恋愛 小説一覧
1
「アイラ・ロックウェル、君との婚約は無かったことにしよう」そう婚約者のセドリックから言い放たれたのは、通っていた学園の卒業パーティー。婚約破棄の理由には身に覚えはなかったけれど、世間体を気にした両親からはほとぼりが冷めるまでの聖地巡礼——世界樹の参拝を言い渡され……。仕方なく朝夕の参拝を真面目に行っていたら、落ちてきた世界樹の実に頭を直撃。気を失って目が覚めた時、私は神官達に囲まれ、横たえていた胸の上には実から生まれたという聖獣が乗っかっていた。どうやら私は聖獣に見初められた聖女らしい。
そして、その場に偶然居合わせていた第三王子から求婚される。問題児だという噂の第三王子、パトリック。聖女と婚約すれば神殿からの後ろ盾が得られると明け透けに語る王子に、私は逆に清々しさを覚えた。
文字数 101,055
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.08
2
王太子の婚約者として、王城の「浄化」を一手に引き受けていた聖女フローラ。しかし、彼女の魔法は地味な掃除にしか見えないと軽んじられ、派手な光魔法を使う伯爵令嬢にその座を奪われる。「もはや用済み」と国外追放を命じられたフローラだったが、実は彼女、内心ではホッとしていた。
「これでもう、ブラック労働しなくていいの?」
途方に暮れる彼女に手を差し伸べたのは、呪いを受け“穢れの公爵”と恐れられる辺境の領主・レオンハルトだった。
「君の力が必要だ」
そう請われて辺境へ行くと、彼女の「掃除」スキルは、実は国を支えるほどの聖なる力だったことが判明し——?
文字数 3,620
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.12.05
3
わたくし、伯爵令嬢バージニア・フォン・アスターは、内心では冷めきっていました。私の婚約者であるユリシーズ公爵は、その地位こそ高貴ですが、中身は最低底辺。高慢ちきで女癖が悪く、私のことなど道具としか見ていないのですから。
「公爵様、わたくしとの婚約を破棄していただきたく存じます」
私の方から婚約破棄を申し出た時、公爵様はひどく動揺し、そして怒り狂いました。彼のプライドはズタズタになったのでしょう。しかし、ようやく自由になれる。私はそう安堵していました。
ところが、この最低な男は、私との婚約がなくなった腹いせに、想像を絶する陰湿な嫌がらせを仕掛けてきます。社交界での悪評、家への圧力、そして命の危険さえも。気ままに暮らしたいという私のささやかな望みは、一転して苦難の道へと変わりました。
絶望が目前に迫った時、私の前に現れたのが、第三王子スレイン殿下でした。彼は冷たい仮面の下に熱い正義を秘めた孤高の王子。公爵の不当な行いに真っ向から立ち向かい、私を庇ってくれるのです。
王子という光と、公爵という闇。 彼の庇護を受けるうち、わたくしは初めて知りました。本当の愛とは何かを。
最低な婚約者との決別は、愛を知らない私に、本物の運命の殿下(あなた)を引き寄せる最高の魔法だったのです。
これは、気高き伯爵令嬢が、最低の元婚約者の嫌がらせを乗り越え、孤高の王子と真実の愛を掴むまでの、波乱に満ちた物語です。
文字数 15,400
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.12.02
4
名門公爵家であるヴィンテージ家に嫁いだロキシー。誰もが羨む結婚だと思われていますが、実情は違いました。
夫であるバンテス公爵様は、その美貌と地位に反して、なんとも女々しく頼りない方。さらに、彼の母親である義母セリーヌ様は、ロキシーが低い男爵家の出であることを理由に、連日ねちっこい嫌がらせをしてくる粘着質の意地悪な人。
結婚生活は、まるで地獄。公爵様は義母の言いなりで、私を庇うこともしません。
「どうして私がこんな仕打ちを受けなければならないの?」
そう嘆きながらも、ロキシーには秘密がありました。それは、男爵令嬢として育つ中で身につけた、貴族として規格外の「超絶有能な実務能力」と、いかなる困難も冷静に対処する「鋼の意志」。
このまま公爵家が傾けば、愛する故郷の男爵家にも影響が及びます。
「もういいわ。この際、公爵様をたてつつ、私が公爵家を立て直して差し上げます」
ロキシーは決意します。女々しい夫を立派な公爵へ。傾きかけた公爵領を豊かな土地へ。そして、ねちっこい義母には最高のざまぁを。
すべては、彼の幸せのため。彼の公爵としての誇りのため。そして、私自身の幸せのため。
これは、虐げられた男爵令嬢が、内助の功という名の愛と有能さで、公爵家と女々しい夫の人生を根底から逆転させる、痛快でロマンチックな逆転ざまぁストーリーです!
