女の子小説一覧
文字数 283
最終更新日 2020.12.06
登録日 2020.12.06
遥は小学校の頃にイジメに遭ってから、声を失った。
やがて中学2年生になった彼女は、ある時親友のアリサに誘われてとあるコンサートに出向く。それは、日本で注目を集め始めていた《坂本菜々美》というトッププロのピアニストのコンサートだった。
ピアノが正直好きではなかった遥だったが、彼女の演奏を聴いて、心を動かされる。アリサと共に坂本のピアノ教室に通いたいと思ったものの、残念ながら希望者が多すぎて通えない。
落胆していると、コンサート会場の前でとある男性に二人は声を掛けられる。
《和木修哉(わぎしゅうや)》というその男は、都内の私立音楽大学で講師をしている、ピアノの先生だった。「坂本菜々美まではいかないものの、ピアノの演奏はそこそこ上手い」と説得する彼を信じて、二人は彼の紹介するピアノ教室に通うことに決める。だが。
それは、《今井悟(いまいさとる)》という作曲家の一時的なピアノ教室だった。以前はヨーロッパで修業をしたこともあると言って和木は紹介したが、今井氏は全く売れていない作曲家で。
何か訳でもあるのか、レッスンにあまり乗り気ではなかった。
アリサは顔を引きつらせる。そうこうしていると、ある日、その原因が分かる。
何と、今井氏は難聴を患っていたのである―――。
今井氏の過去を知らない遥たちを利用して、彼の人生を変えようとする、和木修哉。
だがやがて、そんなこととは梅雨も知らない遥は、和木も、今井氏すらも気づかなかった才能を開花させていく…。
文字数 2,461
最終更新日 2018.03.24
登録日 2018.03.24
ごく普通の家庭に生まれた一人の少女、しかし、普通ではない点がいくつもあった。
きゅうりを綺麗といい、チューリップをはちゃめちゃな色遣いで描き、ランドセルを微妙な差異で悩んでいた。
彼女は一体…?
文字数 2,932
最終更新日 2020.09.19
登録日 2020.09.19
親に捨てられ行き場を無くしていた少女モネは偶然出会ったアレクという男に命を救われる。
アレクとともに暮らしてすくすく育つ中、世間を騒がす事件が起き──?
これは、命を救われた少女が恩人である父のために親孝行するまでのファンタジー。
文字数 14,554
最終更新日 2020.03.31
登録日 2020.03.10
文字数 2,164
最終更新日 2017.11.17
登録日 2017.11.17
棺桶を引きずって、幼い少女はどこへ行くのか。
行く先々で出会う人々は少女に何を残すのか。
絵本風味の小説です。
文字数 11,581
最終更新日 2020.02.02
登録日 2020.01.28
病気で死んでしまったママを悪魔の儀式で生き返らせようとする麻衣ちゃんは、オモチャの包丁を持って、イケニエの調達の為にに学校の裏の空き地へとやってきます。
そこで見つけた足の悪い子猫をイケニエにしようとしますが…
文字数 5,433
最終更新日 2023.12.31
登録日 2023.12.31
文字数 187
最終更新日 2021.11.30
登録日 2021.11.30
ものを作る魔女であるせいなは、自身の手でくつを作って販売している。
ある日仕入れから帰ると泥棒が入っていた。泥棒が盗んだのはせいなが初めて魔力をこめながら作ることに成功した、「その人が望んだ未来を進めるようになる」くつ。いい未来も暗い未来も持ち主の心ひとつで歩めるようになるくつを取り返すために旅立つせいな。
泥棒がくつを盗んだ理由を知ったせいなは、泥棒のためにくつを作ることにする。
文字数 15,412
最終更新日 2019.11.15
登録日 2019.11.15
森の中でひっそりと暮らすみことは、ある日とても不思議な金の卵を拾う。卵から生まれたのは、見たこともない金色のドラゴン。一人ぼっちのみことは、ドラゴンをルークスと名付け、大切に育てることにした。だけどこの世界では、ドラゴンは恐ろしい魔物として恐れられていて。ある日、稀少な木の実を得るため森にやってきた冒険者たちに二人は見つかってしまう。
