「仕事」の検索結果
全体で11,470件見つかりました。
佐藤健太は、45歳のごく平凡なサラリーマンだった。
会社では目立たず、家族もおらず、貯金もない「生涯脇役」。
生成AIの急速な普及に強く反発し、効率化を拒否した結果、減俸を重ねていく。
そんな彼が、反AIを掲げる人気小説家・クマさん大先生と出会ったことで、人生は大きく狂い始める。
noteやXでの発信を始め、徐々に収益を得るようになると、健太は会社での態度を尊大に変えていく。
しかし、若手社員・山下との対立が決定的な転機となった。
AIを使いこなす山下に仕事を奪われ、ネット上でも攻撃された健太は、怒りに任せて山下を殴り、懲戒解雇される。
養育費を勝手に減らしたことで元妻と16歳の娘とも決定的に決裂。警察沙汰や退去、消費者金融からの借金、連絡先の完全な遮断を経て、健太はネットカフェを転々とする逃亡生活に落ちぶれる。
山下が関わる生成AIイベントを捨て垢で潰したことがきっかけで、過激なAI推進派「フューリー」に追われる身となり、最終的には警察官への暴行で逮捕される。
裁判で有罪判決を受け、執行猶予が付くも、その後のトラブルで実刑が確定。
刑務所に入れられた健太は、同房の椿 村雨と出会う。
キャラクタービジネスで失敗し、著作権を失った過去を持つ村雨は、生成AI推進派でありながら反AIにも興味を持っていた。
刑務所の生産作業で、健太は生成AIを使った業務を強制される。最初は強く反発するが、村雨に諭され、徐々にAIを道具として使いこなすようになっていく。
反AIを掲げてすべてを失った自分が、今やその技術を日常的に使っている現実に、健太は静かな虚しさと違和感を抱えながら、刑務所での日々を過ごしている。
文字数 55,429
最終更新日 2026.07.26
登録日 2026.07.24
一ノ瀬玲(24)はオメガでありながら、フェロモンをほとんど発しない特異体質を持っている。学生時代、その体質を隠さず過ごしていた頃に受けた苦い経験から、玲は自分の香りのなさを「盾」として使うようになった。誰にも見つからず、誰にも求められず、ただ静かに生きていければいい――そう思って、小さな出版社で校閲の仕事を続けている。
ある日、担当することになった作家・深水蒼一(34)は、アルファでありながら、玲の「香らない」体質に初めて気づいた人物だった。彼は玲に無理に近づこうとはしない。ただ、静かに、変わらぬ距離感で接し続ける。
香りに頼らない関係。言葉と沈黙だけで育つ信頼。けれど、玲の体質の秘密を知る過去の関係者が現れたとき、二人の均衡は静かに揺らぎ始める――。
香りのない花にも、雨は降る。それでも枯れずに咲き続けられることを、玲はまだ知らない。
文字数 4,129
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.07.25
「アナ、君と私の婚約を解消することに決まった」
王太子殿下は、今にも泣きそうな顔だった。
「王太子殿下、貴方の婚約者として過ごした時間はとても幸せでした。ありがとうございました。
どうか、隣国の王女殿下とお幸せになって下さいませ。」
「私も君といる時間は幸せだった…。
本当に申し訳ない…。
君の幸せを心から祈っているよ。」
婚約者だった王太子殿下が大好きだった。
しかし国際情勢が不安定になり、隣国との関係を強固にするため、急遽、隣国の王女殿下と王太子殿下との政略結婚をすることが決まり、私との婚約は解消されることになったのだ。
しかし殿下との婚約解消のすぐ後、私は王命で別の婚約者を決められることになる。
新しい婚約者は殿下の側近の公爵令息。その方とは個人的に話をしたことは少なかったが、見目麗しく優秀な方だという印象だった。
婚約期間は異例の短さで、すぐに結婚することになる。きっと殿下の婚姻の前に、元婚約者の私を片付けたかったのだろう。
しかし王命での結婚でありながらも、旦那様は妻の私をとても大切にしてくれた。
少しずつ彼への愛を自覚し始めた時…
貴方に好きな人がいたなんて知らなかった。
王命だから、好きな人を諦めて私と結婚したのね。
愛し合う二人を邪魔してごめんなさい…
そんな時、私は徐々に体調が悪くなり、ついには寝込むようになってしまった。後で知ることになるのだが、私は少しずつ毒を盛られていたのだ。
旦那様は仕事で隣国に行っていて、しばらくは戻らないので頼れないし、毒を盛った犯人が誰なのかも分からない。
そんな私を助けてくれたのは、実家の侯爵家を継ぐ義兄だった…。
毒で自分の死が近いことを悟った私は思った。
今世ではあの人達と関わったことが全ての元凶だった。もし来世があるならば、あの人達とは絶対に関わらない。
それよりも、こんな私を最後まで見捨てることなく面倒を見てくれた義兄には感謝したい。
そして私は死んだはずだった…。
あれ?死んだと思っていたのに、私は生きてる。しかもなぜか10歳の頃に戻っていた。
これはもしかしてやり直しのチャンス?