文字数 17,455
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.12.03
5
pixivで掲載している小説の続きになります。
元は、https://www.pixiv.net/novel/series/13162658
男たちの欲望の中に溺れる少女が、愛とは何かを考えるお話です。
いきなり高校時代の話から始まるので、よく分からない書き出しになってますが、そのうち人物紹介を書きたいと思います。
つたない文章ではありますが、お読み頂けると有難いです。
文字数 89,487
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.17
6
「マリアンヌ・フォン・アースガルド! 貴様との婚約は、今この時をもって破棄する!」
「……謹んでお受けいたします、殿下。それで、理由は伺っても?」
「貴様はいつ見ても薄汚れている! 公爵令嬢のくせに、庭の土を掘り返してばかり。私の隣を歩く時も、ドレスの裾から土埃が舞う始末だ! それに比べてリリーナは、常に花の香りがする。貴様のような『泥臭い女』は、王妃にふさわしくない!」
泥臭い、ですか……。
「それに貴様は可愛げがない! 私が贈った宝石を見ても、『結晶構造がどうこう』と屁理屈ばかり。リリーナのように素直に喜べないのか!」
「殿下。それは以前、貴方様が『ルビー』だと言って渡された石が、実際にはスピネルだった件でしょうか? 私はただ、スピネルにはスピネルの美しさと鉱物学的価値があると申し上げただけで……」
「黙れ黙れ! そういうところが可愛くないと言っているんだ!」
殿下は憤慨し、懐から一つの小箱を取り出した。
パカッ、と蓋が開けられると、そこには大粒の青い宝石が鎮座していた。
「手切れ金代わりだ。このサファイアをやるから、二度と私の前に顔を見せるな!」
「あら」
手のひらに乗った石を見て、私は思わず声を上げた。
「殿下。大変申し上げにくいのですが、これはサファイアではありません」
「ば、馬鹿な! 私は商人に『最高級のサファイアだ』と言われて、金貨五百枚を払ったんだぞ!?」
「まあ。……それは見事なカモ、いえ、寛大な投資家であらせられますこと」
ぷっ、と誰かが吹き出した。
それを合図に、こらえきれなくなった令嬢たちが扇子で口元を隠し、クスクスと笑い始める。
殿下の震えが止まらない。
隣のリリーナ様も、偽物だと知ってサッと石から目を逸らした。
「き、貴様ァァァッ!!」
恥辱にまみれた殿下が絶叫した。
「王族を愚弄した罪は重いぞ! 追放だ! 貴様など、この国の北の果て、ハイランド地方へ行ってしまえ! あのような草木も生えぬ『死の荒野』で、泥を啜って野垂れ死ぬがいい!」
ハイランド地方。
その地名を聞いた瞬間、私の背筋に電流が走った。
「……本気、ですか?」
私は震える声で尋ねた。
「ふん、今さら泣いて詫びても遅い! 二度と戻ってくるな!」
「ありがとうございます!!」
私は満面の笑みで叫んでいた。
パーティー会場の誰よりも明るく、誰よりも力強い声で。
「感謝いたします、殿下! そのような素晴らしい地質学的宝庫を賜れるなんて! ああ、すぐに準備をしなくては。ハンマーと、試薬と、ああとにかく頑丈なブーツが必要ですわ!」
こうして、辺境を王都すら越える経済圏にする、私の壮大な計画が始まりました。
文字数 32,390
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.12.05
7
美園 穂希 28歳独身。トラックに轢かれた後、目が覚めると異世界で赤ん坊として出産されていた。
前世での苦い記憶も全て水に流して、今世では幸せになると誓って今日も生きていく。
異世界でアーシェンリファー・ウンディオーネとして生を受けた美園穂希はそんな異世界で強く生きる。
よくある系統の作品を書き出しました!
ヒロイン最強設定ですが、最初から最強チートではないです。
処女作です。文章能力も無く思うままに進めちゃってます。誤字脱字はご指導頂けるとありがたいです。
更新ペースも遅いです…。(ごめんなさい。)
文字数 380,382
最終更新日 2025.12.05
登録日 2024.03.25
8
「――そなたとの婚姻を破棄する。即刻、王宮を去れ」
王妃としての5年間、私はただ国を支えていただけだった。
王妃アデリアは、側妃ラウラの嘘と王の独断により、「毒を盛った」という冤罪で突然の離縁を言い渡された。「ただちに城を去れ」と宣告されたアデリアは静かに王宮を去り、生まれ故郷・ターヴァへと向かう。
しかし、領地の国境を越えた彼女を待っていたのは、驚くべき光景だった。
迎えに来たのは何百もの領民、兄、彼女の帰還に歓喜する侍女たち。
かつて王宮で軽んじられ続けたアデリアの政策は、故郷では“奇跡”として受け継がれ、領地を繁栄へ導いていたのだ。実際は薬学・医療・農政・内政の天才で、治癒魔法まで操る超有能王妃だった。
故郷の温かさに癒やされ、彼女の有能さが改めて証明されると、その評判は瞬く間に近隣諸国へ広がり──
“冷徹の皇帝”と恐れられる隣国の若き皇帝・カリオンが現れる。
皇帝は彼女の才覚と優しさに心を奪われ、「私はあなたを守りたい」と静かに誓う。
冷徹と恐れられる彼が、なぜかターヴァ領に何度も通うようになり――「君の価値を、誰よりも私が知っている」「アデリア・ターヴァ。君の全てを、私のものにしたい」
一方その頃――アデリアを失った王国は急速に荒れ、疫病、飢饉、魔物被害が連鎖し、内政は崩壊。国王はようやく“失ったものの価値”を理解し始めるが、もう遅い。
追放された王妃は、故郷で神と崇められ、最強の溺愛皇帝に娶られる!「あなたが望むなら、帝国も全部君のものだ」――これは、誰からも理解されなかった“本物の聖女”が、
ようやく正当に愛され、報われる物語。
※「小説家になろう」にも投稿しています
文字数 54,566
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.21
9
極道一家の一人娘として生まれた冬城真夏はガソリンスタンドで働くライ君に恋をしていた。しかし、二十五歳の誕生日に京極組の跡取り清一郎とお見合いさせられる。真夏はお見合いから逃げ出し、想い人のライ君に告白し二人は結ばれる。堅気の男とのささやかな幸せを目指した真夏をあざ笑うように明かされるライ君の正体。ラブと策略が交錯する中、お腹に宿った命を守る為に真夏は戦う。
文字数 2,951
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.12.05
10
ルビー第一王子様からもたらされた招待状には、名前が書かれていなかった。けれど、それを自分に宛てたものだと確信する妹のミーアは、私の事をさげすみ始める…。しかしルビー様が最後に選んだのは、ミーアではなく私だったのでした。
文字数 6,008
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.12.05
11
「失恋ついでに、俺と結婚しないか?」
「え……?」
「ただし、一年だけ」
「ええ……!?」
弱小デザイン事務所で働く早波菜穂子は、交際歴3年の恋人の浮気現場を目撃してしまう。だがその後すぐ、柊木財閥の御曹司──柊木真澄から求婚されてしまい!?
