「行く」の検索結果
全体で8,390件見つかりました。
「ならば、私を野に放ってください。国の情勢上無理だというのであれば、どこかの山奥に蟄居でもいい」
広大な秋津豊島を征服した瑞穂の国では、最後の戦の論功行賞の打ち合わせが行われていた。
その席で何と、「氷の美貌」と謳われる美しい顔で、しれっと国王の次男・紅緒(べにお)がそんな事を言い出した。
打ち合わせは阿鼻叫喚。そんななか、紅緒の副官を長年務めてきた出穂(いずほ)は、もう少し複雑な彼の本音を知っていた。
十三年前、敵襲で窮地に落ちった基地で死地に向かう紅緒を追いかけた出穂。
足を引き摺って敵中を行く紅緒を放っておけなくて、出穂は彼と共に敵に向かう。
「物好きだな、なんで付いてきたの?」
「なんでって言われても……解んねぇっす」
判んねぇけど、アンタを独りにしたくなかったっす。
告げた出穂に、紅緒は唐紅の瞳を見開き、それからくすくすと笑った。
交わした会話は
「私が死んでも代りはいるのに、変わったやつだなぁ」
「代りとかそんなんしらねっすけど、アンタが死ぬのは何か嫌っす。俺も死にたかねぇっすけど」
「そうか。君、名前は?」
「出穂っす」
「いづほ、か。うん、覚えた」
ただそれだけ。
なのに窮地を二人で脱した後、出穂は何故か紅緒の副官に任じられて……。
感情を表に出すのが不得意で、その天才的な頭脳とは裏腹にどこか危うい紅緒。その柔らかな人柄に惹かれ、出穂は彼に従う。
出穂の生活、人生、幸せは全て紅緒との日々の中にあった。
半年、二年後、更にそこからの歳月、緩やかに心を通わせていった二人の十三年は、いったい何処に行きつくのか──
文字数 105,400
最終更新日 2021.11.04
登録日 2021.10.01
【タコ化】スキル持ちである平民のクトーは、大事な妹サナの不治の病を治すために必死で勉学に励み、先生とも仲良くしていた。
しかし、クトーは次期公爵のグレーデンによって、Aランクダンジョンの底に突き落とされてしまう。
その理由も「タコ野郎」とバカにするスキルを持つ平民のクトーの成績が、上位な事が許せないという理不尽なものだった。
死ぬしかない、そんな状況でクトーは思い出す。グレーデンがクトーの妹サナをおもちゃにするという一言を。
それによってクトーの【タコ化】スキルは神をも殺す獣、神獣と呼ばれるクラーケンの力が覚醒した。
最初はスキルに振り回され、中々上手く扱うことが出来ない。
だが、妹のサナを守るためにはクラーケンの力が必要で、クトーはその力を使いこなして行く。
やがてクトーは人々に感謝され、妹のサナの治療の糸口も見え始める一方で、クトーを突き落としたグレーデンは公爵家から追放され、地獄の様な目に遭う。
小説家になろう様でも投稿しています。
文字数 308,784
最終更新日 2022.05.15
登録日 2022.02.11
原因も理由も目的も不明なまま異世界へと行くことになり、それならばやりたいことをやるだけだと決めた。だが、異世界での生活はそれを許してくれないのか次々と問題が舞い込んでくる。それらを何とかしつつも俺は自分のやりたいように生きていく。
文字数 36,444
最終更新日 2022.08.16
登録日 2022.08.01
「とにかく、光華諸学院に転校しろ。」
立場的には、ぼくの義父なのだろうが無茶を言ってくれる。光華? 諸学院とはなんぞ?
