完結済み 小説一覧

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恋愛 完結 短編
「――剣は、やめろ」 目の前の少女の唐突な発言に、アルスランは思わず眉をひそめた。 目の前にいるのは十二歳にして王国一の騎士から最年少で宝剣を授かった少女だ。同年代の少女と比べても小柄だが、その身に秘めた力はそこらの騎士をはるかに凌駕する。 アルスランが忠誠を誓った王の娘であり、この王国の正当な後継者でもある少女だった。 「何を急に……?」 アルスランは戸惑いながら聞き返した。 先ほどから剣の鍛錬をしていたので、それを見ていた少女が急に止めたことに疑問を覚えたのだ。 「だから、剣をやめろと言ったんだ」 「……それは命令でしょうか?」 「違う」 アルスランの言葉に少女は首を振った。だが、その表情にははっきりとした意志が込められていた。 命令ではないとしたら、それは何を意味するのか。 「……理由をお聞かせ頂いてもよろしいでしょうか?」 「そんなものは決まっているだろう」 アルスランが尋ねると、少女は力強く答えた。 「私がお前を鍛えるからだよ」 その発言に、アルスランは目を見開いた。それからゆっくりと首を振り、少女に対して笑顔を見せる。 「……いくら殿下と言えど、それは無理です。剣の鍛錬をやめろと言われてやめられるはずがありません」 冗談めかして言うと、少女が不満そうな表情を浮かべる。 「私は本気だ」 「本気なのは十分伝わっておりますよ」 アルスランは苦笑しながら言うと、剣を鞘にしまった。 「ですが、私の剣は殿下をお守りする為のものです。いくら殿下でも、それは譲れません」 そう伝えると、少女は眉根を寄せた。どこか寂しそうな表情を浮かべながら口を開く。 「それは分かっているが……しかしな……」 そのまま黙り込んでしまう少女を見て、アルスランは困ったように笑った。そして少女に向かって優しく話しかける。 「殿下、ご心配なさらずとも大丈夫です」 「……アルスラン?」 少女は不思議そうな顔をしながら彼を見た。彼は穏やかな笑みを浮かべながら続ける。 「殿下が私に剣を捨てろと仰るなら、私は喜んで捨てましょう。ですが、私が剣を捨てるのはあくまで『守るべきものがある時』です」 少女はじっとアルスランを見つめ、彼の言葉を聞いていた。そして静かに口を開いた。 「……そうか。それならいい」 少女のその答えに、アルスランは思わず安堵の息を漏らした。 「ありがとうございます、殿下」 アルスランが礼を言うと、少女は小さく頷いて踵を返した。そのまま歩き出す少女の背中に向かって声をかける。 「殿下?」 「……剣は好きか?」 少女が振り返って尋ねる。彼は微笑んだまま答えた。 「ええ、もちろんです」 その言葉を聞いて、少女は再び歩き出した。そのまま足を進めていくと、城の出入り口の前で立ち止まった。彼女は振り向くと、少しだけ寂しそうな表情を浮かべながら言った。 「……私も好きだぞ」
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文字数 1,328 最終更新日 2023.12.29 登録日 2023.12.29
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恋愛 完結 短編
 その日の晩のこと,悪役令嬢の私は,王太子殿下との婚約を一方的に破棄された。 「なあ,キャロライン」 婚約を破棄されたことに絶望して憔悴している私に,殿下は話しかけた。 「俺はおまえが好きだと思ったから婚約したんだ」 えっ? いきなり何を言い出すんですか? 「おまえは決して悪い娘ではないと思う」 何かイヤな予感がするんですけど……。 「でも……性格が悪すぎる!! こんなのと一生暮らさなきゃいけないかと思うと,とてもやっていけない!」 「私だって,あなたみたいな暴力男とは一緒にいたくありませんわ!」 「なんだとう! こっちが下手に出てやったら図に乗りやがって!! お前なんかこっちから願い下げだ! もう2度と王宮に顔を出すな!!」 私は悪役令嬢らしく,ヒステリックに叫んでやった。 「ああ,出てってやるさ! こんな性格ブスと婚約してやってるなんて,俺の一生最大の汚点だ! もう金輪際俺に近づくな!」 殿下は捨て台詞を吐いて去っていった。 ああ……これでようやく私も婚約破棄された娘の仲間入り。でもすっきりしたわ。あんな奴の嫁にならずに済んだんだから。 そして私はさっさと王都に帰って行った。もうこんなところに用はないからね。 でも私ったらうっかりしてたわあ。