「十三」の検索結果
全体で435件見つかりました。
――俺のお仕えする殿下のお身体を診てあげてほしい。
治癒師のじいちゃんの弟子として暮らしていたリュカ。そのじいちゃんの患者だったオッサンから、仕事の依頼が来た。なんでも、オッサンの仕える相手は、皇太子殿下で。体が弱ってるのに、治療を嫌がってるらしい。……ガキかよ。
――殿下と同い年のキミなら。キミにならきっと殿下もお心を開いてくれると思うんだ。
なんかさ。そう言われちゃったら、頑張るしかないじゃん? でも。
なんで、「治癒師、十三歳、男限定」なんだ???
疑問に思いつつも、治癒師として初仕事に胸踊らせながら皇宮を訪れたリュカ。
「天女みたいだ……」
皇宮の庭園。そこにたたずむ一人の少年。少年の目はとんでもなく青くて透き通ってて、湖面のようで、夏の空のようで宝石のようで……。見惚れるリュカ。だけど。
「必要ない」
少年、ルーシュン皇子は、取り付く島もない、島影すら見えないほど冷たくリュカを突き放す。
……なんだよ。こっちはせっかく、わざわざここまで来てやったのに!
リュカの負けず魂に火がつく。
こうなったら、なにが何でも診てやらあっ! たとえそれが茨の道でも、危険な道でも、女装の道でも……って、え? 女装ぉぉぉっ!? なんでオレ、皇子の「閨事指南の姫」なんかにされてるわけっ!?
「いやなら、治療を降りてもいいんだぞ?」
居丈高にフフンと鼻を鳴らす皇子。
ええい、ままよ! こうなったら、意地だ! ヤケだ! 皇子の面倒、とことん診てやらあっ!
素直になれない皇子と、感情一直線治癒師の中華(っぽいかもしれない)物語。
文字数 84,144
最終更新日 2023.11.13
登録日 2023.10.15
□充は喧嘩して出て行ってしまった恋人の帰りをずっと待ち続けていた。
小学生の時に出会い、高校から友人になり、ずっと片思いしてやっと結ばれた相手だった。
いつまで経っても帰ってきてくれない恋人を待ちながら、永遠とも思える孤独な日々を生きていた。
□隆聖は新卒の入社一年目、ようやく仕事にも慣れて、順調な日々を送っていた。
ある日、酔いつぶれた先輩社員を送り届けることに。
周囲から悪口を言われて浮いていたその人には恩があった。
せめてお礼を言いたいと近づくことになったが、儚げで繊細な美しい人だと気がついてからは、どんどん惹かれてしまうのを抑えられなくなり……。
全十三話+番外編二話
一話ごとに、受け攻め交互の一人称視点で進むお話です。
※本編にR18シーンはありません。
※番外編のみR18シーンが入ります。
文字数 70,788
最終更新日 2022.01.14
登録日 2022.01.06
今日も、公爵令嬢は婚約者の不幸を喜んでいた。
ーーわたしが嫌がっているのに権力を振りかざして無理矢理婚約した天罰ですわ。
婚約者の不幸は蜜の味。
腹黒令嬢ーー天に愛され、人間に嫌われたひねくれ公爵令嬢の物語。
不幸と腹黒とひねくれと天罰と。
まじりあって最悪の形にねじまがって。
腹黒令嬢✖不幸な第三王子
暗い系ラブコメ(?)の物語を覗いてみませんか?
「どうして」
ーーどうしてだろうね?
