「東京」の検索結果
全体で2,189件見つかりました。
仕事終わりに、小料理屋のイケメン店主と謎解きはいかがでしょう? 楽しい謎を用意してお待ちしてます!
主人公は毒彼氏から逃げるようにして、東京都台東区蔵前へ移り住んだOL、汐見祥子。
たまたま入った駅近の小料理屋で、美形イケメンシェフの駒形聡に出会う。
絶品料理についついお酒が進んで、気づけば、祥子は料理屋でバイトをすることになっていた!
料理の腕だけではなく、推理も冴える駒形。その依頼人と関わるうちに、祥子は人の温かみに触れていく。
そして、元彼との悪しき思い出を克服する。
料理×ライトミステリー! 料理に託された様々な思いに感動すること間違いなし!
文字数 104,463
最終更新日 2021.05.29
登録日 2021.04.29
戦国から現代まで九重の一族に伝わってきた拳法・八陣拳。現代の直系継承者の3人の子らが東京へ出て来た事から起こる様々な事件
正直此処でのジャンルが不明ですが、学校日常+現代格闘物なので一応青春辺りに入れてます
文字数 259,998
最終更新日 2024.01.07
登録日 2023.12.15
中2の夏休み、異世界召喚に巻き込まれた俺は14年の歳月を費やして魔王を倒した。討伐報酬で元の世界に戻った俺は、異世界召喚をされた瞬間に戻れた。28歳の意識と異世界能力で、失われた青春を取り戻すぜ!
東京五輪応援します!
色々な国やスポーツ、競技会など登場しますが、どんなに似てる感じがしても、あくまでも架空の設定でご都合主義の塊です!だってファンタジーですから!!
文字数 388,659
最終更新日 2020.09.04
登録日 2020.08.09
い、いだーーいぃーー
あまりの激痛に目がチカチカする。
それがキッカケの様にある景色が頭にうかぶ、 日本…東京…
あれ?私アラフォーのシングルマザーだったよね?
「王妃様、もう少しです!頑張ってください!!」
お、王妃様って!?
誰それ!!
てかそれより
いだーーーいぃー!!
作家をしながらシングルマザーで息子と2人で暮らしていたのに、何故か自分の書いた小説の世界に入り込んでしまったようだ…
しかも性格最悪の大ボスキャラの王妃バネッサに!
このままストーリー通りに進むと私には破滅の未来しかないじゃない!!
どうする?
大ボスキャラの王妃に転生したアラフォーが作家チートを使いながら可愛い我が子にメロメロ子育てするお話
我が子をただ可愛がっていたらストーリー上では夫婦ながらバネッサを嫌い、成敗するヒーローキャラの国王もなんだか絡んできて、あれれ?これってこんな話だったっけ??
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
拙い本作品を見つけてくれてありがとうございます。
毎日24時更新予定です。
(寝落ちにより遅れる事多々あり)
誤字脱字がありましたら、そっと教えてくれると嬉しいです。
文字数 108,942
最終更新日 2023.09.14
登録日 2023.08.04
「人殺しの子孫のくせに!」
そう怒鳴られ、ずっと毎日学校でいじめられていたのを我慢していた幾久(いくひさ)は、ついに同級生を殴ってしまう。
結果、中学の卒業まぢかに停学となり、進路を悩む幾久に父は言った。
「幾久、父さんの母校に行ってみないか?」
本州の最西端、長州市に存在する全寮制の『報国院男子高等学校』は幾久と同じ『長州藩の維新志士』の子孫が多く通う学校だった。
東京で生まれ育ち、自分が明治時代の将軍『乃木(のぎ)希典(まれすけ)』の子孫だとろくに自覚もないどころか「メーワク」とすら思う幾久と、沢山の維新志士の子孫たち。
「ブラックバード」と呼ばれる真っ黒な制服を着た男子高校生らの成長青春ストーリー。
1年生編は完結しました。
2年生編はpixiv(FAN BOX)にて不定期連載中です。
文字数 1,748,496
最終更新日 2022.07.06
登録日 2021.03.09
「絶対、オレがホテルで働いてるって言わないでよ!」
21歳の湊(みなと)は、都心の高級ホテル「橋川グランドホテル東京」で働く客室清掃スタッフ。
人付き合いは苦手。愛想もない。けれど今の仕事は、自分に合っていて気に入っている。
そんな湊の母が、この春再婚することになった。
相手は橋川ホテルグループの会長で、三人の息子がいた。
まだ顔を合わせていない義兄たちの存在に、湊は早くも頭を抱える。
清掃スタッフとして働いていることだけは、絶対に知られたくない。
「バレたら、辞めさせられるかも」
母に口止めした湊だったが、実は長男で社長の駿人(はやと)とは、一度だけ会ったことがあって……?