真澄は好きな人がいるが、事情があって結ばれることができない。ただ菜穂子と結婚すれば、好きな人を引き留められるそうだ。
結婚中は好きなだけ贅沢を。ただし結婚期間は一年だけ。離婚後は莫大な財産を分与する。
そんな条件を出す真澄に、菜穂子は失恋のショックから自暴自棄になり結婚を承諾してしまう。
ノリと勢いで始まった新婚生活は予想を裏切る快適さで、菜穂子は戸惑いつつも、真澄と距離を縮めていく。しかし真澄には、好きな人がいる。25歳も年上の聡明な女性が。
惹かれる気持ちを隠して菜穂子は真澄の恋を応援しようと奮闘するけれど、なかなか上手くいかなくて……。
それもそのはず。真澄は大嘘つきだったのだ。
25の嘘を抱えながら妻を愛する夫と、最後の最後で夫の嘘を見破る妻の、甘く切ない新婚生活。
※他のサイトにも投稿しています。
※表紙は、商用利用可能なAIイラストメーカーで作成。
文字数 85,291
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.10.28
12
やっぱり雌は信用出来ない生き物だ。
黒宮貴幸、市内のちょっとした進学校に通う高校一年生だ僕には同じ歳の幼馴染の彼女がいる中学の時からお互いを意識していた二人して志望校合格を目指して試験勉強に励んでいた。
学力的にヤバい僕は必死に勉強した彼女の誘いを断ってまで、二人で試験勉強をすると効率も上がると思うかも知れないが彼女と一緒にいると僕が集中出来なくなるのだ。
中学で一番だと言う彼女は美少女で身体付きも大人の女性に近くなっているのだ
胸が大きい……そんな彼女との勉強は僕の邪な気持ちで集中できないのだ。
彼女と一緒の高校に入る為に血の涙を流しながら一人で勉強している。
勿論彼女は文句たらたらだけどね。
文字数 306,094
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.04.23
13
文字数 7,307
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.12.05
14
他人を容姿や社会的カーストで判断する傲慢なOL・桑折(こおり)しずく。彼女は元彼に浮気された怒りから、男を弄ぶゲームを始めた。ターゲットにしたのは会社の平凡な男・星垣(ほしがき)。星垣はしずくの策略に簡単に引っかかった。しかし、彼には常に行動を共にする友人がいた。彼が全ての判断を委ねる絶対的な存在、沼底の蛭のような男・藻沼(もぬま)に、しずくはあらゆる計画を妨害される。藻沼の冷たい視線は、やがてしずくの全てを暴くのだった──。
男と女のどろどろ支配バトル。
ヴィランが自業自得で号泣しながら支配されます。
文字数 17,661
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.12.03
15
君は僕を信じていなかった僕は君を信用していなかった。
入社三年目の神島サトルは入社時に既に結婚を予定していた彼女がいた。当時の僕の部署は予期せぬイレギュラーの発生でとんでもない忙しさが何ヶ月も続いた。
毎日クタクタになり帰宅していたが食事も取らずに寝ることもしばしばあった。彼女も僕を心配してくれていただろうその時迄は……
彼女と同棲をしていた僕達は結婚を機にマンションへの転居を視野に頑張ってきたのだ。ある日溜まった疲労のせいか体調不良で会社を早退し昼過ぎに帰宅した。
が何かが変だった。何だコレはAVを見ているのか?外まで音が漏れている部屋に入るとそこには……その時のトラウマで僕は女性の手作りの物が口に出来なくなってしまった。
そんな僕に今年入社の美和三和子がグイグイ迫り来るのだが……
文字数 64,153
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.05.25
16
「君は、この縁談を望んではいないのだろうな」
婚約を交わした日に、ローレルはそう言ってジェマイマを見つめた。
ジェマイマは、それにはなにも答えなかった。なにかを言っても、きっと信じてはもらえないだろうと思ったし、ローレルが言った言葉は多分、彼自身がジェマイマに抱く気持ちなのだと思った。
ジェマイマは思った。
ローレルはきっと、今回もジェマイマを愛することはないだろう。
❇こちらの作品は、他サイトへも別名義にて公開致しております。
❇鬼の誤字脱字を修復すべく公開後に激しい修正が入ります。
「間を置いて二度美味しい」とご笑覧下さいませ。
❇登場人物のお名前が他作品とダダ被りする場合がございます。皆様別人でございます。
❇100%妄想の産物です。妄想なので史実とは異なっております。
❇妄想遠泳の果てに波打ち際に打ち上げられた妄想スイマーによる寝物語です。
疲れたお心とお身体を妄想で癒やして頂けますと泳ぎ甲斐があります。
文字数 75,296
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.18
