「虫」の検索結果
全体で1,416件見つかりました。
「…もう一度仰ってくださる?」
「ですから!私、ゲオルグ様と愛し合ってるんです!」
目の前に現れたミーナ・ウェーバー男爵令嬢にそう宣言された、第二王子ゲオルグの婚約者、グェンジャー侯爵家の嫡女ジャネット。
だから婚約破棄しろとでも言うのかと思ってみれば、彼女は「愛人」として自分も一緒に受け入れてほしいという。ゲオルグは婿入りだから、次期女侯爵であるジャネットに許可を貰いに来たのだとか。
政略とはいえ、ジャネットは少なからずゲオルグに恋心を抱いていた。
こんな女を愛してるだなんて…と胸を痛めるジャネットが諦めて、ゲオルグに「愛人も受け入れよう」と告げたところ。
「私はそのウェーバーとやらを知らない」
「……え」
「付き纏ってくる女生徒がいるにはいるが、周囲を飛び回る羽虫ぐらいの認識しかない」
「は、え、むし?」
好機とばかりに婚約者とイチャイチャしたかった第二王子✕それに振り回されるけど満更でもない侯爵令嬢の話。
※ 拙作「お姉さまのお陰で幸せになりました!」に出てきたお姉さまの過去話です。本作だけで読んでも支障ありません。
※ 王太女夫婦の馴れ初め話「わたくしこの方と結婚しますわ!」が出たので宜しければご覧ください。
※ タイトルに「〜泡沫の華々たち《異譚》」を追加しました
※ 10/13に、カクヨムで泡沫の華々たちシリーズをひとつにまとめて投稿を開始しました。その中に加筆修正した当話も含まれています。
文字数 26,181
最終更新日 2023.07.10
登録日 2023.07.05
義理のお姉ちゃんは、僕だけの女王様――。
中学1年生のヒロは、小柄でおとなしくて、少し泣き虫な男の子。
そんなヒロの前に現れたのは、母の再婚でできた義理のお姉ちゃん・綾香。
高校2年生で長身スレンダー、クールで気まぐれ、だけど時々とびきり甘い。
「ヒロ、私の言うこと聞いて?」
からかわれて、命令されて、ドキドキして。
血は繋がっていないはずなのに――いつしか俺は、本気でお姉ちゃんを好きになっていた。
これは、ちょっと背徳で、とびきり甘い義姉弟の恋物語。
文字数 20,408
最終更新日 2025.12.30
登録日 2025.07.12
【毎日5:50、17:50の二回投稿、本編88話+おまけ1話となります】
厄災・暗黒竜ガークを倒す為に集結した四英傑、勇者ロイク(金髪碧眼)、聖女オリヴィア(白髪)、賢者クロード(黒髪)に主人公の剣聖ファビアン(銀髪)。四人は仲間として固い絆で結ばれていた。
ある日魔物に襲われたロイクを庇ったファビアンが媚薬効果にやられてしまい、二人は深い仲に。最初は無理矢理だったが、次第にロイクに絆されていくファビアン。
苦戦の末、クロードの犠牲と共に厄災を倒した一行。クロードの分も楽しく生きようと決意したファビアンだったが、ロイクは自分ではなくオリヴィアを選び、あっさりと結婚してしまった。傷心の中、両親の墓を建てる為自国に旅立とうと思ったファビアンだったが、なぜかロイクが強引に引き留め幸せに暮らす二人の傍で飼い殺しされる日々。
そんな中、新たに出来た恋人を守る為、剣の道をつき進む。気付けば戦争に巻き込まれ、苦労の末勝利を勝ち取ったファビアンだったが、怪我を負ってしまう。
次々に大切な人を失い生きる気力を失っていたファビアンの前に現れたのは、ロイクとオリヴィアの間に生まれた双子。彼らの優しさに絆され、少しずつ立ち直ったファビアンは、やがて二人の剣術の師匠に。
双子の兄クリストフはロイクと同じ金髪碧眼で、弟のクロイスは金髪と白髪の夫婦から何故か生まれた黒髪。二人のお陰で生きがいを見つけたファビアンだったが、やがて青年となった双子の兄が結婚をすることに。
ファビアンはクリストフの結婚を機に今度こそ国を去ろうとしたのだが、何故か目の前にはクロイスがいて――?
