「灰」の検索結果

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キャラ文芸 完結 長編 R15
灰島月子は都内の教育実習生で、同性愛者であり、小児性愛者である。小学五年生の頃のある少女との出会いが、彼女の人生を歪にした。そしてたどり着いたのは、屋上からの飛び降り自殺という結末。終わったかに思えた人生。ところが、彼女は目が覚めると小学校のクラスに教育実習生として立っていた。そして見知らぬ四人の少女達は言った。 「世界で一番優しくて世界で一番平和な学級、『人形学級』へようこそ」
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小説 230,456 位 / 230,456件 キャラ文芸 5,635 位 / 5,635件
文字数 82,663 最終更新日 2024.01.11 登録日 2023.12.13
ファンタジー 連載中 長編
気が付けば広がる世界。 そこは現か幻か。 一つの売り場に、一人の売り子。 菓子商店は何を意味するのか。 一人の命に、一つの命が寄り添う。 誰も知らない、誰も知り得る町で、 今日も約束の鐘が鳴る。 気が付いたら辿り着いていた場所。ほとんどのことが分からないまま、時間が過ぎて行く。出会った存在たちと交流して行く内に、その町の真実が見えて来る。 町の中心にある大きな菓子商店で、男は自らの記憶を語り始める。それを促す者、制止する者。多くの存在たちの思惑が交錯する中、男は自らが強く求めるものに向かって歩いて行く。それを助ける者、妨げる者。 男の傍には、いつも一つの命が寄り添っていた。その生き物は多くは語らず、しかし確かに男を助ける。男と同様、名を持たないその命は灰色と呼ばれていた。 やがて男は灰色の知人である、朽葉の経営する貸し本屋で働き始める。そこを訪れた菓子商店の売り子であった春野華は、この町の真実を語ろうとするが叶わないまま姿を消してしまう。 帰りたい場所があるはずだと気が付いた男は、自分の意思を、周囲の言葉を信じて、手探りの中、不可思議な現象に立ち向かう。
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小説 230,456 位 / 230,456件 ファンタジー 54,050 位 / 54,050件
文字数 30,920 最終更新日 2025.01.25 登録日 2024.07.06
BL 完結 短編
その日、オレが出会ったのは、手の中で小鳥を握りつぶす小さな怪物だった──。 天才プロファイラーとして成長したサイコパスと、彼が愛してやまない幼なじみの探偵譚。 第一章、その怪物、天才プロファイラー
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小説 230,456 位 / 230,456件 BL 31,704 位 / 31,704件
文字数 17,611 最終更新日 2021.10.20 登録日 2021.10.20
恋愛 完結 ショートショート
誰よりも感受性が強く、誰よりも現実が息苦しかった少女。 孤独と空虚の中、彼女は夜ごと“あの夢”を乞い求める。 それは、どこか懐かしく、優しさだけで満ちた異世界。 そこには、優しくておしゃべりな「先生」がいた。 彼の声を聞くだけで、生きる意味を見つけられる気がした。 だけど夢はいつも終わってしまう。 目が覚めれば、灰色の現実。 何度夢を重ねても教えてくれない先生の名前。 ——「その人の名前を知ってしまったら、現実には戻れない」 それでもミオは願う。 「先生の名前を呼びたい。」 たとえ、名前を呼んだ瞬間に、永遠に夢から覚められなくなるとしても。
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小説 230,456 位 / 230,456件 恋愛 66,474 位 / 66,474件
文字数 11,274 最終更新日 2025.09.03 登録日 2025.09.03
ファンタジー 連載中 長編
英雄に憧れた魔術の使えない少女が、英雄になるため剣で頑張るおはなし。 幼い頃、寝物語に語られた十三人の英雄に憧れた少女エルアリアは、人々を助け、愛される存在に、いつか自分もなりたいと、英雄を志した。 だが、残酷なことに彼女の血には呪いが刻まれていた。 呪いの影響で魔術が一切使えないエルアリアは、憧れがどれほど遠いかを思い知り、夢を一度諦めてしまう。 しかし、そんな灰色な日々の中で、騎士団に所属する父の洗練された剣技を見てとある事を思いついた。 ——魔術が使えなくても剣術ならば、と。 そうしてエルは、再び憧れへの道を歩き始る。 ※本作は改稿版として新たに投稿しています。 旧版とは一部展開・描写が異なります。 なろう、カクヨムにも掲載しております。 基本的にこちらの方が更新が早いですが、代わりに不定期更新になってます。
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小説 230,456 位 / 230,456件 ファンタジー 54,050 位 / 54,050件
文字数 110,896 最終更新日 2026.08.29 登録日 2026.04.18
キャラ文芸 連載中 ショートショート
本編のパロディだと思ってたラジオ番組「ちびっ子スパイくらぶ」が、まさかの独立?! 【ダークスパイミステリーファンタジー『灰燼の少年』のキャラクターを演じる「中の人」によるラジオ風作品!】 ⭐︎この番組のおやくそく⭐︎ ・みなさんは、「ちびっ子」さんです! ・この放送は、おとなのひとたちにはヒミツにしましょう。ロイくんの『パパ』に怒られちゃうからです ****** 現在、作品本編連載ページに掲載中ですが、それらの中の人ラジオのエピソードはこちらにお引越し予定です!!
