小説一覧
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文字数 15,009
最終更新日 2026.02.19
登録日 2021.11.03
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ある男が、悪魔と契約を交わそうとしていた。だが人間を小ばかにした悪魔は、思わず大笑いをしてしまう。その結果、とんでもない事態に……。
文字数 2,770
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
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「私、あなたの運命の相手です!」
伯爵家の長子ハリーは、ある日目覚めると妖精や魔女が見えるようになっていた!おまけに魔女が押しかけ婚約者となって家にいたのだ!
シエナの魔法『愛の囁き』で妖精や魔女や精霊が視える力を手に入れてしまったハリー。祝福の力『妖精の瞳』を解呪したいハリーと解呪したくないシエナ。
おまけにこの魔法、代償として身体に反動が来るので、代償をなくすかわりにハリーはシエナとキスをしなければいけないのだ!キスは気持ちいいのに、通じない気持ちは辛くて……。
祝福の力『妖精の瞳』を巡るじれじれラブコメ!
文字数 77,589
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.26
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男性と一度も交際したことがない反動からか、こっそり趣味で官能小説を書くことに生きがいを感じているオタク女子、初音(はつね)が、初めての現実の恋にどっぷり溺れそうになる話です。相手はちょっと危険な匂いのする年下ハイスペック男子。違い過ぎる人生を歩んできた二人の男女の行く末は…?
文字数 4,854
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.30
9127
文字数 27,164
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.04
9128
「南さん……念のため、もう一度言いますね」
医師はカルテから目を上げ、言葉を選ぶように一拍置いた。
「妊娠しているのは、あなたではありません」
南 恵子は、一瞬、自分の名前を呼ばれた理由がわからなくなった。
ここは産婦人科で、診察室で、白いカーテンの向こうにはエコー機器がある。
なのに。
「……隣の、西野さんです」
医師の視線が、ドアの方へ向く。
そこに座っていたのは、
隣の家の旦那――西野ゆうじ、三十五歳。
顔色は悪く、両手で腹部を押さえ、浅い呼吸を繰り返している。
汗で濡れた額が、蛍光灯の光を反射していた。
「冗談、ですよね……?」
恵子の声は、情けないほど震えていた。
男性が妊娠する。
そんな話、聞いたこともない。
SFか、悪趣味な都市伝説の類だ。
けれど、エコー画面には、確かに“何か”が映っていた。
「週数的には、六週前後です」
医師は淡々と告げる。
六週前。
恵子の脳裏に、はっきりとした日付が浮かんだ。
雷が鳴った夜。
停電。
夫は出張中。
そして――
玄関先で、ゆうじと二人きりになった、あの夜。
「……嘘」
恵子は、思わず隣の男を見る。
ゆうじは目を閉じたまま、かすれた声で呟いた。
「やっぱり……そう、なったか」
その言葉が、何よりも恐ろしかった。
否定しない。
驚かない。
まるで、予想していたかのような口ぶり。
恵子は自分の腹ではなく、
彼の腹部から、目が離せなくなっていた。
――この中にいる“何か”は、
一体、誰のものなのか。
文字数 15,008
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
9129
長編(10万字以上)
奈良県の冬を舞台にしたミステリーですが、土着信仰の描写や、凄惨なホラー要素があります。古典のトリックを組み合わせて、新規性のある仕掛けを構築しています。HOTランキング用ジャンル設定は男性にしましたが男性も女性も楽しめます。一話二千文字程度ですので、だらだら読めます。前編はサスペンス風、後編は本格です。
文字数 79,910
最終更新日 2026.02.19
登録日 2025.11.24
9130
文字数 108,669
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.13
9131
9132
高校生活最初の昼休みが終わりに近づき、教室に戻ろうと早い足取りで廊下を歩いていた私、明神亜々子は、驚きのあまり思わず立ち止まった。
あまりに予期せず不意打ちを食らったような止まり方だったので、ズレてしまった丸眼鏡の両端を指の腹で押さえ、元の位置に戻す。
そうしてなお、まじまじと見直してみても間違いなかった。
1年2組、私の教室の前にチンドン屋がいた。
まるで、キャッチセールスのような高めのテンションで、ショートヘアの涼しげな目元の印象的な人間広告塔が、親しげな作り笑いを浮かべ、小走りでコチラに近づいてくる。
その姿は、妖怪のヌリカベを連想させた。
文字数 83,458
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.06
9133
~あらすじ~
真実の愛を見つけた姉ジュリエットは、家を捨て恋人の元へ。
私マリアベルは、姉の逃避行の手助けをし、姉と恋人の幸せを心から祈りました。
ところが、横暴なお父様は私を姉のスペアとして、レオナルド王子に差し出したのです。(実は姉、レオナルド王子の婚約者候補の一人だったのです)
そして、あろうことか、王子はその提案をアッサリと受け入れてしまいました。(それはもう全く迷う素振りもなく、アッサリと、、、)
これから、私はどうなってしまうのでしょうか?