愛する人に早生され続けたファビアンの救済ストーリー。
途中までファビアンには辛いことが起こりますが、最後はハピエンです。
ムーンさんにも掲載中。
文字数 215,281
最終更新日 2023.11.23
登録日 2023.10.10
腹黒攻め×ヤンデレ受け
形代マリアは二次元の女の子しか愛せなかった。
彼女は少女漫画が原作のアニメ『こころのゆくえ』に出てくるアイドルグループ「millky white」の主人公・白井雪に恋をし、遂には等身大人形と結婚したいと考える。
人形職人の冬木保与のアトリエがある山奥に向かったマリア。
しかし一日二本しか通らないバスを逃し、大雨により土砂崩れが起きたため、陸の孤島から出られなくなり、彼の家で寝泊まりさせてもらうことになる。
深夜、のどの渇きを潤そうとキッチンへ向かった彼女は、アトリアに明かりがついているのを見かける。
保与が誰かと話している姿を目にし、翌日問いかけるものの「ここには僕とあなたしかいませんよ」と言われてしまう…。
風変わりで世捨て人な保与が一時期、人を監禁したり、殺害したという噂がSNSや掲示板でまことしやかに噂されていたことをスマホで知った彼女は、保与が自分や、もうひとりの人物を殺害しようと考えているのではないかとおびえる。
保与がアトリエを出たのを見計らい、マリアは監禁されている人物を助け出そうと行動に出た。
衰弱している男をかつぎ、逃げようとしたが、それは人間と、うりふたつの人形だった。
その男は、マリアのよく知る『こころのゆくえ』の原作者・山桜鶯そのもの!
アトリエの中には『こころのゆくえ』の漫画やDVD、グッズが所狭しに置かれ、人形のモデルとなった鶯と保与がともに映っている写真や彼の人物画が飾られていたのだ。
保与は、学生時代の頃から鶯——本名・大池櫻丞を心から憎んでいたと言う。
※注意※
虫、いじめ、ストーカー、攻めが受け以外の男女と性行為を行っていることを示唆、殺人未遂といった過激な表現、暴力描写が多々あります。
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
エブリスタ様からの転載になります。
文字数 8,170
最終更新日 2026.03.27
登録日 2026.03.27
貧乏貴族であるシャンネラ家に、結婚の申込みがあった。
聖女見習いである姉、ミーナを王妃として迎えたい。と、書いてあり、一度は喜んだ……のもつかの間、国名を確認すると、ミーナは悲鳴をあげて泣き始めた。
獣人の国、アヤブカレ王国のアンヌ王子からの申込みであったからだ。
アンヌ王子は、人の前に現れない為、酷く恐ろしい見た目で、人間を残虐に殺し、好んで食す。という噂があった。
そんな王子に、大切な娘を預けられない。しかし、アヤブカレ王国は獣人の国、という事もあり財力があり、魔力も高く、繋がれれば太いパイプになる事は間違いが無かった。
如何するか、と悩んだ結果。ミーナの弟である─ガードを送り込む事にした。
体躯が良いだけで、魔力が全く無く、金食い虫と扱われてきたガードは、喜んで姉の代わりに嫁ぐ事を了承する。
婚約をする日、ガードは最低限の荷物を持って、アヤブカレ王国へ向かい、アンヌ王子と顔を合わせると、思っても見ない対応をされたのであった。
□◇□◇□◇□
大変長いです、作者の感想やお知らせの場所です。
HOTランキング入りしていて、大変ありがたいです。ありがとうございます!ドッキリかと思いました。これからも二人のイチャイチャ書ければと思うので、よろしくお願いします。
※10月11日、タイトルを
姉の代わりに嫁いだけど、可愛いうさぎの王子に溺愛されるなんて聞いてない─欠点は性欲が強すぎる所だけ─
へ、変更しました。
※同日
主の説明が長く、読みにくかったので簡素にまとめました。+追記あり
※ここからは主の説明※
※♡喘ぎあり、男性妊娠あり
R18シーンがあるやつには、タイトルにR18って着けます。