ルークスを捕まえようと襲い掛かる冒険者たち。ルークスを逃がすため、植物を操り冒険者たちに立ち向かうみこと。絶体絶命のピンチに、みことが目にしたものは……。
たった一人で森を守り続けるみことと、小さな金のドラゴンのハートフルストーリーです。
表紙絵︰みこと。様
小説家になろう、他サイトでも掲載しています。
文字数 5,725
最終更新日 2022.11.15
登録日 2022.11.12
文字数 1,204
最終更新日 2021.02.25
登録日 2021.02.25
私はここ数日間、毎日が楽しい。
楽しくて仕方がない。
私の心の中はまるで夏に溺れる蝉のように幸福でいっぱいだ。
だが幸福すぎて怖い気持ちもある。
このまま幸福が続くと自分の中の何かが壊れてしまうのではないか。
ある日の通学路、信号を無視した車に轢かれて意識不明の重体、或いは死に至ってしまうのではないか…
人間というのは自分の予期していない幸福が訪れるとこう考えてしまうものなのか…
恐らく私は今、宝くじで数億円が当選した時と同じ感覚なのだろう。
恋愛をお金に例えるのはおかしいがそれ以外に例えようがないのだ。
それぐらい今の私は幸福に満ち溢れているといえる。毎日が楽しい。
文字数 4,066
最終更新日 2018.07.23
登録日 2018.07.20
二足歩行、長いしっぽ、ビロードの毛。手先は器用、好奇心旺盛で、きれい好き。あなたの家にもいるかもしれない奇妙な生き物、ヤカクレ(家隠れ)。
ヤカクレとは、古くから民家などに住み着いて暮らしている人ならぬものである。小人か妖精か、ネズミなのかモグラなのかは判然としない。彼らは人間を模倣し、依存し、慎ましくのびやかに生きる。
新しい住み家を探していたヤカクレのコロンコは、理想的な家を見つけて大いに喜んだ。しかし、油断したために部屋の主の女の子に見つかってしまい……
見た目はもふもふ、中身はカタブツのちいさな冒険!
文字数 14,379
最終更新日 2022.12.03
登録日 2022.11.24
手に入るものでは幸せになれず。
本当に欲しいもので幸せになれるのに、手に入るものが多すぎて、本当に欲しかったものが手に入らない女の子のお話。
続編に【果物から出てきた種】というお話があります。
文字数 600
最終更新日 2021.06.16
登録日 2021.06.16
お父さんはいないので、お母さんは夕食の後も働きにでていきました。でも、マイは寂しくありません。おばあちゃんが、側にいてくれるからです。マイは、パジャマに着替えると、おばあちゃんといっしょにベッドにいきます。そこで、マイは、いつもおばあちゃんにおねだりをします。
「おばあちゃん、お話をして」
すると、おばあちゃんは「まだ眠くないのかい。それなら、なんのお話をしてあげようかね」と言って、おはなしをしてくれるのです。その話は……。
文字数 12,464
最終更新日 2023.07.15
登録日 2022.06.05
文字数 8,266
最終更新日 2021.09.15
登録日 2021.09.15
格差のある友達の話。
即興小説リメイク作品(お題:紅茶と裏切り 制限時間:30分)
リメイク前初出 2020/03/27
この作品は「pixiv/note/小説家になろう/カクヨム」にも掲載しています。
文字数 1,684
最終更新日 2020.07.11
登録日 2020.07.11
「俺、あんたのこと知らないし。デブは、嫌いだから」と中学卒業を前にして、最悪な振られ方をした早川留美。告白が、全校生徒·教師に知られ、卒業間近にして不登校になる。
「もう誰も好きになんかならない」そう思って誰も通う事がない高校へと行った留美だったが。
周りが次々とくっついていく中、羨ましいとは思うも、絶望の淵に突き落とされた告白事件(と呼ばれてる)から這い上がれない留美だったが···。
初恋、失恋、片思いを経験した留美が、好きになったのは、意外な人物だった。
文字数 10,435
最終更新日 2019.10.20
登録日 2019.10.18
大陸の北側にある山岳地帯のラナカイ村に住む少女、トゥオン。
彼女の相棒は、伝説の生き物と言われている『竜』のヴァンだった。