♦♦♦♦♦
この物語はR15です。
文字数 146,560
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.24
9134
「……別に」
そう言いながら、ちゃんと受け取ってくれている。
振り向かないままの「サンキュ」。
嘘って言ったのに、ほんとは嬉しそうな横顔。
何も言わないくせに、ちゃんと覚えている。
甘い言葉はくれないけど、
気づけばいつも、そばにいる。
恋と呼ぶにはまだ少し照れくさくて、
でも確かに、心があたたかくなる。
言葉少なめヒーローたちの、
さりげなくて、ちょい甘な優しさを集めた短編集。
文字数 3,310
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
9135
俺、魯坊丸は戦国の覇者である織田信長の弟だ。
勝ち組に生まれたと喜んだ。
のんびりダラダラと過ごしていた俺の前に立ちふさがる生活の壁にぶち当たり、意図しない生活改善を始めた。
戦国時代は滅茶苦茶だ。
安全を確保していると、勝手に仕事が舞い込んでくる。
もういい加減にしてくれ。
まったく、どうしてこうなったか?
思い返すと頭が痛くなった。
さて、数え三歳になった頃に母上から字の練習で日記を書くように言い付けられた。
何でも日記とは、昔の事を思い出して書く事もあるそうだ。
これまで父の右筆に任せてきたが、親父(織田信秀)に出す手紙はなるべく直筆がよいとか?
まぁいいか。
転生とか下手な事は掛けないが、色々と思い返す事を書きつづろう。
俺の愚痴を聞いてくれ。
文字数 791,880
最終更新日 2026.02.19
登録日 2024.05.07
9136
近未来の人工海上都市エリュシオン。企業連合による統治と陰謀がひしめくこの街では、肉体互換技術によって疑似的な不死性と絶対的な支配権を獲得した上流階級にとっての楽園であった。そんな彼らの下で肉体回収業者…通称”リーパー”と呼ばれる職業に就いていた青年のヒロシ・タニシタは、不幸な事件をきっかけに彼らの支配を揺るがす超能力を得てしまう。ある者は恐れから、そしてある者は渇望から彼に興味を示し、やがて”一匹の怪物”を求めて島全土を巻き込んだ争奪戦へと突入していく…
※小説家になろう及びカクヨムでも連載中の作品です。
文字数 60,886
最終更新日 2026.02.19
登録日 2025.06.04
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9138
冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件の旦那様視点短編となります。
「君を愛するつもりはない」
結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。
出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。
愛を期待されないのなら、失望させることもない。
契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。
ただ「役に立ちたい」という一心だった。
――その瞬間。
冷酷騎士の情緒が崩壊した。
「君は、自分の価値を分かっていない」
開始一分で愛さない宣言は撤回。
無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。
文字数 1,777
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
9139
ブランシュの従姉は物語のような婚約破棄、そして魅力的な貴公子からの求婚を受けて、幸せな結婚をした。
社交界で誰からも「幸せな伯爵夫人」と讃えられる従姉。
「物語のような出来事が本当に起きると、ローズは信じてしまったのよ。愚かなことに」
その従姉が、ブランシュにだけ話した寝物語とは――――
文字数 5,050
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
9140
「ヘンリエッタ、君は強いから一人で生きていける。
でもコレットには僕がいないとダメなんだ」
十年間、婚約者デビットを支えた伯爵令嬢ヘンリエッタ。
身だしなみ、勉強、社交の根回し――すべては愛ゆえの献身。
しかし彼は、母の不貞で没落した幼馴染の令嬢を守るため、
ヘンリエッタの努力を「持てる者の傲慢」と吐き捨てた。
浮気相手と重なる手。図書室での密会。愛が音を立てて死んだ。
……そうですか。それなら、もう、結構ですわ。
そこまで仰るなら、その「強さ」であなたを地獄へ叩き落とす。
「さあ、最高の断罪劇を始めましょう?」
捨てられたはずの令嬢が、自分を安売りするのをやめて、
真の幸福を掴み取る逆転劇!