「大丈夫だ! 行けばすべてわかるようになっている。青春ってやつを満喫してくるんだ、槇村龍斗(まきむらりゅうと)。」
リュートは、義理の父とはあまり、仲がよろしくなかった。
「なんなんですか? この光華諸学院というのは。」
「全寮制の中等教育機関だ。」
「どこにあるんです?」
「聞いてどうする。」
「行くんですよ。当然でしょう。」
「……知らんな。」
「そんなはずないでしょう。あなた、今、全寮制っていいましたよね。ということは、どこかにあるんでしょう?」
「ないものはない。」
「嘘をおっしゃい。それとも、ぼくには教えたくないんですか?」
「お前には関係ないことだ。」
「ありますとも! 学校に行くのはぼくですよ!」
「だったらなんだというんだ。」
「あなたはいつもそうだ。ぼく自分の都合のいいように利用して、都合が悪くなると放り出す。」
リュートは、遠い目をした。
「いや、都合が悪くなって放り出しても都合よく利用する。」
「それがどうした。お前がなにをするかは、行った先でお前が決めることだ。私は関係がない。」
「あなたのそういう態度が、ぼくの人生を狂わせたんです。」
「そうかもしれんな。だが、お前はそれを望んでいたんじゃないのか?」
「よく言う……!」
リュートは、思わず、笑いだした
笑うしかない状況だ。
突然、全寮制の学校に叩き込まれ、しかもそれがどこにあるのかも分からないときている!笑わずにいられるだろうか? いや、いられない。
だが、それはそれだ。
問題は、どうやって、この義父(とでも呼ぶしかあるまい)から逃げ出すかだ。
そのことだけを考えよう。
「わかりました。言われた通りにいたしましょう?
で、いつ出立いたします?」
義父は、一抱えほどもあるトランクをよっこらしょと、言いながら取り出して、リュートに手渡した。
「なんて、行き届いた『親』なんだろう。準備は完璧だ。」
「まさか、今晩出立しろ、と。」
「まさか! 今晩のわけないだろう?」
「デスよね!」
二人は声をそろえて笑った。
「今すぐに決まってるだろう?」
はあ?
リュートの周りで世界がぐるぐる回ったような気がした。
文字数 39,076
最終更新日 2023.06.05
登録日 2023.05.02
細かい処まで徹底的に作り込み、既存の物を遥かに凌駕すると豪語したVRmmoがサービスを開始する。
友達に誘われて始める、どこまでも自分の道を行く無自覚暴走娘のVRmmoプレイ日記。
いざ、暴走開始。
文字数 160,073
最終更新日 2019.02.23
登録日 2017.02.26
私、遠藤杏奈 20歳。
某私立大学 理工学部の3年生。
そんなリケジョの卵だったんだけど、バイトに行く途中、交通事故に巻き込まれて…
…あれ、天国で目が覚めたと思ったのに、違うってどういうこと?
異世界転生?なにそれ?美味しいの?
元の世界には戻れないっていうし、どうやら転生者の先輩もいるそうだから、仕方がないので開き直って楽しく生きる方法を考えよう。
そんな杏奈がのんびりまったり、異世界ライフを楽しむお話。
文字数 91,390
最終更新日 2020.10.22
登録日 2018.11.23
お人好し冒険者のドミニクは、ふとしたことからダンジョンで超激レアアイテムを手に入れる。これを売れば貧乏生活から脱却できるはずが、悪徳業者に騙され、酒で酔っている間に無理やり契約を交わされてしまい、欲しくもない豪邸を買わされてしまった。おかげで報酬の大金は一夜にして泡と消え、残ったのは渡された豪邸の鍵だけ。仕方なく、その豪邸とやらに移り住むため、顔馴染みの情報屋アンジェと共に向かうのだが、その豪邸にはドラゴンの幽霊とその孫娘が住みついていた。動揺するドミニクとアンジェを尻目に、豪邸に取り憑く霊竜エヴァは、ドミニクをここへ住まわせる代わりにあるお願いをする。
そのお願いとは――エヴァの孫娘である竜人・イリーシャの両親捜しだった。
こうして、冴えない若手冒険者と情報屋、そして竜人幼女と伝説のドラゴンによるほのぼの(?)冒険が始まった!