苦労人の社長義兄 × クールな一人好き男子
母の再婚から始まる、じれったくて優しい義兄弟BLシリーズ。
Kindleで配信中の「サクッと読める義兄弟BL」から、二人の出会いを描いた書き下ろしSSです!
文字数 3,053
最終更新日 2026.06.13
登録日 2026.06.12
第6回ほっこり・じんわり大賞奨励賞受賞しました!
応援ありがとうございました……!
深町(ふかまち)菜穂子(なおこ)は大学三年生。東京の大学に通っていたところに「祖母危篤」の連絡が届くも、京都に向かう新幹線の中で最後の瞬間に間に合わなかったことを知らされる。
祖父・毅市(きいち)と結婚するまでは、小学校の先生だったと言う祖母・志緒(しお)。
祖母の旧姓は高辻(たかつじ)。
葬儀にはそんな「高辻先生」を慕っていたと言う教え子も何人か来ていた。
そんな志緒の初盆。
旧暦七月、今で言う八月に行われる先祖供養の行事・盂蘭盆会(うらぼんえ)。
亡くなった人の御魂(みたま)を迎えるための風習である「六道(ろくどう)まいり」のために菜穂子も帰省をすることになった。
宗派を超えた京都の古式ゆかしい習慣。
祖母の御魂(みたま)も冥土から一時こちら側に戻って来ると信じられているからだ。
水塔婆に戒名を書いて貰って供養をする傍ら、祖先を迎えるための鐘を撞いた、その日の夜。菜穂子は不思議な現象に遭遇した。
「高辻先生の教え子・八瀬(やせ)彰(あきら)」を名乗る青年に、「高辻先生にどうしても、死後裁判を待つ子供たちの先生になって貰いたい。生前の夫である毅市さん、つまり君のおじいさんを説得して貰えないだろうか」と、どう考えても夢の中の出来事、荒唐無稽と思える懇願を受けたのだ。
元々は親が決めた許婚同士だった祖父と祖母。終戦と共に結婚はしたものの、内心では教師を続けたかった祖母は、彰の話に前向きなのだと言う。だが、祖母を閻魔庁、つまり死後裁判の場で成仏を拒んでずっと待っていた祖父がそれに反対、早々に極楽浄土に向かうことを主張しているのだと。
にわかには信じられない話だった。
更に生者である菜穂子が祖父と祖母の話し合いに参加出来るのは、お盆の前の「迎え鐘」で御魂(みたま)を迎えてから「京都五山送り火」で再び御魂(みたま)を送り出すまでの十日間だけだとも聞かされる。
祖父母に再び会えた喜びもつかの間。菜穂子はどちらの肩を持つべきなのか悩むことになるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
イラストは無料イラスト「Illust AC」から、お絵描き太郎様の「お盆休暇中の女性」をお借りしています。
文字数 121,933
最終更新日 2023.09.05
登録日 2023.06.30
20歳女、東京出身。親も彼氏もおらずブラック企業で働く日和は、ある日突然異世界へと転移していた。それも、気を失っている内に。
気付いたときには既に娼館に売られた後。娼館の店主にお薦め客候補の姿絵を見せられるが、どの客も生理的に受け付けない男ばかり。そんな中、日和が目をつけたのは絶世の美男子であるヨルクという男で――……。
※男は太っていて脂ぎっている方がより素晴らしいとされ、女は細く印象の薄い方がより美しいとされる美醜逆転的な概念の異世界でのお話です。
!直接的な行為の描写はありませんが、そういうことを匂わす言葉はたくさん出てきますのでR15指定しています。苦手な方はバックしてください。
※小説家になろうさんでも投稿しています。
文字数 37,033
最終更新日 2023.03.08
登録日 2023.03.03
「――すべて売り払ってください。国内の株も、土地も、今すぐに」
平成元年、バブル絶頂の狂乱に沸く東京。
誰もが永遠の右肩上がりを信じて踊り狂う中、東大経済学部のゼミ室で、弱冠二十歳の青年・沢崎健司だけは、凍りつくような冷徹な眼差しで市場を見下ろしていた。
広島の不動産王・金子は、青年の不敵な言葉を鼻で笑った。
「何を言うかと思えば。地価が下がるなどあり得んよ、沢崎君」
だが、健司は声を荒らげなかった。
完全にノイズを排したその平坦なトーンは、かえって室内の空気を強引に圧殺した。
「年が明ければ、日銀は金利を急激に引き上げます。逃げ遅れたデベロッパーの死屍累々の体で、街は溢れかえることになる。金子さん、破滅の波に巻き込まれて首を吊りたくなければ、手元の資産をすべてキャッシュへコンバートし、市場の最底値で次の果実を買い叩く兵糧として秘匿してください。これは賭けではない。単純な計算による未来予測です」
その桁外れのスケールと、確固たる国家規模の知略――。
バブル崩壊の引き金が引かれた瞬間、世界は知ることになる。
一人の「怪物の誕生」を。
