「あるまじき」の検索結果

全体で39件見つかりました。
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BL 連載中 長編 R18
古城で開催された闇オークションに参加する一人の若者、カイ。目玉商品として出品された精霊族の青年イルは、愛玩奴隷にあるまじき力でその場を攪乱する。オークション中断後、深夜の古城に闇に紛れて現れたカイは、古城の地下牢に幽閉されたイルを助け出す。かつての恩人である彼を自由にしたいと願うカイだが、故郷を追われた精霊族が人間という種族から離れては生きていけない切実な事情が有った。彼が人間に縛られることから逃れられないというなら、自分が鎖になりたい、とイルを従属させる決意をするカイ。その後、王太子の密命を受け、花形騎士の任務の傍ら、精霊族搾取を始めとした王国の闇の部分、アンダーグラウンドの理不尽と対峙するべく、カイは戦闘能力に長けたイルとバディを組むことになる――――……。1話完結型のオムニバス事件簿。 メインCP:金髪碧眼温厚年下騎士×黒髪紫眼ツンデレ人外美人。 ゆっくりめ更新。頻度はわりと不規則です。 第2話「ノヂシャに愛を捧ぐ」更新中です。
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小説 1,713 位 / 185,369件 BL 383 位 / 24,064件
文字数 109,202 最終更新日 2024.06.01 登録日 2024.05.12
わたくしは、オフィリア。ジョンパルト伯爵家の長女です。 わたくしには双子の妹がいるのですが、使用人を含めた全員が妹を溺愛するあまり、我儘に育ちました。 しかもわたくしと色違いのものを両親から与えられているにもかかわらず、なぜかわたくしのものを欲しがるのです。 末っ子故に甘やかされ、泣いて喚いて駄々をこね、暴れるという貴族女性としてはあるまじき行為をずっとしてきたからなのか、手に入らないものはないと考えているようです。 そんなあざといどころかあさましい性根を持つ妹ですから、いつの間にか両親も兄も、使用人たちですらも絆されてしまい、たとえ嘘であったとしても妹の言葉を鵜呑みにするようになってしまいました。 それから数年が経ち、学園に入学できる年齢になりました。が、そこで兄と妹は―― n番煎じのよくある妹が姉からものを奪うことしかしない系の話です。 全15話。 ※カクヨムでも公開しています
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小説 5,612 位 / 185,369件 ファンタジー 859 位 / 42,588件
文字数 44,404 最終更新日 2024.01.16 登録日 2024.01.04
「そなたとの婚約なぞ破棄してくれるっ!」 学院の卒業記念パーティーで、またしても繰り返される王子による婚約者への婚約破棄。だが今回は何やら様相が違った。 王子が傍らに抱き寄せた男爵家令嬢を虐めたと婚約者をなじり、婚約者は身に覚えがないと真っ向から否定する。物証を持ち出しても、証人を立てても彼女は頑なに認めようとしない。 あまりのことに王子の側近候補として取り巻く男子たちも糾弾に加わる。 その中に、彼は、いた。 「大勢でひとりを取り囲んで責め立てるなど、将来の王子妃としてあるまじき……………ん?」 そう。彼は、彼だけが気付いてしまった。 そして彼が気付いたことで、その場の全てがひっくり返っていくことを、王子たちは気付いていなかった⸺! ◆最近こればっかですが設定なしの即興作品です。 思いついたので書いちゃいました。 ◆全5話、約12000字です。第1話だけすこし短め(約2000字)です。 ◆恋愛ジャンルで投稿しますが恋愛要素はやや薄め、ほぼ最後の方だけです。 もし違和感あればご指摘下さい。ジャンル変更など対応致します。 ◆この作品は小説家になろうでも同時公開します。
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小説 9,721 位 / 185,369件 恋愛 4,582 位 / 56,296件
文字数 12,346 最終更新日 2022.11.18 登録日 2022.11.14
ファンタジー 連載中 長編 R15
