ファンタジー 和風小説一覧
俺の名はクガイ。
生まれ故郷で腕を頼りに東に人さらいが出たと聞けばぶちのめし、西に人食い妖怪が出たと聞けばぶった切り、そうして生きていたら何の因果かいつの間にやら見知らぬ土地に無一文で放り出されていた。
俺が放り出されたのは浸食都市"楽都"。
何十年も前に魔界と融合して浸食されたという、とんでもない街だ。道行く人の中に妖怪や魔族が紛れ、刃傷沙汰はおろか仙術、魔術の入り乱れる大抗争が日常茶飯事。
人間と妖怪と神とが争い、共存し、欲望を滾らせる浸食都市”楽都”。
何が起きてもおかしくない街。誰をも受け入れる街。この街ほど命の軽い場所はない。この街ほど命の足掻く場所はない。
それでも住めば都。毎日、自分と世界の正気を疑うようなこの街にも慣れてきたころ、俺は悪党どもに追いかけられていた女の子を助け――この街でも滅多にお目に掛かれない厄介ごとに自ら飛び込むのだった。
※小説家になろうでも投稿しています
文字数 149,386
最終更新日 2020.01.21
登録日 2020.01.07
現代風和風ファンタジー掌編。
永遠を生きる少女は、思い出が詰まった場所の処分を手伝うためにとある土地を訪れる。
※カクヨム、小説家になろう、セルバンテス掲載済。
文字数 7,818
最終更新日 2018.07.16
登録日 2018.07.16
『なぜ僕はこんなにもダメな神なのでしょうか......。』
神々が暮らす神界。
そこにはある一つの説話があった。
鬼神が神界に現れると、神界は襲われ滅びる......と。
その説話にはもう一つの説がある。
それは......『鬼使神差』だ。
神界にはさまざまなルールがある。そして神は人間の願いを叶える役目があるのだ。
しかし神でありながら"なぜか"『神の力』を使えず、人間の願いを叶えることができない神がいる。それは世界で一神の無能神様、天光琳(テングアンリン)。
姉である天麗華(テンリーファ)はこの世で一神しか存在しないと言われている『奇跡の神』。
奇跡の神である天麗華はどの神よりも強く、毎日人間の願いを沢山叶えている。それに比べ、天光琳は一度も願いを叶えたことがなかった。
失敗する度周りから笑われ、バカにされ、悩んできた天光琳の前に突然、ある"悪神"が現れ、天光琳の人生は大きく変わってしまう...。
それから、神の力が使えない理由や天光琳に対する家族からの思いなど、様々なことを知っていく......しかし。
変わってしまった人生は簡単には戻れない。
天光琳のとった行動とは......?
第一節-光- 【完】
第二節-悪- 【連載中】
第三節-??-
外伝
※変更する可能性があります。
三日以内、午後八時〜十一時頃更新。
『小説家になろう』にも投稿しております。
※小説家になろうの方では現在第一節完結、第二節連載中です。
表紙絵:天楪鶴
表紙絵は自作です。挿絵もいつか入れたいとおもっているので、絵にして欲しいシーンがあれば是非コメントください^^
※R15は一応つけておきます。
文字数 472,711
最終更新日 2024.03.10
登録日 2024.01.12
帝から庶民までみんな読むのも書くのも大好きなやまとのくにには、一生かかっても到底読みきれない程の書物の収められた書物殿があります。書物殿を守り、管理するのは全国から選ばれし13から17の少年少女たち。彼らの笑いあり、涙あり、恋ありのやまとの青春をぜひご覧ください。
文字数 8,738
最終更新日 2023.06.25
登録日 2023.06.17
駿河敦彦(するがあつひこ)18歳は頭を抱え病んでいた。
「なぜ、どうして僕だけにはないんだよ?」
他の人には当たり前にある、あるものが敦彦にはない。
長い爪を立てて押さえる頭、額にあるもの。彼らの種族の象徴ともいえる大事なもの。
角。鬼の角だ。
敦彦も、他の皆も、この世界に存在するヒトの形をした種族は全員が鬼。
人間は絶滅した。
欲に溺れ狂う、他種族に害をなす人間は鬼によって滅ぼされた。
はずだった。
鬼が突然、人間のように欲に溺れ狂ってしまう病気”人化病”にかかると元に戻ることはない。
殺すしかない。
忌み嫌われる人間。そんな、人間のように角のない敦彦は。
幼なじみの女鬼、市之瀬和紗(いちのせかずさ)と父親に背中を押されある決意をする。
和紗が、父上が僕を鬼だと証明してくれる。なら僕は僕なりに生きよう。
和紗が幸せに生きていけるように支え、守ろう、と。
人間の居ない世界で、鬼は人間の復活と戦う。
文字数 34,804
最終更新日 2020.04.16
登録日 2020.02.07
あるおばさんが、乙女ゲームの世界で子育てしていく話
文字数 2,269
最終更新日 2019.03.21
登録日 2017.07.23
高校生活最後の夏休み、友人達と地元で有名な心霊スポットに出掛けた氷上彪(ひかみひょう)は、思いがけぬ事故に遭い山中に独り取り残されてしまう。
人生初の気絶から目覚めた彼を待ち受けていたのは、とても現実とは思えない、悪い夢のような出来事の連続で……!?