『婚約者様、今日もざまぁ日和ですわね。』からタイトルを変更しました。
✳『ざまぁ小説』(?)ではありません。
四月十三日/恋愛ランキング47位いただきました。ありがとうございますm(_ _)m
『小説化になろう』様で同タイトルの小説を投稿中です。
文字数 4,710
最終更新日 2019.04.12
登録日 2019.04.12
【コミック版①~⑥発売中&⑦は11/29発売(ライドコミックス)】
【書籍版①~④巻発売中(GCノベルズ)】
黒野幸助は、復讐者だった。
陵辱の果てに凍死という非業の死を遂げた最愛の妹。
その仇を討つ為、当時十三歳だった幸助は、あらゆる手を講じた。
そして、五年の時を掛けながら、復讐を果たしたのだ。
だが、犯人を殺す為だけに生きてきた幸助は、復讐を果たした時、それ以降を生きる気力をたもつことが出来なかった。
だから、犯人を殺したのと同じナイフで、自分の首を、掻き切ろうとする。
しかし、そこで、声が聞こえた。
『勿体無いのではないか?』
気付いた時、そこは既に自分の居た場所、居た日本、居た世界ではなく。
――異世界だった。
登録日 2016.04.22
* R18シリアス寄り、甘めかと思います。
* タイトル変更しました。旧『軍人のつがいになりました』
悪しきつがい制度のある国で、家族から不義の子として冷遇されていたグレースはひっそり暮らしていた。
そんな彼女が十三歳になった時、継母から『つがい』が見つかったと僻地へ追いやられる。
相手もわからないまま向かった先にいたのは、戦で活躍した孤児の軍人だそうで――。
* このお話の世界では十八歳での飲酒表現がありますが、現実では二十歳になってからお楽しみ下さい。
* およそ6話程度の予定。
* R18シーンは終盤、※印をつけます。
* 表紙はCanvaさまで作成した画像を使用しております。
文字数 11,732
最終更新日 2022.10.02
登録日 2022.09.30
※R18※ご神託で国を動かす神子様の、日々の『お勤め』とは…。一般リーマン×神子様!
僕の名前は、四つあった。
家人(けにん)は僕の事を『よび様』と呼ぶ。
でもお勤めの最初には『皇城充樹(すめらぎみつき)』と名乗る。
参拝者様は僕を『神子様(みこさま)』と呼ぶ。
父である先代だけが、僕の事を『珠樹(たまき)』と呼んだ。
物心ついた時にはすでにそうだったから、僕にはそれが当たり前だった。
僕にしか出来ない神聖な『お勤め』をこなし、ご神託を占い、四角い木の格子のある部屋で僕は俗世の穢れから『守られて』いた。
生まれて二十年間、変わらなかった世界は、だけど二十歳の誕生日に一変した。
政臣(まさおみ)さんという男性と娶せられる事になり、秘密の多い関係が始まった。
初めて屋敷の外に出て、初めて自動車に乗って、初めて動物園でぱんだの赤ちゃんを見て。
政臣さんの涼しげな奥二重が僕に微笑むのを見ると、何だか足元がふわふわする。
それは確かに、新聞連載の物語で読んだ事のある、『初恋』という心地のような気がするのだった。
文字数 74,199
最終更新日 2021.10.31
登録日 2021.10.02
杉田玄白。
享年、享年八十三歳。
徳を積んだ功績により、異世界転生を果たす。
与えられたチート能力は二つ。
神によって作られた御神体、そして神器『解体新書(ターヘルアナトミア)』。
回復魔法という概念のない世界で、蘭学医の杉田玄白が神器を武器に世界を癒す。
男であった自分の肉体を捨て、知識としてしか知らない女性の体を得て。
さまざまな困難も、蘭学医ならば大丈夫w
己の好奇心を満たすため二つのチート能力を駆使して、杉田玄白が異世界を探訪する。
注)毎週月曜日、午前10時の更新です。
文字数 186,106
最終更新日 2022.12.26
登録日 2022.09.23
今から十八年前ある国に王子が誕生した。
国を守護する偉大な魔女より王子は贈り物を受け取っていく。
「美しさ」に「聡明さ」
次に現れたのは未だ国王へ劣情を抱く魔女アーシュラ。
彼女はこの場へ招かれてはいない。
突然現れ生まれたばかりの王子へ「破滅」を贈る。
悲嘆に暮れる国王夫妻。
そこへ最後の魔女クラリッサは王子へ「希望」を贈る。
十八年後王子は今婚約者へ高らかに婚約破棄を告げる。
破滅回避を願い幾つもの選択肢を与えられていたのにも拘らずだ。
謂れのない理由で婚約を破棄した公爵家の令嬢を貶める。
苦節十三年。
最悪なこの婚約を耐え忍んでいた公爵令嬢はブチギレた。
ご都合主義のゆるふわ設定です。
主にアリス視点で話が進みます。
文字数 16,242
最終更新日 2023.03.20
登録日 2023.01.31
※ 『悪役令嬢と十三霊の神々』シリーズの短編です。
俺の名はモブリオ。
俺は、乙女ゲームの世界に生まれた純血のモブらしい。
転生者でも能力者でも何でもない、単なる衛兵Mだ。
そう思っていたら、俺は『敵兵M』だったらしい。
えぇえええ!?