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」  華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。  彼女の名はサブリーナ。  エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。  そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。  然もである。  公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。    一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。  趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。  そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。 「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。  ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。  拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。    
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小説 12,624 位 / 185,369件 ファンタジー 1,762 位 / 42,588件
文字数 367,426 最終更新日 2021.10.16 登録日 2020.07.24
恋愛 連載中 長編 R15
ボールドワルド伯爵家の双子の長女であるジョセフィーヌは、両親が仲が良かった同じ伯爵位のエリオットと10歳の時に婚約。 活発で利発なジョセフィーヌはいつも前向きに頑張っているのだが、いつしかエリオットが双子の妹のオリーブと良い仲になっていることを知る。 婚約者としてあるまじき行為を度々注意するも逆にジョセフィーヌがオリーブをいじめていると言われる。 昔から病弱を装い、周囲の関心を奪うのが得意なオリーブは虎視眈々とエリオットを狙っていた。  学園を卒業するころにはすっかりジョセフィーヌは悪役令嬢役になってしまい、周囲からは妹を虐げる冷酷な令嬢と言われる始末。 とある日。 エリオットとオリーブから話があるといわれる。  なんと、子供が出来たという。おまけに、エリオットとジョセフィーヌの子供として育ててほしいと言われ……? ジョセフィーヌは人生をかけた復讐計画を実行することを決意する――! *誤字脱字多数あるかと思います。 *表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ *ゆるふわ設定です
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小説 13,346 位 / 185,369件 恋愛 6,266 位 / 56,296件
文字数 27,739 最終更新日 2023.03.10 登録日 2023.02.18
恋愛 連載中 長編 R15
悪役令嬢×ミステリー。 第一章 「イザベル・フィッツェンハーゲン! 貴様との婚約を破棄する! そして、私の最愛であるエミーリア・ロンゲン嬢殺害未遂についての罪をここに告発する!」 突然降って湧いた冤罪を前に転生者『イザベル・フィッツェンハーゲン』は淑女としてはあるまじき表情を浮かべた。  己の婚約者から婚約破棄を宣言されたショック……ではもちろん無く、突然降って湧いた『事件』を己の手で解決する機会が訪れたことに茫然としたのだ。(本文より一部抜粋) ※この作品は小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
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小説 14,255 位 / 185,369件 恋愛 6,648 位 / 56,296件
文字数 91,997 最終更新日 2023.04.07 登録日 2023.03.06
BL 連載中 短編 R18
ΩにあるまじきイレギュラーなΩ。 ΩらしいΩをお求めの繊細な方にはおすすめしません。 思いの外バース性の概念を覆してしまって、色んなとこから怒られそうな問題作。 足を開いているのはα‬の方なので、傲慢で不遜なスパダリ‪α‬を見たい方にはおすすめできません。 ‪ ‪ ※ 作者のバース性に対する認識はあまり詳しくないので、えっ…?と引かないでエンタメとして雑にお楽しみ下さい。
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小説 20,337 位 / 185,369件 BL 5,181 位 / 24,064件
文字数 21,701 最終更新日 2021.11.22 登録日 2021.09.29
生まれてすぐに孤児となり、地方の神殿で育てられた少女エマ。彼女は守護神だと名乗る、喋る小鳥と共に閉鎖的な地域で変わらない毎日を過ごしていた。そんな中、エマの暮らす神殿に、王都からエリート神官の青年が赴任してくる。彼は初対面の彼女に一目惚れしたのか聖職者にあるまじき勢いで求愛! 当初は拒否していたエマだけれど、飄々としつつも自分を守ってくれる彼の優しさや職務への誠実さに、次第に自らも想いを寄せるように……。しかし隠されていたエマの出自や、彼の秘密が明らかになるにつれ、恋に暗雲が――!?