17
「貴様は『魔力ゼロ』だ! 役立たずの穀潰しめ!」
伯爵令嬢エルナ(20歳)は、魔力を持たないことを理由に、家族から疎まれ続けていました。彼女の真の才能は、前世で培った「保育士スキル」と「あらゆる生き物の心を開く声」でしたが、誰もその価値に気づきません。
ある日、妹の身代わりとして、国境の辺境伯ジークフリートへの嫁入りを命じられます。彼は「人食い公爵」と呼ばれ、前妻たちが逃げ出し、子供たちも手が付けられない「悪魔の子」だと噂されていました。
これは、家族にとっての「厄介払い」であり、私にとっては「生贄」同然の追放婚。 しかし、エルナの心は意外にも晴れやかでした。 (王都の社交界よりも、北の辺境で、子供たちと、ハーブを育てている方が、よほど私には向いていますわ!)
辺境伯の城でエルナを待っていたのは――。
【冷徹公爵】 誤解されているだけで、実は子育てに悩む不器用なパパ。
【悪魔の子】 愛に飢え、エルナを拒絶するが、すぐに前世の知識を使った遊びと愛情で懐いてくる3人の可愛い子供たち。
【凶暴な魔獣】 子供たちのペットとして城にいるはずが、なぜかエルナにだけ尻尾を振って甘えてくる。
エルナは「保育士スキル」を駆使し、荒れ果てた城を温かい家庭へと変えていきます。子供たちの魔力暴走を鎮め、公爵の不器用な優しさに気づき、彼の心を溶かしていくエルナ。公爵様もまた、エルナの慈愛に満ちた姿を見て、彼女を「命の恩人」のように溺愛し始めるのです。
一方、エルナが「魔力ゼロ」だからと馬鹿にして追放した王都では、彼女が長年ひっそりと世話をしていた「精霊」たちが怒り、国内で原因不明の魔力暴走や不調が続発! 「君の聖女の力が必要だ! 戻ってこい!」と助けを求められますが、時すでに遅し。 エルナの居場所は、冷徹な公爵様と、3人の可愛い義理の子、そしてたくさんの魔獣たちが待つ、北の辺境伯領なのです。
「人食い公爵の妻(現・最強ママ)ですので、実家で冷遇されるほど暇ではございません」 愛と家族に飢えていた令嬢が、辺境で幸せな第二の人生を掴み取る、「子育て」×「溺愛」×「ざまぁ」の長編ファンタジーロマンス!
文字数 37,758
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.19
18
侯爵令嬢エリアーナは、幼い頃から妹の才能を引き立てるための『地味な引き立て役』として冷遇されてきました。その冷遇は、妹が「光の魔力」を開花させたことでさらに加速し、ついに長年の婚約者である王太子からも、一方的な婚約破棄を告げられます。
「お前のような華のない女は、王妃にふさわしくない」
失意のエリアーナに与えられた次の役割は、敵国アースガルドとの『政略結婚の駒』。嫁ぎ先は、わずか五年で辺境の魔物を制圧した、冷酷非情な英雄「氷の軍神」こと、カイン・フォン・ヴィンター公爵でした。
カイン公爵は、王家を軽蔑し、感情を持たない冷徹な仮面を被った、恐ろしい男だと噂されています。エリアーナは、これは五年間の「偽りの契約結婚」であり、役目を終えれば解放されると、諦めにも似た覚悟を決めていました。
しかし、嫁いだ敵国で待っていたのは、想像とは全く違う生活でした。
「華がない」と蔑まれたエリアーナに、公爵はアースガルドの最高の仕立て屋を呼び、豪華なドレスと宝石を惜しみなく贈呈。
「不要な引き立て役」だったエリアーナを、公爵は公の場で「我が愛する妻」と呼び、侮辱する者を許しません。
冷酷非情だと噂された公爵は、夜、エリアーナを優しく抱きしめ、彼女が眠るまで離れない、極度の愛妻家へと変貌します。
実はカイン公爵は、エリアーナが幼い頃に偶然助けた命の恩人であり、長年、彼女を密かに想い続けていたのです。彼は、エリアーナを冷遇した実家への復讐の炎を胸に秘め、彼女を愛と寵愛で包み込みます。
一方、エリアーナを価値がないと捨てた実家や王太子は、彼女が敵国で女王のような寵愛を受けていることを知り、慌てて連れ戻そうと画策しますが、時すでに遅し。
「我が妻に手を出す者は、国一つ滅ぼす覚悟を持て」
これは、冷遇された花嫁が、敵国の最恐公爵に深く愛され、真の価値を取り戻し、実家と王都に「ざまぁ」を食らわせる、王道溺愛ファンタジーです。
文字数 12,384
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.24
19
※小説家になろう様でも投稿を始めました!お好きなサイトでお読みください※
竜王の治める国ソフームには、運命の番という存在がある。
運命の番――前世で深く愛しあい、来世も恋人になろうと誓い合った相手のことをさす。特に竜王にとっての「運命の番」は特別で、国に繁栄を与える存在でもある。
「ロイゼ、君は私の運命の番じゃない。だから、選べない」
ずっと慕っていた竜王にそう告げられた、ロイゼ・イーデン。しかし、ロイゼは、知っていた。
ロイゼこそが、竜王の『運命の番』だと。
「エルマ、私の愛しい番」
けれどそれを知らない竜王は、今日もロイゼの親友に愛を囁く。