元々はお転婆で割と自由に育ってきたんだし、あの自分を押し殺した王妃教育とかもうやりたくたい。
よし!殿下や公爵とは今世では関わらないで、平和に長生きするからね!
しかし、私は気付いていなかった。
自分以外にも、一度目の記憶を持つ者がいることに…。
一度目は暗めですが、二度目の人生は明るくしたいです。
誤字脱字、申し訳ありません。
相変わらず緩い設定です。
文字数 204,609
最終更新日 2022.10.09
登録日 2022.07.02
魔法道具工房で製作助手として働くノエラには、悪い癖があった。
完成品の魔力にわずかな「引っかかり」を感じると、つい余計な調整を加えてしまうのだ。
けれど、どれだけ調整しても性能は上がらない。
百の性能は、百のまま。
仕事が遅いと評価され、ついに工房を解雇されたノエラは、小さな工房で再び働き始める。
そこでまた「引っかかり」を見つけた彼女に、新しい親方は言った。
「面白いな。試してみよう」
同じ魔法道具を二つ用意し、一方だけをノエラが調整する。
測定結果は――どちらも百。
ノエラには、やっぱり同じにしか見えなかった。
文字数 4,679
最終更新日 2026.09.13
登録日 2026.09.13
幼い頃から大好きだった婚約者のレイズ。
彼が伯爵位を継いだと同時に、わたしと彼は結婚した。
幸せな日々が始まるのだと思っていたのに、夫は仕事で戦場近くの街に行くことになった。
彼が旅立った数日後、わたしの元に届いたのは夫の訃報だった。
悲しみに暮れているわたしに近づいてきたのは、夫の親友のディール様。
彼は夫から自分の身に何かあった時にはわたしのことを頼むと言われていたのだと言う。
あっという間に日にちが過ぎ、ディール様から求婚される。
悩みに悩んだ末に、ディール様と婚約したわたしに、友人と街に出た時にすれ違った男が言った。
「あの男と結婚するのはやめなさい。彼は君の夫の殺害を依頼した男だ」
文字数 28,410
最終更新日 2024.07.21
登録日 2024.07.13
BL小説やゲームが大好物な俺が、仕事帰りに神様のミスで死んでしまった。神様からは、補償特典をつけて、異世界に転生させてくれるって。まじか?
俺が願いは、『エロい嫁!』。神様。俺専用の嫁をお願いします!
ガチムチ、男前、雄っぱいがむちむちな、すっごーいどエロい嫁が欲しいです!そんな生前腐男子がおりなす、エロ満載なお話。
※主人公攻め 嫁一筋で浮気はしません。
※ムーンさんのほうでも投稿済(別名)。こっちは、リメイク前のもの。
★お知らせ★
以前、完結していた作品をリメイクしました。理由、初投稿作品で誤字や言い回しなど大量にあったため。読みにくくて大変申し訳ありませんでした。それなのに、お気に入り登録があんなにも……!