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小説 26,485 位 / 185,369件 ファンタジー 3,632 位 / 42,588件
文字数 177,028 最終更新日 2018.10.31 登録日 2018.10.31
恋愛 完結 長編 R18
聖教の高位神官である父を持つエルミアは、五十年に一度の秘儀に参加した。神の花嫁になるというそれは、眠り薬を飲み意識のないうちに神を降ろした男性と同衾するものだった。 儀式の後、エルミアは神殿を出た――ひとりで暮らすべく、遠方にある森に向かっていく。 予想外だったのは、高位神官の息子であり初恋のアムラスが着いてきてしまったことだった。 ふたりだけになった僻地で、アムラスはエルミアを翻弄しはじめた――自分のものになれ、と神官にあるまじき実力行使を続ける。 エルミアが溺れかけたとき、あらたに僻地を尋ね来るものがいて――。 水曜日・土曜日に更新予定です 小説家になろうさまでも公開中
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小説 31,424 位 / 185,369件 恋愛 13,661 位 / 56,296件
文字数 119,380 最終更新日 2018.02.17 登録日 2017.10.22
周辺を山や川、湖に囲まれた自然の中に立地する貿易の中継地点、大都市エガリテを王都とする国、イリアス王国は、その立地を利用した魔法の学術研究が盛んにおこなわれている、いわば魔術大国だ。 そんな国で下級貴族として生まれたミナは、下級貴族にあるまじき才覚と謙虚さを持ち、奨学生として魔法学院に入学した後、常にトップの成績を維持していた。一言で表すならば、天才だ。 当代きっての成績と研究功績を残していたミナは、通常よりも三年早い、その上主席での卒業が決まっていた。しかし、それを快く思わなかった上級貴族、アンナ・ロザリアによって、第2王女殺害を計画したとして学院を永久追放されてしまう。 その帰り道、奨学生、そして才覚溢れる学院の首席卒業生としての地位を奪われ路頭に迷っていると、街はずれで魔物に襲われている女の子を見つける。 戦う事が好きではないミナだったが、反射的に魔法を放ち魔物を退けると、襲われていた少女がイリアスの第三王女、アイリスであることが分かった。
24h.ポイント 14pt
小説 31,424 位 / 185,369件 ファンタジー 4,372 位 / 42,588件
文字数 5,054 最終更新日 2024.05.07 登録日 2024.05.07
恋愛 完結 ショートショート
 バージンロード、それは花嫁が通る美しき華道。  しかし、本日行われる王太子夫妻の結婚式は、どうやら少し異なっている様子。 「ジュリアンヌ・ネモフィエラ!王太子妃にあるまじき陰湿な女め!今この瞬間を以て、僕、いいや、王太子レアンドル・ハイリーの名に誓い、貴様との婚約を破棄する!!」  不穏な言葉から始まる結婚式の行き着く先は———?
24h.ポイント 14pt
小説 31,424 位 / 185,369件 恋愛 13,661 位 / 56,296件
文字数 13,011 最終更新日 2024.02.03 登録日 2024.02.03
人や社会のしがらみが嫌になって命を絶ったOL、天音美亜(25歳)。薄れゆく意識の中で、謎の声の問いかけに答える。 「魔法使いになりたい」と。 そして目を覚ますと、そこは異世界。美亜は、13歳くらいの少女になっていた。 魔法があれば、なんでもできる! だから、今度の人生は誰にもかかわらず一人で生きていく!! 異世界で一人自由気ままに生きていくことを決意する美亜。だけど、そんな美亜をこの世界はなかなか一人にしてくれない。そして、美亜の魔法はこの世界にあるまじき、とんでもなく無茶苦茶なものであった。
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小説 38,023 位 / 185,369件 ファンタジー 5,754 位 / 42,588件
文字数 139,072 最終更新日 2022.09.24 登録日 2021.08.29
「モテたい」 「はぁ」 「自慢じゃないが僕は顔はすっっごくいいはずなのに、頭のいい奴ばかりがモテる。おかしいだろう」 「それはただの嫉妬では?」 私のご主人様、ジークハルト殿下は生粋のアホである。 超絶美形だし優しいし、決して悪い人ではないのだ。ただ、為政者に向かないどころか貴族の名前一つ覚えられない、王族にあるまじきアホなだけで。 複数あった縁談も、顔合わせを行った時点で全て断られてしまって、婚約者がいない。 「よし決めた、僕は知的メガネを目指す!」 「……さようでございますか」 メガネをかけてもアホはアホなままだろうけれど、メイドの私はジークハルト殿下の思いつきに付き合って差し上げる。 知的メガネになんてならなくても、もう充分に素敵なのに――なんて思いながら。 ※小説家になろうに重複投稿しています。