悪役令嬢らしくって,婚約者を罵る時って,たいてい婚約破棄までさせるってこと,すっかり忘れてた。 まあ仕方ないか。こういう性格なんだから。 でもこれからどうしよう? もう悪役令嬢失格な私なんて誰も嫁にもらってくれないわよね……。 そうだわ! ダメ元で王太子殿下のところに行ってみよう! そう決心すると,私は早速王宮に向かった。そして門番に尋ねた。 「あのう……王太子殿下はお元気ですか?」 もう私の存在など忘れられているはずと思いつつ,私はダメ元で聞いてみた。すると門番は「もちろんです!」と答えた。 よかったあ! 忘れられていなかったのね! 私はほっとして門番に尋ねた。 「王太子殿下は今も私の手紙を大事に持っていてくださいますか?」 門番は言った。 「もちろんでございます」 えっ!? もう忘れずに持っていてくれているの? 私ってマジで愛されてるじゃないの!! 感動したわ……そしてますます殿下が好きになったわ。 ああ,早くこの気持ちを伝えたい!! そんな訳で,私は早速王宮に上がり,王太子殿下の執務室に向かった。 「やあ……久しぶりだな」 「はい……」 殿下は私の顔を見ると嬉しそうに微笑んでくれた。私は嬉しさのあまり胸がきゅんとなった。もうすっかり虜になっているのだ。 「さて……今日は何の用かな?」 「あの……実はお願いがあるのです」 私がそう言うと,殿下は興味深そうに聞いてきた。 「どんなことかな?」 「実は……婚約破棄されてしまったので……」
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文字数 1,461 最終更新日 2023.12.29 登録日 2023.12.29
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恋愛 完結 短編
「……つ、疲れた……」 寮に戻ってきたわたしは、部屋に戻って早々ベッドへと倒れ込んだ。 入学式初日からあんなことがあったせいで、精神的な疲れがどっと出た気がする。 いやまあ入学式の挨拶はわたしがやるって決めたんだし?カイルにも『ヴィーカにやらせろ』と頼まれたけど、わたしがやるって決めたから別にいいけど。 ……でも、明日以降の挨拶は誰かに代わってもらったほうがいいかな……。 「いやでも初日の挨拶もあの有様だし、他の上級生にはわたしが目をつけられてるかもしれないんだよね」 わたしはガブリエラ=フェルラルドで、ヴィーカはアルトゥール=ゲゼルということになっているのだから。 そんな立場にある人間が入学式初日に新入生代表挨拶をすっぽかして、なおかつ生徒会長からの挨拶を断るという暴挙をやらかしたとなれば、そりゃあ嫌でも悪目立ちするよね。 「まあいいけど……寝よう」 考え事しているうちに眠くなってきたので、わたしは制服から着替えることもなくそのまま寝ることにした。 さっさと寝て頭をすっきりさせたほうが良い気がするし! * * (……うーん) 翌朝。 目を覚ましたわたしが最初に感じたのは違和感だった。 (身体が痛い……?) このベッドは最高級の品質を誇る学園の備品なのだが、寝心地には定評のある高級品だ。 なのに……妙に身体の節々が痛む気がする。 これはどういうことかと思いながら身体を起こすと、制服のまま寝ていたことに気付いた。 (……制服のまま寝てたのっていつぶり?) 慣れない学園生活で疲れていたのだろうか。 わたしは普段、寝間着に着替えてからベッドに入るし、学園では生徒会役員としての仕事もあるから、こんな格好で寝ることはほとんどないのだが……まあたまにはこんなこともあるだろう。たぶん。 とりあえず、眠気を覚ますためにも顔を洗うことにした。 (……え、ちょっと待って) 洗面所に向かうわたしの足が止まる。 鏡に映ったわたしの顔は……目の周りが真っ黒だった。 (なにこれ!?なんで真っ黒なの!?) 慌てて手鏡を出して確認すれば、黒いのは目元だけじゃない。ついでに言えば顔色も悪かった。そういえばどことなく唇の血色が悪い気もするし、昨日よりも輪郭がシャープになっている気がする! なんで!? 「……っ!?」 呆然と立ち尽くしていたわたしは、急に襲ってきた眩暈に思わず壁に手をついた。 (なんだこれ、身体が……だるい……!) これはどう考えても発熱している。 保健室に行けば解熱剤がもらえるだろうが、入学式の後は在校生から新入生に向けての説明があるはずだ。体調不良を理由に休むわけにはいかない。 (こんなときのための万能解熱薬じゃないの……!?) いやまあ万能は言いすぎかもしれないけど、それでも大抵の病気や不調には効くはずなのに!なんで今朝に限って効いてないの!?