※8話までR-18シーンはありません。
獣人の度合い(?)は、耳&しっぽ、みたいな感じにしてます。擬人化的な感じです。
元の家族以外、ガード(受け)に甘いですが、カップリング要素は付け足していません(見方によってはなるかもしれません)
ガッツリ書いてないんで、ゆるく見ていただけると幸いです。
主は王家とか貴族とか、しきたり(?)に詳しいわけじゃないので、探り探りです。違和感あったら教えて頂くか見逃してくれるとありがたいです。
更新頻度
※※更新※※
少し通院や、執筆状況により、不定期になります。
ご了承頂けますと幸いです。
文字数 120,598
最終更新日 2024.12.01
登録日 2024.10.10
ハイゼスト王国の貴族令嬢フィオナ・ローゼライトは、亡き父が遺した三千万ゴールドという莫大な借金を返済するため、地味な身なりで王宮の事務と結界維持に明け暮れる日々を送っていた。
しかしある夜、婚約者である第一王子カイルから、身に覚えのない罪を理由に婚約破棄を突きつけられる。カイルはフィオナを「無能な金食い虫」と罵り、借金のカタとして隣国の恐ろしい異名を持つ**『死神公爵』レオンハルト**へ彼女を売り飛ばした。
鉄格子の馬車で送られ、絶望の中でアスラン公爵邸に到着したフィオナ。しかし、待ち受けていたレオンハルトは、噂とは裏腹にフィオナの前に跪き、慈しみの眼差しを向ける。
「やっと見つけた。君こそが、我が国を救う伝説の聖女だ」
彼はフィオナの借金を初日に完済し、彼女が「ローゼライト」という名に刻まれた、世界で唯一の浄化の力を持つ守護者であることを告げる。
一方、フィオナを追い出したハイゼスト王国では、彼女が一人で支えていた結界が消失したことで魔物が大発生し、経済も崩壊。滅亡の危機に瀕したカイル王子たちは、手のひらを返して「戻ってこい」と懇願しに来るが……。
「私はもう、売られた無能ではありません。この方の愛する妻です」
地味で孤独だった少女が、圧倒的な力と愛によって真の聖女へと覚醒し、自分を虐げた者たちを後悔のどん底に突き落とす――大逆転の溺愛ファンタジー
文字数 24,033
最終更新日 2026.03.04
登録日 2026.02.25
歴代最年少で魔王の地位に就いたレイには隠し通さなければならない秘密がある。それは……「魔王もうやだぁぁぁ~~!!下剋上こわいよぉぉぉーーー!!!」その実態が泣き虫ポンコツ魔王だということ。バレれば即・下剋上を挑まれることは必至!なので先々代の魔王を父に持ち、悪魔公爵ジェラルドが膝を折ったという2枚看板を武器にクールな魔王を演じている。だけどその実力を疑う者たちも出てきて……?!果たしてレイの運命は……?!溺愛腹黒系悪魔×初心な小悪魔系吸血鬼。お茶目なパパんも大活躍!!
文字数 13,195
最終更新日 2025.09.12
登録日 2025.09.09
父の再婚相手である継母の自分を見る目が妖しくて、家に帰りづらかった陸。継母に襲われそうになり逃げ込んだ彼女の家で、友人と彼女の行為を目撃してしまい、自分がセフレだったことを知った。女性に恐怖を感じ、女を抱けなくなってしまう。
家にも彼女の元にも行くことができなくなり、路頭に迷う陸。そんな彼を拾ったのは、バーの店員でイケメンの涼真だった。涼真はその日の内に陸を抱き、二人の同棲生活が始まる。
だが、三年後の陸の誕生日に事件は起きる。陸がバイトをしているコンビニからケーキを買って帰ると、涼真の浮気現場を目撃してしまったのだ。
家出の原因となったトラウマを再び見せられた陸は、耐え切れず荷物をまとめて家を飛び出す。
雪の中行くあてもなく困った陸は、ひと晩の宿を求めてコンビニの休憩室を目指す。
その日に深夜シフトに入っていたのは、大学生のひょろい細めの細木史也。史也は泣いてしまった陸の話を聞いて、同居を申し出る。
困っていた陸は同居することを決めた。だけど、もう二度と人なんて信用できない。絶対心を開かないと決意する陸だったが、史也のおかんな優しさにどんどん絆されてしまい――。