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小説 38,023 位 / 185,369件 恋愛 16,771 位 / 56,296件
文字数 8,011 最終更新日 2024.03.30 登録日 2024.03.30
『――君が今日も…おれの…傍に居てくれて…うれしい』 『明日も居る。アンタが、何処にも行けないなら、ここに。どこか、別のところ、行くンなら、そこに』 歴史研究者と騎士の青年。 二人は『瘴気の森』の調査任務の最中、突如予定外の行動を取った班長達からはぐれてしまう。一体の魔物と邂逅し、戦闘を行うも魔物にあるまじき知性で反撃されてしまう二人。その時森の奥から響いた仲間の悲魔を聞き駆け付けると、そこには冒涜的な光景が広がっていた。 猟奇的なゴア表現、痛々しい描写、胸糞悪い人物、モブレ等重たい要素多めのBoys Lust。渇望、切望、肉欲のファンタジーです。 作者の性癖で沢山人が死にます。つよつよの女性がでてきます。女性と結ばれるキャラも居ます。それではお楽しみください! 表紙素材はたまこ様に有償依頼したものです https://skeb.jp/@egg24k/works/10
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小説 38,023 位 / 185,369件 ファンタジー 5,754 位 / 42,588件
文字数 89,265 最終更新日 2023.05.05 登録日 2023.05.05
BL 連載中 短編 R15
アースルーリンドの騎士達。 の、近衛軍からローランデが抜け、ギュンターはローランデに会うため、毎度北領地[シェンダー・ラーデン]まで駆けつけ。 そんな折り、ローフィスが抜ける時に起こったお話。 カテゴリで悩み、BLにしました。 が、あるまじき女性とのベッドシーンも出て来ます(具体的ではないので、官能的でもナイ…) カテゴリで『異世界』があればいいのに…。 ファンタジーか?とも思ったけど…不思議な事は全然出て来ないし…。 しかも女性向けか? と言われても…かなり微妙…。 なんで男女向け。 がナイの? 困ったものです。
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小説 38,023 位 / 185,369件 BL 10,050 位 / 24,064件
文字数 167,881 最終更新日 2022.07.01 登録日 2022.07.01
 何者にもなれなかった人生を送る冴えない、無能、ゴミ、クズ、役立たずの主人公、増田ヒロム。  安月給の工場でただ漠然と生きるためにだけに惰性で働く日々を過ごし、気が付いたら30歳。  いつもの様に朝起きてゴミ屋敷と化した住まいから職場に向かう。  その筈だった。  しかし、玄関の先にあったのはいつもの道路や駐車場ではない。  そこは【無気力の呪い】に苦しむ異世界であった。  増田は世界を救う勇者として(なぜか若返って)召喚されてしまった。  週一でしか風呂に入らず、30年間DT(素人)……稼いだ金はギャンブルでスる様な男がだ。  何故こんな男が勇者に選ばれてしまったのか。  それは増田が元から無気力であり、無気力の呪いが効かない唯一無二の存在だったからだ!    更にこの30年、刻んできた圧倒的負け組の生活。  異世界でついに覚醒を果たす。  毒無効、麻痺無効、睡眠無効、幻惑無効、ウィルス無効。  毒特効、麻痺特効、睡眠特効、幻惑特効、ウィルス特効を複合した【ラアル】という勇者にあるまじきレアスキルを所持していたのだった!!  「……お前、オレの事バカにしてたよなぁ?」    敗北者男性叛逆の狼煙が異世界で今、上がる。  ※この小説は加筆、修正を加えたリビルド版となります  ※この小説は他サイトでも公開しています、よければ遊びに行ってね
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小説 185,369 位 / 185,369件 ファンタジー 42,588 位 / 42,588件
文字数 23,356 最終更新日 2023.04.27 登録日 2023.04.20
ある日、ニートが朝起きたら人狼になっていた。 その現実に絶望し、備蓄していた食糧も尽きた人狼は、ある決意を胸にPCの電源を入れた。 注意! この作品は某動画サイトのネット生放送を題材にした実験的な作品です。ある意味、小説にあるまじき表現を使って書かれております。 「先人が思いついたけどあえてやらなかった」類のものです。  それに2hc用語や顔文字なども使われております。  それが不快な方は、ブラウザバックをお願いします。  不定期更新に変更しました。
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小説 185,369 位 / 185,369件 ファンタジー 42,588 位 / 42,588件
