「発」の検索結果
全体で19,263件見つかりました。
オメガバースの概念がない世界で〈呪い〉だと思われていたアルファを異世界転生したオメガが救う話。
羽田海斗(二十一歳)は見習いパティシエ。
人一倍研究熱心だが、上下関係の厳しい職場で、まだ思うように仕事ができていない。
オメガであることがバレて先輩たちに襲われ、逃げたところで車にはねられてしまう。
目覚めたら、そこはオリエンタルな雰囲気の異世界〈イルディズ〉の王宮だった。厨房奴隷のウミトとして転生したのだ。
ある日〈呪われたスルタン〉に食事を持っていく役を押しつけられてしまうウミト。
スルタンのアスラン(二十八)は一ヶ月に一度、酷く凶暴になり、その間後宮の一室にこもるというのだ。
海斗はアスランに出会った途端激しく抱かれてしまう。アスランはアルファだった。
こちらの世界では第二次性の存在が認識されていないため、オメガを求めて発生する凶暴性が呪いだと思われていたのだ。
「それ、呪いじゃないよ。……です」
と告げるウミトに、アスランは毎夜の夜伽を命じる。
この世界のオメガが見つかるまでとしぶしぶそれを引き受けるウミト。
しかし、アスランの人となりに触れていくうちに、次第に本気で惹かれていく。アスランもまた、呪いから解き放ってくれた海斗を愛するようになり――
生れて初めて異世界転生BLを書いてみました。広い心でご覧頂けたら幸いです。
(23年キャラ文庫小説大賞中間選考通過)
※エブリスタさんにも掲載しています※
文字数 45,497
最終更新日 2023.07.11
登録日 2023.06.26
(物語)
ミルルーシュ大陸の西方にあるガタリア国内の東の方にあるソランド村の少女パムは両親を亡くし伯母の元へ引き取られるのだが、そこでのいじめに耐えかねて家を出る。
そんな彼女の人生には、思わぬ事件が待ち受けていた。
最初1話完結で発表した本作ですが、最初の話をプロローグとして、今後続けて執筆・発表いたしますので、よろしくお願いします。
登場人物
パム
ソランド村で生まれ育った少女。17歳。
チャーダラ・トワメク
チャーダラ伯爵家の長男で、準伯爵。
シェンカ・キュルン
女性の魔導士。
ダランサ
矛の使い手。ミルルーシュ大陸の海を隔てて南方にあるザイカン大陸北部に住む「砂漠の民」の出身。髪は弁髪に結っている。
人間以外の種族
フィア・ルー
大人の平均身長が1グラウト(約20センチ)。トンボのような羽で、空を飛べる。男女問わず緑色の髪は、短く刈り込んでいる。
地名など
パロップ城
ガタリア王国南部にある温暖な都市。有名なパロップ図書館がある。
文字数 12,811
最終更新日 2024.11.13
登録日 2023.07.14
三十年戦争時の帝国軍主力戦闘機となった烈風開発の裏側を書いた作品です。
文字数 7,852
最終更新日 2025.04.13
登録日 2025.04.13
「……愛しているよ、セシリア。君が死ぬその瞬間まで、僕がそばにいる」
病に伏しながらも、静かに誇りを守り続けてきた公爵令嬢・セシリア。
だが、信じていた夫の裏切りにより、彼女はすべてを奪われかける。
「……そろそろ潮時ね」
……そのとき、彼女は決意する。
文字数 6,065
最終更新日 2025.06.07
登録日 2025.06.07
時はAIが人間の職業に就くようになった近未来。
最先端AIロボットの英愛子は、感情を一切排し、法のみに基づいて判決を下す辣腕裁判長として法曹界にその名を轟かせていた。
ある日、正当防衛とも思える事件の被告人に対し、愛子は一切の情状酌量なく冷徹な判決を下す。