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文字数 1,273 最終更新日 2023.12.29 登録日 2023.12.29
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恋愛 完結 短編
私は理解できずに頭が真っ白になってたいた。 「お父様、もうこれ以上は……」 「そんな男の事など放っておけ!」 私の言葉も耳に入らないのか父は怒りを露わにする。 今までに見た事の無い父の姿に私は恐怖してしまっていた。 「我が家の恥さらしめ! 貴様の様な者が次期当主であるはずがない!」 そんな父の言葉にお母様が泣きながら訴える様に口を開く。 「……あなた、これは余りにも酷いですわ」 「お前は黙っておれ!」 怒鳴る父の言葉にお母様は体を震わせる。 (私のせいだ。私がもっとしっかりしていればこんな……) 自分の力の無さに私は唇を噛んだ。 (私が悪役令嬢として振舞えばこんな事にはならなかったのに) 自分の心の弱さに後悔していた。 そんな時、父が私の方を向きながら口を開く。 「お前がこの家の顔に泥を塗ったのだぞ!」 「お父様、そんな言い方は……」 母の助けにも耳を貸さず父の言葉は続く。 「お前はもう公爵家のご子息に嫁ぐ資格は無い」 父の言葉は深く私の心に突き刺さった。 「そんな! どうしてですか!」 私は父に向かって叫ぶが、父は私を睨みつける。 「お前は公爵家のご子息にふさわしくないと分かったからだ」 そんな父の態度に私は涙を流した。 (こんな事になるなんて……) 後悔しても遅かった。 「お前の処遇については追って連絡する」 それだけ言い残して父は部屋を出て行ってしまった。 「待って下さいお父様!」 私の声にも耳を貸さず父は出て行ってしまったのだ。「そんな……私どうすれば……」 私は一人泣き崩れた。 (私が悪いんだ。お父様に認めてもらえる様にもっと頑張るべきだったんだ) 後悔しても遅かった。 (折角、公爵家のご子息と婚約が整って幸せになれるはずだったのに……) 今までの人生を振り返ると涙が止まらなかった。 それから数日間、私は部屋に閉じこもり続けた。 食事も喉を通る事は無く衰弱していくばかりだった。 そんな私を見かねてお母様が優しく私の背中をさすってくれたのだ。 「ごめんね、リリア。こんな酷い目に遭わせてしまって」 「お母様は悪くないです……」 お母様だって辛いはずなのに私を気遣ってくれたのだ。 そんな時に扉がノックされる。 「リリア様、お久しぶりでございます」 扉の先にいたのはマリアだった。 「どうしてここに?」 私の疑問に答える様にマリアは話を続ける。 「公爵様の計らいでリリア様がお食事を取りに来ていないとお聞きしましたので私がお食事をお運びしに来たのです」 (公爵家のご子息が?) 私が考えているとマリアは私に話し続けた。 「公爵様からリリア様のお気持ちを第一に考えろとご命令を受けましたので……それで、どうなさいますか?」
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小説 40,017 位 / 219,424件 恋愛 17,639 位 / 64,385件
文字数 2,008 最終更新日 2023.12.28 登録日 2023.12.28
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恋愛 完結 短編
今は訳あって、貧乏男爵家の居候になっている。 悪役令嬢としての知識を使って、貴族社会で成り上がるか? そう思っていたのだが……。 「あなた、どうしてそんな格好でいるの? そんな格好ではご令嬢と呼べないわ」 私は鏡に映る自分を見た。 寝巻きに使っているネグリジェを身につけた姿だ。髪は解かれ、寝起きのボサボサ髪だ。 これは前世でも見慣れた光景である。 今の私は、まさに貧乏男爵家の娘そのものである。 そんな私に声をかけてきたのは、メイド長のアルマさんだ。 「ご令嬢に成り上がるとかバカなことを考えてないで、今のままでいいから勉強しなさい」 「はーい」 そうなのだ。 私はこの屋敷の居候になって以来、お嬢様とは呼ばれていないのだ。 あれ? 私って……貧乏貴族の娘だよね? 前世で読んだ漫画の悪役令嬢に転生したけど、今は貧乏貴族の娘。これってどんな状況? ……私は思い付いた。 この設定、なんか使えるんじゃない? 「アルマさん……ご相談があるんですけど……」 「なんですか?」 私はお嬢様っぽく言ってみた。 「私……家庭教師になりたいんです!」 「……は?」 アルマさんが固まった。 この世界は、魔物という脅威が存在するためか、魔法が発達している。また科学の発展はあまり見られない。 「魔法ってすごいですよね……」 「ん? ああ、これか? これは熱を操ってるんだ」 私はアルマさんに教わりながら、水の入ったバケツに手をかざしていた。 すると手の先から熱を感じることができるようになったのだ。これが魔法だそうだ。 私の掌に集まった熱が形になっていくのは、とても神秘的である。だが、どんどん熱くなるので手を離せない。火傷するわ! 私は慌ててバケツの水に手を突っ込むと、バケツの水が氷に変わった。 「アルマさん! 手、火傷しそうでしたよ!」 「あらあら」 私が抗議をすると、アルマさんは楽しそうに笑った。 どうやら私は、魔法の才能があるらしい。しかも魔法適性が高いそうだ。 実は私は、悪役令嬢に転生する前は医者を目指して勉強していたのだ。医学書を読み漁り、解剖図を見ていた私には魔法の理屈がよく分かるのだ。たぶん……医師としての知識も役立つだろう。私の知識を持ってすれば医者としてのし上がるのも簡単だろう。 「お嬢様、そろそろ休憩にしましょう」 アルマさんと共に屋敷に帰ると、リミスがお茶とお菓子を用意して待っていた。 アルマさんとリミスは仲が良いらしく、いつも二人で楽しそうにお喋りしている。 ちなみにこの家の使用人達は皆んな可愛い美少女である。屋敷の主人が美少年だから使用人も美男美女ばかりなのだ! そしてそんな美女達の中に囲まれた私は……悪役令嬢であるはずなのになぜか地味だ……。 .........家庭教師になって、知識で成り上がってみせますわ!!!