文字数 114,768
最終更新日 2021.02.13
登録日 2020.11.28
ハイ、マイケル。いきなりだけど、あなたには異世界に行ってもらうわ。
「それって異世界転移転生かいジェニー!? HAHAHA、最高にクールじゃないか!!」
ただし成功率は20%しか無いけれど。
「えっ?」
しかも主人公になれる確率はその中の5%しか無いの。
「ちょ、まっ」
おまけに、世界がエタる可能性はそこから更に90%もあるのよ。
「えぇ~……」
では行くがいいマイケル、神に祈りながら。
「待って、止めアッ――」
……そう、異世界転移転生は必ずしもハッピーエンドで終わる訳ではありません。
むしろ不幸の方がずっと多いという。
その数多もある不幸を皆様に伝える為に、この『番組』は作成されたのです。
キャラクター側から見た物語の不都合アレコレを、被害者と天使がトークバラエティ風に語り合います。
さぁ被害者たちは一体どんな不幸に見舞われたのでしょうか。
そんな、気軽に読めてほんのり笑える失敗談。それが異世界転移転生ドキュメンタリィなのです。
※なお本作品にジェニーとマイケルは付属していません
文字数 105,185
最終更新日 2022.01.20
登録日 2021.12.29
魔力のある者が精霊と契約し、魔術を行使していた世界。
孤児であったナハトは、愛とかげのドラコと共に、一人前の魔術師となるべく師父のもとで修行をしていた。
魔力がうまく外へ出せない体質に戸惑いながらも、念願かなって精霊と契約するが、ある日命を狙われる。
逃げた先には、不可思議な光る木と水があったが、それに触れた瞬間意識は途切れ、気がついた時には、村も人も、何もかもが無くなっていた。
やっと見つけた町には人間と敵対していた獣人ばかり。
以前とは全く異なる常識の中、ここで1人と1匹は生きて行く。
※最初は特に派手な描写もなく、主人公最強展開もありません。初めて書く小説で長編なので、気軽に気長に読んでいただけますと嬉しいです。
登録日 2022.09.30
最終話/卵の中身
< さて、今日はどんな『良い事』があるんだろう? >
強面だけど気の利く板前のヒロ、愛嬌はあるけどドジな仲居の狐亜人センダン。
異世界の古民宿で働く二人の日常は、とっても穏やか。
古民宿の閑古鳥っぷりを嘆いたり、皆で精霊の歌を歌い踊ったり。
友達の書店を手伝いに行ったり、居酒屋で大騒ぎしたり。
たまには剣術の試合を観に行くなんてのも、どうだろう?
大事件はなくとも、良き人々と共に過ごす燦燦とした日々なら、大盛り山盛りてんこ盛り。
あなたも、異世界の日常を散歩してみませんか?
◇
一話(前後編込み)辺り一万文字前後で、20分程で読めると思います。
基本一話で一区切りですので、腰を据えずとも、興味の湧いた所からサクッとどうぞ!
作品は完結済です。最後までお付き合い下さりありがとうございました!
せっかく作ったお話ですので、今後も、何か別の形で生かせないかと模索してまいります。
※本作は小説家になろう!様、アルカディア様、ハーメルン様でも投稿しています。
※改行を多用していますので「妙な所で途切れる」と思った時には、文字サイズを小にすると読みやすいかと思います。
文字数 291,961
最終更新日 2015.10.21
登録日 2015.04.23
命の危機を女神に救われた高校生桜井時久(サクライトキヒサ)こと俺。しかしその代価として、女神の手駒として異世界で行われる神同士の暇潰しゲームに参加することに。
クリア条件は一億円分を稼ぎ出すこと。頼りになるのはゲーム参加者に与えられる特典だけど、俺の特典ときたら手提げ金庫型の貯金箱。物を金に換える便利な能力はあるものの、戦闘には役に立ちそうにない。
女神の考えた必勝の策として、『勇者』召喚に紛れて乗り込もうと画策したが、着いたのは場所はあっていたけど時間が数日遅れてた。
「いきなり牢屋からなんて嫌じゃあぁぁっ!!」
金を稼ぐどころか不審者扱いで牢屋スタート? もう遅いかもしれないけれど、まずはここから出なければっ!