感謝しかありません。元々文章能力がないため、どこまでマシになったか分かりませぬが、肉付けしたり、新たにエッチを書き加えたりしているので、読み直して貰えたら嬉しいです。
文字数 46,702
最終更新日 2026.06.06
登録日 2024.06.26
五十二歳の独身サラリーマン、朱野。
会社では目立たない普通の会社員の彼は、ある日、自宅近所の公園でダンジョンブレイクが発生。そこで小人の少女ルルエルと出会ったことをきっかけに、冒険者になる。
ただし、仕事を辞めるつもりはない。
平日は会社員、土日は冒険者。
朱野は「サンデー冒険者」として、休日だけダンジョンへ挑むことにした。
魔術師の才能はあるが、五十二歳なので冒険者になるのは無理だと言われる。
調べると、仙術を学ぶと寿命が延びると分かる。また、寿命を延ばすと、見かけは変わらないが、肉体年齢が若返ることを知る。仙術を身に付け肉体年齢を若返らせることにした。
ダンジョン攻略を始めた朱野は、自分の持つ能力が普通の冒険者とは少し違うことに気付いていく。
仙術、ルーン魔術、神術、工術。
複数のスキルを使いこなし、魔術や仙術の効果を研究しながら、敵の弱点やダンジョンの仕掛けを見抜いていく。
強力なスキルをただ使うだけではない。
どう組み合わせれば効果的なのか。
どうすれば少ない人数でも攻略できるのか。
試行錯誤を重ねながら、独自の戦い方を身につけていく。
そんな朱野の前に現れたのが、勇者の少女テナーと、使い魔の少女サラダだった。
圧倒的な剣技を持つテナー。
成長するにつれて知性も魔力強くなるサラダ。
さらに朱野の胸ポケットには、いつも小人のルルエルがいる。
四人は、次々と高難度ダンジョンへ挑んでいく。
しかし、朱野には一つ大きな問題があった。
冒険者として稼げる金額が、とんでもないのだ。
休日にダンジョンを攻略するだけで、会社員として働いて得られる収入を遥かに上回る。
しかも朱野は、まだ会社を辞めるつもりはなかった。
二か月連続で冒険者収入が一億円を超えたら、会社を辞める。
そう決めた朱野だったが、彼の冒険は金稼ぎだけでは終わらない。
高難度ダンジョンには、普通の冒険者なら簡単には突破できない仕掛けや強力なモンスターが待ち構えている。
少人数で挑む朱野たちは、時には正面から戦い、時にはスキルを工夫し、時にはダンジョンそのものの仕組みを利用して攻略していく。
果たして朱野は、サンデー冒険者としてどこまで稼ぐことができるのか。
そして、冒険者としての収入が二ヶ月連続で一億を上回ったとき、彼が選ぶ道とは――。
これは、普通のサラリーマンだった男が、休日だけの冒険から人生そのものを変えていく物語。
今日も朱野は、仕事を終えたら冒険の準備を始める。
次の休日に挑むダンジョンを探すために。
第19回ファンタジー小説大賞に参加中!応援(お気に入り・感想)よろしくお願い
文字数 132,053
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.08.01
◼️概要(あらすじ)
魔獣王を討ち、世界を救った元勇者アデマールと元賢者オルヴァン。結婚した二人が次に始めたのは、終の棲家を探す気ままな諸国漫遊だった。運河の町で舟に乗り、森で果実を摘み、祭りで踊り、ときには困りごとをさっと片づける。戦えば規格外、普段は互いに甘えっぱなし。世界の景色と人の暮らしを楽しみ、各地で友人を増やしながら、今日も最強の英雄夫夫は手をつないで旅をする。さて、次はどんな町で、何を食べようか。
◼️一言コメント
甘々夫夫の平凡な日常とイチャイチャを見守るストレスフリー&スローライフ
※長編(50話前後)を予定しています。途中、別作品などを挟みながらのんびり投稿します。
第1部 ふたりで歩く、旅のはじまり 第1話~第12話
第2部 世界中で、遊んで暮らそう 第13話~第24話
第3部 昔の俺たちと、今の俺たち 第25話〜
第4部 これからも、ふたりで
◼️登場人物
・アデマール/アデ 元勇者。豪快で格好つけたがり、何より夫のオルヴァンが大好きな最強英雄。
・オルヴァン/オル 元賢者。知識豊富で少し強情、嬉しくても泣くほど情が深いアデマールの夫。
・ベルトラン 剣聖。二人の旧戦友で現役の王国戦力。アデマールから一方的に恋敵扱いされがち。
