幻想小説一覧
俺は、王太子ではない王子。
でも、王国はもう終わりかもしれない。
短編集です。
お好きなお話をどうぞ。
文字数 899
最終更新日 2019.10.13
登録日 2019.10.13
世界観を同じくする連作の九話目。これ単独でも楽しめると思います。
夜の散歩を趣味にする僕が出会った、一人の女性。夜の時間の中で、さなぎは羽化する。
不良教師の芦田風太郎先生が、不良学生だった頃の話です。
この作品は、他のサイトでも公開しています。
文字数 3,643
最終更新日 2019.08.20
登録日 2019.08.20
19世紀のロンドン
自動車というものが流行るこの霧の多い都市で、ぼくは働いていた。
「おいお前。永遠の命欲しくねえか?」
ぼくはいじめられっ子だった。
馬車が行き交うこの町に、友達が一人もいないぼくは、いつもリクたちにいじめられていた。
「いらないよ」
「そんなこと言わないでさ。きっと、面白いぞ。何たって未来永劫死ぬこともねえし、飯も食わなくても生きていけるし、毎日楽しく遊んでいられるんだぜ」
リクは金髪の間に黒髪が少しだけ混じったスコットランド出身の男の子だった。
ぼくは生粋のロンドン生まれ。
金髪の少し太った体格の14歳だった。
永遠の命を得てしまった少年の物語。
文字数 2,272
最終更新日 2019.01.23
登録日 2019.01.23
あれは数年前のローラ姫との密会の場。
玉座に座る王の重税に苦しむ民と戦争を何とかしようと姫が考えていた時だ。
バルコニーに現れた4人の有名な魔女は、それぞれ姫に贈り物をした。
一番目は祝福を。
二番目は名声を。
三番目は美を。
四番目は永遠の眠りを。
国が滅びる。そんな時でも俺は何も言えなかった。
文字数 3,502
最終更新日 2019.01.13
登録日 2019.01.13
文字数 979
最終更新日 2018.09.13
登録日 2018.09.13
自由に大空へ羽ばたくことを夢見た風見鶏は、悪い白鳥に騙られて身体を震わせるが……。'97年初稿。
文字数 16,626
最終更新日 2018.08.28
登録日 2018.08.23
事故で大きな傷を負った少年は、ある夜汽車に乗っている夢を見る。
そこに乗り込んで来たのはいじわるそうな小人たちだった。
文字数 2,062
最終更新日 2018.07.16
登録日 2018.07.16
おばあちゃんちの庭に傘をさして入って来た子どもたち。
子どもたちは庭の片隅にしゃがみ込み……。
梅雨時の幻想譚です。
文字数 976
最終更新日 2018.06.29
登録日 2018.06.29
愛されてはいるけれど家族に馴染めない少女。
自分の家族は他に居ると、スワンボートとともに本当の居場所を探す旅に出る……。
文字数 2,638
最終更新日 2018.06.28
登録日 2018.06.28
両親の居ない孤独な少年は、黄砂が降り積もった砂漠に家族の蜃気楼を見る。
果たして家族を手に入れられるのか……。
文字数 2,347
最終更新日 2018.06.27
登録日 2018.06.27
「ぼく」の頭の中でライオンがほえている。
その声は「ぼく」に勇気を与えるが……。
本当の勇気とはなんなのか。
文字数 2,204
最終更新日 2018.06.26
登録日 2018.06.26
たった独りの晩ご飯。
でも、屋根裏でふろしきを広げれば、たちまち両親のそろった華やかな食卓へと変貌する。
文字数 605
最終更新日 2018.06.24
登録日 2018.06.24
夜明けが来なくなった少女は学校になじめずにいた。
担任の推薦で音楽コンクールで指揮者になったものの同級生たちは付いて来ない。
そんな折り、毎朝自室のカーテンの向こうからひどい調子の音楽が流れて来て……。
文字数 1,897
最終更新日 2018.06.21
登録日 2018.06.21
家族との恒例行事だった潮干狩り。
だけど今年は一人っきり。
あさりを掘り起こすと現れるまぼろしは少女を癒やすのか……。
文字数 1,549
最終更新日 2018.06.19
登録日 2018.06.19
文字数 21,930
最終更新日 2017.12.30
登録日 2017.12.27