裏切られ続けていた陸が、再び人を信じてトラウマを克服し、幸せを掴もうと足掻く救済BLです。ハッピーエンドです。
固定CP、R18回には※を付けます。
ムーンにも掲載中。全56話となります。
ミドリ名義で投稿していたものをR18専用緑虫垢に移動しました。
午前と午後の6:10の一日二回投稿となります。
文字数 131,132
最終更新日 2023.11.19
登録日 2023.10.22
女官になる。
そう聞いていたはずなのに。
あれよあれよという間に、着飾られた私は自国の皇帝の妃の一人になっていた。
しかし、皇帝のお迎えもなく
「忙しいから、もう後宮に入っていいよ」
そんなノリの言葉を彼の側近から賜って後宮入りした私。
秘書省監のならびに本の虫である父を持つ、そんな私も無類の読書好き。
朝議が始まる早朝に、私は父が働く文徳楼に通っている。
そこで好きな著者の本を借りては、殿舎に籠る毎日。
皇帝のお渡りもないし、既に皇后に一番近い妃もいる。
縁付くには程遠い私が、ある日を境に平穏だった日常を壊される羽目になる。
誰とも褥を共にしない皇帝と、女官になるつもりで入ってきた本の虫妃の話。
更新はまばらですが、完結させたいとは思っています。
多分…
文字数 61,924
最終更新日 2020.05.31
登録日 2020.01.19
男爵令嬢フレッチェは、父を亡くして以来、継母と義妹に粗末に扱われてきた。
ろくな食事も与えられず、裏庭の木の実を摘み、花の蜜を吸って飢えをしのぐ日々。
そんな彼女を、継母たちは虫ケラと嘲る。
それでもフレッチェの慰めは、母が遺してくれた香水瓶の蓋を開け、微かに残る香りを嗅ぐことだった。
「あなただけの幸せを感じる香りを見つけなさい」
その言葉を胸に生きていた彼女に、転機は突然訪れる。
公爵家が四人の子息の花嫁探しのために催す夜会で、フレッチェは一人の青年ラウルと出会い、思い切って彼の誘いに応じる――。
ラウルとの出会いを経て、フレッチェの世界は大きく変わった。
二人の想いは、いつしか周囲の人々の香り――生き方や心の在りようまでも、静かに、やさしく調えていく……。
ページをめくると香り出す、
お疲れな毎日のなかで、少しだけ息をしやすくなる――そんな物語です。
※香水の作り方は中世ヨーロッパをモデルにした魔法ありのふんわり設定です。
※登場する植物の名称には、一部創作が含まれます。
文字数 103,664
最終更新日 2026.01.16
登録日 2025.11.03
<本文より抜粋>
「雪ちゃん・・・」
「ん・・・あんま、り摘まんだら、痛いよ・・・俊介くん・・・」
「うん・・・ココ、雪ちゃんのココ、ぷるん、てなる」
「やだ・・・」
「ねぇ・・・僕、舐めてみたい・・・」
「え、ぇ・・・や、だっ・・・しゅんす、けくぅんっ・・・」
そんな、おしっこするところっ・・・汚いトコロ・・・っ
少年は、珍しい昆虫を見つけた時のような瞳で喜々として興奮を露わにし、左右に指で広げた茂みすらないピンク色の少女の女陰に顔を近づけて匂いを嗅ぎ、鼻先を押しつけて、突起をペロペロと嬲っていた。
ーーーーーー
その度に私はぴくんぴくんと身体を反応させ「まだ痛いですか?それならまだ治療が必要ですね」という俊介先生の診断で、ペロペロと舐め続けられた。
・・・舐め犬、と言っていいほど、ソコを舐めるのが好きな俊介くん。
私が俊介君のおちんちんを触ってあげるよりも、その味を、ソコを舐める事を知ってからは「雪ちゃん、診てあげるから・・・足開いて・・・」と、私を促すようになっていった。
私からしたらどうしてソコをそんなに舐めたがるのかわからないし、先生はピンセットしか道具を持たなヤブ医者だし・・・ムズムズと疼く身体は、先生が診てくれても良くなるどころか、熱く火照りは治まらないまま・・・
「雪ちゃん・・・雪ちゃん・・・ぺろぺろしたい・・・」
ーーーーーー
幼少期からの「性の回顧録」です。