本作は、就職氷河期に社会人となり、「失われた30年」のデフレの重力を受け続けた主人公が過去へと転生し、国家の命運を賭けたやり直しに挑む仮想の経済戦記です。
実際の社会事象や経済などは、多様な因果関係によって変化していますが、本作では物語の展開および実務の知略戦をわかりやすく描写するため、一部の事象に焦点を絞って記述していることをご理解の上、お読みください。
文字数 38,919
最終更新日 2026.07.16
登録日 2026.07.04
「その命、捨てるくらいなら俺に寄越せ。」
あの日、僕を拾ったのは、強面のヤクザでした。
美術科に通う結城日向(21)は、生きることに不器用で、壊れやすい心を抱えた女子大生。 精神安定剤代わりに不特定多数の男と寝て、自傷を繰り返す日々。
そんな日向には、“恋人でも、セフレでもない”特別な存在がいる。
指定暴力団幹部・江嵯樹 京(38)。 全身和彫りの強面でありながら、日向のすべて――その汚れも、自傷も、裏の顔さえも――を黙って受け入れ、決して束縛せず、ただ静かな溺愛で包み込む男。 それは日向にとって、唯一息ができる「紫煙の救済」だった。
しかし、そんな二人の聖域に、"光"が土足で踏み込んでくる。
「俺が守ってやるからな!」
野球部のエース・彩月 涼(22)。 太陽のように眩しく、驚異的なポジティブ思考で好意をぶつけてくる彼は、日向の平穏を脅かす「善意の災害」でしかなくて……?
守られる安らぎか、照らされる痛みか。 光の暴力に晒された時、二人が選ぶ “答え” とは――。
【儚げな美大生 × 過保護なヤクザ幹部 × 勘違いポジティブ野球部エース】 東京を舞台に描かれる、 甘くて苦い、大人の救済ラブストーリー。
※本作はハッピーエンドですが、ヒロインが精神的に病んでおり、ヒーロー以外との性行為(モブ・輪姦)や自傷行為の描写が序盤に含まれます。心はヒーロー一筋です。 ※苦手な方はご注意ください。
文字数 48,181
最終更新日 2026.01.05
登録日 2026.01.05
ここは東京郊外松平市にある希望が丘駅前商店街、通称【ゆうYOU ミラーじゅ希望ヶ丘】。
国会議員の重光幸太郎先生の膝元であるこの土地にある商店街は、パワフルで個性的な人が多く明るく元気な街。就職浪人になりJazzBarを経営する伯父の元で就職活動をしながら働く事になった東明(とうめい)透(ゆき)は、商店街のある仕事を担当する事になり……。
※ 鏡野ゆうさんの『政治家の嫁は秘書様』に出てくる商店街が物語を飛び出し、仲良し作家さんの活動スポットとなってしまいました。その為に同じ商店街に住む他の作家さんのキャラクターが数多く物語の中で登場して活躍しています。鏡野ゆうさん及び、登場する作家さんの許可を得て創作させて頂いております。
コラボ作品はコチラとなっています。
【政治家の嫁は秘書様】
https://www.alphapolis.co.jp/novel/210140744/354151981
【希望が丘駅前商店街 in 『居酒屋とうてつ』とその周辺の人々 】
https://www.alphapolis.co.jp/novel/274274583/188152339
【日々是好日、希望が丘駅前商店街-神神飯店エソ、オソオセヨ(にいらっしゃいませ)】
https://www.alphapolis.co.jp/novel/177101198/505152232
【希望が丘駅前商店街~看板娘は招き猫?喫茶トムトム元気に開店中~】
https://ncode.syosetu.com/n7423cb/
【希望が丘駅前商店街 ―姉さん。篠宮酒店は、今日も平常運転です。―】
https://www.alphapolis.co.jp/novel/172101828/491152376
【Blue Mallowへようこそ~希望が丘駅前商店街】
https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/427152271
【希望が丘駅前商店街~透明人間の憂鬱~】
https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/427152271
【希望が丘駅前商店街~黒猫のスキャット~】
https://www.alphapolis.co.jp/novel/265100205/813152283
文字数 181,285
最終更新日 2018.02.17
登録日 2017.12.07
17才で子供を産み、結婚した真由美。
息子の武も18才になり、今年から大学生。東京で一人暮らしを始めた。
35才で女盛りではあるが、長年連れ添ったご主人とはセックスレス。
子育てを終え、自分の時間ができた彼女の欲求はある男性に向けられる。
真由美がたどり着いた幸せの境地とは....