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
文字数 28,191
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.10
9141
文字数 27,689
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
9142
文字数 3,218
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
9143
9144
全ては、一人の胞子から始まった。
突然の出来事だった。
その場に居合わせた者達の証言によれば、人体の内側から、まるで夢の中の幻想のように、大きな花が咲き誇ったという。
花弁は艶やかな色合いを持ち、朝露のように輝き周囲には、その甘くて重たい香りが漂い、まるで現実とは思えない光景が広がった。
人の体から、あのような美しい花が。
居合わせた者達は、驚きと苦悩に満ち、その瞬間、内なる世界が外に解き放たれたかのように感じられた。
周囲の人々は、その異様な光景に息を飲み、興奮と恐怖が交錯する中で、誰もがその瞬間を忘れることができないだろうと思った。
その胞子は、まるで春の強風のように、世界へ瞬く間に拡散した。
街中に広がり、無垢な空気を染め上げた。
人々はその影響を感じ始め、心の奥に潜む恐怖がゆっくりと顔を覗かせる。
胞子が肌に触れると、温かさとともに奇妙な感覚が広がり、やがて彼らの身体は不気味な変化を遂げていった。
目は異様な光を帯び、手足は歪な形状へと変わり、彼らは人ならざるものへと姿を変えた。
友人同士の面影は消え、かつての笑顔も失われていく。
人々がもはや人間ではなくなって行く様は、見る者に深い絶望を与えた。
その変貌は、まるで呪いか悪夢のように、街を覆い尽くしていったのだ。
ーーーしかし、皮肉なことに、その胞子は文明を促進させる結果となった。
変異を遂げた者達は新たな能力を身につける者もいれば、不可能とされていた技術を生み出すことができるようになった者。
その一方で、従来の人間であり続ける者達も、その変化を目の当たりにしながら、共存を余儀なくされた。
彼らの中には、変異を受け入れ、自ら新たな姿に生まれ変わった者もいれば、戸惑いを抱える者、変化を拒み自ら命を断つ者も存在した。
その出来事は日常の一部となり、街はかつてとは異なる形に再生していった。
やがて、混乱と革新が入り交じり、様々な姿を持つ者たちの日常が織り成されるようになった。
それは時に美しく、時には恐ろしい光景であり、かつての人間としての絆が薄れていく様子は、誰の心にも重くのしかかった。
ーー変化した者達を人は【異形者】と呼んだ。
文字数 44,353
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.16
9145
文字数 7,840
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.18
9146
9147
作品のホラーの中で好評である続編であります。
作者が体験した奇妙な怖い体験や日常的に潜む怪異や不条理を語ります。
あなたはその話を読んでどう感じるかはお任せいたします。
文字数 10,187
最終更新日 2026.02.19
登録日 2025.06.25
9148
国が滅びた? ならば極上のキャンプ飯で、ヤクザな邪神をヒモにしましょう!
【あらすじ】
「我が国の希望よ、この魔法ポーチに宝を詰めて逃げなさい!」
――武闘派獣人の侵攻により、たった3日で陥落した小国ポポロ。
しかし、城の奥深くで「籠の鳥」として育った世間知らずの第一王女リアナが国宝のポーチに限界まで詰め込んだのは、金銀財宝ではなく……愛用の「キャンプ用品」と「お気に入りフライパン」だった!?
逃げ込んだ地下の最終ダンジョンで、リアナはかつて世界を滅ぼしかけた最凶の邪神(※ただし現在はインテリヤクザ風)デュアダロスと遭遇する。
「小娘、俺の封印を解けば追手を塵にしてやるよ」
その甘い言葉に乗って封印を解いたリアナだったが、なんと彼女の隠されたユニークスキル【服従の輪(スレイブ・ヘイロー)】が発動!
絶対の力を持つはずの邪神は、ちょっとでも姫に逆らえば「孫悟空の輪っか」のごとく頭を激しく締め付けられる、絶対服従のポンコツヤクザと化してしまった!