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小説 230,456 位 / 230,456件 キャラ文芸 5,635 位 / 5,635件
文字数 58,069 最終更新日 2024.10.23 登録日 2024.08.30
ファンタジー 完結 短編 R15
異世界の貴族の屋敷に閉じ込められた少女アリエルは、外の世界から切り離され、8年間物置小屋で孤独に過ごしてきた。彼女の髪は灰色で、両親からは「異端」として扱われ、虐待を受けていた。ある日、彼女は前世の記憶を思い出し、自分が日本から転生したことを理解する。彼女は魔法を使う能力を持っており、「生活魔法」を駆使して身体を清め、健康を促進することに成功する。 アリエルは周囲の植物を育てる魔法を使い、食料を得ることにも成功。苛酷な環境から脱出し、両親に復讐しようと決意を固める。彼女は魔法の力を利用して、徐々に自分自身を成長させて行くのだった。
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小説 230,456 位 / 230,456件 ファンタジー 54,050 位 / 54,050件
文字数 83,800 最終更新日 2025.04.20 登録日 2024.10.20
ホラー 連載中 長編
突如として発生したパンデミックにより、文明が崩壊した世界。 溢れかえる死者(ゾンビ)と、静まり返った摩天楼。 元大学生の司(つかさ)は、孤独なサバイバーとして二年間を「ただ生き延びるためだけ」に費やしてきた。 感情を殺し、他人を拒絶し、石のように冷え切った彼の日常。 しかし、物資調達のために訪れた廃墟のホテルで、彼は一人の女性と出会う。 埃まみれの灰色の世界で、不自然なほど鮮烈に輝く金の髪。 透き通るような蒼い瞳。 その美しさに目を奪われた瞬間、止まっていた司の心の歯車が、凄まじい音を立てて回り始める。
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小説 230,456 位 / 230,456件 ホラー 8,619 位 / 8,619件
文字数 63,106 最終更新日 2026.06.01 登録日 2026.03.21
ファンタジー 連載中 長編 R15
「私の青春って灰色」  在り来たりな高校生活、変わらない毎日。 「宝くじ当たらないかな」  買わずに当たるのが、最高だよね。 「それなー」 「何か甘いもの食べたくなった」 「わかるー。犬くん、チョコパ大盛りね」 「私もー」  私の名前は、宮古碧(みやこあおい)。雅ヶ丘私立高校の一年生。  ファミレスで二人プラス一匹、向かいの座席に座っているのは、ネイルアートが好きな友達の羽那。床に座っているのが、山田犬太君。  名前が犬って笑える。  まあ犬君は、要するに使い走りなんだけど。私の元幼馴染みです。そのことは、羽那には内情にしています。
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小説 230,456 位 / 230,456件 ファンタジー 54,050 位 / 54,050件
文字数 1,013 最終更新日 2024.02.05 登録日 2024.02.05
SF 完結 短編
「あなたが見せたい景色はどんな景色ですか?」 人類は滅びた。命令を忘れた兵器たちが、空虚な戦いを続けている。 その上を、ただ一機 AI〈ユグド〉を搭載した戦闘機〈ヴェルデ〉が滑空する。 託されたのは、星を終わらせるという使命。 これは、かつて“美しい世界”を見せたかった者たちの、静かな鎮魂の物語。
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小説 230,456 位 / 230,456件 SF 6,814 位 / 6,814件
文字数 5,615 最終更新日 2025.04.20 登録日 2025.04.20
ファンタジー 完結 長編