ほとほと運の悪い男子高校生と、ひょんなことから彼に固執する(見た目は可愛らしい)蒼い物の怪、謎の白装束姿の少女、古くから地域で語り継がれる伝承とが絡み合う、現代?和風ファンタジー。
※2018年1月9日にタイトルを「キモダメシに行って迷い人になったオレと、蒼き物の怪と、白装束の少女」から改題しました。
文字数 110,564
最終更新日 2017.09.10
登録日 2017.08.31
妖怪や鬼が現れる、ある時代の日本を舞台に、謎の少女「小春」と鬼との闘いを描いた和風ファンタジー小説です。
文字数 383,536
最終更新日 2021.09.26
登録日 2019.07.29
スキルが一般的になった現代。
12才のオレが初めて手にしたのは【アドミニストレータ】という効果の分からないスキルだった。
もしかして自分は特別なんじゃないか。
そんな期待に胸を膨らませて発動させたスキルは、『ぱんどら☆ばーすと』というエロゲを起動するだけのもの。
だが、エンディングを迎えて実績を解除したことをきっかけに、外れスキルだと思われた【アドミニストレータ】が真の力を発揮する。
「は、はは。まじか? これ、ゲーム内で取得したお金、アイテム、スキルを現実に持ってこれるのか?」
ゲームをプレイすればするほど現実の自分が強くなる。
それこそがこのスキルの真骨頂だったのだ。
だが、真実は少し違っていて、実はオレがいる世界こそがエロゲの世界そのものだったらしい。
オレは一つの可能性に気づいた。
ヒロインにとっては未来の話だが、原作世界では過去の悲劇。
それすらも、チートと原作知識を手にしたオレなら食い止められるのではないだろうか。
原作ブレイク? 上等だ。
強くてかわいくてカッコいい美少女たちを、弱くてみじめで愚かなオレが救い出す。最高のカタルシスを見せてやるよ!
これはエンドロールにも載らないエロゲのモブのこのオレが、みんなの笑顔を守りつつ自由に生きる物語である。
※小説家になろう様にも投稿しています
文字数 154,262
最終更新日 2021.11.13
登録日 2021.10.01
神様の愛玩花嫁として召喚されたのは、幼い頃に禁忌を犯した少女だった。
神嫁は天を統べる至高神によって選ばれ、神殿からの迎えが来るまでは番人とともに慎ましく暮らしている。だが、幽鬼との激闘の末に長い眠りについてしまった竜糸の竜神の花嫁に選ばれた朱華(はねず)は、強い加護のちからを持っていなかった。しかも、十七歳の誕生日になったら未晩(みかげ)と結婚する約束をしており、寸前まで唇を許していたという――どうやら、未晩が横恋慕して彼女の記憶を改竄してしまったらしい。
神嫁が必要だという守人に半ば攫われるような形で朱華は神殿へ。
過去の記憶を取り戻すため、また、眠れる竜神さまを起こして花嫁となるため、朱華は桜月夜の三人と行動することに。
あと二日で訪れる誕生日を迎えたら、竜神さまの花嫁にならないといけないのに、封印が解かれる日まで護ると言った総代・夜澄(やずみ)が気になってしまう朱華。
けれど彼女をあきらめきれない未晩も思わぬ形で現れて……
文字数 115,006
最終更新日 2021.09.04
登録日 2021.06.26