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文字数 1,128 最終更新日 2023.12.27 登録日 2023.12.27
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恋愛 完結 長編 R15
何があっても、俺のものにしたい。 一人の女の生きる理由になりたい、男の話。
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小説 219,424 位 / 219,424件 恋愛 64,385 位 / 64,385件
文字数 46,535 最終更新日 2023.12.26 登録日 2023.11.07
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恋愛 完結 短編
「こんな展開、誰が予想できますか!?」 「落ち着くにゃー。騒いだところで現状は変わらないにゃー」 「うぐぐ……」 確かにその通りだ。ここで何を言ったところで私の婚約破棄が取り消されるわけでもないし、お父様は私が婚約を破棄されたと聞けば激昂して絶縁を言い渡してくるだろう。つまり私にできることは何もないのだ。 ……こうなったらもう仕方ないわね! 私なりに婚約者に捨てられないよう頑張るしかないわ! 「分かりました。これから私はお父様と縁を切る方向で頑張ります」 「決断早いにゃー!?」 「もう仕方ないでしょう? こうなったら貴族の令嬢らしく優雅な人生を捨てる覚悟を決めるしかないじゃないですか!」 どうせすでに婚約破棄されているのだから、貴族としての生活を捨てて平民になったって構わないだろう。むしろその方が自由に生きられるかもしれないわね。それに元々、私は平民寄りの考え方をしているので今の生活は性に合っているような気がするし。 よし、決めた! お父様には申し訳ないけど、私は自由に生きるわ! 「というわけで、今後ともよろしくお願いしますね、猫神様」 「あー……分かったにゃ。とりあえず君がそう決めたのならそれでいいにゃ。でも僕としては人間社会のことには干渉しないようにしてるからあまり力にはなれないと思うにゃ?」 「構いませんよ。むしろ私が猫神様に頼ってしまうのは問題でしょうから、これまで通り勝手気ままに生活していただいて構いません。ただ、時々相談に乗っていただけると嬉しいです」 「了解にゃ。まあ、何かあれば呼ぶと良いにゃ」 「はい! ありがとうございます!」 よし、これで猫神様との繋がりは確保できたわ。これで猫神様経由でお父様に婚約破棄の件を報告してもらえるわね。もちろん私のことが嫌いになったのなら仕方ないけど、せめて私の話を聞いてくれたら嬉しいなぁ……。 「おっと、そろそろ時間にゃ。僕はこの辺で失礼するにゃ」 「えっ? もう帰るんですか?」 「僕はただの猫だからにゃー。あまり長い時間ここで過ごしていると色々と不都合が出るにゃ」 「そう……ですか。分かりました。ではまた今度、お会いしましょう!」 「うむ! また会える日を楽しみにしているにゃ!」 そう言って猫神様は姿を消してしまった。うーむ、本当に自由な人だわ……。でもその自由さがちょっと羨ましいわね。私もあんな風な生き方ができたらよかったのになぁ……。 よし、とにかく今はお父様と話をすることだけを考えましょう! さあ、いざ出陣! *** 「お父様、少しお時間よろしいですか?」 「なんだ、リーゼロッテ。今日はずいぶんと早いな」 そう言ってお父様はちらりと私を見たあと、再び書類に目線を戻した。
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文字数 2,019 最終更新日 2023.12.26 登録日 2023.12.26
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恋愛 完結 短編
だって私はヒロインではなく、当て馬の悪役令嬢だから。 私が誰かと結婚しても、その相手が不幸になるだけだと分かっているから。 でも── (もしこのひとと結婚したら) 『運命の女神はあなたのほうですよ』 (このひとだけは絶対に悲しませたくなかった) 『やっぱり僕の目に間違いはなかったです』 (きっと幸せに……) そんな根拠のない確信を抱くほどに美しい横顔に、思わず目を奪われてしまう。 ああ……そんな目で見ないで。 そんな優しい声で囁かないで。 だって── 「……もう、分かった」 「え?」 「わたし……あなたの花嫁になります。なってあげるわ! 仕方がないから!」 思わず大きな声が出てしまう。 そんな私に、彼は一瞬びっくりした顔をして……それからすぐに満足そうに微笑んだ。 ああもう……心臓が痛い。ドキドキしすぎて胸が破裂しそうだ。 「よかった」 そう言って、彼が私の手を取る。 私はその手を握り返すこともできず、ただ呆然と立ち尽くしたまま……真っ赤な顔を隠すように俯いた。 ◇◆◇ 「ぼっちゃま。そろそろお時間です」 そんな執事の声に促されるように、僕は読んでいた本を閉じる。 もうそんな時間か。どうやら彼女といると時間が経つのが早いみたいだ。 (そういえば) 結婚の承諾を得たはいいけど……結婚式まではまだ少し時間がある。 (なにをしよう) 結婚するからと言って、特に何かを変えなければいけないということはないだろう。 