待て、何だそれ、存在が既に死亡フラグじゃね!?
世の中では悪役令嬢の悲劇ばかりがクローズアップされてるようだが、ちょっと、待ってみないか。
悪役令嬢の悲劇がどんなものだか知らないが、俺の方が悲惨じゃね?
俺のモブ人生に用意された、死の罠の数々ときたら!
俺なんかした!? 何の罪もないつもりなんだ! なんかしたなら謝る!
これは、平和を愛する俺が全力で生き抜く物語。
そう、俺は平和を愛する。――平穏無事な人生に乾杯。
文字数 9,448
最終更新日 2021.02.03
登録日 2021.01.11
両親の顔を知らない双子の兄弟。
あらゆる害悪から双子を守る二人の従者。
かけがえのない仲間を失った若き女冒険者。
病に苦しむ母を救うために懸命に生きる少女。
幼い頃から血にまみれた世界で生きる幼い暗殺者。
両親に売られ生きる意味を失くした女盗賊。
一族を殺され激しい復讐心に囚われた隻眼の女剣士。
Sランク冒険者の一人として活躍する獣人国家の第二王子。
自分という存在を心底嫌悪する半龍人の男。
俗世とは隔絶して生きる最強の一族族長の息子。
強い自責の念に蝕まれ自分を見失った青年。
性別も年齢も性格も違う十三人。決して交わることのなかった者たちが、ノア=オーガストの不思議な引力により一つの方舟へと乗り込んでいく。そして方舟はいくつもの荒波を越えて、飽くなき探究心を原動力に世界中を冒険する。この方舟の終着点は果たして……
※『side〇〇』という風に、それぞれのキャラ視点を通して物語が進んでいきます。そのため主人公だけでなく様々なキャラの視点が入り混じります。視点がコロコロと変わりますがご容赦いただけると幸いです。
※一話ごとの字数がまちまちとなっています。ご了承ください。
※物語が進んでいく中で、投稿済みの話を修正する場合があります。ご了承ください。
※初執筆の作品です。誤字脱字など至らぬ点が多々あると思いますが、温かい目で見守ってくださると大変ありがたいです。
文字数 272,278
最終更新日 2024.05.08
登録日 2022.12.08
門の内側は広場になっており、露店を広げた商人が軒を連ねて市が形成されていた。
この世界の物価を知ろうと見て回っていたら、天幕に囲まれた場所で競りが行われているのを発見した。
三十三年間生きて来てこんなに嬉しかった事はない。
興奮で射精しそうだった。
奴隷が競りに掛けられていたのだ。
しかも十二歳くらいの女の子だ。
客に売り物が良く見える様にするための配慮か、上半身は細い布を胸に一枚巻いただけで、下半身は細い褌姿でほぼ全裸に近い。
昼の明るい陽光の下、競り台の上で頭の後ろに手を組ませて立たされている。
未熟な体躯の少女の首に巻かれた革の首輪、そして首輪から伸びるが鎖が囚われの身を象徴して、淫猥で背徳的な雰囲気を醸し出している。
鎖の末端を握る競人が理解不能な異国の言葉を張り上げていた。
言葉は判らなくても理解できる、ここでは少女が金で手に入るのだ。
僕は喰い入る様に少女を見詰めた。
ここでは誰にも遠慮する必要が無いのだ。
生きる力が、身体の奥から沸々と湧き上って来るような気がした。
ロリコンで無職で童貞の三十男が、異世界で迷走する物語の予定です。
文字数 229,994
最終更新日 2019.10.05
登録日 2018.08.23
人付き合いが苦手で要領が悪く、誤解されやすい三十三歳の社畜が不摂生で倒れたところを知り合ったばかりの宅配便ライダーに助けられる。自分とは違い、器用に何でもこなすライダーの正体は務めている会社の社長の息子で、無理矢理に有給を取得させられた主人公はその男の家で休暇を過ごすことになる。