・シビラ 大魔術師。二人の旧戦友。豪快な超魔法を操う有能人で、夫夫の甘さにもすっかり慣れている。
・リュシアン 勇者紋を得た若い勇者。自分なりの「勇者の仕事」を覚えながら成長中。
・ヨリス 旅商人。旅の途中で二人と知り合い、自分の商売を着実に大きくしていく青年。
・ユスタシュ 王国の行政官。各地を気ままに旅する二人へ、公的な連絡を届ける王国側の窓口。
◼️タグ
BL/結婚済み/甘々/スローライフ/諸国漫遊/元勇者/元賢者/最強主人公/ほのぼの/溺愛
■AI活用
・表紙(AIイラスト)
・会話テンポ&文章校正
・タイトル/名前/タグ案
■そのほか
全年齢
文字数 148,190
最終更新日 2026.09.21
登録日 2026.08.24
実務担当のユリウスと、政務担当のエレナ。
ユリウスにとってエレナは融通の利かない相手。
エレナにとってユリウスは規則を軽んじる厄介な相手。
互いに敬遠してたのに、ある日国境防衛管理部として統合されてしまう。
部長ユリウス、補佐官エレナ。
当然のように衝突する二人だったが、一緒に仕事をするうちに、互いの得意と不得意が思いのほかうまく噛み合うことに気づいていく。
話が通じないと思っていたはずの相手は、いつの間にか一番頼れる相手になっていた。
ほのぼの異世界恋愛です。
小説家になろうにも投稿してます。
文字数 28,111
最終更新日 2026.09.12
登録日 2026.09.12
エレン王国の名門貴族・アガリア伯爵家に嫁いだジュリア・アガリア(旧姓ベルティー)。
夫のアベル・アガリア伯爵は、騎士として王妃の護衛任務に没頭し、結婚翌日からほぼ別居状態。
社交界のパーティーでは妻のエスコートを代理人に任せ、父の葬儀にも顔を出さず、事務的な会話と手紙のやり取りだけの日々が続く。
ジュリアは8年間の冷遇に耐え抜いたが、ある朝の食事中、静かに切り出す。
「私たち、離婚しましょう」
アベルは絶句するが、ジュリアは淡々と不満を告げる。
どれも自分のしでかしたことにアベルは頭を抱える。
彼女はすでに離婚届と慰謝料の用意を済ませ、夫の仕事に理解を示さなかった「有責妻」として後腐れなく別れるつもりだった。
アベルは内心で反発しつつも、ジュリアの決意の固さに渋々サイン。
こうしてジュリア・アガリアは、伯爵夫人としての全てを置き去りにし、バツイチ人生を開始する。
※ 本作では、誤字脱字や文章の読みやすさの確認など、校正・推敲の補助にAIを利用しています。本文・設定・ストーリーは作者自身が執筆しています。
【感謝】
第19回恋愛小説大賞にて奨励賞を受賞しました。
ありがとうございます。
文字数 16,207
最終更新日 2026.01.28
登録日 2026.01.28
3年付き合った斉藤翔平からプロポーズを受けれるかもと心弾ませた小泉彩だったが、当日仕事でどうしても行けないと断りのメールが入り意気消沈してしまう。
落胆しつつ帰る道中、送り主である彼が見知らぬ女性と歩く姿を目撃し、いてもたってもいられず後を追うと二人はさっきまで自身が待っていたホテルへと入っていく。
そんなある日、夢に出てきた高木健人との再会を果たした彩の運命は少しずつ変わっていき……
文字数 64,372
最終更新日 2025.11.26
登録日 2025.10.31
大正帝都の灰かぶり姫 孤独な少女は至幸の愛を知る
レンタル有り旧題:帝都一の色男と純朴シンデレラ ~悲しき公爵様は愛しき花を探して~
時は大正、自由恋愛の許されぬ時代。
社交界に渦巻くのは、それぞれの思惑。
田舎育ちの主人公・ハナは帝都に憧れを抱き上京するも、就いたのは遊女という望まない仕事だった。
そこから救い出してくれた王子様は、帝都一の遊び人で色男と言われる中条公爵家の嫡男、鷹保。
彼の家で侍女として働くことになったハナ。
しかしそのしばらくの後、ハナは彼のとある噂を聞いてしまう。
「帝都一の色男には、誰も知らない秘密があるんだってよ」
彼は、憎しみと諦めに満ちた闇を持つ、悲しき男だった。
「逃げ出さないでおくれよ、灰被りのおひいさん」
*****
帝都の淑女と記者の注目の的
世間を賑わせる公爵家の遊び人
中條 鷹保
✕
人を疑うことを知らない
田舎育ちの純朴少女
ハナ
*****
孤独なヒロイン・ハナは嘘と裏切り蔓延る激動の時代で
一体何を信じる?