そんな彼女の前に、人間味あふれる検事・仲村が現れる。「これだからAIは!」と嘆く彼は、法だけでなく、事件に至るまでの過程や人々の感情こそが重要だと彼女に説く。
「なぜ余計なことを考慮するのか理解できません」
論理を絶対とするAIと、感情を重んじる人間。相容れない2人の出会いが、やがて法の在り方、そしてAIの心をも揺るがす大きな事件へと発展していく。
文字数 4,346
最終更新日 2025.10.01
登録日 2025.10.01
ギジオレは妄想力で力を発揮するロボット。パイロットである高校2年生の桜川洸平は、隣に幼馴染みの竹浦可奈子を乗せて侵略者と戦う。
可奈子を隣に乗せる事で、洸平の妄想力を刺激して力を発揮する事が出来る。
ただの幼馴染みで異性として意識していなかった洸平だが、ギジオレが洸平の心に作用する事で可奈子に対する気持ちが揺れ動き、葛藤しながらも戦い続ける。
この先二人の気持ちにどのような変化が現れるのか。
カクヨム、なろうで連載していた物を大幅に書き直した物です。
R15は念のため。
文字数 68,454
最終更新日 2025.11.20
登録日 2025.10.25
午後十一時四十五分。台風接近により、これが今夜最後のフライトだった。
羽田発札幌行き、JAL873便。出版社営業マンの桜井真一は、急ぎ東京に戻るため最終便に飛び乗った。だが、機内に乗客はわずか十人。異様に少ない乗客数に、漠然とした不安を感じる。
離陸直後、機内放送が緊急アナウンスを流した。
「この便に、爆弾が仕掛けられているという通報がありました。午前一時に爆発するとのことです」
あと五十五分。台風で羽田空港は閉鎖済み、引き返すことはできない。パニックに陥る乗客たち。そして追い打ちをかけるように、さらなる事実が告げられる——「犯人は、この機内にいる」
必死の捜索の末、後方トイレで発見された時限爆弾。だが、飛行中の機内からは投げ捨てることができない。残り時間は刻々と減っていく。
突然の停電。そして一人の乗客が姿を消した。照明が戻ると、黒いフードの人物がコックピット前に立っていた。手には拳銃。
「私の名前は安藤由美。七年前、この航空会社の客室乗務員でした」
彼女が語ったのは、七年前に起きた墜落事故の真実。整備不良が原因で百二十三名が死亡したが、会社は事故を隠蔽し、責任を現場のパイロットに押し付けた。
そして、この便に乗る十人の中に、当時の隠蔽工作に関わった人間たちがいるという。元整備部長、元広報部長、元社長夫妻——安藤は彼らを予約システムのハッキングによって、意図的にこの便に集めていた。
「全ての真実を告白すれば、爆弾を止める」
機内には隠しカメラが設置され、すべてが録画されている。告白するか、全員で死ぬか。究極の選択を迫られる乗客たち。
だが、機長が仲裁に入る。「こんな方法は間違っている。一緒に真実を明らかにしよう」安藤が銃を下ろしたその瞬間、元整備部長が襲いかかった。
銃声。
男は胸を撃たれて倒れた。
爆弾のタイマーは残り五分を切っていた。解除コードを入力するスマートフォンが見つからない。三分、二分、一分——残り三秒で、ようやく爆弾は停止した。
着陸後、安藤は逮捕される。だが、桜井は気づいていた。何かが、まだ終わっていない。
不自然な点があった。機長の反応、そして元整備部長の死の状況。銃口の角度が、物理的におかしい。
真実を追及した桜井が突き止めたのは、衝撃の事実だった。
元整備部長を撃ったのは安藤ではなく、機長本人。彼は安藤の復讐計画を利用し、七年前の隠蔽工作で親友を失った自分の復讐を遂げていた。復讐は、さらなる復讐を呼んでいた。
