 / 184,863件 BL 6,737 位 / 23,905件
文字数 107,290 最終更新日 2022.03.16 登録日 2022.02.26
ファンタジー 連載中 長編 R15
冒険者の主人公・ウェイドは、せっかく苦心して入ったSランクパーティーを解雇され、失意の日々を送っていた。 しかし、あることがきっかけで彼は自分が古代からの転生者である記憶を思い出す。 前世の記憶と古代魔法・古代スキルを取り戻したウェイドは、現代の魔法やスキルは劣化したもので、古代魔法には到底敵わないものであることを悟る。 ウェイドは現代では最強の力である、古代魔法を手にした。 この力で、ウェイドは冒険者の頂点の道を歩み始める……。
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小説 34,208 位 / 184,863件 ファンタジー 5,269 位 / 42,482件
文字数 39,368 最終更新日 2018.09.29 登録日 2018.09.20
恋愛 連載中 短編
男は初恋の離れてしまった彼女を大事に大事に記憶した。彼女と別れて数年後、軟派な男に成り下がった男はイメージとかけ離れて劣化しているの彼女に出会う。
24h.ポイント 7pt
小説 34,208 位 / 184,863件 恋愛 15,124 位 / 56,183件
文字数 10,666 最終更新日 2019.06.05 登録日 2019.06.05
 この世界には人類の脅威となるモンスターがいる。  人々は各々の特技を磨き、協力してモンスター対抗してきた……というのは昔の話。  今は能力も技術もインフレを極め、無双するのが当たり前。攻撃役<アタッカー>、盾役<タンク>、回復役<ヒーラー>なんて役割はすっかり過去のものになってしまった。  そこで最も必要とされなくなったのがヒーラーである。回復する機会は滅多になくなり、元々攻撃役でないものが攻撃に特化しても、アタッカーの劣化である。  ヒーラーの立場はインフレが進むにつれて無くなり、不遇職として扱われるようになる。  そのような風潮に異を唱えるため、ヒーラーであるシジューコは立ち上がる。ヒーラーだけのパーティでも戦っていけるのだと、証明するための旅に出ることにした。
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小説 34,208 位 / 184,863件 ファンタジー 5,269 位 / 42,482件
文字数 123,918 最終更新日 2024.03.29 登録日 2024.02.01
『完結済!』【続編製作中!】  『アルゴノート』  そう呼ばれる者達が台頭し始めたのは、半世紀以上前のことである。  元来アルゴノートとは、自然や古代遺跡、ダンジョンと呼ばれる迷宮で採集や狩猟を行う者達の総称である。  彼らを侵略戦争の尖兵として登用したロードルシアは、その勢力を急速に拡大。  二度に渡る大侵略を経て、ロードルシアは大陸に覇を唱える一大帝国となった。  かつて英雄として名を馳せたアルゴノート。その名が持つ価値は、いつしか劣化の一途辿ることになる。  時は、記念すべき帝国歴五十年の佳節。  アルゴノートは、今や荒くれ者の代名詞と成り下がっていた。 『アルゴノート』の少年セスは、ひょんなことから貴族令嬢シルキィの護衛任務を引き受けることに。  典型的な貴族の例に漏れず大のアルゴノート嫌いであるシルキィはセスを邪険に扱うが、そんな彼女をセスは命懸けで守る決意をする。  シルキィのメイド、ティアを伴い帝都を目指す一行は、その道中で国家を巻き込んだ陰謀に巻き込まれてしまう。  セスとシルキィに秘められた過去。  歴史の闇に葬られた亡国の怨恨。  容赦なく襲いかかる戦火。  ーー苦難に立ち向かえ。生きることは、戦いだ。  それぞれの運命が絡み合う本格派ファンタジー開幕。  苦難のなかには生きる人にこそ読んで頂きたい一作。  ○表紙イラスト:119 様  ※本作は他サイトにも投稿しております。
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小説 184,863 位 / 184,863件 ファンタジー 42,482 位 / 42,482件
文字数 137,025 最終更新日 2020.08.31 登録日 2020.08.08