いつの間にか、ロイゼの呼び名は、ロイゼから番の親友、そして最後は嘘つきに変わっていた。
名前を失くしたロイゼは、消えることにした。
文字数 93,619
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.03.24
20
28歳のカフェ店員・薫は、高校時代から5年間付き合っていた恋人と穏やかな日常を送っていた。
だが、ふとした出会いで心を揺さぶられたのは、常連の年下大学生――彼の整えられた刈り上げと、髪に込められた感性だった。
やがて薫は、自らの髪を預け、刈り上げからスキンヘッドへと変貌を遂げていく。
恋と髪が交差するなかで、自分の「らしさ」と向き合い、すべてを脱ぎ捨ててたどり着いた新しい愛のかたちとは——。
剃るという行為に込められた覚悟と信頼、そして唯一無二のフェティシズムを描いた、愛と変貌の物語。
文字数 11,742
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.29
21
22
アステリア王国が魔物災害に揺れる混乱の時代。
名門アステル侯爵家に仕える一人のメイド──リュミエラは、静かで目立たず、従順な少女として知られていた。
だがその正体は、かつて王国が禁忌として葬った対魔兵装計画の唯一の生存体。
魔物すら一人で沈める《最強兵装》であることを、彼女自身だけが密かに抱えていた。
仕える主は、百年に一度の天才と称される令嬢レイシア。
光を泡立てたようなシャンパンゴールドの髪を持つ少女は、政務・魔導・戦術のすべてにおいて王国最高峰の才を備えていたが、あまりに鋭い才能ゆえに孤独を抱えていた。
互いに秘密と孤独を持ちながら、従者と主として出会う二人。
やがて王国を巻き込む陰謀が動き出す中、リュミエラの怪物としての力と、レイシアの光の才は否応なく引き寄せられてゆく。
そして忠誠は、いつしか恋と呼べるものへ──。
文字数 9,413
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.12.04
23
オーストラリア人のビリーとの日々を綴った日記みたいなものです。
のんびり日常要素もありますが、エッチ要素や下品な言葉がそれなりにあるので苦手な方はご遠慮願います。
素人なので、洗練された文章でないことをご了承ください。
画像はAIを利用して作成したものです。
※登場人物は適宜追加または削除します。感想なども全てに返信するわけではありませんので、ご了承願います。
<家族>
ビリー・・・本当はウィリアム。メルボルン在住、シドニー生まれ。メルボルン大学卒、現在勤務医。
楓・・・私。翻訳家兼語学学校の事務員。ビリーの家族とか知り合いは「カエ」って呼ぶ。
グウェン・・・ビリーのお母さん。ブティック経営者。
メーガン・・・ビリーの妹。教師。サーフィン大好き。ブリスベン在住。
ノエル・・・ビリーのお兄さん。ビリーより3つ年上。カンタス航空の航空エンジニア。
父と母・・・名前は「ジュン」と「ミカ」。横浜に住んでいる。
ザンダー・・・ビリーの甥。
<病院関係者>
Dr.ブキャナン・・・ビリーが「リアム」って呼ぶ整形外科医。タスマニアに赴任。
フレッド・・・コリンの後輩の整形外科医。私のお友達。
コリン・・・整形外科医。私のお友達。
アダム・・・ビリーの同僚で大学時代からの大親友。今では私の親友みたいな人。
デニー・・・産婦人科医。テッドと交際しているお姉さんがいる。
ネイト・・・ビリーの友人の消化器内科医。レイチェルが奥さん。良いお友達。
テッド・・・ビリーの上司。美しいバラ庭園を持っている。
ジェイ・・・ビリーの後輩。息子はマーティン。
フィン・・・ビリーとネイトの秘書。
<その他>
ライル・・・翻訳エージェントで仲の良いお友達。
クラリッサ・・・ライルの彼女。ビリーが勤務する内科の看護師。
スティーブン・・・バイト先の同僚。同僚っていうよりいいお友達。
ターニャ・・・バイト先の同僚。
ジェイミー・・・バイト先の同僚
ケビン・・・バイト先の同僚。アメリカ人。
愛ちゃん・・・私が翻訳コースに通っていた時に知り合った日本人の女の子。スティーブンと交際している。
美咲ちゃん・・・ヨガのレッスンで知り合った日本人のお友達。旅行会社に勤務している。
文字数 1,931,126
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.02.03
24
「将来、あなたのお嫁さんになりたい」
10年前、俺は魔法の力で一人の少女を救った。
……そして現在。ここは男女比5:1の女尊男卑の世界。
男は女に「選ばれる」ためだけの存在する。
俺、アルトは、前世の記憶と女でさえ持っていない無限の魔力を隠し、父と静かに暮らす「モブ」になるはずだった。
「待っていましたわ、アルト」
学園で再会したあの時の少女は、驚くべきことにリリアーナ王女だった。
どうやら彼女、あの日の「約束」を本気で果たしに来たらしい。
(俺の平穏なモブ生活が……!)