ただ、この関係に名前がつくだけ。 僕と彼女は婚約者になったのだ。 「ぼっちゃま」 そんなことを考えていると、再び執事に名前を呼ばれる。 「もう時間ですか?」 そう尋ねると、彼は呆れたようにため息をついた。 「本日は奥様とのデートだと申し上げたでしょう」 「……そうでしたね」 ああそうだ。そういえば今日は彼女とデートに行く約束だった。 (さて……) 準備をしないと。そう思ったが、どうにも身体が重い。 今日のためにいろいろ考えてきたけれど、彼女に受け入れてもらえるのか不安でたまらないのだ。 (結婚は了承してもらったけど) もし断られていたら? 僕と結婚するのはやっぱり嫌だったと言われたら? そんなことばかりが頭の中を巡ってしまって……すごく緊張している。 (どうしよう……) そんなことを考えているうちに時間だけが過ぎていった。
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文字数 1,018 最終更新日 2023.12.26 登録日 2023.12.26
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両親を失ってから、叔父に引き取られていた柳要は、邪魔者として虐げられていた。 そんな要は大学に入るタイミングを機に叔父の家から出て一人暮らしを始めることで虐げられる日々から逃れることに成功する。 しかし、長く叔父一族から非人間的扱いを受けていたことで感情や感覚が鈍り、ただただ、生きるだけの日々を送る要……。 そんな時、バイト先のオーナーの友人、風間幸久に出会いーー
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知らない女からの電話
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宮城県仙台市に住む韓国人ハーフのハルは、ある日仙台市の商店街でひったくりにあう。 その時にひったくり犯を捕まえた日本人の美青年晃と出会い。晃との仲良くなるうちに恋に落ちていく。 しかし晃の両親は、ハルと付き合うのに反対する。 苦悩するハルにある日、テロ事件の容疑者として冤罪逮捕されてしまう。 無実の罪を着せられてハルは晃との再会の為に生き延びる決意をする。
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★完結しました。ありがとうございました! わがまま王女のリーリアは、魔法も勉強も苦手。 父や母、兄達に甘やかされてのんびりと暮らしていた。だがある日、隣国が攻めてきてリーリアの生活は一変する。 両親や兄達は圧政を敷いていたと処刑され、リーリアは幽閉された。 大好きな家族の元に行きたいと、幽閉された塔から飛び降りたリーリア。死ぬ間際に助けようとしてくれたのは、どこかで見た事のある男だった。 ※別サイトにも投稿中
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 ある地方都市で暮らす女子高校生・御角 倫(みかど りん)。  彼女の家には、なぜか織田信長を筆頭に、週に一度さまざまな武将が訪れてくる。  織田信長と伊達政宗との出会い。  真田兄弟の時空を超えた絆の強さ。  信長と敗走する明智光秀や関白・豊臣秀吉との邂逅。  時間も時空も超えて訪れる武将たちは、倫が振る舞う美味しい現代飯の虜になっていく。  今日も武将たちと倫の間に起こる日常の『飯』物語。
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『Ωだからなんだ!』  そんな前向きに生きようとする、東川 暁歩(うのかわ あきほ)は保育士を目指す短大生だ。  そんな中、バイト先の居酒屋にてバカ騒ぎする大学生集団が。  Ω差別連発のセクハラにうんざりしつつもグッと耐えていた暁歩だったが、αである久遠 凪由斗(くおん なゆと)の。 『Ω男なんて気持ち悪い』  の発言をトドメに、ついにキレてしまう。  しかし後日。凪由斗が目の前に現れて――。  オレ様気質のクズ系α    ×  朝ドラヒロイン系?真面目Ω  のケンカップル(?)誕生までのお話。
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コーヒー、タバコ、栄養ゼリーだけで生きている『医者の不養生』を地で行く心臓外科医・世良貴之。そんな不摂生極まりない彼を心配して、何かと世話を焼く看護師の片倉瑠維。貴之が主治医を務める幼なじみ・桃瀬朔也への、貴之の特別な想いに気づいた瑠維は。
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文字数 24,799 最終更新日 2023.10.24 登録日 2023.10.19
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BL 完結 長編
大阪から東京本社の営業部に異動になって三年目になる佐伯怜二。付き合っていたはずの"カレシ"は音信不通、なのに職場に溢れるのは幸せなカップルの話ばかり。 そんな時、入社時から面倒を見ている新人の三浦匠海に、ふとしたきっかけでご飯を作ってあげるように。発言も行動も何もかも直球な匠海に振り回されるうち、望みなんて無いのに芽生えた恋心。…もう、傷つきたくなんかないのに。