文字数 45,325 最終更新日 2015.04.24 登録日 2015.03.04
吾輩が世界を征服するまであと一歩というところまで来ていたのだが、憎き勇者共が大量のペットを連れて吾輩の城を攻め落としてしまったのだ。 吾輩は命からがら逃げだして城を放棄する羽目になってしまったが、ここまでくればさすがに勇者共も追ってはこないだろう。 自らは戦わずにペットに戦闘を任せるなど勇者にはあるまじき行為である。 吾輩は残る魔力を総動員してでもこの世界で飼われているペットどもを擬人化して勇者の戦力を削いでやるのだ。 仲間のいない勇者のペットがいなくなれば吾輩が負けるはずなどないのだ。 それにしても、吾輩はいったいどこまで来てしまったというのだ。 今まで見たことも無いような建造物に息をする事すら苦痛になるような空気。 それなのに何の武装もせずに悠々と歩いている人間ども。 「もしかして、吾輩は勇者から逃げるために使った転移魔法で異世界に来てしまったというやつなのか!!!!」 どこを見ても平和そのもののこの世界は魔力を使い切っていない吾輩であればあっという間に征服出来たのかもしれない。 しかし、そんな事に気付いたところでもう遅い。 吾輩はこの世界にやってくるために使った転移魔法とペットを擬人化させる魔法で魔力はすっかり空になってしまったのだ。 再び魔法を使えるようになるまでに魔力が回復するには相当な時間がかかるだろう。 この世界には魔法という概念が無いようだし、吾輩が魔法を使えるようになるまでにいったいどれだけの時を要する事か、それは吾輩にもわからない。 「とりあえず、魔力が戻るまで大人しくしておこう」 こうして、世界各地でペットが擬人化してしまうという出来事が発生していったのである。 世界中の科学者はその原因の究明に難航していたし、神の起こした奇跡だと信じるものも多くいたのである。 今までは当たり前のように多頭飼いされていたペットたちも愛情を注ぐことで擬人化することがわかってからは一匹のペットを溺愛する人が増えていったのだ。 だが、ペットの擬人化を望まない者達は多くのペットを同時に飼い、ある程度の愛情をもって世話をするという世界が確立していったのである。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」に投稿しております
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小説 185,369 位 / 185,369件 ライト文芸 7,584 位 / 7,584件
文字数 112,733 最終更新日 2023.01.31 登録日 2022.08.22
恋愛 連載中 短編 R15
生まれたときから何をしても完璧で、整いすぎた容姿と無機質とも言えるくらいに欠落した感情により、笑わない人物として、『人形王子』と影で言われてきた私は、その名の通り、周囲の言葉に惑わされるどころか心ひとつ動かなかった。 それが例え身内であろうとも。それでも、この国の王太子として国王である父の仕事も子供の頃から手伝い、失敗ひとつなく支えているのも知り渡っているため、舐められるようなことはない。 そんな私にも一人だけ感情を揺らがせるものがあった。唯一私が望み、叶えてもらった将来を約束した婚約者エリーゼ・ファルセ。 人形王子と言われる私を、人間とし動かしてくれる彼女は、嫌われものだった。幼い頃から公爵家の令嬢として生まれた彼女は、私と違い感情豊かで貴族としてはあるまじき姿を見せてきた。 幼い頃からいたずら好きで、不器用で、負けず嫌い。あまりに感情豊かでやりたい放題な彼女に周りは離れていって、残ったのは権力目当ての取り巻き。それでも私は、 ただただそんな彼女に惹かれた。 バカで我が儘で自分に素直な彼女に。 そんな彼女を誰が嫌おうと私は気にしなかった。彼女がそれで楽しくいられるなら私の権力すらもおもちゃにしよう。 だけどここ最近。どうやら彼女を悪く言う噂が流れているみたいだ。 「どうしてやろうかな…………」 エリーゼは我が儘だけど、決して悪い子ではないと教えてやらないとね……?
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小説 185,369 位 / 185,369件 恋愛 56,296 位 / 56,296件
文字数 11,456 最終更新日 2023.07.06 登録日 2021.12.30
それは、たいていの異世界転移にあるまじき光景だった。 普通ならリストから選ぶスキルを物理的に選べと、いうのである。この見渡すかぎりの荒野で。
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小説 185,369 位 / 185,369件 ファンタジー 42,588 位 / 42,588件
文字数 2,629 最終更新日 2024.02.25 登録日 2024.02.25
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