時間も金も物もない。それでも愛と勇気とご都合主義で切り抜けろ! 異世界金稼ぎファンタジー。ここに開幕……すると良いなぁ。
こちらは小説家になろう、カクヨム、ハーメルン、ツギクル、ノベルピアでも投稿しています。
文字数 945,573
最終更新日 2022.09.24
登録日 2021.08.12
結城新治は、妻と二人で暮らす刑事であった。彼は、部下と共に大量殺人を繰り返す凶悪犯を追っていたのだが、最悪の事態が起きた。その最悪の事態は、彼の全てを奪い、そしてその命すらも……。
彼は死後の世界で神と邂逅する。神は彼に聞いた「この世界はどうであったか?」彼は答える「最低最悪の世界だ。滅びればいいと思う。」
神は人の世界の他にも様々な種族が支配する世界を管理していた。その一つ一つの世界にシードを植え付けた住民を送り込み、その者が死んだ後に意見を聞いて、世界を進化させ続けてきた。そして、結城新治もまたシードを植え付けられて送られた一人。
「そうじゃったか……。では、どうすれば完璧な世界を創れると思うのじゃ?」
「わからない。でも、色んな世界をこの目で見て、経験すれば、完璧な世界を創れるかもしれない。」
「では、そうしよう。ワシの力をそなたに分けようぞ。その力で完璧な世界を創るのじゃ! とりあえず、ワシの持つ星全てを融合させるかのう。そなたが行くのはそれからじゃ。」
こうして彼は、新しく生まれ変わった世界に送られていく……精霊として。
精霊となった彼と、彼の過去が織りなすのは、完璧な世界。果たしてそんな世界を創造することは出来るのであろうか?
【パーフェクトアナザーワールド】
序章はシリアスですが、本編はギャグコメディ風です。
文字数 94,134
最終更新日 2021.10.16
登録日 2021.09.11
「三人いる娘の中から一人、嫁によこせ。断れば、明日からうちの領地で商売できなくなるぞ」
非道な縁談を持ちかけてきたのは、傲慢でわがままだと噂の子爵令息アレクサンダー。
リリアは姉と妹の身を案じて、自分が嫁に行くことを決めた。
結婚式もない紙切れ上だけの婚姻をして嫁いだ日、屋敷で出会ったのは
巨大なオオカミだった。
アレクサンダーは呪われていたのだ。
10年の間に呪いを解かないと永遠にオオカミのまま。
その10年目の期日が、30日後に迫っていた。
リリアは自由になるため、アレクサンダーに話を持ちかける。
「あなたの呪いを解く方法を一緒に探すから、人間に戻れたなら離婚して」
愛のない結婚からはじまった夫婦。
リリアは目標通り30日後に離婚できるのか。
下記サイトにも掲載しています
https://plus.fm-p.jp/u/chihayafactory/book?id=41
登録日 2023.09.07
ある日世界の一部有頭者が魔力を持つようになった。その影響で貴族制度が復旧された日本で暮らす3代目留森子爵家の長女の聖華(せいか)は、実の妹である次女の叶奏(かなで)より優れた癒しの能力を持ち、周りからの期待に応えて努力した。その末、劣等感に蝕まれた叶奏は禁忌と言われる自己犠牲の黒魔術を使う。その日から、妹を禁忌を犯すまで追い詰めた姉に一変した聖華は妹の禁忌を解くため繋がりから異世界へと旅をする。
文字数 519
最終更新日 2025.08.26
登録日 2025.08.26
文字数 23,919
最終更新日 2017.06.17
登録日 2017.03.03
*あらすじ*
うだつの上がらない高木正哉(たかぎまさや)は、行きつけの焼き鳥屋の店主に説得されて、死んだ女房の両親と暮らす娘に会いに行こうと決意する。しかし高木は、歩道橋の階段から転げ落ちて死んでしまった。
お迎えに来た天使によって自分が死んだことを知る高木だったが、
「娘に会いに行くまでは、死んでも死にきれない」
その想いに、天使の前から逃げ出して娘に会いに行くのだった。
涙あり、笑いあり、感動ありのハートフル・ヒューマンドラマ。
文字数 133,168
最終更新日 2020.03.16
登録日 2019.07.30
石守 瑞希(いしもり みずき)は、今日から働くカフェに行くために準備をしていた。
高校通学中、帰りに毎日のように通っていた大好きなカフェ。
そんなカフェで働ける事が楽しみで少し早いけど家を飛び出した瑞希。
飛び出したら、なぜか奈落に落ちた。
落ちてる途中に神様?に会うが時間がないからとロクに説明もなしに異世界に召喚される瑞希。
召喚主の魔王に襲われそうになったのでそこにあった石を投げたら、とんでもない事に・・・。
折角の異世界、のんびり生活したい瑞希は果たして夢の異世界スローライフを満喫できるのか。
スローライフ(未遂)5割、ギャグ2割、戦闘2割、シリアスちょこっと恋愛ちょこっとでお届けします。
文字数 14,267
最終更新日 2020.01.12
登録日 2020.01.11