一万メートル上空の密室で繰り広げられる、恐怖と緊張の二時間。爆弾、銃、そして人間の憎悪が交錯する中、真実は次第に明らかになっていく。
生き残るのは誰か。そして、本当の犯人は——。
これは、最後の乗客たちが体験した、極限のサスペンス。
文字数 6,903
最終更新日 2026.01.04
登録日 2026.01.04
ただ、魔法少女になりたいだけだった
魔法少女に憧れる、どこにでもいる普通の女子高生・春野日和。
放課後の帰り道、白くてふわふわな妖精に声をかけられたことから、彼女の夢は現実になる――はずだった。
変身。箒。ステッキ。
誰もが知る“魔法少女”の始まり。
しかし、試験の最中に発覚する残酷な事実。
日和には、魔法を使う才能がなかった。
それでも彼女は諦めなかった。
魔法少女になる条件は、ただ一つ――
魔物を倒すこと。
魔法が使えないなら、殴ればいい。
ステッキは、振るためにある。
これは、
ただ魔法少女になりたかった少女が、
魔法の使えない魔法少女になってしまう話
文字数 5,350
最終更新日 2026.01.13
登録日 2026.01.13
異世界トリップして四年。なんやかんやで城の錆びれた塔で大好きな歌を口ずさみ庭師をしながら義兄(シスコン)と過ごすマイペース十六歳のモモカ。そんな彼女の薔薇園にマイペースな騎士が住み着く。その出会いから国と七つの騎士団を巻き込む事態が発生……!?
登録日 2014.04.27
時は帝歴××××年、6月──そこに1人の風変わりな美少女錬金術師がいた。
地球をも遥かに凌ぐ文明の発達した世界「ラグリア」──そのとある帝国の帝都より、界を渡る錬金術師(少女)は単身地球のアフリカへ渡り…最終的には日本へと辿り着き、とある「工房」を持つに至るのである。
この物語はそんな「少女」の日常を描いたもの──かもしれない。
「発達し過ぎた世界はそれはそれは便利な世界よ?生活する“だけ”なら故郷(帝都)の方が断然いいわ!
──けどね、人間って「そんなもの」の為に生きているわけではないでしょ?!
衣食住だけでは物足りない──そこに“娯楽 ”や“趣味”…または何かしらの『暇を潰せるモノ』があって初めて充実した人間らしい生活が出来ると言うもの!あなたもそう思わない?」
と。
前半は敬語を一切使わず、何処かの部族の村の一角を借りて魔改造──空間魔術と時空間魔法を繋げて錬金術で固め、“ちょっといい”家…拠点を造る。
物々交換が主流の村で彼女(少女)は自身が造る狩りの道具と引き換えに食料や周辺の地理や国名等の知識を仕入れる。
“なぜか”言葉は通じる少女と村の人の交流…狩りと間借り暮らしの星の錬金術師はやがてジパング、ジャパン(日本)──の名前を知り興味を持つ。
…ある程度村へと貢献を果たした少女は拠点を後にした──。
それから、アメリカ大陸へと渡り、移住し?市民権を得て日本へ。
どこまでも自由な錬金術師は方々で人々を翻弄し、欺き、勘違いさせ?親切に付け込んで?日本行きの飛行機のチケットを手に入れる(タダで)。
…アトリエに田舎の方が土地付き(山あり又はプライベートビーチあり)で安くそこそこの家をゲットできる…ので、香川県○島の一軒のお宅を購入する事にした。
「──さて、ここからが私に由る私の為の私だけの趣味と実益を兼ねたイリス工房(アトリエ)の開店開業ですよ~!!」
…そして、彼女“イリス”が手掛ける錬金薬は日本──いや、地球ではあり得ない(エリクサー)の数々で…!?
…この世界に魔力を発する魔道具すらも設置し始め、「魔法」を扱える者も、「魔物」すらも現れ始める──そして、遂にはダンジョンまで現出した!?