最強を隠したい男と、その秘密ごと彼を手に入れたい王女の、すれ違い学園ファンタジー!
文字数 36,138
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.23
25
辺境都市に住むアリスにはマーカスという幼馴染の婚約者がいた。
ある日彼は騎士になるために王都へと行ってしまう。離れ離れになってしまった二人だったが、アリスはマーカスを信じて彼の帰りを待つことにした。
だがマーカスは一度帰郷したきり帰ってこなくなってしまう。何度も我慢を重ねるアリスだったが、徐々に婚約解消を願うようになる。父に相談するが無下にされ、挙句の果てには家業のためにこき使われる始末。家族は誰もアリスの味方にはなってくれなかった。様々な苦難をひたむきに耐え忍ぶアリス。
そして彼女は婚約者マーカスに会うために王都を目指すことにした。
文字数 41,298
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.08
26
子爵令嬢のクレールには素敵な婚約者がいる。
クレールは、父が遺したタウンハウスを伯母の一家に半ば追い出され、敷地の片隅に建てられた小さな家で一人暮らしをしていた。
不遇にめげず、家事と学校を両立させている彼女にとって、素敵な婚約者の存在は心の支えだ。
そして彼から預かった小さなカナリアも、日々の癒しとなっている。
大事なカナリアと共に、クレールは中々会えない婚約者との再会を待ち望んでいた。
※不定期連載につき留意
※苦労人のようでそうでもないヒロイン
※一途ヒーロー
■作品転載、盗作、明らかな設定の類似・盗用、オマージュ、全て禁止致します。
文字数 33,935
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.29
27
イリスは侯爵令嬢でありながら、とある事情で屋敷では使用人扱いをされて過ごしていた。
そんなある日、義妹パンセの嫌がらせで向かった山の中、盗賊に襲われたイリスのことを美青年騎士が助けてくれる。
彼の正体は、大陸一の騎士と名高いが「冷酷非道な黒獅子将軍」の異名を持つ、隣国の王太子レードヴァルド将軍だったのだ。
しばらく屋敷に滞在することになったレードヴァルドだったが、どうやら誰かを探しているらしい。
義父侯爵に命じられてレードヴァルドの夜の世話係となったイリスだったが――?
義父や義妹から虐げられながらも気丈に振舞う健気で働き者な侯爵令嬢イリス × 背中に火傷を負った冷酷非道と呼ばれている王太子兼騎士団長・レードヴァルド。
ワケアリで不器用な二人が心身共に結ばれて幸せになるまでのジレジレ初恋ラブストーリー。
※毎日投稿。
※R18には※。
※完結投稿になります、12万字数、全24話。
※ムーンライトノベルズの完結作品。
文字数 110,234
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.29
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ここは獣人族と人族が共存する豊かな国、バロアス王国。
「まあ、つまるところあれです。週に一度くらいで良いので総帥の硬く変化する体の一部分だけちょっと貸してもらえ―――」
「王の御前だぞ!」
元孤児のスーランは魔術隊所属の治療魔術師だ。ある時から魔力の不調が続き、周りに内緒で調べて見ると、体内にある魔力を保持する器が徐々に消滅していくという治療方法の無い病に罹っていることが判明した。予想では恐らく余命一年。
過去数々の専売特許の薬や治療薬の開発に貢献してきたスーランは、面倒が理由で褒賞を拝受してこなかったが余命を悟った時、褒賞を理由に国王にあることを望んだ。
余命一年のカウントダウンが始まった基本怠惰仕様、諸々奔放な人族スーランの半年間限定の婚姻生活と、それに巻き込まれた冷静沈着なのにスーランが関わると平静でいられなくなる鷹族の魔術隊統括総帥バウデンとの面白可笑しくも切ない物語。
R18部分には※マークで表示します。
その他外部サイトにも投稿しています。
文字数 164,680
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.11
29
『大切な人と愛する人 〜結婚十年にして初めての恋を知る〜』のスピンオフとなります。
(本編は2025.11.30 完結しました。)
エヴァンス公爵家のグレイシアのお話です。
エヴァンス公爵令嬢であるグレイシア。
兄エミリオンの初恋が叶ったことを喜び、妻のヴェリティを慕い、連れ子のリオラやリディアの双子達を可愛がる。
エヴァンス公爵家では誰よりも豪快で、社交の場に出れば氷の令嬢!?