さらに、絶食明けで腹を空かせた邪神に、リアナが「三面記事ばりの命乞いをする魔物野菜(ネタキャベツ)」と「ジューシーな肉椎茸」の絶品キャンプ飯を振る舞うと……
「美味え……! 娑婆の飯は美味えなぁ……!! 嬢ちゃん、食後の葉巻はねぇか!?」
「持ってるわけないでしょ! 『太郎国』に行けば売ってるかもですが」
「決まりだな。俺たちは今すぐその『太郎国』へ行くぞ!」
かくして、無慈悲な包丁さばきを見せる天然お姫様と、美味い飯と葉巻に完全餌付けされた最強の極道(ヒモ)神による、前代未聞のグルメ・キャンプ逃避行が幕を開ける!
【✨ ここが読みどころ! ✨】
圧倒的ストレスフリー! どんな強敵が来ても、指パッチン一つで粉砕する邪神(※ただし姫には頭が上がらない)の爽快感!
深夜に読んではいけない飯テロ! 悲鳴を上げる野菜、滴る肉汁、そしてキンキンに冷えた缶ビール! 異世界の極上キャンプ飯が食欲を刺激します。
規格外の凸凹コンビ! 常識外れのピクニック気分な天然姫と、思わずツッコミに回る哀れなヤクザ神の掛け合いは爆笑必至!
文字数 29,647
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.14
9149
――「おかえり、クラリス」
その人の頭部を抱きしめた男は、満ち足りたまま世界を焼き払った。
すべてを終わらせるため、最後の力を解き放とうとしたその瞬間――
一人の女性が、死にゆく世界へと降り立つ。
差し伸べられたその手を取ったことで、次の物語が始まった。
……はずだった。
目を覚ますと、なぜか“少女”になっていた。
メイド曰く「女の子にバージョンアップ」したらしい。
誰にも見せられない下着を着せようとするメイド。
やる気のない目だけで師匠認定してくる弟子。
世界を終わらせたはずの少女は、笑顔と違和感が同居する日常に放り込まれていく。
だが、世界は欠けていた。
権力の空白、生徒誘拐事件、歪んだ技術、そして世界に空いた因果の穴。
賑やかな日常の裏側で、確かに“何か”が軋んでいる。
少女はかつての弟子を馬車馬のように働かせ、
世界に残された歪みを清算するため、最後の仕事に取りかかる。
――『共鳴者』という、罪の名を背負って。
※執筆は人間が行い、誤字脱字チェックおよび表現の調整にAIを補助的に使用しています。
※小説家になろうにも投稿しています。
文字数 5,589
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
9150
侯爵令嬢エリアナ・ヴァルトハイムは、第二王子の婚約者だった。しかし「女が商売に口を出すな」と婚約破棄され、新しい婚約者には何も言わない従順な令嬢が選ばれる。父にも見捨てられたエリアナは、自由商業都市アルトゥーラへ。
前世の経営コンサルタントの知識を武器に、商人として成り上がる。複式簿記、マーケティング、物流革命——次々と革新を起こし、わずか一年で大陸屈指の豪商に。
やがて王国は傾き、元婚約者たちが助けを求めて土下座してくるが、エリアナは冷たく突き放す。「もう関係ありません」と。
そして彼女が手に入れたのは、ビジネスでの成功だけではなかった。無愛想だが誠実な傭兵団長ディアンと出会ってーー。
文字数 68,317
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
9151
文字数 231,441
最終更新日 2026.02.19
登録日 2021.07.29
9152
9154
どうせ裏切られるなら、信じるべきじゃない
黒い潮――呪いと呼ばれる汚染に蝕まれた世界。
かつて裏切られ、家族も居場所も失った魔法師セレナは、
唯一黒い潮を浄化できる存在として、幻の〈ルーメニクス大魔導図書館〉に身を寄せていた。
ある時、「黒い潮の調査」と「図書館のお使い」の旅をしていたセレナは、
北方の街で、銀の髪と湖の瞳を持つ青年――イグニス・カルフレインと出会う。
イグニスもまた、皇帝陛下の命を受け、「黒い潮の調査」を秘密裏に行っていた。
セレナはイグニスから、協力関係の契約を持ち掛けられ、渋々その契約に同意する。
そして、イグニスのまっすぐな視線と言葉に戸惑いながら、
失くしたはずの温もりを思い出していく。
だが、その出会い――再会こそが、
何度も繰り返してきたことを忘れた世界に、再びエラーを刻むことになる。
それは、最後のループの始まりだった。
文字数 40,846
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.12
9155
『閉ざされた診察室』
その町の診療所では、奇妙な噂が広がっていた。
「夜中に、誰もいないはずの診察室で足音がする」
看護師の佐倉(さくら)は、その噂を信じていなかった。
診療所は古いが、幽霊が出るような場所ではない。
だが、ある夜、遅番だった彼女は確かに聞いたのだ。
――コツ、コツ、コツ。
診察室の奥から、ゆっくり歩くような音。
「先生?」
返事はない。
恐る恐るドアを開けると、診察室には誰もいなかった。
机の上にあったのは、患者のカルテが一冊だけ。
そこに書かれていた名前は、
三年前に亡くなったはずの患者だった。
翌日、佐倉は院長にその話をした。
院長は一瞬だけ顔をこわばらせ、こう言った。
「古いカルテは処分したはずだ。気のせいだろう」
だが佐倉は納得できなかった。
夜、もう一度診察室を調べると、床に白い粉が落ちているのに気づいた。
それは――
チョークの粉だった。
診察室には黒板などない。
では、どこから?