何処にもいけないまま、男の手に与えられる快楽に溺れていく主人公。
ずっとそのままでいたいと思い始めたところに転機が訪れる。ある日突然巨大な植物が生え、巨大な昆虫が飛び回る世界になってしまった。
天変地異の起きた世界で二人は一緒に暮らし始める。
※)R−18多めです。
※)Pixivにあげていた古い作品をリメイクしています。
※)ムーンライトノベルズ様でも掲載中です。
文字数 65,314
最終更新日 2022.10.04
登録日 2022.07.29
十年前、突如として世界各地に出現したダンジョンによって家族を失い、身寄りがなくなった天宮アリスは、両親の残した人工知能搭載型護衛ロボット《テュテレール》にダンジョンの中で育てられた。
そんなある日、十三歳になったアリスは、ひょんなことから自分の生活が配信されている事実に気付いてしまう。
「テュテレール、これどういうことなの!?」
『アリスの生活費を稼ぐため、アリスの可愛さを世間に知らしめるため、これが最善だと判断した』
「二つ目の理由が余計だよぉ!!」
食事風景。倒されたモンスターの素材を拾い集める風景。そして……無防備に寝たり、テュテレールに甘えている風景。
それら全てが信じられない勢いで全世界に拡散されていることを知り羞恥に悶えたアリスは、ある決意をする。
「テュテレール、私決めたよ。私、立派な探索者になって自立する。配信なんてしなくてもお金が稼げるように!」
『援護しよう、アリス。だが下層は危険だ、上層で戦おう』
“アリスちゃんついに剣を取るの巻”
“剣を落っことして怪我しないように気を付けるんだよ”
「もぉぉ! 大丈夫だから子供扱いしないで!」
果たしてアリスは、立派な探索者になって自立することが出来るのか。
視聴者、政府、それどころか悪の秘密組織にまで注目され狙われるようになる、最強で無力な少女の配信生活。
カクヨム、ノベルアップ+でも公開しています。
文字数 124,618
最終更新日 2023.08.30
登録日 2023.08.11
【全三十三話 一日一話更新(日によって二〜四分割更新)】
永松秀久は、日本生まれ日本育ちの平凡な男である。
彼はあらゆる食を好き放題に楽しんだ結果、デブによるデブの為のエリートデブとなり、二十歳で死んだ。
同時刻、とある世界でカコリスという名の男も死んだ。
彼は幼い頃から飢えに苦しみ、周囲から虐げられ、最後には魔王討伐のため、聖女の肉壁として死んでいった。
カコリスは、女神の慈悲により世界を巻き戻し、人生をやり直せることとなった。
だが、持ちかけられた提案は、ある事情から魔王を倒したい女神の都合によるものでしかない。
カコリスは激昂し、一度は強く拒絶した。
けれども、断れば代わりに秀久が世界に必要な『カコリス』をやることになる──と聞かされると、全ての不満を飲み込み了承しかけた。
故に秀久は彼を吹っ飛ばし、代わりをやる、と宣言した。
食の楽しみを一つも知らないで死んでゆく者がいるなんて、秀久にとっては我慢がならなかったのだ。
結果、カコリスとして転生した永松秀久は、前回の世界と同じように公爵家に金で買われ、どういう流れか、お嬢様の専属執事となった。
未来の聖女様は、もはや既にクソ傲慢最悪小デブお嬢様と化している。聖女の持つ光魔法には、周囲の者を従える『依存性』があるのだ。
前回の世界における聖女リーザローズは、その醜悪な性根を特異な力によって更に増長させ、繰り返した世界で凄惨な歴史を作り出していた。
その効果を打ち消すことが出来るのは、どうやらカコリスとして転生し直した永松秀久しかいないらしい。