思い立って書き始めた、作者の性の記録プラス妄想ストーリー、事実に基づいたフィクション。
幼馴染の男の子との「お医者さんごっこ」、女の子との「えっちごっこ」、自慰が日課になっていく小学生の頃、不良なおねぇさんとの百合的な遊び・・・
ほぼほぼノンフィクションに妄想を織り交ぜたストーリー。
今現在に至るまでの秘密の過程を書き綴ります。
夜のお供に楽しんで頂けたら嬉しいです。
*登場人物の名前は仮名です。
*今のところアルファポリスオンリーオリジナル小説です。
*8/30タイトル変更しました。
*更新は概ね1~3日に1回くらい。
文字数 16,655
最終更新日 2021.09.04
登録日 2021.08.24
文字数 1,979
最終更新日 2024.07.10
登録日 2024.07.10
俺は、父上が義姉を引き取った日、前世の記憶を思い出す。
義姉は、ただの金食い虫で、いつも父上に何かを強請って居る。
何が『私はヒロイン』だ? 乙女ゲームやった事は無いが、性格は絶対にヒロインでは無いだろう。その性格では、お前があの悪役令嬢だろう。
そんな自称ヒロインに攻略対象は惚れること無く、何故か俺がモテている。悪役令嬢にも。
そんな義姉は、俺を悪役と見立て、俺を消そうとしてくる。
あの、攻略対象の皆様、義姉の所に行って?
自立する前に死んじゃいそう。
文字数 19,270
最終更新日 2019.12.21
登録日 2019.08.20
「アメリア・ナイトロード、よくも未来の婚約者となるリリス嬢に酷い仕打ちをしてくれたな。公爵令嬢の立場を悪用しての所業、この場でウィルフリードに変わって婚約破棄を言い渡す!」
「きゃー。スチュワート様ステキ☆」
本人でもない馬鹿王子に言いがかりを付けられ、その後に起きたリリス嬢毒殺未遂及び場を荒らしたと全ての責任を押し付けられて、アメリアは殺されてしまう。
全ての元凶はリリスだと語られたアメリアは深い絶望と憤怒に染まり、死の間際で吸血鬼女王として覚醒と同時に、自分の前世の記憶を取り戻す。
架橋鈴音(かけはしすずね)だったアメリアは、この世界が、乙女ゲーム《葬礼の乙女と黄昏の夢》で、自分が悪役令嬢かつラスボスのアメリア・ナイトロードに転生していたこと、もろもろ準備していたことを思い出し、復讐を誓った。
吸血鬼女王として覚醒した知識と力で、ゲームで死亡フラグのあるサブキャラ(非攻略キャラ)、中ボス、ラスボスを仲間にして国盗りを開始!
絵画バカの魔王と、モフモフ好きの死神、食いしん坊の冥府の使者、そしてうじうじ系泣き虫な邪神とそうそうたるメンバーなのだが、ゲームとなんだかキャラが違うし、一癖も二癖もある!? リリス、第二王子エルバートを含むざまあされる側の視点あり、大掛かりな復讐劇が始まる。
文字数 120,094
最終更新日 2024.09.04
登録日 2024.08.07
江戸麹町の乾物問屋、讃州屋の中二階。元々物置だった屋根裏を間仕切って、丁稚と平次郎が使っている。
屋根裏部屋の明り取りの小さく丸い虫籠窓。引き戸を閉じれば真っ暗だ。そんな飼殺しの身の次男坊。近所の御隠居から、「中二階は厨子二階と言って、その家のお宝を置いておく場所だ。だから平ちゃんを置いておくんだよ」そう諭されて何となく納得した。「ただし、お侍様で成り立っている町だ。往来を見下ろしちゃいけない」以来、明り取りの虫籠窓から、一寸ばかり覗く空だけ仰いで生きてきた。
以前はこの部屋を遊び仲間が集い来ては賑わした。ところが今じゃ、顔を出すのは幽霊だ。
平次郎だけが取り残された。親の金を頼りに、ただ虫籠窓の中に巣くった飛蝗だ。
「年相応の形をしろ」とは説教も喰らうが、しかしこんなご時世だ。恰好でもつけなきゃやってられない。往来の人を見下ろしちゃいけないから空を見る。丸く小さい虫籠窓、その向こうにどこまで続くやら、青い空が少し・・・
文字数 76,871
最終更新日 2025.08.21
登録日 2025.04.19