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文字数 53,502 最終更新日 2023.10.18 登録日 2023.10.09
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BL 完結 短編 R18
 無口無表情、何考えてるか分からない高校生αと、玉の輿希望の逞しい年上Ωのドタバタラブコメディ!?  西森 瑠衣 (にしもり るい)  野望に燃えたフリーター(20)  自分がΩだと分かってから、紆余曲折経て決意したのである。  玉の輿にのってやる――と。  希望年収は1000万以上、高学歴で顔よしスタイル良しの高望み婚活中!  βの妹がいる。  東海 遼太郎(とうかい りょうたろう)  西森家のお隣さん。高校生(17)  背は高くイケメンだが無表情に無愛想。昔はたいそう可愛かったが、思春期も相まって今ではすっかり寡黙なα男子に。  しかしスポーツも勉強も万能で、友達は多い。  一人っ子で幼い頃から瑠衣のことを兄のように慕っていたが……?      ――瑠衣は困惑していた。    マッチングアプリでの婚活中、トラブルに見舞われた時に颯爽と現れた少年。  年下の幼なじみの遼太郎にいきなり婚活のダメ出しをされたのだ。   『こういうの高望み、っていうんだぞ』 『いくら若くて希少なΩでもこれじゃあ売れ残る』 『αなら誰でもいいのか』  ムッとして言い返そうとした瑠衣に、さらに遼太郎が放った言葉。 『αなら俺にしとけ』  弟のように思っていた少年からの一言に大いに驚きつつ、瑠衣が返したのが。 『オレは玉の輿に乗りたいんだ!』    高望み婚活中の逞しいΩと、伸び代たっぷり高校生αの恋の行方は!?      
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文字数 96,129 最終更新日 2023.10.16 登録日 2023.08.24
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BL 完結 長編 R18
【本編あらすじ】  前世が腐男子だった少年・ヒメルのBL。  前世の記憶は無いけど、前世のせいで与えられたどピンクな恩恵によって長いハイエルフの人生を乱れて生きる話。  ・本編  ・閑話  ・伯爵家シリーズ  ・世界樹の花嫁 無自覚美少年 一部無理やりあり 前世の記憶無し
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文字数 71,446 最終更新日 2023.10.15 登録日 2022.02.16
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恋愛 完結 短編
不倫に墜ちた男の話。完結しています。 40歳・食品メーカー営業職・係長の不倫男が地獄に落ちます。 遅咲きで狂い咲く様は滑稽で恐ろしいと思います。 登場人物 鈴木涼介 スズキリョウスケ 40歳 食品メーカー営業職 係長 結婚8年目 子供は5歳3歳の男の子が二人 鈴木華 スズキハナ 38歳 涼介の妻 元保育士   酒井真理 サカイマリ 20歳 涼介の不倫相手 高卒で新卒入社2年目 田村 弁護士
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文字数 10,030 最終更新日 2023.10.11 登録日 2023.09.20
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ファンタジー 完結 短編 R18
おもちゃの羽根を持つ天使ちゃん。大好きなガブリエル様のお使いをがんばっていると、ある日悪魔と遭遇し、ペットとして魔界へ連れて行かれてしまう。 天使でも堕天使でもない天使ちゃん。 気持ちだけは誰にも負けないほどピュアな天使ちゃんは、過去、自分が大天使ミカエルだったことを思い出し・・・。 ※少しだけBL要素ありです。 ※完結しました。 今後はのんびり番外編が続く予定です。
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文字数 24,138 最終更新日 2023.10.05 登録日 2023.08.08
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ファンタジー 完結 長編
初めての小説です..! ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
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文字数 339,419 最終更新日 2023.10.02 登録日 2022.07.30
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ホラー 完結 ショートショート
 その扉は絶対に開けてはならないと言われている。  父からの教えだ。  でも、何があるのか知りたい!