人は、生命を創れるのか――。  王立学院の片隅で、ひとり冷遇されてきた灰色の研究者アーレン。    禁忌とされる“生命創造”の研究に没頭し、誰からも認められず笑われ続けてきた彼は、ある雨の夜、ついに成功を果たす。  生まれたのは、一人の少女。  名をリュミナ。  拙い言葉で問いかけ、よろめきながら歩み出すその姿は、紛れもなく「人」としての輝きを宿していた。   ――理(ことわり)が壊れた日、人は神を失った。 かつて、世界はまだ**理(ことわり)**を信じていた。 それは祈りでも魔法でもない、 世界そのものを記す法――。 誰も成功しなかったホムンクルスの創造。 それは奇跡であり、そして――世界の終わりの始まりだった。 理は歪み、国は崩壊する。 灰に沈んだ世界で、二人はまだ“生きている理由”を探している。 ――理は命を拒まない。 拒んでいるのは、いつだって人の方だ――  これは「創られし命」と「灰の研究者」が紡ぐ、世界に刻まれる物語。
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小説 230,456 位 / 230,456件 ファンタジー 54,050 位 / 54,050件
文字数 267,259 最終更新日 2025.11.08 登録日 2025.10.03
ファンタジー 連載中 長編 R15
騎士として清くあろうとし国民の安寧を守り続けようとした主人公カリヤは、王都に侵入した魔獣に襲われそうになった少女を救うべく単独で撃破する。 あれ以来、少女エドナとは恋仲となるのだが「聖騎士」の称号を得るための試験を間近にカリヤの所属する騎士団内で潰し合いが発生。 カリヤは同期である上流貴族の子息アベルから平民出身だという理由で様々な嫌がらせを受けていたが、自身も聖騎士になるべく日々の努力を怠らないようにしていた。 そんなある日、アベルに呼び出された先でカリヤは絶望する。 恋人であるエドナがアベルに寝取られており、エドナが公爵家令嬢であることも明かされる。 それだけに留まらずカリヤは令嬢エドナに強姦をしたという濡れ衣を着せられ国王から処刑を言い渡されてしまう———
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小説 230,456 位 / 230,456件 ファンタジー 54,050 位 / 54,050件
文字数 59,595 最終更新日 2021.10.06 登録日 2021.06.08
恋愛 完結 長編 R18
 伯爵家でキッチンメイドとして働いていたリーナは、空から降ってきた灰色猫を助け、不思議なひとときを猫と過ごす。  数か月後。一方的な理由で伯爵家を解雇され、次の新たな勤め先となった公爵家の屋敷で、猫と再会を果たす。猫を〈アッシュ〉と名付け、再会を喜ぶリーナ。  その一方で、リーナは屋敷の主であるヴィッセルハルト公爵家の嫡男、クラウドという人物を知ることとなる。  銀灰色の髪、深い青色の瞳の主には、なにか秘密があるようで……⁉  「リーナ、お前の協力が必要なんだ」  クラウドの言い出した、とんでもない協力とは……⁉
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小説 230,456 位 / 230,456件 恋愛 66,474 位 / 66,474件
文字数 94,436 最終更新日 2023.01.31 登録日 2023.01.17
ファンタジー 完結 短編 R15
冬城朔は、自ら命を絶った。 次に目を覚ましたのは、黒い雨の降る異世界の死体捨て場。しかも彼が入り込んだのは、教会の処刑人セヴラン・オルドの亡骸だった。 この世界に名の根を持たない朔の魂を、借りた身体は異物として拒んでいる。残された時間は、長くても四十日。さらにセヴランは、朔を拾った女アデルの兄を処刑した男だった。 死ぬことを望んでいた朔は、教会の名札を持たない難民たちと暮らすうち、明日のためにパンを残し、南の林檎を食べたいと思い始める。 だが町を守る白炎は、毎年四十八人の名を奪わなければ維持できない。大灯礼の日、仲間の少年リュカも名炉へ連れ去られる。 一度死を選んだ男が、ようやく「生きたい」と願うまでの物語。 彼の二度目の死を、救いとは呼ばない。 ※本作は自死を題材に含みます。具体的な方法の描写はありません。暴力・残酷描写があります。 ※小説家になろう様でも連載しております
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小説 230,456 位 / 230,456件 ファンタジー 54,050 位 / 54,050件
文字数 24,885 最終更新日 2026.07.28 登録日 2026.07.22
ファンタジー 完結 長編 R15