そんなグレイシアの恋の物語を、恋人サイファからの目線で描いています。
文字数 20,396
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.10.26
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ある日、好きな乙女ゲームの生贄に転生した宮野奈々
主人公の宮野奈々は最近とある乙女ゲームにハマっていた。
庶民のヒロインがある日、聖女である事が判明して貴族や王族が通うスブリーム学園に入学することになる。
スブリーム学園にはイケメンで優しい王子様や美人で賢い宰相の息子、強くてカッコいい騎士団長の息子、可愛くて小悪魔な伯爵令息がいてヒロインはその4人とデートをしたり、プレゼントをあげて好感度MAXにして攻略しつつ、モンスターを倒してレベルアップし、最終的にラスボスである邪神を倒してみんなに認められ結婚する乙女ゲームである。
そんな宮野奈々が転生したのは序盤に出てきたラスボスの事を恐れ、罵り殺された生贄!?
とりあえず全力で媚びを売って生き残るしかない!
アレ?思ったより邪神って可愛いかも?
文字数 3,545
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.12.05
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ブラック企業から辺境伯夫人アナスタシアとして転生した私は、愛する完璧な夫マクナル様と溺愛の新婚生活を送っていた。私は前世の「合理的常識」と「科学知識」を駆使し、元公爵令嬢ローナのあらゆる悪意を打ち破り、彼女を辺境の落ちぶれた貴族の元へ追放した。
第一の試練を乗り越えた辺境伯領は、私の導入した投資戦略とシンプルな経営手法により、瞬く間に王国一の経済力を確立する。この成功は、王都の中央貴族、特に王弟公爵とその腹心である奸猾な財務大臣の強烈な嫉妬と警戒を引き寄せる。彼らは、辺境伯領の富を「危険な独立勢力」と見なし、マクナル様を王都へ召喚し、アナスタシアを孤立させる第二の試練を仕掛けてきた。
夫が不在となる中、アナスタシアは辺境領の全ての重責を一人で背負うことになる。王都からの横暴な監査団の干渉、領地の資源を狙う裏切り者、そして辺境ならではの飢饉と疫病の発生。アナスタシアは「現代のインフラ技術」と「危機管理広報」を駆使し、夫の留守を完璧に守り抜くだけでなく、王都の監査団を論破し、辺境領の半独立的な経済圏を確立する。
第三の試練として、隣国との緊張が高まり、王国全体が未曽有の財政危機に瀕する。マクナル様は王国の窮地を救うため王都へ戻るが、保守派の貴族に阻まれ無力化される。この時、アナスタシアは辺境伯夫人として王都へ乗り込むことを決意する。彼女は前世の「国家予算の再建理論」や「国際金融の知識」を武器に、王国の経済再建計画を提案する。
最終的に、アナスタシアとマクナル様は、王国の腐敗した権力構造と対峙し、愛と知恵、そして辺境の強大な経済力を背景に、全ての敵対勢力を打ち砕く。王国の危機を救った二人は、辺境伯としての地位を王国の基盤として確立し、二人の愛の結晶と共に、永遠に続く溺愛と繁栄の歴史を築き上げる。 予定です……
文字数 13,829
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.12.03
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王立学園への入学をきっかけに、領地の屋敷から王都のタウンハウスへと引っ越した、ハートリー伯爵家の令嬢ロザリンド。婚約者ルパートとともに始まるはずの学園生活を楽しみにしていた。
けれど現実は、王女殿下のご機嫌を取るための、ルパートからの理不尽な命令の連続。
「かつらと黒縁眼鏡の着用必須」「王女殿下より目立つな」「見目の良い男性、高位貴族の子息らと会話をするな」……。
ルパートから渡された「禁止事項一覧表」に縛られ、ロザリンドは期待とは真逆の、暗黒の学園生活を送ることに。
そんな日々の中での唯一の救いとなったのは、友人となってくれた冷静で聡明な公爵令嬢、ノエリスの存在だった。
学期末、ロザリンドはついにルパートの怒りを買い、婚約破棄を言い渡される。
けれど、深く傷つきながら長期休暇を迎えたロザリンドのもとに届いたのは、兄の友人であり王国騎士団に属する公爵令息クライヴからの婚約の申し出だった。
暗黒の一学期が嘘のように、幸せな長期休暇を過ごしたロザリンド。けれど新学期を迎えると、エメライン王女が接触してきて……。
※長くなりそうだったら長編に変更します。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
文字数 36,488
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.25
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先行しているムーンライトノベルズに追いついてしまったので、今後は月一度程度で更新していきます
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「このまま家には帰さない。覚悟はいいな?」
気づいたら異世界の令嬢でした!
何もないところで転ぶようなドジな伯爵令嬢・リーゼロッテは、領地のお屋敷に閉じこもりで引きこもりな深窓の令嬢生活を送っていた。
使用人たちから『妖精姫』と慕われる一方、リーゼロッテは『悪魔の令嬢』と噂され!?