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小説 219,424 位 / 219,424件 ホラー 8,099 位 / 8,099件
文字数 607 最終更新日 2023.09.25 登録日 2023.09.25
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ファンタジー 完結 長編
 マイペースな幼女が、魔物たちと一緒にほのぼのと平和な世界を取り戻す物語。完結。  ある洞窟の中で行われた、魔王召喚の儀にて。  ルルは魔王として、そこに召喚された巻き角の幼女。  しかし、その後まもなく、ルルを召喚した一団は、全滅してしまう。    一人取り残されたルルは、その後現れた魔物のジャックと共に、長い間二人きりで生活していた。  そんなある日、突然騒ぎ始めたジャックに誘われるがままにルルが洞窟から外を見ると、  ボロボロになった白いドラゴンが、森へと落ちていくところだった…… ーーー  大きなツノを持つモコモコの魔物、ジャック。  自称勇者に追われる、白いドラゴン。  ぽんぽん跳ねるぽよぽよスライムなど、楽しい仲間が色々います。    ファンタジーな世界で、可愛い頭脳派?幼女が、ちいさな仲間たちと人類を蹂躙し追放する、ほのぼの支配者シフトシナリオを目指しました。  お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします!
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文字数 119,626 最終更新日 2023.09.23 登録日 2023.08.25
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BL 完結 ショートショート R18
アナルに転生した可哀想な男の話。
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小説 219,424 位 / 219,424件 BL 30,497 位 / 30,497件
文字数 1,251 最終更新日 2023.09.22 登録日 2023.09.22
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恋愛 完結 短編 R15
「リシェル・ゼーマン辺境伯令嬢!  貴様は婚約者である僕の看病をそっちのけで、新米の兵士でも一週間あれば余裕で取れる不死鳥の葉を、一か月もかけてのろのろと取ってきたそうだな!  しかもキマイラやグリフォンやケルベロスの出る山を五つ越え、バジリスクの住む死の荒野を越え、毒蠍の出現する砂漠を越え、アンデットモンスターが闊歩する毒の沼地を越え、不死鳥の山を半日ほどロッククライミングして山頂にいる不死鳥とバトルして、艱難辛苦の末に、不死鳥が守っていた木から不死鳥の葉を手に入れ来たなどと嘘をついているそうじゃないか!  そんな薄情で嘘つきでずる賢い女は僕の婚約者に相応しくない!  よって今日限りで貴様との婚約を破棄する!  僕は、病に冒された僕の手をずっと握っていてくれた優しいクラーラと結婚する!」  苦労して不死鳥の葉を取ってきて王太子の病を治してやったのに、彼から言われた言葉はこれだった。  こんなアホでも一応幼馴染、十八歳の若さで死なせるのは可哀相だと思い、不死鳥の葉を取ってきたのが間違いだった。  こんな愚か者とはさっさと別れて、故郷に帰ってのんびり暮らしましょう。 「婚約破棄、承知いたしました」  私は淑女の礼をして部屋を出た。  王太子は病が完治したと思い込み私を切り捨てた。  しかし数か月後、王太子の病が再発して……。  不死鳥の葉を取りに行けるのは勇者の血を引く私と父のみ。  王太子殿下、私たち親子をあれだけ罵っておきながら今さら泣きついてきたりしませんよね? 【こんな人におすすめ】 ・強いヒロインが好き ・ざまぁは徹底的に ・ハッピーエンドが好き ・スパダリから溺愛されたい ※無断転載を禁止します。 ※朗読動画の無断配信も禁止します。 ※後日譚を不定期に投稿してます。 「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」 ※「不治の病にかかった婚約者の為に危険を犯して不死鳥の葉を取ってきた辺境伯令嬢、枕元で王太子の手を握っていただけの公爵令嬢に負け婚約破棄される。王太子の病が再発したそうですが知りません」のタイトルで、小説家になろうにも投稿してます。 ※2023年9月17日女性向けホットランキング5位まで上がりました。ありがとうございます。 ※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
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文字数 64,049 最終更新日 2023.09.20 登録日 2023.09.16
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恋愛 完結 ショートショート R15
 アデリンダ・エーレンベルクは完璧な淑女と称されていた。  しかし王太子と結婚して一年、夫は浮気相手の元に入り浸り、彼女の寝室を訪れることはなかった。  そのためアデリンダは、「自分は女としての魅力にかけているのでは?」と思い悩んでいた。  アデリンダを心配した侍女が、彼女の自信を取り戻すために「王太子妃に泥をつけ高貴さを損ね、モテモテにするぞ! 芋掘り大作戦」を決行することに。  当日芋掘り会場に集まったのは、自国の宰相の息子に、騎士団長と魔術師団長の息子、隣国の皇太子に、精霊王に、妖精王、竜人族の王子などそうそうたるメンバーで……。 【こんな人におすすめ】 ・ハッピーエンドが好き ・くすっとした笑いが欲しい ・ほのぼのした作品が好き ・ざまぁは添える程度 ※無断転載を禁止します。 ※ペンネーム変更しました。 「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」 ※「完璧な淑女と称される王太子妃は芋ジャージを着て農作業をする。 ギャップ萌え〜の効果で妖精王が釣れました。妻を放置していた王太子は失ってから初めて彼女の価値に気づき地団駄を踏む」のタイトルで、小説家になろうにも投稿しています。 ※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