世界がどうなろうと知ったこっちゃないが、この世界での美味いものが食べられなくなるのは困る。
破滅の世界を作り出す傲慢最悪聖女様の手綱を握りつつ、なんとか無事に魔王を倒さねばならない。
ということで、今日も秀久はお嬢様を元気に罵倒する。
……いや、なんか、依存性を打ち消すのに罵倒がいるらしいので。
口は悪いが面倒見はいい転生執事と甘やかされた我儘公爵令嬢が、仲良くバトりつつ時を重ねて魔王討伐を成し遂げ、最強鈍感両片想いに陥って、最後には色々巻き込んでとっても幸せになる話。
※6話〜29話までキレ気味照れ隠しお嬢様×超絶鈍感執事のラブコメをかましている
※超絶鈍感だが恋の自覚がないだけでずっと愛はある
※小説家になろうにも投稿しています
文字数 366,597
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.10.29
※本作品はR18指定です。未成年の方の閲覧はご遠慮ください!
あらすじ
薔薇のパヒュームに身を包み赤いレザーのビスチェを素肌に纏い、銀色に揺れる胸のロザリオには博愛の精神を秘めた蒼山遥香。
自らをフェムドム・エヴァンジェリストと自負し、現代社会の片隅を漆黒のガーターストッキングから伸びた足先を彩るルブタンのピンヒールを響かせ闊歩する。
時に、彼女をこの世界へ導いたプロフェッサー巽木萊美子から、一人の若い男をサブミッシブ化させるドミネーションプログラムを依頼される。遥香はその裏に何かがあると感じながらも着手する。
均整の取れた若い肉体を持つ精悍で素朴な二十三歳の神本星輝は、ドミナ遥香の卓越した射精管理技法によって、肉体と精神改造を施される。
血と汗にまみれながら射精を懇願するサブミッシブへと次第に仕込まれて行く過程で、追い打ちを掛けるように十九歳の現役医大生ミストレス楠田麻耶が調教助手に加わる。
高原の別荘に舞台を移した星輝へのドミネーション・プログラムは、麻耶の協力を得て更にエスカレートしてゆく。
そんな中、神本星輝の調教依頼人である巽木萊美子のセッティングで海外からの来客を招いたドミネーション調教見学会が開催された。
見学会は濃厚なショーとなり、遥香と麻耶による苦痛と快感の責めが星輝の躰に鮮烈なサブミッシブの歓喜の楔を打込んでゆく。
晩秋の高原の別荘で繰り広げられるドミネーション・プログラムにより、完全なサブミッシブへと成長する神本星輝の横で、二人のドミナもまた、新たな人生の価値観を見出すのだった。
文字数 3,588
最終更新日 2023.04.29
登録日 2023.04.29
赤茶けた大地の上に大岩が散在し、その大岩に寄り添うように、細々と背の低い灌木と藪が這うように生を繋いでいる。
ここはヒューロス国東部に広がるアカクルカ荒地。
死霊と魔獣が跋扈し、人の寄り付かない見捨てられた大地として知られていた。
そんな荒地の中、微かな踏みを辿って少年と少女がよろめくように歩いていた。
少年の名はジョージ・ネルトネット、少女の名はマリア・ネルトネット。
白銀の髪の美しい兄妹である。
彼等は、ネルトネット地方の領主であるネルトネット伯爵が使用人に手を付けて産まれて来た兄妹である。
兄は十五、妹は十三。
二人は城から駆落ちをして、実の父親に追われていた。
”兄妹○○は死罪です”の続きの話です。
文字数 70,694
最終更新日 2018.08.19
登録日 2018.06.09
——私は音に恋をした。
——でも、恋の音とは、どんなものかわからない。
結婚をしていない三十三歳の女、眞野しほり(まのしほり)。
甘えたがりの性格から、元彼から「甘えるな」と言われ続け、人に甘えてはいけないと考えている。