※大正時代のはじめ頃の日本を想定しておりますが本作はフィクションです。
文字数 132,099
最終更新日 2026.08.17
登録日 2024.01.26
ブランシュ公爵令嬢ユリアーナが、王太子ラルスから婚約破棄を宣言された。
ラルスはユリアーナの義姉クラーラと婚約を結び直すと言う。
何の罪も無いユリアーナは、国外追放刑を言い渡される前にクラーラの奸計により処刑されてしまった。
──こんなことは許されない。
ユリアーナを陰から見守っていた私は、ユリアーナの幸せを一心に祈った。
すると神様が現れ、時を戻すと言う。
仕事ばかりでユリアーナを顧みなかった父カールハインツ。
そして、カールハインツへの愛に狂い、早逝してしまった母である私。
私は決意する。
カールハインツを愛してしまったから、私は死んでしまった。
時が戻るなら、私は──
「──カールハインツ、私はもう、あなたを愛さないわ」
※ 当作品は、本文、設定等は作者の脳内から出力しています。全ては作者の脳内異世界のお話です。校正も含めてAIの使用はしておりません。
※ カクヨムナツガタリ参加作品でしたので、カクヨム先行で他サイト様にも併載しています。
文字数 204,072
最終更新日 2026.07.11
登録日 2026.02.26
聖女であるセスティアは、王国から追放されることになった。
彼女は国王に逆らったことで反感を買い、国から追い出されたのである。
そんな彼女は、隣国の王太子であるライゼルに保護されていた。
多少の問題は起こりつつも、セスティアはそちらの国で穏やかに暮らしていた。
ある時、セスティアの元にある情報が入ってくる。
それは故郷の王国の危機であった。セスティアの故郷の王国は、彼女を強引に追放したことにより、そのしわ寄せが起こっていたのである。
文字数 29,383
最終更新日 2026.07.22
登録日 2026.07.14
わたくし、フロランス・メルシエ。元・男爵令嬢で、いまは王都の下町、錫通りの小さな質屋の店主ですわ。
三年前、父が急逝した晩に現れた高利貸しのガスパールが、見たこともない借金証文を振りかざして、屋敷も家財も爵位も、ぜんぶ持っていきましたの。残ったのは、祖母の遺したこの店ひとつ。
けれど、うちには番頭がおりますのよ。いつの間にか帳場に居着いた、太った黒猫のグリム。この子、贋物にだけ「ふしゃー」と唸りますの。質草の宝石も、書き付けの署名も、そして――人間の嘘も。
「あの猫が唸らなければ本物」。それが下町の合言葉になった頃、店を潰しに来た高利貸しと、伯爵家の形見のすり替え事件と、三年前のあの証文が、一本の糸でつながりまして。
紙の嘘を見抜くのがお仕事の、まっすぐな公証人オーレリアン様いわく、「紙は嘘を書けます。けれど、書いた手の癖までは隠せません」。
あら、それならうちの子のほうが早うございますわ。だって贋物は、匂いますのよ。――物も、人もね。
もふもふ大増量、令嬢口調の下町スカッと譚、全八話。
文字数 20,337
最終更新日 2026.09.12
登録日 2026.09.05
田島壮太は、配送業に勤める四十歳独身の男。
仕事帰りではなく、仕事の真っ最中。
道路に飛び出してきた子どもを避けた結果、有料道路からトラックごと転落し、そのまま命を落とした……はずだった。
しかし次に目覚めたのは、見知らぬ異世界の森。
しかも体は二十歳前後へ若返り、事故で失ったはずのトラックは、固有能力《神速積載庫(ゴッド・ロジスティクス)》へと姿を変えて壮太の中に残っていた。
触れた荷物を収納し、傷めず、腐らせず、必要な場所へ届ける。
その能力は一見地味だが、物流が未発達な異世界ではまさに反則級。