拡張された顕微鏡の世界を、ぼくは交番のなかで、一線のひかりのすじも見ないでただ、ただぼんやりと時間がすぎるのを分裂的な重奏を軽視するように、具体的な三月がこんなもんだったから、行方不明とか果てしないとか、くだらない言葉があたまに定着したのはこのころだった。 日本銀行第二支店にチャッカマンをもって青のアメリカンサングラスを装着し、二言目のつぎに、 「バランスはおれにある」 である。 愉快犯であることは間違いないが、しかしなんだっ、日本の心臓がこれほどで揺れるなら志村けんが馬鹿殿様やるくらいたやすい。お前はイージーゲームの参考作を無駄に大量製作する劣化ウランか。全く。いいかい? 夢や希望がないなら、はっきり言えばいいじゃないか。なんだ一体。なぜ交番なんだ。ぼくがそこまで短小なのがわかるなら、はっきりと下等日本人だと言えばいいじゃないか。たいていの人間はできないがね。わかってるかい? ポリープ君。 便宜的にいうが、安い酒ばかり飲むとそういう顔になりそうだ。流失されるのが嫌なら、はっきり言いたまえ。ぼくのネタが2ちゃんねるに初おろしになる日は近いがね。 風はふいてないようだ。焼肉のあじが恋しくなってきた頃、パトカーがきた。介護された老人のように体はおもくなった。境界線は越えたようである。
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小説 184,863 位 / 184,863件 大衆娯楽 5,559 位 / 5,559件
文字数 830 最終更新日 2019.06.12 登録日 2019.06.12
SF 完結 短編
少女型セクサロイドのアンナマリアは化学工場の爆発により空気汚染された、廃墟の遊園地を歩いていた。 彼女が思い出すのは同じ野良セクサロイドのオリンピアとここで過ごした日々。 オリンピアは観覧車のゴンドラから飛び下りて壊れたが、アンナマリアはその意図を未だ理解しかねていた。 二人の出会いは数か月前に遡る。 アンナマリアは事業の失敗を苦にした主人の無理心中に巻き込まれるも、持ち前の耐久性で辛うじて生還する。 その後廃遊園地に迷い込んだところをオリンピアに捕まるアンナマリア。 通行料として要求されたパーツの譲渡を拒み、観覧車7番のゴンドラでオリンピアと暮らし始める。 共に生活する中でオリンピアはセクサロイド専門の娼館から逃亡した過去を話し、二人はうちとけていく。 しかしアンナマリアの破損は思ったより深刻で日に日に劣化していった。 オリンピアは観覧車が回る本物の遊園地を見に行こうとアンナマリアを誘い、彼女はこれに同意。 友情の証にお互いの髪を編み込んだミサンガを作り、手首に嵌める。 しかしこの約束がきっかけで穏やかな日常は狂いだし……。 (SF/近未来/セクサロイド/百合)
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小説 184,863 位 / 184,863件 SF 5,124 位 / 5,124件
文字数 7,845 最終更新日 2022.10.30 登録日 2022.10.30
山沖凜は一六歳の高校一年生。 異形のモンスターが出現するようになってしまったこの世界で異能を操るサバイバーとしてモンスター討伐に参加している。 凜のスキルは『フェイカー』他のサバイバーのスキルを模倣して使えるようになるレアスキルだが、模倣したスキルは本来の能力よりも格段に劣化してしまうという致命的な欠陥があり、サバイバーになって一年が経つが最底辺のレベル1のままで高校では無能者と呼ばれて馬鹿されている。 ある日凛はゴブリンとの戦闘で、このハズレスキル『フェイカー』の本当の力に目覚める。 小説家になろうカクヨムにも掲載
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小説 184,863 位 / 184,863件 ファンタジー 42,482 位 / 42,482件
文字数 123,170 最終更新日 2023.04.01 登録日 2021.03.26
BL 完結 ショートショート
僕・渡会オクトは、姉オリエの劣化コピーだ。 姉に対する劣等感を抱いている一方で、姉に想いを寄せているように見える幼馴染みの佐埜シズルへと、僕は敵わない恋をしている。 あるとき、シズルは好きなひとを「良い香りのひと」だと言った。 僕は思いつく──香りだけでも、姉に成り代わりたいと。
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小説 184,863 位 / 184,863件 BL 23,905 位 / 23,905件
文字数 7,103 最終更新日 2023.09.17 登録日 2023.09.17
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