母親から彼氏はいるのか、結婚はまだかと責められる中、会社の先輩奈良栄楊(ならさかやなぎ)に優しくされる。
ある日、〝練習〟の帰り道、後ろを付いてくる人影が。
実は落とし物を届けにきてくれた、高校生の福岡湊(ふくおかそう)だった。
親友の日野和夏希(ひのわなつき)と一緒にフルートとピアノのコンサートを開く予定だったが、ある人物に大切なフルートと夏希を傷つけられ、開催が困難な状況へ。
音を通して、改めて音楽と、高校生という年の差がある湊への気持ちを見つめ直す、音の恋愛物語。
「ずっとそばにいたい」
「湊くん、好きになって……ごめんなさい」
「年齢差の壁は、高いなぁ」
「私、嘘をつきたくない」
表紙:神葉あすと様(@kanburst)
私の突然の申し出に対応いただき、ありがとうございました!!
当作品は、「風のフルーティスト」の改稿版です。
内容、キャラクターの容姿、口調、性格の微調整、文章などを訂正しました。
文字数 152,981
最終更新日 2022.06.07
登録日 2022.04.14
※リーブラの外での呼び方をリーからリブに変えましたー。リオもリーって書いてたのを忘れてましたね。あらうっかり。
※(2022.2.13)これからの展開を考えてr15に変更させていただきます。急な変更、申し訳ありません。
※(2023.5.2)誠に勝手ながら題名を少し変更させて頂きます。「〜」以降がなくなります。
───
この世界、ステラには国が一つだけ存在する。国の名も世界の名前同様、ステラ。
この世界ステラが小さいわけではない。世界全てが一つの国なのだ。
そんな広大な土地を治めるのは『ポラリス』と呼ばれる羅針盤(王)と、その下につく『十二星座』と呼ばれる十二人の臣下。その十三人を合わせてこの世界の『トップ』と呼ぶ。
ポラリスはこの世界に存在する四つの属性魔法全てを操ることが出来、更に上に立つ人間性も必要である。そして十二星座全員が認めた者しかなれない。この世界を治めるからには、条件も厳しくなるというもの。
そして十二星座は、それぞれの星座を襲名している人物から代々受け継がれるものである。ただし、それぞれ何かに秀でていなければならない。(まあ、主に戦闘面であるが)
そんな世界ステラで、初代に次いで有名な世代があった。小さい子から老人まで皆が知る世代。その名も『××の十二星座』。
その世代のことは小説や絵本などになってまで後世に根強く伝わっているくらいなのだから、相当の人気だったのだろう。
何故そこまで有名なのか。それは十三人とも美形揃いというのもあるが、この代の十二星座はとにかく世界が平和であることに力を注いでいたからだ。だからこそ、国民は当時の彼らを讃える。
これはその『××の十二星座』の時代のお話である。
───
※主要キャラ十二人は全員主人公が大好きです。しかし恋愛要素は多分無いと思われます。
※最初の『十二星座編』は主人公を抜いた主要キャラ目線で進みます。主人公目線は『一章』からです。
※異世界転生者(異世界語から現代語に翻訳できる人)はいません。なので物の名前は基本現代と同じです。
※一応主要キャラは十三人とも一人称が違います。分かりやすく書けるようには努めますが、誰が話しているか分からなくなったら一人称を見ていただけるとなんとなく分かるかと思います。
※一章よりあとは、話数に続いて名前が書いてある時はそのキャラ目線、それ以外はマロン目線となります。
※ノベプラ、カクヨム、なろうにも重複投稿しています。
文字数 118,808
最終更新日 2024.05.06
登録日 2021.12.31