「あちゃー、やり過ぎました!!上司に怒られる…!隠蔽しよ」
「──呼んだかえ?不出来な妹弟子よ」
「──ひっ」
「ひ?」
「ひぃゃゃぁぁああーーーっ!!!?」
「あ、こら!待て──っ!?」
転移で逃げるイリスを彼女の姉弟子(上司)が慌てて追い掛ける──珍道中かもしれない。
文字数 11,946
最終更新日 2022.06.23
登録日 2019.10.08
今は亡き先代魔王の武勇伝に憧れた新魔王は勇者に挑む。後世に伝わる激しい戦いになる…はずだった、通り過ぎるだけで死ぬ勇者、ビンタ一発で死ぬ勇者に新魔王は絶望し、憧れの大戦を引き起こすため、勇者を育てる事を決意する
「人間どもに任せてられん、俺が勇者育てるか」
※絶賛執筆中8万文字くらいにはしたい
文字数 68,333
最終更新日 2020.10.29
登録日 2020.10.08
新米検事の早瀬亜希(♂)はある日突然、異世界に飛ばされた。頼まれたら嫌とは言えないお人好しな主人公が、騎士団の隊長さんから魔族の王族関係者まで多種多様な人に迫られたり食われたりしつつ元の世界に帰るために奮闘する話。になる予定。
※文章を書く練習とエロの練習とストレス発散のために不定期に更新します。色んなエロ書いてみたい。ほんとはエロだけ連続で書きたい。唐突にエロ入れることだけに情熱を傾ける。エロ以外は駆け足。ストーリーはない。
文字数 100,375
最終更新日 2020.12.13
登録日 2020.10.30
20XX年。
地球人は、宇宙人とのファーストコンタクトを体験した。
怪我により夢を諦めかけていた若き元バイクレーサー・東郷総司は、恩人である町工場経営者・坂田士郎が開発した
『搭乗型人型ロボット』
を譲り受け、ひょんなことから宇宙全体を巻き込みそうな勢いの戦いに身を投じていく。
宇宙から来た兄妹。
正体不明の謎の男。
大企業が創りし、もう一つのロボット。
そして、地球と坂田家を巻き込む、不穏な影。
それらをテキトーにあしらいつつ、総司は進む。マイペースに。
果たして総司は、行き当たりばったりで地球を救うことができるのか?
文字数 75,230
最終更新日 2022.02.21
登録日 2021.07.14
妻の『桂花(ケイカ)』は毎年、夫の『紫苑(シオン)』と一緒に御嶽山に登山に出かけるのが楽しみだった。しかし、桂花が妊娠したことにより、今年は紫苑ひとりで登ることになった。
2014年9月27日。この日、御嶽山の大噴火が発生する。
紫苑は行方不明になり、桂花の元へは帰って来なかった……。しかし、紫苑のお墓で出会ったお坊さんから、不思議なことを言われる。
桂花は、果たして紫苑を救い出すことができたのか……?
あの御嶽山の大噴火から救い出せたのか……?
大どんでん返しの結末がそこに待っていた……。
愛し合う夫婦の思い出の場所を舞台にした『御嶽山大噴火』をめぐる恋愛タイムスリップ・サスペンス。
もし、あなたが過去に戻って、大好きな人を救い出せるとしたら、歴史が変わったとしても戻りますか……。
【登場人物:花の名前(花言葉)】
・桂花(ケイカ):キンモクセイ(初恋)
・紫苑(シオン):シオン(君を忘れない)
・秋桜(コスモ):コスモス(調和)
※全て9月の花
【表紙】
・表紙画像:anncapicturesさんご提供のフリー画像。ありがとうございます。
・文字入れ/装飾:miraii♪
私の祖父の家が、御嶽山の麓の長野県大滝村にあり、この噴火で家が壊れてしまいました。私自身もこの御嶽山には小さい頃に8回ほど登っていて、一度、濃い霧で道が全く見えなくなり、崖から落ちてキズだらけ、血だらけになり、服もビリビリに破れ、完全に登山ルートから外れてしまいました。道に完全に迷い、気や草を掻き分けてとにかく下へ降りて行くと、偶然にも日が落ちる少し前に登山ルートにぶつかり、登山客に助けられました経験があります。自然の恐ろしさをこの時、身を持って体験しました。