文字数 4,099
最終更新日 2022.09.02
登録日 2022.09.02
佐藤沙羅(35歳)は結婚して13年になる専業主婦。
愛する夫の政志(38歳)と、12歳になる可愛い娘の美幸、家族3人で、小さな幸せを積み上げていく暮らしを専業主婦である紗羅は大切にしていた。
その幸せが来訪者に寄って壊される。
夫の政志が不倫をしていたのだ。
不安を持ちながら、自分の道を沙羅は歩み出す。
里帰りの最中、高校時代に付き合って居た高良慶太(35歳)と偶然再会する。再燃する恋心を止められず、沙羅は慶太と結ばれる。
バツイチになった沙羅とTAKARAグループの後継ぎの慶太の恋の行方は?
表紙は、自作です。
文字数 221,706
最終更新日 2024.03.03
登録日 2024.02.01
東京下町にある春風光画館。
この写真館ではこの世に存在しないはずの写真を写し出すことが出来るのだった。
文字数 1,213
最終更新日 2024.04.12
登録日 2024.04.12
手が,透明になった朝があった。
メガバンクの法人営業職,27歳。
数字も評価も,悪くなかった。
「女性活躍推進」のモデルケースとして,期待されていた。
それなのに,得意先への訪問準備をしながら,名刺を持つ自分の手が,そこにない気がした。
辞めると言ったとき,上司は「もったいない」と言った。
先輩女性社員は「あなたが辞めたら,後輩が困る」と言った。
誰も,わたしのことを,聞かなかった。
向かった先は,川沿いの藍染工房だった。
言葉より手が雄弁な68歳の師匠。
7年で指先まで青く染まった,距離の縮まらない先輩職人。
核心を無自覚に突く,19歳の農家の青年。
今もメガバンクにいる,東京の友人。
藍は,急かさない。
甕は,答えを出さない。
発酵は,見ていない夜にも,続いている。
浸して,酸化して,洗い流して,また浸す。
何度繰り返しても,色が定まるまでの時間は,省けない。
停滞は,敗北ではない。
前進も,義務ではない。
変化を望みながら変化できない身体が,それでも藍の匂いの中で,今夜も息をしている。
痛みを知る人が,明日を急がずにいられる物語。
文字数 48,853
最終更新日 2026.05.11
登録日 2026.04.12
結婚を控えたある冬の日、地元である山口県下関市へ同窓会に参加をするため戻ってきた万美子は、学生時代に名前も知らない男の子に恋をしたことを思い出す。
高校生の万美子は両親の離婚により、生まれ育った東京都から母の実家のある山口県下関市へ引っ越してきた。
すべてのことに希望を失っていた万美子は、ある少年と出会う。
『涙色ミルキーウェイ』の長編版。
槻尾万美子(16)
通称、マミ。
高校一年生の冬に東京から山口県下関市に引っ越してきた。
母親と二人暮らしで、冷めきった両親の影響で人のことを信用できず、日々に絶望している。
大学は東京の大学に行きたいと思っている。
セイ
木曜日にだけ会うことのできる男の子。
北九州市門司区に住んでいるらしく、万美子の家の近くから下関市の高校に通っているらしい。
もともとは下関に住んでいたが、両親が転勤したことにより、ひとりだけ門司区に住む祖父母のところに滞在しているという。
陸上部。
関門トンネル
山口県下関側の御裳川と福岡県門司側の和布刈を結ぶ780mのトンネル。
通行可能時間は6:00~22:00。
歩行者は無料、自転車・原付は20円。
トンネルの中程には山口県と福岡県の県境があり、記念撮影スポットとして人気。
(Wikipediaより)
文字数 29,486
最終更新日 2026.05.31
登録日 2026.04.30
この世界は、αとβとΩで出来てる。