「あらすじ」 ※本作品は「小説家になろう」でも投稿しています※ ※基本的に三人称視点ですが、一人称視点になる話があります※ ーーーー  様々な世界から「捨てられた」、または世界を「捨てた」存在が集まる終着点。   そこは「ダストワールド」と言われる世界のゴミ箱。  長い年月の中で多くの種族が住み、文明が築かれ、ゴミ箱に相応しい混沌とした世界だった。 『ようこそ、ダストワールドへ。この世界は君を歓迎する』  今日もダストワールドのどこかで、何かが転移してくる。  良い物も、悪い物も……。  時に転移物が原因で争いも起こるが、それも世界にとっては日常茶飯事だった。  そしてダストワールドへ15年前に転移して来た、元異世界の英雄、勇者であり魔王だった召喚士レウル。  彼はリセイユ国の首都ルミサスで「転移物対策組織 (通称テンタイ)第1支部」の支部長として忙しく、楽しく、時にサボリながら充実した日々を過ごしていた。  ここにダストワールドに住む者と、転移して来た存在たちの面白くも悲しく、楽しくも辛い……そんな日々を語る物語が幕を上げる。
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小説 230,456 位 / 230,456件 ファンタジー 54,050 位 / 54,050件
文字数 146,015 最終更新日 2026.04.17 登録日 2026.03.13
ファンタジー 完結 長編 R15
 パンデミックから200年——人類の大半が超人的能力を得た世界で、世界連合の兵士ジョシュアは、伝説の魔導士シャリアの「生まれ変わり」を名乗る男アナベルと遭遇する。  圧倒的な力の前に何も出来ないまま敗北したジョシュア。そんな彼を支えたのはテロに巻き込まれた少女シエラだった。  しかし彼女もまた過酷な運命を背負い、ジョシュアの腕の中で息を引き取った。  運命に翻弄された二人を嘲笑うかのように、世界を巻き込む陰謀は進み続ける。  そんな中美しき天才ウィザード、セシルは戦いの清算をする為、隣国ルカニード王国を訪れる。    一方、かつて「黒い死神」と恐れられた元ラフィン共和国の兵士フェリクスは戦争に敗れ、ルカニード王国で世捨て人のように生きていた。過去のトラウマを抱えフェリクスの時計の針は止まったままだった。しかし再び戦いに巻き込まれていくフェリクス。彼の止まった時は動き出すのか――。    戦いの中で出会う二人の男、ジョシュアとフェリクス。  やがて明かされるのは、200年前の大戦争に隠された真実。伝説の魔道士とされたシャリアの本当の目的とは——?    世界を天秤にかけて、二人の男が選ぶ選択は……?
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小説 230,456 位 / 230,456件 ファンタジー 54,050 位 / 54,050件
文字数 208,689 最終更新日 2026.07.03 登録日 2025.12.30
ファンタジー 連載中 長編
ただひとつ、焼きたてのパンが食べたい。 最初はそれだけだった。 子供たちがパンを食べた。 大人たちがパンを食べた。 たったそれだけが世界を変えていった。
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小説 230,456 位 / 230,456件 ファンタジー 54,050 位 / 54,050件
文字数 26,081 最終更新日 2026.01.01 登録日 2025.12.30
ファンタジー 連載中 長編
常に退屈していた灰原響夜に夢で神らしき者から信託を享け賜った。その内容は魔法が存在する世界がこの世界と連結したという物だ。その世界は魔獣との戦争の真っ最中とのこと。当然魔法使いどころか魔獣も来るわけで。 これは魔法適正が異常に高いだけで担ぎ出されてしまった少年がそんな危険な世界を守る話である
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小説 230,456 位 / 230,456件 ファンタジー 54,050 位 / 54,050件
文字数 3,274 最終更新日 2016.07.05 登録日 2016.06.30
キャラ文芸 完結 長編
第5回キャラ文芸大賞 恋愛賞受賞

大正石華恋蕾物語

レンタル有り