最後にこの御嶽の噴火災害で亡くなられた方、まだ行方不明の方、そして、そのご家族、ご親戚、ご友人の方におかれましては、心からお悔やみ申し上げます。
私たち日本人は、幾多の大災害にもめげずに、何度も立ち上がり、何度も助け合い、復興して来た歴史と、その絆を持つ素晴らしい血が流れています。今後、このようなことがないことを祈りつつ、語り継いで行ければと思います。(*ˊ˘ˋ*)
文字数 8,233
最終更新日 2022.02.22
登録日 2022.02.21
下ネタ好きの下ネタ好きによる下ネタ好きのためのトチ狂った異世界転生物語
下ネタコメディ×異世界ファンタジー
その不幸は、クリスマスシーズン真っ只中に起きた。
そろいもそろって車道に飛びだした三兄弟は仲良くそろってご臨終。
気づけば、真っ白な世界に居た。
日本大好きの自称女神に、
「ダーリンを助けて!」
と懇願される。
女神の彼氏は魔王であり、魔王城を奪われたという。
割と乗り気で引き受けた三人が辿り着いた先は、なんと更地だったのである。
「ちょっと話が違うんですけど?!」
何もない異世界で発想力を武器に、彼らは世界を復刻させるために奮闘する!
時間がある時、更新。
カクヨム、DAYSなどでも公開中
文字数 15,918
最終更新日 2022.09.29
登録日 2022.09.17
従来の魔物や妖精などを自分のもとに呼び出し使役する魔法――召喚魔法。
その召喚技術が、現代アケニチでは理想の結婚相手を見つけるための婚活システムへと発展を遂げた!
自称MDO(まるでだらしない男)のマルオは、母親に魔物と結婚する気?と揶揄される年齢。人間至上主義な家系のため、下手に結婚相手も選べず、マルオの将来は独身まっしぐら。
そんなある日、自分の結婚適正を見てくれると評判の鑑定士を雑誌で見かけ、怯えつつも依頼してみることに。
そして、後日、鑑定の報告を受けたのだが、マルオの思考が真っ白になるほどの結果で――??
文字数 1,785
最終更新日 2025.06.15
登録日 2025.06.15
ブラック企業で過労死した元サラリーマンの俺が目を覚ますと、そこは異世界——しかも、白金の髪と青い瞳を持つ絶世の美姫の身体だった。状況を理解する間もなく、荘厳な大聖堂で婚約式が始まり、隣国との政略結婚が成立してしまう。
相手は誠実で端正な王子アウレリウス。だが、俺の中身はゲーム好きのおじさん。緊張のあまり口走った「ここでセーブできます!」「Aボタンで話しかけてね」といったチュートリアル口調が、なぜか周囲に「神託」として誤解されてしまう。
婚約式で光を放った古代の案内石(ガイダンス・ストーン)。参列者全員が跪き、「導きの姫」の誕生を確信する。王国の侍女たちは俺の何気ない生活指南——「休憩はこまめに!」「手順を整えて進めよう」——を神の言葉として崇め、庶民は市場で叫んだ「一列に並べ!」を効率化の奇跡と讃える。
やがて「不思議姫」の異名は王都アウレリアを越え、隣国リセンヌ同盟や敵対するカースヴァルト帝国にまで広がる。外交舞踏会では、俺の「矢印キーで回転!」発言が新しい舞踏様式として受け入れられ、軍事会議では「今は布陣を整える時」という何気ない一言が戦術の基点と解釈される。
誤解は誤解を呼び、俺の「段取り指南」は宮廷政治の切り札、外交交渉のカード、さらには戦場での戦術指南へと昇華していく。王子アウレリウスは、奇妙だが不思議と心が安らぐ花嫁に惹かれ、やがて真の信頼と愛情を抱くようになる。