食糧、薬、武具、建材、貴重品。
人々の生活も、商売も、戦場でさえも、運べるかどうかで運命が変わっていく。
前世では人付き合いが苦手で、気づけば四十歳独身。
だからこそ壮太は、若返ったこの異世界で人生のやり直しを決意する。
今度こそ、ちゃんと人と関わって生きていきたい。
できることなら結婚だってしたい。
とはいえ、不器用な性格はそう簡単には変わらない。
無口で愛想も薄い。
けれど根はお人好しで、特に困っている女性にはつい甘くなってしまう。
そのせいで依頼を軽く引き受けては、商会の揉め事、貴族の思惑、流通利権の争い、さらには王国規模の危機へと巻き込まれていくことに。
勇者でも英雄でもない。
けれど荷が止まれば、人の暮らしも止まる。
これは、元トラック運転手の青年化おじさんが、
異世界で運送屋として信頼と人脈を積み上げながら、
人を救い、町を支え、やがて王国の命綱になっていくお仕事ファンタジーです。
文字数 1,487,897
最終更新日 2026.09.21
登録日 2026.04.20
ビール会社の営業として働く須藤奈央(27)は、高身長で女らしくない自分がコンプレックス。
仕事で嫌なニュースを耳にしたとき、理想を体現したような女性・村崎雪音と出会った。
雪音に惚れ込んだ奈央は、毎週一緒に飲む仲になるが、ある夜雪音にしばらく日本を離れると告げられ、ショックのあまり飲みつぶれる。
その夜を境に会えなくなった雪音の代わりに、奈央の前に現れたのは別会社の御曹司・春原隆也。
奈央の会社の一部門を買収する隆也に、奈央は力を貸すことにするが――
おっちょこちょいなヒロインと、スマートになりきれないヒーローのラブコメ&群像劇風オフィスラブ。
===
表紙イラスト:生成AI
キャラクターデザイン・原案:松田丹子
文字数 56,142
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.09.02
「よし、離縁しよう!」
ほぼ形だけの結婚を続けて十年になるレーシュは、もう自分に結婚相手としての需要はないだろうと思った。しかし夫であるラツィエルに提案してからの様子が変だ。離縁してあげた方が、彼も自由になれると思うのだけど……?
一方仕事では国を揺るがす事件の調査が始まり、初めて騎士である夫とバディを組んで任務につく。ナンパされたり、事件に巻き込まれたり。そのたびにレーシュはラツィエルに助けられ、気持ちの変化が訪れる。
無自覚美人の受けが、愛のない結婚をした攻めとの関係を見直そうとするドタバタラブコメディ。たまにシリアス。
一途な騎士でずっと妻を守ってるけど全く興味を持たれない不憫な夫×見た目にも他人の評価にも興味なし、周囲を振り回しているけど仕事には真面目な妻
※妊娠出産表現はないですが、子供ができます。同性同士でも子供ができる不思議世界です。
※本作品は著作権を手放しておりません。youtubeのボイスドラマで本作品が無断使用されております。見つけた際はお手数ですが通報のご協力をお願いいたします(現在著作権侵害による削除を依頼中です)
文字数 157,076
最終更新日 2026.01.02
登録日 2025.10.30
イギリス人のロイドには国際結婚をした日本人の妻がいる。仕事の家庭生活も順調だった。なのに、妻が実家(日本)に戻ってしまい離婚の危機に陥ってしまう。美貌、頭脳明晰、家柄良しの完璧エリートのロイドは実は生活能力ゼロ男。友人のエリックから試作段階の家政婦ロボットを使わないかと提案され、頷いたのが運のツキ。ロイドと家政婦ロボットとの攻防戦が始まった。
文字数 62,584
最終更新日 2024.03.21
登録日 2023.04.27