生まれながらにエリートのαや、人口の大多数を占める『普通』のβにはさして意識するほどの事でもないだろうけど、俺たちΩにとっては、この世界はけして優しくはなかった。
今日も寝坊した。二学期の初め、転校初日だったけど、ワクワクもドキドキも、期待に胸を膨らませる事もない。何故なら、高校三年生にして、もう七度目の転校だったから。
βの両親から生まれてしまったΩの一人息子の行く末を心配して、若かった父さんと母さんは、一つの罪を犯した。
小学校に入る時に義務付けられている血液検査日に、俺の血液と父さんの血液をすり替えるという罪を。
従って俺は戸籍上、β籍になっている。
あとは、一度吐(つ)いてしまった嘘がバレないよう、嘘を上塗りするばかりだった。
俺がΩとバレそうになる度に転校を繰り返し、流れ流れていつの間にか、東京の一大エスカレーター式私立校、小鳥遊(たかなし)学園に通う事になっていた。
今まで、俺に『好き』と言った連中は、みんなΩの発情期に当てられた奴らばかりだった。
だから『好き』と言われて、ピンときたことはない。
だけど。優しいキスに、心が動いて、いつの間にかそのひとを『好き』になっていた。
学園の事実上のトップで、生まれた時から許嫁が居て、俺のことを遊びだと言い切るあいつを。
どんなに酷いことをされても、一度愛したあのひとを、忘れることは出来なかった。
『Ωである俺』に居場所をくれたのは、貴男が初めてのひとだったから。
文字数 86,976
最終更新日 2019.11.01
登録日 2019.10.14
20代の頃、音楽はまだ夢だった。
バンドの名前は“チーズケーキ”。
甘くて、少しほろ苦くて、恋の味みたいだった。
出だしは、悪くなかった。
地元ではちょっとした話題になって、テレビCMのタイアップも決まった。
そして、ソニー・ミュージックとの契約。
スタジオにこもり、眠らずに音を重ね、ようやく夢が形になりはじめていた。
あの頃の自分たちは、きっと本気で「いける」と思っていた。
でも、現実はいつも静かに軋む。
ある日、ベースとドラムが同時に抜けた。
理由は単純だった。
「もう少し、現実を見たい」――彼らはそう言って去っていった。
音楽を置いて、それぞれの人生を選んだ。
それを責める気にはなれなかった。
むしろ、彼らの方が正しかったのかもしれない。
それでも、自分たちはまだ夢を手放せなかった。
だから、名前を変えた。
“MOSHIMO”。
もしも、あの頃の夢がまだ続いていたら――そんな願いを込めて、東京へ出た。
東京の街は、冷たくて、眩しかった。
スタジオ代も家賃も高くて、心だけが削られていく。
それでも歌った。恋を、痛みを、報われない気持ちを。
でも――気づけば自分は恋をして、そして、それが実ってしまった。
幸せになった瞬間、あの歌詞の痛みが消えていった。
甘酸っぱい恋の歌は、もう本当には響かなくなった。
30代半ばの女が、“叶わない恋”を歌い続ける姿は、
自分でも少し気持ち悪く感じるほどに、現実とかけ離れていた。
ファンは、きっと察していたと思う。
“片想いの痛み”を歌う声に、もうリアルがなくなっていることを。
それでもステージに立つたび、あの頃の自分を演じた。
夢を続けるために、嘘をつき続けた。
やがて、ボーカルが本当の幸せを掴み、MOSHIMOは解散した。
それは自然な終わりだった。
けれど、あのとき鳴らした音だけは、
今でも耳の奥でかすかに残響している。
――チーズケーキは溶けた。
甘さも、苦さも、すべて現実に溶けて消えた。
けれど、あの味を知っているからこそ、
もう戻れない時間が、今でも少しだけ愛しい。
文字数 832
最終更新日 2025.10.30
登録日 2025.10.30