日本で生まれ育った知識がありながら、チートなんてみじんも発生する様子もなく、自由度ゼロの毎日に、脳内突っ込みをいれつつ過ごしていたけれど……。
リーゼロッテが十四歳のある日、王城からお茶会の招待状が。
王妃様主催のお茶会だけど、その実、女嫌いの王太子殿下のお見合い大会。
そこには会いたくない婚約者がいたから、さぁたいへん!
待ってましたのラノベっぽい展開に、退屈な日々が変わりそうな予感です?
【チート×伏線スクランブル! 異色の異世界オカルト・ラブコメディー参上です!】
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●ふたつ名の令嬢と龍の託宣【R15版】●
第一部令嬢編:第1章~第5章まで【完結】
第二部公爵夫人編:第6章~
※【R18版】ふたつ名の令嬢と龍の託宣
ムーンライトノベルズにて先行して第7章投稿中٩( 'ω' )و
文字数 2,139,283
最終更新日 2025.12.05
登録日 2020.06.17
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王宮を震撼させた暗殺未遂――その夜、名門ヴァレンシュタイン家の令嬢セシリアは、自らの身を盾にして王太子ライナルトをかばい、深い傷を負う。
命の危機を越え、目を覚ましたとき、彼女に告げられたのは過酷な現実だった。
「二度と子を授かることは難しい」――。
それはすなわち、王家の未来を支える立場にある令嬢としての「終わり」を意味していたのだが、――。
文字数 42,156
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.10.10
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卒業後の社交界の場で、フォーリア・レーズワースは一方的に婚約破棄を宣告された。
理由は伯爵令嬢リリシアを“旧西校舎の階段から突き落とした”という虚偽の罪。
すでに場は整えられ、誰もが彼女を断罪するために招かれ、驚いた姿を演じていた──最初から結果だけが決まっている出来レース。
家名にも傷がつき、貴族社会からは牽制を受けるが、フォーリアは怯むことなく、王国の中央都市に存在する全寮制のコンバシオ学園へ。
しかし、そこでは婚約破棄の噂すら曖昧にぼかされ、国外から来た生徒は興味を向けるだけで侮蔑の視線はない。
──情報が統制されている? 彼らは、何を隠したいの?
静かに観察する中で、フォーリアは気づく。
“婚約破棄を急いで既成事実にしたかった誰か”が必ずいると。
歪んだ陰謀の糸は、学園の中にも外にも伸びていた。
そしてフォーリアは決意する。
あなた方が“嘘”を事実にしたいのなら──私は“真実”で全てを焼き払う、と。
文字数 4,493
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.12.04
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貴族の三男コールは、ある日、裏切りの末に自殺した元令嬢の怨霊・グレイスの浄霊を依頼される。
グレイスは、生前の強い色欲と執着を力に変え、愛する男デビンを死に追いやろうとする恐ろしい存在になっていた。
しかし、コールは彼女の悲しい未練に気づき、デビンの身代わりとなって対峙する。
それから三年。コールは相変わらず独身のまま、独り暮らしを考えながら街を歩いていた。
そんな時、運命的な事件をきっかけに、一人の平民の少女に出会う。
その少女は、過去のコールしか知らない秘密を語り出す。
「天国は、とっても退屈で寒かったんですよ」と……
文字数 53,507
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.14
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王都の春。
貴族令嬢リリアーナ・エインズワースは、第一王子ライオネル殿下との婚約を一方的に破棄された。
涙を見せないことが、彼女に残された唯一の誇りだった。だが運命は、彼女を思いがけない方向へ導く。
「氷の公爵」と呼ばれる孤高の男、ヴァレンティーヌ公爵。
二十四人の花嫁候補を断り続けた彼の元へ、「二十五番目の花嫁」として赴いたリリアーナ。
家の体裁のための結婚――そう割り切っていたはずなのに、氷のような瞳の奥に垣間見えた孤独が、彼女の心に小さな炎を灯してゆく。
文字数 88,816
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.02
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アパレルブランド『ジェスター』の直営店で働く菊池乙葉は店長昇格が決まり、幹部面談に挑むために張り切ってスターワイドの本社へと訪れる。でもその日、なぜか本社内は異様なほど騒然としていた。専務でデザイナーでもある星野篤人が退社と独立を宣言したからだ。そんなことは知らない乙葉は幹部達の前で社長と専務の友情に感化されたのが入社のキッカケだったと話してしまう。その失言のせいで社長の機嫌を損ねさせてしまい、企画部への出向を命じられる乙葉。その逆ギレ人事に戸惑いつつ、慣れない本社勤務で自分にできることを見つけて奮闘していると、徐々に社長からも信頼してもらえるように……
そして、仕事人間だと思っていた社長の意外な一面を目にすることで、乙葉の気持ちが憧れから恋心へと変わっていく。
全50話。約11万字で完結です。
文字数 102,299
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.13
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傭兵のコウの家には、いつの間にか猫が住み着いていた。
姿は見えないけれど、多分、猫。
皿を洗ったり、洗濯をしたり、仕事を手伝ったり、ご近所さんと仲良くなったりしているけど、多分、猫。
無頓着な傭兵の青年と、謎の猫のステルス同居物語。
※一話一話が非常に短いです。
※不定期更新です。
※他サイトにも投稿しています。
文字数 43,614
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.11.12