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文字数 11,024 最終更新日 2023.09.20 登録日 2023.09.16
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ホラー 完結 ショートショート
白いよくわからないものを見た
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文字数 397 最終更新日 2023.09.03 登録日 2023.09.03
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ホラー 完結 短編 R15
『大丈夫おじさん』、という噂を知っているだろうか。 大丈夫おじさんは、夕方から夜の間だけ、困っている子どもの前に現れる。 大丈夫おじさんに困っていることを相談すると、にっこり笑って「大丈夫だよ」と言ってくれる。 すると悩んでいたことは全部きれいに片付いて、本当に大丈夫になる… 子どもに大人気で、けれどすぐに忘れ去られてしまった『大丈夫おじさん』。 でも、わたしは知っている。 『大丈夫おじさん』は、本当にいるんだってことを。
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文字数 11,722 最終更新日 2023.08.31 登録日 2023.08.29
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BL 完結 長編 R18
とある理由で真夜中に生徒会室に忍び込み、生徒会に見つかってしまった主人公が制(性)裁を受ける話。
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小説 40,017 位 / 219,424件 BL 11,233 位 / 30,497件
文字数 204,012 最終更新日 2023.08.30 登録日 2023.02.17
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児童書・童話 完結 長編
友人と肝試しにやってきた中学一年生の少女・ましろは、誤って転倒した際に頭を打ち、人知れず幽体離脱してしまう。元に戻る方法もわからず孤独に怯える彼女のもとへ、たったひとり救いの手を差し伸べたのは、自らを『黒地蔵』と名乗る不思議な少年だった。黒地蔵というのは地元で有名な『呪いの地蔵』なのだが、果たしてこの少年を信じても良いのだろうか……。目には見えない真実をめぐる現代ファンタジー。 ※表紙イラスト=ミカスケ様
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小説 12,747 位 / 219,424件 児童書・童話 35 位 / 4,009件
文字数 53,770 最終更新日 2023.08.30 登録日 2023.07.31
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ファンタジー 完結 長編 R15
 牧場の厩番ユーゴは、買い物に来ていた寂れた街アヴィリオンでひょんなことから幼馴染アンナの自殺現場に居合わせてしまう。  幸いにもアンナは駆けつけた人々に寄って救助されたものの、ユーゴは、自殺幇助の罪で裁かれるため、商業都市ベルナードへと囚人列車で輸送される。 その列車の中には、周辺の村やダンジョンを支配する群盗の頭領トウセキが乗せられていた。 トウセキは最強の群盗をまとめる獣人で、幾度と討伐隊が組織されながら常に逃げおおせる極悪犯罪人だった。 最強の囚人が輸送される囚人列車に乗り合わせたユーゴは、そこで起こる数々の事件に巻き込まれていく。
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文字数 119,874 最終更新日 2023.08.22 登録日 2023.08.06
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【完結済み】日本政府が制定したモデルファミリー制度によって、日本中から選ばれた理想の家族に7億円という賞金が付与されることとなった。 家庭内不和で離散寸前だった世良田一家は賞金のためになんとか偽装家族を演じ続けることに合意。 しかし、長女・美園(16才)の同級生、進藤つかさが一家に疑惑を持ち始め、揺さぶりをかけ始める。 世良田一家は世間を騙し続けられるのか?! 家族愛・恋・友情、ドタバタファミリー物語。 【家族メモ】 元樹(父)、栄子(母)、勇治(長男)、美園(長女)、誠(末っ子)、ケンジ・タキ(祖父母)、あんこ(犬)
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小説 219,424 位 / 219,424件 ライト文芸 8,889 位 / 8,889件
文字数 201,900 最終更新日 2023.08.18 登録日 2021.12.24
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恋愛 完結 短編
これは地縛霊の女と、悪霊の少女のお話。 悪霊のせいで破局してしまったカップルの仲を修復するため、「幽霊さん」はその彼氏にアプローチをかけるのだが、幽霊さんの思惑とは外れ、次第に近づいていく幽霊さんと「彼氏さん」との関係。それを不審に思う人物や、快く思わない悪霊によって、二人の背徳的な関係は妨害を受ける。 『幽霊さんが乗っています』を別視点から描く物語です。
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小説 219,424 位 / 219,424件 恋愛 64,385 位 / 64,385件
文字数 70,112 最終更新日 2023.08.15 登録日 2023.07.22
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ホラー 完結 ショートショート
ばあちゃんが「たんばんに連れていかれる」と言った。
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小説 219,424 位 / 219,424件 ホラー 8,099 位 / 8,099件
文字数 360 最終更新日 2023.08.12 登録日 2023.08.12
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