家族同様に一緒に過ごし、平和な日々を過ごしていたトゥオンとヴァンだったのだが
西の平地を統治するウルン大帝国が、食糧飢饉に陥ったことで、その平和は脆く崩れ去ってしまう。
竜を悪者とする西の民は、竜の住まう東の聖域の豊かな資源を求めて
その場所を侵略する動きが見えてきた。
竜の住む東の聖域、ローチャオに到達するまでには、
トゥオンたちの住む山岳地帯を抜けるしか方法は無い。
次々に近隣の村がウルン大帝国に支配されていく中で、
ラナカイ村も平和的に属国となり、争いを避ける事となった。
しかし、ヴァンが見つかってしまえば、捕まって殺されてしまう。
トゥオンの両親は、ヴァンを助けるために、竜の住む聖域にヴァンを戻すことに決める。
トゥオンは大事な家族を守るため、別れを告げるために
ヴァンとともに、彼を安全な聖域の奥地へと逃がす旅に出る。
大人たちの思惑、少年と少女たちの複雑な思い、そして種族を越えた絆と家族。
少年少女たちが、竜とともに戦い、立ち向かって行く物語です。
2021年7月書き始め
2023年改稿中
申し訳ないですが、不定期更新となりますm(__)m
◆表紙画像は簡単表紙メーカー様で作成しています。
◆無断転写や内容の模倣はご遠慮ください。
◆文章をAI学習に使うことは絶対にしないでください。
文字数 33,646
最終更新日 2023.08.22
登録日 2021.11.15
……どこまでも続く、大草原。
──僕は誰だ?
その自問を繰り返しながら、僕はただひたすら前へと進む。
どういうわけなのか、僕は何も覚えていなかった。……僕は記憶を失っていた。
いったい、ここはどこなのか?
僕はいったい誰なんだ?
いくら歩いても果ての見えないこの草原と同じように、僕の記憶世界にもただ無限の闇が広がっていた。
そこには、何もない。
僕は誰なのか。何度心の中で自問してみても、答えは見つからない。
一条の光さえも射す気配はない。
時ばかりが無為に過ぎてゆく……。
……まったく何も思い出せなかった。
自分の名前さえ分からないまま、僕は広大な世界を彷徨い歩く。
(──以上、本文より抜粋)
素直に考えるならば、この作品はファンタジーということになるのでしょうが、書いた当人がファンタジーというものを意識(志向)して執筆した物語ではないので……迷った末、「児童書・童話」に登録しました(大枠ではライト文芸にも当てはまると思うのですが、別サイトのジャンル登録との兼ね合い上、そちらに合わせてこちらも児童向けのところに)。
(現在、本作品は「アルファポリス」と「小説家になろう」にて掲載しています。)
文字数 9,310
最終更新日 2018.11.04
登録日 2018.11.04
僕の前にある食卓のテーブルの上に食パンとスープを、妻が並べてくれて、朝刊を読みながら僕はそれを食べた。
ああ、自分が嫌になる。こんな夢を見るなんて。
ああ、やだな。男になりたい、なんて。私はなんて不純で卑しい奴なんだろ。
文字数 2,171
最終更新日 2020.10.08
登録日 2020.10.08
あなたには、上手くなりたいことは、ありますか?
上手くいかなくて、あきらめて、しまいそうに、なっていませんか?
楽しむことを忘れていませんか?
このお話は、ピアノが上手く弾けないことに悩む女の子と、ことりの、心温まる物語です。
文字数 503
最終更新日 2021.01.05
登録日 2021.01.05
まったくもって面白くない世界というものは色味のないものである。
そんな言葉が口癖のお嬢さま高校生・葛城(かつらぎ)つららは
世界に生まれて幸せだ!が口癖の平民高校生・雨谷(あまがや)ゆうみが気になって仕方がない。
世界の面白さを知りたいつららはゆうみへ友達になろうと迫るが一向になびかないゆうみに
どんどんムキになっていく。
「(これが、おもしれー女ってやつなのかしら?!)」
少しズレた愛すべきお嬢さまと、365日幸せなポジティブ女子がおりなす
世界が少しだけ変わりだす青春の1ページ、になりきれないお話。
文字数 8,683
最終更新日 2019.11.03
登録日 2019.10.14