彼女は古い記録室を調べた。
そこには使われていない小さな部屋があり、
壁一面に、チョークで文字が書かれていた。
「私は殺された」
震える手で調べると、
三年前に亡くなった患者は、
“自然死”と処理されていたが、
実際は薬の量を誤って投与されていた可能性があった。
そのミスを隠したのが――
当時の担当医、つまり今の院長だった。
足音の正体は幽霊ではない。
夜ごとに記録室へ通い、
証拠を消そうとしていた院長のものだった。
佐倉は警察に通報した。
数日後、院長は姿を消し、
診療所は閉鎖された。
それ以来、夜の診察室で足音が聞こえることはなくなった。
ただ一つ、壁に残った文字だけが、
今も薄く消えずに残っている。
「私は殺された」
――それは、真実を暴いた者への
最後の証言だった。
文字数 899
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
9156
目付きが悪く、人から怖がられてしまっている【士郎(シロウ)】はある日、雨に打たれて弱っている黒猫【クロ】を拾った。
自分を怖がらないクロに対して浮かれる士郎、しかし、クロはただの猫ではないようで…?
若干メンヘラ気質の猫の獣人攻め×目付きがコンプレックスで攻めに振り回される受け。
r18描写多めになっています。
文字数 87,712
最終更新日 2026.02.19
登録日 2025.10.26
9157
9158
霊や妖《あやかし》が“見える人”が増え、
妖怪・悪霊による事件も日常的になった日本。
国は対抗策として「除霊師」という国際資格を整備し、
東京にはそのエリートを育成する高校――通称・除霊高《じょれいこう》がつくられた。
その学校に通う|桜木舞桜《さくらぎ・まお》の正体は、
膨大な霊力と「緋眼《ひがん》」を持つ特別な巫女――|緋巫女《ひみこ》。
相手の筋肉の動きや感情、嘘さえ見通してしまうその目を、
彼女は「忌むべき力」と呼び、自分をただの“人形”として使い潰してきた。
「誰かが不幸にならなきゃ、平和なんて守れない」
舞桜の選ぶのはいつだって“誰かを犠牲にする”現実的な最善。
そうやって世界の汚れ役を一身に引き受けてきた。
そんな彼女の前に現れた転校生・|天宮漣《あまみや・れん》。
口は悪くてノリも雑だけど、腕は一流の除霊師候補。
そして何より、こう言い切る少年だった。
「誰かが不幸になる平和なんて、クソ食らえだ。
俺は“誰も不幸にならない”やり方を証明してみせる」
全てを救うと豪語する少年と、誰かを犠牲にしてでも守ろうとする少女。
価値観の違うふたりは、時に反発し、時に共闘しながら、
ある事件をきっかけに、
「守る」とは何か、「正しさ」とは何かを突きつけられていく。
そして、舞桜が心の奥底に隠してきた“もうひとつの力”――
人間であることを少しずつ手放していく代償付きの奥の手も、
ゆっくりと彼女を追い詰めていく。
これは、世界のために心を捨てた“人形の緋巫女”が、
もう一度、自分の感情と向き合わされる物語。
希望と絶望のあいだを何度も行き来しながら、
舞桜は今日も、誰かの幸せのために世界を殴り書く。
文字数 20,363
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.01.28
9159
会社を辞めた敦史は飲み屋街で偶然出会った先輩、芳樹にとあるアルバイトに誘われる。
「廃墟に一週間住めば20万出すけど」
不安を感じていた敦史だったが投稿ホラービデオの撮影と言われ承諾する。
足音、笑み、疑心、女、そして儀式。
文字数 8,131
最終更新日 2026.02.19
登録日 2023.11.08