■一:贄の乙女は愛を知る 旧題:大正石華戀奇譚<一> 桜の章 ――私は待つ、いつか訪れるその時を。 時は大正。処は日の本、華やぐ帝都。 珂祥伯爵家の長女・菫子(とうこ)は家族や使用人から疎まれ屋敷内で孤立し、女学校においても友もなく独り。 それもこれも、菫子を取り巻くある噂のせい。 『不幸の菫子様』と呼ばれるに至った過去の出来事の数々から、菫子は誰かと共に在る事、そして己の将来に対して諦観を以て生きていた。 心許せる者は、自分付の女中と、噂畏れぬただ一人の求婚者。 求婚者との縁組が正式に定まろうとしたその矢先、歯車は回り始める。 命の危機にさらされた菫子を救ったのは、どこか懐かしく美しい灰色の髪のあやかしで――。 そして、菫子を取り巻く運命は動き始める、真実へと至る悲哀の終焉へと。 ■二:あやかしの花嫁は運命の愛に祈る 旧題:大正石華戀奇譚<二> 椿の章 ――あたしは、平穏を愛している 大正の時代、華の帝都はある怪事件に揺れていた。 其の名も「血花事件」。 体中の血を抜き取られ、全身に血の様に紅い花を咲かせた遺体が相次いで見つかり大騒ぎとなっていた。 警察の捜査は後手に回り、人々は怯えながら日々を過ごしていた。 そんな帝都の一角にある見城診療所で働く看護婦の歌那(かな)は、優しい女医と先輩看護婦と、忙しくも充実した日々を送っていた。 目新しい事も、特別な事も必要ない。得る事が出来た穏やかで変わらぬ日常をこそ愛する日々。 けれど、歌那は思わぬ形で「血花事件」に関わる事になってしまう。 運命の夜、出会ったのは紅の髪と琥珀の瞳を持つ美しい青年。 それを契機に、歌那の日常は変わり始める。 美しいあやかし達との出会いを経て、帝都を揺るがす大事件へと繋がる運命の糸車は静かに回り始める――。 ※時代設定的に、現代では女性蔑視や差別など不適切とされる表現等がありますが、差別や偏見を肯定する意図はありません。
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小説 230,456 位 / 230,456件 キャラ文芸 5,635 位 / 5,635件
文字数 343,775 最終更新日 2024.01.18 登録日 2021.05.28
プロローグ 中学校生活最後の日――。 校舎に夕焼けが差し込み始めた頃、私はふと時計を見る。
卒業式が終わって、残された時間は、もうあと1時間もない。 あんなに長く感じていた3年間が、こんなにもあっけなく終わろうとしているなんて信じられなかった。
私は静かに立ち上がり、心の中で深く息を吸う。向かう先は教務室。
そこには、私の憧れであり、そして今の私が生きている理由となった人がいる。  中学2年の頃、私は何もかもが嫌になって、生きている意味さえわからなくなっていた。
毎日が灰色で、誰の言葉も届かなくて。そんな時、ふと差し伸べられた優しい声と、あたたかなまなざし。
それが、君だった。 いつもさりげなく話しかけてくれたこと。 優しく手を差し伸べてくれたこと。
そして何より、あの笑顔。 最初はただ救われたかっただけだった。
でも、気づけば私は、君のその笑顔に心を奪われていた。
誰にでも平等に向けるその笑顔をに嫉妬いてしまった。  今日、この想いを伝えなければ、きっと一生後悔する。
中学校生活の締めくくりとして、伝えたい。
ありがとうの気持ちも、救ってくれて嬉しかったという想いも、そして何より、君を思うこの気持ちを――。  私は、ためらいがちに一歩を踏み出し、でも次の瞬間には走り出していた。迷ってなんかいられない。
あの日、生きることを諦めかけた私に手を差し伸べてくれた君に、今度は私の想いを届けたい。 教務室の扉が見えてくる。心臓が高鳴る。
ドアノブに手をかけようとした、その瞬間――世界がふっと遠のいた。
光が揺れ、夕焼けがまぶしく滲んでいく。
遠くから、誰かの声が微かに聞こえた気がしたけれど、それもすぐに溶けて消えた。 私は静かに目を閉じた。
君の笑顔が、最後に見えた。
胸の奥でずっと抱きしめていた言葉が、唇の裏でかすかに動いた。  ――ありがとう。
 ――好きだった。 その声は、君にも誰にも届かない。
でもそれでいい、と思えた。
光の奥で、君の姿が柔らかく微笑んでいた。 これは、生きる希望を失った生徒と、それを救った一人の教師の、
たった一度きりの物語――
24h.ポイント 0pt
小説 230,456 位 / 230,456件 エッセイ・ノンフィクション 8,980 位 / 8,980件
文字数 5,617 最終更新日 2025.10.05 登録日 2025.10.05
1,185 2627282930