しかし、事態は単なる勘違いでは終わらない。案内石の異常反応が頻発し、古代の伝承が浮上する——「花嫁は封印継承者であり、世界の法則を繋ぐ鍵」。この世界には「ゲーム的な法則」が隠されており、俺の存在そのものがその鍵を握っているらしい。
カースヴァルト帝国は新兵器を投入し、宮廷には裏切り者が潜む。暗殺未遂、舞踏会での襲撃、全面戦争——次々と訪れる危機の中で、俺は「導き姫」として、そして王子の真の婚約者として成長していく。
だが、内心では葛藤が渦巻く。俺の中身はおじさんなのに、こんな美しい姫として愛されていいのか? 王子の優しさに心が揺れるたび、罪悪感が襲う。それでも、彼を守りたい、この国を守りたいという想いが、次第に「花嫁として生きる覚悟」へと変わっていく。
最終決戦では、世界が「クリア状態」となり、俺の存在が消えかける。そのとき、王子が手を伸ばす——「君こそ私の花嫁だ。何があっても離さない」。
俺は最後の選択肢を前に、迷いを断つ。「花嫁として、この世界で生きる」。
誤解から始まったラブコメは、やがて国家の命運と世界の真実に触れる壮大な物語へ——。
-----
ジャンル: ファンタジー/ラブコメ/メタ風味
キーワード: 転生、政略結婚、誤解、神託、宮廷、戦術、おじさん、ギャップ萌え
文字数 204,979
最終更新日 2025.10.11
登録日 2025.09.29
一九九九年七月、ノストラダムスの予言に記された恐怖の大王──大隕石群の衝突に端を発する世界規模の混乱の後訪れた二一世紀。日本で唯一地上に落下した隕石やその後の内戦などの影響で、超常現象の頻発、海外勢力の進出、犯罪者、異能者の流入などにより、一種の異世界と化した“混沌の街”新宿。
博覧強記にして偏屈の自称ディレッタント、大友英樹は新宿の片隅でマイペースに暮らしていたが、そんな彼の元を一人の少女が訪ねてきたことから、二人の運命の歯車が大きく動き出すのだった……
私たちの世界と似ているけれど違った世界の“混沌の街”新宿を舞台にした小説です。仮想現代SFにファンタジーが入ってます。
登録日 2008.02.03
シベリアの永久凍土から発見された、身元不明の凍結遺体。
北海道大学低温科学研究所の大学院生・氷室雫が、その異常な温度上昇を確認した夜、凍っていた男は突然目を覚ました。
「一ノ瀬! これを食え! 一粒三〇〇メートルだぞ!」
男の名は、度会源蔵。陸軍軍曹、肉体年齢四十八歳。
彼の時間は、昭和二十年のシベリアで止まっていた。
日本が敗れたことも、帝国陸軍が消えたことも知らない源蔵は、死んだ戦友・一ノ瀬から託された一枚の写真を胸に、東京へ向かおうとする。
目的は、写真を一ノ瀬の家族へ届け、八十年前の約束を果たすこと。
研究室で起きた「事故」を隠したい雫は、仕方なく源蔵を追う。
スマートフォンを無線機と疑い、コンビニを補給所と呼び、現代の平和に軍隊式の規律で立ち向かう源蔵。
乾いた皮肉で受け流す雫。
噛み合わない二人は、札幌から函館、青森、東北を経て、東京を目指す。
だが、旅の途中で源蔵を待っているのは、八十年後の豊かな日本だけではない。
敗戦。
消えた国家。
帰れなかった者たちの時間。
そして、一ノ瀬を救えず、自分だけが生き残った記憶。
雫もまた、亡き恋人の最期に間に合わなかった痛みを抱え、自分は何もできなかったと信じ続けていた。
これは、八十年遅れで帰ってきた一人の兵士が、死んだ戦友との約束を果たす物語。
そして、救えなかった者同士が、過去を消すのではなく、その先へ歩き出すためのロードノベル。
文字数 127,880
最終更新日 2026.06.27
登録日 2026.06.17